スポーツ
-
スポーツ 2021年06月12日 17時30分
豪快な2戦連発は打棒完全復活? 不安の声が途絶えない山田哲人のバッティング本領発揮か
復調の兆しか、それとも「取り戻した」のだろうか。 東京ヤクルトスワローズの山田哲人は、6月9日の千葉ロッテ戦で本塁打を含む3安打を記録し、チームの勝利に貢献している。特に3回に飛び出したレフトへの本塁打は目の覚めるような一発であり、ここまでの不調を吹き飛ばすような当たりにも感じられた。ロッテ先発岩下が投じた真ん中高めの147kmの直球を真芯で捕らえ、鮮やかな放物線を描いている。「ホームランというイメージよりも、自分のスイングをすることを心掛けた」とコメントの通り、山田本来のバッティングそのものと言える一振りだった。 また、前日の最終打席でもファウルで粘った末、レフトスタンドへライナーで運ぶなど長打力の健在ぶりを発揮、ロッテとの2ゲームを終えた時点でリーグ4位となる14本塁打を積み上げている。 今季は開幕直後に新型コロナウイルス関連の「特例2021」での欠場があった以外は、ここまで常時出場を続けている。だが、.249(6月9日終了時)と伸び悩む打率などを見ても、背番号1に対するファンの懸念は拭えないままだ。昨年、シーズンを通してのコンディション不良に悩まされ、僅か94試合の出場に止まっており、今季も春先にゲーム前の練習を休むなど、未だ体調への不安が囁かれている。 今季のスワローズは若き4番村上宗隆や、セ打率2位の塩見泰隆、サンタナやオスナの両新外国人も好調と、しっかりとした打線の軸が揃っていることが阪神、巨人に次ぐ3位を走る原動力となっている。今後、山田の状態次第でチームの勢いはさらに増すことは間違いなく、シーズン中盤戦以降、上位2チームを追いかけ優勝争いに加わる為には、キャプテンの復調は絶対条件だ。 交流戦後半の千葉ロッテとのカードで見せたバッティングは、夏場へ向け、復調を予感させるに十分なほど山田らしい当たりと言えるだろう。そしてコメントの通り、「自分のスイング」を取り戻した時、山田自身と共に、燕軍団はさらに上昇気流に乗って行ける。 現在28歳、選手としてのピークはまだ先にあると期待を込めるファンも多い。球界を代表するスラッガーとして、スワローズの顔として山田哲人の打棒完全復活を願わずにはいられない。代名詞でもある「トリプルスリー」は決して、過去のものではないはずだ。(佐藤文孝)
-
スポーツ 2021年06月12日 11時00分
巨人復帰決定の山口、ファンに手放しで喜ばれてはいない? 球界OBも「ストイックに追い込んではない」致命的な問題を指摘
2019年オフに巨人からトロント・ブルージェイズにポスティング移籍し、今季は2月からサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下マイナーでプレーしていたプロ16年目・33歳の山口俊。10日、その山口と契約合意したことを巨人が発表し複数メディアも相次いで報じた。 山口は3日に自身の公式インスタグラムで「日本に帰国することを決断しました」とNPBに復帰する意向を表明していたが、報道によると巨人は山口から日本に帰国した5日から獲得へ向けた交渉をスタート。チームが2019年オフにポスティング移籍を容認してくれたことに山口が恩義を感じていたこともあり。交渉は10日までにスムーズにまとまったという。 山口は巨人時代(2017-2019)に通算「60登板・25勝14敗1ホールド1セーブ・防御率3.47」をマークし、2019年には最多勝(15勝)、最多奪三振(188個)、最高勝率(.789)の三冠を獲得した実績を持つ右腕。ただ、ネット上には復帰を喜ぶ声の一方、「実績は申し分ないけど、今後活躍するかと言われると怪しい」、「マー君や平野でも苦しんでるのに、山口なんかがいきなり結果残せるわけない」と冷ややかな声も少なくない。 「今季の巨人は現時点(10日試合前時点)で先発防御率がリーグ3位(3.35)、救援防御率が同4位(3.62)と先発、リリーフのどちらも他球団を圧倒するほどのクオリティは有していません。