スポーツ
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スポーツ 2021年07月06日 11時50分
義足レスラー谷津嘉章が28年ぶりの王座戴冠!「遅咲きのチャンピオンかもしれないけど、これからもよろしく」
DDTプロレスが4日、東京・後楽園ホールで「BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 FINAL!!」を開催。プロレス用の義足を装着して、「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で再デビューを果たした谷津嘉章が率いる新ユニット「チーム・オリンピアン」がKO-D8人タッグ王座を奪取した。 再デビュー2戦目となった谷津は、レスリングでJOCジュニアオリンピックに出場経験のある彰人、大和ヒロシ、中村圭吾と新チームを結成。高木三四郎、納谷幸男、力、なべやかんの“親の七光り軍団”ことチーム・サラブレッドが保持する同王座に挑戦した。 先発をした谷津は高木に禁断の義足キック、ワンダースープレックスを繰り出すなど好調な出足だったが、サラブレッドの波状攻撃を食うなど防戦に回る場面も多かった。しかし、高木、力、やかんの3人がトップロープからトリプル・セーバーチョップを狙うも、谷津がかわして納谷に誤爆。すかさず谷津は鋼鉄のヒザで納谷にアイアンニー(ヤツゴェ=カミゴェと同じ技)を叩き込み、監獄固めを決めた。パートナーの3人もそれぞれ監獄固めに入ってカットを阻止。たまらず納谷がギブアップして、チーム・オリンピアンが新王座に就いた。谷津は実に28年ぶりのベルト戴冠である。 試合後、谷津は「ベルトを獲れたのは自分の力じゃなくてチームワークだと思うから。あまり動けないけど、もっとコンビネーション作って。遅咲きのチャンピオンかもしれないけど、これからもよろしく」と満面の笑みを浮かべた。一方、高木は「負けた。強かった。谷津さん、64歳でしたっけ?そう見えないですよ。今日の谷津さんに学ぶことはいっぱいあると思います。みんな、自分たちの信念をもって闘いましょう。サラブレッドはベルトを落として、その役割を終えたと思ってます。今日で解散します」と宣言。本来、“親の七光り軍団”はあと3人集めて、7人にするはずだったが、実現する前にチームが解散となってしまった。 谷津がベルトを獲ったのは感動のひと言しかない。義足レスラーとしての可能性をさらに見せてくれるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年07月06日 11時45分
エンゼルス・大谷、マリナーズ戦が明暗を分ける? ホームラン競争へ立ちはだかる鬼門を「日本流」の秘策で乗り越えられるか
エンゼルスの大谷翔平選手が31号本塁打を放った(7月5日/日本時間)。31本は2004年に松井秀喜氏が記録した日本人最多本塁打数だ。“新記録”は時間の問題であり、同時に米オールスターゲームのホームラン・ダービーへの期待もさらに高まってきた。 「大谷は本当に優勝できるんじゃないか?」 “本命”説も浮上してきた。複数の日本のプロ野球関係者たちがそう言う。それも、単なる期待論ではなく、れっきとした根拠があってのことだ。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< 「優勝候補と目されていた何人かの選手が出場を辞退しました。ホームラン・ダービーは限られた時間の中で数多く打った選手が勝利します。そうなると、力でボールを飛ばそうとしたり、慌ててフルスイングしたために本来の打撃フォームを崩してしまうこともあります。過去、後半戦に成績を落とした選手もいました」(米国人ライター) 打撃投手役が投げた球数ではなく、「制限時間内にどれだけ打ったか?」が問われるのだ。 その「4分間」の勝負は、決勝に進めば3度繰り返されることになる。パートナーは出場選手が決めることができ、大谷は自軍のブルペン捕手であるジェーソン・ブラウン氏を“指名”している。 「ブラウン氏は試合前の打撃練習でもピッチャー役を務めています。ホームラン・ダービー本番でも自分のテンポで打つことができると思います」(前出・同) 米メディアは「スタミナ勝負」とも伝えていたが、日本の関係者たちは違う見方をしていた。 「日本の打撃練習と似ているんです。一人の選手が30分以上、打ち続けるフリー打撃の練習があって、ホームラン・ダービーと似ています」(プロ野球解説者) キャンプ中、ホームベース付近にケージを2、3か所用意し、打撃投手、もしくはマシン相手にひたすら打ち続ける練習だ。メジャーリーグでも行われているが、30分以上も打ったりはしない。日本では当たり前の練習だが、米国では「実戦的ではない」とされ、練習試合を重視する。 