スポーツ
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スポーツ 2019年06月05日 17時40分
一軍デビュー目前 吉田輝星ができなかったオトナの投球
伸びしろは十分あるということか…。 昨夏の甲子園ヒーロー、吉田輝星(18=北海道日本ハムファイターズ)が、一軍デビューへの最終調整とされていた6月4日のマウンドで「課題」を残してしまった。 イースタンリーグ・巨人戦に先発し、3回を投げて、被安打6、失点6。二軍首脳陣が予定していたとされる「90〜100球」まで持ちこたえられず、71球で降板となった。 吉田が反省の弁を述べ、テレビ中継を遠征先で見ていた一軍の栗山英樹監督(58)が「いいものも感じられた。悪いものも感じられた。ちょっと考えます」と”含みのある言い方”をしたのは、既報通り。12日の対広島戦での一軍デビューが有力視されている。栗山監督のコメントを額面通りに受け取ると、一軍昇格が実現するのかどうか分からなくなってしまった。 「巨人先発の高田萌生(20)も3イニングで降板していますが、こちらは予定通りといった感じ。変化球を内外角のコーナーギリギリに散らし、勝負どころで力強い真っすぐを使い…。吉田は変化球でストライクを取れなかった」 ネット裏に陣取っていた他球団のスコアラーがそう評していた。 高田はプロ3年目、創志学園のエースとして甲子園大会のマウンドを踏んだ。2年上とはいえ、キャリアの差が出たようだ。その高田も近く、一軍に昇格すると伝えられており、吉田同様、この日は昇格に備えての調整登板だった。力勝負でストレートを投げ込む吉田と、変化球を織り交ぜた高田のオトナのピッチング。現時点では新人と3年目の「差」は否めない。しかし、吉田がその差を埋めるのはそう遠い日の話ではないようだ。 日本ハム関係者によれば、吉田は先発試合の2日前(2日)、実戦をイメージしたブルペン投球を行ったそうだ。 「フォークボールも投げさせましたが、これはまるでダメ。ホームベースの前でワンバウンドしてしまいました。スライダー、カットボールも投げさせましたが、この時点で二軍首脳陣は4日の結果を予想していたみたいでした」 吉田はスライダー、カットボールに手応えを感じていたそうだ。評価が分かれた理由が興味深い。吉田は変化球を低めに集めようとしていた。その日は低めに投げ込むことができたそうだ。しかし、首脳陣は「低めに」と的を絞った後、その軌道が変わったことを見逃さなかった。首脳陣は4日の登板で失敗し、そこで「このままではダメだ」と思うだろうと予想したそうだ。高校時代は自慢のストレートで押し切ることができたが、プロの世界ではそれだけでは通用しない。「一軍で活躍するには何が必要なのか分かればいい」というのが、二軍首脳陣の判断だった。 「吉田は『感覚』で投げています。変化球の握り方、力加減でどう変わるのか、知識として習得していません」(前出・関係者) 4日の試合後、吉田は取材陣の要請に応じ、反省のコメントを出している。 「今日に関しては悪いところしかない。次の登板までに修正したいと思います」 自分のピッチングを客観的に語っていた。二軍首脳陣の考えた通り、吉田の育成は次のステージに進むことになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月05日 17時30分
いよいよ始動のソフトバンク・スチュワート ネット上には早くも“転売品”が
