スポーツ
-
スポーツ 2019年01月07日 11時50分
【RIZIN】”史上最強のMade In JAPAN”堀口恭司が日本の格闘技ブームを復興させる!「昔のPRIDE時代のように」
<12月31日 さいたまスーパーアリーナ 観衆20,105人> RIZIN MMAルールでは無敗の圧倒的な戦績を誇る堀口恭司が、アメリカの総合格闘技団体「Bellator(ベラトール)」から、最強の刺客を送り込まれた。BellatorはUFCに対抗すべく設立され、日本でもDAZNで放映されるなど、認知度も上がっているアメリカメジャー団体。そのBellator世界バンタム級王者のダリオン・コールドウェルと、この日から制定された“RIZIN バンタム級”のベルトを賭けて対決した。また、これは両団体のトップ同士の戦いで、まさに看板を背負っての注目の戦いとなった。 1ラウンド序盤に、コールドウェルが堀口の左腕を伸ばしにかかりピンチを迎えたが、うまく逃れて立ち上がり、3分過ぎからの2分間はスタンドからの単発のパンチを繰り出す程度でそのまま終了した。2ラウンド目もコールドウェルがテイクダウンを奪い、堀口をコーナーやロープに押し込むも、決定機は作れず、やっと離れたかと思ったところで終了のゴング。ファイナルラウンドは堀口がボディにパンチを入れて試合を動かすも、足を取られてまたもやコールドウェルが上になる状態に。しかし、堀口は左腕をスルリとコールドウェルの首に滑り込ませ、そのまま締め上げフロントチョークでタップアウトを奪い、3ラウンド1分13秒、見事な勝利を挙げた。この上ないスッキリとした勝ち方に、満員のさいたまスーパーアリーナは大爆発。ここまでで最高の盛り上がりを見せた。 リングでベルトとトロフィーを贈られた堀口は「日本で戦っているので、負けるわけにはいかない。来年もしっかりと格闘技をもっともっと盛り上げる」と宣言。会場は再び大歓声に包まれた。 全試合終了後、午前1時前に会見場に現れた堀口は「プラン通りに戦えた」と納得の表情。また、「RIZINの日本のベルトなのに、外国に持っていかれるのは自分自身も納得がいかないので」と、特別なモチベーションを持って挑んだとコメントした。相手のコールドウェルがベラトールのケージでのリマッチを望んでいると伝えられると、「チャンピオンが日本に乗り込んでくれたので、自分も恩返しでリマッチしたい」と語った上で、「ベラトールのベルトも取りたい」と敵地でのファイトも厭わないスタンスだと語った。 また、会見を締めたRIZIN榊原信行実行委員長も、堀口がベルトを巻いたことを受けて、「ベラトールでのリマッチも見てみたくなった」と感想を語り、「RIZIN対Bellatorの対抗戦やホーム&アウエーでの交流も」と、今後も堀口を中心に、団体同士の関連を深めていく構想も視野に入れていることも明かした。 年明け後も本拠地としているアメリカにはすぐには帰らず、「日本で空手の練習を」と自らの戦いの礎をさらに磨くことを重視する。言葉の節々に“日本人のプライド”を感じさせるファイターは「昔のPRIDE時代のように、格闘技は楽しいんだぞということを伝えていきたい」と、RIZINをPRIDEのように世界一のイベントに育てていく野望を持つ。2019年も“史上最強のMade In JAPAN”に刮目セヨ!!取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2019年01月06日 17時40分
プロ野球2019年注目のFA取得選手たち【パ・リーグ編】
前回はセ・リーグを対象に、3名をピックアップした2019年注目のFA権取得(見込、以下同)選手たち。今回はパ・リーグの取得選手を対象に、注目の3名を以下に取り上げていきたいと思う。 パ・リーグの取得選手の中で、最も需要があると見込まれるのは則本昂大(楽天)。2013年のルーキーイヤーから昨季まで2ケタ勝利を続け、5年連続で最多奪三振のタイトルも獲得しているパ・リーグきっての右腕だ。 2016年オフに結んだ3年契約が、来オフに満了となる則本。一部報道では、このタイミングで球団とメジャーへのポスティング移籍について話し合うとされているが、折り合いがつかなければ権利を行使し、ポスティングを認めてくれる球団への移籍に踏み切るかもしれない。 投手の目玉が則本ならば、打者の目玉は秋山翔吾(埼玉西武)。2015年にプロ野球記録となる「216安打」をマークしたヒットメーカーは、2年連続で20本塁打をクリアするなど長打力も兼ね備えた素晴らしい打者となっている。 既に国内FA権を取得している秋山は、来季中に海外FA権を取得。現時点ではメジャー移籍を目指すことが濃厚とされているが、交渉が不調に終わった場合、国内球団からの横やりが入る可能性もあるだろう。 