スポーツ
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スポーツ 2019年01月08日 17時30分
新日本、飯塚高史が2.21後楽園で電撃引退!テレビ朝日、野上慎平アナへの襲撃が話題に
新日本プロレスは7日、鈴木軍の飯塚高史が2月21日の後楽園ホール大会で引退すると発表した。同大会は飯塚の引退記念興行として行われることになった。会見では菅林直樹会長が「引退記念興行として行います」と発表しただけで、引退の理由などは明らかにされていない。 飯塚は1985年5月に新日本プロレスに入門し、翌年11月にプロレスデビューを果たした。89年4月に初の東京ドーム開催をすることになり、新日本はアメリカ、ソビエト(現ロシア)との日米ソ3国対抗戦を企画。ソビエトの元メダリストらを新日本のリングに上げ、レッドブル旋風を巻き起こした。 飯塚はソビエトにサンボ留学し、ブリザード・スープレックスや裏投げ、ビクトル式膝十字固めを会得。先輩の船木誠勝、2年後輩の鈴木みのるがUWFに移籍していく中、期待の若手選手としてチャンスを与えられ、同年7月には長州力とのタッグでIWGPタッグ王座を獲得している。 その後も故・橋本真也とのタッグで、小川直也&村上和成と抗争。村上を絞め落とした“魔性のスリーパー”は飯塚の代名詞となった。永田裕志とのタッグでもIWGPタッグ王座を獲得するなど本隊の中堅選手として活躍していたが、2008年3月に天山広吉との友情タッグを裏切りG.B.H(当時はヒールユニット)に加入すると、頭をスキンヘッドに刈り上げた。当初は「カネのため」などと少しは言葉を発していたが、天山や永田との抗争に入ると現在の凶悪スタイルに変貌し、叫び声以外に発言することはなくなった。 またテレビでは『ワールドプロレスリング』(テレビ朝日系)の実況・野上慎平アナウンサーを入場時に襲撃することが話題となり、テレビ収録がある会場では、どのタイミングで野上アナが襲われるのかがファンに注目されていた。また会場の意外なところから入場し、客席を暴れながら渡り歩きリングに向かう。今では入場時に観客が逃げなければ襲われそうな数少ない選手の一人である。 昨年11月に開幕した『ワールドタッグリーグ2018』では鈴木とのタッグでエントリー。後楽園で行われたザック・セイバーJr.&タイチとの鈴木軍同門対決では、敗れはしたもののザック相手に“魔性のスリーパー”を久々に披露。場内は大飯塚コールに包まれた。この試合は近年の飯塚の試合の中でもベストバウトと言ってもいい。ここ数年は怪我で欠場することもあった飯塚だが、現在52歳。平成が終わりを迎える前にリングを降りる決意をした。 10年間ノーコメントを貫いた男が、引退試合で誰と相まみえ、どんな試合をするのか?またファンに挨拶をするのか?そして野上アナとの最後の絡みも大いに注目されるところだ。取材・文 / どら増田写真 / ©︎新日本プロレスリング
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スポーツ 2019年01月08日 17時30分
新春ビッグ対談 王貞治×柴田勲②「巨人の補強はまだ終わらない?」
柴田 一方の広島はどうなると思いますか? さすがに丸の移籍にはカープファンからもブーイングが起こったようですが、チームへの影響はどうですかね。王会長 主砲・丸が抜けても大丈夫じゃないかな。1、2点差をひっくり返されて、終わってみたら負けている、そんな粘りのチームカラーは、そう簡単に崩れない。広島は今季、82勝のうち41勝が逆転勝ちだった。それに1点差の試合も20何勝かあった(23勝16敗、勝率5割9分)。つまり、試合運びの巧みさでものにしてきた。だから軸が抜けても全員でカバーできるのが広島なんだ。過去に黒田博樹や前田健太といったエースたちが抜けても黄金期を築いているのだから、4連覇の可能性だってありえるんじゃないの。柴田 しかし、巨人は今年、稀に見る大型補強を行い、是が非でもこれ以上のV逸は避けたい。5年振りのV奪回は至上命題で、50億円近い補強費はそのために使っているようなものです。王会長 まあ、巨人という球団は、優勝しないと意味のないチームだからね。だけど、まだ終わりじゃないんじゃないの。噂では、日本ハムの主砲・レアード内野手をマギーの後釜として狙ってるという話もあるようだし…。柴田 巨人はすでに、西武からFAで炭谷銀仁朗、オリックスから自由契約となった中島宏之、メジャーリーグからビヤヌエバと契約を果たしている。ただ、いずれも野手偏向の補強です。