スポーツ
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スポーツ 2021年06月16日 11時20分
阪神・矢野監督、巨人戦惨敗なら監督生命の危機? 思い出される「3年前の悪夢」
チームが好調な時だからこそ、慎重に行動した方が良い。 6月18日、ペナントレースが再開される。首位阪神は本拠地・甲子園球場で巨人を迎え撃つが、“来年の話”も囁かれていた。 「今年は、矢野燿大監督は3年契約の最終年です。慣例だと、もうそろそろ『下交渉』が始まるんですが」(球界関係者) 好調に首位をキープしており、「16年ぶりのリーグ優勝へ」の機運も高まってきた。普通に考えれば、契約延長だ。 7月のオールスターゲーム前に球団から監督へ続投を要請する。監督が引き受けるつもりならば、その後、年俸など条件面でのやり取りがあり、球宴休みに“仮合意”を結ぶ。しかし、この後が、ちょっとややこしい。どの球団もそうかもしれないが、親会社にも“お伺い”を立てなければならないのだ。 「2018年、金本知憲氏も『お伺いの段階』でひっくり返ったんです。シーズン中盤では、指揮官を短期間で交代させるのは宜しくないと球団は考えていたんですが」(前出・同) その年は、最下位。下交渉の行われる6、7月は低迷していたが、8月にはいったん盛り返している。3位巨人とも僅差で争っていたが、その後、チームが失速。経営陣も見過ごせない状況になってしまった。 マイナス思考で考えた場合、この先、僅差での首位争いに一変したら、「3年前の悪夢」を繰り返すことになるが…。 「近年、阪神の監督は短命に終わっています。そして、新監督に託されるのは再建です」(在阪記者) 虎ファンは優勝を信じている。同時に“しくじり”があったとしても、矢野体制の継続を望んでいる。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「今季、チームを勢いづけたのは、新人の佐藤輝明選手です。下位指名、育成契約の若手をレギュラーに引き上げたのではありません。選手を育成する基盤作りのためにも、5年以上の計画を立てなければなりません。監督がコロコロ代わっていたら、何もできません」(前出・球界関係者) 矢野監督も「続投要請」に応えるべきだが、「巨人を警戒しすぎている」の声もないわけではない。ペナントレース再開の最初のカードで原巨人とぶつかるわけだが、予想される先発投手は西勇輝、伊藤将司、青柳晃洋。そのメンツからも分かる通り、3連戦の全てを勝ちにいくつもりだ。 >>首位独走中の阪神、次カードの巨人戦は「普通にやれば勝てる」 下柳氏の見解に賛否、惨敗続きの天敵撃破は苦戦必至?<< 「2位巨人との直接対決で勝ち越せば、さらにゲーム差が開き、巨人にも諦めムードが出てくるでしょう。必勝態勢は当然ですが、チームが好調な時なので、藤浪晋太郎に先発復帰のチャンスを与えるべきとの意見もないわけではありません」(前出・在阪記者) 球団とは続投に向け、下交渉が始まる。そういう大事な時期にライバルとの3連戦がぶつかるとは皮肉なものだが、矢野監督は目先の勝敗に一喜一憂すべきではない。色々な意味で終盤戦まで息が抜けないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月16日 11時15分
令和に受け継がれたGAEAISM!長与千種「みんな素晴らしい選手に育ってくれた」
昨年4月、15年ぶりに一夜限りの復活が発表された、長与千種が創設した女子プロレス団体GAEA JAPANの運営会社が中心となって開催が決定していた『GAEAISM ―Decade of quarter century―』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年4月29日に1年間延期となっていたが、この日も緊急事態宣言発令による会場側の貸し出し停止により再延期。紆余曲折を経て、13日、東京・大田区総合体育館でようやく開催された。 セミファイナルでは、長与千種&KAORU&広田さくらと、里村明衣子&永島千佳世&植松寿絵によるGAEA JAPANに所属していたOGによるメモリアルマッチが組まれた。