今オフ複数年契約を結ばなかったことを理由に、「FA宣言もある」とするファンも少なくないのが鈴木大地(ロッテ)。過去にベストナインを2度(2013年、2016年)、ゴールデングラブを1度(2017年)獲得している好選手だが、この数年は遊撃、二塁、三塁とポジションをたらい回しにされるなど苦労が続いている。 さらに、現在主戦場とする三塁については、チームを率いる井口資仁監督が来季の三塁に安田尚憲を固定したい意向を示したという報道もされている。仮にポジション争いに敗れた場合、出場機会を求めて権利行使に踏み切る可能性は否定できないだろう。 以上が、パ・リーグにおける注目のFA取得選手3名だ。ここで紹介していない選手も含め、今年は何人がFA権を行使することになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年01月06日 17時00分
2019年ペナントレース「阪神が優勝候補って本当か?」
2019年の「セ・リーグ ペナントレース」の優勝チームは…。昨季は広島東洋カープが3連覇を果たした。しかも、その過去3年間は、ブッチギリの独走状態だった。「広島の一強時代はしばらく続く」と見るのが妥当だが、「いや、今季の阪神はヤル!」との予想も聞かれた。それも、希望的観測ではなく、客観的な戦力分析によるものだという。最下位からの逆襲劇は本当に見られるのか――。 18年は62勝79敗2分け。首位広島とのゲーム差は「20」。チーム打率2割5分3厘は、リーグ5位。この打線のテコ入れが最下位脱出の必須条件となるが、別の見方もされていた。17年の阪神のチーム打率は2割4分9厘、数値上では上がっているのだ。17年シーズンはリーグ全体が「打てない傾向」にあった。しかし、チーム総得点は落ちている。17年に阪神打線の稼いだ得点が「589」(3位)だったのに対し、18年は「577」(5位)と落ち込んでいる。チーム総本塁打も「85」と極端に少ない。本塁打数に関しては広島の半分以下であり、17―18年オフに、金本知憲監督(当時)が「一発の期待できる外国人選手」を最優先の補強事項に挙げたのは、間違いではなかったのだ。 ならば、日本球界に適応できそうな新しい外国人選手を獲得すれば勝てるのかと聞けば、そんな簡単なものではないという。しかし、こんな証言も聞かれた。 「18年シーズン後半、阪神選手は下を向いて球場内を歩いていました。ファンが声援を送っても逃げるみたいに。自信がないというか、萎縮している感も見受けられました」(プロ野球解説者) マイナス思考がそのまま数字に表れ、最下位に転落してしまったと分析されている。 そのマイナス思考だが、金本前監督にも一因があったと言わざるを得ない。「現役時代から自分に厳しい人でした。監督になってからも、期待が大きいからか、失敗した若手をコワイ眼で見ていました。阪神ベンチは重苦しい雰囲気でした」(取材記者) スポーツは感情に左右される部分が大きい。選手が前向きな気持になれば、それだけでもチームは強くなっていく。 また、先発陣だが、メッセンジャー、秋山、岩貞らが来季も中核になる。小野、高橋、才木らの成長は必須だが、まずは藤浪晋太郎の復活だろう。藤浪が2ケタ勝利を収めれば、簡単に優勝圏内の70勝に到達する。藤浪は完投能力も高い。18年は不振だった救援投手陣の負担も軽減でき、そこにFA補強した西勇輝が加われば、矢野阪神は投手陣のやり繰りで苦しむことはないはずだ。 「4位指名の齋藤友貴哉投手(23=ホンダ)は即戦力と見ていい」 実は、他球団スカウトも一目置いていたという。即戦力と称される右腕が4位まで残っていた理由だが、「完成された投手。伸びしろという部分にも疑問を持った球団もありましたが、右のオーバーハンドとなると、どの球団もタイプが重複する投手がいるので」(在京球団スカウト) とのこと。マイナス要素があったわけではない。 2000年以降、阪神から選ばれた新人王となると、01年の赤星憲広、07年・上園啓史、16年・高山俊の3人だけ。投手の新人王を輩出した07年は3位のAクラスを確保しており、「投手の新人王」を輩出した年のチームはどこも高勝率を残している。 「金本前監督の迫力に萎縮していたところもあります。雰囲気が変われば、それだけでも…」(前出・同) 野手もキャリアハイの成績を収める可能性が出てきた。広島、巨人が阪神を警戒しているのはマンザラでもなさそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2019年01月06日 15時30分
新日本プロレス人気のルチャシリーズ『ファンタルティカマニア』9度目の開催!
