スポーツ
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スポーツ 2019年01月12日 17時30分
契約金泥棒に見掛け倒しの内野手! 平成の「ダメ外国人選手」4選
平成が4月で終了する2019年。プロ野球も昭和と比較すると、様々な部分が変化している。特に変わったのが外国人選手の重要性。昭和時代よりも飛躍的に高まっている状況だ。 その理由は、外国人枠が拡大したこと。支配下登録枠が撤廃され、一軍に投手野手合わせて4人同時登録できるようになったため、数多くの選手が来日するようになったのだ。アレックス・ラミレス選手やウラディミール・バレンティン選手など大記録を残した選手がいる一方で、「サッパリ」だった選手や、不祥事を起こした選手もいる。 そこで今回は、平成時代に来日した「記憶に残るダメ外国人選手」を紹介しよう。1.ダン・ミセリ投手(読売ジャイアンツ)メジャーリーグでの高い実績を買われ、2005年に読売ジャイアンツ入団。開幕から抑え投手として起用されたが、開幕戦でセットポジションからのクイックモーションが出来ず、盗塁からリズムを崩し、ホームランを打たれるなどして逆転負けを喫してしまう。その後も救援失敗が続き、首脳陣は二軍に落とそうとするも、「本人の同意なしに落とせない」契約となっていることから、ミセリがそれを拒否。この不可解な契約を結んだフロントに批判が集中することになった。首脳陣は苦肉の策として敗戦処理で起用するが、これにミセリが激怒。結局二軍落ちとなり、わずか4試合で解雇される。また解雇当日、ミセリは浅草観光に繰り出したことも話題に。長い巨人の歴史のなかでも、「最低レベル」の外国人投手といえよう。2.ブラッド・ペニー投手(福岡ソフトバンクホークス)メジャーリーグで最多勝をとった超大物。その年俸は2億2800万円(推定)と超高額で、ソフトバンクが資金力をフル活用して獲得。エースとしての活躍が期待された。ところが日本に現れたペニーは、丸々と太り、球に全くキレがなくオープン戦から打ち込まれる。そして、仙台で行われた公式戦に先発したペニーはクイックモーションができず、5盗塁を許し敗戦投手になってしまう。すると登板後、「右肩が痛い」と訴え、アメリカに帰国。医師から「異常なし」の診断を受けたものの、「環境に馴染めない」として退団してしまう。Twitterで「アメリカに戻れて最高」「テニスをやるつもりはない」と日本プロ野球を罵倒するような発言を行い、ファンを激怒させた。1試合しか投げず大金を手にし、日本プロ野球を罵倒したペニーについては、「史上最悪の外国人投手」との評価がある。3.ルイス・デ・ロス・サントス内野手(読売ジャイアンツ)台湾プロ野球・兄弟エレファンツで3年連続首位打者を獲得した実績を買われ、1996年シーズン後に巨人にテスト入団。その力を当時の長嶋茂雄監督が高く評価し、レギュラーとして開幕を迎える。しかし、打撃・守備ともまったく奮わず。特に三塁守備は酷く、エラーを連発。結局シーズン途中に二軍に落ち、解雇されてしまった。当時のマスコミは「長嶋監督の批判はタブー」という風潮があったが、ルイスは激しいバッシングに晒される。なお、本質を見抜けなかった長嶋監督については、ネットが普及してなかったこともあり、ほとんど批判を受けなかった。4.スティーブ・コックス選手(横浜ベイスターズ)2003年、低迷していたベイスターズの救世主として来日。メジャーリーグで4番を打った実績を買われ、3年契約推定年俸3億円で契約。大砲としての活躍が期待された。ところが春季キャンプで膝を故障し、開幕から出遅れてしまう。復帰後も怪我の影響で活躍することができず、二軍落ち。同年入団のタイロン・ウッズ選手が大活躍したことで存在意義がなくなり、3億円の年俸で二軍暮らしを続けた。本塁打は、わずか一本だった。同年オフ、球団は契約を残して解雇を決定。コックスは2年目の年俸と違約金を要求。その金額は推定だが、7億円ともいわれる。TBSが親会社だった横浜ベイスターズを象徴する出来事だ。 平成時代に日本で大失敗に終わった選手はメジャーリーグで実績を残し、観光気分のような「ナメた」気持ちでプレーする選手が多い傾向があった。もちろんアンドリュー・ジョーンズ選手やシェーン・マック選手など、例外もあるのだが。 昨今、日本のプロ野球球団はメジャーリーグでも実績のある選手ではなく、「これから」の若手選手や3Aで実績のある選手が中心となり、「大物」が来日することは少なくなった。 その要因には、日本人選手がメジャーリーグで活躍していることや、アルフォンソ・ソリアーノ選手、コルビー・ルイス投手、マイルズ・マイコラス投手など、日本の野球を勉強した外国人選手がアメリカで成績を残していることも大きく、「成功へのステップ」と考える外国人選手が増加したことが大きいといわれている。 昭和の時代には考えられなかった日本人選手のメジャーリーグ入りによって、日本プロ野球で活躍する外国人選手にも影響を与えたといえるだろう。文 櫻井哲夫