千種は創設者で、KAORUは創設メンバー、広田は3期生、里村&永島&植松は1期生で、みんな千種の弟子にあたる。引退していた植松はこの日のためにコンディションを戻して来たという。試合は千種と里村を軸に、デビュー戦と同じコスチュームを着てきた広田が掻き回す展開だったが、最後はWWEと契約し、NXT UKの女子王者になったばかりの里村がスコーピオライジングを連発して、広田からフォール勝ちを収め、1期生トリオが勝利している。 バックステージで里村は「このメンバーで集まるのは、ちょうど15年2か月振りなので、それぞれ違う立場にいるんですけど、こうして集まると15年前に戻りますね。私は15年前にGAEAが解散した時、どうしてこんなに素晴らしい世界が、こんなに迷走したんだろうってとても悔しかったんですよ。絶対に立て直してやると本気で思ってきたので。こうやって形になって女子プロ界が復活しますよって見ていただけて、とても幸せですけど、まだまだ続くので。女子プロを最強の世界にしていきたい。それまでは諦めません!」と今後の拠点は海外になるが、女子プロ界のさらなる活性化に尽力していく意向だ。 千種は「GAEA JAPANという団体は、本当に当時を思い出すと、招かざる団体でした。すべての団体から見下されでした。が、みんな素晴らしい選手に育ってくれました。永島、植松、里村の3人を目の前にした時、幸せだった。いい選手になってくれて本当にありがとうと思った。やっぱり広田はいいし、KAORUは上手く入るし、やっぱりキャラがしっかりしていると思う」と笑顔を浮かべた。GAEAISMは今後、マーベラスと仙女、そしてOGたちが携わっている団体で受け継がれていく。◆GAEAISM◆『GAEAISM ―Decade of quarter century―』2021年6月13日東京・大田区総合体育館観衆 1500人(満員=コロナ対策人数)▼GAEAISM THE HISTORY長与千種&KAORU&●広田さくら(17分31秒 片エビ固め)里村明衣子○&永島千佳世&植松寿絵※スコーピオライジング(どら増田)
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スポーツ 2021年06月16日 10時50分
千葉ロッテが連日のトレード発表!中日移籍の加藤翔平「初本塁打を打った時の歓声を一生忘れない」
千葉ロッテマリーンズは15日、加藤翔平外野手と中日ドラゴンズの加藤匠馬捕手との交換トレードが成立したと発表した。 加藤匠馬選手は、1992年4月29日生まれの29歳で、出身地は三重県。右投げ右打ち。身長・体重は175cm・76kg。三重高―青山学院大を経て、2014年ドラフト5位で中日に入団したプロ7年目の捕手。「僕にとってチャンスなので、このチャンスをものにできるようにやっていきたいと思います。(井口資仁)監督が僕の(大学の)先輩なので、リーグ優勝、日本一になって胴上げできるよう、戦力になれるように頑張りたいです。6年半、中日ドラゴンズには大変お世話になり、ありがとうございました」とコメントしている。キャッチャー不足が悩みの種だったロッテの補強ポイントと一致したようだ。 中日に移籍する加藤翔平選手は、1991年3月28日生まれの30歳で、出身地は埼玉県。右投げ両打ち。身長・体重は183cm・84kg。春日部東高ー上武大を経て、2012年ドラフト4位で千葉ロッテマリーンズに入団したプロ9年目の外野手。「ここまで9年、応援していただいたファンの皆様には本当に感謝をしています。そしてここまで支えてくださったマリーンズの皆様にも感謝の気持ちで一杯です。チームは変わりますが、今まで通り、全力プレーを心掛け、ドラゴンズの勝利のために精一杯、頑張りたいと思います。これまで応援してくださった方には頑張っているところを見ていただくことで感謝の気持ちを伝えることが出来ればと考えています。最後に自分がデビューした2013年の5月12日の(東北楽天)イーグルス戦で初本塁打を打った時の歓声を一生、忘れません。