スポーツ
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スポーツ 2021年07月07日 11時00分
西武・松坂、引退後の指導者転身は拒否? 渡辺GMはアドバイザー職打診で流出阻止の構えか
平成の怪物・松坂大輔投手が今季限りでの現役引退を決意した。昨季、プロ生活をスタートさせた埼玉西武に復帰したものの、ここまで一軍登板ナシ。昨年7月に受けた「脊椎内視鏡頸椎手術」からの復帰をめざしたが、回復の兆しが見られなかったという。 「親しい知人などには先に報告したと聞いています」(スポーツ紙記者) 「松坂引退」の一報が入ったのは、各地でのナイトゲームが終わった頃。西武は旭川遠征に出ていたため、“伝聞”で知ったメディアも少なくなかった。旭川に帯同した側も詳しいことが分からず、各々が“個別ルート”を使って事実確認を行った。 その確認作業の過程で分かったこともある。球団職員、現場スタッフ、選手たちの中には知らなかった者もいた。辻発彦監督は知らされていたとは思うが、松坂本人から直接連絡があったのかどうかは疑問だ。 >>西武・松坂、ソフトB・工藤監督のおかげで命拾い? 渡辺GMがリスク覚悟の残留を決断したワケは<< しかし、それは良い意味で、西武は“選手寄りの球団”になった証でもある。 「松坂のチーム帰還を決め、各方面に調整を付けたのが渡辺久信ゼネラルマネージャー(以下=GM)です」(球界関係者) 渡辺GMが理想とするチーム像は、選手を大切にすること。功労者に対しては特にそうであり、フリーエージェント権を行使して退団した選手も帰還させ、西武で引退させてやりたいと考えていた。その第一号は現ソフトバンクの工藤公康監督である。 「それまでの西武は退団したら、それで全ての関係も切ってしまうような感じでした。そういう雰囲気を一掃し、チーム功労者を呼び戻し、現役を続けたいというのなら、トコトンまでやらせてやりたい、と」(前出・同) 松坂は自分自身で進退について考え、結論を出すことができたということだろう。プロ野球選手の多くは球団から「戦力外」を通告されて、現役生活を退く。その意味では、松坂は幸せなプロ野球人生を送れたようだ。 また、「今季限り」ということは、ペナントレース終盤のどこかで引退セレモニーも行われるのだろう。しかし、こんな声も聞かれた。 「松坂は米国での永住権を取得しています。指導者として球団には残らないと思われます。あれだけのビッグネームなので、アドバイザーのような肩書を与え、名目だけでも球団に残ってもらうのではないか」(前出・同) 古巣帰還のために尽力してくれた渡辺GM、そして、ファンのためにも西武球団に残るべきである。 1998年、夏の甲子園大会で松坂と対戦した選手がこんなことを語っていた。 「直球だと思ってバットを振ったら、次の瞬間、視界からボールが消え、左太股に直撃していました。あんな凄い曲がり方をしたスライダーは初めて見た」 五輪、WBCなど国際試合で見せた圧倒的なピッチングも思い出される。国際舞台で強かった平成の怪物が五輪イヤーに引退を決意したのも、何かの巡り合わせだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月07日 10時50分
DDT竹下幸之介、8.21旧・川崎球場で秋山準に挑戦!3度目の正直で秋山超えなるか?
