社会
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社会 2023年08月30日 17時05分
「おぐらが斬る!」9月1日は1年でもっとも子どもの自殺が多い日
9月1日、子ども達にとって2学期が始まる日、始業式の日である。そして悲しいことに1年間でもっとも『子どもの自殺』が多い日でもあるのだ。学校時代を楽しく過ごした大人にはわからないかも知れないが、学校が苦手な子や嫌な子、行きたいけど行けない子にとって、学校が始まる9月1日は、「死んだほうがマシ」と思い、本当に自殺を選ぶ子どもがいるほど、プレッシャーが強い日なのだ。そういう子どもは学校に行く前に「お腹が痛い」「頭が痛い」と、体調不良を訴える場合も多い。もし我が子がそう訴えたら、無理して登校を進めないでほしい。児童・生徒の自殺について調べたデータを見てみよう。1.進路に関する悩み2.学業不振3.親子関係の不和4.病気の悩み・影響(その他の精神疾患)5.病気の悩み(うつ病)とあるが『進路の悩み』と『学業不振』、『親子関係の不和』はリンクしている場合もあるだろうし、親子の不和は親が「子どものために良かれと思ってやっているのに」という場合も多く、思春期独特の悩みや反抗期など、複数の原因が複雑に絡み合っていると考えていいだろう。うつ病や精神疾患は遺伝性の場合もあるし、なんらかのトラウマやストレスが原因となる場合が多いようだ。医師など専門家に相談するのが必要なのはいうまでもない。子どもの自殺には「いじめ」が関係している場合も多いが、子どもは自分が受けたいじめが恥ずかしく、隠す場合が多い。また学校もいじめが発覚しても、先生がいじめられている児童生徒と、いじめている児童生徒を握手させて「よし、これで仲直り!」と、なかったことにする場合すらある。いじめの中には、暴行罪・恐喝罪・強要罪・窃盗罪・強制わいせつ罪・侮辱罪・名誉棄損罪といった犯罪行為に該当する場合もあるのだ。学校側や親の中には、いじめの存在自体を認めようとしない場合もある。もし子どもが勇気を出して先生や親に相談したとき、もし大人たちがちゃんと向き合わなかったら、子どもには絶望しかないだろう。そもそも子どもを教え育てるはずの学校に行きたくなくて、自ら死を選ぶということが、あまりにも異常なことなのだ。学校とは子どもを育てるための『装置』の1つに過ぎない。もし学校に行くのがつらいならば、遠慮なく「学校に行かない」という手段を選べばいい。いや・・・ これは学校と子どもの場合だけではないだろう。大人だって仕事に行くのが苦しくなったら休んだり、退職や転職を考えたほうがいい。学校や仕事で、ムリをしてうつ病などの病気になったり死を選ぶことはない。苦しかったりつらかったりしたら、誰かに相談する。相談されたらちゃんと向き合う。これは大人でも子どもでも同じだろう。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月29日 19時01分
「おぐらが斬る!」永山絢斗・日大アメフト部など若者に広がる大麻は解禁すべきか?