新日本プロレスは4日の東京ドーム大会、5日の後楽園ホール大会を終えると、しばしの“正月休み”に入る。11日からはルチャリブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』(以下、『ファンタスティカマニア』)を開催する。 今年で通算9回目を迎える『ファンタスティカマニア』は、11日に大阪府立体育会館・第二競技場、12日に愛媛・テクスポート今治大会、13日に京都KBSホール大会、14日の岐阜・岐阜産業会館大会を開催。その後は関東に移動し、16日の千葉・幕張メッセ国際展示場・11ホール大会を経て、ラストは18、20、21の東京・後楽園ホール大会と計8大会を予定。今回も新日本と提携するメキシコの老舗団体CMLLから、総勢20名のトップルチャドールが参戦する。 今回の目玉は、“初代ミスティコ”ことカリスティコが久々に登場すること。しかも今回は2代目ミスティコも来日メンバーに名を連ねており、両雄によるドリームタッグが、日本のマットでも見られるのか期待されるところ。また“本家”ロス・インゴベルナブレスからは、昨年ロスインゴ入りをしたテリブレが来日。内藤哲也を特集したNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも、内藤がメキシコマットで現在のスタイルを確立したことがクローズアップされ注目を浴びた。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢との合体は間違いないだろう。 さらに“大陸王者”アトランティスの息子・アトランティスJr.が初来日し、日本でデビュー戦を行うという。これは異例の出来事。新日本とCMLLの関係の強さが分かる。 新日本とメキシコマットの関係は長い。80年代はUWA、90年代はAAA、そして2000年代はCMLLと時代に合わせて、メキシコのルチャリブレを日本マットで提供。新日本の選手をメキシコマットに派遣している。現在は川人拓来が「カワトサン」のリングネームで武者修行中。またルチャリブレの殿堂・アレナメヒコで行われるCMLLの定期戦は、新日本プロレスの動画配信サイト『新日本プロレスワールド』で中継している。新日本の選手が解説しており、CMLLの現状を日本のファンがリアルタイムで知ることができるのだ。 大会のチケットは毎年完売しており、日本でのルチャ人気は衰えるどころかさらに高まっている。これは他団体がルチャの大会を開催したり、フリーランスの大物ルチャドール、そしてルチャドーラが毎年来日していることが証明しているだろう。 エル・サント、ミル・マスカラス、カネック、ドスカラス…昭和のファンは彼らがメキシコでどんな試合をしているのか専門誌でチェックし、同じページに載るかっこいいマスクマンに夢を躍らせた。その気持ちは現在のファンにもしっかりと受け継がれている。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年01月05日 22時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「前田日明」常に真剣勝負の空気を漂わせていた“新・格闘王”
現役引退から20年近くになる今もなお、その動きに注目が集まる前田日明。伝説的な名勝負も数多く、当時からの信者的ファンがいる一方で、偏執狂的アンチも少なくない。 しかし、賛否両論が渦巻くのも、それこそスターの証明とも言えようか。※ ※ ※ 日本のプロレス界で“カリスマ的存在”といったときに、アントニオ猪木と並んでまず名前が挙がるのが前田日明だろう。 熱心なファンは自ら「前田信者」と言ってはばからず、同時にアンチが多いのも猪木と同様だ。アンチ前田の言い分の一つに、「大言壮語を吐くくせに本人は真剣勝負をしたことがない」というものがある。これを裏付ける関係者の証言もいくつか見られる。 1986年、初の異種格闘技戦で勝利を収めて新・格闘王の呼び名を得た前田だが、この対戦相手のドン・中矢・ニールセンは後年、この試合についてショーとして盛り上げることを依頼されたとしている。 極真空手出身のジェラルド・ゴルドーも、’88年に第二次UWFで前田と対戦した際には「事前にリハーサルがあった」と述べている。 