不具合が発生したのはデザインを行う「Illustrator」、主に印刷物のレイアウトを行う「InDesign」、映像編集を行う「Premiere Pro」など複数で、「アプリが起動できない」「動作が不安定」といった声が相次いでいた。
Adobeの公式発表によると現在までに不具合は解消。トラブルが発生していたのは主にMacOSユーザーであることなど、徐々に解明に進んでいるようだ。
Adobeソフトは世界的に使用されているソフトウェアで、特に写真加工のできるPhotoshopやPDFファイルを閲覧できるAcrobat Readerなどは、パソコンに詳しくない人でも一度は聞いたことがあるだろう。
それだけにAdobeのソフトが一時的とはいえ使用できなくなると、クリエーターは仕事に多大な影響を及ぼしてしまう。特に近年Adobeはソフトの買い切りをやめ、サブスク化(継続購入)をメインにしているため、使用にあたってはインターネット回線の接続が必要などの制限が非常に多かった。それだけ今回の不具合をきっかけに、ネットでは「買い取りに戻してほしい」「サブスク化には無理があるのでは」といった声が見受けられた。
その一方、前向きな意見としては、今回のAdobeソフト全体に不具合が生じたということで、仕事にならず「もう今日は何もできないので休む」「働き過ぎのクリエーターに休めと言っているのでは」「強制的な休みも必要ということか」といったポジティブな声も多く投稿されていた。
クリエーターにとっては毎日使用するAdobeソフト。たまには「強制的な休止」も必要ということか。