巨人の最大の弱点は、野手より投手陣。それも、リリーフ陣をどう立て直すかが大きな課題だと私は思っているんですよ。王会長 マリナーズにいた岩隈久志も獲っている。肩の不安がなくなったのだろう。どこまでやるのか注目したい投手だ。柴田 岩隈はマリナーズに移籍後、’15年にはノーヒットノーランを達成するなど、メジャー通算63勝(39敗)を挙げています。日本時代も近鉄にいた’04年に15勝で最多勝。楽天にいた’08年に21勝、防御率1・87で最多勝、MVP、沢村賞などタイトルを総なめにした実績を持っています。過去を振り返ると、大変な投手ですね。ただ、昨年9月に右肩を手術し、今季はメジャー登板ゼロで退団。あるメジャーの評論家は「輝かしい実績とは裏腹に、右肩の他に背中や右手中指などの故障が多い」と述べ、過度の期待は禁物だという意見もあるようです。王会長 今オフの巨人にとって、岩隈は「投手」としては初の補強だけど、原監督もそこらへんはきちっと把握しているはず。場合によっては、後ろを任せるようなこともあり得るかもしれない。春季キャンプでどこまで投げ切れるか、見極めることになるだろう。(明日に続く)
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スポーツ 2019年01月08日 07時00分
青学大・原晋監督がTwitter開設。目標の55万フォロワー達成できるか?
1月2日、3日に行われた第95回箱根駅伝。東海大学が初優勝を飾ったが、一方、5連覇の期待がかかった青山学院大学は東海大と3分41秒差の2位に終わった。 史上初となる二度目の学生駅伝3冠と箱根史上3校目の5連覇を狙った青学大の原晋監督は 「東海大が見事なほど強かった」と勝者を称えた上で自らの采配ミスを認めた。 原監督は4日午後に『ひるおび!』(TBS系)に生出演。3区終了時点で勝利を確信して油断したことを明かした。「森田が首位に立った直後、多くの知り合いから『今回も優勝だね』というメールやLINEが来て『多分、大丈夫』と返信してしまった」と自戒を込めて明かした。 その原監督は4日にツイッターのアカウントを開設。レース後に「ゴーゴー大作戦」を掲げながら箱根V5を逃した悔しさを忘れないためにも「私もついにツイッターを始めます」と語ったことを実行に移した。 開設後の初投稿は、《全国の駅伝ファンの皆さま95回箱根駅伝応援有難うございました。多少のアクシデントはありましたが全大学無事大手町に帰ってきました。これからも大学スポーツ盛り上げて行きます。変わらぬご愛顧いただきますよう暖かいご声援よろしくお願いします。青学大駅伝チームも原も元気良く頑張ります。》 とツイート。1月5日時点で約4180件のリツイート、約21500件の「いいね!」が付いて大反響を呼んでいる。メンション欄にも「最後の最後まで諦めない学生たちの姿に、本当に感動いたしました」「本当にお疲れ様でした!6位から2位に上がるなんてすごすぎます!感動しました!これからも頑張ってください!」と励ましの言葉が並んだ。 ただ、箱根駅伝に続き、もう1つのゴーゴー作戦も“失敗”に終わるという残念続きもあった。開設前には「ゴーゴー大作戦にちなんで、あしたの(午後)5時5分から始める。目指すは55万人のフォロワーです」と話していたのだが、最初のつぶやきは午後5時6分。惜しくも1分遅かったのだ。 だが、フォロワーは早くも4万を超え、目標の55万フォロワーに向けて順調なスタートを切っている。原監督は近年、テレビのコメンテーターなども務め、体罰による指導を批判するなど論客として活躍しており、「(SNS上でも)陸上界やスポーツ界、大学教育の在り方などについて発信していきたい」と意気込みを見せている。 これからツイッターでどんなツイートをするのか注目したい。
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スポーツ 2019年01月08日 06時00分
新日本、棚橋弘至が満員の東京ドームでIWGP王座奪還!完全復活を証明