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スポーツ 2019年01月12日 17時00分
稀勢の里が初場所復活を遂げる年末年始「猛稽古」裏
年明け早々の13日に幕を開ける初場所(東京・両国国技館)で、横綱稀勢の里(32)が文字通りの正念場を迎える。横綱になって11場所中、15日間皆勤したのはたった2場所だけ。先場所後には、横綱審議委員会から史上初の奮起を促す“激励”も受けた。稀勢の里が生き延びる道は、スタートからひたすら勝ち星を積み上げるだけ。序盤でまた負けが込めば“即アウト”という危機的状況だ。果たして、日本人唯一の横綱は復活できるか――。 この年末年始、正月どころではなかった大相撲関係者が2人、いや、その元妻も含めると3人いる。元貴乃花親方、その元妻の景子さん、それに稀勢の里だ。 相撲協会を退職して3カ月あまり。これからの去就が注目される元貴乃花親方と、離婚して2カ月あまりになる元妻の景子さんはこの年末年始、それぞれテレビ出演し、離婚に至る経緯や現在の心境などを赤裸々に語った。とりわけ、政界進出の噂も絶えない元貴乃花親方は、年末、それに1月2日と2度も出演している。 「やはり注目は、2日の瀬戸内寂聴さんとの対談でしたね。『(離婚して)1人だと物事を落ち着いて考えられる』と胸の内を明かし、これからは好きなことをしなさいと諭されると、『ハイ』とうなずいていたのが印象的でした。元貴乃花親方が出演したのは日本テレビ。景子さんがタレントの坂上忍と対談したのは古巣のフジテレビ。おそらく2人は、これからもそれらのテレビ局を中心に出演数を増やしていくのではないかと見られています」(テレビ局関係者) こんな2人と比べると、悲壮感に溢れていたのは、もう後がないところまで追い込まれている稀勢の里だ。先の九州場所は優勝宣言までしながら初日から4連敗した揚げ句に休場。あまりの不甲斐なさに横審もついに堪忍袋の緒を切り、史上初の「激励」を下す奥の手を切った。 「横審の決議には引退勧告など3種類あります。『激励』は一番軽いものですが、これを受けて期待に応えられないと、もう引退するしかない。言って見れば、引退勧告に等しいものです。しかも、初場所には出場しろと厳命までしているんですから、稀勢の里にとって絶体絶命のピンチと言えるでしょう」(担当記者) 生き延びる方法はたった一つ、勝つことのみ。逃げ道はもうない。 しかし、あまりにも状況は悪すぎる。先場所、休場の一因になった右ひざのけががなかなか完治せず、ついに12月の冬巡業は全休したのだ。「これが痛かった。先場所の相撲を見ても分かるように、今の稀勢の里に一番欠けているのは自信なんです。どうしたら勝てるのか、まるで分からないまま、こわごわ相撲を取っていましたから。その自信をつけるのは、巡業先でいろんな力士と真っ黒になって稽古するしかないんだけど、それをすべて休んでしまいましたからね。どうやって自信を回復させるのか。自分でもどうしていいか、分からないでいるんじゃないですか」 一門のある親方は、そう言ってクビをひねった。この出遅れや、稽古不足を取り戻すために、稀勢の里が行ったのは正月返上の猛稽古だった。 年中大忙しの相撲部屋も年末年始だけは稽古を休み、力士たちは短い正月気分を味わう。稀勢の里と同じように先場所は右ひざの故障などで休場し、厳しい局面に直面している横綱白鵬も、暮れの29日から恒例の一家打ち揃っての家族旅行へと出発している。 「初、春場所で平成も終わりだから、しっかり締めくくらないと」 そう語る白鵬が稽古を再開したのは、年明けの4日だった。これに対して稀勢の里が所属する田子ノ浦部屋の稽古納めは12月30日。正月休みはたった2日だけで、正月明けの2日には、いち早く稽古場に降りて汗を流している。 その大晦日も、元旦も、「体がなまらないようにしないと」 と、稀勢の里はこっそり体を動かし続けていた。白鵬とは対照的な正月のすごし方だった。 3日には、暮れから続けている大関高安との3番稽古(同じ相手と繰り返し行う稽古のこと)も再開。