スポーツ
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スポーツ 2019年01月01日 15時00分
大相撲次の昇進力士を考える【横綱編】
白鵬、鶴竜、稀勢の里の3名が共に複数回の休場を強いられ、稀勢の里は初場所に進退がかかる状況となっている横綱。横綱陣に陰りが出始めたとあれば、当然ファンが期待するのは次の横綱だ。 序列だけを考えると豪栄道、高安、栃ノ心の3大関が候補といえるが、果たしてこの中に今年綱を張ることになる力士はいるのだろうか。昨年の成績を元に、彼らの可能性を探っていこう。 まずは豪栄道から。2016年9月場所ではカド番からの全勝優勝を成し遂げた経験も持つ大関だが、昨年はカド番1回、2ケタ勝利以下4回とあまり振るわなかった。 昨年の成績を含め、カド番7回、2ケタ勝利以下21回と大関では安定感を発揮できていない豪栄道。こうした事実を考えると、今年中の横綱昇進は非常に厳しいと言わざるを得ない。まずは取りこぼしの数を減らし、2ケタの回数を増やすことから始める必要がありそうだ。 次は高安。昨年は左腕の怪我で5月場所を全休するという不運があったものの、怪我明けの7月場所を除く4場所ではいずれも2ケタ以上の成績(内優勝次点3回)をマークした。 体調が万全ならば、既にある程度の実力は保証されている高安。あとは「腰高の修正」、「対策が進むかち上げの改良」、「勝負弱さの払しょく」といった課題をクリアできれば、今年中に自身初の優勝、そして横綱の座を引き寄せる可能性は高い。 最後に登場するのは栃ノ心。昇進前3場所で「37勝」を荒稼ぎしたジョージア出身の31歳だが、昇進後3場所は右足親指を怪我した影響で「22勝」と大きく星を落としている。怪我が治らぬまま強行出場を繰り返せば、照ノ富士の二の舞になることは濃厚。ただ、しっかりと完治させることができれば、平幕優勝を果たした1月場所のような爆発力を武器に、一気に綱に迫る可能性も否定はできないところだ。 以上の内容から考えると、今年綱を張る可能性が最も高いのは高安となる。果たして予想は当たるのか外れるのか、その答え合わせは初場所からがスタートだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月01日 13時00分
那須川天心対武尊のドリームマッチ遂に実現か?新日本対WWEの行方は?【2019年マット界展望】
2018年もいろいろあったマット界。 締め切りの都合上、RIZIN12.31『RIZIN平成最後のやれんのか!』&『RIZIN.14』さいたまスーパーアリーナ大会と、新日本プロレス1.4『レッスルキングダム13』東京ドーム大会を見る前にこの原稿を書かなければならない。それでもギリギリまで取材をした結果をもとに、2019年のマット界を大胆に占っていきたい。 まず、格闘技界。昨年は“神童”那須川天心を中心に動いていたのは周知の事実。KNOCK OUTやRISEでは強豪タイ人と、RIZINのリングでは、UFCファイター堀口恭司とキックルールで戦った。元プロボクシング5階級王者のフロイド・メイウェザーとの試合は、アントニオ猪木対モハメド・アリ、前田日明対アレクサンドル・カレリンとともに、どんな内容、結果に終わろうとも何十年にも渡って語り継がれる出来事になったことは間違いないだろう。 今年の天心はホームリングのRISEで、3月から10月にかけて行われる世界トーナメントの『RISE WORLD SERIES 2019』57〜58kgトーナメントにエントリーしている。同トーナメントには昨年、天心を苦しめたロッタン・ジットムアンノンや、スアキム・PKセンチャイムエタイジムのタイの強豪、そして日本人キックボクサー志朗も名を連ねている。 しかしK-1のエース武尊が、K-1の昨年最終興行(12.8エディオンアリーナ大阪)のリング上で、「いろいろ団体とかありますが」と話した後に客席から『天心!』の声が飛ぶやいなや「分かってますよ!」と叫んだことが波紋を呼んでいる。 武尊はリング上で続けた。「実現するのは難しいことなんですよ。全く実現できない状況で発言するとファンを裏切ることになる。