“金の卵”のプロ野球生活が、いよいよスタートした。 ソフトバンクが獲得を発表し、各方面で大きな話題を呼んだ全米ドラ1右腕のカーター・スチュワート。3日の入団会見に引き続き、4日に首脳陣・チームメイトと挨拶を交わしたことが報じられている。 報道によると、本拠地ヤフオク!ドームに出向いたスチュワートは、工藤公康監督や松田宣浩らと交流。また、5日からは二軍の施設で練習を開始することも合わせて伝えられている。 当初の進路であったメジャーリーグからはいったん離れ、6年総額700万ドル(約7億7000万円)の契約でソフトバンクに入団したスチュワート。6年後に堂々とメジャーへの帰還を果たすため、当面は二軍、もしくは三軍で経験を重ねる見通しとなっているが、2日に一軍戦を観戦した際には気づいた観客がサインを求めて殺到するなど、早くも人気が過熱し始めている。 ただ、やはりというべきか、その人気は悪い方向にも影響を及ぼし始めている。現時点ではまだ1球も投げていないにも関わらず、ネット上に転売品が出現しているのだ。 某大手オークションサイトを見てみると、スチュワートのサインが入ったボール、色紙がそれぞれ1点ずつ出品されている。この2点はどちらも5000円の値札が付けられており、ボールに関しては既に入札も記録されている。 現時点でこのような状況ならば、今後活躍すればもっと食指を伸ばされることは想像に難くない。場合によっては、今年2月に発生した中日・松坂大輔の“右肩破壊”のような危険に見舞われるリスクも出てくるだろう。 冒頭のようなキャリアを持つスチュワートの育成は、同様の有望株が日本を経由するルートを確立するためにも重要な意味合いを持つ。そんな選手が一部の暴走で“傷モノ”になったとあれば、日米両国で大騒動が巻き起こることは必至だ。 いらぬリスクを回避し安全に育てるために、まずはファン対応のやり方から教え込んだ方がいいのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月05日 12時00分
坂口佳穂 ポスト浅尾美和に浮上した新ビーチの妖精
近年、下火だったビーチバレー界に復活の兆しが見え始めている。’20年の東京五輪では正式種目として参加予定。ルックス抜群のナイス美女、坂口佳穂(23)に要注目だ。 「かつてビーチバレーというと、現スポーツコメンテーターの浅尾美和(33)で盛り上がった。ビーチは世界的ルールで、ワンピースや大き目のセパレート水着を着用してはいけない。なるべく小さな水着を着て、“華やかさを見せる”ことも、一流選手の証だといいます。つまり、胸やお尻が見えても平気ということ。浅尾は美女でも“露出”する根性がなかったので、一流になれなかったのでしょう」(ビーチバレー関係者) そこへいくと坂口は、実にセクシーで芯が通っている。小学1年生からバレーボールを始め、中学3年生でビーチに出会う。“大空のもとでやるバレー、しかも水着で体の魅力を見せられるのもうれしい”と即、転向を決意したという。 「坂口は身長172センチなので、室内のバレーでは通用しない。しかしビーチでは、砂というジャマがあるので、必ずしも大柄選手が有利とは限らない。何よりビーチは見せる競技ですから、単に強いだけじゃ人気は出ない。肌の露出が多いくらいの方が、スポンサーがつきやすいのです」(同) 坂口はB86・W62・H86の迫力ボディー。武蔵野大学時代にB89のFカップボディーで脚光を浴びたこともあるが、試合結果はイマイチ。大学時代は目立った成績を残すことはなかった。 「顔は美少女系で、大学に入った当初はテレビによくゲストで出ていた。そのため、先輩たちにやっかみを買ったこともあったとか。その影響もあったのか、練習に励み、ヤセて体のキレがよくなったというから立派」(スポーツ紙記者) 昨年、鈴木悠佳子(31)と組んで、ツアー初優勝。’18年のビーチ界の国内ランキング1位になった。 「正直、坂口はビジュアル先行型の傾向もありますが、実績のなかった浅尾よりははるかに上でしょう。ただ、いくら国内大会で勝ったところで、海外で優勝しないと話にならない。もともとマイナー競技ですから、持ち前のルックスとお尻、そして“露出”で世界を獲れるか。彼女がスパイクをすると、ギャラリーは、胸のゆさゆさに釘付け。楽しみです」(同) 大いに見せていただきたい。
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スポーツ 2019年06月05日 11時45分
「不思議な感じ」DeNA伊藤光、“恩返し弾”で古巣オリックス球団&ファンに感謝!