「NPBに来日してきた外国人選手は、日本式のフリー打撃をやったとしても、短い時間で切り上げてしまいます」(前出・同) どちらの練習が理に適っているかの話ではない。大谷は花巻東高校、日本ハムで“ひたすら打ち続ける練習”を積み重ねてきた。「4分間計3回のフルスイング」でバテるなんてことはあり得ないのだ。 この日本式の練習がホームラン・ダービーにおいて、プラスに転じるというのが日本の関係者たちの見解だ。 大谷は打撃好調であり、この調子のままホームラン・ダービー本番を迎えれば、本当に優勝するのではないだろうか。 「あえてマイナスのことを挙げるとすれば、11日のマリナーズ戦です(日本時間)。マリナーズはマルコ・ゴンザレスの先発を予定しています。大谷はゴンザレスが苦手で、昨季は11打数1安打と完全にカモにされていました」(前出・米国人ライター) ゴンザレスは技巧派左腕。今季は開幕投手も務めたが、故障でしばらく戦線を離れていたため、今季の対戦はなかった。苦手投手を克服できれば大きな自信にもなるが…。大谷がホームラン・ダービーで勝利すれば、“心技体の日本流”も見直されるのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月06日 11時30分
オリックス杉本裕太郎が4番の活躍!首位固めへ投打ともに磐石な布陣揃った!
オリックスがまた“負けない”モードに突入した。6月27日から1分けを挟んでの5連勝。2位だった東北楽天のつまずきもあり、2位と4.5ゲーム差をつけて、首位固めへ着々と駒を進めている。【オリックス 6.29〜7.4戦績】対 千葉ロッテ大阪・京セラドーム大阪6月29日△オリックス(榊原)5-5(二木)千葉ロッテ△30日○オリックス(田嶋)5-0(鈴木)千葉ロッテ●対 埼玉西武所沢・メットライフドーム7月2日○オリックス(山本)5-3(佐々木)埼玉西武●3日○オリックス(山崎福)8-0(今井)埼玉西武●4日○オリックス(宮城)3-2(ニール)埼玉西武●※(カッコ)内は先発投手。※79試合40勝29敗10分の首位。2位の福岡ソフトバンク、千葉ロッテと4.5ゲーム差。 苦手の千葉ロッテ相手に行われた2連戦では、初戦に先発した榊原翼が大乱調。5点のビハインドを背負ったが、杉本裕太郎の「ピッチャー陣が抑えてくれていましたし、なんとか早く点を取りたいと思っていたので、打ててよかったです!本当にピッチャー陣のおかげだと思います!」と2本のホームランを放ち、中継ぎ陣が粘って投げたことで引き分けに持ち込んだ。翌日は田嶋大樹が「初回は少し力みがありましたが、2回以降は落ち着いて、自分らしいピッチングが出来たと思います。全体的には、なんとか最低限の仕事が出来たと思いますが、少し球数が多くなってしまったところは課題だと思いますし、なんとか投げ切りたかったです」と言っていたが好投。この日は杉本にタイムリー、若月に一発が出て、オリックスが1勝1分けでこのカードを勝ち越した。 1日のお休みを挟んで、チームは所沢で埼玉西武との3連戦。前週も週末は西武戦だっただけに、両チームともにローテのピッチャーがほぼ被った。京セラでは1勝1敗1分けのイーブンだったが、初戦から繋がる打線と投手陣の好投が上手く噛み合う。初戦の先発エース山本由伸は「調子自体は立ち上がりから悪くなかったと思います。途中から真っすぐの感覚も良くなっていって、どんどん押していくピッチングも出来ていました。ピンチの場面もしっかりと粘ることが出来ましたし、ゲームを作れたところはよかったと思います」と語れば、2戦目は地元所沢出身の山崎福也が先発を務め、「序盤から野手陣が点を取ってくれていたので、気持ちとしても少し楽に投げることが出来ましたし、ストライク先行のピッチングで、しっかりとゾーンで勝負できていたところがよかったんだと思います」と好投。最終日は由伸と防御率と最多勝争いをしている宮城大弥が先発。見事に1点差ゲームを制して、西武相手にスイープするとともに、防御率、勝利数ともに由伸を抜き、ランキング1位となっている。オールスターゲームには、ファン投票で宮城と吉田正尚、選手間投票で由伸と正尚、監督推薦で杉本が選出された。宮城と杉本は初出場だ。特に杉本は三冠の可能性も秘めているだけに、しっかりと世間にアピールしておきたい。(どら増田 / 写真・長津耀月)
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スポーツ 2021年07月06日 10時40分
日本ハム栗山監督ら元監督の大島康徳氏を悼む「2023年に完成する新球場を見ていただきたかった」