中途半端なことは口にしたくないんです。難しいことがありますが、僕が格闘技を背負う、変えるとずっと言ってきている。時期は分からないですが、僕は必ず実現させようと思っています。そして、実現させるだけでなく僕は勝つ気でいます」と強調。「ずっと僕が言っているK-1最強を僕が証明する」と初めて天心戦について言及したのだ。インタビューブースでは、かつてのK-1のエース魔裟斗が武尊の背中を押したことを明かし、一夜明け会見では「実現させるための発言。向こうがベストと言うなら体重を落としてもいい」と一踏み込んだ発言をしている。 この原稿を書いている時点では、那須川親子はメイウェザー戦に備えて渡米している。情報が伝わっているのは間違いないが、「今はそれどころではない」というのが本音だろう。またK-1は那須川側を民事訴訟で訴えている。対戦を実現させるにはまずこのあたりをクリアにしなければならない。ただし、那須川弘幸会長は昨年「天心が純粋にやりたがっているのは確か」とも話している。双方と接点があるAbemaTV(またはグループ会社のCygames)あたりが仲介に入れば一気に実現する可能性がある。 一方、K-1で武尊に敗れた皇治は12月10日にツイッターを更新。「武尊君との戦争が終わった。来年は対抗戦で戦争やろう。ドームで。K-1対RIZIN」と言及した。すると格闘技ファンからは、『格闘技夢のオールスター戦』実現を期待する声が殺到。対抗戦のカードを予想するツイートも数多く見られるようになった。 天心、武尊、皇治の共通点は「再び日本の格闘技界を盛り上げること」。皇治が書いているように、それを発信するのにふさわしい大きな舞台で実現させてほしい。一昨年の大晦日で「来年やりたい」と話していた天心に対して、1年後に反応したエース武尊の発言を受けてK-1の対応が注目される。おそらく両者が顔を合わせる“最後の”チャンスだと思われるだけに、「選手ファースト」の対応に期待したい。 プロレス界では、今年も新日本プロレスが話題の中心になるのは間違いない。今年の4月6日には提携しているアメリカの団体ROHとの合同興行を、ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催することが決定。関係者の話によるとチケットは完売が濃厚な情勢だという。 この新日本の動きに対して、世界最大のプロレス団体であるWWEは、新日本がアメリカ、しかもお膝元であるニューヨークのMSGに侵攻するのとは逆に、今年は日本へさらに侵攻するのでは?という話も伝わってきている。今年も新日本からWWEへ移籍する選手が出る可能性も否定できない。現在のWWEは資金も潤沢。新日本の木谷高明オーナーも「資本力だけで向こうに行かれたら仕方ない」と割り切っているようだ。 またCody、ケニー・オメガ、ヤングバックスが中心になって設立する予定の新団体が、新日本とどんな関係を築いていくのかにも注視していきたいところ。新日本に関しては、1.4東京ドーム大会以降の棚橋弘至とオカダ・カズチカの関係性や、飯伏幸太の動向などがポイントになってくるだろう。 他団体では、全日本プロレスやプロレスリング・ノアが昨年大きく巻き返していった。大日本プロレス、DDTグループ、ドラゴンゲートの人気も継続中で、ヒートアップ(ゴーイングアップ含む)は、ガッツワールドとの合流で頭角を現してきている。 また夏には長州力がファイナルマッチを行うことが決定しており、膝の手術から長期欠場中であるW-1の武藤敬司も今年復帰予定。自身がプロデュースするプロレスリング・マスターズも2月15日に開催する。天心対武尊が実現すれば格闘技界は再び熱を取り戻す。それだけに、プロレス界も新日本やWWEだけではなく、女子も含めて明るい話題を提供し続けてほしい。 2019年はプロレス・格闘技界にとって、オリンピックイヤーに向けた新たな時代の幕開けになることを願うばかりだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月01日 06時00分
RIZIN「渾身の一発から顔色が変わった」那須川天心、メイウェザーに初のKO負け!