DDTプロレスが4日に開催した東京・後楽園ホール大会で「KING OF DDT 2021」トーナメントを制したDDTプロレスの竹下幸之介が同5日、東京・千代田区の神田明神内で一夜明け会見を行い、KO-D無差別級王座獲りを力強く宣言した。 冒頭、竹下は「昨日、自宅に帰ってから自分の試合を見直したけど、決勝であの火野裕士選手によく勝ったな、そんな気持ちになりました。プロレス界トップクラスの化け物級レスラーから、完全な3カウントを奪えたってことはフィジカル、メンタル、運、勢い、そのすべてが今一番整っている何よりの証拠だと思います。この優勝は偶然ではなく必然で、今の竹下幸之介だからできたんだと思ってます」と自信たっぷりに話した。ここで、今林久弥GMが8月21日、富士通スタジアム川崎(旧川崎球場跡地)で開催される「WRESTLE PETER PAN 2021」で、チャンピオン秋山準に竹下が挑戦するKO-D無差別級選手権戦が決まったことをアナウンス。 これを聞いた竹下は「僕が8.21富士通スタジアム川崎のメインイベントに立つ。KO-D無差別のベルトに挑戦するということは、昨日の試合を見ていただければ異論はないんじゃないかと思います。昨年11月(3日)、12月(27日)と秋山選手に2連敗して、そこから半年が経ちました。僕にとっては長い夜が明けるというか、たかが半年ですけど、本当に長い半年間で。いろいろもがきましたし、苦しみました。でも、4月のAEW参戦から何かを変えていかないと、再び秋山選手の対角に立てる日は来ないと。そう思って、自分なりに行動した結果、今一番脂が乗った竹下幸之介で、自信をもって、秋山選手の前に立てることを楽しみにしています。富士通スタジアム川崎という大きな舞台で、竹下幸之介が再びDDTのトップに立つ準備は整いました」と力を込めた。 「秋山はどう映っていたか?」との問いには、「新鮮だったと思うんです。DDTに定期参戦して、約1年。マッチアップの面でも初対戦、初シングルとか、そういうのが多い中、新鮮だったんじゃないかと。だからこそ話題になるものもあった。でも、その新鮮なマッチアップというのは、僕が止めちゃってもいいかなって。まだ見たい組み合わせがあると思うけど、それはタイトル戦でなくてもいいと思うので。今はDDT所属の秋山選手ですけど、僕は一発やり返すまで、外敵じゃないけど、倒さないといけない相手、もっと言えば敵だと思ってるんで。DDTにKO-D無差別のベルトを取り戻す。そんな気持ちでいます」と語っている。 8.21川崎は野外会場でのタイトル戦になるが、「僕はもともと陸上競技をトップ選手でやってたんで。陸上なんて野外でスタジアムで何度もやってるわけで。高校時代、八種競技、十種競技みたいなのをやっていたので、ずっと走る飛ぶ投げる、全てにおいてスタジアムで闘ってきたので、場所がふだんと違うことへの不安はない。僕はプロレスを見始めて、4歳、5歳の時にはFMWのビデオを見て育ったので、そういう意味では旧川崎球場というのは感慨深いものがあって。22年経って、自分がそこのメインイベントに立ってるという。DDTの、プロレスのおもしろさだと思います」と自信ありげな表情で語った。 3度目の正直で、秋山超えを果たすのか注目だ。(どら増田)
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スポーツ 2021年07月06日 20時45分
阪神・佐藤の5三振は「名誉ある記録」? 里崎氏が批判の声に反論、ライバル選手と比較するファンも
野球解説者の里崎智也氏が5日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で里崎氏は、7月2~4日に行われたプロ野球の試合についてカードごとに解説。2日の中日対ヤクルト戦で中日側に見られた拙攻や、4日の日本ハム対ソフトバンク戦で目に付いた日本ハム守備陣のミスなどを語った。 その中で里崎氏は、4日・阪神対広島戦で阪神・佐藤輝明が1試合5三振を喫したことに言及。1試合5三振は史上19人目、セ・リーグの新人野手では初の記録(セ投手とパ・リーグ選手を合わせると史上3人目)だったため、ファンからは状態を危惧する声も少なからず挙がっている。 >>阪神・佐藤に低迷の危険信号が点灯?