堂上は高校通算55本塁打を放ち、阪神、巨人を合わせた3球団が1巡目指名した大型内野手。堂上の抽選に外れた巨人が坂本勇人を獲得し、今日に至っている。
「堂上の前、いや、中日スタッフの前で『坂本との因縁』はタブーとされてきました」(地元メディア)
守備固めや右の代打として存在感を示しつつも、近年は京田陽太や高橋周平といった後輩にも後れを取っている堂上。しかし昨年、国内FA権を取得。その際、FA権を行使しないで3年契約を締結するなど、球団からの信頼は厚い。
「実力があるから、ベンチに置いておきたい選手なんです」(同)
そんな出場機会に飢えた堂上に、熱視線を送る球団がある。それが巨人だ。
「巨人の課題は坂本の後継者問題です。原辰徳監督は“ポスト坂本”と評される昨季ドラフト2位の増田陸に期待していますが、怪我もあり、時間が掛かりそう。かといって、今季終盤、坂本は体調不良で欠場することもあり、時間はありません」(スポーツ紙記者)
堂上がFA宣言すれば、巨人が動く――。堂上は坂本と同い年だが、使い減りしていない。今季12本塁打を放っており、得点力ダウンも防げる。持って生まれた才能が開花すれば、大きな戦力となる。
「実兄・剛裕は2014年に中日を戦力外となった後、巨人に移籍した。今季は巨人のファームコーチを務めた。さらに直倫の年俸はFA宣言しても、人的補償の発生しないCランクです」(球団事情通)
当然、他球団も堂上の才能に気付いている。
今オフのFA市場において、内野手の目玉は千葉ロッテ・鈴木大地で、走攻守3拍子が揃って二塁も守れるソフトバンクの福田秀平外野手がそれに続く。鈴木を獲り損ねた球団が阪神の鳥谷敬獲得に動くとされるが、堂上が権利を行使すれば、状況は一変する。
「今年のドラフト直前、名古屋の財界人によって構成されている丸八会が石川を表彰しました。表彰理由はセンバツの優勝。時季外れな感がアリアリで、地元はそれだけ石川に期待しているのでしょう」(関係者)
石川はU−18大会で4番を務めた右の大砲で、堂上は蚊帳の外に置かれている。中日との契約はあと2年あるが、“決断”する可能性は高い。