RIZIN『RIZIN.14』▽12月31日 さいたまスーパーアリーナ 観衆 29,105人▼スペシャルエキシビジョン(RIZINボクシングルール)○フロイド・メイウェザー (1R 2分19秒 TKO)那須川天心⚫︎※右フック→タオル投入 あの“神童”那須川天心が足から崩れ落ちた…。 キックボクサー那須川天心と、元プロボクシング5階級制覇のレジェンド、フロイド・メイウェザーのボクシングルールによるスペシャルエキシビジョンマッチが12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われた。 天心はキックボクシングで、メイウェザー はボクシングで、プロデビュー以来“無敗”の記録を持っているが、この試合は記録に“残らない”非公式試合であることから、メイウェザー は「エンターテイメント」を主張。天心は「一発ぶっ飛ばしてやりたい」とKOを狙っていくと宣言。アメリカに飛んでボクシングのトレーニングを積み“世紀の一戦”に挑んだ。 ルールは前日までRIZINとメイウェザー 側が協議を続けた結果、ボクシングルールは揺るがず、「MMA的な動きがあった場合はペナルティを課す」という契約まで明らかになり、両者の体重差は4.2kg差と、天心が圧倒的に不利な状況になったことから、グローブを天心は8オンス、体重で勝るメイウェザーは10オンスの“ハンディ”をつけることで最終的に合意した。 両選手が入場し、歌手のGACKT、BENIによる日米国歌独唱の後、アメリカのプロボクシング風のコールが行われ、世紀の一戦のゴング。 1R、序盤からメイウェザーがリングを支配する中、天心の右ストレートがメイウェザーの顔面を捕える。天心は「渾身の一発で手応えもあったが、そこから顔色が変わったのがわかった」と振り返っていたが、メイウェザーはスイッチが入ったかのように、天心の頭部にパンチをヒットさせ、最後はボディからの左フックで3度目のダウンを奪うと、たまらずセコンドがタオルを投入。メイウェザーがボクサーとして格の差を見せつけ2分19秒でTKO勝利。 記録には残らないとはいえ、初めてKO負けをした天心は「本当にイケると思っていたので悔しかった」と号泣。メイウェザーは「天心は若いライオン。まだ成長する余地がある。まだまだ頑張ってもらいたい」とエールを送ると、「これはエンターテイメントです。試合ではなく大きなイベントとして楽しんでもらいたかった」と改めて、エキシビジョンマッチだったことを強調。また「私は引退している。復帰することはない」とプロボクサーの復帰も否定したが、試合後の会見中に約50名のメイウェザー軍団と一緒に新年のカウントダウンを行うなど「日本はまた来たいと思える国だ」と終始ご満悦な表情で会見を終えている。 非公式ながら初めてKO負けを喫した天心は「今までダメージを受けたことがないから、(ダメージが回復する時間は)わからない。コレ自分がいつもやってるんだと思うと怖いなと思いました」とダウンをしたときの様子を振り返ると「きょうは悔しいけど、次に向けて頑張れる。もう怖いものはない」と前を向いた。メイウェザーからは学ぶべき点も多かったようで「真似するというか、やられたことを他の選手にやりたい。でも普段の態度は真似したくないですけどね」と語り、会見を終えると、報道陣から拍手で見送られると照れ笑いを浮かべながらインタビュールームを後にした。 RIZINの榊原信行実行委員長は「今年のRIZINのテーマは冒険だった。天心の挑戦は海外のメディアから『無謀だ』と酷評されるかもしれない。でも一歩踏み出して冒険してくれた天心と、我々と一緒に旅をしてくれたメイウェザーに感謝したい」と天心とメイウェザー に感謝の気持ちと口にすると、体重差などの問題に関しては「競技に走るとつまらなくなるので、競技に走るつもりはない。天心もプロモーターもリスクを取った。競技が見たい方はボクシングを見てもらえればいい」と持論を展開。「軌跡と奇跡の空間だった。禁断の果実をかじった天心が今後どうなるのか?」と今後の天心に期待を寄せた。2019年のRIZINは、4月21日の横浜アリーナ大会から幕を開ける。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2018年12月31日 21時50分
