スポーツ
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スポーツ 2018年12月23日 15時30分
今オフは獲得の価値あり?阪神の強さを支えた“他球団の”助っ人一塁手
「阪神が強かった年と言えば?」。恐らく、オールドファンの方々なら迷うことなく1985年と答えるのだろうが、リアルタイムで見ていない筆者にとっては2003年、2005年、そして2010年の3つが有力候補である。 2003年と2005年は、阪神がリーグ優勝を果たした年。そして2010年は優勝こそならなかったものの、チーム打率「.290」と打線が猛威を振るった年。どの年も甲乙つけがたいが、いずれも阪神が強かった年だ。 ところで、先述した3つの年には、とある共通点があることをご存知だろうか。それは、他球団でのプレー経験がある外国人野手助っ人が、一塁手としてスタメンに名を連ねているということである。 1985年以来となるリーグ優勝を果たした2003年で該当するのは、元オリックスのジョージ・アリアス。前年から阪神に加わっていた大砲は「打率.265・38本塁打・107打点」をマークし、一塁手としてゴールデングラブ、ベストナインも獲得した。 2年ぶりの王者となった2005年は、アリアスと入れ替わるように広島からアンディ・シーツが入団。この年「打率.289・19本塁打・85打点」と出色の働きを見せ、一塁手でゴールデングラブにも輝いた。 前述のチーム打率を記録した2010年に、打線を牽引していたのが元埼玉西武のクレイグ・ブラゼル。「打率.296・47本塁打・117打点」を記録し、一塁手部門でベストナインに選出された彼の存在がなければ、チームがここまでの高打率を記録することはなかっただろう。 “法則”とまでは呼べないかもしれないが、前述したように強い年にはいずれも当てはまっているこの共通点。自前の助っ人野手がイマイチという近年の状況を考えると、他球団から人材を募る方向にシフトした方がいいようにも思える。 今オフの自由契約選手の中には、ブランドン・レアード(元日本ハム)、ブラッド・エルドレッド(元広島)といった“適任”となり得る選手も含まれている。最下位脱出の、そして“猛虎復活”の起爆剤として、彼らの獲得を検討してみるのもいいのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月22日 17時40分
期待が高まり続ける根尾昂と藤原恭大 「果報は寝て待て」の気持ちも大事では?
「甲子園のスター」という肩書は、やはり人々を惹きつけるのだろう。今年春夏連覇を成し遂げた名門大阪桐蔭から、共にドラフト1位でプロ入りした根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)についてである。 かたや投打の二刀流(その後野手専念表明)、かたや強打の長距離砲として、名門の中でも抜群の存在感を放っていたこの2名。それぞれの球団、そして球界の未来を担う俊英として、日に日にその期待は高まりつつある。 この両名に対し大きな期待がかけられることは、冒頭の経歴を考えると十分に理解できる。ただ、ドラフト後の報道やネット上の声を見ていると、少々期待値が高くなり過ぎではないかという思いもある。 高校野球界ではスターだった根尾と藤原だが、プロ野球界ではまだ足を踏み入れたばかりの“新参者”。体力づくりや木製バットへの対応、守備面の向上など取り組まなければいけない課題はたくさんあるだろう。 名門で心身ともに鍛えられた両名のことだから、きっと今の内からできる範囲で準備は進めているはず。しかし、このまま注目度や期待が高まり続けると、それがマスコミの取材攻勢やファンのサイン攻めといった“喧騒”を生み、結果的に彼らの取り組みを妨げてしまう可能性も否定できない。 そもそも、高校を出たばかりの19歳の若者に、いきなりセンセーショナルな活躍を期待するのも無理な話だ。過去の高卒1位野手を見ても、1年目にいきなり新人王を獲得したのは清原和博(西武/1986年)と立浪和義(中日/1988年)の2名だけ。高卒1位野手が1年目から活躍することが、どれだけ難しいことなのかは火を見るよりも明らかだろう。 山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)、筒香嘉智(DeNA)といった今をときめく高卒1位野手たちは、1年目は二軍でじっくりと力を溜めこみ、2年目以降に大きな飛躍を果たしている。根尾、藤原の両名に関しても、ルーキーイヤーから過度な期待をかけるよりは、「果報は寝て待て」の気持ちで気長に見守る方が吉と出るのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月22日 17時30分