新日本プロレス『レッスルキングダム13』▽4日 東京・東京ドーム 観衆 38,162人(満員)IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負<王者>●ケニー・オメガ(39分13秒 片エビ固め)棚橋弘至○<挑戦者>※ハイフライフロー※ケニーが4度目の防衛に失敗。棚橋が第67代王者となる。 「正直、もうこの舞台には立てないと思ってました」 40分近い激闘の末、ファイトスタイルが異なるケニー・オメガとの“イデオロギー闘争”を制し、4年ぶり8度目のIWGPヘビー級王者に就いた棚橋弘至は、1992年に開催された初の1.4東京ドーム大会と同様に埋まった満員ドームの真ん中で、正直な気持ちをファンに伝えた。 棚橋は2015年2.11大阪府立体育会館大会でAJスタイルズに敗れIWGPヘビー級王座から陥落。2016年の1.4東京ドーム大会ではオカダ・カズチカに、2017年の1.4東京ドーム大会では内藤哲也に敗れるなど、新日本マットの中心になかなか戻ることはなかった。さらに新日本プロレスをV字回復させるために酷使してきた肉体も悲鳴を上げていく。昨年の1.4東京ドーム大会でジェイ・ホワイトを相手にIWGPインターコンチネンタル王座を防衛したが、コンディションの悪さは一目瞭然。さらに自身がメインを務めていないのに、東京ドームのスタンドが埋まっていく光景が“エース”として歯がゆかった。昨年は会見終了後「クソーッ!俺が4万人(実際は34,995人)集めたかったぁー!」と悔しさをにじませている。 昨年は1月末、鈴木みのるにIWGPインターコンチ王座を奪われると、みのるの膝攻めがトドメを刺す形となり、2月から膝の負傷で1ヶ月間欠場。3月の復帰会見では「振り返ったときに奇跡の2月と言えるようになりたい。それぐらい充実していた」と欠場期間について話している。 3月の『ニュージャパンカップ』では準優勝、5月の福岡国際センター大会では、自身の連続防衛記録(11回)に並ばれたオカダに挑戦するも敗戦。しかし、このオカダ戦あたりから棚橋の動きにキレが戻ってくる。夏の『G1クライマックス』でAブロックを勝ち上がり、決勝では飯伏幸太に勝ち優勝。この頃から「Bブロックとは違うプロレスを見せる」とBブロックの代表格だったケニーに対して、イデオロギー闘争を投げかけている。9月には「オカダに勝たなきゃ復活したとは言えない」とオカダと対戦し3年半ぶりに勝利。10月にG1で敗れたジェイを破ったことで、ドームのメインへ返り咲いた。 「何回も巻いてきたベルトなんですけど、初めて巻いたような感覚。これから思い出すこともあると思うけど、また一緒に歩んでいけたらいい。自分1人では戻ってこれなかった。柴田さん、本間さん、他のレスラーからいい刺激を受けました。あとファンのみなさんからの『頑張ってくれ』という祈りに近い声援が背中を押してくれました」 久々に愛着のあるベルトを手にした棚橋は勝利をかみしめつつ、懐かしむ表情を浮かべていた。ケニーとのイデオロギー闘争については「ケニーへの怒りは最初から抱いていたものではない。ケニーが新日本を侵攻していく中で、大切なものが失われていくんじゃないかという危機感から生まれたもの。長岡(2016年)で負けて、ドームで勝って1勝1敗。次いつやりますか?まだ終わってない」とケニーとはまだ決着がついてないことをアピール。ケニーもツイッターで「1-1」とイーブンを主張しており、今度、またフラットな形で対戦する可能性が高い。かつてはイデオロギー闘争を制して新時代を築いた棚橋だが、今回は時代を守る側に回った。 これについては「そうなんですよね。『新日本らしくない急先鋒』だった棚橋弘至が、いつの間にか新日本側にいるというか、新日本らしさになってたというか。ズルいですよね。ズルいと思いますけど、G1クライマックスで優勝したことで、やっとケニーに物を言ってもいい資格を得た。そんな発言も(前なら)『棚橋、何言ってんだ』で終わってたと思うんですよ。G1クライマックス優勝というのは、価値ある優勝だったと思います」とG1から始まったイデオロギー闘争の流れについて振り返った。 会見中にはジェイが登場し、次期挑戦者として名乗りを上げている。棚橋は「ジェイは俺とオカダを組ませたわけですなら、間違いなく新日本のキーマンですよね」とこの1年でモンスター化してしまったジェイを冷静に分析していた。 「ベルトといいスタートを切れた。新日本プロレスにはイキのいい選手も居るし、じっくりと腰を据えてこのベルトと向き合って、一歩ずつさらに新日本プロレスを前に進めていきます」 ケニーの土俵に上がり、その上で勝つ棚橋らしい内容だった。これで「完全復活」と言ってもいいだろう。棚橋は再び“エース”として新日本マットをけん引していく。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年01月07日 21時30分
【新日本プロレス】内藤哲也「ベルトに好かれている」 クリス・ジェリコにリベンジ成功!2019年もロスインゴの勢いは止まらない!