4日には、その数が計83番に及んだ。いかに稀勢の里が復活に死に物狂いかを物語る番数だ。 ただ、この数字を鵜呑みにするのは早計だ。というのも、なかなかいい結果が出なかったこれまでも、稽古相手はもっぱら高安だったからだ。八角理事長も警鐘を鳴らしている。 「稽古相手が(手の内を知り尽くしている弟弟子の)高安1人だけ、というのはちょっと心配。それだけほかの相手とやる自信がないのかな。こういう状況なんだから、見栄も外聞もかなぐり捨ててやらないといけない」 確かに、偏るのはよくない。かと言って、出稽古するのも不安だ。 というのも、先場所前の稀勢の里は積極的によその部屋に出稽古し、北勝富士や妙義龍らに圧勝した。ところが、この出稽古で手の内をすっかりさらけ出し、本番では裏を突かれて完敗の連続だったからだ。 「出稽古作戦」は完全に裏目。今の稀勢の里には手の内を隠すなんて余裕はないのだ。思い切って他流試合を挑むべきか、それとも自分の部屋にジッと閉じこもるべきか…。 「まだ時間はあるので、(出稽古先を)考える」 稀勢の里はこう話しているが、いずれにしろ、力士生命をかけた大勝負まで残された時間は少ない。
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スポーツ 2019年01月12日 06時00分
長州力、最後の相手は「藤波辰爾でしょう」6.26後楽園でファイナル!武藤敬司も復帰!
長州力プロデュース『POWER HALL 2018〜イヤー・エンド・スペシャル〜』▽12月28日 東京・後楽園ホール 観衆 1,580人 今年の夏までに現役生活にピリオドを打つと表明していた“革命戦士”長州力が昨年の12月28日、後楽園ホールでプロデュース興行を開催した。 休憩明けに、長州のファイナルマッチが6月26日の後楽園大会で開催されることが発表されると、場内に『HOLD OUT』が流れた。大きな武藤コールがわき起こる中、現在膝のリハビリで長期欠場中の武藤敬司がリングイン。 90年代のファンが多く集まる会場で、武藤はマイクを握ると「きょうは引退の決まっている長州力。2月15日に行われる俺のプロデュースするプロレスリングマスターズに、最後のオファーをしにやってきました。出場することが決まりました」とプロレスリングマスターズ2.15後楽園大会に長州が最後の参戦をすることが決定したと報告。 続けて「自分自身、今年の3月に両膝を手術しまして、今、復帰に向けて一生懸命頑張ってます。4月に、ニューヨークにグレート・ムタが降臨することが決まってます」とムタ発祥の地・アメリカでの復活を明言。さらに「武藤敬司の復帰戦は、6月に行われる長州力の引退試合に決まりました。武藤敬司新たなる戦い、そして長州力最後の勇姿、みなさん応援に来てください」と、長州のファイナル興行で武藤として復帰すると発表した。 武藤はそのままテレビの実況席へ。長州は「お世話になったところにはできるだけ出たい」と話していた。参戦経験があり、後輩の武藤がプロデュースしているマスターズへの参戦は、「お返し」の一つと言ってもいいだろう。 メインは、長州が藤波辰爾、マサ北宮とトリオを結成し、GHCヘビー級王者の清宮海斗、NOSAWA論外、そして葛西純の異色トリオと対決。この日が誕生日だった藤波に続いて、長州が最後に入場すると会場のボルテージは最高潮に達した。 長州はコンディションが良く、惜しみなくリキラリアットを放っていく。これに対して猛アピールしたのが清宮。プロレスリング・ノアのトップとして、長州に爪痕を残そうと、必死に噛みついて行く姿に90年代のファンからは歓声が送られていた。最後は北宮が清宮を場外で捕まえて、藤波が葛西にドラゴンスリーパーを決めると、長州が論外にリキラリアットを放ちカウント3。長州が2018年のラストファイトを勝利で締めた。 試合後、多数の報道陣に囲まれた長州は笑顔で「6月26日がラスト。あとは藤波さんに頑張ってもらって。できるだけ長くやって、最後に藤波さんが見届けて終わりっていうね。自分で決めたことですから」と永遠のライバル藤波にエール。 北宮には「名前何だっけ?」と確認しながらも「見てて元気いいし、こういう選手が一生懸命練習して、リングに上がってるってのはいいですよね」と孫弟子(北宮は長州の弟子だった佐々木健介氏の弟子)を高評価。「自分で歩けるうちにリングを降りたい」と新世代に託す考えを示した。 