「『ブロッコリーは何個?』という3問目のクイズで、『5』のナンバーをつけたあのが一歩前進し、見事正解したのです。正解すると他のメンバーとハイタッチするのがお決まりなのですが、あのはSixTONESとハイタッチをして回ることなく、一人余韻に浸っていました。さらに後半では、なかなか正解へと導けないSixTONESのために追加でもう1問出題されることになったのですが、『4』の番号をつけた遠藤が前に出て正解したのです。メンバーはもちろんハイタッチして喜ぶ姿が見られましたが、やはりあのはこのときもハイタッチを避けたのです」(芸能ライター)
あのの避けっぷりの行動にSixTONESファンはX上で、「あのちゃん、ファンへの配慮からハイタッチを避けてる」「あのちゃんの危機管理能力が高め」「意外と慎重なのね」などと絶賛。どうやら、あののハイタッチを避けた理由は、意識的にファンへ配慮を示したようであった。
この配慮に24日配信のニュースサイト「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)では、あのの行動について「男性アイドルグループとの接触はファンにとって非常にデリケートな問題。それを理解して行動できるのは、プロとしての高い意識を持っている証拠です」と芸能プロからの私見を掲載。こう語るのには理由があるようだ。
記事によると、あのは2024年6月放送のテレビ朝日系バラエティー番組「これ余談なんですけど…」に出演した際、GENERATIONS from EXILE TRIBEと音楽番組「ミュージックステーション」(同)での共演時に、スタッフから「歌の途中にハイタッチをしてください」と指示されたエピソードを披露したという。だが、あのは「セクハラになっちゃうかもと思って、ハイタッチをしなかったです、僕」とスタッフからの指示をスルーしたと明かしていたようだ。この話に同サイトは、「こうした細やかな気遣いこそ彼女がバラエティーで生き残っている秘密」と称賛している。
「一見、自由奔放に見えるあのですが、周囲と上手くなじめず中学校を保健室登校で過ごし、高校進学後もすぐに中退してアルバイト生活を始めましたがこれまた断念し、引きこもりの生活をしていました。そんななか、Xで(旧Twitter)でガールズグループ『ゆるめるモ!』のメンバー募集を見かけ、『音楽が好きな人』『お笑いが好きな人』といった要項の記載にひかれて応募に踏み切ったといいます。そして、2013年9月に『ゆるめるモ!』の3期生として加入し、2019年9月に卒業。以降は、『ano』名義で音楽活動を開始し、バンド『I′s』ではヴォーカルとギターを担当しました。とはいっても、活動は鳴かず飛ばずで、苦労もそれなりに経験しています。ですが、バラエティー番組でのインパクトや芸人顔負けの珍回答が転機となり、いつしか人気者へとのし上がったのです。ですから、あのは過去の苦い経験も踏まえファンの気持ちを十分に理解してのことでしょう」(芸能ライター)
今やテレビで見ない日はないといっても過言でない、あの。天真爛漫かつ独特な雰囲気は、過去の苦しみから脱皮できた証しなのかもしれない。