トレンド
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トレンド 2009年01月01日 16時27分
「山城屋酒場」(やましろやさかば、居酒屋)
東京メトロ東西線・南砂町西方面改札出口から徒歩1950歩。都営バス・北砂停留所から0歩 次から次へと繰り出される、お客の話がつまみになって、笑いながら聞いていると際限なく居てしまいそうになる。きびきびした女将さんの仕切りではあるけれど、表に出たり陰に隠れたりして働いたりしている八十路の老夫婦。大川のように駘蕩(たいとう)として悠揚迫らぬ(迫れないのかもしれない)対応が、類稀なこの酒場の空気を決定づけているのではないだろうか。 開業は明治30年。あれからいっぱい戦争があったのに、よく残ってきましたね。町歩きの達人川本三郎氏(作家)が、黒澤映画「用心棒」に出てきそうな構えと書かれていた住吉の山城屋とは兄弟店。 いいブツですね。今月の酒ってなんですか。毎月いち押しの酒を廉価で提供、なるほど。品書きはクリップ留め。剥(は)がしやすくて、付けやすい、これもなるほど。中学校の理科の教師がね、教壇でこのクリップを数珠繋(つな)ぎにして生徒に見せてポリクリップだと。これがポリクリップなんだから、さてポリエステルとは何か、と問います。言いましょうか、正解。ポリクリップがクリップでできた暖簾(のれん)なら、ポリエステルはエステルという化学物質の集合組織体だ、分かったかと…。 妙なことを突然思い出しました。常連のみなさんの話ほどは、面白くなかったですね。いやいや、いじけてません、大丈夫です。テレビも点いてますし。店の真ん前がバス停で、秋葉原まで行く。助かります。 じゃあ、また。予算2500円東京都江東区南砂1-6-8
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トレンド 2009年01月01日 12時59分
本紹介 の〜んびり冬休みにこんな1冊いかが?
旅に出る時間もカネもないなら、机上の旅行はどうか。 鉄道紀行の第一人者だった宮脇俊三さんが遺してくれた「鉄道旅行のたのしみ」(角川文庫、539円)は、国内の鉄道を網羅する。 <兵庫県の別府(べふ)鉄道に乗ると、時が何十年も逆もどりしたような気分になる。国鉄高砂線との接続駅野口の佇いはどうだろう。これほど寂しい国鉄との接続駅はほかにないだろう。しかもオープン=デッキつきの老朽客車などが走っている。ここに立つと、往年の「つばめ」や「富士」の展望車を思い出す。私が乗ったときは、車掌が「どうぞデッキに立ってみてください。展望車ですよ」といった>(西日本の私鉄の巻から) なんと寂しげな風景、なんと心温まるエピソードなのか。ちなみに別府鉄道は1984年にすでに廃線になっている。こうした路線が本書には多数、登場している。鉄男、鉄子に憧れているなら、大先達である宮脇さんの本は必読だ。 世界の鉄道を知りたいなら、「鉄道世界遺産」(櫻井寛著、角川書店、879円)をおススメしたい。フォトジャーナリストである著者は100カ国の鉄道に乗ることを目標にし、現在まで83カ国を制覇している。インドのダージリン鉄道など世界遺産に登録されている5つの鉄道は、もちろん全線乗車済み。写真とともに紹介している。味があるのはヨーロッパの片田舎のロープウエーまで登場すること。さすがは鉄ちゃん、トコトン乗らないと、気が済まない? 車窓の風景から映画館のスクリーンに目を転じてみよう。「なりきり映画考」(矢野寛治著、書肆侃侃房、1890円)は、<中高大まで、両親のいない寂寞さから、映画を友として生きてきた>著者の渾身力編。副題に“日本映画人ダイアリー”とあり、その映画人とは監督ではなく、主演の男女優に悪役を含むバイプレーヤー。とりわけ、アクの強い脇役の紹介に力が入るのは、著者の生い立ちも影響しているか。著者の個人的事情にまつわる思い出とともに語る俳優論は、新鮮だ。 最後に1冊、お堅いところを。「世界金融恐慌序曲―危機管理の資産運用」(大竹愼一著、ビジネス社、1680円)は、サブプライム問題で実質的に破綻したAIG社員だったこともある辣腕ファンドマネージャーによる金融論。サブプライム・ショックが露見する直前に書かれたことがわかるが、その全容の発端が予見的に明かされている。仕事柄、資産運用法が解説されているが、終章では<畑を耕せ、森に帰れ>と説く。「なりきり〜」に負けず劣らずの奇書といっていい。
