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元阪神監督・金本が明かしていた広陵野球部での壮絶体験

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金本知憲

現在、開催中の全国高校野球選手権大会に参加していた広陵高(広島)が10日、部員の暴力事案を発端に、大会2回戦からの出場を辞退した。開幕後に不祥事で辞退するのは史上初だった。

広陵野球部では今年1月、当時2年生の部員4人が当時1年生の部員の胸や頬を叩くなどの暴力行為があり、高野連は3月に厳重注意。当該部員4人に1カ月間の公式戦出場停止を指導し、不祥事の処分は下されていた。

しかし、7月末から被害生徒の保護者を名乗る人物がSNS上でこの問題を告発しており、その内容は広陵が発表したものより、はるかに酷いもので、両者には食い違いがあり、事実はまだ明らかになっていない。

また8月に入ってからは別の当事者や関係者とみられるアカウントから新たな告発投稿も相次ぎ、問題は複雑化している。

いずれにせよ、野球部内でいじめがあったことは確かだが、広陵OBで阪神の元監督の金本知憲氏はかつて著書「心が折れても、あきらめるな!」(09年、学習研究社)で広陵野球部での凄惨(せいさん)な体験を明かしている。

「ある日、ぼくはふだん以上にはげしい『説教』を受けた。気がつくと、ぼくは正座をしたまま、一瞬気をうしなっていた。二、三人がかりで、なぐられ、けられたのだ」
「そのときに、先輩のだれかが、スパイクをはいたまま、ぼくの太ももをふみつけた。スパイクには金属製のつめがついている。そのつめがぼくの太ももの肉をえぐり、血が出た」

当時、先輩たちは機嫌が悪いときに後輩を呼び出して憂さ晴らしをしており、それを後輩らは説教と呼んでいたそうだ。

また、金本氏は過去にインタビューで、当時の監督から法政大学のセレクション日程についてウソを教えられ、浪人せざるを得ない状況になり、翌年、再び中央大学のセレクションを受けようとするも、監督に推薦について再びウソをつかれ、結局、東北福祉大に入学したと明かしている。

広陵野球部の体質は昔から変わっていないように思えるが、果たしてどうだろうか。

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