トレンド
-
トレンド 2008年12月22日 15時00分
「なだ一」(なだいち、おでん屋)
JR、東京メトロ・渋谷駅から徒歩250歩 JR線渋谷駅のガードに平行した通称のんべい横丁で、兄妹が向かい合って商売している。おでん屋「なだ一」は、妹さんのお店。向かいのまぐろ処はお兄さんの店。おでん屋の品書きに魚貝系が満載されているわけは、内線電話による出前要請。逆も可だそうです(ご両人談)。 小ネタを耳にしました。某コンビニのおでんは、「なだ一」の味をパクったのではないかというのです。大丈夫、もしそうだとしてもパクリきれてはおりません、と申し上げたい。 こってり塗った辛子に思わずむせかえると、笑いながら製造方法を伝授してくれました。極めつけの熱湯で、一方向だけに溶く、のが秘訣だと。こころみに逆に回してみても同じように辛かったと話を下げた。和(なご)む。袖も肘も擦れ合う、わずか10席のおでん屋で表情の硬い男たちは、気のいい女将にあれこれ訊(たず)ねて秘伝を聞き出したのでありましょうか。 帝国ホテルの村上信夫取締役料理長は修業時代、先輩シェフから味見を妨害されたといいます。その手口は、洗い物のフライパンに混ぜ物をしてから下げる。にこりともせず、そうおっしゃってました。 玄人(くろうと)の味とはやはり、それほどのもので、味を盗む(勉強する)とは、それほど苛烈(かれつ)なことなのでありましょう。おでん屋で粛然とする私。お客が、しかも元気で明るい若い客たちが、いろんな話(沢田研二がヒット曲「TOKIO」で被っていた黄色い帽子は、ここから近い宮益坂の山田帽子店製とか)をしてくれる。和む。予算4000円東京都渋谷区渋谷1-25-10
-
トレンド 2008年12月17日 15時00分
「私、テレビの味方です」加護亜依の変節
喫煙が発覚したばかりか年上男性との温泉旅行まで週刊誌にバラされてしまい、事務所解雇の憂き目に遭ってしまった、加護ちゃんこと加護亜依(20)。とはいえ、どうにかこうにか今年、芸能活動に復帰。順調にテレビ出演も果たしている。 そんな加護ちゃんがテレビに出る際にセットになってついてくるネタといえば、共演者からタバコを勧められたり(「さんまのまんま」「ラジかるッ」で披露)、喫煙現場をフライデーされた時の様子を語ったり、というもので、その姿は痛々しくて、見るに忍びない…ということを指摘するつもりは毛頭ない。 そんなことよりも、ここで指摘しておきたいのは加護ちゃんの“変節”についてである。 どういうことか説明しよう。温泉旅行が発覚した時、一緒に行った年上男性のことを加護ちゃんは「相談相手」とか「応援団みたいな存在」とか「お兄ちゃん的な人」と説明していたのをご記憶の読者もいるだろう。彼氏なんかじゃなくて、そこに恋愛感情はありませんよということをしきりにアピールしていた。 まあ、そんな説明を真に受ける人はこの世にだれ一人としていないと思われるが、そう説明しないといけない立場だったこともわからないではない。少なくとも、アイドルだったその時点では。 ところが、だ。ここにきて、その説明に変化が生じている。今月6日放送の「バニラ気分!」(フジテレビ)にゲスト出演した加護ちゃんの言葉に耳を傾けてみよう。 「あれはまあ、彼氏っちゃあ彼氏だったですね。いまは仲良い友達ですけど」 あれ、あっさり認めちゃうの!? どうだろう、この変節。16歳年上男性を彼氏と認めたのだ(実はこれ以前に他の番組でも一度認めているが)。 そんなもん最初っから認めればいいじゃん、とお思いの方もおられようが、なかなかそうもいかないのがアイドル産業の実情。 “そこ”だけはファンが許さないからだ。彼氏の存在が明るみになった瞬間、一斉に離反し、ビジネスが成立しなくなるのだ。加護ちゃん的には、徐々に説明を変えていき、いきなり「彼氏です」と高らかに宣言するよりは“軟着陸”を選択したのだろう。 もし、加護ちゃんにインタビューする機会があるならば、ぜひ聞いてみたいことが2つある。 「アイドルは恋愛しちゃいけないと思いますか?」、そして「熱愛が発覚して、離れていくファンをどう思いますか?」という2点だ。
-
トレンド 2008年12月17日 15時00分
書評「二代目社長」河合徳治著、展望社
高校2年の春、高級住宅地で飛び込みで海外ブランドの香水を売り回っていた著者。その後は、大阪・西成でトイチのさらに上をいく、1日で1割の「日掛け屋」にまで手を出し、ヤクザの事務所に連行された経験がある。 そんな商才や度胸に長けた人間でも、二代目社長になるというのは難しいと語る。26歳の時、父から建具屋を引き継いで二代目となってからは波乱の日々が始まる。 先代の言うことは聞いてくれても、自分の言うことは聞いてくれない。本当に資金ぶりに困った時期は、社員に内証で早朝、コンビニでアルバイトまでした話は泣けてくる。 事業継承の重役を担う二代目候補生たちへ送るポップなノンフィクション。(税別1400円)