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トレンド 2009年01月01日 12時54分
落語を本からお勉強
落語ブームが続いている。落語がキターッ! のは、2008年春のNHK朝の連ドラ「ちりとてちん」あたりからだが、その前座役を務めたのはTVドラマ「タイガー&ドラゴン」(2005年)、映画「しゃべれどもしゃべれども」(07年)。えっ、マクラが長い? あーた、通ですな。てなわけで、年始は一杯やりながら、落語をじっくりお勉強してみてはと紹介するのが、その歴史から今日までが分かる3冊。そろって、CDかDVDのオマケが付いているから今夜はおひとつ、寄席の雰囲気も味わえる寸法でして…。 長瀬智也と岡田准一のジャニーズコンビが、落語家の泣き笑い修行を演じたのが「タイガー&ドラゴン」。ふたりに加えて脇を固めたのが、西田敏行と笑福亭鶴瓶。脚本が宮藤官九郎とあってはおもしろくないわけがなかった。映画「しゃべれどもしゃべれども」の主演は、これまたジャニーズの国文太一。その名演技には映画賞が贈られた。 そして、「ちりとてちん」。おっちょこちょいの女流落語家役に扮した貫地谷しほりは、その後女優としての地位を固めることになる。師匠役、渡哲也の噺っぷりが援護射撃になったのを忘れてはいけない。 …長ーいマクラを振ってしまったが、紹介するのは落語入門書、ちったぁ知ってる人向け、通のおさらい用と取りそろえてみた。 ズバリ、「落語入門」(渡邉寧久監修、成美堂出版、税込み1365円)は、まずは落語の歴史を年表で紹介する、受験参考書っぽい作りが悪くない。明治時代の隆盛ぶりに、協会の分裂騒動など離合集散を明かしているのは、落語検定ができたら受けたい人のため? 名人候補のひとりに上げられる立川志の輔が落語の魅力を語り、名作解説と昭和・平成の名人紹介と続く。入門書とあるが、正座してかからないといけない本格の作り。その流れか、付録のCDは志ん生の2話。「火焔太鼓」「文七元結」ときては、膝をただして拝聴だ。 「落語のすべて」(大友浩監修、西東社、1785円)のサブタイトルは“もう一度学びたい”。寄席の楽しみ方を写真で紹介するなど、初心者にはこっちが向きか。圧巻は70人を超える名人上手のエピソードを交えた解説。演芸研究家の監修者ならではのこだわりか。付録のDVD。柳家権太郎「くしゃみ講釈」と桃月庵白酒「転宅」の2話収録だ。 3冊目のトリは、「落語への招待」(別冊歴史読本、新人物往来社、1890円)。こちらの副題は“「入門者」から「通」までたっぷり楽しめる”と大風呂敷を広げている。売りは志ん生の巻頭特別エッセー「お化け長屋は楽しき哉」。発掘原稿で、希代の名人の貧乏自慢がまんま落語的。知ってた人も初めての人も、そのアッケラカンっぷりに脱帽するしかない。三平、談志に志ん朝らの粋が語られ、小沢昭一の対談もある。付録のCDは古今亭駿菊の「湯屋番」と「宗の瀧」。 雑誌が特集を組み、テレビCMでおなじみ、♪ディアゴスティーニから、落語ものが出るなど落語ブームはまだ当分、続きそうだ。海苔をくれ…じゃなかった、乗り遅れないように、ね。
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トレンド 2008年12月24日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
