スポーツ
-
スポーツ 2019年01月24日 17時40分
日本ハム・清水優心捕手開幕絶望でトレード画策? 交換相手と噂されているのは…
23日、北海道日本ハムファイターズは清水優心捕手(22)が、徳島県内の病院で「腰椎椎間板ヘルニア及び嚢腫の手術」を受け、無事成功したと発表。実戦復帰までは3か月程度を要する見込みで、開幕戦の出場は絶望的となった。 清水は昨年86試合に出場。今季は正捕手獲得に向け勝負の年と目されていたが、2018年シーズンオフに腰痛が悪化。両足に力が入らない状態となったため、出術を受ける決断をしたという。捕手は試合中つねに「立つ・座る」を繰り返すだけに、腰痛が完治しないということになると、選手生命をも脅かしかねない故障といえるだろう。 日本ハムとしては正捕手候補を失った形で、頭の痛い話。当面はベテランで実績のある鶴岡慎也が出場するものと見られるが、高齢だけにフル出場は不安が残る。23歳の石川亮や、2017年にDeNAから移籍した黒羽根利規、實松一成捕手兼2軍バッテリーコーチなどが控えており、盤石ともいえるが、長期的な目で見た場合、有力な若手捕手が欲しいところだ。 そこで密かに噂されているのが、斎藤佑樹投手を交換要員とした大型トレード。吉田輝星投手が入団し、清宮幸太郎選手も抱える日本ハムで、「かつてのスター」斎藤は人気・実力ともに“お荷物”となっていることから、「客が呼べるうち」に移籍させてしまおうというのだ。 野球関係者はこう話す。 「斎藤はストレートに力もなく、コントロールもアバウト。なんとかフォークボールで目先を変えて抑えるスタイルで すが、もはや二軍でも通用しておらず、先はないと言っても過言ではない。若い捕手が欲しい状況となれば、真っ先に売るのでは」 そんな斎藤を引き取る球団はあるのだろうか?前出の関係者はこう見る。 「巨人ですよ。2017年のドラフトで捕手を2人獲得した挙げ句、2018年オフには炭谷銀仁朗を西武から獲っている。さらに、阿部慎之助も捕手に戻ると言っていますからね。捕手は飽和状態にある。 トレードの第一候補は小林誠司でしょう。正捕手は原辰徳監督の母校である東海大相模・東海大出身の大城卓三が有力で、控えに炭谷・阿部。二軍には宇佐見真吾と岸田行倫がいて、いずれも打撃の力は小林より上。 特に大城は高校・大学・社会人と強打の捕手で鳴らしており、昨年もその片鱗を見せています。小林の出る幕はありません。それに小林は前首脳陣から冷遇されており、続く可能性が高い。 巨人は今季、丸佳浩や炭谷、岩隈久志を補強したものの、人気選手とは言えず、話題性に乏しい部分があり、出てくる話題といえば原監督のことばかり。仮に斎藤が入団するとなれば、話題性は抜群でしょう。斎藤プラス野手1人と小林なら、釣り合いが取れるのでは」 清水故障離脱でにわかに騒がしくなった日本ハムの編成事情。ついに斎藤がトレードに出されてしまうのか、注目したい。文・櫻井哲夫
-
スポーツ 2019年01月24日 16時00分
折原昌夫が交通事故!所属団体がジャイアント馬場没20年追善興行欠場を発表
ジャイアント馬場没20年追善興行(2月19日、両国国技館)の「ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤル」に追加参戦選手として発表されていた全日本プロレスOBでメビウスの折原昌夫が不運に見舞われた。22日に行われたイベント終了後、乗車したタクシーが追突事故に遭ったため同大会を欠場することになったと所属団体のメビウスが23日、発表した。 