「今後他球団もやってくる」谷繁氏が指摘、中日バッテリーが見せた攻略法とは<< ただ、自身も記録保持者である里崎氏は「1試合5三振はすごいいい記録なのよ、逆に言うと」と恥ずべき記録ではないと主張。「なぜかというと、4三振も連続でしてるのに代打を出されてない(から)。すなわちベンチから信頼(されている)、認められているということ」と、佐藤が4三振を喫してもベンチに下げられないのは信頼を得ている証だと指摘した。 里崎氏は続けて、「(一部のファンは)不名誉な記録とか言ってるけど、名誉ある記録よ。(試合に)出続けてるんだから、普通代えられるよ?」とコメント。代えられずに5三振を喫するまで起用されたことは誇るべきことだと語った。 里崎氏の発言を受け、ネット上には「5三振なんて情けないと思ってたけど、里崎さんの言葉を聞いて悪くないと思えるようになった」、「まだ前半戦の段階で、1年目のルーキーが首脳陣に我慢させるほど信頼を得ていると考えたら喜ぶべきことだな」、「数字がついてきている現段階なら特に問題は無い、いくら三振してもいいからこの調子でフルスイングを続けてほしい」といった反応が寄せられている。 同時に、「それだけバットが振れてるってことだからいいのでは、村上だって三振しながら打ちまくってたわけだし」、「村上は三振気にせず振り回した結果成績がついてきた、佐藤もそれぐらいの大物になってくれるだろう」、「今のとこは村上ルートを辿ってるから、変に当てようとか考えずにこのままバットを振ってくれ」と、ヤクルトのプロ4年目・21歳の村上宗隆を絡めたコメントも複数見受けられた。 「ファンが名を挙げている村上は2019年に『184個』、2020年に『115個』と2年連続でセ・リーグ最多三振を喫しています。一方で2019年は『.231・36本・96打点』をマークし新人王に輝き、2020年は『.307・28本・86打点』と打率3割をクリアし最高出塁率(.427)のタイトルも獲得しました。そのため、4日終了時点で『109個』と三振ランキングを独走している佐藤も、シーズンが終われば村上のような好成績を残してくれるだろうと前向きに考えているファンは少なくないようです」(野球ライター) 4日終了時点で「.270・19本・48打点」と早くも20本塁打に王手をかけている佐藤。三振と同時にこうした打撃成績も伸ばしていくことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2021年07月06日 19時50分
元日本ハム・新庄氏が後輩の守備を評価「いいステップ」二軍観戦に驚きの声も、裏には別の思惑アリ?
元プロ野球選手の新庄剛志氏(元日本ハム他)が、6日に自身の公式インスタグラムに投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 新庄氏は同日午前0時ごろに投稿。西武の本拠地・メットライフドームでの試合中に中堅の守備に就く日本ハムのプロ2年目・23歳の片岡奨人の様子を捉えた動画を添え、「打者がインパクトする時いいステップで打球が来るのを待ってるが更に落下地点まで早く行けるには、4歩位前に歩きながらのインパクトに合わせてのこのステップがベスト」、「ちょっとした見えないファインプレーが1軍に上がれる近道」という文章を投稿した。 同球場では5日に日本ハム対西武の二軍戦が行われていたが、新庄氏は試合中のグラウンドを背にバックネット後方の通路でポーズをとる自身の写真を同日午後8時ごろにインスタに投稿している。そのため、6日に投稿した動画は同戦の現地観戦中に自身で撮影した動画と思われる。 >>新庄剛志氏、トライアウト後に五十肩を発症? 体の異変を明かしファンも驚き、次の挑戦も既に進行中か<< 今回の投稿を受け、ネット上には「自分が守ってたポジションってこともあるだろうけどよく選手のこと見てるなあ」、「もう少し足動かしながら打球を待てば、その分一歩目を踏み出しやすくなるってことか」、「今一軍は外野手手薄だから、それなりに守れるなら片岡にも付け入る隙は全然ありそう」といった反応が寄せられている。 一方、「これまで二軍戦来たことなんか無かったのにどういう風の吹き回しだ?」