【RIZIN】“最強の地下アイドル“川村虹花、熱望したRIZINのリングに散るも「絶対に戻ってきます」
<12月31日 さいたまスーパーアリーナ> アイドルと総合格闘家の“二刀流“として活躍する仮面女子・川村虹花が、主戦場のDEEP JEWELSで再三のアピールが実り大晦日のRIZINのリングに遂に舞い降りた。相手はアマチュアレスリングで輝かしい実績を誇り、総合に転向。現在は故・山本”KID”徳郁さん主宰のジム、KRAZY BEEに所属しこの日プロデビュー戦の、あい。11年ぶり開催の“RIZIN やれんのか!“のオープニングマッチに相応しいマッチアップとなった。 試合は序盤、川村のパンチがあいの顔面を捕らえ会場のファンを湧かせるも、あいはレスリング仕込みのテクニックでグラウンドに引きずり込むと、マウンドポジションから顔面にパウンドを叩き込み、1ラウンド3分1秒でレフェリーが試合を止めた。川村はリング上で無念の涙を流し、あいは満面の笑み。ジョシカクファイターの明暗のコントラストがくっきりと分かれた。 試合後川村は会見場で「よろしくお願いします」と丁寧にアイドルらしいお辞儀をし「打撃は入ったかなと思ったけど、レスリングが強かった。まだまだやれると思ったけど、ストップされてしまった」と気丈に試合を振り返った。しかし一緒に入場した仮面女子についての質問に「メンバーに支えられて、頑張ってと背中を押されて心強かった」とコメントしたところで涙腺が緩み「ファンやみんなの期待に応えられなくて心苦しい。もっとやれた」と涙は“悔し涙“だったと心境を明かした。 アイドル活動については「沢山のメンバーが卒業したが、残ったメンバーや新メンバーと、前を向いてやっていきたい」と語り、「格闘家としてまだ未熟。練習して格闘技と向き合って、レベルを上げて強くなっていきたい」と来年以降も二足のわらじを履いて活動するとコメントした。「また絶対に戻ってきます」とハッキリと宣言した川村の挑戦は、まだまだ続く。念願のリングで苦汁を舐めたことを肥やしとして、2019年も前人未踏の道を切り拓いて行く。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月31日 17時30分
【DeNA】最強の補強!?みんな待ってた「最後のクジラ」田代富雄コーチがもたらすもの
“田代がベイスターズ復帰”。このニュースに、ファンが、選手が沸いた。横浜大洋ホエールズで人気を博した選手は数多く存在するも、その中でも“愛された”選手としては、“オバQ”田代富雄が代表格ではなかろうか。豪快なスイングから放たれる、大きな放物線は正しくホームランアーチストのそれだった。最後の打席で満塁ホームランをかっ飛ばし、スタンドのファンは惜別の涙を流した。本当にライトスタンドはみんな泣いていた。それは彼が愛されるが故の証の涙だった。 そんな田代は引退後、コーチングでも輝いた。若き日の多村仁志、金城龍彦、内川聖一、村田修一、吉村裕基らを育て上げた。確かな理論と指導方法は高い評価を得ているが、それよりも誰もが口にするのは「人間性」。2009年に大矢明彦監督の無期限休養の後を継いで代行監督を務めた際も、チーム内では来季も田代に指揮を執ってもらいたいという声が多かった。しかし、それは叶わず。しかもユニフォームにこだわる男に対しフロント入りを打診するも、田代はそれを拒否。そのまま退団という混乱する暗黒のTBS時代を象徴する“事件”が起こってしまった。 横浜を去ったあとは韓国球界を経て、楽天ゴールデンイーグルスにコーチ就任。銀次や岡島豪郎を育て日本一を経験。2016年からは読売ジャイアンツでコーチを務め、今季ブレイクした岡本和真を一人前にし、行く先々で結果を残した。そして、2018年限りでジャイアンツを退団と発表されると、ほどなくして古巣ベイスターズ復帰が決定した。 ベイスターズでは奄美で行われた秋季キャンプから合流し、すでに指導を開始している。現在のベイスターズ打撃陣について、「怖い打線。お世辞でも何でもなく、若手がいい。期待している」と語り、今季シーズンを通して思うような働きの出来なかった桑原将志には「奄美では良かった。