メビウスによると、22日に行われたイベント折原会終了後、新宿二丁目よりタクシーに乗り自宅へ帰る途中、後ろから白のバンに追突され、その反動で頭を強く打ち付け軽い脳神経を起こし、救急車で病院に搬送されたという。現在は意識もはっきりしており、自宅へ戻っているそうだが、首へのダメージがあることから、欠場に至ったと説明している。25日午前中の段階で同興行実行委員会からの発表はないが、折原の欠場は決定と言っていいだろう。 折原は過去に首を手術をしており、その結果、長年の懸念であった「腰痛が治った」そうだが、常に首に爆弾を抱えてきたこともあって、当面は試合出場だけではなく、イベントへの出演も休止するとのこと。来年はデビュー30周年を迎えるだけに、“元祖”スパイダージャーマンや、ムーンサルトプレスができるような万全な状態でメモリアルイヤーを迎えたいところ。折原がキャリアをスタートさせた全日本の“同窓会”的な要素が強い今大会への欠場は残念ではあるが、今は折原の1日も早い回復と復帰を祈るばかりだ。 ジャイアント馬場メモリアルバトルロイヤルには、キム・ドク、百田光雄、菊地毅、垣原賢人、井上雅央、MEN’Sテイオー、本田多聞、相島勇人、TARU、土方隆司らが出場し、レフェリーはマイティ井上が務めることが発表済み。今後も全日本に縁がある選手の追加参戦が期待される。文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年01月24日 12時35分
勝つには勝ったが…御嶽海が選択した強行出場の是非
「まさか再出場とは…」。恐らく、このようなことを思った相撲ファンも多いに違いない。23日の大相撲1月場所11日目の結びで、白鵬に土をつけた御嶽海のことである。 5連勝して迎えた6日目(対妙義龍戦)で左ひざを負傷し、翌7日目から休場を余儀なくされていた御嶽海。しかし、手負いの小結は4日間の休場を経て11日目に再出場を果たし、ここまで10連勝中の横綱を下す大立ち回りを演じてみせた。 67年ぶりに「休場明け力士が横綱を撃破する」一番となったこの取組に、国技館の観衆は大歓声を送り、取組の詳細を伝える各メディアの記事にも「快挙」や「復活」といった景気のいい言葉が多数登場。もちろん、筆者にもそうした気持ちが無いわけではないが、その一方で「無理をする必要があったのか」という思いも捨て切れない。 確かに、今回の1勝は自身だけでなく、今場所にとっても非常に大きな1勝ではある。独走ムードが加速していた白鵬に土がついたことで、同日に9勝目を挙げていた玉鷲とは星の差1つに。12日目の直接対決の結果次第では、優勝争いの更なる激化も期待できる。 ただ、実際に取組をご覧になった方には分かるだろうが、御嶽海は行司から懸賞を受け取る際、そして花道を引き揚げる際に、明らかに左足をかばっている。今回の取組で怪我がさらに悪化したか、そもそも相撲が取れる状態ではなかったという何よりの証拠だろう。 今場所現役を退いた稀勢の里は、2017年3月場所で負った怪我が最後まで尾を引いた。また、その稀勢の里との優勝争いで古傷を悪化させた照ノ富士(当時大関/現三段目)は、大関のみならず関取の座からも陥落して久しい。この両者のような悲劇が、御嶽海を襲わない保証はどこにもない。 「出場できる」と本人が判断した以上、外野はその判断を尊重すべきなのかもしれない。しかし、末永い活躍を願う一ファンとしては、やはり今場所は治療のために休んでほしかったというのが正直なところだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2019年01月24日 06時00分
新日本&CMLLルチャの祭典は今年も裏切らず、後楽園ホール3DAYS連続札止めで幕!
