上沼は大っ嫌いに続き「清純やから言うてるんやないですよ。おもしろないから。女の子に卑猥(ひわい)なことを言わせて、笑っている石橋さんの笑いが分からない」と話す。決定的な嫌悪するようになった原因は、大ファンだった双子デュオ・こまどり姉妹に石橋が「ひどかったですね、あの顔。何だあれ」と暴言を吐いたからだと説明。上沼は「それがまかり通るのが、彼は面白いと思ってる。失礼です」と指摘した。
石橋は尖った芸風で一世を風靡(ふうび)した。女優、芸人、歌手、誰に対しても遠慮がないイジリ方がお茶の間に受けていたのだ。現在は、コンプライアンスの考え方、風潮が変わり度を越えたイジリは忌避されつつある。適度な毒はあった方が面白いが、超えてはいけない一線というものがある。石橋はその線を超えてしまったのかもしれない。上沼は最後に「ご病気でもあるし、お気の毒やなって思いますけどね。治って完ぺきになって生還したら、ちゃんと謝ったらどうでしょうか」と呼びかけている。退院後の石橋は謝れるか。世間は行動に注目するだろう。