<1月4日 東京ドーム 観衆38,162人(満員)> 新日本プロレス恒例の“イッテンヨン”東京ドーム大会のダブルメインイベントとして、また、IWGPインターコンチネンタル選手権試合として、チャンピオン・クリス・ジェリコvs挑戦者・内藤哲也が行われた。ジェリコと内藤は、去年の1.5後楽園大会でジェリコが内藤を襲って以来の因縁。ジェリコは6.9大阪で内藤からベルトを奪取し、11.3ではロスインゴのEVIL相手に初防衛を成功。その際に内藤がリマッチを要求し、東京ドームの大舞台での対戦が決定した。内藤にとっては連敗は許されない、ジェリコにとっては返り討ちにし、WWEのスーパースターとして活躍した実力を見せつけたい戦いとなった。また、試合形式は反則、凶器の使用が認められる「ノーDQマッチ」として行われ、2018年一年間通しての抗争の清算に相応しい完全決着ルールとなった。 試合はゴング前から内藤がジェリコを急襲し、花道でパイルドライバーを仕掛けるなどで優位に試合を進める。リングに戻った内藤が場外のジェリコに向けてトペ・スイシーダを放った際に、事前に用意してあった竹刀で迎え撃つと一気に形勢逆転。首に置いた竹刀を踏みつけるなど、徹底的に内藤を痛めつけると、本部席の机にパイルドライバーを敢行。リング上ではライオンサルト、バックドロップと畳みかけ、故・冬木弘道氏に向けるマッチョポーズを決めると、オールドファンも大喝采した。 このままではいられない内藤は、ジャンピングエルボーからペースを取り戻し、つばを吐きかけるなど”制御不能男”らしい暴れっぷりを見せ、ネックブリーカードロップを決めて、またもやつば吐きしてポーズ。しかし、ジェリコもドロップキックをキャッチしてのウォールオブジェリコで反撃するも、内藤もスウィングDDTやグロリアで流れを渡さない。再びウォールオブジェリコで絞り上げるも、マットに落ちていた竹刀で叩きつけ脱出。そこからカープファンの内藤に“新井貴浩”が乗り移ったようなヘッドを効かしたフルスイングでジェリコをジャストミートするも、2度目はかわされ、逆にコードブレイカーをお見舞いするもカウントは2止まり。 お互いを知り尽くしている両雄は、一進一退の攻防の中、勝負を分けたのは「ベルト」。大量の椅子がリングに散らばる中で、お互い凶器として使用していたが、ジェリコが本部席からベルトを持ち出し内藤に殴りかかるも、間一髪で避けて金具むき出しのコーナーに振ってからのデスティーノ。これは返されるも、内藤は視界に入った白いベルトを手にし、ジェリコに殴りかかってからのデスティーノで勝負を決めた。 試合後、「散々要らないと言っていたベルトだが、インターコンチネンタルの王座から近づいてきた感じ」と振り返り、「ジェリコから奪い取る目的があったにせよ、このベルトは俺のことが好き。今日の試合もこのベルトに助けられたし」と、自らが不要と唱えていたものの、実は“相思相愛”なのではと感じさせるほどの、ベルトへのただならぬ因縁を口にした。「2019年、内藤哲也は必要のないインターコンチネンタル王座を、次はどのように扱おうかな」といたずらっぽく笑った。 2019年のビッグマッチで、メンバー全員がベルトホルダーとなり、絶好のスタートを切ったLIJ。今年も新日本のリングの中心で大暴れするであろうことは、想像に難くない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年01月07日 18時40分
広島・鈴木誠也が公言した“巨人愛” 丸佳浩の二の舞は防げるか?