新日本プロレスとメキシコの老舗団体CMLLによる合同シリーズ『NJPWプレゼンツCMLLファンタスティカマニア2018』が、18、19、21日の後楽園ホール3DAYSで閉幕した。 今年は大阪、愛媛、京都、岐阜、幕張、東京の6都市で8大会が開催されたが、後楽園大会3日間を含む5大会で札止め、2大会で満員マークが付く盛況ぶり。関係者の話によると「毎年、チケットの売れ行きが早くなっている」とのこと。8度目の開催ということや、メキシコのルチャ・リブレが昭和時代から日本のプロレス界では人気ということもあり、会場は普段の新日本とは違う意味で熱気に包まれていた。 今回は新日本からCMLLに武者修行していたナマハゲ、風神、雷神といった“レアキャラ”も参戦。毎年ルード(悪役)モードで顔にハーフペイントを施すIWGPヘビー級王者の棚橋弘至、メキシコが第2の故郷でこのシリーズでは空中殺法を披露するオカダ・カズチカは不出場。ただ“本家”ロス・インゴベルナブレスからは、昨年ロスインゴ入りをしたばかりのテリブレが来日し、内藤哲也らハポン勢と結託。小島聡、風神、雷神らと対戦を繰り広げた。 また今回の目玉選手だった初代ミスティコことカリスティコが久々に新日本マットに登場。リンピオ(ベビー)ながら、超越した存在ということもあり、ルードのチームに組み込まれる試合も。ナマハゲらとのトリオで、リンピオのエース、ボラドールJr.、獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク、そしてメキシコでもなかなか見られないであろうミスティコとも対戦したのだからたまらない。 CMLLファミリータッグトーナメントでは、日本でもおなじみのドラゴン・リー&ミスティコが優勝。さらに最終日では、ボラドールJr.がカリスティコとのリンピオのスペル・エストレージャ同士によるスペシャルシングルマッチで、雪崩式スパニッシュフライで勝利を収める大金星。昨年は新日本マットへの参戦を重ねていただけに、喜びもひとしおだったようで、喜びを爆発させていた。対戦相手のカリスティコもボラドールJr.の成長を称えて、最後はこのシリーズでは恒例となっているリンピオ、ルードの枠を超えた大円団に、後楽園に集まったファンからの拍手はやまなかった。 試合後、ボラドールJr.はコメントを述べたが通訳が不在。リング上で肩車をした息子のもとへ戻っていった。敗れたカリスティコは「リベンジするため来年の『ファンタスティカマニア2020』に戻ってくる」と再来日を約束している。 今年は一番参戦したかったであろう高橋ヒロムが欠場したが、ナマハゲの“一時帰国”により、来年はカマイタチの参戦に期待が高まるところ。ミル・マスカラス、ドスカラス、カネックらヘビー級選手が活躍した80年代、ユニバーサルプロレスの旗揚げにより、雑誌の中の存在だった軽量級の名選手が来日した90年だ、そして2000年代に入ると、日本のプロレスとメキシコのルチャが融合するようになってきた。ボラドールJr.は今年の新日本マットで台風の目になる可能性を秘めており注目の選手。“鳥人”たちの競演は何度見ても飽きないと改めて確信したシリーズだった。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年01月23日 17時40分
あるゾ!38歳松坂大輔の開幕投手への返り咲き 18歳根尾と20歳差コンビで開幕スタメン?
その可能性は高いと見るべきだろう。 新生・与田中日に関するニュースの主役は、ドラフト1位の根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)だ。走攻守全てにおいて一級品、4球団が1位入札した。高卒開幕スタメンを果たせば、88年の立浪和義氏以来となる。 そんな中日ファン以外も注目する黄金ルーキーのせいで、「投手陣の問題」を見落としていた。2019シーズン、39歳を迎える松坂大輔に“開幕投手”の可能性が出てきたのだ。 「いちおう、昨季のチームの勝ち頭ですからね…」(名古屋在住記者) 「勝ち頭」について、説明しなければならない。松坂の昨季の勝ち星は「6」。チーム2位タイだった。しかし、チームトップの13勝を挙げたガルシアが残留交渉でゴネてしまい、退団。矢野阪神に移籍したことで、松坂は同じく6勝を挙げたプロ2年目(昨季)の左腕・笠原祥太郎と並んでトップとなったのだ。 「昨季後半に先発ローテーション入りした高卒2年目の藤嶋、15年ドラフト1位の小笠原、13年のドライチ・鈴木翔などの若手もいます。