今季は一番二番がいまいちだったので期待している」と、名伯楽は来季を見据えた。 横浜大洋時代はビクトロンの奏でる高倉健さんの「男なら」のメロディーに乗って打席に向かった田代。横浜の際も楽天の際も、去り際はその歌詞のように「男気」を通しての結果に見える。「昔からファンでした」と語りかけるファンに対し、「いい思いさせられなくてごめんな」と言える男を悪く言う人にお目にかかったことがない。今では少なくなった昔気質の職人が「ワクワクするような野球を見せたい」と意気込み、奄美の秋季キャンプでの挨拶では「いい思いをしよう」と、簡潔ながらも重みのある言葉を残した。人間力に溢れた指導者が帰ってきたベイスターズの未来は明るい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月31日 17時00分
「全裸ヌード」に「痴漢批判」!? 池江璃花子がSNSに問題投稿
競泳女子の池江璃花子(18)が自身のSNS「インスタグラム」を更新。そこで“ヌード写真”を公開して話題になっている。 「幼少期に撮影された」というが、上半身ハダカ。気になる秘部やバストトップは隠されているものの、大胆なヌード姿だ。池江は、この写真を次のように解説する。〈多分、1歳 この時から筋肉質っぽいよね… テナガザルかな(笑)〉 確かに手足が長く、肩の辺りもガッチリしている。生まれながらのスイマー体形が判明したのだ。 目元には現在の雰囲気があり、ファンも〈普通はぽっちゃりやけど、筋肉やわぁ! 素質あるあるや!〉〈確かにすでに腕が長い! しかも筋肉付いてる…やはり天賦の才があるんだね〉と、微笑ましい写真に好意的なコメントを寄せていた。 一方、〈モビルスーツみたい〉なんて声も上がっている。モビルスーツとは、アニメ『機動戦士ガンダム』に出てくる近未来の人型ロボット兵器のことだ。「池江は11月下旬、ほかの選手たちと、日本代表の新たな競泳水着を発表する会見の模様もインスタで披露しています。ゴーグルをつけた姿には、『ウルトラマンみたい』というファンの声もネットに上がっていました。もっとも、ウルトラマンと呼ばれたのは、池江だけではありませんが(笑)」(スポーツ紙記者) ウルトラマンの次はモビルスーツ…。筋骨隆々とした競泳選手は、どうしても“ヒーローもの”に見えてしまうのかもしれない。「ほかに、池江はSNSに意味深な書き込みもしています。11月に〈満員電車では平気で痴漢ありますよね、やられた側がどんな気持ちになるのか(中略)痴漢は犯罪です〉と投稿したんです。痴漢被害に遭ったのか、と競泳仲間の鈴木聡美が確認していました」(同) 池江のSNSは、前述の幼少期の写真公開のように、ほのぼのとしたものが中心。あえて痴漢に関する投稿をしたことで、被害を心配する声が上がっているのである。もし痴漢が事実なら、次はモビルスーツ並みの筋肉で撃退してほしいものだ。
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スポーツ 2018年12月31日 17時00分
“新時代”はすぐそこに?優勝5人・初優勝3人となった2018年の大相撲
上位陣に休場が目立つ一方、次代の担う若手の活躍も多かった2018年の大相撲。今年最後の記事となる本稿では、そんな1年を場所毎に振り返っていきたい。 “平成最後の年”は、「14勝1敗」をマークした栃ノ心の平幕優勝で幕を開けた。右膝の大けがにより、一時は幕下まで番付を落とした男が掴んだ初めての栄光。どん底からの大逆転劇は、多くのファンの感動を誘った。 “V字回復”を見せたのは、3月場所の鶴竜も同じだった。1月場所で進退問題をなんとか振り払った横綱は、この場所「13勝2敗」で8場所ぶりに優勝。白鵬、稀勢の里の2横綱が不在の中、“最後の砦”として綱の威厳を守り抜いた。 続く5月場所は鶴竜が「14勝1敗」で2連覇を果たす一方、栃ノ心が大関取りに挑戦。優勝次点となる「13勝2敗」を叩き出した“角界のニコラス・ケイジ”は、期待通りに大関の座を射止めることとなった。 3横綱1大関が揃って休場と、実力者が不在だった7月場所。