これからも応援してくださるファンの皆様への感謝の気持ちをもってプレーします」とマリーンズファンにラストメッセージを送っている。 ロッテは前日の14日に有吉優樹投手と、横浜DeNAベイスターズの国吉佑樹投手による交換トレードが成立を発表したばかりで、連日に渡るトレード発表に対して、ファンの間からは驚きの声が挙がるとともに、他球団のファンも「ウチもやるんじゃないか?」とざわつかせており、交流戦終了のタイミングでのトレードは他球団でも水面下で進行しているのかもしれない。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年06月15日 21時30分
日本ハム助っ人に「真剣に取り組んだ方がいい」球界OBが苦言 進歩の無い投球術に「NPB舐めてるのか」ファンも怒り
野球解説者の岩本勉氏が14日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。日本ハムの助っ人投手・バーヘイゲンの投球術に苦言を呈した。 今回の動画で岩本氏は、11~13日に行われた日本ハム対DeNAの3連戦をテーマにトーク。同カードは日本ハムが「1勝2敗」でDeNAに負け越したが、岩本氏は複数選手の名を挙げながら良かった点、悪かった点をそれぞれ語った。 >>元阪神・江夏氏に「二度と解説聞きたくない」ファン激怒 負傷交代の中田を「練習不足」と切り捨て批判相次ぐ<< その中で、岩本氏は13日の試合に先発し負け投手となったバーヘイゲンに対し「クイックモーションに真剣に取り組んだ方がいい。『俺はそんなの気にしない。打者を抑えたらいいんだろ』って(思ってるかもしれないが)、そんなにレベル低くないよ日本のプロ野球は」と発言。バーヘイゲンはこの日2盗塁、今季通算では9盗塁を許しているが、進塁リスクを下げるためにクイックを改善すべきではと苦言を呈した。 岩本氏は続けて、「牽制するなり、目で(走者を)抑えるなりしないと捕手はたまったもんじゃないって」とコメント。一般的に盗塁は投手のクイック、捕手の送球が両立していないと刺すのは難しくなるとされているが、岩本氏はバーヘイゲンのクイックには捕手も手を焼いているのではと推測した。 「クイックにはコツがあるから。重心をトーンと落とすんですよ。足を速く動かすクイックじゃなくて、重心を落とせば勝手に軸足に(体重が)乗ってるから」と、重心を落として投球体勢に入ることで投げるまでの時間は短縮できるという岩本氏。「(直接)教えたいくらいやけど、それは投手コーチがやってくれると思う」と、コーチ陣がうまく指導してくれることを願った。 今回の動画を受け、ネット上には「言われてみると相手走者に結構走られてるイメージはある」、「去年も相当盗塁されてたからコーチ陣はいい加減に何とかしろよ」、「打者を抑えればいいと強引に行き過ぎて、逆に痛打食らってる傾向もあるからタチが悪い」、「もしかして未だにNPBを舐めてるのか? だから今シーズンの成績サッパリなんだよ」といった反応が多数寄せられている。 「バーヘイゲンは今季の許盗塁が9個となっていますが、昨季もパ・リーグワーストとなる33許盗塁を記録。また、今季は走者を無視して打者を抑えればいいと力み過ぎているのか、走者を背負っている状況での被打率(昨季は.241、今季は.377)も大幅に悪化しています。昨季から改善の兆しが見られないことが岩本氏、そしてファンがバーヘイゲンやコーチ陣の指導に不満を抱いている最大の要因なのではないでしょうか」(野球ライター) 今季は「8登板・1勝5敗・防御率6.17」と1勝しか挙げられていないバーヘイゲン。ここから成績を上げられるかは、出塁を許した走者にどれだけ気を配れるかにも左右されるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg
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スポーツ 2021年06月15日 20時30分
首位独走中の阪神、次カードの巨人戦は「普通にやれば勝てる」 下柳氏の見解に賛否、惨敗続きの天敵撃破は苦戦必至?