ケーキといえばスポンジにバタークリームを挟み砂糖の表面を銀箔でコーティングしたアラザンでデコレーションされたケーキでも昔はありがたく頂いたものである。しかし、年々進化していくケーキを試してみると華美な装飾と複雑怪奇な味に食傷気味となる。 行き付けのケーキ屋さんから聞いた話。クリスマスにデコレーションケーキを食べる習慣をつくったのもイチゴのショートケーキを考えたのも、かの不二家だそうである。スポンジにイチゴと生クリームの三位一体。シンプルイズベストの最たるものである。良くも悪くもこの功績は認めたい。ともかくイチゴのショートケーキは奥が深い。シンプルだからこそ職人の腕が試される。一方、材料は多いがプラムケーキだけは別格。英国ではプラムプディングといってクリスマスケーキの筆頭に挙げられる。プラムのほかにもドライフルーツ、ナッツなどをブランデーやラム酒に漬け込んでつくる。時間が立つほどに味がなじみ、よりおいしくなってくる。今宵はパイパー・エドシックのロゼを愛する人と開け聖夜を過ごそう。 4週続きの連番攻勢。次回ブレスト数は出現率14.5〜15.0%の数字群から抽出。ライン数は1ケタ、10番台の連番で構成。ブレスト数11・16・28ライン数1・2・3・4・5・6・7・8・15・17・20・22・25・27・31・33・34・35・36・37・38【(1)・(7)・(8)・(16)・(34)・(38)】【(2)・(16)・(17)・(22)・(27)・(37)】【(3)・(4)・(15)・(20)・(28)・(36)】【(5)・(6)・(11)・(27)・(28)・(35)】【(11)・(15)・(16)・(25)・(31)・(33)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
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トレンド 2008年12月24日 15時00分
「私、テレビの味方です」紅白歌合戦への注文と期待
私のようなハードTVウォッチャーでなくても、この季節になるとウキウキしてくるもの。それはすべて紅白歌合戦のせいだ! 発表の遥か以前から出場歌手を予想し、いざ発表されると、「Perfumeが出るのはめでたいけど、去年出せよ」だの「○○が出るのは××のバーターだな」だの、なんだかんだ文句つけながらも、大晦日に向けて体調を整えつつテンションを上げていく。これが紅白ウォッチャーのあり方である。 紅白ウォッチャーの活動のひとつに、「盛り上げ番組も欠かさず見る」というのがある。16日放送の「クイズ紅白歌合戦」(NHK)もまた、事前盛り上げ番組のひとつだったので、楽しみにしていたのだが…。 ラ・テ欄には「見せます紅白お宝映像▽感激の初出場▽北島・五木・ジェロが出題!」とあった。お、お、お宝映像!? それは助かる。単純に見たい。それに今年の紅白に向けてのテンションも上がるというものだ。 …と思って見てみたが、森進一(61)や布施明(61)の初出場シーンなんて、古すぎて興味持てないんですけど…。それに、クイズ形式で紹介するのは構わないにしても、解答者が田中要次(45)をはじめとして紅白に関係のない人ばかり。NHKの番宣に使ってどうすんだよ! 本気で視聴率とる気あるのかよ、NHK! そうじゃなくて、今年の出場者の“Road to 紅白”にスポットを当てるべきなのだ。同番組では、ジェロ(27)が素人時代に「NHKのど自慢」に出演していた映像を流していたが、それはそれでOKとしてもデビュー以前から紅白初出場までの道のりに着目すべきだろう。それはPerfumeもまた然りである。というのも、それこそ初出場組に思い入れを持たせることができるからだ。もしくは、森進一の苦悩とか。その思い入れが視聴率につながるのだ。 裏番組の「Dynamite!!」(TBS)なんて10月から特番を組むなどして、同じ映像を繰り返し放送し、盛り上げているのだ。その刷り込み作業は出場選手への思い入れにつながる。有名無名問わず、選手が抱えるドラマを伝えている。TV界も芸能界も、格闘技界からもっと学ぶべきことがあるはずなのだ。 とかなんとか文句を言いつつも、今年も紅白を中心に見るつもりなので、NHKさん、本番では期待してます!!