セ・パ交流戦DeNA 3-1 オリックス(1回戦)※DeNAの1勝▽4日 京セラドーム大阪 観衆 16,972人 「10年間、オリックス球団に支えていただいて今の自分がある。横浜で活躍することが恩返し。打席に入る時に拍手をいただき感動しました」 初めて京セラドーム大阪の“3塁側”でヒーローインタビューに立ったDeNAの伊藤光は、古巣オリックス球団とオリックスファンに対して感謝の意を口にした。 伊藤は昨年7月9日に高城俊人、白崎浩之との交換トレードで、赤間謙と共にオリックスからDeNAに移籍。このトレードはDeNAとオリックス双方のファンにショックを与えるほどの衝撃だった。久しぶりにかつての本拠地である京セラドームのグランドへ降りた伊藤は、1塁側で練習中のオリックス関係者、選手らに挨拶を済ませると、3塁側に戻りDeNAの練習へ。 「いつも1塁側だったので、3塁側は初めて。少し迷子になりました(笑)。ずっと初めてオリックスとやるのがモチベーションになってましたし、交流戦の最初がオリックスというのは運命を感じますね」 練習後、話を聞くと古巣との試合に対する並々ならぬ意気込みを感じた。その意味は試合後にわかることになる。 試合は、オリックス先発でパ・リーグの防御率1位ピッチャー山本由伸から、2回に伊藤が5号ソロホームランを叩き込み先制。4回には大和の2点タイムリーも飛び出し、8回にはパットンがオリックスのロメロに4号ソロホームランを打たれるも、最終回は守護神の山崎康晃が抑え、DeNAが交流戦の初戦を勝利で飾った。最終回までリードも冴え渡った伊藤を、ラミレス監督も「私も経験したことがあるが、長年やっていたチームから離れて、こうして戻ってきて活躍してくれて有難い。今年いちばんの素晴らしい活躍だった」と称賛した。 伊藤は「嬉しかったですね。(3塁側でヒーローインタビューを受けるのは)不思議な感じがしました。ただ、オリックスファンの方にはコメントすることなく移籍してしまったので、きょう来ていただいたオリックスファンの方にはヒーローで伝えられて、いいチャンスだったかなと思います」と話し、ヒーローインタビューという「場」を借りて、古巣への感謝の意を伝えたいという強い気持ちを持って臨んだ一戦だったようだ。 しかし、センチメンタルな気分はここまで。両チームともに首位と大きく離されているだけに、残り2戦も落とせない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月05日 11時30分
「さすがに笑うしかない」巨人・高木の“悪運”にファンが困惑
敗色濃厚から一転、まさかの展開が待ち受けていた。 敵地・楽天生命パークで行われた4日楽天戦に「3−2」で勝利し、交流戦白星スタートを切った巨人。その試合の8回に登板した高木京介が、ファンから予期せぬ注目を集めている。 「1−1」の場面でマウンドに上がった高木は、先頭の茂木栄五郎を二ゴロ、続く今江年晶を空振り三振で抑え、すんなりと2アウトを奪取。最終回での勝ち越しに向け、このままいい流れを作っていくかと思われた。 しかし、直後に迎えた浅村栄斗に5球目のチェンジアップを捉えられると、これが左翼席に飛び込む14号ソロに。痛恨の失点を喫したところで原辰徳監督は田原誠次の名前をコールし、高木は無念の降板を強いられた。 このまま敗れると、デビュー以来継続させている連続無敗記録(159試合/プロ野球記録)が途絶えるところだった高木。ただ、土壇場の9回にクリスチャン・ビヤヌエバが7号2ランを放ったことによりチームは逆転。これにより高木の黒星も消滅し、逆に160試合へと無敗記録を伸ばすこととなった。 記録ストップの危機から、思わぬ“延命”に成功した形となった高木。これを受けたファンからは、「チームが勝ったのは嬉しいけど、そんな都合のいい展開ある?」、「悪運強すぎてさすがに笑うしかない」、「何か持っているとしか思えない」といった困惑の声が多数寄せられている。 