エメリヤーエンコ・ヒョードルとの試合を前田に酷評された永田裕志も「あの人は格闘技もプロレスも中途半端」「俺のヒョードル戦とあの人のニールセン戦を一緒にされたくない」と、暗に前田がこれまでにプロレスの範疇の試合しかしてこなかったことを指摘している。 では、こうした前田批判が的を射たものなのかといえば、必ずしもそうとは言い切れない。総合格闘技の概念が一般的になったのは90年代半ば以降のことだが、それ以前の前田はそもそも昨今に言われるような意味での真剣勝負を志向していたわけではない。「第一次UWFで競技志向の佐山聡を批判し、皆が食っていくための興行優先を唱えたのが前田です。この当時の前田の目指したものはあくまでも“強いプロレスラー”であって、決して格闘家になりたかったわけではありません」(プロレスライター) 前田自身も、若手時代にアントニオ猪木から聞いた「いつかスポーツとして恥ずかしくない戦いを実現させる」との言葉をそのまま受け止め、それに向けてやってきたとの発言をしている。 つまり、プロレスラーが「すごい、強い」と世間から尊敬のまなざしで見られるような状況こそが前田にとっての理想であって、少なくとも第二次UWFの頃まではプロレスを捨てて格闘競技の道へ進む意図はなかった。セメントやシュートを志向していたというのは、あくまでも周囲がそう思っていたというだけにすぎないのだ。 振り返ってみても前田が新日vsUWFでの中で不穏な空気を見せたのは、唯一、アンドレ・ザ・ジャイアント戦ぐらいしかない。「そのアンドレ戦も、最初に不穏な態度を見せたのはアンドレの方です。新日を離れる直前だったアンドレが何かしらの意図によって“仕掛けて”きたのに対して、前田は自衛しただけですからね」(同)★現代の基準とは異なる勝負哲学 蹴りや関節技を前面に出し、ロープに飛ばないなどの形こそは目新しかったが、プロレス界の掟に反することはしていない。「ニールセン戦については微妙なところで、あれは言うなれば昭和版の小川直也vs橋本真也です。藤波辰爾と長州力の名勝負数え唄を“マンネリでつまらない”と、札幌テロリスト事件を指示したのと同じように、前田のUWFで、スタイルに活を入れようとの意図からのものでした」(同) ニールセン本人も興行としての盛り上げを依頼されたとは語っているが、事前の試合展開の打ち合わせについては否定している。 ニールセンが勝ちにこだわっていれば、前田がガードのできていなかった顔面へのパンチ狙いに徹することもできたはずで、その意味では現代基準の真剣勝負とは異なるかもしれない。しかし、筋書きの決まった試合でなかったことは確かであり、そこで前田は堂々とUWFスタイルで勝利してみせた。 新日側にも前田をつぶそうという意図はなく、勝てばOK、負けても惨敗でなければ“リベンジ戦で二度おいしい”ぐらいのものであったのではないか。「猪木が前田を後継者の筆頭に考えていたことに違いはない。ただ、まだあの頃はテレビ朝日や興行関係者からは、前田の看板だけでは弱いと見られていたし、猪木自身もアントン・ハイセル事業の借金返済のため一線から退くわけにはいかなかった」(新日関係者) その後、長州への顔面蹴撃事件が起こるなど巡り合わせも悪かった。その後、新日を離れてからの第二次UWFでも、大筋としては新日での戦い模様の延長であり、ゴルドー戦も「興行トップとしての責任」を果たすためには当然のことをやったまでなのだ。 前田が真剣勝負から逃げていたというわけではない。そもそも今の基準で言うところの真剣勝負を目指していなかったのだから、そこを批判しても意味がない。むしろ本人の意図にかかわらず、真剣勝負の空気を漂わせていた前田の存在感こそ、賞賛すべきではないか。前田日明***************************************PROFILE●1959年1月24日、大阪府大阪市出身。身長192㎝、体重115㎏。得意技/キャプチュード、フライング・ニールキック。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
-
スポーツ 2019年01月05日 17時40分
プロ野球2019年注目のFA取得選手たち【セ・リーグ編】