-
-
トレンド 2008年12月17日 15時00分
書評「大山倍達外伝」基佐江里著、イースト・プレス
「指でコインを折り曲げた」「ファンレターが3万通」。極真カラテ創始者大山倍達にまつわる逸話だ。 極真カラテの機関紙「月刊パワー空手」の元編集長が、故大山総裁の「ちょっとイイ話」をまとめたのが本書。写真や新聞記事などが100点余りも収められ、家族や知人などの「証言」から総裁の実像に迫っている。 表紙の写真にもあるが、何度か牛と対戦したという総裁。メキシコでは闘牛と闘い、半年間入院したというからシャレにならない。 週刊誌に大山総裁が特攻体験を騙った男として掲載されたことや、夫人との出会いから結婚するまでの話も面白い。もちろん大山哲学も満載だ。(税別2190円)
-
トレンド 2008年12月17日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
サーティワンとよばれて久しいアイスクリームショップ。小生は当初からバスキンロビンス(以下BR)とよぶ。例によってラウンジでBRの新商品の話を小耳に挟んだ。チョコとラムにカシスを加えたフレーバーが近日発売されるらしい。ラムレーズンが定番なのだがカシスも捨て難いお気に入りの味。 さて、カシスといえばルジェのクレームカルテット。カシスのほかにフランボワーズ、ブルーベリー、イチゴでできたリキュール。そして、このカシスを使ってできたカクテルこそがキールなのだ。白ワインにこのルジェ・クレームカルテット加えたものが基本のスタイル。ベースが、シャンパンに替わるとキールロワイヤル、またリキュールをフランボワーズに替えるとキールインペリアルとなる。 今宵、小生のレシピは大ぶりのシャンパングラスにアイスクリームをたっぷりすくいクレームカルテットを注いで仕上げる一品。こいつにフライドポテトを用意しスプーン代わりに頂く。大切な人に勧める時はフライドポテトではなくポム・フリットとよんでみよう。 1ケタのドローの連鎖。次回ブレスト数は、出現率14.1%の数字群から抽出。ライン数は、1ケタ3と6の連鎖。ブレスト数4・12・23ライン数3・5・6・7・8・9・10・11・13・14・17・26・27・28・29・30・31・35・36・37・39・41【(3)・(4)・(5)・(17)・(23)・(39)】【(4)・(6)・(14)・(27)・(28)・(36)】【(6)・(7)・(9)・(12)・(26)・(37)】【(8)・(10)・(12)・(30)・(31)・(39)】【(13)・(23)・(28)・(29)・(35)・(41)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
-
-
トレンド 2008年12月16日 15時00分
覆面パン調査「男前豆腐店クリームパン」(Pasco)
でっかく書かれた「男」のロゴと渋い後ろ姿の包装がコンビニやスーパーの棚で異彩を放つクリームパンをご存じか。 「生地にもクリームにも男前豆腐店株式会社の男前豆腐を使用した男前なパンです」とパッケージの説明も男臭さが全開! 男前豆腐店といえばユニークなネーミングと濃厚でクリーミーな豆腐が人気のすっかりメジャーなおしゃれブランド。最近はやりの“コラボ”を取り入れたのはうまい戦略である。 見た目は豆腐を意識したのか真四角な形が潔い。隅々までクリームが入っているのは高ポイント。ふわふわしっとりとした生地がいい。真っ白なクリームはねっとりとしてかなり濃厚なのに、舌触りは不思議とツルツルの豆腐を思わせるほどなめらか。 これは新食感! 甘さはかなり控えめで後味はあっさり、ヘルシーに仕上がっている。豆腐の風味は強すぎず弱すぎず程よい感じ。これならランチにもおやつとしてもいけそうだ。卵味のカスタードクリームとは一線を画す、まさに豆腐パン。ベタベタ甘すぎないのが「男」の美学なのだ。参考小売価格は税抜き130円。
-
トレンド 2008年12月16日 15時00分
BESTチョイス ブラから解放される!「ブラトップ」
今年もあとわずか、身も心も財布にも厳しい季節になってきましたね〜。 周りを見渡しても暗いニュースばかり、そんな中、今年大ヒットした商品がある。ユニクロのCMで女優、吹石一恵ちゃんが美しい背中のラインを惜しげもなく披露し、キャミソールに足を入れて体をクネクネしながら持ち上げて着る。見覚えありませんか。このキャミソールこそ、ブラジャーを着けなくてもバストラインを美しく見せることのできる「ブラトップ」だ。キャミソールのほか、タンクトップ、チューブトップの計3タイプ11種類がある。 下着を着けている煩わしさをなくす商品…どうせならカップを取って完全に解き放ってみてはどうだろうか!! ついでに下の方も自由になる商品を開発して…ユニクロさんお願いします。