一方、中には「賭博で1敗してるから厳密には不敗神話ではない説」、「賭博以外では絶対に負けない男」、「これだけ運がよかったらそりゃギャンブルもしたくなるわな」といったコメントも。高木が過去に野球賭博に手を出していたという事実は広く知られているが、これを元に際どい“大喜利”に興じるファンも少なからず見受けられた。 良くも悪くも、運の強さがクローズアップされた高木。試合後の報道では特に記録に対する言及はしていないが、この調子ならば当分無敗記録が途絶えることもないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月04日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ラッシャー木村」金網からマイクまで “塞翁が馬”のプロレス人生
ラッシャー木村と聞いてイメージするのは金網デスマッチか、はぐれ国際軍団としての悪党ぶりか、はたまたファミリー軍団か。 いずれも毛色の異なる役割ながら、すべて自然にこなしたことは、人間性も含めたプロレスラーとしての能力の高さを証明していると言えよう。※ ※ ※“人間万事塞翁が馬”という言葉がある。中国の故事にちなんだもので、大意としては「幸運が不運につながることもあれば、その逆もしかり。何事につけても一喜一憂せず、自然の流れに身を任せるべし」ということになろう。 ラッシャー木村のプロレス人生は、まさに“塞翁が馬”を地で行くものであった。少年時代からプロレスラーを志望していた木村だが、高校を中退して大相撲の宮城野部屋に入門。稽古を見学に行った際に親方から誘いを受けたことがきっかけで、木村本人は「ちゃんこをごちそうになった手前、断れなかった」と当時を振り返っている。 期待の若手として幕下まで昇進したものの「十両に上がったら辞められなくなる」と廃業を決意。1964年、日本プロレスに入門する。 24歳にして念願のプロレスラーとなった木村だが、デビューから2年後の1966年、付き人をしていた豊登が東京プロレスを旗揚げしたのに付き添うかたちで日プロを離脱。翌年、東プロが崩壊すると吉原功社長の誘いを受けて、旗揚げ間もない国際プロレスに移籍することになる。 「誘われたと言うと聞こえはいいが、実際は選手が余剰気味だった日プロ側が受入れを拒んだという面もあったようです」(スポーツ紙記者) 国プロではグレート草津やサンダー杉山、ストロング小林らに次ぐ格付けとされるが、海外武者修行を経て凱旋帰国した1970年10月、大阪府立体育館において覆面レスラーのドクター・デス(のちにジャンボ鶴田の国内デビュー戦で相手を務めたムース・モロウスキーが正体)と、日本初となる金網デスマッチで闘ったことが転機となる。 木村の額から血が流れ落ちる凄惨な試合内容は、この頃に国プロを放映していたTBSが「二度と金網戦は放送しない」と断じたほどであった。しかし、事前の告知が少なかったためにテレビ中継を見逃したファンも多く、それがかえって評判を呼ぶ。 これを受けて同年12月、東京・台東体育館において“狂牛”オックス・ベーカーとの金網戦が組まれることとなった。長らく中堅に甘んじてきた木村がようやく日の目を見た格好だが、その試合で木村はベーカーの椅子攻撃により左足を複雑骨折。試合はなんとか勝利で終えたものの、入院生活を余儀なくされた。 だが、話題性に乏しかった国プロにおいて長期療養できる余裕はなく、わずか3カ月後にはギプスで故障箇所を固めて金網戦に復帰。 「このときの無理がたたって、以後、木村は左足の踏ん張りが利かなくなったようです」(同) かのルー・テーズが(国プロ参戦時のリップサービスもあっただろうが)「レスリングと相撲をマスターしている木村はジャイアント馬場やアントニオ猪木よりも強い」と語ったように、実は関節技やグラウンド技術にも長けていたというから、左足の故障がなければまた違ったレスラー人生となっていたかもしれない。