北海道日本ハムファイターズは、日本ハムで選手、監督として活躍した大島康徳氏が6月30日、ご逝去されたと発表した。大島氏は1969年にドラフト3位で中日に入団。宇野勝氏らとともにチームを引っ張る存在だった。1988年に日本ハムに移籍。通算2204安打を記録している。2000年から2002年までは日本ハムの監督を務めた。2006年の第1回WBCでは、日本代表の打撃コーチに就任し、日本の世界一に貢献。その後は解説者として的確かつわかりやすい解説で、人気が高かった。大腸がんとの闘病中もプロ野球をチェックしており、最後まで野球人だった。 訃報を受けて、栗山英樹監督は「大記録を残され、長きにわたって野球界を背負われた大先輩であり、今はただ感謝しかありません。またファイターズが苦しかった時期を監督、選手として支えていただきました。もっと、もっと野球に関わっていきたかったはずでしょうし、悔しかったと思います。心残りは2023年に完成する新球場を見ていただきたかったこと。私たちにできるのはこれからも懸命に戦って、大島さんに喜んでもらえるファイターズを作っていくことです。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」とコメント。 同じく、日本ハムや中日に在籍した小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチは「非常にショックで、言葉がありません。監督を辞められてからも親身になって気にかけていただきました。状態が悪い時には心配して連絡をいただいてアドバイスをもらい、いつも助けてもらっていました。引退後もプライベートで交流がありましたし、私にとって大きな存在でした。心よりご冥福をお祈りいたします」とショックを隠せない。 大島チルドレンでもある田中賢介スペシャルアドバイザーは「大島監督の1年目が私の1年目で、ドラフトで自分のくじを引き当ててくれたのが監督として最初の仕事だったと思います。ファイターズに導いてくださった方で、同じ九州出身という縁もあってか早い段階から起用してくれましたし、それもあって長くプロの世界でプレーできたと感謝しています。入団から3年間お世話になり、打撃指導を受けても当時は仰ることがよく飲み込めなかったのですが、解説者としていらした時にはいつもケージの後ろからアドバイスをくださり、ベテランと言われる年齢になってからは指導されることが少なくなっていましたので、一言ひと言に有難みを感じていました。東京ドームでの私の引退セレモニーにはサプライズで花束贈呈にいらしてくださり、体調が思わしくないとお聞きしていた中でしたので思わず涙がこぼれました。お会いするたびに冗談めかして「バカヤロウ」と愛のこもった言葉をかけていただいたこと、この先も忘れることはありません。どうか安らかにお休みください」と大島氏との思い出を語っていた。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月05日 22時30分
大仁田厚が爆破に特化した新団体を旗揚げ!試合後シャドウWXがビッグファイヤーで襲撃
“邪道”大仁田厚が率いる爆破に特化した新団体「FME-E(エクスプロージョン)」が4日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で旗揚げした。メインイベントの「有刺鉄線電流爆破+バリケードマット地雷+電流爆破バット+電流爆破テーブル~地獄のデスマッチ~」は大仁田が2回被爆しながらも、地獄から生還し勝利を収めている。 今年3月に米AEWで行われた電流爆破デスマッチ(ケニー・オメガVSジョン・モクスリー)を会場やインターネット配信で見た全世界のファンから、大仁田に「オーニタのホンモノの電流爆破が見たい」とのメッセージが殺到。これを受け、大仁田は爆破に特化した新団体の設立を決意。旗揚げ戦は世界にネット配信され、そのうちの6割が北米の視聴者だったという。 過去に例を見ない数々の爆破アイテムが設置された地獄のデスマッチは、大仁田、リッキー・フジ、藤田ミノル組が、アブドーラ・小林、宮本裕向、怨霊組と激突した。 最初から大仁田は小林と激しくやり合ったが、小林は有刺鉄線電流爆破に大仁田を早々に被爆させた。その後、大仁田の左腕にフォークをメッタ刺しに。続けて、小林と宮本が電流爆破バットのサンドウィッチ攻撃を見舞うと、大仁田は大ダメージを負う。それでも立ち上がった大仁田がエプロンで毒霧からDDTを見舞うと、小林は場外に設置されたバリケードマット地雷ボードに転落。そのすさまじい煙でリング上は視界不良の状態になった。そんななか、大仁田は電流爆破テーブルの上で机上パイルドライバーを怨霊に決め、3カウントを奪った。 だが、ハッピーエンドでは終わらなかった。試合後、故ミスター・ポーゴさんの愛弟子、シャドウWXが登場。「8月15日、大阪で挑戦者を募集してるらしいじゃないか。やろうじゃないか。1991年、大阪でやった地雷爆破デスマッチ。