、「ここ最近インスタに野球関連の投稿増えてるし、この片岡へのコメントも『俺ちゃんと野球見てますよ』アピールに過ぎないのでは」、「ちょっと前コーチやりたいって言ってたらしいし、色々発信することでどこかがオファーくれるかもとか考えてるのかもな」と、投稿の背景を推測するコメントも複数見受けられた。 「日本ハムは昨年大田泰示(113試合・.275・14本・68打点)、西川遥輝(100試合・.306・5本・39打点)、近藤健介(74試合・.340・5本・60打点)の3名がレギュラーとして主に外野で起用されていましたが、今季はレギュラーとして活躍しているのは近藤(34試合・.284・7本・39打点)のみ。西川(62試合・.232・3本・20打点)、大田(49試合・.212・3本・17打点)はともに不振で、大田に関しては6月25日に一軍登録を抹消されています。そのため、今回新庄氏からコメントを寄せられた片岡が、期待通りに一軍昇格を果たすチャンスは十分にあると考えているファンは少なくないようです。新庄氏は現役・日本ハム時代に中堅を主戦場にしていましたので、古巣で同じポジションを守る片岡の動きに自然に目が行ったのかもしれません」(野球ライター) 「一方、新庄氏は今年に入ってからプロ野球関連の投稿はあまりしておらず、他活動や車・バイクについての投稿が多かったのですが、7月以降は7件と投稿が増えています。加えて、独立・BCリーグの始球式(4月18日)を務めた際にNPB球団のコーチをやりたいと関係者に語っていることなどから、今回の投稿は指導者としてのNPB復帰をにらんだアピールにすぎないのではという意見も散見されます」(同) 阪神(1990-2000)、ニューヨーク・メッツ(2001,2003)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002)、日本ハム(2004-2006)でプレーし「1714試合・.252・225本・816打点」といった通算成績を残し、外野手としてゴールデングラブを10回(1993-1994,1996-2000,2004-2006)獲得している新庄氏。実績的には申し分のない数字を残しているが、今後指導者として声をかける球団は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について新庄剛志氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedom
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スポーツ 2021年07月06日 15時45分
十両・貴源治が炎鵬を“アッパー”でKO! 不戦勝をもたらした張り手連発が物議、「兄の貴ノ富士のような暴力」と批判も
5日に行われた大相撲7月場所2日目。同日に今場所初白星を挙げた東十両6枚目・貴源治(常盤山部屋)の相撲が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 東十両5枚目・炎鵬(宮城野部屋)と対戦した貴源治は、立ち合いで組み止め距離を取ると炎鵬の顔面に左右の張り手を見舞う。この後も10回以上にわたり、下からアッパー気味に張り手を突き上げ顔面に食らわせた。 その後土俵際に後退した炎鵬を捕まえた貴源治はそのまま土俵外に押し倒したが、炎鵬が体をそらして粘ったこともありほぼ同時に土俵外に飛び出てしまう。これを見た行司は炎鵬に軍配を上げるも物言いがつき審判団が協議した結果、同体取り直しとなった。 ところが、炎鵬は1度目の取組終了直後から鼻血を出しており、取り直しのため再び土俵に上がった際も足元がおぼつかない様子。すると、この様子を見ていた呼び出しが高田川審判長(元関脇・安芸乃島)に何か声をかけると、高田川審判長は両力士を土俵から降ろすよう指示した後、再び審判団を集め協議。協議後、高田川審判長は「ただ今の協議について説明です。炎鵬が脳震とうを起こしているため、貴源治との取組が取れないと見なし貴源治の勝ちといたします」と場内にアナウンスした。 日本相撲協会は今年の1月場所後に開催した臨時理事会で「審判委員は、力士の立ち合いが成立する前に、相撲が取れる状態ではないと認めた場合には、協議の上で当該力士を不戦敗とすることができる」という一文を審判規則に盛り込んでいる。