14日放送の『キャスト』(ABCテレビ)に、野球解説者の下柳剛氏(元阪神他)が生出演。番組内での発言が、ネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。 番組で下柳氏は日本ハム(8~10日)、楽天(11~13日)に6連勝を飾り、交流戦を「11勝7敗・勝率.611」の全体2位で終えた阪神についてトーク。交流戦を5割で乗り切れば御の字と考えていたといい、「すみませんでした。(これほどの)力があるとは思いませんでした」と予想以上の好成績に驚いたと語った。 その中で、下柳氏は交流戦明け最初のカードとなる巨人戦(18~20日)の展望を語る。今季の阪神は13日終了時点で巨人相手に「5勝4敗」とほぼ五分の勝敗だが、下柳氏は「(先週は)6連勝。だから普通にやれば勝てる、今の阪神なら」、「力むことなく、普段通りの野球をしていれば勝ち越せる」と現状では負け越すような要素は見当たらないと主張した。 また、下柳氏は巨人戦に向け自身が注目している選手として、ドラ6ルーキー・24歳の中野拓夢を挙げる。下柳氏は中野がリーグトップの13盗塁(盗塁成功率.929)と高い走力を発揮している点に着目し、「まだ1回しか失敗してないし、最初レギュラーじゃなかったのに今(盗塁数は)トップ。次のカードも楽しみですね」と巨人戦でも足でチームに貢献することを期待した。 >>元阪神・江夏氏に「二度と解説聞きたくない」ファン激怒 負傷交代の中田を「練習不足」と切り捨て批判相次ぐ<< 下柳氏の発言を受け、ネット上には「今の巨人はなんか落ち目だし余裕で勝ち越せそう」、「交流戦では明暗が分かれたし、リーグでも調子の差で圧倒できるのでは」、「中野が2番で足攻を仕掛けて、マルテ、大山(悠輔)、佐藤(輝明)で返すパターンを徹底できるかが鍵になりそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「下柳さんは阪神の巨人アレルギーを甘く見過ぎ」、「今まで何度も『3タテ待ったなしや!』ってところから巨人にボコボコにされてるから信用できない」、「中野は巨人戦ほとんど打ってないから、むしろスタメンを外すべきだと思うんだが…」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「今季の阪神はここまで巨人にわずかながら勝ち越していますが、2012年から昨シーズンまで9年連続で負け越し中(同期間は通算81勝131敗9分)。ビジターでは『40勝69敗2分』、ホームでも『41勝62敗7分』と大きく負け越しています。下柳氏は阪神が交流戦2位で現在6連勝中であること、巨人が交流戦9位(7勝8敗3分)で先週も『2勝3敗1分』と今一つなことから阪神が極めて有利とみているようですが、積年の苦手意識が出て負け越し、3タテを食らってしまうのではと不安を募らせているファンは少なくないようです。また、注目選手に挙げた中野についても対巨人戦の成績が『.095・0本・0打点・2安打・0盗塁』と全く振るっていないことから、次カードで活躍する可能性は乏しいという見方もされています」(野球ライター) 現在2位の巨人には7ゲーム差をつけている首位阪神。一部からは「仮に3タテされてもまだ4ゲーム差あるから問題ない」という声も挙がっているが、間近に控える首位攻防戦は果たしてどのような展開になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月15日 17時30分
オリックス大型連勝で交流戦優勝&首位と2ゲーム差!宮城大弥の快投が先発陣に刺激を与え繋ぐ打線が援護!