【DeNA】『ハマの小さな大魔神』山崎康晃「来季は投手陣を引っ張る」
今や侍ジャパンでも、ストッパーを務めるまでになった山崎康晃。今シーズンは4月10日のジャイアンツ戦で4セーブ目をマークし、日本人最速となる通算100セーブを記録。最終的にルーキーイヤーと同じ自己タイの37セーブを挙げ、自身初タイトルとなる最多セーブの栄冠も手にした。この成績に球団も最大限の評価で応え、1億円アップの推定2億5千万円で契約を更改。これはベイスターズのレジェンドストッパー“大魔神”佐々木主浩氏を超え、5年目として球団史上額となり、まさにバラ色のオフを迎えた。 まさしくベイスターズの顔となっている山崎は、オフのイベントに引っ張りダコ。ファンサービスの神対応は有名なだけに、自らを「おしゃべりお化け」と名付けるほど積極的にトークショーに参加している。内容はプライベートにも言及し、オフはシーズンで疲れた身体を休めるべくリラックスして過ごしているとのことだが、他にもドライブや、たまには映画を観ることもあるらしく、「レイトショーでポップコーン、ホットドッグ、チュリトス、そしてコーラで最高の時間を過ごす」と、ファンも思った通りの高カロリー好きな一面を明かすなど、サービス精神溢れるトークを繰り広げている。 もちろん今シーズンの振り返りを問われることが多くなるが、チームとしてはクライマックスシリーズにも進めない状況だったこともあり、プライベートの話とは一転して真面目モードになってしまう。自らも苦しい場面はあり、特にホームゲームでの成績は決して良くなかったこともあり、「悔しい。苦しい状況が続いたシーズンだった」と振り返り、「来年は横浜のユニフォームを着て最後まで戦いたい」と翌シーズンに向けた抱負を口にした。そのためにも、「ドラフトで入団した若い投手とも積極的にコミュニケーションを取る」と、投手陣を引っ張って行く覚悟も芽生えた。 「勝って終われるような組織に」をチームの目標に掲げるなど自覚十分だが、「オフから身体を絞って、作り直す」の発言には、チームメイトの宮崎敏郎にも「ホーーー」と“ホントに出来るのか”的な半信半疑のリアクションを取られてしまう山崎。これも愛されキャラでならではのエピソード。“小さな大魔神”の周りにはいつも笑顔の花が咲く。来季の最後には笑顔の花の中心で、胴上げされていることを願っている。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月22日 06時30分
卓球・張本選手、中国選手を撃破して中国で大炎上 原因はフェイクニュース?
16日、卓球男子世界ランク5位、15歳の張本智和選手が同4位の中国・林高遠選手を撃破し、グランドファイナルのシングルス史上最年少優勝を飾った。しかし、それが中国のネット上で思わぬバッシングを呼ぶことになった。 この優勝を受けて、中国のネットユーザーは張本選手のフェイクニュースを作ったようだ。内容は、張本が昔の取材で「家族全員揃って日本に帰化し父に感謝している」「中国を倒して優勝したい」と発言したというもの。昨年の夏休み期間に張本は四川省チームと合同訓練し、現地のファンから痛烈なブーイングが浴びせられたことも再び取り上げられた。 そのデマ情報は中国最大のSNSであるWeibo(ウェイボー)で拡散されて、大騒動に。「国を捨てた奴は国の資源を利用しないでくれ」「張一家が売国奴だ」「ご先祖も墓から怒って飛び出してくるぞ」などと批判が噴出している。 張本選手の両親は中国四川省出身の元卓球選手。来日後は仙台でコーチとして活動している。2014年に父の張宇氏と妹の美和選手とともに日本国籍を所得して帰化、張から張本になった。元中国卓球女子代表の母・張凌氏は、いまだに中国籍のままだという。 「中国は愛国主義思想が強く、選手の“裏切り”を絶対に許しません。張本選手のように帰化した選手は中国を捨てたとみなされる。中国国民から嫌われてもしょうがない」(スポーツ記者) 今回の炎上に対し、日本のネット上では、「張本君の悪口を言う人は民度が低い」「血統主義はよくない」「中学生相手に大人たちがネット上で中傷、そんなことをして恥ずかしくないのか」と擁護する声がある。 中国メディアは、「東京五輪では、張本智和が卓球強豪・中国代表チームの最大のライバルになる」と報じている。中国卓球界のレジェンドである中国卓球協会の劉国梁会長も、張本について「国籍を捨てるまで勝とうという執念の強い者、すごい度胸、さすが一流なアスリート」と絶賛した。 誹謗中傷を乗り越え、張本選手がさらに飛躍することを期待したい。
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スポーツ 2018年12月22日 06時30分
貴ノ岩「暴行事件」で問われる相撲協会トップの指導力不足と“責任論”