大麻所持で起訴された俳優の永山絢斗(ながやまけんと)34歳の初公判が8月28日に開かれた。永山被告が初めて大麻を使用したのは、中学2年の夏、音楽イベントで先輩に勧められてのことらしい。そのときは気持ちが悪くなって使用はやめ、再び手を出したのが18~19歳くらいのとき知人に勧められてという。それから永山被告は「やめられなかった」というから十数年ずっと使用を続けていたのだろう。他にも日大アメフト部や東京農業大学ボクシング部、岐阜の朝日大学ラグビー部などで部員たちが大麻取締法の疑いで逮捕されている。検挙数などを見ても、大麻は若者に広まりつつあることは事実のようだ。中には「大麻ごときで逮捕して、若者の一生を傷つけることはないんじゃないか」とか「タバコより害が少ないならいいんじゃないか」といった意見がある。例えば「医療用大麻」を合法化している国は47ヵ国、米国では37州で合法化されている。「嗜好用大麻」となると、世界ではカナダ、ウルグアイ、ルクセンブルク、ドイツ(ドイツは2024年から)のわずか4ヵ国だけだ。ドイツの場合、21歳以上の人が1日25グラムまで、1カ月に50グラムまでという制限の下、大麻を合法的に入手できるようになる。また、18歳以上21歳未満の人も、1カ月に30グラムまであれば入手可能となる。ドイツ政府によると、組織犯罪を削減するのに有効であるとの観点から合法化を進めているらしい。そして大麻の「非犯罪化」の国もある。これは「違法ではあるが逮捕・投獄などの対象にはならない軽犯罪」として扱うということだ。「嗜好用大麻」の合法化や非犯罪化の理由は、「犯罪組織による密売流通を防ぐ」「合法化した方が管理できる」「合法化すれば課税ができる」との理由であり、決して安全だからという理由ではない。また、大麻は「ゲートウェイドラッグ」と言われ、覚せい剤やコカインといったより有害な違法薬物への入門ドラッグとしても危険視されている。俳優の永山絢斗被告が初めて大麻に触れたのは中学2年のときだ。幸い彼は「そのときは」使用はやめたが、18~19歳で再開している。日大アメフト部では大麻と一緒に覚せい剤も発見された。東農大のボクシング部では、販売目的での大麻や合成麻薬LSDを所持していた。大麻の生涯経験率は日本が1.8%に対し、米国45.3%、フランス44.8%、カナダ41.5%と、日本は各段に低い。海外の「嗜好用大麻」解禁は、あまりにも非合法に広まってしまったため「犯罪組織の資金源を断つためと、管理するために仕方なく」が実情のようで、まだ日本はそこまで広まっていないようだ。「日本でも大麻を解禁すべき」という人は多いが、「医療用大麻」は、しっかりと治験をして、本当に効果があるなら認めてもいいのかも知れないが「嗜好用大麻」の解禁は必要ないのではないだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月29日 17時00分
玉川徹氏、「ロシアでは玉川さん危ない」専門家から言われ動揺、言葉続かず
29日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、レギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、軍事専門家からの一言に動揺する一幕があった。 この日紹介された話題は、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンが搭乗していたと見られる飛行機が墜落され、死亡したというニュース。アメリカの分析では「プーチン大統領が撃墜を命じたのはほぼ間違いないだろう」と、暗殺ではないかという見立てをしている。 ワグネルは、ロシアのウクライナ侵攻で多くの戦闘員を送り込み存在感を高めた一方、国防省の方針などに不満を募らせ、6月には武装反乱を起こしていた。 >>玉川徹氏、処理水を「汚染水」と連呼し「風評被害広げてる」指摘相次ぐ<< プーチン大統領は、ワグネルの反乱5日後にプリゴジン氏と対面。その会談で、ワグネルのトップの交代などを打診したが、プリゴジン氏が納得せず帰りに激怒。これが決定的な亀裂に繋がったのではという指摘もある。 これについて、玉川氏は「結果としては意にそぐわないと殺されるということですよね」と論じ、「自由主義の日本から見ると本当に恐ろしいなと思いますよね」と私見。 続けて、「法治主義であれば法で裁かれなければいけないわけですよ。ところが、法の外で殺されてしまうことを見ると、権威主義の国というのは、自由主義から見ると、なんと恐ろしいのかと」と述べ、さらに「僕なんかこんな国にいたら一発で暗殺ですよね」と話していた。 