しかし、この状況は「13勝2敗」で初優勝の御嶽海を筆頭に、豊山、朝乃山、北勝富士、貴景勝といった若手の活躍という“副産物”を生むことにもなった。 白鵬が「15勝0敗」で41回目の優勝を果たした9月場所だが、それ以上の注目を集めたのが稀勢の里。進退をかけて久々の土俵に上がった横綱は、ファンをヒヤヒヤさせながら「10勝5敗」でなんとかこの場所を乗り切った。 記憶に新しい11月場所では、貴景勝が「13勝2敗」で初優勝。場所前のゴタゴタを乗り越えての栄冠は、稀勢の里の途中休場、御嶽海の大関取り完全消滅といった残念な話題を一気に吹き飛ばす明るい話題となった。 今から18年前の2000年と同じく「2横綱1関脇1小結1平幕」が優勝し、内3人が初優勝となった2018年。2000年の場合は翌年曙が引退し、朝青龍が新入幕を果たす“時代の転換点”となったが、果たしてその歴史は繰り返されるのだろうか。明日から始まる2019年は、“新時代”の到来を期待しつつ大相撲を見ていきたいと思う。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月31日 16時15分
さらば2014年!時代の節目を迎えた2018年のオリックス・バファローズ
オリックスは2015年シーズンから優勝はおろかクライマックスシリーズへの進出も果たしていない。2014年に僅差で2位に終わって、球団は中島宏之、小谷野栄一、トニ・ブランコ、ブライアン・バリントンを補強し、最後にFA権を行使していたエース金子千尋が大型契約で残留するなど、球団創設以来最高の補強を断行。野球評論家は軒並みオリックスを優勝候補の筆頭に挙げていた。 しかし、2015年シーズンは交流戦の広島3連戦(5月末、京セラドーム)で3連敗すると、遠征先・東京に移動した翌朝に森脇浩司監督が会見を開くとのリリースが送られてきた。巨人戦の練習前、都内のホテルで森脇監督の口から「私が退くことでチームがクライマックスシリーズ争いに加わることができたら」と、成績不振の責任を取って休養することを発表。福良淳一ヘッドコーチが監督代行に就任した。 森脇監督は2014年に優勝争いした手腕が評価され、2年契約を結んだばかり。衝撃の休養劇だった。補強した戦力が怪我や不調で機能しない中、福良監督代行はヘッドコーチとして若手選手とコミュニケーションを図ってきた。福良代行の奮闘や西武の不調もあって一時は2位を狙える位置まで追い上げたが、結果は5位に。シーズン終盤、福良監督代行が2016年シーズンから監督に昇格すると発表され、メジャー経験もあるOB・田口壮氏が二軍監督に就任した。 2016年は前年の一軍に続いて二軍もキャンプ地を宮古島から、宮崎市の清武に移動。一軍と二軍が同じ場所で春季キャンプを行うことになった。清武SOKKENスタジアムを中心としたキャンプ地一帯は「バファローズタウン」と命名され、来場するファンも激増した。怪我人も戻り「今年こそ」と臨んだ2016年シーズンだったが、この年も怪我人と打線の不調に悩まされ、なんと最下位に転落してしまう。2017年は、ジェットコースターのような連勝と連敗の連続。中島や小谷野や新外国人ロメロ、マレーロが活躍したものの、3位も5位も遠い4位というもどかしい成績に。守護神だった平野佳寿はメジャーへと移籍した。 そして迎えた今シーズンは、計算していた先発投手陣がなかなか勝てなかった。前半戦はルーキーの田嶋大樹と、新外国人左腕アルバースがチームを引っ張った。また、プロ入りから2シーズンは腰痛でフル出場できなかった吉田正尚が、不調のロメロに代わって4番を任されるなど活躍。交流戦ではパ・リーグ勝率1位の成績を残した。夏まではクライマックスシリーズを狙える位置にいたものの、またもや大型連敗を喫してしまいソフトバンク、日本ハムに突き放されてしまう。最後のチャンスだった9月決戦にも敗れ、2年連続の4位に。福良監督は球団からの慰留を固辞。責任を取って監督から退き、来シーズンは育成統括GMとしてチームを支えていく。 今シーズン限りで小谷野栄一は引退。契約が満了し大幅な減俸提示を受けた中島宏之とエース金子千尋は自由契約を選択し退団。次のエースと期待されていた西勇輝もFA権を行使。結果、中島は巨人に、金子は日本ハムに、西は阪神にそれぞれ移籍した。