そのため、先発として複数のタイトル獲得経験があり、リリーフとしてもDeNA時代(2006-2016)に『24ホールド111セーブ』をマークした山口は一見すると心強い存在のようにも思われます。ただ、MLBでの山口は昨季『17登板・2勝4敗1ホールド・防御率8.06』と打ち込まれており、今季もマイナーで『5登板・0勝3敗・防御率6.17』と不振。加えて、今季MLBからNPBに復帰した楽天・田中将大がここまで先発として『2勝3敗』、オリックス・平野佳寿もリリーフとして『3ホールド4セーブ』と今一つの数字にとどまっていることもあり、山口も復帰後はそれほど活躍しないのではとみているファンは少なくないようです。なお、田中・平野の苦戦はMLBとNPBの間での使用球やマウンドの硬さの違いが一因とも言われていますので、山口も今後どれくらいの早さで適応できるかが成績を左右しそうです」(野球ライター) >>「出ていけ!」ブルージェイズ・山口に現地ファン激怒 2戦連続の大炎上、「中継ぎで使う方が悪い」日本のファンは反発<< 入団後の山口は自主隔離期間を経て20日にもチームに合流予定と伝えられているが、二軍で調整登板などをこなす必要があるため一軍マウンドに上がるまでには時間を要すると言われ、五輪中断明けの8月中旬まで一軍登板がずれ込む可能性も指摘されている。すぐに戦力としての運用ができない点も期待が盛り上がらない一因なのかもしれない。 また、2012~13年にかけDeNAコーチとして山口を見てきた高木豊氏(元大洋・横浜他)は、9日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画で「(コンディションがいいとは)見受けられない。太っちゃった(ように見える)もん」、「(報道などで)映し出される風貌などを見てると、そんなにストイックに追い込んではない(印象)」と、山口のコンディションは万全のようには見えないと指摘している。そのため、2019年のような投球を取り戻せるかは極めて不透明な状況ともいえそうだ。 NPB復帰意向の表明から1週間ほどで古巣復帰が決まった山口。それだけ期待を寄せられていることの表れともいえるが、果たして今後チームを救うような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ山口俊の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shun.yamaguchi_official
-
スポーツ 2021年06月11日 20時30分
ソフトB・松田、新記録樹立も冷ややかな声「本人が凄いわけじゃない」 危機的状況の表れ? パ史上1位の三塁出場に不満集まるワケ
10日に行われたソフトバンク対広島の一戦。「1-1」で両チーム引き分けとなったこの試合で、ソフトバンクのプロ16年目・38歳の松田宣浩がパ・リーグ歴代最多となる三塁出場記録を樹立した。 2005年ドラフトで希望入団枠としてソフトバンクに入団した松田は、翌2006年から昨季まで三塁手として1712試合に出場。2015〜20年にかけ、6年連続でリーグ最多の三塁出場をマークしていた。 今季も正三塁手としてスタメン起用され続けている松田は、前日9日に有藤通世氏(元ロッテ監督)が保持していたパ三塁歴代最多出場記録(1774試合)に並ぶと、10日も「9番・三塁」としてフル出場したことで三塁手としてはパ史上最多記録となる1775試合出場を達成。試合が成立した5回裏終了時に記念のボードを手渡された松田は、無観客の外野スタンドにボードを掲げるなどファンに感謝を示していた。 >>ソフトB・周東、放心状態でベンチ裏に失踪? カメラに映った異様な光景に「メンタル壊れてる」ミスの影響か、心配相次ぐ<< 松田の新記録樹立を受け、ネット上には「中村(紀洋氏/元近鉄他/パでは1565試合出場)や今江(敏晃/楽天二軍打撃コーチ/同1536試合出場)ら名三塁手を上回っての1位は凄すぎる」、「ここ10年で日本一7回の強豪チームでずっとレギュラー張ってるのはとにかく素晴らしいの一言」、「三塁歴代1位のミスター(巨人・長嶋茂雄終身名誉監督/2172試合)を超えるチャンスも全然あるんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「おめでたいのは確かだが、それだけ後継者がいないってことだから複雑」、「別に本人が凄いわけじゃない、後釜として出てくる人材がいないだけ」、「松田の記録が伸びるよりも、有望株が松田からポジション奪う方がよっぽど嬉しいんだが…」といった冷ややかなコメントも複数見受けられた。 「松田は打撃では昨季まで通算287本塁打を記録し、守備でもゴールデングラブ賞を8回(2011,2013-2019)受賞するなど三塁手として攻守で実績を残しています。ただ、昨季は『.228・13本・46打点』と打撃3部門全てで2019年(.260・30本・76打点)から数字を落とし、今季も10日終了時点で『.245・7本・27打点』と衰えは隠せなくなってきています。もちろん、球団も“ポスト松田”を見据えリチャード(2017年育成3位)、増田珠(2017年3位)、野村大樹(2018年3位)といった三塁手をドラフト指名しているのですが、増田、野村は二軍で打率2割台前半と低迷。リチャードも本塁打(8本)・打点(32打点)こそリーグトップですが、打率は2割中盤と今一つ確実性に欠けています。ですので、今回の新記録は松田を脅かす若手が長らく出てきていないことの表れだと今後に危機感を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 新記録樹立翌日の11日・ヤクルト戦も、「9番・三塁」でスタメン起用されている松田。歴史的な三塁手となったベテランからポジションを奪う若手はいつ現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年06月11日 18時45分
日本ハム・栗山監督にファン激怒 敗戦招いた足早継投に「ブルペンの弱さ知らないのか」と批判 球界OBからチームに悪影響と指摘も
10日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に、野球解説者の田尾安志(元楽天監督)が生出演。日本ハム・栗山英樹監督の采配に苦言を呈した。 今回の番組で田尾氏は、同日に行われ日本ハムが「2-4」で敗れた日本ハム対阪神の一戦について解説。その中で、敗戦を招く形となった栗山監督の継投策を問題視した。 日本ハムは先発・アーリンが4回まで無失点投球だったが、5回2死一、二塁から中野拓夢にタイムリーを浴び1点を先制されたところで、栗山監督はアーリンを降板させ2番手・井口和朋を投入する継投策に入る。その後井口、3番手の河野竜生は無失点だったものの、4番手以降の投手(宮西尚生、玉井大翔、西村天裕)が7~9回にそれぞれ1失点し敗戦を決定づけてしまった。 アーリンが「4.2回80球1失点・被安打6・奪三振5」となった時点で降板させた栗山監督の判断について、田尾氏は「(降板が)早すぎますよ」と苦言。「先発って監督が何人か決めてるわけでしょ? (だから)先発にはそのゲームを託すくらいの気持ちで投げさせてあげたい(ところ)ですよ」と、もう少しアーリンを信頼すべきではなかったかと指摘した。 田尾氏は続けて、「アーリンももっと投げたかったと思いますよ。『こんな代えられ方したらどうしたらいいんだ』って言いたくなってると思うんですよ」とコメント。アーリンは先発した4試合中3試合で勝利投手の権利がかかる5回終了までにマウンドを降ろされているため、かなりのフラストレーションをためているのではと推測した。 また、田尾氏は「(今回の継投は)他の投手も見てますからね。『なんだ、うちの監督はこんなとこでもう代えるのか』って(いう感じで)ね。これは監督の評価落ちますよ」とも発言。アーリンの早めの降板に対して、他の投手陣が反感を抱いたとしてもおかしくはないと主張していた。 >>元阪神・江夏氏に「二度と解説聞きたくない」ファン激怒 負傷交代の中田を「練習不足」と切り捨て批判相次ぐ<< 田尾氏の発言を受け、ネット上には「アーリンはここまで早めに降ろされてばっかだから絶対ムカついてるぞ」、「防御率がとんでもなく悪いわけじゃない(3.79)し、もう1、2イニングぐらいは投げさせても良かったと思う」、「そもそもブルペンがイマイチなのに早めに継投打つ意味が分からない」といった反応が多数寄せられている。 「アーリンを早めに降板させた理由について、栗山監督は試合後『連敗している中で早めに投手をつぎ込もうと思った』と語ったことが伝えられています。チームは前日まで阪神に2連敗を喫していたので、栗山監督は何とか3タテは阻止したいという思いで早めの継投に打って出たようです。ただ、今季の日本ハムは救援防御率がリーグ最下位(4.37)とブルペン陣が不安定ということもあり、試合後のコメントにも『まさかブルペンの弱さを知らないのか』とファンからの批判が集まっています。また、今回のような早めの継投を続けると先発のモチベーション低下、ツケを回される中継ぎの故障増加といったリスクが増加すると懸念する声も少なくありません」(野球ライター) 阪神に3タテを食らい、交流戦成績は全体11位の「5勝9敗・勝率.357」となっている日本ハム。10日の継投結果を受けて栗山監督が、11日からのDeNA3連戦でどのような継投策を見せるのかは要注目といえそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年06月11日 15時30分
前高砂親方の違反行為、貴闘力氏が暴露していた? 外出禁止下の外食で退職へ、愛弟子・朝乃山の処分にも影響か
日本相撲協会が5月場所(同月9~23日)前に定めていた外出禁止期間中に、複数回キャバクラに通っていたことが問題視されている大関・朝乃山(高砂部屋)。その朝乃山が協会に引退届を提出したこと、さらに朝乃山のもともとの師匠である錦島親方(前高砂親方/元大関・朝潮)も協会のガイドラインに違反したことを理由に協会を退職する意向であることを11日に複数メディアが報じた。 報道によると、朝乃山は11日に行われる協会臨時理事会を前に引退届を提出。これを受け協会は引退届を不受理とした上で、4~6場所の出場停止処分を理事会で下すとみられている。なお、最大期間と予想される6場所出場停止処分が下った場合、朝乃山は大関から三段目まで番付が降下することが濃厚だ。 また、錦島親方も朝乃山と同じく、外出期間中にルールを破って外食などをしていたとのこと。この件について協会のコンプライアンス委員会から調査を受けた錦島親方は退職届を提出し、協会は11日の理事会で受理する見通しだという。 今回の一件を受け、ネット上には「同時期に師匠と弟子が同じような違反するなんて前代未聞だ」、「錦島親方が若い衆と居酒屋行ってたっていう貴闘力の動画での話は事実だったのか」、「違反の事実から処分内容まで大体貴闘力の暴露通りだな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「師匠の退職届は受理、弟子の引退届は未受理って方向なのはなんか納得できない」、「阿炎と同じ形をとるつもりなんだろうが、一時的に下位に落としても時間経てば戻ってくるから意味がない」、「見せしめの意味も含めて受理して辞めさせた方がいい、番付降下で済ませたら他の下位力士にとってもいい迷惑だ」と、朝乃山の引退届が不受理とみられていることへの不満も複数見受けられた。 >>キャバクラ通いの朝乃山、師匠もルールを破り外出か 貴闘力氏が暴露、協会側も違反行為を把握済?<< 「錦島親方の違反の件については、元関脇・貴闘力氏が5月25日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画で暴露しています。動画で貴闘力氏は『親方がそういうことをやってるのに、朝乃山(だけ)がそうなる(罰を受ける)のはかわいそうな話。(だから)朝潮さん、多分処分されると思う』と錦島親方が立場を失うのではと推測していましたが、退職届が受理されればその通りの展開となります。