長州は1998年の1.4東京ドーム大会で一度引退(2000年に大仁田厚戦で復帰)していることから、“引退”という言葉は使わないというこだわりがあるが、「最後の相手」を聞かれると「それはやっぱり藤波辰爾でしょう。やっぱりもう彼以外は僕はあんまり……。もう、彼がいなかったら今ね、もっと早くやめてるから」と藤波を改めて指名した。これを聞いた藤波は長州と握手を交わすと、ノーコメントで控室へ。藤波にとって長州の存在は大きいだけに、複雑な心境なのは間違いない。37年前に2人の因縁が勃発した後楽園で、シングルマッチが実現しそうだ。 長州と初対戦した清宮は「これが最後ではない。またやりたい」と再戦を望んだ。今後も長州との対戦を希望する選手が続出するのは確実な情勢だが、長州自身は「1試合、1試合を大切にしたい」との考えを持つ。試合数は限られてくると思われる。 「全部できますから」 会見の最後に長州は、このように言い切った。ファンに長州力のプロレスを堪能させる自信があるうちにやめたいというのは、長州らしい考え。それは98年の引退時もそうだった。長州には最後まで鬼の形相を見せてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月11日 21時30分
プロレスマスターズ、藤波&長州&ライガーが実現!維震軍、小鹿&戸口&ワカマツも参戦!
武藤敬司プロデュースの『プロレスリングマスターズ』2.15後楽園ホール大会の追加カードが発表された。 武藤は昨年末の長州力プロデュース12.28後楽園大会に来場し、今年6.26後楽園大会で行われる“ファイナルマッチ”を最後にリングから降りる長州に「プロレスリングマスターズ最後のオファーをしに来た」と告げた。 長州最後のマスターズでは、ライバル藤波辰爾と、1回目の引退試合の相手を務めた新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーとトリオを結成。札幌テロリスト事件で因縁がある藤原喜明、長井満也、冨宅飛駈のU系トリオと対戦する。おそらくライガーとのタッグ、そして藤原との対戦はこれが最後になる可能性が高い。80年代から90年代のファンには見逃せないカードとなった。 マスターズの常連となった越中詩郎率いる平成維震軍は、今大会も登場。越中、青柳政司、齋藤彰俊が、グレート小鹿&タイガー戸口、そして前回大会で海賊ガスパーズに裏切られ小鹿&戸口と電撃合体を果たした将軍KYワカマツの超ベテラントリオと対戦する。 昨年、ワカマツは新日本プロレスで開催されたらスーパー・ストロング・マシンの引退記念興行に、マシン軍団のマネージャーとして復活を遂げると、マスターズでは海賊ガスパーズのマネージャーとして登場した。今回は6人タッグマッチのメンバーに“選手”として加わる。国際プロレス出身で、新日本、SWS、インディー団体でも試合に出ていたワカマツだが、今回の相手は平成維震軍。青柳がセミリタイア状態とはいえ動きは悪くないだけに、超ベテラントリオにとっては、厳しい一戦になりそうだ。 その他、ディック東郷&獅龍の元みちのくプロレス海援隊コンビが、NOSAWA論外&FUJITAの東京愚連隊と対決。新日本ジュニアで活躍した高岩竜一は、元FMWのリッキー・フジとシングルマッチで対戦する。元新日本勢だけではなく、インディー団体で活躍した選手を見ることができるのもマスターズのいいところ。まだまだ90年代インディーマットで活躍し、現在も頑張っている選手も多いだけに、今後も期待したい。 これで残すはメインの武藤敬司率いるBATTと、蝶野正洋率いるTEAM2000による8人タッグマッチのメンバー発表を待つだけとなった。BATTはドン・フライの参戦が実現するのか注目される。またTEAM2000にも懐かしい外国人選手を投入してもらいたいところ。今回も80年代後半から90年代のプロレスを堪能させてくれることだろう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月11日 21時10分
「ファン辞める」楽天、本拠地で完全キャッシュレス化 ホリエモンは賛成も怒りの声が殺到