しかし、小笠原、鈴木翔は故障からの復帰を目指す途中。無理をさせたくはありません」(前出・同) そういったチーム状況を考えると、経験豊富な松坂に『開幕投手』の大役が託される可能性は高い。まして、松坂が先発した試合は観客数も伸びており、中日経営陣もその人気を再認識させられたほど。松坂がNPBで開幕投手を務めることになれば、05年以来となる。松坂と根尾、新旧2枚看板が開幕ゲームで出揃えば、球場は満員御礼。中日以外のプロ野球ファンも注目するはずだ。 「いや、中日の開幕戦は敵地・横浜です。地元名古屋でのゲームは第2節の4月2日になるので、松坂は温存されるのではないか」(球界関係者) 相手チームの主催試合に協力する必要はない。しかし、開幕3連戦と第2節の対戦チームを見て、こう予想する声も聞かれた。 「開幕戦がDeNA、第2節が広島。松坂と同じく6勝の笠原は、うち3勝が広島から挙げたもの。笠原は『広島キラー』なので、第2節まで温存すべきは、松坂ではなく、笠原のほうです」(プロ野球解説者) 笠原をDeNA戦で使ってしまうのは、もったいない。その笠原の第2節までの温存論を主張する先のプロ野球解説者は、こうも語っていた。 「阪神に移籍した西勇輝なんですが、中日移籍を念頭に入れたFA宣言だったと聞いています。中日が方針を一転して『先発投手の外部補強は必要ない』と決め、水面下で断りを入れたようです。ということは、与田新監督が若手投手の底上げを確信しているのではないか」 ベテランの岩瀬仁紀投手が引退した。松坂は「投手陣のまとめ役」も務めなければならない。 そんな松坂が開幕戦で勝利すれば、中日投手陣も活気づくはずだ。 「現在、松坂の通算勝利数は170。200勝を達成したいのなら、19年シーズンで結果を出さないと、若手に先発枠を奪われてしまいます」(前出・同) 松坂も“開幕投手”を意識して調整を進めたほうが良さそうだ。根尾の開幕スタメンもあり得るだけに、中日の開幕戦は興味深いものになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2019年01月23日 11時55分
残るは5日間の大相撲1月場所 終盤戦の注目点は?
東京・両国国技館を舞台に、13日から開催されている大相撲1月場所。22日に10日目の取組を終え、残るは終盤戦となる5日間となった。 稀勢の里が土俵を去り、鶴竜、栃ノ心、御嶽海(11日目から再出場)も休場に追い込まれるなど、波乱の展開が続いている今場所の幕内。そのような中で迎える残り5日間において、注目すべき3つのポイントを以下に見ていこう。■優勝争い 現在優勝争いの先頭に立っているのは、初日から負けなし10連勝の白鵬。その白鵬を、星の差2つの玉鷲と千代の国、星の差3つの貴景勝、魁聖、遠藤、矢後が追いかけている。序盤は際どい相撲で勝ちを拾う取組が目立っていたものの、場所が進むにつれ尻上がりに調子を上げてきている白鵬。昨年秋場所以来となる42回目の優勝に向け、その視界は極めて良好。ここから大崩れするようなことがなければ、賜杯は白鵬の手に渡ることが濃厚だ。■3大関の行く末 初日から全員が黒星を喫し、最悪のスタートを切ってしまった豪栄道、高安、栃ノ心の3大関。その後、栃ノ心は5日目から休場し、残る2名も豪栄道が「4勝6敗」、高安が「5勝5敗」と不振が続いている。 「0勝5敗」(不戦敗含む)から休場となった栃ノ心は、既に3月場所でのカド番が決定。もし他の2名も残り5日間で負け越しとなると、3月場所は3大関全員がカド番。また、場合によってはその次の5月場所で、大関が消滅する可能性もある。■貴景勝の大関獲り 先述の通り、今場所「7勝3敗」の貴景勝は、初優勝した先場所と合わせてここまで20勝をマーク。残り5日間の成績次第では、場所後に3月場所での大関獲りが浮上する可能性がある。 大関昇進の目安とされるのは、「三役で直近3場所33勝以上」。今月1日配信記事でも触れたが、3月場所に勝負をかけたいのならば、ここから2ケタまで星を持っていきたいところだ。 以上に挙げた3つのポイントが、果たしてどのような顛末となるのか。残る5日間の取組も、ここまでと同じように目が離せないものとなるだろう。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2019年01月23日 06時00分
那須川天心リベンジのつもりが…宿敵ロッタンがRISE世界トーナメント欠場!
