トレンド
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トレンド 2008年12月15日 15時00分
「鳥しげ」(とりしげ、焼き鳥)
JR根岸線・桜木町駅から徒歩560歩 横浜中華街への乗り入れが済み、計画通り次は副都心線と結ぶべく渋谷で作業中の東急東横線。結線工事の資材置き場として使用されている、旧渋谷パンテオン(屋上にプラネタリウムを載せた渋谷を代表した映画館ビル)の土地明け渡し契約の発効日は、締結から50年後の日付けだった。そのころには百歳を超えているわが身を思えば、最高責任者も判子を押しやすかったことでありましょう。 野毛での待ち合わせは、にぎわい座と決まっている。おや水曜は定休日で、ロビーにも入れませんね。にぎわい座は、常打ち小屋とホール寄席との中間のポジション。週1回休むのは、らしいといえば、らしいですが。案内役の友人Y氏の贔屓(ひいき)は、にぎわい座から「鳥しげ」へという極楽コース。つまみの贔屓はマグロたたき巻き、肉みそレタス、イワシさんが焼き。女将さん、店を贔屓にしている様子のいいYを贔屓にしてるんじゃありますまいね、コノコノ。 野毛の居酒屋で、とっぴょうしもない人や著しく風紀を乱す人に会いません。ほんとはいるんでしょうけど、見せない。この点も、じつに浅草的です。浅草の六区と野毛は、興行物の絶頂とどん底をその目で見ています。だから都市としての成熟度が違います。向いのバー「葉巻&カクテル」にはまだ灯が入ってません。どっかに飲みにいって、上げ潮の塵のように引っかかってるんでしょう。これも盛り場としての成熟度と思ってよいのでありましょうか。予算2500円神奈川県横浜市中区野毛町1-25
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トレンド 2008年12月10日 15時00分
「私、テレビの味方です」後藤真希&DJ OZMA合体のススメ
5日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)を見ていると、DJ OZMA(年齢非公表)が出演していた。年内で芸能界を引退することを発表しているが、今後どこに行くのか、何をするのか人一倍関心を持って見ている。 というのも、大きな視点からエンターテインメントを作れるからだ。2年前の紅白出場時のように物議を醸すこともあるが、それを含めて“音楽を通してのモノ作り”には一目置く必要がある。重大緊急記者会見では「才能ある方をプロデュースしたり楽曲提供していけたら」と語っていた。 それを聞いて、ビクンときた。実は、以前から彼がアイドルをプロデュースすれば、何かが起きるんじゃないかと感じていたからだ。これはまさに渡りに船! 望ましい展開になってきた。 聞くところによれば、DJ OZMAという人は各ジャンルの音楽にも精通し、かつアイドルというジャンルにも偏見を持っていないという。アイドルが楽曲をリリースする際の最大のウイークポイント。それは楽曲そのもの。「こんなもん、誰が聴くんだよ!?」という程度の代物が平気でジャンジャン発売されているのがアイドル歌謡界の実情だ。リリースされるだけまだマシで、歌い手は魅力的なのに楽曲自体が死んでいることが往々にしてある。作り手側に“発売イベントを行うための付属品”くらいの認識しかないのだろう。 そこでDJ OZMAにご登場願えないものか。この考えは数カ月前から温めていたのだが、そのきっかけは、彼がエイベックス入りするというニュースを聞いたからだ。エイベックスといえば、いわゆるアイドルはいない。でも、DJ OZMAと“彼女”が組んだら何かが生まれそうではないか? そう、後藤真希(23)だ。 後藤は今年6月、エイベックス移籍が発表されたが、以降、これといったことはしていない。一部報道によれば、毎日レッスン場に通い、「自分で曲を作って」いるという…。かなり嫌な予感がする。誰か止めてくれ。 だったら、四の五の言わずにDJ OZMAがプロデュースすればいい。せっかくエイベックスに移籍したのだから、ここで接点を使わないのは、あまりにもったいない。少なくともつんく♂(40)よりは相性が良さそうではないか。派手でセクシーで歌唱力に定評のある後藤真希を生かせるのはもはやDJ OZMAしかいないと思うのだが…。