オリックスが今年のセ・パ交流戦を12勝5敗1分で終えて、2位に1.5ゲーム差をつけ11年ぶり2度目の優勝を飾った。交流戦最初の横浜DeNAには負け越したが、ここで行われた乱打戦が、その後のオリックス打線に火をつけたのか、「繋ぐ打線」が機能。その他のチームには勝ち越しており、ピッチャーもエース山本由伸、山岡泰輔、宮城大弥が先発としてチームを牽引し、最後は6連勝(引き分けを挟む)フィニッシュだ。中嶋聡監督の選手の起用法もズバリと当たったと言っていいだろう。パリーグ順位も3位に上げて、2位の福岡ソフトバンクとはゲーム差なし、首位の東北楽天とは僅か2ゲームまで迫って来た。18日からは仙台に乗り込み楽天と宮城・楽天生命パークでいきなり3連戦を行う。一気に首位奪還も見えて来た。【オリックス 6.8〜6.13戦績】対 巨人大阪・京セラドーム大阪6月8日△オリックス(山岡)3-3(今村)巨人△9日○オリックス(宮城)3-1(サンチェス)巨人●10日○オリックス(山崎福)6-0(高橋)巨人●対 広島大阪・京セラドーム大阪11日○オリックス(山本)4-0(大道)広島●12日○オリックス(田嶋)3-2(森下)広島●13日○オリックス(増井)9×-8(高橋昂)広島●※(カッコ)内は先発投手。※65試合30勝27敗8分。3位。首位の東北楽天と2ゲーム差。 先週のオリックスは5勝1分けと負けなしだった。特に9日の巨人戦に登板した宮城大弥が凄かった。あわやノーヒット・ノーランか?という快投を6回2/3まで見せる。岡本和真の一発にノーノーは打ち砕かれたが、宮城は「7回に1発を打たれてしまったところは反省しないといけませんが、全体的には真っすぐでファウルが取れていたことで、変化球で勝負できていましたし、変化球でカウントが取れていたことで、真っすぐでも空振りが取れていたりと、しっかりといろんなボールを操れていたと思います」とコメント。この試合に刺激を受けたのか、山崎福也、山本由伸、田嶋大樹、増井浩俊といった先発陣が粘りのある好投を見せる。「まだ負けないです」と宮城について話していた由伸は、11日の広島戦で7回をパーフェクトピッチングして見せた。本人は「ジョークですよ!」と笑っていたが、「3回ぐらいから(完全試合を)意識した」という発言は本当だった可能性が高い。それぐらい神がかったピッチングだったのだ。このピッチングを「繋ぐ打線」が援護することで、チームとして形が出来てきたのは大きい。 中嶋監督は「(監督になっての初めての交流戦優勝について)特に感想はありません。(優勝という結果について)とてもいいことだとは思いますが、まだまだ試合は続きますからね。選手たちが本当によく頑張ってくれたということだと思います。(MVPは)これは、もう全員ですね。誰一人欠けてもこのような成績を上げることはできなかったと思います」と交流戦を総括。「最初のカードから首位との戦いになりますからね。どうやって食らい付いていくかということですよね。そこに関してはそれしか考えていません」と公式戦に向けて気を引き締めている。 前半戦終盤になり、若い選手が中心のオリックスが一気に出て来た。(どら増田 / 写真・RINKO)
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スポーツ 2021年06月15日 17時00分
広島・佐々岡監督の采配に球界OBが苦言「同点までは投げさせないと」 薮田は続投させるべきだった? 復活の足掛かりになると持論
野球解説者の大矢明彦氏(元横浜監督)、齊藤明雄氏(元横浜)が、14日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。広島・佐々岡真司監督の采配に苦言を呈した。 今回の番組で大矢氏と齊藤氏は、同日に行われ広島が「2-3」で敗れた広島対西武の一戦を解説。その中で、「2-1」と広島1点リードの5回表に佐々岡監督が行った継投策を問題視した。 広島は4回まで先発・薮田和樹が西武打線を1点に抑えていたが、5回に2死一、二塁とピンチを招く。これを受けた佐々岡監督はここで薮田を降ろし2番手・コルニエルを送り込むが、コルニエルは森友哉にタイムリーを浴び裏目に。これで同点に追いつかれた広島は、6回に続投したコルニエルが勝ち越し点を奪われそのまま試合に敗れている。 敗戦を招く形になったこの継投策について、大矢氏はまず「5回が投手(へ)の四球から始まったのが一番大きかったと思う」と発言。薮田は5回1死から西武2番手・佐々木健に四球を与えているが、佐々岡監督はこの四球を見て代え時と判断したのではと推測した。 ただ、大矢氏は続けて「(薮田を)なんとか一本立ちさせたいのなら、少なくとも同点までは投げさせないと、『この次こそ』という気持ちを持って降ろさなきゃいけない。今日の降ろし方だと『何もなくダメだった』で終わってしまうので、非常にもったいない代え方をしたと思う」とコメント。薮田はこの試合が今季初登板・初先発だったが、先発の一角として運用したいのなら我慢して続投させるべきだったと指摘した。 