一部では退職によって『錦島』の年寄名跡が空くため、年寄株不足が問題視されている協会は喜んで受理するとみられていますね。なお、朝乃山については昨年7月の阿炎(2020年7月場所中のキャバクラ通い発覚、その後3場所出場停止に)と同じく、協会は引退届提出を反省の証と見なし、引退勧告は行わずに出場停止処分にとどめるとみられています。この点についても貴闘力氏は同動画内で『阿炎は三役(で3場所)だから、大関ってなったら温情込めて(も)4場所(以上)』と処分内容を予想しつつ、『(休場明けの)阿炎は7勝、7勝で、力のある奴はすぐに(番付)上がってくる』、『(朝乃山も)十両(以下に)落ちたら全部勝って上がってくるよ』と出場停止処分にそれほどの効果はないと主張しています」(野球ライター) 一部では「錦島親方は退職届を出すことで朝乃山を延命させようとしたのでは」との声も挙がっている今回の一件。朝乃山に下される処分は果たしてどのような内容となるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
-
-
スポーツ 2021年06月11日 11時10分
故障者続出の巨人にもはや上がり目はない? 復帰間近の坂本・山口に不安な情報、大逆転での3連覇は絶望的か
原巨人の悪い流れを断ち切ることができるのは、キャプテン・坂本勇人内野手しかいないのか…。 オリックスとの交流戦に敗れ、首位・阪神とのゲーム差は「6」。交流戦最後のカードとなる6月11日からの千葉ロッテ戦に勝ち越すことができなければ、「トラの独走、ペナントレースは終了」と見て間違いないだろう。 オリックスに零敗した10日の試合前、こんな指摘も聞かれた。 「セ・リーグ? 焦っているのは阪神の方です。『追われることの重圧』を感じています。巨人は菅野に続いて、坂本も近日中に復帰してきますし、山口俊投手の帰還も決まりました。打撃不振で二軍調整中の丸も復調しつつあるようです。巨人が追撃態勢を整えつつあるので脅威を感じています」(プロ野球解説者) 「追われることの重圧」について語る関係者は少なくなかった。 しかし、エース菅野智之投手は復帰登板(6日)を白星で飾ることができなかった。ここで勝利していれば、投打の主力選手の不在中をしのいできた選手たちも「いける!」と思い、追撃ムードも一気に高まったはずだった。 >>巨人エース・菅野のクローザー転向を提案? 高木氏の主張に「もったいなさすぎる」賛否、過去の前例から期待の声も<< この後、チームの雰囲気を変えるチャンスがあるとしたら、坂本、山口の復帰戦だけだ。 「単にチームに合流するだけではなく、坂本は得点に絡むヒットを打って、山口は勝利投手にならなければなりません」(球界関係者) あえて、マイナスの情報を伝えるが、再契約した山口俊だが、「渡米する前と比べ、太った」(前出・同)という。米球界のタイト・スケジュールに合わせ、意図的に体重を増やしたのかもしれないが、スタミナ面への懸念と同時に、 「楽天の田中将大でさえ、日米の公式球、マウンドの硬さに適応できませんでした。いきなり一軍登板となる可能性も高いので…」 なんて声も聞かれた。 原辰徳監督は先発での起用を明言したが、「日本の環境に慣れるまではリリーフで」と指摘するプロ野球解説者もいないわけではない。 「坂本、丸、梶谷、菅野、小林が故障や不振で二軍落ちし、チームをまとめてくれる選手がいなくなりました。阪神をまだ追いかけていること自体、上出来では?」(ベテラン記者) 一般論として、優勝経験の多いチームは勝ち方を知っている反面、諦めるのも早いという。選手、関係者は否定するかもしれないが、2019年に原巨人が中盤戦以降で流れを掴んだ途端、前年覇者の広島は淡々とした試合運びが続き、覇気も失った。 今シーズンが終わった時、坂本が帰還する今日からの千葉ロッテ3連戦が分岐点と位置づけられるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年06月10日 18時30分
ヤクルト・村上の“密かな”ファインプレーにファン驚愕「周り見え過ぎててヤバい」 常識外れの集中力は以前から?