丸佳浩、浅村栄斗、炭谷銀仁朗、西勇輝の4名が新天地に移り、大きな注目を集めた2018年のFA市場。迎えた2019年の市場は、一体どのような展開となるのか。本稿では順調なら来季FA権を取得するセ・リーグの選手の中から、宣言すれば争奪戦が展開されそうな3名の選手を以下にピックアップしていきたい。 来季のFA権取得選手の中で、一番の大物といえるのが菅野智之(巨人)。昨季は「15勝8敗・防御率2.14・200奪三振」の成績を残し、2年連続で沢村賞にも輝いた球界随一の好投手だ。 伯父の原辰徳が今季からチームの監督に復帰したこと、将来的なメジャー挑戦希望を持っていることを考えると、権利を行使する可能性はほとんど無いかもしれない。ただ、万が一宣言に踏み切るようなことがあれば、札束が飛び交う“マネーゲーム”が展開されることは間違いないだろう。 複数のファンが「丸の二の舞か…」と、早くも白旗を挙げているのが會澤翼(広島)。昨季規定未到達ながら「打率.305・13本塁打・42打点」をマークし、チームのリーグ3連覇に大きく貢献した主力捕手だ。一昔前とは違い、“打てる捕手”の希少価値・需要が高まっている近年の球界。そのニーズに合致した會澤が権利を行使するとなれば、捕手を立て続けに獲得している巨人を筆頭に、複数球団が獲得に動くことは極めて濃厚だ。 その會澤と同じく、「来年は流出かも」と言われているのが菊池涼介(広島)。昨季は「打率.233・13本塁打・60打点」と打撃では数字を落としたが、代名詞である守備ではきっちりとゴールデングラブ(6年連続)を獲得している。 山田哲人(ヤクルト)と並び、現在の球界ではトップクラスの二塁手である菊池。二塁手を固定できていない巨人、DeNA、ソフトバンクといった球団から、秋波が送られてきたとしても全くおかしくはない。 以上が、セ・リーグにおける注目のFA選手3名だ。なお、パ・リーグの注目選手に関しては、稿を改めて触れていきたいと思う。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年01月05日 17時30分
全ては白鵬次第?大相撲1月場所展望
今月13日に初日を迎える大相撲1月場所。1年の始まりを告げる場所ということもあり、多くのファンが土俵上に熱視線を注ぐことは想像に難くない。 昨年は栃ノ心(現大関)の平幕優勝という結末を迎えたこの初場所だが、今年は一体どのような展開となるのか。本稿では、優勝争いの展望について以下に記していきたいと思う。 2016年は琴奨菊(当時大関)が日本出身力士10年ぶりの優勝(日本に帰化した旭天鵬からだと3年4か月ぶり)を、2017年は稀勢の里(当時大関)が自身初優勝と場所後の横綱昇進を果たしている1月場所。前述の栃ノ心を含めると、3年連続で“荒れる1月場所”となっている。 この流れが今年も継続すると考えるならば、優勝候補の筆頭は「13勝2敗」で先場所を制した貴景勝。この2敗は高安、御嶽海の“格上”につけられたものであり、同格以下には星を取りこぼさなかったことも好材料だ。 その貴景勝に及ばず、「12勝3敗」で優勝次点となった高安も有力候補。先場所を含め昨年は「12勝3敗」の優勝次点を3度記録していることを考えると、賜杯を手にする資格は十分に有しているはずだ。 怪我の状態が気になるところだが、良好ならば鶴竜も優勝戦線に加わる。昨年は2度の休場(途中休場含む)を喫する一方で、3月場所、5月場所で連覇を果たしている横綱。コンディションを整えることができれば、優勝争いを牽引する存在となるだろう。 他にも豪栄道、栃ノ心の大関陣や、先場所負け越しの雪辱を期す御嶽海、さらには平幕の錦木や阿武咲なども好成績が期待できる。先述の3名を加えたこの8名が、賜杯へ向けて星を積み重ねていくのではないだろうか。 ただ、こうした予想が通用するかどうかは、全て白鵬の状態次第だということも忘れてはならない。昨年は全6場所中4場所で休場した角界の第一人者だが、休場を除いた成績は「31勝8敗・勝率.795」。9月場所では全勝優勝も決めているように、出場ならば優勝候補の最右翼となることは間違いない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年01月05日 17時00分
オリックス2019年のキーマン、23歳の“ピープルズ・エース”山岡泰輔がチームを変える!