誰とやったか分かってるよな。俺の半分に、その方の血が流れてるんだ。挑戦受けろ!」とアピールした。 エプロンに上がったWXは大仁田に師匠をほうふつとさせるビッグファイアーを噴射。勝利の余韻に浸ることもできず、大仁田はしばし失神して暗転した。 FMW-Eは8月15日に大阪・花博記念公園鶴見緑地特設会場で旗揚げ第2戦を行う。大阪といえば、91年5月に万博記念公園で、大仁田とポーゴさんが史上初の有刺鉄線バリケードマット地雷爆破デスマッチを行った伝説の地。大阪大会でも地雷爆破デスマッチが30年ぶりに行われる予定で、大仁田とWXによる決着戦が急浮上した形だ。 試合後、大仁田は「バカバカしいと思う人もいるかもしれないけど、支持してくれる人もいる。2、3日中に発表しますけど、男女共同参画じゃないけど、女子も前面に出ていい。いいスタートが切れた」とコメントした。 さらに、「WXにまたがれた。人の髪を燃やすなよ。大阪で闘いたい?本人がやりたいと言うなら前向きに考える」と口に。WXの挑戦表明を受けて立つことが濃厚になった。 今回の旗揚げで、全国各地にとどまらず、全世界で電流爆破マッチが見られることになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年07月05日 20時30分
DeNA・山崎は侍ジャパンの抑え失格?「厳しいと言わざるを得ない」中畑氏が問題点を指摘、「むしろ好調」反論の声も
野球解説者の中畑清氏(元DeNA監督)が、4日放送の『SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系)に生出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>侍ジャパン、故障辞退した中川の代役は「宮城で決定!」中畑氏が断言も疑問の声、パ最多勝でも招集が無さそうなワケは<< 今回の番組で中畑氏は、同日に行われたプロ野球6試合について解説。5三振を喫した阪神・佐藤輝明の打撃フォームの変化や、同日に楽天への金銭トレードが発表された巨人・炭谷銀仁朗への期待などを語った。 その中で、中畑氏は巨人対DeNA戦の8回表に登板したDeNA・山崎康晃の投球に注目。この回山崎は先頭の丸佳浩、続く岡本和真に連打を浴びるなど1死一、三塁のピンチを招くも、ここで打席の梶谷隆幸を見逃し三振に。この直後に二盗を敢行していた一塁走者・廣岡大志も一、二塁間の挟殺プレーでアウトとなったため、山崎は結果的に無失点でマウンドを降りた。 ただ、中畑氏は「今日の状態は悪い」と前置きし「追い込まれてから決め球のツーシームでいくんだけど、2人(丸・岡本)ともにしっかり捉えられてピンチを広げちゃうんだよね」と発言。丸、岡本にそれぞれ得意球のツーシームを打ち返されている点を不安視した。 中畑氏は続けて、「こういう状態、流れでいくと(なると)、代表チームの中では抑え(を務めるの)は厳しいと言わざるを得ない」とコメント。山崎は6月16日に発表された東京五輪に臨む侍ジャパンのメンバーに選出されているが、中畑氏は得意球を捉えられている現状では守護神は務まらないという見解を示した。 中畑氏の発言を受け、ネット上には「確かに今季はツーシームが思ったように効いてないイメージ」、「タイトル獲った時に比べてストレートが良くないから、その影響でツーシームの威力も減少してるのかもしれない」、「山崎はリード時によく打たれてるし、代表では同点・ビハインド要員にするべきだな」といった反応が寄せられている。 一方、「それまでにいくら打たれようが、失点さえしなけりゃそれでいいだろ」、「ここ最近の山崎は不調というよりむしろ好調のように見えるんだが」、「今日はたまたま2本打たれたけど、それまでは1か月で4本とかしか打たれてないしあまり問題は無いのでは」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「今季の山崎は4日終了時点で『36登板・3勝1敗17ホールド・防御率1.78』とセットアッパーとして一定の数字を残していますが、得意球のツーシームの被打率は『.262』、ツーシームと織り交ぜて用いるストレートの被打率は『.237』となっています。どちらの球種もセーブ王を獲得した2019年より悪い数字(ツーシーム.184、ストレート.202)であるため、現在の調子を不安視しているファンは少なくないようです。一方、山崎が6月9日・西武戦から7月4日・巨人戦にかけ7試合連続無失点を続けていることから、失点を喫していない以上そこまで心配をする必要はないという意見も見られます」(野球ライター) 2019年のプレミア12では守護神として、「5登板・0勝0敗3セーブ・防御率0.00」と圧巻の投球を見せ優勝に大きく貢献した山崎。東京五輪でも同様の活躍が期待されているが、野球競技がスタートする7月28日までの投球内容は今後も注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月05日 19時00分