キックボクシングイベントRISEは、3.10大田区総合体育館大会から開幕する『RISE WORLD SERIES』に参戦予定だったロッタン・ジットムアンノン(タイ)が58kgトーナメントを欠場すると発表した。ロッタンは昨年6月に那須川天心を最も追い詰めた男として、天心とともに優勝候補に挙げられていた。 ロッタンの欠場についてRISEの伊藤隆代表は「ロッタン選手の欠場についてファンの方々には大変申し訳なく思います。今後ロッタン参戦が全くなくなったわけではなく、タイミングを見てONEと協議してオファーしたいと思います」とコメントしている。 今後もロッタンにオファーをしていくことを強調したが。現在ロッタンはシンガポールの格闘技団体ONEチャンピオンシップ(ONE)と契約を結んでいる。ONEは3.31両国国技館大会で日本に初進出することも決定。今回、RISEとロッタンは昨年末にジムレベルで参戦に合意し、先日行われた会見でもロッタンから「決勝で天心を倒す」というコメントが寄せられていた。しかし、ONEとの話し合いがうまく進まず、今年に入り数回協議したがスケジュール調整がつかず、参戦不可能となったとRISEは説明している。 天心は「ロッタン選手をしっかり倒さないとスッキリしない」と意気込んでいた。微妙な判定勝ちとなった昨年6月のリベンジを今回のトーナメントの決勝で果たしたかっただけに、残念なニュースだ。 代替選手としてタイのラジャダムナンスタジアム王者、ルンキット・モーベストカマラーの参戦が決まった。ルンキットは昨年10月にロッタンとラジャダムナンタイトルマッチで対戦し判定勝利し、新王者となった18歳の新鋭。天心戦の後にロッタンに勝った選手ということだけでも十分な実績であることが分かるが、天心よりも若いというのも大きなポイント。またこれでルンピニースタジアム王者のスアキムに続き、タイの二大殿堂スタジアムの現王者が58kgトーナメントに参戦することとなった。天心にとっては個人的なリベンジはお預けとなってしまったが、世界一を決めるトーナメントとしては、それにふさわしいメンバーがそろったのではないだろうか。 若き王者・ルンキットは「タイでも話題になっていたRISEに出場できることになりとてもうれしい。ロッタンが日本で有名になったみたいだけど、そのロッタンも僕には勝てないからね。このトーナメントで僕が負ける可能性は0パーセントだ」と「負ける可能性がない」、つまり優勝宣言をしている。 ルンキットを招聘したMuayThai Super Fightの佐藤孝也代表は「ルンキットは18歳ながら、昨年10月にロッタン・ジットムアンノンとラジャダムナンスタジアム・スーパーフェザー級タイトルマッチを行い5R判定勝利。同じくこの58kgトーナメントに出場するスアキムには昨年のラジャダムナンスタジアム生誕記念興行で大接戦の末敗れているものの、2月1日に再戦が決まっています。サウスポーからの左ミドルでどんな相手でも冷静にコントロールし冷酷にとどめを刺す、“灼熱の国のアイスマン”。現在、セクサンとともに最もタイで注目を集めるヨード・ムエ(超一流選手)です」とルンキットの実力に太鼓判を押している。2月1日に行われるスアキムとの頂上決戦の再戦を制するようなことがあれば、ロッタン以上の難敵になるのは間違いない。 天心が当たるとすればお互いに決勝まで勝ち上がるのが条件となるが、天心とスアキムは同ブロック。昨年2月に「今までで一番強かった」と言わしめたスアキム戦の再戦が準決勝で実現する可能性は高い。ルンキットとスアキムの2.1決戦の結果が、RISE世界トーナメントに影響を与えるのは必至。天心が世界一のキックボクサーであることを証明するために、格闘技の神様は天心に新たな試練を与えたようも見える。ただ、天心は「強いヤツ」と試合をするのが本望。この試練を楽しみながら乗り越えてくれるだろう。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
-
スポーツ 2019年01月22日 22時10分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ビル・ロビンソン」“正統派外国人”として日本マット界に多大な貢献