チームの長年の顔だった金子、精神的な支柱だった中島、若い選手たちのリーダー格だった西に加えて、シーズン中には正捕手だった伊藤光をトレードでDeNAに放出した。T-岡田と安達了一、岸田護は残っているが、オリックス・バファローズは2018年になって一つの節目を迎えたと言ってもいいだろう。 宮内義彦オーナーは「おそらく私が一番優勝から遠ざかっているオーナーだと思います」と自虐。「確かに記憶の中では優勝したこともあるんですけど、思い起こせば前世紀の話でしてね。そんなことを言ってたらいけないんで。新しい歴史を作らなきゃいけない。私もそんなに若くありませんから」としみじみ話す。「3年先、5年先という話はあまりしたくない。強いチームを本当に作って、優勝争いするシーズンをぜひ作りたいなと思っています」と話していた。 オリックスを日本一に導いた故・仰木彬氏は晩年、福良前監督ら教え子たちに対して「宮内さんにいい思いをさせなきゃダメだぞ」と話していたという。福良前監督と同じくヘッドコーチから昇格した西村徳文新監督は、“下克上”でロッテを日本一に導いた経験を持つ。宮内オーナーは「現役時代はやられたイメージがある」と笑顔で西村新監督に期待を寄せていた。 最後まで優勝争いを繰り広げた2014年に掲げた「さらに、ひとつになろう。」の時代は2018年で役目を終えた。来シーズンからはロゴも「Bs」から「B」に変わり、新時代に突入、チームも若返る。少し時間はかかるかもしれないが、12球団ナンバーワンの可能性を秘めた球団であることは間違いない。大きな期待を胸に年を越したいと思う。さらば2014年!2019年からの新時代で、“叶うべき夢の先”が見られることを信じたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年12月31日 15時00分
「12球団ワースト」に転落?西武にFA退団者が尽きない理由は…
渡辺久信シニアディレクター(以下=SD)は、寝業師・根本陸夫氏になれるのか…。 「おかわり君」こと、中村剛也(35)が契約交渉に臨み、現状維持の年俸2億8000万円でサインした(金額は推定/12月4日)。前半戦で苦しんだが、本塁打28、打点74。チームの精神的支柱でもある和製大砲への評価について、見方が別れる。前半戦の不振を理由に「現状維持は御の字」とする向きもあれば、「28本塁打は立派。優勝したのだから微増でも昇給させるべき」と批判的な声も聞かれた。 この賛否両論な中村の契約更改と前後して、菊池雄星のポスティングシステムが正式な手続きに入ったことも発表された。菊池、浅村、炭谷、そして、松井稼頭央の引退。高額年俸の主力選手が同時期にチームを去ることになった。これに“シビアな査定”も重なって、埼玉西武ライオンズは優勝チームでありながら、「チーム総年俸額」で12球団ワーストに転落する可能性も出てきたのだ。 「一般的に優勝した年は査定も甘くなります。チーム功労者に対してはなおのこと」(プロ野球解説者) だが、Vチーム・西武はバラ色のオフとはいかないようだ。浅村、炭谷のFA退団でお祝いムードも吹っ飛んでしまった。しかも、この2人が退団したことで、西武はFA史上、退団選手数トップのワースト記録を更新。94年の制度導入以降、のべ18人が新天地を求めて行った。 ベテランが復活すれば、西武も主力流出の痛手を補えるだろう。 それにしても、なぜ、主力選手は西武を去ってしまうのか。元西武選手によれば、「お互いに欠点を指摘し合い、結果で勝負しようという雰囲気。ライバルの揚げ足取りはしないし、チームの風通しも良い」とのこと。しかし、トップレベルのレギュラー陣は違う印象も抱いているようだ。「年俸査定が厳しいというか…。3年続けて活躍しないと一人前として評価してくれない」(球界関係者) 源田、外崎などはまだレギュラーに定着して3年が経過していない。12月上旬時点で、彼らの昇給幅は小さいと見られていた。高額年俸の菊池たちは新天地を求めたので、西武の総年俸が激減すると予想された根拠はここにある。 「3年務めて一人前」の方針は当たり前かもしれないが、プロの世界では「誠意、評価」とはカネである。契約更改においての衝突もあるのだろう。 