闘病中の元広島・北別府氏、大島さんの逝去に絶句「病を乗り越え野球談義が…」 他OBも志半ばでの旅立ちに無念吐露
現役時代に日本ハム(1969-1987)、中日(1988-1994)で「2638試合・.272・382本・1234打点・2204安打」といった成績を残し、引退後は日本ハム(2000-2002)で監督も務めた野球解説者の大島康徳さん。5日、その大島さんが大腸がんのため6月30日に70歳で逝去していたと複数メディアが報じた。 大島さんは2017年2月に自身の公式ブログで、2016年10月にステージ4の大腸がんで余命1年と宣告されたことを公表。その後は治療を行いながら評論家として活動を続け、今年に入っても6月12日にNHKBS1で中継されたロサンゼルス・エンゼルス対アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で解説を務めていた。 しかし、同月21日に自身のブログでがんが肺へ転移していることを公表した大島さんは、28日のブログでは「ブログを書くことがきつくなってきました」と体調が悪化している旨を吐露。29日21時の投稿を最後に投稿が途絶え多くのファンから心配の声が寄せられていたが、報道によると大島さんは容体悪化により28日夜に入院し、30日に息を引き取ったという。 大島さんの逝去を受け、複数の球界OBが自身のSNSやブログを通じコメントしている。1984~1987年にかけ共に中日でプレーした山本昌氏(元中日)は5日に自身の公式ツイッターに投稿。「まだ70歳、これからも野球界の発展にご尽力して頂きたかった。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします」と大先輩の死を悼んだ。 1988~1994年にかけパ・リーグでしのぎを削った愛甲猛氏(元ロッテ他)は、同日に自身のツイッターに「残念です。ロッテ時代ファースト上でよく会話をさせて頂きました。本当に面白い方で大島さんの引退試合で伊良部から痛烈なヒットを打って『愛甲まだ俺やれるな!来年もやるか』って『引退撤回ですね』そんな会話を思い出します。心より御冥福を御祈り致します。合掌」とコメント。現役時代の思い出話を交えて大島さんの死を惜しんだ。 2020年1月に成人T細胞白血病を公表し現在も闘病中の北別府学氏(元広島)は、同日に自身のブログに投稿。「球界の先輩である大島康徳さんの訃報を聞き大変残念でショックを受けております。お互いに病を乗り越え野球談義ができる日が来るかと信じておりました」と、大島さんの死に動揺している旨を吐露した。 >>元広島・北別府氏、後輩・長野に「良い存在ではない」 プロ生活で最悪の成績、期待を裏切ったベテランに喝を入れる?<< 大島さんの訃報を受け、ネット上にも「現役時代から思い入れがあったからこの上なく悲しい、心よりご冥福をお祈りいたします」、「余命1年宣告から約4年…ここまで本当に頑張られたと思います、これからは天国で野球界を見守ってください」、「最後まで病魔と闘い続けた大島さんの姿は決して忘れません」といった追悼の声が相次いでいる。 逝去が判明した5日、大島さんの妻が大島さんのブログに投稿。今年の春頃に大島さんが口にした言葉として、「命には必ず終わりがある 自分にもいつかその時は訪れる その時が俺の寿命 それが俺に与えられた運命 病気に負けたんじゃない 俺の寿命を生ききったということだ その時が来るまで俺はいつも通りに普通に生きて 自分の人生を、命をしっかり生ききるよ」という言葉を記している。その言葉通りに人生を生き抜いた大島さんの姿は、これからも多くのファンの記憶に残り続けていくだろう。合掌。文 / 柴田雅人記事内の引用について大島康徳さんの公式ブログよりhttps://ameblo.jp/ohshima-yasunori/山本昌氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/yamamoto34masa愛甲猛氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/norainu_0815北別府学氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/
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スポーツ 2021年07月05日 18時30分
DeNA、上昇気流の裏に柴田あり! ユーティリティプレーヤーが魅せる渋い働き