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トレンド 2008年12月10日 15時00分
官能小説書評「触診 悪魔の婦人科医」嵐山鐵著、フランス書院
市立T病院に勤務する産婦人科医の藤木伸之は、外来としてやってきた檜山瑞希の美しさに一瞬にして心を奪われる。 ほほを紅潮させながら「下腹が痛むんです」と相談してきた瑞希に、医師の特権を利用した藤木の牙が襲いかかる。 《藤木は瑞希の奥を夢中で擦った。腫れあがったクリトリスをもみくちゃにし放尿したばかりの尿道口も刺激する。 「どうなんです、檜山さん。気持ちいいですか」「あ、あぁ、気持ち…、いいです」勝利の笑みを浮かべて、藤木もスパートに入った。「ダメっ、ダメえぇっ」可愛らしい泣き声をあげ瑞希が悶えた。「凄く敏感ですね。お汁の量も普通じゃない。やはり膣粘膜内に腫瘍があるようですよ」…》 清純だが人一倍感じやすい人妻が、淫らに堕ちていく様が興奮を呼ぶ。(税別667円)
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トレンド 2008年12月10日 15時00分
書評「ワーキングプア死亡宣告」巨椋修他著、晋遊社ブラック新書
福祉の世界では、決して表に出ない“隠語”ともいうべき言葉がある。 「母子家庭の子供は母子家庭になる。生活保護家庭の子供は生活保護を受けるようになる」 労働人口の25%にまで膨れ上がった働いても生きていけない人々「ワーキングプア」。この先進国ではびこる新しい種類の貧困について、3人の著者が若者たちの声を代弁する。 作家の巨椋修は「ワーキングプア」を恐るべき負の連鎖だとして警鐘を鳴らす。ロストジェネレーション世代として実体験を語るのは、フリーライターの犬山秋彦。妖怪研究家として本紙NMR(ナイガイミステリーリサーチ)でもおなじみ山口敏太郎による、大和魂からみた「ワーキングプア」問題も一読の価値あり。(税別720円)
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トレンド 2008年12月10日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
静電気に悩まされる季節が到来。静電気体質だからと愚痴っていたら件のD氏から静電気は体質と関係ないと断言された。 聞けば、着ているものとの組み合わせがすべてだという。意外だったのが靴。革靴は静電気を逃がしやすいが、合成皮革やゴム底のものは帯電してしまうため静電気を地面に逃がしにくいそうである。また靴底は高ければ高いほど電圧が高くなるらしい。 小生は、特にクルマとエレベーターに乗るときが恐怖なのである。対処法は、常時手袋をはめていること。それは無理というものだ。とにかく直接金属に触れる前に電気を逃がせばよい。壁や地面に一度触れ電気を地球に返す。そうすれば電気もわるさをしないはずである。 電気で思い出すのが電気ブラン。神谷バーオリジナルのブランデーベースのカクテルである。ものの本によると明治時代には電気という言葉が随分モダンな響きを持っていたとある。ビリビリとはこないが、最初の一杯はいつも痺れてしまう。今宵は、電気つながり。雷門をくぐり電気ブランで充電だ。 5等的中。連番継続。次回ブレスト数は、出現率11.8〜12.2%の数字群より抽出。ライン数20番台連番シフト。ブレスト数14・21・34ライン数2・3・6・7・15・17・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31・35・36・37・39・41【(2)・(14)・(28)・(29)・(36)・(37)】【(3)・(6)・(26)・(27)・(34)・(36)】【(7)・(25)・(26)・(30)・(37)・(39)】【(14)・(17)・(21)・(22)・(35)・(41)】【(15)・(23)・(24)・(31)・(36)・(39)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