炎鵬はこの一文に基づき脳震とうによる不戦敗となり、車いすに乗せられ花道を下がっていった。 この取組を受け、ネット上には「これで炎鵬が負けになるのは納得いかない、悪質な掌底で相手を破壊しにいった貴源治の方を負けにしてほしい」、「脳震とうを故意に狙ったような酷い取り口、こんなのが許されていいはずはない」、「張り手自体はルールで認められているとはいえ、あからさまな顎狙いは見ていてモヤっとする」、「貴源治としてはあくまで炎鵬の上体を起こすために張ったのかもしれないが、それ以上に顔や顎へのダメージが目的のようにしか見えなかった」と貴源治への苦言や批判が寄せられている。 一方、「張り手で相手をKOって凄いな、兄貴より格闘技向いてるんじゃないか?」、「スダリオの弟ってことを考えると、暴力的な取組も『まあするだろうな』って思ってしまう」、「兄の貴ノ富士みたいな暴力的な振る舞いだな、そんなに相手をボコボコにしたいなら同じ道にいけよ」と、兄を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 >>大相撲、貴ノ富士の“逆ギレ会見”に批判続々 この1年で3人、続発する旧貴乃花勢の騒動に「意図がありそう」の声<< 「貴源治の兄は『貴ノ富士』の四股名で相撲をとっていた元力士ですが、当時東十両14枚目だった2018年3月場所中に弟弟子への暴力行為が発覚し1場所出場停止処分に。さらに、西十両5枚目で迎えた2019年9月場所前にも付け人に暴力を振るったことが発覚し、この影響で翌10月に引退届を提出し廃業。その後、2020年7月に総合格闘技選手に転身し、現在まで『スダリオ剛』のリングネームで活動しています。こうした背景があることからか、今回の貴源治の取り口を『兄が兄なら弟も弟』と皮肉るファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 炎鵬が付け人を務めていることから、横綱・白鵬(宮城野部屋)も「昨日から(自分の)取組が終わってから付け人をやってくれたので残念だが、無事であることを祈る」とコメントしたことが伝えられている今回の取組。炎鵬は6日に行われる3日目には出場予定とのことだが、貴源治の“アッパー張り手”の是非はしばらく議論の的になりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月06日 11時50分
義足レスラー谷津嘉章が28年ぶりの王座戴冠!「遅咲きのチャンピオンかもしれないけど、これからもよろしく」
DDTプロレスが4日、東京・後楽園ホールで「BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 FINAL!!」を開催。プロレス用の義足を装着して、「CyberFight Festival 2021」(6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で再デビューを果たした谷津嘉章が率いる新ユニット「チーム・オリンピアン」がKO-D8人タッグ王座を奪取した。 再デビュー2戦目となった谷津は、レスリングでJOCジュニアオリンピックに出場経験のある彰人、大和ヒロシ、中村圭吾と新チームを結成。高木三四郎、納谷幸男、力、なべやかんの“親の七光り軍団”ことチーム・サラブレッドが保持する同王座に挑戦した。 先発をした谷津は高木に禁断の義足キック、ワンダースープレックスを繰り出すなど好調な出足だったが、サラブレッドの波状攻撃を食うなど防戦に回る場面も多かった。しかし、高木、力、やかんの3人がトップロープからトリプル・セーバーチョップを狙うも、谷津がかわして納谷に誤爆。すかさず谷津は鋼鉄のヒザで納谷にアイアンニー(ヤツゴェ=カミゴェと同じ技)を叩き込み、監獄固めを決めた。パートナーの3人もそれぞれ監獄固めに入ってカットを阻止。たまらず納谷がギブアップして、チーム・オリンピアンが新王座に就いた。谷津は実に28年ぶりのベルト戴冠である。 試合後、谷津は「ベルトを獲れたのは自分の力じゃなくてチームワークだと思うから。あまり動けないけど、もっとコンビネーション作って。遅咲きのチャンピオンかもしれないけど、これからもよろしく」と満面の笑みを浮かべた。