「2019年シーズン、楽天生命パーク宮城で開催する楽天イーグルスの公式戦開催時(一軍・二軍とも)に、プロ野球チームの本拠地スタジアムとしては世界で初めて、スタジアム全店舗におけるキャッシュレス化(非現金化)に取り組むこととなりましたのでお知らせいたします」。 公式サイト上に10日、このような発表を掲載したのはプロ野球・楽天。同じ親会社のサッカーJ1・ヴィッセル神戸とともに、今季からスタジアム内のキャッシュレス化(楽天は原則、神戸は完全)を敢行するという。 “ホリエモン”こと堀江貴文氏が「これはいいね」とツイートし、キャッシュレス化自体には賛成の声もある今回の決定。ただ、両チームの公式ツイッターを見てみると、関連ツイートには「これはありえない、ふざけてる」、「楽天ペイ、Edyにしか対応しないならファンを辞めます」、「もうちょっと色々な人の事考えろや」といった批判も少なくない。 実際に決済するとどのようになるのかはシーズンが始まってみないと分からないが“前例を作る”という意味では一定の効果もありそうな今回の決定。データが集まりメリット、デメリットが分かれば、それを叩き台に議論を進めることもできるだろう。 ただ、こうした思い切った取り組みを始める上では、やはりそれなりの移行・周知期間も必要だったのではないかと思う。実際、公式ツイッターに意見を寄せたファンの中には、筆者と同様の考えを持っている人もいる。 冒頭でも書いた通り、今季からはいきなり現金の使用がほぼ不可能となる。もちろん、キャッシュレスに慣れていない方へのサポートも用意されているが、まずは現金との“二刀流”で様子を見てもよかったのではないだろうか。 また、球場に足を運ぶ人の中には、現地で初めて今回の決定を知る人もいるはず。最前線で働く売り子やスタッフの方にとって、こうした人たちに一から説明をする行為が大きな負担になる可能性も否定はできない。 今回の発表のタイミングが、協議を重ねて決まったのであれば理解できる。ただ、よりスムーズにキャッシュレスに移行したいのならば、昨シーズンの内に大枠を固め、リリースを出しておいてもよかったのではないだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀江貴文の公式ツイッターより https://twitter.com/takapon_jp
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スポーツ 2019年01月11日 17時40分
2019年は「親子でパワフルに!」山本美憂、アーセン親子が持つ“KIDのDNA“が格闘界を熱くする!
8日放送された『世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で義弟・ダルビッシュ有との心温まるエピソードが披露されるなど、いまだに人々の記憶にインパクトを残し続けている、山本“KID“徳郁さん。“神の子“が亡くなってから3ヶ月以上が経った大晦日、姉の山本美憂とその息子・アーセンがRIZINのリングに上がった。 先に試合に臨んだのはアーセン。相手は2006年、HERO’SでKIDさんに開始4秒で飛び膝蹴りで衝撃のKO負けを喫した宮田和幸。さらに宮田にとってはこれが引退試合となり、さまざまな因縁が渦巻くマッチアップとなった。試合は宮田がゴングとともに飛び膝蹴りを繰り出し“あの場面“の再現を狙ったが不発。その後はアーセンが上になる展開が続き、試合を優位に進めているかに見えたが、宮田の下からのアームロックを防ぎ切れずタップアウト。無念の黒星を喫した。 次の試合に登場した美憂は、杉山しずかと対戦。レスリング出身で、母親でもある杉山とは共通点も多く、お互いのプライドをくすぐるようなマッチアップとなった。試合は打撃に長けた美優がスタンドで優位に立ち、グラウンド狙いの杉山のタックルも潰すなど終始圧倒。グラウンドでも上になり、ボディに肘打ちを叩き込むなど攻め続けた。一本は取れなかったものの、内容は完勝であった。 敗れたアーセンは会見で「勝てると確信していた。自分のミスで負けてしまった。悔しい」と肩を落とし「緊張感が全くなかった。『ノリ(KID)さんがすぐそばにいる』と感じているからだと思った」と振り返り「格闘技の楽しさが分かってきた。道が見えてきた。本当にこれから強くなる」と前を向いた。 美憂は勝利の後、リング上で「喪中だけどKIDハッピーニューイヤー」と、天に向かって亡き弟に勝利を報告し、新年のあいさつをした。会見場では「KOできなかった」と、悔しさを口にした後「私はKIDが勝ち続けている姿が見たかった。ない物ねだりだけど…」と吐露。しかし「いつもそばにいるのは感じている」と話すと前を向き「トレーニングハード、エブリディ」と続けた。悔しい敗戦を喫した息子に関しては「悔しがるのはいいけど、すぐにトレーニング(しよう)」とハッパをかけ「親子でパワフルに帰ってきます」と、RIZINの舞台で息子とともに暴れ回ると高らかに宣言した。 日本の最高峰・RIZINのリングでは、KIDさんの影響を受けたファイターが戦っている。KRAZY BEEの面々や、エース堀口恭司も師と仰いでいた。しかし血のつながりのある“リアルDNA“を持つ者は山本親子だけ。KIDさんは“格闘技ブーム再燃“を夢として胸に抱き続けていた。美憂とアーセンが”最強の親子ファイター”となってその志を受け継いでくれるはずだ。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年01月11日 17時30分