ヨーロッパ式のレスリングテクニックに定評があり、晩年には東京の杉並区高円寺でトレーナーを務めていた“人間風車”ビル・ロビンソンは、日本のプロレス界に多大な足跡を残した名選手である。※ ※ ※ アントニオ猪木の失神KO敗戦という衝撃的結末となった1983年の第1回IWGPリーグ決勝戦。 今では「失神は猪木個人で仕組んだフェイク」というのが通説とされ、さまざまな推測がなされてきた。そうした中で、これまであまり取り上げられてこなかった、しかし、真相に近い裏事情があったのだという。「猪木はあそこでホーガンに勝ちを譲ることで、新日本プロレスのエースに据えようという考えだったのです」(新日関係者) この当時、40歳を迎えた猪木は選手としてのピークをすぎ、重度の糖尿病など体調面の不安も抱えていた。また、自身の手掛けたアントン・ハイセル事業などの不調から、ビジネスに注力したいとの思いもあった。そのため、タイガーマスク人気で新日が好調な今こそ、後継者づくりのチャンスと考えたわけである。 キャリアからすれば藤波辰爾や長州力がその最右翼ではあったが、ライバル団体である全日本プロレスの次期エース・ジャンボ鶴田と比較した際、体格面で引けを取りスケール感で劣る。 そこに登場したのが海外武者修行帰りの前田日明だったが、まだエースとするには実績も知名度も伴っていない。そこで、一時的な“つなぎのエース”として、ホーガンを抜擢しようと目論んでいたのだ。「この時期のホーガンはアメリカではWWF(現WWE)を離脱し、AWAに参戦していたものの、決してトップの扱いではなかった。そこに新日が目をつけて、すでに前年12月のMSGタッグリーグ戦では猪木&ホーガン組が出場して優勝するなど、エース禅譲への道筋はつけられていた。入場時の一番ポーズやその関連グッズなども、日本におけるホーガン人気を定着させるために、新日側が主体となってプロデュースしたものです」(同) 結果的には出演映画『ロッキー3』の公開以降にアメリカで人気が爆発し、ホーガンも古巣のWWFに戻ることになったが、その後の人気ぶりからも新日側の狙いは決して間違ってはいなかったと言えよう。★全日では鶴田の育成が役どころ さて、前置きが長くなったが、新日においては外国人エースはなじみがなかったものの、他団体では以前から存在していた。その代表格が’68年から’69年にかけて、国際プロレスのエースの座を担ったビル・ロビンソンである。 力道山の死後、’66年に日本プロレスから離れた当初は、所属選手を抱えずシリーズごとに選手を招聘していた国際プロだが、’67年後半にTBSの後援を得て団体の形式になると、エースの座には新人のグレート草津が抜擢された。 しかし、草津は初のTBS系列による全国放送が実施された試合で、ルー・テーズに惨敗。サンダー杉山や豊登らベテラン勢も振るわず、日プロから大木金太郎を引き抜く計画も失敗してしまう。 そんなところへ初来日となったロビンソンは、未知の必殺技だったダブルアーム・スープレックスで注目を浴びると、2度目の来日時にはIWAワールドシリーズに優勝して初代IWA王者に認定される。以後も継続参戦して王座防衛を重ね、その防衛回数は28回にも及んだ。 外国人エースが外国人を迎え撃ってメインイベントを務めるなどは、日本ではまったく初の試みであったが、これを成立させたのはひとえに、ロビンソンの卓越したテクニックによるものであった。また、この時期のロビンソンはリング外でもトレーナーとして、まだ若手だったアニマル浜口やマイティ井上らを指導している。 ’70年以降はアメリカに主戦場を移したものの、ロビンソンの国際プロへの参戦は続き、’74年の蔵前国技館大会でもバーン・ガニアのAWA王座に挑戦するかたちで、やはり外国人対決によるメインイベントを実現させている。 ’76年から参戦した全日では、ジャイアント馬場が絶対的エースだったため、ロビンソンは鶴田のライバル役としてポジションを与えられた。当時の全日において鶴田の育成は最大の課題であり、ロビンソンはその指導者に見込まれたわけである。 日本人のヒーローが外国人の悪役を倒すというのが定番であった日本のプロレス界において、正統派外国人として長く第一線で活躍を続けたロビンソンは、まったくもって希少な存在であった。「結局、アメリカで主要タイトルを取れなかったロビンソンですが、これは“正統派の外国人”という側面が大きい。関係者からの評価は高かったものの、アメリカの一般大衆からすると、英国紳士然としたロビンソンは、どこか気取っているふうに見えて、大きな人気は得られなかった」(プロレスライター) そんなロビンソンを早くから受け入れてきた日本のプロレスファンは、世界基準から見ても相当意識が高かったと言えようか。ビル・ロビンソン***************************************PROFILE●1938年9月18日〜2014年2月27日、イギリス・マンチェスター出身。身長185㎝、体重113㎏。得意技/ダブルアーム・スープレックス、ワンハンド・バックブリーカー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
スポーツ 2019年01月22日 21時30分
映画『パパはわるものチャンピオン』の世界が現実に!ゴキブリマスク再登場を示唆!