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トレンド 2008年12月24日 15時00分
書評「恋愛は投資である」フェルディナント・ヤマグチ著、扶桑社
半導体・電子部品のマーケットアナリストをするかたわら、さまざまな銘柄(美女)に分散投資(二股、三股)をし、うらやましすぎる配当(情事)を手にしている著者。 そんな恋愛の勝ち組の著者は、サブプライムローン問題に端を発する現在の“恋愛投資市場”は深刻な状態だと分析する。「失業中で職探しに走り回る女性が、デートの誘いを喜々として受け入れるだろうか? 景気が悪化すると恋愛投資市場は縮小するのだ」。 しかし一方で変化はチャンスであるともいう。「いけ好かない野郎共が一夜にして恋愛投資戦線から脱落し、彼女イナイ歴10年の素人童貞君が一気に注目銘柄として取り上げられるような事態が各地で発生している」。 見た目やお金じゃない戦略的恋愛術が身につく。(税別1300円)
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トレンド 2008年12月24日 15時00分
書評「実録!!コンビニバイト日誌」かとうとおる著、メディアファクトリー
イラストレーターをしながらコンビニのバイトで生計を立てる著者が、店で起こるさまざまなドラマをコミカルなイラストとともに紹介する。 コップ酒をいつも会計前に空けて飲んでしまう常連客に、週4日必ず訪れては一度に20冊以上の雑誌(そのほとんどがエロ本)を買っていくアキバ系オジサン。コンビニはトラブルや笑いも24時間営業だ。 本当にど〜でもよいようなくだらないネタも、味のあるイラストが笑いを呼び起こす。 コンビニでバイトをした経験のある人ならば、クククッと思い出し笑いを堪えること必至。コンビニ限定あるあるネタがたっぷり楽しめる。519話の笑える実話がつまってこの値段という、価格の方もコンビニエンスな一冊。(税別760円)
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トレンド 2008年12月22日 15時00分
「丸太ごうし」(まるたごうし、おでん屋)」
東京メトロ銀座線・浅草駅から720歩 役者=大根、この符丁は分かる。ゲートル=ゲソ巻き、お祭の日の神社の境内には引き上げた傷病兵がいたから、これも分かる。二人仲=焼き豆腐、分かる。もつれ=しらたき、なるほど。月形=はんぺん、駄洒落ね。大内山=たまご、顔の長いお相撲さんだったが、うーん。 創業83年、浅草は馬道にどんと構える「丸太ごうし」。店主に名前の由来を尋(たず)ねると、がらりと窓を開けて2寸ほどの丸太の縦列を見せてくれた。家紋の名称か、織物の文様かと悩まされたと言ったら、考え過ぎだと笑われた。 詩人のサトウハチローさんがこの店をうたって「いつも春丸太ごうしの酒の酔」。この夜は3組もの女性客がいて、これならば本当に「いつも春」。司牡丹の熱燗を2本そう言って、ぬたと、ねっとりと舌にからみつく烏賊(いか)のお造りをいただく。この酒は確か、麻生太郎首相の祖父吉田茂の好物。祖父への劣等感など抱かないで過ごす人生もあったはずなのに。大日本帝国連合艦隊司令長官の孫のYさんが舞台芸術の仕事に就かれ、市井の人になっているのを知っている。較べて麻生氏は易(やす)きについた、のではないか。 今夜は軽めにして引き上げようとしたら、女将から軽く注意された。おでんを食べない客にありがとうは言えない。分らないでもないけれど、そう言われて座り直して、しらたきを食う客がいるかしら。浅草に昼となく夜となく人が集まるのは、歴史と伝統へのよいしょみたいなものでして、それだけみんな浅草が好きだということなんですよ。店主がさらりと取りなしてくれた。はい、またあらためて伺います。予算2500円東京都台東区浅草2-32-11