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トレンド 2008年12月09日 15時00分
「夜景百景」新宿駅南口
午後11時半、JR新宿駅南口。毎日忘年会状態に突入したサラリーマン軍団が終電に乗り遅れまいと駅に急ぐ。道端で眼鏡の男性が「古代文書占い100円」と掲げて座っていた。 占いに興味はない。しかし、安すぎる。このあたりの相場は1件2000円。1人1件オール100円というから、“占いの百均(百円均一ショップ)”である。 仕事運を占ってもらった。「3000年前のイスラエルの文書か、1900年前のギリシャの文書のいずれかを選んでください」。占い方は、選んだ本でパッとページを開け、目をつぶって1カ所を突くというシンプルなもの。指先の文字はヘブライ語の「キー(なぜならばの意)」。 運勢は「あなたの考えていることは達成するであろう」と出た。どう使えばいいのか分からないが、ラッキーナンバーも教えてくれた。的中率を尋ねると「僕は普通ぐらいです」と控えめである。 時給に換算するとバイト代の3分の1ぐらいしか稼げないらしい。「本物の占い師は一切金を取らないといいます」(古代文書占い師)。鑑定料が安いほど信ぴょう性があるってこと? まあ、信じるかどうかはあなた次第。
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トレンド 2008年12月08日 15時00分
「川二郎」(かわじろう、うなぎ)
JR、東京メトロ東西線・中野駅から徒歩620歩 うなぎ串焼き一筋の店。鄙(ひな)びた空き地を囲んで建つ、中古レコード屋や同業他店の風情も申し分なく、期待はいやが上にも高まる。ひと通り(6串)ができるまでのつなぎに、燻製をいただきます。 作家の丸谷才一氏は、著書「食通知ったかぶり」(文藝春秋刊)のうなぎの章で、「東京ならまづ鰻。鮨よりも天ぷらよりも鰻だろう。(中略)東京の料理法で全国を席捲したものの随一はこれ(蒲焼)ではなからうか」としつつも、鰻の旨さの形容にどうにも物足りなさを覚え、探し続けた揚げ句、「ついにぴつたりの言葉が心に浮かんだ」と快哉を叫ぶ。「嬌柔(きょうじゅう)」。 私も、形容する言葉を探した。そして、ついにぴったりの言葉が心に浮かんだ。「郷愁(きょうしゅう)」。うなぎは、私の心に東北の寒村の小さな川を甦らせた。安比川。子供のころ、あの川のほとりで初めて熊を食った、鹿を食った、雉(きじ)を食った、鮎を食った、そして鰻を食った。藻の香りを含んだ鰻の、その清冽な川の味を忘れない。長じていま、川二郎のカウンターに停まって、この喉を落ちてゆくのはキンミヤの焼酎のストレートである。郷愁の虜になってしまった私には、キンミヤは川の水としか感じられなかった。少し飲みすぎたとすれば、そんな訳だ。予算1800円東京都中野区中野5-55-10
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トレンド 2008年12月08日 15時00分
「石松」(いしまつ、もつ焼き)
JR、東京メトロ東西線・中野駅北口から徒歩750歩 「ソバ屋で憩う -悦楽の名店ガイド101-」の著者、杉浦日向子氏は漫画家にして、江戸風俗研究家。小柄でかわいい江戸文化の伝道者は、いつも着物姿で登場し、その少し照れたような物言いで記憶されている。しかし、氏にも腹の据えかねることはあったとみえて、本のまえがきの調子は激烈である。 「ソバ好きの、ちょいとばかし生意気なこどもは、いますぐ、この本を閉じなさい。(中略)デートや接待に、使える薀蓄(うんちく)はないかと、データ収集のつもりの上昇志向のあなた。この本は期待に添えません。さようなら」 その「こども」が石松にいて往生した。目の前で引いてくれる刺し身は豚ハツ、牛ハツ、牛レバ、そしてボイルされた子袋。新鮮無比。風味絶佳。滋養満点。