新日本プロレス『NJPWプレゼンツCMLLファンタスティカマニア2019』▽21日 東京・後楽園ホール 観衆 1,582人(札止め) 新日本プロレスの棚橋弘至が主演を務めた映画『パパはわるものチャンピオン』を記念したスペシャルタッグマッチが21日、後楽園ホール大会で行われた。 棚橋はかつてライオンプロレスのエースだったが、膝の怪我により悪のマスクマン、ゴキブリマスクとなる役柄。田口隆祐演じるギンバエマスクとヒールタッグを結成した。一方、ライオンプロレスのチャンピオンで人気選手のドラゴンジョージはオカダ・カズチカが、『G1クライマックス』をモチーフにしたトーナメントに出場していたスイートゴリラ丸山を真壁刀義がそれぞれ演じた。 今回のスペシャルタッグマッチでは、ジョージ&丸山 対 ゴキブリ&ギンバエがライオンプロレス提供マッチとして実現した。現在、新日本本隊とCHAOSが対バレットクラブで休戦状態にあることから、実現できた夢のカードである。 「ゴキブリ帰れ!」 先に映画と同じくアルミのバケツに詰め込んだ凶器を持参し、ゴキブリとギンバエが入場すると、場内は大ブーイングに包まれ、「ゴキブリ帰れ!」の大合唱。続いて現れたジョージ&丸山には黄色い歓声が飛んだ。ジョージはリング中央で、人差し指を立てる決めポーズを決めてみせる。腰にはライオンプロレスのチャンピオンベルトが巻かれていた。コアなファンが集まる後楽園が会場だったこともあり、観客の8〜9割は映画を鑑賞していたもよう。試合は、映画で繰り広げられた試合よりもファンの熱量を感じる好勝負になった。 特にゴキブリはヒールファイトに徹しており、ギンバエのコミカルヒールともスイングしていた。またジョージもスーパーベビーフェイスとして、“久々に”輝いて見えたのが印象的だった。丸山とのタッグもスムーズ。ゴキブリ&ギンバエの殺虫剤攻撃や、凶器攻撃に苦しんだ場面があったものの、最後はジョージがギンバエにレイン…いやドラゴンメーカーを決めて、ジョージ&丸山が新日本マットデビュー戦を勝利で飾った。ジョージと丸山はポーズを決めてから退場。ギンバエは若手に抱えられながら退場、ゴキブリは若手に凶器をバケツに入れさせると、それを抱えながら退場した。 先にインタビュールームに現れ「ジョージ!ジョージ!」と叫びながら長椅子に寝転んだギンバエだったが、ここでIWGPジュニアヘビー級王者の石森太二が現れギンバエに殺虫剤攻撃。するとマスクを剥ぎ取り、次期挑戦者であるギンバエ…いや田口隆祐を挑発した。 石森が去った後、ゴキブリが現れ「ギンバエ!大丈夫か?」と声をかけると、素顔のギンバエは「やられたあ」と力なく言葉を発するのが精一杯。ゴキブリは「いいか!よく聞けよ!ゴキブリはな、しぶてぇぞ!何度だって戻ってくるからな!」と“続編”を示唆。一方の丸山も「これ、続きあるかもしれねぇぞ」再来を匂わせ、ジョージも「新日本プロレスには素晴らしい選手がたくさんいる。オカダ・カズチカ選手と対戦したい」と再登場も否定しなかった。 映画『パパはわるものチャンピオン』は3月6日に映像化が決定しており、1000件を超えたという同映画のプロモーションをこの時期に再び行うことが決定している。3月6日は新日本プロレスの旗揚げ記念日。旗揚げの地、大田区総合体育館での記念大会開催が今年も決定している。「後楽園以外の会場でどこまで響くか」という課題はあるかもしれないが、ゴキブリマスク、ギンバエマスク、そしてドラゴンジョージを1回で終わらせてしまうのはもったいないと思わせるような試合だっただけに、新日本マットでの続編に期待したい。取材・文・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2019年01月22日 17時30分
「どっちを見ればいいんだ…」共に激闘のサッカー・テニスにファンもおおわらわ?