一方、高木は「負けた。強かった。谷津さん、64歳でしたっけ?そう見えないですよ。今日の谷津さんに学ぶことはいっぱいあると思います。みんな、自分たちの信念をもって闘いましょう。サラブレッドはベルトを落として、その役割を終えたと思ってます。今日で解散します」と宣言。本来、“親の七光り軍団”はあと3人集めて、7人にするはずだったが、実現する前にチームが解散となってしまった。 谷津がベルトを獲ったのは感動のひと言しかない。義足レスラーとしての可能性をさらに見せてくれるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年07月06日 11時45分
エンゼルス・大谷、マリナーズ戦が明暗を分ける? ホームラン競争へ立ちはだかる鬼門を「日本流」の秘策で乗り越えられるか
エンゼルスの大谷翔平選手が31号本塁打を放った(7月5日/日本時間)。31本は2004年に松井秀喜氏が記録した日本人最多本塁打数だ。“新記録”は時間の問題であり、同時に米オールスターゲームのホームラン・ダービーへの期待もさらに高まってきた。 「大谷は本当に優勝できるんじゃないか?」 “本命”説も浮上してきた。複数の日本のプロ野球関係者たちがそう言う。それも、単なる期待論ではなく、れっきとした根拠があってのことだ。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< 「優勝候補と目されていた何人かの選手が出場を辞退しました。ホームラン・ダービーは限られた時間の中で数多く打った選手が勝利します。そうなると、力でボールを飛ばそうとしたり、慌ててフルスイングしたために本来の打撃フォームを崩してしまうこともあります。過去、後半戦に成績を落とした選手もいました」(米国人ライター) 打撃投手役が投げた球数ではなく、「制限時間内にどれだけ打ったか?」が問われるのだ。 その「4分間」の勝負は、決勝に進めば3度繰り返されることになる。パートナーは出場選手が決めることができ、大谷は自軍のブルペン捕手であるジェーソン・ブラウン氏を“指名”している。 「ブラウン氏は試合前の打撃練習でもピッチャー役を務めています。ホームラン・ダービー本番でも自分のテンポで打つことができると思います」(前出・同) 米メディアは「スタミナ勝負」とも伝えていたが、日本の関係者たちは違う見方をしていた。 「日本の打撃練習と似ているんです。一人の選手が30分以上、打ち続けるフリー打撃の練習があって、ホームラン・ダービーと似ています」(プロ野球解説者) キャンプ中、ホームベース付近にケージを2、3か所用意し、打撃投手、もしくはマシン相手にひたすら打ち続ける練習だ。メジャーリーグでも行われているが、30分以上も打ったりはしない。日本では当たり前の練習だが、米国では「実戦的ではない」とされ、練習試合を重視する。 「NPBに来日してきた外国人選手は、日本式のフリー打撃をやったとしても、短い時間で切り上げてしまいます」(前出・同) どちらの練習が理に適っているかの話ではない。大谷は花巻東高校、日本ハムで“ひたすら打ち続ける練習”を積み重ねてきた。「4分間計3回のフルスイング」でバテるなんてことはあり得ないのだ。 この日本式の練習がホームラン・ダービーにおいて、プラスに転じるというのが日本の関係者たちの見解だ。 大谷は打撃好調であり、この調子のままホームラン・ダービー本番を迎えれば、本当に優勝するのではないだろうか。 「あえてマイナスのことを挙げるとすれば、11日のマリナーズ戦です(日本時間)。マリナーズはマルコ・ゴンザレスの先発を予定しています。大谷はゴンザレスが苦手で、昨季は11打数1安打と完全にカモにされていました」(前出・米国人ライター) ゴンザレスは技巧派左腕。今季は開幕投手も務めたが、故障でしばらく戦線を離れていたため、今季の対戦はなかった。苦手投手を克服できれば大きな自信にもなるが…。大谷がホームラン・ダービーで勝利すれば、“心技体の日本流”も見直されるのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月06日 11時30分
オリックス杉本裕太郎が4番の活躍!首位固めへ投打ともに磐石な布陣揃った!