大矢氏の後に話を振られた齊藤氏は「(薮田は)5回にもしやられた(失点した)としても、本人は『いけるところまでいった』と納得する感じになると思う。(でも)中途半端に代えられると、『信用されてないんだな』と(思ってしまう)」と、今回の早期降板は薮田のモチベーションにも関わってくるのではと主張。また、「次の登板でもっと重圧がかかって、四球(や被安打)が増えてくるんじゃないか」と、次回登板で予想される悪影響についても語った。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< 両氏の発言を受け、ネット上には「確かにせめて追いつかれるまでは続投で良かった」、「3、4回は四球で招いたピンチを併殺で切り抜けてたし、5回も何とか粘れる可能性はあったと思う」、「薮田は過去にタイトルも獲得した実力者だから、首脳陣はもう少し信用するべきだったのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そんな薮田を優先するような余裕なんか無いだろ、ただでさえチームは連敗続いてるのに」、「2017年の薮田ならともかく、今の薮田にはそこまで信用するような価値は無い」、「佐々岡監督は四球続きで炎上の気配を感じたから代えただけだろ、後続が打たれたのは結果論」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「プロ入りした2015年から広島でプレーする28歳の薮田は2017年に15勝を挙げ最高勝率(.833)を獲得するも、翌2018年から昨季までは計3勝と不振が続いている投手。今季も二軍で『7登板・1勝3敗・防御率4.60』と苦戦する中で14日に一軍先発の機会が巡ってきましたが、大矢氏、齊藤氏は多少失点に目をつぶってでも続投させた方が復活につながるのでは考えたようです。ただ、薮田の現状やチームが14日試合前時点で7連敗中(2引き分け含む)ということなどを踏まえて、早期降板は間違いではなかったと異を唱えているファンも少なくありません。なお、佐々岡監督は試合後『チーム状況も状況だし、なかなか点が取れていない中で、これはこっちが薮田の勝ちよりチームが勝つための選択をした』と、チームの勝利を最優先に早期降板を決断したと語っています」(野球ライター) 試合後に即二軍降格が決まった薮田は、「無駄な四球と、自分の今の信頼度があそこ(での交代)だと思う」と反省の弁を口にしたことが伝えられている。14日の試合と今後の二軍再調整を糧に、2017年の投球を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月15日 11時30分
新日本・棚橋弘至が付き人の辻陽太とシングル「お前がスター選手になるまで残っといてやるよ」
新日本プロレスは14日、新シリーズ『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開幕した。新日本は後楽園3連戦を行う。 第2試合では辻陽太が、自身が付き人を務め、入団前から憧れの存在だった棚橋弘至にチャレンジ。辻は果敢な攻めを繰り出し、終盤にはジャイアントスイングからのスピアーで見せ場を作る。だが、棚橋は辻のすべてを受け止めた上で、最後はテキサスクローバーホールドをガッチリ決めてギブアップ勝ち。棚橋が貫禄を見せつけている。 バックステージで棚橋は息を弾ませながら、「座ってもいいかな?座ってもいいかな?(と言ってコメントスペースに座り込む)クソ!スタミナのペース配分が、狂ったな。(試合時間)5分…。5分でフィニッシュまで持っていこうと思ってた。それが倍か…!?辻の成長だな…。辻にしろ、上村にしろ、ヤングライオン(の期間)が、ほかの僕たち例年のヤングライオンよりも長くなってる。こういうコロナ禍の状況だから、なんとも仕方ないけども。タメが長ければ長いほど、デッカくて美しい花を咲かすと思うから、腐らずに1歩1歩(進んでもらいたい)。もう1回だ、辻。お前がスター選手になるまで、新日本プロレスのトップレスラーになるまで、俺が残っといてやるよ」と辻との再戦を明言。付き人の成長に目を細めるとともに、自身もトップに居続けることを誓っていた。 辻はコメントスペースで片膝をつきながら、「俺が今、このリングに立ってるのは、まぎれもなく棚橋さんのおかげだ。棚橋さんがいなければ、今の俺はないだろう。感謝なんか言葉じゃ言い表せないぞ。だからこそ、棚橋さん、あなたを超えた時に、俺は本物のプロレスラーになるんだ」といずれ棚橋を倒して恩返しをすることを改めて心に決めたようだ。 辻は15日にタイチと、16日にはオカダ・カズチカとのシングルマッチを控えており、熱望している内藤哲也とのシングル実現に向けて、大きなチャンスが与えられている。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月14日東京・後楽園ホール観衆 347人▼シングルマッチ○棚橋弘至(13分36秒 テキサスクローバーホールド)辻陽太●(どら増田)