「(広島は)街に出れない。正直好きなところにも行けない」、「(かっこいいと思うユニフォームは)巨人です」、「小さい時から野球と言えば東京ドームに行っていたので、やっぱり伝統のあるユニフォームだしかっこいいなと思う」、「行きたいとかではなく、かっこいい」。 6日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)で、このような言葉を口にしたのは鈴木誠也(広島)。自らの球団を下げ、他球団である巨人を持ち上げているようにも捉えられるこの発言は、ネット上で物議を醸している。 昨季「打率.320、30本塁打、94打点」と出色の成績をマークし、押しも押されぬ“赤ヘルの4番”となった鈴木だが、もともとは東京・荒川区の出身。また、番組内でも紹介があったが、父親は「ゴリゴリの巨人ファン」でもある。こうした背景を考えると、心の中に“巨人愛”が根付くこと自体は不思議なことではない。 ただ、心の中では何を思っても自由だが、それを公言するとなると話は変わってくる。しかも、今回鈴木が公言した場はご存知の通り全国ネットのテレビ番組であり、その分発言のリスクも大きいことは想像に難くない。それにもかかわらず冒頭のような発言を口にしたとなると、広島にとっては看過できない事態になりかねない。 今オフFA権を行使して巨人に移籍した丸佳浩は、移籍会見の中で巨人に対する「憧れ」も移籍の理由の一つだったと述べている。もしこうした“巨人愛”が鈴木の心中にあり続けるならば、ファンの危惧が現実のものとなり、戦力面、人気面において多大なダメージを負うことは避けられない。 鈴木がFA権を取得するのは、順調に行けば3年後の2022年。チームにとっては、今季から背番号「1」のユニフォームを背にするスター選手の残留をかけた、勝負の3年となるだろう。果たして、広島は鈴木の“巨人愛”を誠意で拭い去ることはできるのだろうか、それともその愛の大きさの前に“連敗”を喫してしまうのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月07日 18時10分
大みそかに139秒で約10億円稼いだメイウェザーの素顔
大みそかの格闘技イベント『RIZIN14』のスペシャルエキシビションが、世界に波紋を広げた。 ボクシングの元世界5階級制覇のフロイド・メイウェザーが、ボクシングに準じたルールで体格差のあったキックボクサーの那須川天心にTKO勝ちを収めたが、さまざまな意見があちこちから勃発した。 海外のMMA(総合格闘技)の実力者であるローリー・マクドナルドは《フロイドと天心の試合をちょうど全部見た。あくまで私の個人的な観点だが、かなりのフェイクに見えてしまった。プロのファイターが実際にあのようなリアクションを見せたことに、私は少し驚いた》とツイッターに投稿。UFCを主戦場にするアラン・ジョウバンも、マクドナルドのツイートに対する返信として《自分も同じように見えた》と主張している。 メイウェザーのかつてのライバルであるマニー・パッキャオは《自分と同じ以上の体格で、経験のある相手とのみ戦い続ける》とツイート。メイウェザーへの批判とも取れるこの内容に、アメリカメディアが即座に反応するなど論議を呼んだ。 日本でもボクシング元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者の佐々木基樹氏はブログで《……ほぼ遊ばれちゃっておしまい。……あれでも予想よりは全然那須川頑張ったけど。グローブハンデ付きて、遊びパンチ付きで、1Rもたなかった》と辛辣な意見を記した。 また、元格闘家のタレント・魔裟斗はインスタグラムに《試合開始40秒でメイウェザーの様子見が終りプレッシャーをかけ始める、1分10秒左フックがテンプルのやや上の方に当たりダウンを奪う、このパンチは、同じ階級なら倒れるほどのパンチではないが、やはり体重さがあるため簡単にダウンになった。このパンチで、天心はすでに脚にきている。