なんとも後味の悪い結末だ。1年前の悲惨な暴行事件の「被害者」が、一転して「加害者」になり、引退に追い込まれたのだ。 自分の付け人に暴力をふるった幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦部屋)は、事件発生から3日後の12月7日に引退会見を開き、「自分の気持ちの弱さ。自覚が足りなかった」と頭を下げた。自分に暴行を加えた元横綱日馬富士と同様、潔く引退して幕引きを図ったわけだが、相撲界が負ったダメージは本人の想像以上に大きい。 「伝統的な体罰、いわゆる“かわいがり”による暴行死の発覚以来、相撲協会は表向き暴力の根絶に取り組んできた。しかし、その後も全く暴力事件を止めることができていない。大相撲界の暴力に対する認識の甘さを改めて浮き彫りにしたわけで、相撲協会のメンツが吹き飛ぶ事件になりました」(スポーツ紙記者) 相撲協会は、今年の10月末に7項目からなる「暴力決別宣言」を発表。現役力士はもちろん、親方や行事、床山まで含めた全協会員を戒めたばかりだったのだ。 こうなると、浮かび上がってくるのは八角理事長の指導力不足と責任論だ。「協会首脳は、すぐに『オレたちはこんなに努力している。これ以上どうすればいいんだ』と開き直るけど、どこまで真剣に取り組んでいるのか甚だ疑問です。八角理事長は、理事長室の奥に引っ込んでいるだけで、先頭に立ってみんなを引っ張っていこうという姿勢が見えない。事態が改善し、完全に暴力がなくならないかぎり、努力していないのと同じ。結局、トップの指導力がないと言わざるを得ない」(協会関係者) 問題改善に取り組んでいる最中、この1年あまりで、日馬富士、貴公俊、貴ノ岩と、3回も暴力事件が繰り返されているのだ。一般企業のトップであれば、とうの昔にクビが飛んでいる。 今回の事件発覚後も、八角理事長は、引退を決意した貴ノ岩を、「ちょっと待て。本当にそれでいいのか」と再三引き留め、自らに降りかかる火の粉を振り払うのに必死だったという。 「角界の暴力根絶を本気で願い、八角理事長を恨みながら退職した元貴乃花親方にしてみれば、『ほら見たことか』という心境でしょうが、この1年のすべての暴行事件に自分の弟子が関わっているため、表立って協会を批判することもできません」(前出・記者) 皮肉な“運命”だ。
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スポーツ 2018年12月22日 06時00分
内海はどうなる?人的補償で巨人を去った選手たちの翌シーズン
20日に発表され、各メディアによって大きく報じられた巨人・内海哲也の埼玉西武移籍。実績のある功労者が人的補償のプロテクト外だったという事実に、ネット上では様々な意見が噴出している。 長年過ごしたチームを離れる心境は本人のみぞ知る所だが、一度決まったことはもう覆らない。新天地となる埼玉西武では、古巣を悔しがらせるような活躍を見せてもらいたいところだ。 ところで、過去の人的補償選手の中には、巨人を離れることになった投手が7名いる。今回の内海と同じく新天地に赴くこととなったこの6名は、移籍1年目となる翌シーズンにどのような成績を残してきたのだろうか。 過去に巨人から人的補償で移籍した選手は川邉忠義(日本ハム/1996年)、平松一宏(中日/2002年)、工藤公康(横浜/2007年)、藤井秀悟(DeNA/2012年)、一岡竜司(広島/2014年)、平良拳太郎(DeNA/2017年)、高木勇人(埼玉西武/2018年)の7名。この7名は全て記載の1年目に一軍登板を果たしており、平松以外の6人は白星をマークしている。 白星を記録した6名の内、最も多い7勝を挙げたのは工藤と藤井の2名で、工藤はその内の3勝を古巣巨人からマーク。2007年の横浜は対巨人「8勝16敗」とかなり分が悪かったことを考えると、十二分の働きをしてくれたといえるだろう。 川邉・一岡・平良の3名は、移籍先での白星がプロ初勝利となっている。特に一岡はこの年「31試合登板・2勝0敗2セーブ16ホールド・防御率0.58」とブレークを果たしており、現在でも広島のブルペンを支える貴重な戦力となっている。 内海と全く同じパターンで移籍した高木は、8試合に登板し「1勝2敗・防御率8.69」と1年目は今一つ。ただ、今オフ参戦している「オーストラリアン・ベースボール・リーグ」では好投を続けており、2年目の飛躍へ順調に経験を積んでいる。 これまで残してきた実績を考えると、新天地でもすぐにチャンスが巡ってきそうな内海。過去の7名を全て上回るような、素晴らしい1年目を送ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月21日 21時30分
武藤敬司BATT vs. 蝶野正洋TEAM2000、プロレスリング・マスターズ2.15後楽園で実現!