★故障を押しての金網デスマッチ 動きが限られたことでデスマッチに専念せざるを得なくなった木村だが、金網戦では無敗の偉業を打ち立て“金網の鬼”の異名を取るまでになった。 1981年に国プロが崩壊すると、木村はアニマル浜口、寺西勇と「国際軍団」を結成して、新日本プロレスに乗り込むこととなる。 ただし、これも木村が望んだわけではなく、国プロ倒産前に企画されていた新日との対抗戦実現のため、吉原社長に義理立てしたものであった。 初登場時の「こんばんは」のあいさつは新日ファンの失笑を買ったが、後年、全日本プロレスでのマイクパフォーマンスにつながったことを思えば、これも“塞翁が馬”の一例と言えよう。 新日においては猪木との1対3変則マッチなど屈辱的なマッチメークをされたものの、悪名とはいえ知名度は格段にアップ。旧UWF設立時には新間寿氏からエース格として招かれる。「当初は猪木が移籍して、新たにテレビ局からカネをせしめようという計画でした。そこで遺恨再燃を狙ったわけです」(同) テレビ局獲得に失敗して新間氏が離れると、木村はUWFに居場所がなくなり全日へ移籍。その人柄を馬場に認められて“義兄弟コンビ” を結成すると、また新たな人気を獲得する。 馬場亡き後、三沢光晴からプロレスリング・ノアの旗揚げメンバーに迎えられると、一線を引いた後も終身名誉選手会長として遇されたのであった。ラッシャー木村***************************************PROFILE●1941年6月30日〜2010年5月24日(68歳没)。北海道中川郡出身。身長185㎝、体重125㎏。得意技/クロス・チョップ、ブルドッキング・ヘッドロック。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年06月04日 22時30分
新日本6.5両国大会メインは鷹木信悟対オスプレイのBOSJ決勝戦!全カード決定!
新日本プロレスは4日、『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26(BOSJ)』最終戦(6.5東京・両国国技館)の全対戦カードを発表した。 メインイベントは連日各地で激闘を繰り広げたBOSJ優勝決定戦だ。 Aブロック代表は9戦全勝の鷹木信悟。昨年10月の両国大会でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに加入以降、一度もフォール、ギブアップで負けていない。今シリーズでも快進撃を見せた。ジュニア離れしたパワー、そして15年のキャリアに裏打ちされた試合運びで他を寄せ付けず、念願の両国のメインを勝ち取った。このまま全勝優勝し、IWGPジュニアヘビー級王座に挑戦したいところ。 Bブロック代表のオスプレイは持ち前の空中技をベースに好勝負を連発し、7勝2敗で公式戦を1位通過。2位に6勝3敗で4人が並ぶ大混戦となったが、最後に田口隆祐を破り、執念で勝ち抜いた。今年は1.4東京ドーム大会で飯伏幸太からNEVER無差別級王座を奪取したのを皮切りに、『NEW JAPAN CUP』参戦などヘビー級戦線でも結果を残したオスプレイ。2016年以来の2度目の優勝を狙う。 3日の岡山・ジップアリーナ岡山大会でオスプレイが優勝決定戦進出を決めた直後、両者は対峙。鷹木はオスプレイを称えつつも「今のオレ、誰にも負ける気がしねえ!お前の自信満々な鼻っ柱をへし折ってやる!」と宣戦布告すると、オスプレイも「アイ・ラブ・ニュージャパンプロレス。オレこそがお前を最初に倒す男だ。オレがドラゴンを成敗する!」と挑発合戦を繰り広げた。BOSJ初となる両国での優勝決定戦に向けて、ジュニアの枠を超えたまさに『スーパーJr.』が見られるのは間違いない。 セミファイナルでは、王者のジュース・ロビンソンに、ジョン・モクスリー(元ディーン・アンブローズ)が挑戦するIWGP USヘビー級選手権がラインナップされた。