今まで食らった事のないパンチで動揺して、セコンドを観ているようにみえる》《二度目のダウンは、右ボディからの返しの右フックでダウン 三度目のダウンも頭を打たれてのダウン 明らかに普通なら倒れる場所ではない場所にパンチをもらってのダウン 明らかに体重差からくるパワーの違い これでセコンドからタオルが投げ込まれ試合終了! 正しいタオル投入だと思う。これ以上やると天心が壊されるだけだと思う》 とつづり、《開始49秒あたりの天心のカウンターの左フックがメイウェザーを本気にさせてしまったかな。本気にさせた天心も若いながらも頑張った!》と締めくくった。 一方、メイウェザーは自身のインスタグラムに《私が東京で9分間のスパーリングで900万ドル(約10億円)を稼ぐと言ったら、どうする》とファイトマネーを想像させる投稿をアップ。さらにネット上では、動画の撮影でスタッフにカメラの目線の位置や那須川天心の「TENSHIN」の発音について聞く様子、演出の意図を理解しようする生真面目な素顔が明らかにされた。 その姿に「そら3億ドル稼ぎますわ…」「エンターテイナーやなあ」と賞賛の声が並んだ。さすが一夜で数十億円もの大金を得る“マネー”と呼ばれる男の面目躍如といったところだ。
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スポーツ 2019年01月07日 17時30分
新春ビッグ対談 王貞治×柴田勲①「大補強の原巨人を語ろう」
今季、ペナントレースを2位で終えながら、クライマックスシリーズで強力打線を誇る西武を圧倒。日本シリーズでも4勝1敗1分で日本一連覇を達成したソフトバンクホークスの王貞治会長を本誌評論家の柴田勲氏が直撃!柴田勲(以下、柴田) まずはソフトバンクホークスの日本一連覇、おめでとうございます。王貞治会長(以下、王会長) いや、ありがとう。結果として、日本シリーズではソフトバンクが4勝1敗1分と圧倒し、広島を下したんだけど、大差の試合はなかったし、セ・パ両リーグの頂上決戦に相応しい実力の高さを感じたね。柴田 少し、日本シリーズを振り返ってもらえますか。見事な“下剋上”で日本一、福岡のファンを大いに喜ばせました。工藤公康監督も2年連続日本一。就任4年で3度目の胴上げでしたが、見事な采配でしたね。王会長 そうだね。よく勉強したり、研究をしている監督だ。今後も“王国づくり”のために頑張ってほしいね。柴田 日本シリーズではっきり明暗が分かれたのは、リリーフ投手陣の層の厚さだったように感じられましたが…。王会長 確かに、リリーフ陣が粘り強く抑えているうちに、試合を決めるというパターンが多かった。武田翔太をはじめ、石川柊太、大竹耕太郎らを“第2先発”として待機させ、リリーフ陣の加治屋蓮、森唯斗といった本職のリリーフ投手も完璧だった。打線は必ずしも本来の力を発揮できたとは言えないけど、確かにリリーフ陣の粘り強さが勝利を呼び込んだと思う。柴田 広島にとって痛かったのは、足を封じられたことでしょう。シーズン中に何度もしてきたように、盗塁が成功すれば勢いが付くけど、逆に失敗すれば自軍の勢いを殺してしまいかねない諸刃の剣。ソフトバンクに傾きつつあった流れを何とか取り戻そうとしたと思いますが、最後は少しムキになっていたようにも見えましたね。王会長 確かに、あの(甲斐)拓也の肩は大きなポイントになった。ただ、あれだけ盗塁死があっても粘れたということは、広島の地力と意地も半端じゃない感じがした。いいチームだ。柴田 その甲斐はMVPにもなりました。メジャーも注目しているというし、今後が楽しみな選手ですね。で、次は巨人OBの1人としてのご意見を拝聴したいのですが…。王会長 広島の主砲・丸佳浩の獲得に成功した。ロッテか、はたまた広島残留かで随分と騒がれたが、結局は巨人に入った。原辰徳監督としては狙い通りというか、願ったり叶ったりの選手が獲れて、ホッとしているんじゃないか。柴田 原監督も「よくぞジャイアンツを選んで頂いたと感謝しております」と語り、「頑健な体、強い心がある。練習量は、伝え聞くところでは野球界の歴史では何本かに入ると思います。