オリックスがまた“負けない”モードに突入した。6月27日から1分けを挟んでの5連勝。2位だった東北楽天のつまずきもあり、2位と4.5ゲーム差をつけて、首位固めへ着々と駒を進めている。【オリックス 6.29〜7.4戦績】対 千葉ロッテ大阪・京セラドーム大阪6月29日△オリックス(榊原)5-5(二木)千葉ロッテ△30日○オリックス(田嶋)5-0(鈴木)千葉ロッテ●対 埼玉西武所沢・メットライフドーム7月2日○オリックス(山本)5-3(佐々木)埼玉西武●3日○オリックス(山崎福)8-0(今井)埼玉西武●4日○オリックス(宮城)3-2(ニール)埼玉西武●※(カッコ)内は先発投手。※79試合40勝29敗10分の首位。2位の福岡ソフトバンク、千葉ロッテと4.5ゲーム差。 苦手の千葉ロッテ相手に行われた2連戦では、初戦に先発した榊原翼が大乱調。5点のビハインドを背負ったが、杉本裕太郎の「ピッチャー陣が抑えてくれていましたし、なんとか早く点を取りたいと思っていたので、打ててよかったです!本当にピッチャー陣のおかげだと思います!」と2本のホームランを放ち、中継ぎ陣が粘って投げたことで引き分けに持ち込んだ。翌日は田嶋大樹が「初回は少し力みがありましたが、2回以降は落ち着いて、自分らしいピッチングが出来たと思います。全体的には、なんとか最低限の仕事が出来たと思いますが、少し球数が多くなってしまったところは課題だと思いますし、なんとか投げ切りたかったです」と言っていたが好投。この日は杉本にタイムリー、若月に一発が出て、オリックスが1勝1分けでこのカードを勝ち越した。 1日のお休みを挟んで、チームは所沢で埼玉西武との3連戦。前週も週末は西武戦だっただけに、両チームともにローテのピッチャーがほぼ被った。京セラでは1勝1敗1分けのイーブンだったが、初戦から繋がる打線と投手陣の好投が上手く噛み合う。初戦の先発エース山本由伸は「調子自体は立ち上がりから悪くなかったと思います。途中から真っすぐの感覚も良くなっていって、どんどん押していくピッチングも出来ていました。ピンチの場面もしっかりと粘ることが出来ましたし、ゲームを作れたところはよかったと思います」と語れば、2戦目は地元所沢出身の山崎福也が先発を務め、「序盤から野手陣が点を取ってくれていたので、気持ちとしても少し楽に投げることが出来ましたし、ストライク先行のピッチングで、しっかりとゾーンで勝負できていたところがよかったんだと思います」と好投。最終日は由伸と防御率と最多勝争いをしている宮城大弥が先発。見事に1点差ゲームを制して、西武相手にスイープするとともに、防御率、勝利数ともに由伸を抜き、ランキング1位となっている。オールスターゲームには、ファン投票で宮城と吉田正尚、選手間投票で由伸と正尚、監督推薦で杉本が選出された。宮城と杉本は初出場だ。特に杉本は三冠の可能性も秘めているだけに、しっかりと世間にアピールしておきたい。(どら増田 / 写真・長津耀月)
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スポーツ 2021年07月06日 10時40分
日本ハム栗山監督ら元監督の大島康徳氏を悼む「2023年に完成する新球場を見ていただきたかった」
北海道日本ハムファイターズは、日本ハムで選手、監督として活躍した大島康徳氏が6月30日、ご逝去されたと発表した。大島氏は1969年にドラフト3位で中日に入団。宇野勝氏らとともにチームを引っ張る存在だった。1988年に日本ハムに移籍。通算2204安打を記録している。2000年から2002年までは日本ハムの監督を務めた。2006年の第1回WBCでは、日本代表の打撃コーチに就任し、日本の世界一に貢献。その後は解説者として的確かつわかりやすい解説で、人気が高かった。大腸がんとの闘病中もプロ野球をチェックしており、最後まで野球人だった。 訃報を受けて、栗山英樹監督は「大記録を残され、長きにわたって野球界を背負われた大先輩であり、今はただ感謝しかありません。またファイターズが苦しかった時期を監督、選手として支えていただきました。もっと、もっと野球に関わっていきたかったはずでしょうし、悔しかったと思います。心残りは2023年に完成する新球場を見ていただきたかったこと。私たちにできるのはこれからも懸命に戦って、大島さんに喜んでもらえるファイターズを作っていくことです。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」とコメント。 同じく、日本ハムや中日に在籍した小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチは「非常にショックで、言葉がありません。監督を辞められてからも親身になって気にかけていただきました。