この日は、軍事評論家でロシアの軍事・安全保障政策を専門とする小泉悠氏がいた。司会の羽鳥慎一アナウンサーから「どうですか、小泉さんその部分」と、玉川氏のコメントについての感想を求められた同氏は「ロシアでは正直、玉川さん危ないだろうなと…」とズバリ。 冗談半分で言ったつもりが、専門家からもズバリ指摘された玉川氏は「ほらね!」と言った後、続けて同じ「ほら…」と言おうとするも、言葉が出ず動揺していた。 ネットでは「テレ朝の秘密でも握ってるの?」「日本人で良かったねえ」「こういうこと言えるのが玉川」「貴方みたいな小物は誰も相手にしません」といった声が見られた。
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社会 2023年08月29日 11時35分
ひろゆき、処理水への批判に「海に流してる下水道を飲んだりする?」指摘
29日、実業家のひろゆきこと西村博之氏が自身の公式X(旧ツイッター)アカウントに投稿。24日に海洋放出が始まった東電福島第1原発の処理水への批判に疑問を呈した。 同処理水については、中国で外交を統括する王毅政治局委員が「核汚染水」と表現し放出に反対。25日中国当局は、食品業界の経営者に、日本産水産物の購入、加工、調理、販売の禁止発表した。中国国内でも、SNSで日本製品の不買呼びかけが広がったり、中国から福島県内の飲食店など複数の事業者に嫌がらせ電話が相次いでいたりするという。 批判の中には“安全だというなら飲んでみろ”という声もあり、自民党・和田政宗議員が「私であればその場で王毅氏に『おう、飲むから、あんたも中国の原発からの放出水を飲め』と返す」と政治パフォーマンスとして飲むことを推奨している。 >>ひろゆき、ジャニー氏報道の事務所対応に「知らなかったと言い続ける簡単なお仕事」NHK報道にも言及<< これらの批判を受けてひろゆき氏は、「原発の処理水に『問題ないなら飲んでみろ』とか言う人は、海に流してる下水道を飲んだりする育ち方をしてるのかな?」と、疑問を投稿。「人類は、人が飲めるモノ以外も川や海に垂れ流しまくりですよ。ガンジス川とか、、、」と指摘した。 これに対しネットでは「処理された水と全部垂れ流しの水 どっちかと言うと後者の方が嫌だなw」[全くその通り 何でわざわざ工業用水飲まにゃならんのだ?」「『飲んでみろ』はただの感情論に近い発言」「『こう言えば相手が黙るだろう』って売り言葉はあると思います」など同意の声や、比較対象が違うとの指摘も上がっている。 処理水については、2021年4月に当時財務大臣だった麻生太郎氏が「飲んでも何ということはないそうだ」と発言。これに中国外務省が「飲めるというなら飲んでみてほしい」と批判しており、この一連を受けた上での「飲んでみろ」発言ではないかという指摘もあった。記事内の引用についてひろゆき氏のXアカウントよりhttps://twitter.com/hirox246和田政宗議員のXアカウントよりhttps://twitter.com/wadamasamune
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社会 2023年08月28日 18時02分
「おぐらが斬る!」福島の処理水を汚染水と言う風評加害者たち
福島第一原発の処理水を海洋放出する少し前あたりから、韓国の水産物が暴落しているらしい。韓国の野党が、福島の処理水を【汚染水】と称して、デマを喧伝してきたため、それを信じてしまった市民が魚を買い控えるようになったためだ。中国でも魚の売り上げが落ち、なぜか塩の買い占め騒動が起きている。塩が体内の放射線除去に効果があるというデマが信じられているかららしい。中国や韓国の人たちは、自分たちがバラ撒いたデマで大騒ぎし、逆に被害を受けていることになる。海外の人だけではない。日本の国会議員や活動家の中にも「処理水」を「汚染水」と言ってはばからず、デマを広め福島の風評被害を、せっせと宣伝している人たちがいる。日本共産党、社民党、れいわ新選組、一部の立憲民主党の方々だ。これらの人たちは、東日本大震災による福島第一原発事故が起こって以来、被災者に寄り添うどころか数々のデマを垂れ流し、風評被害を広めてきた。これらの人たちは【風評加害者】と言ってもいいだろう。処理水に関しては、ご存じのように科学的にはまったく問題がない。