ジャイアンツにいい影響を与えてくれる」と、満面の笑みを見せました。何せ2年連続でリーグMVPを獲っても、なお野球道を突き詰める姿勢は指揮官もぞっこん、といった感じ。王会長 丸が入ったので、オーダーの枢軸に座るイメージも出来るね。クリーンアップの一角に、デンとね。組み立て作業というのは、パーツが揃うと期待や希望、楽しみができる。例えば、3番に入れば、坂本勇人を切り込み役の1番に固定できるし、今季活躍した若き4番・岡本和真と濃厚な組立てが出来る。とにかく丸の加入はベテランから若手まで全軍に波及する。(明日に続く)
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スポーツ 2019年01月07日 17時30分
阪神、1億円プレーヤーが高齢化 矢野監督が苦悩する「生え抜き野手が育たない」問題
2019年シーズン、プロ野球12球団には92人の1億円プレーヤーがいる(18年契約更改の推定年俸より/外国人選手を含む)。巨人・菅野智之の6億5000万円が最高金額となるが、「1億円強の年俸」という観点で阪神タイガースを調べ直してみると、「本当にチーム再建ができるのか?」と思ってしまう。 ※ ※鳥谷敬 4億円糸井嘉男 4億円メッセンジャー 3億5000万円西勇輝 2億5000万円ガルシア 1億7000万円(ドリス 1億7000万円) ※ ※ 契約更改の報道に基づく高額年俸ランキング5傑は、上述の通り。生え抜きの鳥谷以外は、外国人選手か、他球団から移籍してきた選手となる。 また、阪神の1億円プレーヤーは計10人で、上述の6人以外では、藤川球児・1億4000万円、福留孝介・1億5000万円、能見篤史・1億1000万円、マルテ・1億1000万円がいる。この年俸ランキングにも、阪神の低迷ぶりが表れている。生え抜きの1億円プレーヤーは鳥谷、藤川、能見だけ。野手に至っては「今季38歳」を迎える鳥谷のみ。ここ10年間、生え抜きの野手から新しい1億円プレーヤーは一人も出ていない。 関西地区で活躍するプロ野球解説者に、阪神の契約更改について聞いてみた。「どの球団も同じだと思いますが、3年続けて好成績を挙げなければ、フロントは一人前とは見てくれません。面白いのは、野手で昇給を勝ち取った梅野と糸原ですよ。梅野は生え抜き捕手では88年以来となる規定打席に到達しました(18年)。糸原は今季から主将を託された有望株、この2人の昇給額が2400万円で一緒なんです。ヘンに金額を揃えるところが阪神らしいというか」 梅野隆太郎は2600万円から、糸原健斗は1600万円から「2400万円」の昇給となった。 18年オフの契約更改で、もっとも1億円に近い生え抜き野手は、上本博紀の6000万円(現状維持)。故障で20試合しか出ていないが、上本は国内FAの行使も考えていたという。前半戦に好調だった打撃成績も加味し、「サービスで大甘査定した」のではないだろうか。 鳥谷に続く「生え抜き野手の1億円プレーヤー」が出現すれば、チームの再建は加速する。しかし、こんな見方もできる。当たり前の話ではあるが、1億円プレーヤーとは、レギュラー選手である。故障の癒えた上本を使うとなれば、糸原とセカンドのポジションが重複してしまう。糸原をサードにコンバートするとしても、今度は大山悠輔(3000万円)とぶつかってしまう。大山は一塁も守れるが、「ファーストは外国人選手が入る予定」(在阪記者)だという。 要するに、阪神は中・長期的な視野に立って、選手を獲得していないのだ。 「藤浪晋太郎が30%ダウンで1億円プレーヤーから転落しました。2ケタ勝利を果たせば返り咲きは必至ですが」(前出・在阪記者) 現1億円プレーヤーの高齢化も気になる。昨年末の阪神OB総会・懇親会で、出席者が巨人の大型補強を揶揄していた。本当は同じことをやっている阪神を非難していたのではないだろうか。 藤浪が復調すれば、阪神が簡単に優勝戦線に浮上できる。仮に優勝できたとしても、生え抜き野手の1億円プレーヤーが出現しなければ、チーム再建はできなかったことになる。矢野燿大監督の使命は、優勝だけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年01月07日 17時00分