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スポーツ 2021年06月15日 11時00分
国吉・有吉のトレードはロッテから話を持ちかけた? 緊急補強を迫ったブルペン事情、首脳陣は“澤村の再来”に期待か
色々な関係者に聞いてみると、この交換トレードは千葉ロッテ側から仕掛けたようである。 千葉ロッテ・有吉優樹投手と横浜DeNAの国吉佑樹投手の交換トレードが発表された(6月14日)。両投手とも右のオーバーハンド、リリーフ。第一報を聞いた時に、「特徴の似た者同士の交換トレードにどんな狙いがあるのか?」と否定的に捉えたが、そうではなかった。このトレードには、千葉ロッテの“投手事情”が隠されていた。 >>DeNA・国吉のトレードにファン大ブーイング「考え直して」 古参生え抜きを放出してまで新戦力を求めたワケは<< 「DeNAは有吉を先発で起用していくと聞いています。今永が復帰し、濱口も好調ではありますが、平良が長期離脱することになり、今年は大貫の調子がイマイチです。先発ローテーションに加わってくれる投手がもう一枚ほしいと思っていたところ、トレードの話が舞い込んできました」(球界関係者) 国吉はセットアッパーとしてチームに貢献してきた。その国吉を、ロッテ側が「是非に!」と一本釣りしてきた理由だが、「唐川-ハーマン-益田」と繋いでいく“勝利の方程式”が崩壊しつつあった。 「ハーマンの出場登録が抹消され、唐川侑己もアテにはできない状況です」(前出・同) 交流戦最後の巨人戦でのことだ。11日の初戦で唐川の登板が見送られ、翌12日も登板ナシとなった。この時点で、井口資仁監督は「明日も無理」と唐川の状態について語っており、 「コンディション不良と発表されたが、本当はもっとヒドイのでは?」 との声も囁かれるようになった。 「11日の巨人との初戦は『1対1』のまま、試合終盤まできました。唐川が投げるべき8回に、大嶺祐太が登板しましたが、代役を果たせませんでした」(スポーツ紙記者) “唐川不在”が、今回のトレードを加速させたという。 「直球勝負ができる中継ぎということで、国吉の名前が出たようです」(前出・球界関係者) 確かに、161キロをマークしたことがある。だが、「球速で相手バッターをねじ伏せる」スタイルではない。投球のキレで勝負しようとし、カットボール、スライダー、フォークなどの変化球も織り交ぜてくる。国吉の投球スタイルは唐川に似ているが…。 「昨年、シーズン後半でトレード獲得した澤村拓一(現レッドソックス)が活躍しています。ロッテ首脳陣が真っ直ぐの速い投手に絞って獲得投手を探したのはその影響です」(前出・球界関係者) 千葉ロッテはこのトレードが成立した時点で勝率5割ちょうど。64試合を終え、完投は僅か「1」。ロッテ首脳陣は中継ぎ投手に「休養日」を与えるなどし、ブルペン管理を行ってきたが、国吉を補強しなければならなくなった。ブルペン陣の蓄積疲労が気になる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月15日 10時50分
千葉ロッテから横浜DeNA電撃トレードの有吉優樹「もう一度ファンの前で勝ちたかった」
千葉ロッテマリーンズは14日、有吉優樹投手と、横浜DeNAベイスターズの国吉佑樹投手による交換トレードが成立したと発表した。 有吉は「プロ野球選手として地元千葉でプレーをすることが出来て本当によかったです。マリンの応援は本当に凄くていつもファンの皆様の応援に助けられていました。一番の思い出は昨年7月7日に2018年以来の勝ち投手になったことです。風の強い日でした。ただ、あの試合は無観客だったので、もう一度、ファンの皆様の前で勝ちたかったことです。マリーンズファンの皆様、熱い応援ありがとうございました。横浜では求められる役割をしっかりと全うしチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張りたいと思います」とマリーンズ時代を振り返りながらコメントをしている。 有吉は1991年3月12日生まれの30歳。出身地は千葉県でロッテは地元球団だった。右投げ右打ち、身長・体重は178cm、87kg、東金高ー東京情報大ー九州三菱自動車を経て、2016年ドラフト5位でロッテに入団。プロ5年目。今シーズンは一軍登板がなかったが、通算9勝13敗、1セーブ、18ホールド、防御率は3.95。DeNAでの背番号は「67」となった。 また、ロッテに電撃移籍となった国吉も「この度、千葉ロッテマリーンズに移籍することになりました。育成で入団して様々な経験をさせていただき、感謝の気持ちです。突然のことで正直寂しい気持ちと、まだ実感が湧いてこないです。リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。