WWEのトップスーパースターが離脱後、AEWと契約したことに世界のファンは驚いたが、新日本参戦はさらなる驚きを与えた。関係者の話によると世界の大物の参戦が決まり、両国大会のチケットの売れ行きも一気に伸びたという。2階席は完売。1階のマス席も残りわずかだ。セミ前では、棚橋弘至が因縁のジェイ・ホワイト相手に復帰する。両者とも9日に開催される大阪城ホール大会のカードは決まっていない。 6.9大阪城大会でクリス・ジェリコの挑戦を受けるIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカはロッキー・ロメロとのタッグで、ブロディ・キング&マーティー・スカルと対戦。6.9大阪城大会で対戦が決まっている飯伏と内藤哲也、タイチと石井智宏もそれぞれユニットでチームを編成し、飯伏・内藤は8人タッグ、タイチ・石井は10人タッグで激突する。CHAOS&本隊連合のメンバーには獣神サンダー・ライガーが名を連ねており、鈴木軍としてタイチと組む鈴木みのるとの絡みにも注目だ。 第2試合では、田口隆祐&SHO&YOH対石森太二&エル・ファンタズモ&ロビー・イーグルス、第1試合は、ドラゴン・リー&ティタン&海野翔太対バンディ―ド&ジョナサン・グレシャム&成田蓮のBOSJスペシャルタッグマッチがラインナップされた。ファンタズモとイーグルスは関係にヒビが入っているだけにスムーズにいくのだろうか。 新日本にとって今年初の両国大会は激闘必至である。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月04日 17時40分
過去14シーズンで5回 交流戦期間中に頻発する監督交代劇
本日4日から、戦いの火ぶたが切って落とされるプロ野球交流戦。初年度となった2005年から、今年で15年目の節目を迎えた。 交流戦の歴史の中では、パ・リーグがセ・リーグを圧倒するいわゆる「セ低パ高」を筆頭に、様々なトピックが誕生している。過去に5回勃発している「監督の途中交代」もその一つだ。今回はこれまでに起きた交代劇を、交流戦開幕を前に改めて振り返っていきたい。 初めての事例となったのは、2008年オリックスのテリー・コリンズ。5月21日阪神戦後に辞意を表明し、一軍ヘッド兼内野守備・走塁コーチの大石大二郎が急きょ代行を務めた。なお、8月1日に正監督となった大石は、最終的にチームを2位まで浮上させている。 次に交代劇が起こったのは、2010年ヤクルト。それまでは高田繁が指揮を執っていたが、チームが交流戦に入って9連敗したことも影響し辞任。後任を務めたのは、現在第2次政権の真っただ中にいる小川淳司だった。 これ以降は、しばらく交流戦期間中の監督交代は無かったが、4年後の2014年からは、2年連続で政権交代が勃発。2014年は埼玉西武の伊原春樹(6月4日DeNA戦後/後任は田辺徳雄)、2015年はオリックスの森脇浩司(6月2日巨人戦後/後任は福良淳一)がそれぞれ休養し、前者は6月27日、後者は8月31日をもって正式に退任となった。 そして、直近の例となるのが昨年の楽天。同年は2016年に監督に就任した梨田昌孝の3年目のシーズンだったが、開幕からチームは低空飛行。結局、6月16日阪神戦後に無念の辞任となり、現在の監督である平石洋介がそのバトンを受け継いでいる。 以上の事例を踏まえると、交流戦期間中に監督交代が起こる可能性は約「35.7%」と決して低くはない。先日セ・リーグワーストタイの16連敗を喫したヤクルトの小川監督などは、場合によっては決断を迫られる可能性も否定できないだろう。 チームの成績のみならず、体制にまで大きく影響を及ぼす交流戦。全108試合の中で、各球団の情勢はどのように推移することになるだろうか。(文中・一部敬称略)文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月04日 17時30分
選手会主張の「現役ドラフト」で巨人が骨抜きにされる?
