東出は、山で鹿やイノシシを狩猟しながら生活をしている。自身のYouTube動画でも、狩猟した獲物を調理する様子を映したものが多い。9カ月前の動画にはクマの親子と遭遇したものもある。
動画では冒頭にクマの親子がでてきたが、東出の姿を見るとすぐに逃げていく。おそらくこういう経験から「そんなに危ないもんじゃない」という書き方になったのだろう。また、「クマがこれ以上迫害されないため」ともしている。
おそらく、東出が寄稿で言いたかったのは「クマの危険性」ではなく、マスコミの「クマの過熱報道」ということだろう。寄稿先のメディアの見出しのつけ方が意地悪なのだ。
とはいえ、山にいるクマは臆病なのかもしれないが、町まで下りてきたクマは人間を恐れていないのだろう。経験豊富な猟師でさえ、無手のときにそんなクマと遭遇すると死を覚悟するという。
ネット上では「申し訳ないですが、人命第一」「スーパーとか市役所に出るんだけどその辺は」「被害が続出してる現状を甘く見過ぎ」「メディアの数字が取れる構図ってのは否定しないけど、自分がクマに会わないことで否定するのも偏りが激しい気がする」といった批判の声が上がっている。
一方で、「クマのニュースはもう見ないことにしましょう」「少しマスコミが騒ぎすぎだと思ってる」「記事読まずに叩いてる人たち情弱」といった、東出に賛同する声も上がっている。
全てのクマが危険とは言わないが、人里まで下りてきたクマが危険なのはまず前提だろう。その上で危険なクマは駆除する。個体数を調整したうえでなら、東出の主張も受け入れられるだろう。