交流戦を境に上昇気流に乗り始めたベイスターズ。交流戦後も5連勝をマークするなど好調をキープし、今シーズン未だ勝ち星のなかったジャイアンツにもやっと勝利を挙げることに成功。4位ドラゴンズにゲーム差1に迫るなどイケイケムードが漂っている。 先発陣にようやく勝ち星が付き始め、リードオフマンの桑原将志や4番のタイラー・オースティンが打ちまくるなどチームが好調な理由は多々あるが、けがから復帰した柴田竜拓の働きも見逃せない。 今シーズンも当然のように開幕一軍に名を連ね、ショートやセカンドとしてスタメン出場していたが、4月23日の甲子園のゲームで守備中に大和と交錯して左肩を脱臼。長いリハビリ期間を経て6月19日に一軍に再登録され、翌日にはそれまでルーキーながらセカンドとして活躍していた牧秀悟が腰痛でスタメンを外れると、その穴にすっぽりとハマってみせた。さらには2番キャッチャーとしてチームを引っ張っていた伊藤光も腰痛でスタメン落ちすると、2番としてつなぐ役割をしっかりとこなし、甲子園での3連勝に貢献した。 また柴田の復帰に伴い、牧をファーストで起用しネフタリ・ソトに休養日を与えるなどオプションも増し、7月3日の試合中に宮崎敏郎が異変を訴えた際には、サードにも入るなど、そのユーティリティでチームにとって欠かせぬ存在となっている。 守備はNPBでもトップクラスだが課題はバッティングで、プロ入りして3年間は打率.240を超えることはなかったが、2019年は.256とアップ。昨年は276打席で打率.266、ホームラン2本と良化し、今シーズンは打率.250前後ながら、復帰後は振り抜くバッティングも板につき、ホームランやツーベースなど長打も目立ってきている。 倉本寿彦と田中俊太が怪我で不在の中、ショートのレギュラー・大和にも疲れが出てきてもおかしくない季節。身長は小さいが、どこでもどんな時も頼りになる6年目の柴田の存在は、ベイスターズにとってとてつもなく大きい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年07月05日 17時30分
スターダム刀羅ナツコが試合中に負傷で不完全燃焼防衛の林下詩美「ナツコとまたやるまでは防衛する!」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは4日、初夏のビッグマッチ『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』神奈川・横浜武道館大会を開催した。 メインイベントでは“赤いベルト”ことワールド・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンのクイーンズ・クエスト、林下詩美に、大江戸隊の刀羅ナツコが挑戦するタイトルマッチが組まれた。 鉄パイプを手に入場したナツコに対して、花火の演出とともに威風堂々と入場した詩美。ナツコのセコンドには、スターライト・キッドを始めとする大江戸隊のメンバーが勢揃いだ。 試合は予想に反して、じっくりとしたレスリングを見せ合う静かなスタート。ナツコは重いチョップを放ち場内をどよめかせる。林下が反撃をしようとすると、場外に引きずり出した大江戸隊が束になって襲いかかる。クイーンズ・クエストのメンバーも助けに入るが、増殖した大江戸隊には勝てず、ナツコはテーブルに詩美を乗せると、詩美が持ってきた薔薇を一輪咥えながら、トップロープから場外へダイブ。テーブルクラッシュに成功する。さらに、場外へフットスタンプを放つも、逆にこれで膝を打ったナツコが苦悶の表情を浮かべて、村山大値レフェリーがドクターストップをかける。「やる!」と言い張るナツコだが、立っても歩けないため、このままドクターストップで詩美が6度目の防衛に成功した。 悔しい形で試合が止まってしまったナツコは座りながら、「詩美!足治ったら一番最初に挑戦させろよ!だからそれまでクソみたいなテメェでもベルト持ってろよ!」と絶叫。場内からはナツココールのような手拍子が沸き起こった。 これを見ていた詩美はベルトを巻くと、「私がベルトを獲られるわけねーんだから、早く足を治して来いよ!ナツコとまた防衛戦をするまでは、このベルトを絶対守ります!ナツコ!早く戻って来いよ!ナツコが戻って来るまで、スターダムはこの赤い女王、林下詩美が盛り上げて行くので、お楽しみに!」とナツコにエールを送るとともに、不完全燃焼に終わったこの試合の再戦をファンに約束。詩美からチャンピオンの風格が満ち溢れていたのが印象的なエンディングだった。 大江戸隊の勢いが出て来ていただけに、ナツコの負傷は痛いが、この日、「白いベルト」中野たむに挑戦表明したキッドなど、大江戸隊のメンバーにとってもユニットを守るため、よりレベルアップしてもらいたい。◆スターダム◆『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』2021年7月4日神奈川・横浜武道館観衆 1135人(満員)▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)<王者>○林下詩美(11分33秒 ドクターストップ)刀羅ナツコ●<挑戦者>※ナツコの負傷により。※第13代王者が6度目の防衛に成功。(どら増田 / 写真・FUZKI)