WRESTLE-1の武藤敬司がプロデュースする『プロレスリング・マスターズ』2.15後楽園ホール大会の発表会見が20日、東京・銀座のARISTRIST LOUNGE GINZA 3で行われた。 今回は今年2月にマスターズで復活したTEAM2000と、8月に復活したBATTの対決が目玉となる。対戦カードは発表されず、武藤がBATTを、蝶野正洋がTEAM2000を率いて、スペシャル8人タッグマッチを行うことしか明らかにされていない。ただし、両選手ともに現在試合ができないため、2人が選抜したメンバーによる対抗戦になるとのことだ。 ちなみに8月大会で「来年も集まろう」と、来年の開催とBATTの再結集をアピールした馳浩衆院議員は、国会の会期中で今回は出場しない。武藤は「前回出なかったメンバーを呼ぶ」としているが、もともとBATTは構成員が多くないので絞られてくる。正式なメンバーで前回大会に出場しなかったのは、アントニオ猪木氏の引退試合の相手を務め、PRIDEなど総合格闘技でも活躍したドン・フライだけなのだ。フライが参戦するとなればかなり話題になるが、フライはTEAM2000にも在籍している。フライの動向は注目すべきポイントかもしれない。 蝶野は「TEAM2000は出入りが激しかった」と話していたが、その分、TEAM2000のメンバーは豊富。現在も現役を続けている選手も多い。前回は天山広吉&ヒロ斎藤&AKIRA、そしてスーパーJ(nWoスティング)が久々に来日し、話題となった。前回欠場した小島聡をはじめ、スコット・ノートン、金本浩二など入れ替わるメンバーを想像するだけでも当時の記憶が蘇ってくる。大仁田厚もTEAM2000として活動していた時期があった。またスポーツ選手やミュージシャンなどプロレス界以外の人物をメンバーに入れ、蝶野はTEAM2000というユニットを世間に向けて発信していった。現在バラエティやCMなどでお茶の間に登場する機会が増えている蝶野だが、この頃に打った布石が現在につながっているのだろう。 「Tシャツ作るだろ?そういうところから負けたくない」という武藤に対して、当時からアパレルに進出している蝶野は余裕の表情。既に他のカードも決まっているようで、蝶野は「凄いカードいっぱいあるよ」と笑った。 来年は2人にとってデビュー35周年ということもあり、来年の春あたりに武藤が復帰してからは何かしらの動きがあるかもしれない。既に4月にはグレート・ムタのアメリカマット参戦が決まっているという。BATTは新日本と全日本、そしてみちのくプロレスなどを股にかけた超党派ユニットだったことから、BATTとTEAM2000はほとんど絡んでいない。時空を超えて、ありそうでなかったものが見られるのもマスターズの大きな楽しみである。取材・文 / どら増田、萩原孝弘写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年12月21日 17時40分
オリックスが西の人的補償で、阪神の竹安を獲得!長村本部長「伸びしろも見込める」
オリックスは20日夜、FA権を行使して阪神へ移籍した西勇輝投手の人的補償として、阪神から竹安大知投手を獲得したと発表した。阪神から人的補償でオリックスに移籍するのは、糸井嘉男外野手の人的補償で獲得した金田和之投手以来となる。 竹安は静岡の伊東商を卒業後、独立リーグの熊本ゴールデンラークスへ入団。2014年からはHonda熊本の強化選手として社会人野球でも登板し、都市対抗野球にも出場している。その後、右肘を痛めトミー・ジョン手術を行うも翌年に復活。2015年秋のドラフト会議では阪神が3位という上位指名。晴れてプロ入りを果たした。阪神では2年目に中継ぎでプロ初登板&初勝利を記録しており、3年目の今年は2試合の出場にとどまったが、「将来性」をテーマに掲げているチームの補強ポイントに24歳の右腕が目に留まったようだ。 