ピンチ!イチローと菊池は日本開幕戦が見納めの声
45歳のレジェンドに「3試合目」はあるのだろうか。 シアトルマリナーズのイチロー外野手がマイナー契約を交わしたのは既報通り。マリナーズは3月20、21日に東京ドームで開幕戦を行う。チーム編成権を預かるジェリー・ディポトGMは日米のメディアを前に、その日本での開幕戦を指して、こうコメントした。「開幕2連戦で7安打すれば、3試合目の機会があるだろう」 MLBが海外で公式戦を行う場合、ベンチ入りメンバーを通常の25人から28人まで拡大できる。この拡大枠を使って、イチローが出場すると目されている。だが、ディポトGMに聞きたかったのは、「イチローはシーズンを通して、選手としてやっていくのかどうか」。額面通りに捉えれば、同GMの言う「7安打」は、現役続行のノルマとなる。 しかし、真意はそうではないようだ。 「マリナーズは今オフのチーム補強にあたって、多くのベテラン選手を放出しました。世代交代を急ぐためですが、そうなると、チームのまとめ役がいなくなります。イチローにその役目を託し、現役選手として残すつもりなのでは?」(米国人ライター) 二塁手のカノ、守護神のディアス、捕手のズニーノ、遊撃手のセグラ、左投手のパクストンも放出してしまった。高額年俸の選手を一気に整理した感もあるが、たしかに、チームリーダーが務まりそうな年長者も見当たらなくなってしまった。 「2試合7安打」は同GMのユーモアであって、やはり、「それくらいの活躍を収めて、チームをまとめてほしい」という意味合いだったのかもしれない。 もっとも、昨季まで17年連続でポストシーズンマッチに進出していない現状を指して、「イチローを厚遇している余裕はない」とドライな見方をするメディアもあった。ここまで選手を入れ換えるということは、チームは危機的状況にあるわけだ。 だが、心配のタネはイチローだけではない。新たにマリナーズの一員となった菊池雄星もアブナイという。「菊池は例年よりもハイペースでの調整をすると話していました。メジャーに移籍して1年目なので、オープン戦で結果を残しておかないと先発ローテーションに生き残れないと思ったのでしょう。マジメな彼らしい決意です」(スポーツ紙記者) しかし、ハイペース調整が好成績につながるとは限らない。18年シーズン、菊池は「前年以上の好成績を!」と意気込み、早めの調整を行っていたが、その代償からか、5月上旬に左肩の痛みを訴え、約3週間の二軍調整を余儀なくされた。「慌てず、自分のペースで調整しろ!」と進言するプロ野球解説者も少なくない。しかし、夢のメジャーマウンドに立てる喜びからか、ハイペース調整論を変えようとしない。 日本のメディアの予想だが、マリナーズは開幕2連戦に菊池を先発させると見ている。イチローと菊池、日本のファンを意識した集客作戦だが、ハイペースの菊池が18年シーズン同様、“パンクしてしまう”のではないだろうか。「イチローが日本開幕戦後も『現役選手』として残れるとしても、4、5番手の外野手扱いでしょう。スタメン出場は少ないと思われます」(前出・米国人ライター) イチローを観たいとする日本のファンは多い。しかし、集客アップに利用されるだけなら、話は別だ。やはり、2試合7安打をマークし、控え外野手の評価を覆してもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年01月11日 17時30分
巨人が松井秀喜監督断念「ポスト原」にイチロー浮上②