9日に行われたヤクルト対ロッテの一戦。「5-3」でヤクルトが勝利したこの試合で、ヤクルトのプロ4年目・21歳の村上宗隆が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 注目が集まったのは、「4-3」とヤクルト1点リードで迎えた7回裏1死一塁で飛び出たプレー。打席の中村奨吾がヒットを放つと一塁走者・マーティンは一気に三塁を狙い、三塁手の村上はベースに滑り込むマーティンに際どいタイミングでタッチ。三塁塁審は最初セーフと判定したが、マーティンの手がベースから離れていたとしてアウトに判定を覆した。 これを受けたマーティンは、村上がタッチの際に自身の手をベースから押しのけたとして抗議。すると、村上は抗議のため三塁を離れていたマーティンに背後から追いタッチ。マーティンは驚いた様子で村上の方を振り返ったが、その後審判への抗議を再開した。 このタッチプレーはリプレー検証の結果判定通りアウトとなったが、ネット上には「抗議で離塁してる隙を見逃してなくて凄い」、「現地で見てたけどこのプレーには本当に驚かされた、仮にセーフでも『その後離塁しててタッチしたからアウトだ』って言えるようにしておくとは」、「村上周り見え過ぎててヤバいな、去年も巨人コーチの不審な動きすぐに見抜いてたし」といった反応が多数寄せられている。 「村上は2020年8月26日・巨人戦でも、三塁守備中の行動で多くのファンを驚かせています。巨人攻撃中の2回裏、三塁走者の巨人・中島宏之がアウトになったと勘違いして自軍ベンチに戻りかけたところを、巨人・後藤孝志三塁コーチャーが背後からユニフォームをつかみ制止。これは公認野球規則では守備妨害にあたる行為なのですが、村上は後藤コーチが中島のユニをつかんだ瞬間に指さして審判にアピールしました。結果的に審判団に違反行為とは認めてもらえなかったのですが、ファンの間では『状況をよく確認してて素晴らしい』と称賛する声が多数挙がりました」(野球ライター) >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 打撃では「.271・17本・41打点」と本塁打ランキングトップに立ち、守備でもセ三塁手では2位となるUZR(4.1/同じ守備位置を守る平均的な選手に比べどれだけ失点を防いだかを表す指標)を記録している村上。今回の追いタッチも、攻守で高い集中力を発揮し続けていることの表れなのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年06月10日 18時20分
DeNA・エスコバー、交流戦不調は息切れのせい? タフな鉄腕もフル回転で限界寸前か
9日の敵地・メットライフドームで行われたライオンズ戦。勝利の方程式の一角を占めるエドウィン・エスコバーがまさかの乱調で、勝てる試合を引き分けにしてしまった。 2点リードの7回、勝利の方程式の一角を占めるエスコバーが登板。先頭の森友哉にフォアボールを与えるも、山川穂高、栗山巧の3、4番コンビを打ち取り2アウトまでこぎ着けたが、メヒア、呉念庭に連続タイムリーを浴び同点にされてしまった。序盤から打線が爆発し、最大6点差をつけたゲームを勝ち切ることができなかったのは、交流戦チャンピオンを狙うチームには痛手となった。 リーグ戦では防御率1.15。パワーピッチャーであるエスコバーの調子の目安となる奪三振率は9.19と豪腕ぶりを発揮しているが、交流戦の数字はそれぞれ8.22、5.87と大幅に悪化。2年前の数字はリーグ戦防御率2.51、奪三振率10.02に対し、交流戦はそれぞれ2.53、13.50となっていることからも、パ・リーグが苦手とは考えにくい。むしろ今シーズンの月別防御率に注目したい。3、4月1.59、5月1.38から6月に11.57と跳ね上がってしまっている。4月21日にチームに合流してからすでに23登板とフル回転のつけが回ってきているのではなかろうか。 2018年は53試合登板で13ホールドを記録、2019年はリーグ最多の74試合登板をマークし、昨年はキャンプで右膝の故障がありながらも、56試合登板とフル回転。ベイスターズのブルペン陣にとって貴重なパワーレフティであり、決して欠かすことのできないエスコバー。今シーズンは12球団最下位のクオリティスタート率31.15%と、先発陣が苦しんでいる状況だけに、ブルペン陣にかかる負担は特に増加していることは間違いなく、まんべんなくリリーバーの登板数も増えている。「オトコハダマッテナゲルダケ」と連投もいとわない姿は頼もしい限りだが、鉄腕にも限界があるだけに、先発陣を含めた投手陣全体の底上げが期待される。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年06月10日 15時30分