オリックスの長村裕之球団本部長は「24歳と年齢も若く、毎年確実に力をつけている選手で、まだまだ伸びしろも見込める。将来的にもすばらしいピッチャーで、戦力に加わってくれるだろうということで獲得するということに至りました」と獲得に至った経緯を説明。さらに、「今年、ウエスタン・リーグで6勝を挙げており、防御率も1点台と、ウエスタンで一番安定したピッチャーだった。もちろん先発の一員として期待をしているが、どんな形であれ、一軍の戦力になってほしいと思っている」と期待を寄せていた。 また、決断したのは「2日ほど前」とのことだが、「監督と電話でも何度か話をして、監督の思うところと、我々フロントが思うところが一致したということ」と西村徳文監督とフロントの考えが一致した上で、獲得に至ったことを明らかにしている。オリックスでは、投手は黒木優太、澤田圭佑、青山大紀が、野手では武田健吾が竹安と同級生にあたり、2017年に参加した台湾のウインターリーグでは、NPBウエスタン選抜のチームメイトとして、小松聖2軍投手コーチ、投手の鈴木優、吉田凌、正捕手の若月健矢、野手では岡崎大輔、根本薫と一緒にプレーしている。 西の他にも金子千尋(現登録名・金子弌大)の退団や、佐藤達也の引退など、投手陣も急速に若返りが進んでいるチームなだけに、竹安も春季キャンプから積極的にアピールをしていけば、移籍1年目からチャンスを掴める可能性は十分。同じ関西圏で、オリックスの練習拠点でもある舞洲は、竹安にとってファームで初登板(実戦デビュー)した思い入れのある場所なだけに、環境面においても、とてもやりやすいのではないだろうか。 「遠慮なくアグレッシブにやってもらいたい」 という西村監督の信念のもと、竹安には最速147キロのストレートと変化球を武器に、移籍1年目から伸び伸びとした投球に期待したい。なお、阪神時代は42番だった背番号や、入団会見の予定は「未定」とのこと。文・どら増田写真・どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年12月21日 17時30分
西武が内海強奪!もっともヤバイ立場になった巨人関係者はダレ?
大型補強の代償は、やはり大きかった。 巨人がフリーエージェント(以下=FA)で獲得した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償として、埼玉西武に“指名”された選手を発表した。チームの精神的支柱でもあるベテランの内海哲也投手(36)だった。内海は球団、ならびにネット映像を通じて「日本シリーズで、巨人と西武が…」とファンに報告したが、大型補強の成功を喜ぶフロントの様相は完全になくなってしまった。 「近年の内海は成績が振るいませんでしたが、チームのまとめ役であり、影響力も大きい。そういう選手がいなくなること、それも、人的補償で略奪されたわけですから、大型補強で得た戦力のプラス面よりもマイナス面の方が大きい」(スポーツ紙記者) 一方、今回の人的補償について違う見方もされていたようだ。 「過去、巨人はFA補強による人的補償で痛い目に遇ってきました。若手を引き抜かれる後遺症と、ピークをすぎたベテラン、そのどちらを喪失したときのほうが致命的かを考え、今回は若手中心のプロテクト名簿を作成したようです」(球界関係者) とはいえ、「まさか、内海とは!?」というのがホンネだろう。 内海は15年間で通算133勝を挙げたベテランだ。高校生だった2000年、複数球団が1位指名リストに挙げていたが、祖父が巨人投手だった関係で「それ以外の球団に指名されてもプロには行かない」と表明。事実、オリックスの1位指名を辞退し、社会人を経ての巨人入りという遠回りを選択している。 そういったチーム愛を持った選手が移籍を受け入れたのも驚きである。ルール上、移籍を断った場合、その選手は引退以外の選択はない。 元巨人選手がこんな書き込みをしている。<略− 他球団の血を入れたら絶対ダメな人を持ってかれた。