報道によると、同日の早朝、江戸川区中葛西の市街地に現れ、道路を走るイノシシの姿が多数目撃された。目撃者によると「大きな犬かと思った」と語っており、都会にイノシシが突然現れたことに対し驚きを隠せない様子だった。このイノシシはどこから現れたものなのかは不明で、ネットでは「ペットが逃げ出したのではないか」と考察する意見が多い。
一方、このイノシシについて、その場所に生息しているはずがない動物が目撃される「テレポートアニマル」との指摘もあった。
また、江戸川区でイノシシ騒動が起こる前日の3日には、千葉県松戸市でもイノシシの目撃情報が6件通報されたという。さらに、5日には千葉県浦安市でもイノシシの姿が確認されている。それぞれ三カ所で現れたイノシシが同一個体なのかどうかは不明だが、神出鬼没のイノシシに「ステルスイノシシというUMA(未確認動物)かもしれない」といった声までも聞こえる。
イノシシの走る速さは時速40~50キロメートルほどであり、走って移動していたことは十分に考えられる。また、松戸と浦安は江戸川でつながっており、少なくとも千葉県に現れたといわれる2頭は同一個体である可能性が高いようだ。
5日の昼までに三カ所に現れたイノシシは行方が分からなくなっており、巷では「クマから逃げてきたのではないか」「幻だったのではないか」「天変地異の前触れでは」といったオカルトじみたうわさも出ているようだ。
最近はクマの被害が相次いでいるが、イノシシも鋭いキバを持ち自動車並みのスピードで走ることができる「猛獣」である。イノシシに出会った際はくれぐれも近付かないよう注意していただきたい。

