中には2019年4月から24年9月までの期間に不正受給をしていて、491,778 円に達する職員もいた。八王子市は事態を重く見ており、不正受給を行っていたとされる部長ら11人は停職や戒告処分、19人が訓告、58人を厳重注意としている。
同ニュースは翌日24日頃からネットでも取り上げられており、徐々に広がりを見せている。SNSなどでは「財源が税金なのを忘れているのか?」「信じられない額だ」「厳正に対処してほしい」という声が多数挙がっている。一方、今回の八王子市役所の問題が明るみになったことで、「八王子市の知られざる交通の特殊さ」も注目されたという。
八王子市役所は八王子市元本郷町にある。最寄り駅はJR西八王子駅となっているが、利用者からは「非常にアクセスしづらい市役所」という不満が以前からあったという。西八王子駅はターミナル駅であるJR八王子駅から高尾方面へ一駅進んだ先にあり、さらに西八王子駅からも徒歩で20分という距離にあるのだ。
利用者は西八王子駅からバスに乗って市役所へ向かうことになる。一方で20分歩くことが苦にならない人は、バスに乗らず歩きで市役所に向かう人も多いという。そのため、市役所に勤める職員も雨の日などはバスを利用しても、晴れの日などはバスには乗らず、歩きで通勤していた可能性が高い。
八王子市は東京都でもトップクラスの面積を持つ地域であるため、交通事情に関しては他の地域よりも特殊な事情がありそうだ。