昨年2年連続で4位に終わったオリックス・バファローズは、“エース”金子千尋(現登録名・金子弌大)が自由契約で退団し、北海道日本ハムファイターズに入団。“ネクスト・エース”西勇輝はFA権を行使して阪神タイガースを選び、チームの精神的な支柱だった中島宏之は自由契約を選び読売ジャイアンツに入団、小谷野栄一は引退し東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍打撃コーチに就任するなど、これまで“対世間”的にもチームの顔を担ってきた選手が一気に抜けた。福良淳一監督が辞任し、西村徳文新監督のもと2019年シーズンに突入するのだが、補強は新外国人内野手のジョーイ・メネセスと、ドラフトで指名したルーキーぐらいで、今後、自由契約になっている選手が入団する可能性はあるが、若い選手を中心とした現有勢力で戦っていくことになりそうだ。 「去年と何も変わらないですよ。一緒!」 昨シーズンのキーマンになるべき男は、シーズン終盤にこのように吐き捨てた。春季キャンプで「自分も含めて何人か二桁勝利以上は勝たないと優勝できない」と話していた“太陽の逸材”山岡泰輔である。山岡はルーキーイヤーだった2017年シーズンを「ファンの方には申し訳ないんですけど…勝っても負けても4位というのは、耐えられなかった」と振り返り、「二桁以上」という“中目標”と「優勝」という“大目標”を掲げていた。ちなみに“小目標”は「1年間怪我をしないこと」。山岡は「目標が達成できなかった時の絶望感ってすごくダメージが大きいので、僕は目標を大・中・小とたくさん作るんですよ」と複数の目標を作るようにしているのだという。 さらに、「チームを人気球団にしたい」という気持ちも強く、髪型やカラーなどにも細部にわたって拘っているのだ。実際、昨年は京セラドーム大阪で、山岡を意識した髪型をした“山岡少年”を何人も目撃している。このように自身の人気は上がって来ているが、「チーム全体がメディアに取り上げられないと」と考える山岡は、「俺が勝たなきゃダメ!」と自身が勝っていくことで、チームを変えていきたいという思いを描いている。しかし、昨年は7勝12敗と大きく負け越してしまった。 「勝たないとね。何を言っても批判されちゃうでしょ」 勝たなきゃ説得力を持たないことを一番理解しているのは山岡本人である。そんな山岡だが、秋季キャンプでは投手陣のリーダー的な存在として、激しい練習に励み、ファンサービスも率先して行っていた。また先輩、後輩問わず、いろんな選手から「自主トレは山岡(さん)と」という声が聞かれていた。山岡は、“太陽の逸材”から“ピープルズ・エース”へとシフトチェンジしている。金子、西の退団により、オリックスのエースは23歳の右腕に託されたのだ。「チームを変えたい」「人気球団にしたい」という気持ちを実行するには「1人じゃ無理」とも語っていただけに、投手陣は自らが引っ張っていくことで、変えていけたらという気持ちが強いのだろう。 山岡が弟のように可愛がっている“神童”山本由伸が、先発でも実績を積んで“ダブルエース”体制になれば、プロレス界に例えるなら、新日本プロレスの棚橋弘至とオカダ・カズチカのような盤石なツートップ体制が築かれることになり、ここに田嶋大樹やアルバースなどイキのいい先発陣が、内藤哲也やケニー・オメガのような存在になってくれたら、金子や西の穴は埋まるどころかプラスになる可能性を秘めている。 2019年のオリックスは、“ピープルズ・エース”山岡泰輔がキーマンになることで、“主砲”吉田正尚、“鉄人”福田周平ら野手にも良い影響をもたらし、チーム全体で新たな世界を見せてくれるはずだ。 なお、山岡が希望しているとされる背番号19への変更について、球団関係者に取材したところ、「少なくとも今年はない。あるとすれば来シーズン以降」との返答があった。山岡には今年1年間エースとして活躍した上で、金子がつけていた背番号19を背負ってもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
-
スポーツ 2019年01月05日 15時30分
ポスト那須川天心!“超絶イケメン”白鳥大珠、キック界のレインメーカーになれるか?