この新制度の導入は、ほぼ間違いないだろう。しかし、「対象選手」は“日本流”に拡大されそうだ。 6月3日、日本野球機構(NPB)の理事会と12球団代表者による実行委員会が開かれた。主テーマは来シーズンの日程。東京五輪の影響でペナントレースが変則日程となるため、開幕戦は例年よりも1週間ほど早い3月20日に設定された。すでに決定していたこの日程に対し、一部から「2月1日のキャンプインも前倒しする必要があるのではないか」と提案されたのだ。 「結論としては、現状のまま2月1日のキャンプインと決まりました。先に行われたNPBとプロ野球選手会の事務折衝の内容についても、改めて報告されています。会議の主テーマは日程問題ですが、本当は、出席者は選手会との折衝内容を確認することに重点を置いていたようですね」(ベテラン記者) その事務折衝は、5月20日に終わった。一部報道にもある通り、選手会は出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト」の導入を提案している。 同26日、選手会は改めて現役ドラフトについて説明している。出場機会に恵まれないプロ選手の移籍を促進しようと、ある一定の基準を決めて、一軍出場の試合登録日数がそれに満たない選手を対象にした“新・ドラフト会議”を行う。指名後は金銭トレードの手続きをし、移籍となる――。いくつかの海外プロ組織ではすでにこの制度が導入されている。メジャーリーグでは、「ルール5ドラフト」と呼ばれている。メジャーリーグの試合出場が可能な40人枠に入っていない選手が対象となり、加えて、契約したときに19歳以上だった選手は4年、18歳以下は5年が経っているとの条件が定められている。 「獲得したら、次年度のシーズンは、必ずシーズンを通じて、ベンチ入り登録の25人の中に入れなければならないと決められています。できなかった場合は、旧在籍チームに返す約束になっています。ジョシュ・ハミルトン、ヨハン・サンタナのように、このドラフトでチャンスをつかみ、のちにリーグを代表する選手に成長したケースもあります。でも、大半は試合に出るのがやっと…」(米国人ライター) 選手会は、このメジャーリーグ式のルール5ドラフトをイメージしているそうだ。コーチ経験を持つプロ野球解説者がこう言う。 「選手が移籍することで活躍の場、出場機会が増えるのは良いことだと思います。とはいえ、若手選手が移籍先で活躍すると、旧在籍チームでは現場批判が起こります。選手会は交換トレードをもっと増やしていくべきとも提案していましたが、その方が経営陣も歩み寄れると思います」 旧在籍球団への批判を懸念する声は少なくなかった。三軍制のソフトバンク、巨人は特に標的とされるだろう。しかし、こんな意見も聞かれた。「若手選手でなければ、ダメなのか」――。 「出場機会を奪われたベテランも対象に入るのなら、旧在籍チームへの批判も出にくい。ベテランが必要とされ、移籍チームのために尽くし、中堅・若手にこれまで学んできたものを教えるのなら、その方が球界全体のイメージアップにもなります」(関係者) リストラからはい上がるストーリーは日本人が好むもの。若手ばかりではなく、全ての年代にチャンスを広げるのならば、経営陣も前向きになれるだろう。NPBは今回の選手会の提案に対し、明確な回答をしていない。 「選手会と対立すると、今秋のプレミア12、東京五輪、次回WBC大会の選手派遣にも影響してくる。穏便に解決したいというのも、経営サイドのホンネです」(前出・同) 日本式のルール5ドラフトが確立される可能性は高い。
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スポーツ 2019年06月04日 17時00分
球界摩擦勃発へ ソフトバンクが米ドラフト1位候補闇討ち強奪
トランプ米大統領が来日する中、今年6月のMLBドラフト会議で上位指名が確実視される大物新人投手がソフトバンク・ホークスに強奪され“球界摩擦”が発覚した。昨年、MLBのドラフト会議でブレーブスから1巡目指名(全体の8番目)を受けた最速158キロ(98マイル)右腕、カーター・スチュワート投手(19)と契約に合意したとMLB公式サイトが伝えたのだ。 「スチュワート投手は昨年、ブレーブスから契約金450万ドル(約4億9500万円)を提示されたが、身体検査で右手首に異常が見つかり200万ドル(約2億2000万円)に減額。これで交渉が決裂し、スチュワート投手は大物代理人のスコット・ボラス氏と契約し、東フロリダ州立短大に進学して今回のドラフトに備えていた」(スポーツ紙デスク) そこに割って入ったのが、負傷者が続出し、急な戦力補強を迫られていたソフトバンク。かつて松坂大輔や田中将大を手がけたボラス氏の売り込みに乗り、ブレーブスが当初提示した条件に近い6年総額700万ドル(約7億7000万円)で獲得に漕ぎ着けたのだ。 まだプロで1球も投げていない新人にこれだけの巨額を投じるのは、確かにリスクがある。しかし、孫正義オーナーには、したたかな計算もあるという。 「日本のプロ野球界でトップ選手に育て、ポスティング・システムを使ってメジャーに売り付けるのです。そうすれば20億円の譲渡金が入り、十分に商売として成り立ちます。この間、ソフトバンクの戦力にもなり、一石二鳥。『第二のスチュワートを物色している』という怪情報も飛び交っています」(同) ここで問題になるのが、日米の新人選手獲得の不均衡だ。日本の球団がアメリカのアマチュア選手を獲得することに、ルール上の縛りはない。 