「80年代の黄金期の西武には故・根本氏もいて、チーム全体に睨みが利いていて、一方で選手の私生活でのミスまでケアしてくれたそうです」(前出・球界関係者) 根本氏には寝業師の異名もあった。水面下で懸案事項を全て解決し、ドラフトでも意中の選手を囲い込んでいたからだ。また、選手の面倒見も良く、当時を知る選手たちからも慕われていた。 渡辺SDはスカウト方面で敏腕ぶりを発揮している。浅村、炭谷の説得にもあたっていた。根本氏の後任的立場にあるわけだが、その方面ではまだ成果は上げていない。FA退団者を増やさないためにも、渡辺SDに頑張ってもらうしかないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月30日 17時40分
「これが立ち技最強のシュートボクシングです!」“若きエース”海人の止まらぬ勢い
今年の終盤、両国国技館という大舞台で、わずか2カ月の間に4試合を行い4KO勝利を収めたイケメン格闘家が注目されている。その男は“シュートボクシングの若きエース”海人(かいと/TEAM F.O.D)である。 海人は11月18日に2年に一度のシュートボクシング(以下SB)の祭典『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』(両国国技館)で世界の強豪が集まったS-cup‐65kg世界トーナメントに出場。1回戦(対チョ・ギョンジェ)、準決勝(対健太)、決勝戦(対UMA)の3試合でKO勝利し完全優勝を果たすと、今月9日にはキックボクシングイベントKNOCK OUTに初登場。激闘型ファイターである“KNOCK OUTの番人”水落洋祐の勢い、粘りに対応し、3RにTKO勝ちを収めた。 大阪を練習拠点としている海人だが、シュートボクシングへの愛と誇りは強い。今年は7大会に出場し、10試合を行った。これは格闘技の世界としては試合数が多い。RIZIN初出場となった7.29『RIZIN.11』さいたまスーパーアリーナ大会から、8.12『RIZIN.12』愛知県体育館大会までは、2週間しかなかったが、しっかりと連勝。「シュートボクシングここにあり」をエースとして証明している。 KNOCK OUTで対戦した水落は「うまかったです。でも必ずリベンジします」と完敗を認めた。“Mr.KNOCK OUT”こと前KING OF KNOCK OUTライト級王者の森井洋介もこの試合を見ていたいい「海人選手は肘を当てるテクニックがすごい。しっかりと戦略を練らないと肘ありのルールでは勝てない」と解説していた。 KNOCK OUTは昨年ライト級、今年はスーパーライト級のトーナメントを開催しており、海人と同じ、もしくはそれに近い階級の選手が数多く参戦している。現スーパーライト級王者の不可思には、今年4月にSBのリングでTKO勝ちを記録している。普段は負けても「同じ相手とはやりたいと思わない」と話す不可思だが、もう一度やりたい相手として海人の名前を挙げている。この1年の活躍で、海人を取り巻く包囲網ができつつあるのは確かなようだ。 KNOCK OUTの小野寺力プロデューサーも「これから海人クンがどんな相手と、どういう試合をしてくれるのか楽しみ」と期待を寄せている。ただ、海人本人はその前に「まだ倒さなアカン選手がいる」という。その選手とは昨年敗れたザカリア・ゾウガリーと、今年唯一の黒星を与えたチャムアトーン・ファイタームエタイである。特にチャムアトーン戦は「今年は全勝すると思ってたので悔しい」という。「来年は2人にリベンジして、世界のトップに立ちたい。他の選手のことはその後に(頭の中に)出てくるんじゃないですかね」。今年最後の試合を終えた海人は安堵の表情を浮かべながら、早くも来年の目標を掲げていた。 「これが立ち技最強のシュートボクシングです!」 21歳の若さエースは来年も歩みを止めることなく、こう叫び続けるはず。急成長を遂げた2018年の海人には、来年さらに進化した姿を見せてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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