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トレンド 2008年12月22日 15時00分
「おぐ羅」(おぐら、おでん屋)
東京メトロ丸の内線、銀座線・銀座駅から徒歩220歩。JR山手線・有楽町駅から徒歩310歩 和食・洋食・中華を問わず、しかるべき物を食せば、しかるべき値段のすることは経験則で知っている。して本日は、しかるべきものを食すべき日であるか否か、ここのところを玄関先で瞬時に判断し、顔色ひとつ変えずに立ち去る(あるいは進入する)のが肝要であることもまた知ってはいる。問題は、しかるべきと鯱(しゃち)こばるほどのジャンルではないのにもかかわらず、しかるべき値段がする場合にどう対処するかだ。 そのジャンルとは、おでん。しかるべき値段の店とは、「おぐ羅」。こうして、うろうろと胡乱(うろん)なことを申し上げるからには、ご賢察のとおり、とてもよい店なのだ。だから困る。 2度は使えないが奥の手を披瀝(ひれき)しよう。自分の衣裳を総点検して、第一級正装をして訪問する。そうして、おでんに行き着く前のサイドメニューにつまずかない自分を、貫く。しかるべき金はあるが、今宵はおでんを4、5品つまみに来訪したのであって、はんぺん、豆腐、しらたきをいきなり指名したのにも他意はない、美味で高級なサイドメニューは他日、必ず必ず食しに参るから、しかと心得よ、という趣旨を全体で表現するのだ。 それまでしてなぜ入りたいのか。私の場合は銀のやかんである。黒松白鹿の燗酒が、きらきら輝く、でかくて重い(だろうと察するご亭主専用の)銀製のやかんから注がれる至福。立つ湯気の甘き香り。おでんはもはや、この燗酒をおいしくのむための小道具にすぎない。ともあれ何度も言うが値が張るので、連れを吟味しないとあとで後悔することになる。予算7000円東京都中央区銀座6-3-6 本多ビルB1
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トレンド 2008年12月22日 15時00分
「ひで」(おでん割烹)
京王井の頭線・神泉駅北口から徒歩350歩 渋谷の東急文化村オーチャードホール入り口です。ただいま私人の小泉元首相が入場されました。「ウイリアム・テル序曲」を音楽室で聴かれましたでしょう。易しい軽快なテンポが仇(あだ)となり、重厚長大なベートーベンの正反対に立たされ、世界中から軽んじられているロッシーニの演奏会がこれから始まるのです。道を隔てて松涛、その奥が神山町。現首相麻生太郎氏のお住まいがあります。 “ひとつみんなで、噂の豪邸を見に行こうじゃねえか”と、まるで志ん生の落語のノリではじまった“麻生邸拝見リアリティツアー”の参加者3人が、東京都公安条例違反と公務執行妨害で逮捕された。異議を申し立てたのが、脛(すね)に傷持つ鈴木宗男議員(新党大地代表)と、元右翼団体所属のパンクバンドボーカリスト雨宮処凛氏(作家)だけなら世間の耳目を引きかねたかもしれない。しかし警察官僚のトップを務めた亀井静香議員(国民新党代表代行)が加わり、事件を検証するシンポジウムの場で警視総監を電話口に呼んで牽強付会(けんきょうふかい)を諌(いさ)めたと公表したものだから騒ぎになった。 さて、ロッシーニとおでんである。これは牽強付会ではない。そのこころは、素人が自分もできそうな気がすること。一度で覚えられる旋律も、いわば煮るだけのおでんも、侮られがちな存在だ。やってみて難しさが分かる。おでん屋の前が連れ込みホテルという色気のある街の、大人おでん。オーチャードホールからも550歩。道の途中、前後左右の逆さ海月(くらげ)には引っかからないようにね。上げ潮の塵じゃないんだから。予算3500円東京都渋谷区円山町15-5
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