問題になっているのはトリチウムという物質だが、国の安全基準は6万ベクレル、WHOの飲料水基準は1万ベクレル、「処理水」を放出するときの濃度はわずかに1500ベクレルである。トリチウムの年間放出量は、中国の陽江原発が112兆ベクレル、韓国の古里原発49兆ベクレルに対して、福島第一は22兆ベクレルである。中国や韓国の人に文句を言われる筋合いはない。処理水に関しての最大インフルエンサーは、政治家といっていいだろう。そういった意味で、日本政府も処理水が安全であることや、全国民に、特に福島の漁業者の皆さんにもっと説明を重ねるべきであったろう。また中国が処理水をめぐって水産物の全面禁輸措置をしたため、日本政府には日本の水産物を中国以外の国に買ってもらうように活動をすることや、中国なしで今後の水産業をいかに成長させるかという政策を考えてもらいたいものだ。中国政府に関しては、彼らはたびたび同じような「嫌がらせ」を世界でも繰り返してきた。2021年2月、突如中国政府が台湾産パイナップルの輸入を停止したことを覚えている人も多いだろう。そのとき日本は台湾を応援するために大量の台湾産パインを輸入し、日本国民は美味しく食べた。今回も、風評被害に惑わされず我々国民にできることは、福島はもちろん日本の水産物を美味しく食べることだ。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月28日 18時00分
玉川徹氏、処理水を「汚染水」と連呼し「風評被害広げてる」指摘相次ぐ
28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、レギュラーコメンテーターの玉川徹氏がある言い方をして話題となっている。 福島第一原発の処理水が海に放出されたことを受け、中国から日本の飲食店などへの迷惑電話が急増しているという。宮城・白石市にある観光施設には、中国からとみられる迷惑電話が100件以上かかっていることが判明。 他にも、そうした迷惑電話をかける様子を動画で撮影し、投稿する者も現れるなど、事態はエスカレート。北京の日本大使館は中国に対して、法律に基づいた厳格な対応を求めている。 >>『モーニングショー』日本の人口減少に「外国人が住みやすい国に」出演者の発言が物議<< さらに24日、中国政府は日本の水産物の全面禁輸を発表。25日には日本産水産物を使った加工食品の製造や調理・販売も禁止すると発表。日本国内の関連業界に動揺が走っている。 こうした中国からの反発について、玉川氏は「どんな国にも不埒な人間というのはいて、こういう連中は迷惑でしかない」と非難。「中国政府の対応も特に科学的ではないし、極めて政治的な判断だと思うんですね」とも述べた。 一方、日本の漁業関係者への打撃を憂慮し、「処理水として海洋放出することが合理的で唯一の選択肢ではなかった」と主張。「(政府は)多分コストで海洋放出を選んだと思う」としながら、「その被害額を考えれば、海洋放出は一概に安いと言えなくなるんじゃないか」と論じた。 だがこの後、同氏は「さらに言えばですね、じゃあ、なんでこんなに汚染…汚染した水を処理して、海に流さなきゃいけないかということに追い込まれているかというと、汚染水がどんどん生まれているからなんですよね」と持論。「未だにどんどん汚染水が生まれてるので、処理水が生まれている」と連呼していた。 玉川氏に対して、ネットでは一斉に「自分で日本下げしてる」「汚染水はちょっとよくないよ そのうち影響出る」「流してるのは処理水ですけどね」「汚染水じゃなくて処理水だよ」「風評被害広げてる」「汚染水でいいのか?」といった指摘が広がっている。
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社会 2023年08月26日 18時18分
「おぐらが斬る!」自民党支持率下落続き、野党は共闘できず 増える「支持なし」
岸田内閣の支持率が下がり続けている。19日・20日にANNが調査した世論調査によると、岸田内閣を「支持する」と答えた人は33.4%。4カ月連続で下落中だ。来月中旬あたりで検討されている内閣改造で、支持率回復を狙いたいが、現状ではなかなか難しそうだ。ANN世論調査によると、自民党の政党支持率は39.4%、40%割れは2020年5月の調査以来で、内閣だけではなく自民党もいま人気がない。一方、野党はというと、やはり支持率は伸び悩んでいる。解散総選挙をにらんで野党共闘をやりたいところだが、代表選が行われている国民民主党の玉木代表は、立憲民主党に対し「共産党と組んでいるような政党とは協力しない」とし、前原代表代行は「非自民・非共産での野党協力」と、どちらにしても立憲民主が共産党と選挙協力をすれば、立憲民主と国民民主は組むことはなさそうだ。