那須川天心の父、那須川弘幸氏が会長を務めるTEPPEN GYMの白鳥大珠(たいじゅ)が『RISE130』(2月3日、後楽園ホール)に登場する。不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUTスーパーライト級王者)が返上したRISEライト級王座決定戦に出場することになった。対戦相手はKING OF KNOCK OUTスーパーライト級王座決定トーナメントの決勝で不可思に敗れた秀樹(新宿レフティージム/K-1 REVOLUTION FINAL-65kg級世界王者)。強敵だが、将来的に不可思戦も視野に入れている白鳥にとっては負けられない闘いだろう。 白鳥は2018年6月にボクシングからキックに復帰し、6月の幕張メッセ大会で一馬を、9月の後楽園大会では嶋田将典をそれぞれ1ラウンドでKO。11月の両国国技館大会では階級を1つ上げ、ライト級でチームドラゴンの北井智大からダウンを奪い判定勝利。この階級でも一気にトップ戦線に上がり、タイトル挑戦のチャンスをつかんだ。スーパーフェザー、ライト級の2階級でタイトル奪取を視野に入れる白鳥が、まずライト級で頂点を狙う。 181センチの長身と甘いマスクで、モデル経験もある“超絶イケメン”キックボクサーとして、会場では毎回黄色い声援が飛び交う。ジムでは「大珠くん」と歳下の仲間たちから慕われる兄貴分だ。 白鳥は「格闘技をやめて就職しようと思ってたところ、キック復帰になってガラッと人生が変わりました!結果的にも連勝で、覚悟を決めて戻ってきてよかったと感じています」と再デビューイヤーを回顧。「やめてからキックの試合を見るたびに『またやりたいなぁ』と心残りでしたが、逆に『もうやることはないなぁ』とも思っていて…そんな頃に、那須川会長から連絡をもらい、久々に練習させてもらう機会をいただけた。そのときに『もう一度キックで頂点を目指そう』と決意しました」と復帰の経緯を話した。 「再デビュー戦の一馬戦ではプレッシャーを感じていた。KOできたときは解放された気分が半端なかった。2戦目はホントに蹴りで倒したいと決めていて、インパクトを残そうと思い、狙ったハイキックがドンピシャでハマった。3戦目は正直、後半まで行ったらしんどそうだと思って、1ラウンドでKOを狙ったんですけど、粘られて相手のペースに乗っかってしまった。シンドイ試合でしたね。でもあそこを乗り越えて、また成長できたかなと思いました」と3試合を振り返り笑顔を見せた。 対戦相手の秀樹に関しては「カウンターがうまいのと、フィジカルが強そうですよね。自分とは噛み合うんじゃないかなと思います」と特に苦手意識はないよう。秀樹も大きい選手なだけに、迫力がある試合が期待できるだろう。しかし、白鳥には「キック界で誰もやったことがないことをやって盛り上げて、スターになりたい」という大きな野望を抱いている。ファッションや見た目にも気を配っており、RISEでは“キックの王子様”というコピーがついた。これには「後戻りできないですね」と照れ笑いを浮かべていたが、その先に見据えるのは“キック界のレインメーカー”になること。そのために、まずは自身が“宝”を手に入れる必要がある。 「タイトルマッチがすぐ決まってくれて、ここ一発獲りしないとスターにはなれないと思うので、ベルトは確実に獲ります。しかも前日は23歳の誕生日なんですよ(笑)。ベルトを自分からの誕生日プレゼントにしたいですね」 このように“バースデー・チャンピオン”を誓った白鳥だが、プライベートでは「アプリで探しておいしいものばかり食べに行ってます。甘いものも好き。カフェを回ったりしている(笑)」そう。王子様キャラがすんなりと定着したのは、こんな普段の行動から考えても必然だったと言えるだろう。昨年はギリギリで大晦日の『RIZIN平成最後のやれんのか!』さいたまスーパーアリーナ大会に出場し、知名度をさらに上げた。今後もモデル活動など、リング外でのメディア露出も続けていきたいという。 「2019年はまず全勝!そして最初にベルトを巻く。とにかく誰よりも目立ちたい!キックボクシングは天心だけのイメージが今は強いけど、そこに白鳥大珠という名前が割って入れるように、もっとアピールして魅せていきます。25歳までにはしっかりベースを作って、僕が格闘技界のスーパースターになります!」 今回のタイトルマッチ決定に那須川会長も「ホントに良かった。すぐにチャンピオンになれる逸材ですからね。次はコイツが来ますよ」と太鼓判を押している。フロイド・メイウェザー戦を控えた天心の公開練習後は、続けて白鳥がミット打ちを披露。重い蹴りとスピードとキレのある動きを初めて見た“天心目当て”の報道陣からも「すごいな」という声が飛んだ。 那須川天心がそうだったように「すごい」という声を「強い」に変えるには、まずはチャンピオンになって、勝ち続けた方が分かりやすい。白鳥がビッグマッチのメインを張り、会場が札止めになったとき、スター街道が始まる。今回のタイトルマッチはそこに向けた布石にすぎないのだ。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年01月04日 21時30分
【DeNA】昨シーズンのルーキーは凄かった!ベイスターズ1年生達の“あゆみ”