焼き物も言わずもがなで、チレとミノのタレ焼きは悶絶もの。この店のたった7つの椅子の争奪戦が、中野ブロードウェイの路地裏で日夜繰り広げられている。木曜と日曜が休み。刺身は仕込みが可能な月水金のみ。開店は7時だが、いつも満席。椅子取りゲームは過酷である。 表壁に、開け閉(た)てできる小窓がある。ここからご亭主は、ごめん、ちょっと分からない、んーん、待ってて、という4酒類の状況説明用語を、中を窺(うかが)う待ち客に伝えつづける。入店の丸秘テクは18時15分からの断続的電話予約攻撃。これあるのみ。 石松には今後も顔を出したい。しかし「こども」がいたらわたしは帰る。随分、大人になったものだと自画自賛して、次の客に椅子を譲って退去。予算2500円東京都中野区中野5-50-9
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トレンド 2008年12月08日 15時00分
「ブリック中野店」(ぶりっくなかのてん、バー)
JR中央線、東京メトロ東西線・中野駅北口から徒歩360歩 1979年9月、NYのジーグフェルド劇場の前で、私は1人の作家を待っていた。手には、法外な値段でダフ屋から仕入れた映画「地獄の黙示録」の入場券5枚。作家は北米大陸を釣りをしながら南下中。太平洋を越えて到着した当方と、NYで交差するという約束事ができている。 題名が災厄を呼んだのか、ある日、コッポラ監督から突然の電話。「重大な変更が生じました。契約上、配給を降りることは可能です。しかし私を信じていただきたい」。主役スティーブ・マックィーンの、まさかの降板事件である。配給の日本ヘラルド映画は契約続行を決めた。そんなふうに作るほうも買うほうも、もはや運命共同体と化した超大作がやっと完成し、LAとNYだけで、プレミアロードショーが始まっている。 作家は来た。映画を観た。言葉少なに街に消えた。「かなりの人生を暗闇の中で暮らして」きたと自他ともに許す映画ファン、そしてベトナム戦争のルポから九死に一生を得て帰還したその人は、若き日にトリスウイスキーの宣伝コピーを書いていたことでも知られる開高健。 <「人間」らしくやりたいナ トリスを飲んで「人間」らしくやりたいナ 「人間」なんだからナ> そのトリハイ(トリスのハイボール)を、いまだ誇り高く作っている大衆バーの代表格「ブリック」も、銀座・八重洲・中野の3軒になってしまった。中野店が好きだ。予算1500円東京都中野区中野5-61-3
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トレンド 2008年12月08日 15時00分
「第二力酒蔵」(だいにちからしゅぞう、居酒屋)
JR中央線、東京メトロ東西線・中野駅から徒歩250歩 たとえ訪れた店が想定外に大きかったとしても、それをもってして、大味だろうとか、大雑把(ざっぱ)であろうとか、私のように予断と偏見をもって決めつけてはいけない。反省すべき典型的ケースとして、謹んでご紹介いたしたい。その店構えゆえに背を向けていた私をお許しあれ。 午後2時開店。シジミ汁。さりげなく端のほうにひっそりと札が下がっているこのお薦め品は、昨日の二日酔いを早く治して今夜に備えろというのか。はたまた明日の二日酔いに備えて今夕、素面(しらふ)のうちに啜(すす)っておけということなのか。いずれにしろ、痒(かゆ)いところに手が届いていることは間違いない。 点描風景として主婦3人組は蟹を食いつくし、殻を小山のように積んでお喋りタイム。蟹じゃあ、喋れないもんね。 初心者なので、無難中の無難、刺身盛り合わせ、天ぷら盛り合わせを注文。文句なし。ビールは大瓶と小瓶の2種類のみ。文句なし。大人数用の二階の百人宴会用座敷から、一人客用の1階のくの字カウンター席まで、いかようにも対応できるしつらえには脱帽。お姉さんは、ほんのり。板さんは、きびきび。食べるものが、質、量とも一頭地を抜いているので、酔ってから行くのはもったいない中野の良店。予算1900円東京都中野区中野5-32-15
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