唯一支持率が10%を超えている日本維新の会の馬場代表は、野党第1党目指して独自候補を擁立する方針で、共産党に対しては「なくなったらいい政党」と手厳しい。立憲民主の泉代表は「次の選挙で野党間の候補者調整を進めていきたい」としているが、共産党の志位委員長は「(政策合意を含む)【本気の共闘】が必要」、小池書記長は「選挙協力ではない候補者調整は受け入れない」と、立憲民主に対して共闘じゃないと、候補者調整しないよという構えだ。立憲民主としては、議席欲しさにこれ以上共産党と組めば、他の野党からますます距離を置かれ、かといっていま選挙協力してくれそうなのは、共産党くらいしかいない。ANN調査の政党支持率を見てみると、維新10.3%、立民6.7%で他の野党は2~3.5%程度。ただし「支持政党なし」は2カ月連続上昇で、25.6%となっている。この「支持政党なし」が増えているのは「政治へのあきらめ」や「無関心」の現れだろう。また、いま魅力ある政治家がいない。かつて功罪はともかくもはや伝説と言っていい田中角栄氏や、小泉純一郎氏、民主党が自民党から政権を奪ったとき、民主党の面々は魅力的にうつったはずだ。その後の安倍晋三氏は「安倍一強」と言われ、野党支持者からは「アベ政治を許さない」などと言われ、ある意味アンチも含めた人気があった。いまはどうだろう。与党にも野党にも「この人ならば」という期待感を持たせてくれる人はどれほどいるのだろう。それともこれから出てくるのだろうか?このままだと、ずるずると国民の政治離れが進んでいきそうだ。日本の政治はこれでいいのだろうか。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月25日 18時37分
「おぐらが斬る!」プリゴジン暗殺⁉ 人気者の反乱指導者は大空に散る
ロシアのウクライナ侵攻から1年半、民間軍事会社ワグネルの反乱からちょうど2カ月、そのワグネルの創設者でトリックスターであったプリゴジンが暗殺された。プリゴジンのプライベートジェットが墜落したのだ。ワグネルの共同創始者のウトキンやワグネルのナンバー3も同乗していたという。もちろん「プリゴジンは生きている」という噂もある。プリゴジンは2019年と2022年に「飛行機事故で死亡した」と報じられたことがあったが、それはニセ情報であり、今回もニセ情報ではないかというのだ。だがこの項では殺されたという説を採用して話を進める。ではまず誰になぜ殺されたのか? 誰もが思い浮かべるのはプーチンの顔だろう。プリゴジンは『ワグネルの反乱』を起こしている。反乱のワグネル軍はモスクワ手前で止まり、ベラルーシのルカシェンコ大統領が間に入る形でおさまった。そのときからプリゴジンはいつかプーチンに殺されるだろうと言われてきた。なぜいまプリゴジンは殺されたのだろう? ワグネルは軍隊だけではなくいろいろな事業をアフリカで繰り広げていて、資産も莫大にある。2カ月かけてそのすべてをロシア政府が吸収する準備が終わったからという説がある。そして見せしめのために殺された。さらに言えば、プリゴジンは数日前にアフリカと思われる場所で、反乱後初めてビデオパフォーマンスをやった。その内容は「すべての大陸でロシアをより偉大にする。アフリカをより自由にする」といったものであった。プリゴジンは、その個性的な容ぼうと、ショイグ国防相などに対して歯に衣着せぬ物言いで批判する発言で、ロシア国民に大変な人気があった。一種のカリスマ性がある人物だったのだ。その人気は、死の報道直後からワグネルの本部近くで、市民が集まりプリゴジンを追悼する花やろうそくが並んだことでもわかる。プーチンという独裁者にとって、自分以外のカリスマは不愉快であったことだろう。プーチンとプリゴジンは、一応和解をしたが、和解の条件に「目立ったことはするな」というものがあったのかも知れない。プーチンにとって、プリゴジンはもう用済みの存在だ。プリゴジンの乗った飛行機は、田舎の上空にしては、数カ所から墜落の映像が取られている。公的メディアや公的機関の報道も早かった。プーチンにとって一度反乱を起こし、それでも人気者のプリゴジンは、いま始末しておいた方がいいという判断だったのだろう。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月24日 19時01分
「おぐらが斬る!」日大は大麻がドーピングであることの自覚があったのか?