報復”だった内海の移籍… プロテクト枠から外れた選手の中には、同じく功労者である阿部慎之助内野手、長野久義外野手の名前もあったと噂されており、GMを兼任している原監督への風当たりは強い。「それも覚悟の上でしょう。思い出して欲しいのは、内海・阿部・長野の3人は原監督の前政権末期、ヤンキースでコーチ修行をしていた松井秀喜氏と密かに通じ、巨人監督就任を呼びかけた中心的選手でした。原監督もその動向を察知しており、三たび監督に返り咲いたことで報復に出たのでしょう。投手陣のリーダーだった内海は、原監督の甥っ子である菅野智之にとって目の上のたんこぶ。長野がチームを離れれば、同じ外野手のイチローには好都合で、広島が丸の補償で獲得する可能性もあります。阿部は炭谷の獲得で第三の捕手に転落、先発出場など構想にありません」(ベテラン巨人担当記者) 原監督の最大の狙いは、V奪還と菅野を中心としたチームの再編成だ。巷間伝えられるような長期政権構想はなく、むしろスムーズな監督禅譲を望むという。「渡邉恒雄さん、長嶋茂雄さんという両重鎮がともに体調を崩したことで、『何が何でも次は松井秀喜監督』という声はフェードアウト。松井氏にその気がなく、イチロー巨人監督にシフトしてきている」(同) 原監督としても、外様のイチローなら禅譲しやすい。というのは、菅野はいずれMLBに転身するため、その際にもっとも理解を得やすい人物がイチローだからだ。米野球の情報入手やアドバイスも期待できるというメリットもある。「それらを考え合わせると、今季の一軍首脳が宮本和知投手総合コーチ、水野雄仁投手コーチ、元木大介内野守備兼打撃コーチ、鈴木尚広外野守備走塁コーチという、原監督にとってのライフワークである化粧品・健康食品会社が後援する野球教室のメンバーで構成された理由も明らかです。つまり、球団上層部が“お友達内閣”を容認したのも、すべてはイチローが帰還し、ヘッド格で内閣を締めてくれると計算してのものだったのです」(同) 内海の放出は「原・イチロー連立」の最初の一歩か。23日に「日本でやることはないと思います」と話したイチローの「思います」が意味深長だ。
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スポーツ 2019年01月11日 11時15分
元・日馬富士、久々にテレビ出演 大絶賛&大ブーイングが上がった理由とは
10日放送の『直撃!シンソウ坂上SP』(フジテレビ系)に元横綱・日馬富士が出演。好意的な意見が寄せられる中で、批判の声も上がった。一体どんな“賛否”だったのか。 「番組は、元貴ノ岩への暴行事件を理由に引退した後の知られざる1年間に『独占密着』、さらには『事件の思いを初告白』という触れ込みでスタート。インタビュアーが『相撲の神様から時計を戻してあげると言われたらどこに戻りたい?』と質問すると、元日馬富士は『あの夜ね……』と事件当夜について語り、『口で彼(元貴ノ岩)が理解するまで説明してあげられたらいいなと思います。行動(暴力)に移すんじゃなくて』と振り返りました」(芸能ライター) だが、番組ではこの後20分にわたり、彼がモンゴルに昨年開校した小中高の一貫校「新モンゴル日馬富士学園」の紹介VTRに。理事長の立場である彼は登校時間に玄関に立ち、生徒1人ひとりに挨拶。授業では「いただきます」「先輩・後輩」「おはようございます」といった礼節を重んじる日本語を学ばせているほか、柔道、剣道、空手などの日本式教育を多く取り入れていると語った。 また、校章には富士山と太陽があしらわれているという。そして彼は、「モンゴルの子どもたちが日本と言う国を理解して、いい絆・いい人間・いい社会人を作ってあげたいなと思います」と決意を述べた。 だが、彼が再び“過去”について触れたのはラストのわずか数分。親方など多くの周囲の支援があったにも関わらず、「引退して本当に申し訳ない」と謝罪し、「人生に消しゴムはない」と語って終わった。 この放送内容に、SNS上は「やっぱり素敵な人」「今やモンゴルに学校まで建ててすごい。かっこいい」「やっぱり最高の横綱だー」と彼の人間性を評価する意見が続出。 ただ一方で、「日馬富士は学校作る前に貴ノ岩に対してしなきゃいけないことあるやろ」「引退した日馬富士の今を良い風に伝えているだけ」「事件のシンソウを教えて!」など、「事件の思いを初告白」と事前に打ち出しながら、暴行事件について深く語らなかった本人、さらにはそんな番組構成を非難する声もあった。 良いようにとれば、犯してしまった罪は残るものの、過去を振り返らず前を向く姿勢ということなのだろうが、事件を知りたい視聴者にとっては不満だったようだ。いつか本当の「シンソウ」を聞ける日を待ちたい。
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スポーツ 2019年01月10日 21時30分
【DeNA】今年のルーキーは個性派揃い!?高級マットレスに抱き枕…お気に入りグッズ持っていざ入寮!