もう巨人の監督できないやん。> 巨人は生え抜きのOB以外から監督を選んだことはない。この「生え抜き」の定義だが、聞く人によって若干異なるが、「巨人に指名されて、巨人で引退したOB」というのは間違いなさそうだ。読売グループの関係者によれば、「エースか、4番。その重圧に耐えた者でなければ務まらない」とのことで、第二期原政権のエースだった内海には、その資格が十分にあったわけだ。元巨人選手の書き込みは、引退後にも及ぶ大事件だと訴えていたのだろう。 パ・リーグ出身のプロ野球解説者に今回の内海移籍について聞いてみた。 「巨人の監督人事はともかく、西武球団の野球組織を経験するのは、絶対にプラスです。対戦投手のデータ解析は細かいし、選手に答えを教えるのではなく、考えさせるんです。たとえば、対戦投手の牽制におけるクセを教える際、実際の映像を見せ、スコアラーは『どう思う?』と聞き、選手が正解を出すまでトコトンまで付き合うというか。選手に考える力を養わせるんです」 こういう話を聞くと、移籍は選手にとってプラスになるものも多いようだ。 とはいえ、こんな指摘も聞かれた。「内海移籍の発端となった炭谷のメンタル面が心配です。炭谷はマジメ、気配りのできるタイプですし、これから先、巨人選手に余計な気を使わなければいいのですが」(前出・スポーツ紙記者) 原辰徳監督(60)はゼネラルマネージャー制を嫌い、チーム編成に関する権限を自身に集中させた。つまり、若手中心の名簿作成は原監督の指示であり、内海移籍となった場合も想定していたことになる。原監督に対する不信感に発展しなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月21日 07時00分
東京五輪の猛暑対策で方針決まらず大混乱! マラソンは記録より人命優先!?
オリンピック競技の花形と呼ばれるマラソンが、2年後に迫る東京五輪では最大の懸案事項となっている。「最終的な決定は見送られましたが、東京五輪組織委員会は『競技開始時間の前倒しで決着したい』としています。IAAF(国際陸上競技連盟)は難色を示しており、日本の陸連も批判的です」(陸連担当記者) 何を揉めているのかというと、東京五輪におけるマラソンのスタート時間だ。女子は8月2日、男子は同9日に行われるが、誘致時の計画では「午前7時半スタート」だった。その後、暑さ対策から午前6時に繰り上げる案が出たが、それでも厳しいとなり、5時半案、5時案も検討された。 五輪組織委の森喜朗会長は、「年内に結論を出すつもり」と今月5日の会見で述べたが、前倒し案は別の問題もはらんでいるという。 「マラソンにおいて、会場を警備、サポートするスタッフは、スタート3時間前に現地入りするのが常識。早朝スタートでは、沿道に配置されるスタッフは始発電車でも間に合わない。マイクロバスで移動するとして、午前6時スタートなら、組織委は彼らを3時から働かせるつもりなのか。ゴールに倒れ込む選手と一緒に、スタッフも睡眠不足や疲労で倒れますよ」(関係者) 早朝スタートでは、選手も体調管理が難しい。そこで再浮上しているのが、マラソン競技会場の変更だ。「被災地復興」の名目で、福島か宮城にマラソン会場を移動させたほうがいいのではないかというものだ。確かに、東京より気温は若干低そうだが、それでも問題の全面解決には至らない。 「組織委の中に各競技の専門家がいないので、競技団体からの苦情が絶えません。マラソンの沿道におけるミスト器機の設置、給水所の増設なども伝えられましたが、こちらは進展がありません」(前出・記者) 沿道で深夜3時から働かされるとなっては、すでに不足が心配されている計11万人のボランティアスタッフも、さらに募集困難になりそうだ。 このままでは、マラソン中継が“災害報道”レベルの惨事になるかもしれない。
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