8月5日、大麻取締法などの疑いで日大アメフト部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕された。その後の供述によると、北畠容疑者は「大麻は他の部員と一緒に吸った」「複数の部員と一緒に吸った」と語り、別の部員も大麻を所持していた可能性が浮上した。そしてアメフト部の寮に2度目の家宅捜査が入り、4人の部員が任意で事情徴収された。どうやらかなりの人数が、大麻を使用していたらしい。日大側は北畠容疑者が逮捕された後の記者会見で「この度の問題は部員1名による薬物単純所持という個人犯罪であり、個人の問題を部全体に連帯責任として負わせることは、競技に真剣に取り組んできた多くの学生の努力を無に帰することになり・・・」と、これは「1人の犯罪」であり、無関係無実の他の部員も「連帯責任」を取らないといけないというのは、教育上いかがなものかという考えで「無期限停止」処分とした活動を5日後には再開している。しかしこんどは4人が事情聴取された。今後日大はどう対応するのか?記者会見のとき日大の澤田副学長は、アメフト部の寮に大麻が「蔓延しているとは考えていない」と答えているが、今回はどうなのか?大麻や覚せい剤といった違法薬物に触れる機会というのは、そういうものが身近にある“環境”や“仲間”次第なのだ。そういう環境や仲間と付き合っていると「少し分けてあげようか」とか「このSNSで買えるよ」と、違法薬物が身近なものになってくる。いま疑われているものの一つに日大アメフト部が、違法薬物に接する環境そのものになっているのではないかということなのだ。日大アメフト部の違法ドラック疑惑は何年も前から噂になっており、今回の件で、事実解明をしっかりやり、膿を出し切って改革をするチャンスでもあったはずなのに、日大は何とか隠蔽をしようとし、逮捕された北畠成文容疑者1人を警察に差し出すことで、トカゲのしっぽ切りで済ませようとしたとしか思えない。それと大麻にせよ覚せい剤にせよ違法ドーピングでもあるのだ。今回の事件は、運動部にドーピングが蔓延していたということでもある。日大首脳部は、その自覚もないらしい。日大アメフト部の信用は地に落ちた。それどころか日本大学そのものの信用にも傷がついたことに日大は気が付いているのか。数万人いるいま就職活動中の4年生や来年就職活動をする3年生も「何か影響があるのではないか」と不安な思いだという。本当にかわいそうだ。アメフト部で違法薬物をやった部員らは悪い。同時にその膿を出し切らず、うやむやにしようとした日大首脳部の罪は重い。というかバカなのか日大首脳部。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年08月24日 11時45分
橋下徹氏、プリゴジン氏死亡情報に「都構想で負けても元気にやれてる」自身と比較し疑問の声相次ぐ
24日、元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏が自身の公式X(旧ツイッター)アカウントに投稿。実現しなかった「大阪都構想」を振り返った。 橋下氏は、ニュースサイト『朝日新聞デジタル』の記事を引用リポストする形で投稿。記事では、23日、ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗したとされる所有機が墜落したことを報道。プリゴジン氏は6月23日に反乱を宣言しており、プーチン政権から「粛清」されたのではとの見方もある。事故の詳細は不明としつつも、記事ではプリゴジン氏の死亡は確定的と伝えている。 >>橋下徹氏、マイナカード「全国民に出生時に配布すべき」主張が物議「写真は?」の指摘も<< これを受けて橋下氏は、「権力闘争で負けたとしても命までは奪われない民主国家日本はありがたい。都構想で負けても、元気にやれてるからね。」と投稿。橋下氏は、2011年に大阪都構想の実現を目的として大阪府知事を辞任、大阪市長に当選している。主に、大阪府と大阪市の行政制度を、東京都が採用している都区制度に変更するという構想が、大阪都構想と呼ばれている。 橋下氏は2015年5月にその賛否を問い、大阪市で住民投票を行うも結果は否決。同年12月には大阪市長の任期満了、政界を引退している。ロシアにおける“権力闘争”と、自身の経験を重ねた投稿と思われるが、橋下氏にとって命がけの戦いだったことを表しているようだ。 これにSNSには「比較対象がおかしい」「クーデター起こした人物と都構想を対比する意味がわからない」「都構想とロシアの権力闘争が同じ次元か? 理解出来ない」と、疑問の声が上がっていた。記事内の引用について橋下徹の公式Xアカウントよりhttps://twitter.com/hashimoto_lo
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谷原章介、福原愛を擁護?「なるべくお母さんのそばに」発言に疑問の声 カズレーザーには称賛も
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2023年07月26日 17時15分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分