ベイスターズのスカウト力は、NPBでも指折りの優秀さを誇る。近年はしっかりとした戦略と、選手のポテンシャルの見極めの確かさで、早くからチームの戦力としてマッチしている。そのことでチームもすっかりAクラス争いを続けていけるだけの“体力”が付いてきた。 「ドラフトの答えは3年〜5年後に出る」とはプロ野球界ではよく使われる言葉だが、ドラフト上位指名の大学、社会人選手は、当然ながら即戦力として期待され入団している。知名度も高いだけに、これらの選手が一年目から活躍すれば、「成功のドラフト」と評価される。 その点、2017年ドラフトは球団の思惑通り、いやそれ以上の成果を上げたのではないか。 ドラフト1位の東克樹は開幕からローテーション入りを果たし11勝5敗、防御率2.45の好成績で文句なしの新人王も受賞。イニング間に栄養補給の為に口にするバナナがクローズアップされ、その姿を超望遠レンズを使用してカメラに収めようとする“バズーカカメラ女子”がハマスタの三塁側スタンドでスタンバイする光景も見受けられた。年間通じての活躍に“東がいなかったらCS争いどころか最下位だったのでは”とファンに言わせしめるほどだった。 ドラフト2位指名の神里和毅も、走攻守揃った外野手として、前評判通り、いやそれ以上の活躍をオープン戦から見せ、開幕からライトのポジションを手にした。三戦目には1番バッターを任せられるなど、シーズン序盤は“神里旋風”を巻き起こした。また、沖縄出身らしい端正なルックスで女性ファンが急増。背番号8のユニフォームは、小さいサイズを中心にバカ売れした。8月12日に右足甲にデッドボールを受け骨折してしまい、そのままシーズンを終えたが、打率.251、5ホームラン、15盗塁を記録。ルーキーとしては上々の成績を残した。 上位の二人だけではなく、その他の選手達も輝いた。3位指名の阪口皓亮は高卒のファームの育成プランに則り順調に投球回数を重ねると、オフのU-23の日本代表として選出。先発としてドミニカ相手に圧巻のピッチングを披露し、確かな成長を印象付けた。5位指名の櫻井周斗も阪口と同じくU-23代表に選ばれ、3試合で無失点ピッチング。しっかりと力を付けてきている印象だ。下位指名の7位宮本秀明、8位楠本泰史、9位山本祐大も一軍を経験。宮本と山本はホームランも放ち、楠本は大事な場面で代打起用されるなど、来季に向けて楽しみしかない状況だ。 昨年度のルーキー達の“あゆみ”は大合格。これだけ活躍すると、いわゆる「2年目のジンクス」が気になるところだが、やはりルーキーイヤーから活躍した今永昇太や濱口遥大らの先輩の助言や、コーチやスタッフの経験を活かし乗り越えてくれとファンは信じる。そして今年度も、期待度の高いルーキーを獲得出来た。ラミレス監督は新入団記者発表会の際に「上茶谷、伊藤、大貫、知野の4人は一軍キャンプに連れて行きたい」と早くも公言。今年もルーキー達の動向が、今から楽しみである。取材・文・写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ
ハッスル 天龍、越中、川田…オヤジパワー全開
2009年05月28日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル フランソワーズ尻叩きの刑
2009年05月28日 15時00分
-
スポーツ
IGF 小川直也 レジェンドトリオを無視!!
2009年05月28日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 内藤銭ゲバ宣言
2009年05月28日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 魔裟斗VS川尻、来週早々にも正式発表へ
2009年05月28日 15時00分
-
スポーツ
球界因縁のライバル(7) 桑田VS清原(下)
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
DREAM カンセコ日本で球界復帰!?
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
DREAM ミノワマンがプロレス技でサップ撃破
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
DREAM KIDに5月病疑惑
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 所が一躍、優勝候補に
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 川尻が魔裟斗に挑戦状
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 内藤ウハウハ!?ひとり勝ち
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 横綱白鵬が内藤の勝利に歓喜
2009年05月27日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 内藤大助完敗! 挑戦者の熊にタジタジ
2009年05月26日 15時00分
-
スポーツ
DREAM カンセコ“満塁弾”予告
2009年05月26日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 内藤の中国防衛戦中止の裏にこじれた三角関係
2009年05月25日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 西岡利晃がアウェー防衛の快挙
2009年05月25日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 元メジャーリーガー、カンセコ、揺るぎない自信の背景に濃密おっぱいトレ
2009年05月25日 15時00分
-
スポーツ
DREAM カンセコ協力援軍に大魔神
2009年05月25日 15時00分