だが、日本には、2008年にドラフト1位指名候補の田澤純一投手が日本球界入りを拒んでMLB入りした際、「日本球界を経ずにMLB入りした選手は、日本に戻っても高卒選手は3年間、大卒・社会人は2年間、日本の球団と契約できない」という通称“田澤ルール”が存在する。「この不均衡に目くじらを立てているのが、“アメリカ・ナンバー1主義”を掲げ、貿易摩擦の解消に躍起になっているトランプ大統領です。アメリカの優秀な若者が日本でプレーできるのに、日本人選手がメジャーでプレーすると、帰国時に条件が加えられる。これでは日米の経済に悪影響を与えかねないという。たかがベースボールとはいえ時期が時期だけに、関係者は不均衡の是正を迫られているのです」(在米ライター) この“田澤ルール”さえなくなれば、高校卒業後に即メジャー入りを目指した菊池や大谷のような選手が多く出現するはず。楽しみは増えるが、同時にMLBに日本のトップアマチュア選手を総ざらいされる危険性も併せ持つ。 今回のソフトバンクの英断は快挙だが、日本球界存続の危機でもある。
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第24回サプリメント」
2010年07月14日 11時00分
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元サッカー日本代表監督のトルシエ氏 「中村俊輔をベンチに下げた岡田監督の勇気は褒めるべき」
2010年07月13日 16時00分
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球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(19) 「8時半の男」
2010年07月13日 14時30分
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日本人メジャーリーガーの『帰国ラッシュ』が始まる?
2010年07月13日 12時00分
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過去の講演会まで有難がられている岡田監督
2010年07月12日 18時00分
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参院選、巨・神大物OB共倒れに球界衝撃
2010年07月12日 17時00分
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松坂放出説再燃の危機
2010年07月10日 14時30分
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新人王コンビ復活劇
2010年07月10日 13時30分
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孫正義オーナーがホークスナインを緊張させたワケは?
2010年07月10日 08時00分
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第23回、ビルドアップ走」
2010年07月09日 14時30分
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新監督4人の苦悩と今後
2010年07月09日 12時30分
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球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(18) カズミさん
2010年07月08日 18時00分
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皆は知ってる? サッカーW杯のベスト4に残った男達
2010年07月08日 13時30分
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「YONEX OPEN JAPAN 2010」の大会PR大使に小椋久美子が就任
2010年07月08日 12時30分
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スポーツ
雄星、フレッシュオールスター辞退の波紋
2010年07月07日 17時00分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第22回、ペース感覚」
2010年07月07日 15時00分
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スポーツ
オールスター珍事? 田中マー君の登録抹消で楽天が大慌て
2010年07月07日 12時00分
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スポーツ
やっぱり小さい頃からすごかった! 個性派スポーツマン松井大輔伝説
2010年07月06日 15時30分
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スポーツ
落合見下ろしの球宴監督推薦の原人事
2010年07月06日 14時30分