21日に行われた、サッカー・アジアカップラウンド16の日本対サウジアラビア。日本が1−0で見事勝利を収めたこの一戦だが、思わぬ“板挟み”の中で、この試合に声援を送っていたファンも多かったようだ。 今回の一戦が開始されたのは、21日の午後8時。勝てばベスト8進出、負けたらベスト16敗退となるこの試合は、日本、サウジアラビアのどちらにとっても絶対に負けられない一戦。試合は日本が前半20分にDF冨安健洋が貴重な先制点を挙げたものの、ボール支配率で上回るサウジアラビアも攻勢を見せるなど、一進一退の攻防が展開された。 一方、そんな重要な試合の裏では、もう一つの負けられない戦いが壮絶な展開となっていた。それは、同日の午後4時過ぎから行われていた、テニス・全豪オープン4回戦の錦織圭対パブロ・カレノブスタ。第1セット(6−7)、第2セット(4−6)を連取された錦織が、驚異的な巻き返しを見せたことで試合は長期戦に。その結果、両試合はサッカーの試合開始から1時間ほど“バッティング”することとなった。 かたや注目の前半戦、かたや勝負の終盤戦となった同時進行の両試合。どちらも観戦したいファンにとって、この状況はある意味“戦い”だったようで、同時間帯のネット上には「一体どっちを見ればいいんだ…」、「サッカーもテニスも気になるから交互に見ないと」「テニスとサッカーの二刀流は忙しい」、「どっちも捨てがたいから2画面視聴にした」といったコメントが数多く寄せられていた。 その後、午後9時過ぎに錦織が5時間5分、フルセットタイブレークまでもつれた死闘を制したことにより、テニス、サッカーの“同時開催”は終了。“単独開催”となったサウジアラビア戦も、日本が前述の先制点を最後まで守りきり、見事にベスト8進出を決めることとなった。 「スーパームーン」と呼ばれる満月が、列島各地で観測された日でもあった21日。交互に声援を送り続けたファンの心も、夜空のお月様のように明るくなったことだろう。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
ハッスル フランソワーズがボノくんお仕置き
2009年06月26日 15時00分
-
スポーツ
ノア 秋山「選手と社長の兼任は難しい」
2009年06月26日 15時00分
-
スポーツ
女子ボクシング 18歳“女子大生ボクサー”初東上
2009年06月26日 15時00分
-
スポーツ
体の回転改善 家で気軽にできる反復運動
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
渋谷淳の渾身のローブロー
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
ノア 三沢さん後任は霧の中
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
猪木が東国原知事に闘魂エール
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
日米格闘技界“選手争奪”の舞台裏
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
戦極 石井慧 デビュー戦8・2回避へ
2009年06月25日 15時00分
-
スポーツ
野球 ドラフトの目玉・菊池雄星めぐり泣く人笑う人
2009年06月24日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス 永田 曙かつぐ!!
2009年06月24日 15時00分
-
スポーツ
戦極 石井慧 藤田に猛“口撃”
2009年06月24日 15時00分
-
スポーツ
ノア 三沢さんお別れ会は馬場形式
2009年06月24日 15時00分
-
スポーツ
球界因縁のライバル(20) 長嶋VS川上(下)
2009年06月24日 15時00分
-
スポーツ
本紙独占 猪木吠えた!! 世直し闘魂節
2009年06月23日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 辰吉 もうやめてくれ
2009年06月23日 15時00分
-
スポーツ
ノア 森嶋がGHCヘビー級王者・潮崎に挑戦状
2009年06月23日 15時00分
-
スポーツ
ノア “鉄人”小橋が惜別チョップ
2009年06月23日 15時00分
-
スポーツ
ノア 秋山が再起を誓った
2009年06月23日 15時00分