ソフトB・周東、放心状態でベンチ裏に失踪? カメラに映った異様な光景に「メンタル壊れてる」ミスの影響か、心配相次ぐ
9日に行われたソフトバンク対広島の一戦。「8-4」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンクのプロ4年目・25歳の周東佑京の牽制死だった。 同戦ではベンチスタートだった周東は、「8-4」とソフトバンク4点リードの7回裏1死一塁の場面で代走として登場。しかし、初球から盗塁を仕掛けようと気がはやったのか、広島4番手・島内颯太郎の牽制に逆を突かれ帰塁が際どいタイミングに。一塁塁審は最初セーフと判定したが、その後リプレー検証の結果アウトに判定が覆った。 痛恨の牽制死を喫した周東は、うつむき加減でベンチに帰還。その後も硬い表情で目線を下に落としたまま、ベンチには座らずにベンチ裏へと姿を消してしまった。 今回のプレーを受け、ネット上には「無表情のまま凄い早さでベンチ裏まで消えてて見てられなかった」、「最近ミス続きだからおかしくなってないか? ベンチ帰る時死人みたいな表情だったぞ」、「結果を出したいと焦りすぎて、冷静な判断ができなくなっているんじゃないか」、「打撃もダメ(周東は打率.205)、走塁もダメってなるといよいよ処遇を考えなきゃいけない」、「完全にメンタル壊れてるようにしか見えないし、工藤(公康)監督はリフレッシュも兼ねて周東を二軍に行かせるべきでは」といった反応が多数寄せられている。 >>ソフトB・周東に「二軍に落とせ」ファン激怒 敗戦に繋がった牽制死、単なるミスで片づけられないワケは<< 「周東は昨季盗塁王(50個)、今季も盗塁ランキング2位(16個)と走力が武器の選手ですが、主に代走として出場している交流戦ではここまで走塁ミスを相次いで犯しています。5月26日・中日戦で自身初となる牽制死を喫すると、6月1日・DeNA戦では牽制悪送球の間に一塁から三塁まで暴走しアウトに。さらに、8日・広島戦では相手バッテリーに完全に盗塁を読まれあえなく二塁で刺されていました。こうした状況の中で9日もミスを犯したことで、周東がメンタル面に支障をきたしているのではとみているファンは少なくないようです」(野球ライター) 現役時代に通算381盗塁(盗塁王5回)を記録した赤星憲広氏(元阪神)は、走塁ミスを連発した際に「迷いが生じて一歩目を踏み出せなくなってしまった」とイップス気味になってしまったことがあると過去に語っている。もし周東がこの時と赤星氏と同じ状態ならば、首脳陣は早急に何らかの対策を講じる必要がありそうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年06月10日 11時00分
エンゼルス・大谷に打撃不振の危機? 指揮官が危惧する四球攻め、体たらくな同僚たちにも頼れずか
二刀流・大谷翔平選手に試練が降りかかってきた。 チームメイトのマイク・トラウト外野手が右ふくらはぎの故障で故障者リスト入りした。トラウトはMLBの現役最高選手とも称されるスラッガーだ。エンゼルス打線の得点能力はもちろんだが、「打者・大谷」のバットにも影響を与えていた。 「トラウトが欠場したことで、対戦投手の大谷への配球も変わってきました」(米国人ライター) “四球攻め”だ。トラウトが4番で出場してきたが、彼が故障者リスト入りするまでの39試合で大谷が選んだ四球は「6」。これに対し、トラウトが途中退場した5月17日(現地時間)以降の19試合で、「17」と跳ね上がっている。 打者・大谷は「2番・DH」で出場しており、4番・トラウトとの間にはパワーヒッターのアンソニー・レンドン内野手もいるが、今季の打撃成績はイマイチで、 「大谷と勝負しない。四球で歩かせれば、後続バッターは怖くない」 と、バットを振らせてもらえない状況が続いているのだ。 四球で歩かされた大谷はそのモヤモヤを払拭するように「盗塁」を記録しているが、レンドンや代わりに4番に入ったジャレッド・ウォルシュのバットから快音が聞かれず、エンゼルスは厳しい状況が続いている。 >>エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か<< ジョー・マドン監督は大谷への四球攻めについて、「しっかりと(投球を)見極めてほしい」と記者団に語っていた。しかし、メジャーリーグでも好打者が四球攻めで打撃不振に陥るケースは珍しくない。「打ちたい」の一心で、ボール球に手を出し、打撃フォームを崩してしまうからだ。 大谷も「打たせてもらえない」となれば、エンゼルスの得点能力がさらにダウンするのは必至。エース級の投手との対戦では得点好機は少なくなる。四球攻めを食らっている大谷のイライラも気になるが…。 そんな大谷の状況について、米メディアはこんな予想も立てているそうだ。 「指名打者制の使えない米交流戦では、先発しても打席に立つリアル二刀流になると思われます」(現地関係者) それだけではない。現在の2番から3番か4番に打順が変更されるのではないかとも予想されていた。 「レンドン、ウォルシュの状態によっては、『4番・大谷』をマドン監督も検討するでしょう」(前出・同) リアル二刀流での4番では“マンガの世界”だが、指名打者でバッターに専念できる試合では4番での出場も十分にあり得る。大谷の活躍には日米が熱視線を送っている。だが、エンゼルスはア・リーグ西部地区で下位に低迷している。チームの起爆剤として、「4番投手・大谷」も見てみたいが…。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ
新生KNOCK OUT、江幡塁が“エース”を粉砕し初代夏男に!那須川天心戦に強い意欲!
2019年08月20日 22時30分
-
スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「力道山」“日本プロレス界の父”の企画力と先見の明
2019年08月20日 22時30分
-
スポーツ
「4番・清宮」が定着で再燃する日本ハム・中田翔の去就問題
2019年08月20日 17時30分
-
スポーツ
G1初優勝!「覚悟」を確信した飯伏幸太が見せていく新日本プロレスの新しい世界
2019年08月20日 11時30分
-
スポーツ
相手の特徴を逆利用?星稜・奥川恭伸に囁かれる“クローザー転向説”
2019年08月19日 19時30分
-
スポーツ
オリックス、夏の陣最終日に元近鉄ブライアント氏登場!“後輩”モヤと対面へ
2019年08月19日 19時00分
-
スポーツ
古巣相手に8失点KO! 西武・内海に囁かれる帰還のウワサ
2019年08月19日 17時30分
-
スポーツ
張本氏、セリーグ優勝「巨人で決まりだね」と断言で物議 篠塚氏は「もう一波乱ある」と反論
2019年08月19日 12時00分
-
スポーツ
DeNA、創設70周年の特別企画が話題 時代を越えた“自分だけの”ベストナイン投票で、あの頃が蘇る!
2019年08月19日 11時30分
-
スポーツ
東京五輪前の不可解な試合「侍ジャパン対巨人」
2019年08月19日 06時30分
-
スポーツ
筒香、菊池涼介が直面したメジャー挑戦のタイムリミット
2019年08月18日 22時30分
-
スポーツ
RIZIN・朝倉兄弟連勝なるか?真夏の名古屋で堀口恭司凱旋試合、浜崎朱加も参戦!
2019年08月18日 11時30分
-
スポーツ
キックの面白さが詰まった令和初のKNOCK OUT『K.O CLIMAX』8.18大田区大会展望!
2019年08月18日 06時30分
-
スポーツ
松坂世代の晩節「平成の怪物」が引退を表明するときは…
2019年08月17日 11時30分
-
スポーツ
“世界の獣神”獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手は誰だ?有力選手はあの二人?
2019年08月17日 06時30分
-
スポーツ
3年ぶり開催のプロレスジュニアオールスター戦『スーパーJカップ』今回はアメリカで開催!
2019年08月16日 22時30分
-
スポーツ
3位広島、諦めるのはまだ早い?鍵を握るのは打線ではなく...
2019年08月16日 19時35分
-
スポーツ
DeNA、ハマスタの夏祭り!「勝祭 2019」が開催!今年は派手に打ち勝とう!
2019年08月16日 17時30分
-
スポーツ
オリックス、2年連続“西京極”で阪急復刻! 今年は2日連続開催
2019年08月16日 11時30分