ベイスターズ期待のルーキー達が年明け間もない6日と7日、希望を胸に「青星寮」に入寮した。 ルーキー達はそれぞれ“お気に入り“や“こだわり“の品を持参して入寮するが、その一部を報道陣に公開するのが恒例となっている。未知のルーキーの隠れた一面を垣間見ることができる最初の機会ということで、楽しみにしているファンも多い。ここではそれぞれの持ち物チェックをしてみたい。 “真面目”な一面を見せたのが、ドラフト2位指名の伊藤裕季也(立正大)だ。言わずと知れた名将・野村克也氏の著書「野球論集成」を持参。感想は「新鮮だった。相手ピッチャーの考え方など、しっかり考えるようになった」とのことで、立正大の坂田精二郎監督から、春のリーグ戦に贈られてから、既に2回繰り返し読んだとのこと。セールスポイントのバッティングと甘いマスクの他に、“知性”も併せ持つようだ。 仲間との絆を大切にするタイプは3位指名の大貫晋一(新日鐵住金鹿島)。職場の仲間、30〜40人のエールがビッシリと書かれたのぼりを持って入寮。これは鹿島を離れる際に、サプライズで渡されたそうで、「感動した。部屋に飾ります」と、嬉しそうに語った。中には先輩の“飯は俺がおごる”のユニークな一文もあり、前職場でも人気者であったであろうとの想像が容易につく。 ドラフト1位・上茶谷大河投手(東洋大学)と、6位・知野直人内野手(新潟アルビレックスBC)は、睡眠に関わるグッズを持参した。 上茶谷は東京西川の高級マットレスを背負って登場。東洋大学の同級生、甲斐野央(ソフトバンク・ドラフト1位)に「縄文時代モノ?」といわれたペラペラで固いマットレスに別れを告げ、「甲斐野は知らないが同じモノ」に買い替えたと笑顔で明かした。「大学では2〜3人部屋だったので、ひとり部屋は変に寂しい」と語ったが、新しい睡眠の相棒を得て、いい新生活のスタートが切れそうだ。 知野が持参したのは“抱き枕”。中学1年から使用し、カバーを代えてまで愛用しているこだわりの一品。「ニトリのこれが一番フィットする。姉貴にもらったリラックマの長いのは最悪だった」と、唯一無二の存在と語った。フォトセッションでは、頬は枕に付け足を絡めて“いつも寝ているポーズ”も披露。サービス精神溢れるルーキーの掴みはOKだった。 高卒の3人も、なかなかユニーク。4位・勝又温史(日本大学鶴ヶ丘高)はウクレレ、5位・益子京右(青藍泰斗高)は書道道具、育成1位・宮城滝太(滋賀学園高)はプロテインと、バラエティに富んでいる。 去年のルーキー達は、1位の東克樹こそ“土屋太鳳”のサイン色紙と異彩を放っていたが、他の選手はスパイク、グラブ、バットやボールなど、野球にちなんだ物が多かっただけに、今年のルーキーのユニークさが際立つ。彼らはグラウンドでも“個性”を出せるのか!?既に始まっている新人合同自主トレから注目していきたい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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