状態が悪い時には心配して連絡をいただいてアドバイスをもらい、いつも助けてもらっていました。引退後もプライベートで交流がありましたし、私にとって大きな存在でした。心よりご冥福をお祈りいたします」とショックを隠せない。 大島チルドレンでもある田中賢介スペシャルアドバイザーは「大島監督の1年目が私の1年目で、ドラフトで自分のくじを引き当ててくれたのが監督として最初の仕事だったと思います。ファイターズに導いてくださった方で、同じ九州出身という縁もあってか早い段階から起用してくれましたし、それもあって長くプロの世界でプレーできたと感謝しています。入団から3年間お世話になり、打撃指導を受けても当時は仰ることがよく飲み込めなかったのですが、解説者としていらした時にはいつもケージの後ろからアドバイスをくださり、ベテランと言われる年齢になってからは指導されることが少なくなっていましたので、一言ひと言に有難みを感じていました。東京ドームでの私の引退セレモニーにはサプライズで花束贈呈にいらしてくださり、体調が思わしくないとお聞きしていた中でしたので思わず涙がこぼれました。お会いするたびに冗談めかして「バカヤロウ」と愛のこもった言葉をかけていただいたこと、この先も忘れることはありません。どうか安らかにお休みください」と大島氏との思い出を語っていた。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月05日 22時30分
大仁田厚が爆破に特化した新団体を旗揚げ!試合後シャドウWXがビッグファイヤーで襲撃
“邪道”大仁田厚が率いる爆破に特化した新団体「FME-E(エクスプロージョン)」が4日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で旗揚げした。メインイベントの「有刺鉄線電流爆破+バリケードマット地雷+電流爆破バット+電流爆破テーブル~地獄のデスマッチ~」は大仁田が2回被爆しながらも、地獄から生還し勝利を収めている。 今年3月に米AEWで行われた電流爆破デスマッチ(ケニー・オメガVSジョン・モクスリー)を会場やインターネット配信で見た全世界のファンから、大仁田に「オーニタのホンモノの電流爆破が見たい」とのメッセージが殺到。これを受け、大仁田は爆破に特化した新団体の設立を決意。旗揚げ戦は世界にネット配信され、そのうちの6割が北米の視聴者だったという。 過去に例を見ない数々の爆破アイテムが設置された地獄のデスマッチは、大仁田、リッキー・フジ、藤田ミノル組が、アブドーラ・小林、宮本裕向、怨霊組と激突した。 最初から大仁田は小林と激しくやり合ったが、小林は有刺鉄線電流爆破に大仁田を早々に被爆させた。その後、大仁田の左腕にフォークをメッタ刺しに。続けて、小林と宮本が電流爆破バットのサンドウィッチ攻撃を見舞うと、大仁田は大ダメージを負う。それでも立ち上がった大仁田がエプロンで毒霧からDDTを見舞うと、小林は場外に設置されたバリケードマット地雷ボードに転落。そのすさまじい煙でリング上は視界不良の状態になった。そんななか、大仁田は電流爆破テーブルの上で机上パイルドライバーを怨霊に決め、3カウントを奪った。 だが、ハッピーエンドでは終わらなかった。試合後、故ミスター・ポーゴさんの愛弟子、シャドウWXが登場。「8月15日、大阪で挑戦者を募集してるらしいじゃないか。やろうじゃないか。1991年、大阪でやった地雷爆破デスマッチ。誰とやったか分かってるよな。俺の半分に、その方の血が流れてるんだ。挑戦受けろ!」とアピールした。 エプロンに上がったWXは大仁田に師匠をほうふつとさせるビッグファイアーを噴射。勝利の余韻に浸ることもできず、大仁田はしばし失神して暗転した。 FMW-Eは8月15日に大阪・花博記念公園鶴見緑地特設会場で旗揚げ第2戦を行う。大阪といえば、91年5月に万博記念公園で、大仁田とポーゴさんが史上初の有刺鉄線バリケードマット地雷爆破デスマッチを行った伝説の地。大阪大会でも地雷爆破デスマッチが30年ぶりに行われる予定で、大仁田とWXによる決着戦が急浮上した形だ。 試合後、大仁田は「バカバカしいと思う人もいるかもしれないけど、支持してくれる人もいる。2、3日中に発表しますけど、男女共同参画じゃないけど、女子も前面に出ていい。いいスタートが切れた」とコメントした。 さらに、「WXにまたがれた。人の髪を燃やすなよ。大阪で闘いたい?本人がやりたいと言うなら前向きに考える」と口に。WXの挑戦表明を受けて立つことが濃厚になった。 今回の旗揚げで、全国各地にとどまらず、全世界で電流爆破マッチが見られることになりそうだ。(どら増田)
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