-
トレンド 2008年12月15日 15時00分
「七福」(しちふく、居酒屋)
JR根岸線・桜木町駅から徒歩590歩 嘉永6年(1853)、神奈川沖に押しかけたペリー提督の乗っていた黒船は、じつは木造船だったといいます。黒塗りなので、勝手に鋼鉄製と思ってしまった。鉄は武力の象徴。 怯(おび)えれば柳も幽霊に変じる。度重なる開国の要請に困り果てた幕府は、それでも悪智恵を絞って横浜村も神奈川のうちと強弁。東海道から8km離れた所で港湾工事を開始して、誠意を示した。以来、米国には誠意の示しっぱなし、であることは心理学者岸田秀氏の著書に詳しい。万延元年(1860)には、野毛村も町に昇格。以降、横浜一帯は時代の要請を受けて発展の一途をたどることになる。 めぐり巡って第二次大戦。満州で病を得、地元民からもらった七福という丸薬で一命をとりとめた初代は、丸薬にあやかって「七福」を開店した。柳通りの暗がりの破(や)れ提灯は、ほのかに鰻の匂いを漂わせ、いまに至るまで酔客を誘いつづけております。 女将さんは、酒の吟味のためには全国の酒蔵を探訪、肴の研究にも余念がありません。名物の鰻や、ふぐ料理に甘んじることなく、鰯料理では鰯ガーリックという珍味の開発にも成功、ほかに野毛出身の俳優西岡徳馬、横綱白鵬(親方が横浜出身)、愛犬フクちゃん、活け花、瓢箪栽培と、きわめて多方面へご興味のあられる方らしいので、まだまだ七福の縁起は発展途上と拝察いたします。大隊も、中隊も、小隊も上陸OKでございます。予算3000円神奈川県横浜市中区野毛町1-6
-
トレンド 2008年12月15日 15時00分
「武蔵屋」(むさしや、居酒屋)
JR根岸線・桜木町駅から徒歩470歩 佇(たたず)まいが、伊勢藤(神楽坂)。雰囲気が、金田(自由が丘)。気さくさが、まるます家(赤羽)。 あるはずのないそんな居酒屋が、ありました。知る人ぞ知る「武蔵屋」です。光栄にも、やっと知る人になれました。看板も、表札も、暖簾もないので1度目は探しても訪ね当たらず、2度目は姉妹がご高齢のため夏季は休業中ということでおあずけ。これが3度目の挑戦でした。お酒は3杯までと決まっております。おかずは5品のコースのみ。たまねぎスライス、おから、納豆、湯豆腐が順次、最後におしんこが出てまいります。 桜正宗の燗酒は、84歳の姉妹(のどちらかの方)が、コップの表面張力一杯に注いでくれます。3杯目の半ばを干したころでした。つと土瓶が寄ってきて中味が再び満たされます。驚いて、お姉さん(か妹さん)に「いいの?」と訊(たず)ねたら、「ん、いくない」というかわいいお返事。セーラー服の女子とも見紛(まご)う受け答えにのけぞってしまいました。 きびきびと働いて姉妹を助ける若い衆は、横浜国大生。以前は神大生。ともあれ卒業生から申し送りされるアルバイトというのも、いい感じ。一見(いちげん)なのにこんなに歓待されて、すっかり嬉(うれ)しくなった野毛の一軒目のお代が2200円。お一人様2200円というのも、お決まり。JR根岸線を挟んで、天を衝くランドマークと胸を衝くお値段の武蔵屋に一礼をして辞したのでありました。予算2200円神奈川県横浜市中区野毛町3-133
-
-
トレンド 2008年12月15日 15時00分
「浜作」(はまさく、居酒屋)
JR根岸線・桜木町駅から徒歩530歩 横浜魚市場問屋一同よりと揮毫された22社連名の贈呈額が、座敷の壁面にどんと飾られている。日曜の夜に満員ということは、降りつける雨に顔色ひとつ変えないということは、みんな地元の方ですのね。 本寸法の割烹でした。お造りも、焼き物も、たいへん結構でした。この夜、20人からの注文を次々に捌(さば)いているのは細面の女将。いくらなんでもお一人ではと心配していたら、のっとご主人が現れた。コホン。あ、良かったです。隣の客から地元の話を聞かせていただきました。 全国各地にたくさん建てられている「近代美術館」なるものは、神奈川県鎌倉市をもって嚆矢(こうし)とすること。初代館長を務められた土方定一という方は…とにかく偉い方だったそうであります。なにかこの、全体に横浜って文化を大事にされてますね。野毛地区だけでも、2004年から雑誌「野毛通信」が、07年からは「野毛新聞」が刊行され、有料、無料を問わず、さまざまなパフォーマンスの告知で満載。飲食街も「野毛飲兵衛ラリー」を企画し、専用パスポートまで発行する凝りようは尋常ではありません。 無料の横浜ガイドマップ「旅うらら」も、そこらの急づくろいの町興しパンフレットとは雲泥の出来ばえだし。いかん、贈呈額の下の酔っ払いたちが急に立派に見えてきた。おまかせ寿司で締めます。雨が上がっても、この人たち結局だれも帰らない…。予算2500円神奈川県横浜市中区野毛町2-64
特集
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分