山田は2019年公開の映画「全裸監督」への出演を機に、Netflix作品への出演が相次ぐ。そんななか、山田は4日に都内で開かれたNetflix 10周年記念イベント「Creators' Spotlight」に登場し、今後の課題として「日本の俳優ももう少しギャラを上げてほしい」と直談判。その際、「もちろん、ほかの映画とかと比べてギャラはいい」と前置きしつつもさらなる“ベースアップ”を要求したのだ。この“掟破り”の大胆さは役者としての貫録を十分にうかがわせた。
山田というと、2003年放送のフジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」でテレビドラマ初主演を飾り、ブレイクを果たす。以降は、数々の人気作品に出演し、役者としての地位を確立。2011年には、米・ニューヨークのアジア映画祭において「スター・アジア・ライジング・スター賞」を日本人として初めて受賞し、世界にその名を知らしめた。
そんな山田だが、コロナ禍の“やらかし”では一気に株を下げた。
2020年4月、世の中は新型コロナウイルスに見舞われ当時の安倍晋三首相は緊急事態宣言を発令。街はゴーストタウンと化し、全国的に不要不急の外出や移動を自粛する生活を強いられた。そんな最中、山田が東京・銀座で友人らとはしゃぎ回る姿が同月発売の写真誌「FRIDAY」(講談社)に掲載され、波紋を広げた。
記事によれば、山田はノーマスクで笑いながら大声で話していた様子。この日は女性3~4人を呼んで合コンの予定だったというが、感染リスクを心配した女性陣に“ドタキャン”され、男のみで高級寿司店で過ごしたという。当時、夜の銀座からは人が消え、小池百合子都知事は再三の外出自粛要請を発していた。
「スクープ写真では、山田が右手に火のついたタバコを持ち、ソーシャルディスタンスも保っていません。また、銀座は東京・中央区に属しており2004年から“歩きタバコ”の禁止条例を定めている地域です。ダブルで完全アウトの山田にネットは『これはマズいよね。しばらく活動自粛でもしたら』『合コンって、妻子持ちだよね!条例違反といい、テレビから消えてほしい』『これだから、芸能人は。コロナで死に目を見た方がいいね』と大炎上と化しました」(テレビ関係者)
だが、山田の“掟破り”はこれで終わらない。翌5月、俳優の新田真剣佑らと沖縄でバカンスを楽しんでいたことが週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)にキャッチされた。
記事によると、山田は家族やモデルのNikiこと丹羽仁希らを伴い緊急事態宣言の最中に沖縄へ滞在。現地ではクルージングやシュノーケルなどを楽しんだという。医療のひっ迫が続き、感染者からは死者相次ぐ中、これらを無視して沖縄に出掛けた“山田ご一行”には厳しい声が飛んだ。
「『文春』にはノーマスクで笑顔の山田が激写されており、危機感のなさにネット上では『芸能人はコロナと無縁とでも言うのか』『俺様は特別』『沖縄県知事も沖縄への旅行を遠慮してくれと訴えているのに』などの批判の声を集めました。閑散とした環境で人目を気にせず、おもいっきり羽を伸ばせたかも知れませんが、現地の人からしたら東京からの来訪者はさぞかし怖かったでしょう」(芸能ライター)
しばらくは山田へのバッシングが収まらなかったが、年月とともにコロナ禍も収束を迎え、いつしか人々の記憶から薄れていった。芸能人は“別格”かも知れないが、人の親として、節制すべきところは改めるべきではないだろうか。