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スポーツ 2021年07月05日 15時50分
楽天、炭谷のトレード獲得に西武ファン怒り「どれだけ獲れば気が済むのか」 不可解な補強は菊池・秋山加入の布石に?
これまで西武(2006-2018)、巨人(2019-)でプレーし、昨季まで「1283試合・.213・38本・304打点・704安打」という通算成績を残しているプロ16年目・33歳の炭谷銀仁朗。4日、その炭谷の楽天移籍が決定したことを両球団が公式サイト上で発表した。 両球団公式サイトによると今回の移籍は金銭トレードによるものとのことだが、具体的な金額は明かされていない。また、巨人側の公式サイトには「ジャイアンツに来て2年半、ジャイアンツのユニホームを着てみんなと戦えたこと、首脳陣の皆さんに指導してもらったことは私にとって宝物です」という炭谷のコメントが掲載されている。 今季の炭谷は開幕から一軍でプレーしていたが、「44試合・.188・1本・7打点・9安打」と数字は今ひとつ。6月10日・オリックス戦を最後に、巨人で最後の出場試合となった7月3日・DeNA戦まで約1カ月スタメン起用から遠ざかっていた。 >>巨人・炭谷の放出は新たなトレードの伏線? 不可解な移籍の裏で原監督が画策するシナリオとは<< 炭谷の獲得を受け、ネット上には「打率1割台の捕手をわざわざ獲った意図がよく分からない」、「ニュースだと出場機会を求めてとか言われてるけど、正捕手太田(光/.197・3本・19打点)を差し置いて起用する価値は果たしてあるのか」、「数字だけ見れば特に必要性は無いが、将来的にコーチにする狙いでもあるのか?」といった楽天ファンの反応が多数寄せられている。 一方、「楽天は炭谷を戦力としてではなく、菊池(雄星/シアトル・マリナーズ)や秋山(翔吾/シンシナティ・レッズ)ら元同僚の獲得するための交渉材料として獲得したのでは」、「元西武選手が大好きな石井(一久GM兼)監督のことだから、今回の補強が菊池秋山獲得への布石だとしても不思議じゃない」、「MLB組だけじゃなく、再来年にFA取得する国内主力組も根こそぎ持っていかれたら最悪の展開だ」と、今後の補強へ向けた一手なのではないかと推測するコメントも複数見受けられた。 「楽天は石井GM兼監督がGM職に就いた2018年9月からこれまでに浅村栄斗、牧田和久、涌井秀章と3名の元西武選手を獲得しており、今回の炭谷で4人目ということになります。そのため、チームは西武経験者を数多く有しているという点を、現在MLBでプレーしている菊池、秋山らの獲得を将来的に狙う際の交渉材料にしたい狙いがあるのではとみているファンは少なくありません。また、西武は2023年に山川穂高、森友哉、源田壮亮、外崎修汰といった現主力選手が一斉にFAを取得する見込みですので、MLB組と並行してこちらの面々にも食指を伸ばすのではとの見方もされています」(野球ライター) 西武ファンからは「楽天はどれだけ西武経験者を獲れば気が済むのか」、「1球団だけ狙い撃ちして恥ずかしくないのか」という批判の声も挙がっている今回の一件。炭谷がどのような起用をされるのかはもちろん、楽天側の今後の動向も大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式サイトよりhttps://www.giants.jp
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スポーツ
大船渡・佐々木、「面談=指名」ではない? 国際大会での印象も評価に影響か
2019年09月19日 17時30分
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スポーツ
帰化した大横綱が目指す『白鵬部屋』と協会理事長の椅子
2019年09月19日 12時10分
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スポーツ
沖縄に続き新潟市も球団招致 プロ野球16球団化で利権争い
2019年09月19日 12時00分
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スポーツ