RIZIN榊原委員長、神取忍の乱闘劇に「日本のプロレスラーは捨てたもんじゃない」
RIZIN『RIZIN.14』▽12月31日 さいたまスーパーアリーナ 観衆 29,105人 バーバラ・ネポムセーノをパンチで圧倒しV1アームロックで快勝したギャビ・ガルシアに、“ミスター女子プロレス”神取忍が噛みついた。神取とギャビは過去2回対戦が組まれていたが、1度目は神取が怪我で欠場し、女子プロレスラーの堀田祐美子が代打で対戦。2度目は昨年末、ギャビが計量に失敗したため、対戦が流れていた。2人は昨年末、リング上で対戦を約束。再戦の場が注目されていたが、ギャビのRIZIN復帰戦となった今大会ではマッチメイクされなかった。 リングサイドで井上貴子、遠藤美月のLLPW-X勢とともに試合を見届けた神取は、試合数、マイクを握ると「逃げんな、やれよ。みんな見たいだろ。やれよ。今やってやるよ、逃げてんじゃねぇよ」と貴子、遠藤やRIZINレフェリーに制止されながらもリング内のギャビに掴みかかろうとする。 ギャビは「私は神取選手を心から尊敬しています。私は戦う用意はあります」と答えたが、それでも神取は「いつでもやってやる」となかなか引き下がらない。これを見たギャビはかまわず「もう誰からも逃げません。誰でも向かってきてください。ギャビ・ガルシアは戻ってきました。誰でもいつでも戦います。女子のヘビー級のベルトをお願いします」と一方的に話を切り上げた。 試合後の会見で、ギャビは神取戦について「まず最初に、神取忍選手のことはアスリートとしてリスペクトしています」と前置きし、「去年、確かに対戦は流れてしまって、神取忍選手もフラストレーションを抱えていることは容易に想像がつきます。私は対戦相手を選びません。誰とでも、やれと言われたら私はやります」と述べた。 その上で「でも神取選手に限って言えば、彼女と対戦する予定のときに負傷し、代理(堀田)を送ってよこし、私はその相手をKOで下しました。そしてまた今回、神取さんがやりたいと言っているわけですね。私は全然問題ないんですけど、私とやるならそれ相応の覚悟が必要だと思っています」と指摘。 「やれと言われたら誰とでもやります。でも私が思うのは、『やりたいやりたい』という人はいくらでもいる。でも、最後のホントの本番間近になるとシッポを巻いて逃げる人がけっこういると思っています。チャレンジすることは簡単かもしれないけど、リングに上って対戦するというのはまた違う話。私はいつでもどこでも誰とでもやります。神取選手についても全く同じです」と答えた。彼女の話を総合すると、神取戦に“積極的”なスタンスではないようだ。 榊原信行実行委員長は総括会見で「ギャビは強すぎて、考えなきゃダメですね」と対戦相手や階級も含めて、今後の起用法については熟慮するとした。神取については「僕は格闘技に求められる要素は『笑い』だと思っているんです。笑いがないと格闘技はつまらない」と持論を展開。「神取忍はスゴイ。54歳ですよ。きょう彼女が来たのはただの話題作りじゃなくて、本当にギャビとやりたいんです。僕にも肩の怪我は問題なく『いつでもギャビとやれる』と真剣に言ってきた。ただこの試合こそ安全面が心配」とギャビとの対戦については慎重を期す考えを明らかにした。 それでも榊原実行委員長は「ただ、とてもいいアクセントになった。日本のプロレスラーは捨てたもんじゃないなと思いましたね。最高でした」と神取の行動を称賛している。RIZINは今年、神取とゆかりの深い横浜アリーナで2回大会を予定しているだけに、今後の展開も見逃せない。神取にとって悲願のギャビ戦は実現するのか?注目していきたい。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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