同じ関東のチームなので、試合を見に来ていただけると嬉しいです。約12年間お世話になりました」とDeNA球団を通じてコメントを残している。国吉は1991年9月24日生まれの29歳。出身地は大阪府で、右投げ右打ち。身長・体重は196cm、106kgと体に恵まれており、秀岳館高-横浜・横浜DeNA(育成2010~2011・7・28、支配下7・29~)という経歴を持つプロ12年目の選手。通算21勝30敗、3セーブ、34ホールド、防御率は3.87。背番号はDeNA時代と同じ「92」となった。交流戦最後まで一軍に帯同していただけに、ロッテでは即戦力の速球派リリーバーとして、昨年の澤村拓一のように早い時期からの活躍が期待される。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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「韓国への配慮は必要か」高野連の“日の丸外しで韓国入り”に、三原じゅん子ら政界からも苦言続々
2019年08月28日 19時55分
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スポーツ
日ハムの「社員募集プレゼン資料」にツイッター民ざわつく
2019年08月28日 18時00分
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スポーツ
阪神・鳥谷、まだ「電撃引退」の可能性アリか 意味深発言が“大先輩の晩年”と重なる?
2019年08月28日 17時30分
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広島 長野久義が今オフFA宣言で巨人復帰の仰天情報
2019年08月28日 12時00分
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スポーツ
女子プロ野球“遅すぎる”新規参入呼びかけ、求められる新機構の設立と本当のプロ化!
2019年08月28日 11時30分
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ヤクルト・村上、史上初の「10代本塁打王」が射程圏内? 達成を邪魔するのは“まさかの身内”か
2019年08月28日 06時30分
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新日本次期シリーズで内藤哲也がジェイ・ホワイトとIC戦! 2大王座戴冠へ三つ巴
2019年08月27日 22時30分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ボブ・バックランド」日本ではライバル不在だった“MSGの若き帝王”
2019年08月27日 22時30分
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桐生祥秀「100m代表落ち」危機…ユーチューバーやってる場合じゃない!?
2019年08月27日 21時15分
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アントニオ猪木氏が愛妻の死を報告、ファンからは心配の声も…
2019年08月27日 17時30分
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巨人・原監督、「公開処刑」になすすべなし? 由伸・松井の目前で起こり得る最悪の事態とは
2019年08月27日 11時50分
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グラウンド外で存在感を増す中畑清氏に原監督の胸中は?
2019年08月27日 06時30分
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ケニー・オメガがDDTに電撃凱旋決定!新日本移籍から2014年以来、5年ぶりの里帰り!
2019年08月26日 22時30分
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「試合を壊すピッチング」西武マーティンへの中継中の“悪口”が物議 「酷すぎる」「的確な紹介文」など賛否の声
2019年08月26日 19時30分
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“遅れ気味”といわれる日本の大学スポーツ振興のため民間企業が一肌脱いだ!
2019年08月26日 17時53分
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DeNA、絶対エース・今永昇太がチームを救う!巨人・山口俊に投げ勝ち再び2位浮上!
2019年08月26日 17時30分