2年連続のセーブ王確定! DeNA、チームを支える山崎康晃の安定感
2019年09月19日 11時30分
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スポーツ
初代タイガーマスクの“愛弟子”スーパータイガーが、“猪木イズム最後の継承者”藤田和之と対戦!
2019年09月19日 06時30分
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スポーツ
「俺が世界一だ!」“プリンス”白鳥大珠が日本人無敗の“キング”梅野源治を破り優勝!
2019年09月18日 22時30分
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スポーツ
日本ハム・栗山監督の“強攻策”に批判続々 吉田輝の一軍昇格、CS戦線投入に「もう末期だ」の声
2019年09月18日 18時33分
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スポーツ
千葉ロッテが画策する「東の猛虎」掛布&鳥谷の両獲り(2)
2019年09月18日 17時50分
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スポーツ
ロッテ福浦和也の引退カウントダウンがいよいよ最終章!海浜幕張が「俺たちの福浦」に!
2019年09月18日 17時30分
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スポーツ
韓国チームの来日キャンセル続出! 日本プロ野球、侍ジャパンにも影響が出てしまう深刻な事態に?
2019年09月18日 11時30分
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スポーツ
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「山本小鉄」“人間爆弾”の知られざる名勝負
2019年09月17日 22時30分
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スポーツ
新日本、棚橋弘至2週間で王座陥落!飯伏幸太は地元で「2つ巻いて鹿児島に戻って来る!」と約束
2019年09月17日 22時30分
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スポーツ
シブコ人気で異変 アン・シネ、金田久美子…女子プロゴルフお色気合戦
2019年09月17日 21時00分
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スポーツ
巨人・宮本コーチの“無責任発言”に批判噴出! 菅野抹消、二転三転する態度に「ズムサタに帰れ」の声
2019年09月17日 19時15分
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スポーツ
千葉ロッテが画策する「東の猛虎」掛布&鳥谷の両獲り(1)
2019年09月17日 17時50分
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スポーツ
阪神、矢野監督が元中日・井上氏を抜擢するワケ 「駆け引き」による1・2番コンビの成長も狙いか
2019年09月17日 17時30分
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スポーツ
オリックス、黒い猛牛効果的中も5年連続負け越し決定!希望は猛牛三銃士のタイトル争いに
2019年09月17日 11時30分
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スポーツ
真の“世界一”を目指し那須川天心、ONEと契約中のロッタン戦再戦に意欲!「世界に存在を知らしめたい」
2019年09月17日 10時59分
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スポーツ
新日本シリーズ最終戦、9.22神戸ワールド記念ホール大会展望!メインは内藤対ジェイ!
2019年09月16日 22時30分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
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2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分