スポーツ
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スポーツ 2019年06月03日 11時30分
オリックス4連敗も『バファローズ高校』は大阪桐蔭高校吹奏楽部の好演もあり大成功!
オリックス 5-8 日本ハム(11回戦)※オリックスの3勝6敗2分け▽2日 京セラドーム大阪 観衆 24,416人 オリックスは2日、夏の高校野球甲子園大会をオマージュしたイベント試合『大阪代表バファローズ高校(初出場)』を初開催した。 京セラドーム大阪のコンコースには、オリックスの選手が高校時代に着用していたユニフォームが展示され、ウグイス嬢は実際に甲子園球場でアナウンスしていたOGを起用。スタメン発表時には、「君」づけのアナウンスとともに出身高校がアナウンスされ、高校時代の写真がビジョンに映し出された。「君」づけのアナウンスは、オリックスの選手のみ試合終了まで行う徹底ぶりだ。 試合前のメモリアルピッチには、高校野球芸人のかみじょうたけしが登板し、選手宣誓も行った、かみじょうは野外ステージBsStageでトークショーも行っており、かみじょうとは違う局の中継ゲストとして来場していた、オリックスファンで知られるお笑いコンビますだおかだの岡田圭右が飛び入りし、集まったファンは大喜び。かみじょうは中継でも、高校野球のマニアックな知識を惜しみなく披露している。 このイベントの目玉は、大阪桐蔭高校吹奏楽部とオリックス私設応援団による豪華なコラボレーション。大阪桐蔭高校吹奏楽部はグラウンドでパフォーマンスを披露した後、外野上段席へ。通常、京セラドームでは外野下段席を応援席として使っているが、楽器が大きいものもあることから、私設応援団もこの日は上段へ。試合開始から終了まで全力演奏で、オリックスの選手応援歌や、チャンステーマなどを演奏し続けた。5回と6回は大阪桐蔭高校吹奏楽部が高校野球の応援で使われる楽曲を披露し、高校野球ファンを喜ばせた。 関係者の話によると、今回のイベント出演に向けて、大阪桐蔭高校吹奏楽部は約30曲のレパートリーを練習したという。私設応援団のトランペット、笛、太鼓の音が加わることで、京セラドーム全体に迫力満点な演奏が響き渡ったのは言うまでもない。 そんな応援に感化されたのか、チームは8回に、杉本裕太郎、ロメロの連続ホームランで追い上げたが、3点差で敗れ、引き分けを挟んで4連敗。交流戦前最後の3連戦をひとつも勝てないまま、4日から京セラドームにDeNAを迎えて交流戦に突入する。 チームの勝利に結びつかなかったのは残念だが、帰路につくファンからは「きょうは来て良かった」という声が多数聞かれており、「大阪代表バファローズ高校(2回目)」にも期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月03日 10時30分
巨人・坂本の本塁打数が早くも昨年越え チーム初の記録も視野に?
巨人・坂本勇人が、本塁打量産体制に入っている。2日中日戦も2打席連続でアーチをかけ、これで今シーズンの本塁打数は19。2位(15本)に4本差をつけ、タイトル争いの先頭を快走中だ。 プロ4年目の2010年に自己最高の31本塁打をマークするも、それ以降は毎年20本前後の本数に留まっていた坂本。脇腹痛による離脱があった昨年(109試合出場)も、打率はキャリアハイ(.345)ながら本塁打は18本とほぼ例年通りだった。 しかし、冒頭で述べた通り、今シーズンは2日終了時点(51試合出場)で早くも昨年の本塁打数をクリア。また、好調なのは本塁打数だけではなく、打率(.340/3位)、打点(41打点/1位タイ)もリーグ上位の数字を叩き出している。 原辰徳監督のもと、2014年以来のリーグ優勝を目指している巨人。その悲願の達成に、円熟の時を迎えつつある30歳の活躍は今後も必要不可欠だ。 ここまでの坂本の本塁打ペースは1試合約「0.37」本。もちろん、今後の戦いの中でペースが落ちる可能性もあるが、仮にこのまま行くと、その数は40の大台を軽々突破する計算になる。 過去に40本塁打を達成したショートは、1985年の宇野勝(中日/41本)のみ。今シーズンの坂本が40本をクリアすれば、球界では34年ぶり2回目の偉業が現実のものとなる。 一方、所属チームである巨人に当てはめると、40本塁打クリアは史上初の出来事となる。坂本は入団から現在まで、チーム一筋の生え抜き右打者だが、過去にこの括りで、40本塁打をクリアした巨人の生え抜きはゼロ。長嶋茂雄や原辰徳といった右のスラッガーたちも、前者は最高39本(1968年)、後者は36本(1986年)と40本には届いていない。 「打率.350・7本塁打・15打点・35安打」で4月の月間MVPを受賞し、「打率.327・10本塁打・22打点・32安打」をマークした5月も候補選手に名を連ねるなど好調を長くキープしている坂本。以上に挙げた2つの記録も、十分に射程圏内といって差し支えはないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月02日 17時30分
負け越したのにトップ? 夏場所の「敢闘精神あふれる力士」アンケート
「12勝3敗」をマークした朝乃山が、平幕優勝を果たす結果となった大相撲夏場所(東京・両国国技館)。平成が終わり迎えた令和の大相撲は、意外な力士の躍進でスタートを切った。 一方、令和に入っても変わらずに実施された「敢闘精神あふれる力士」アンケートでも、予想外の力士が登場回数トップに輝いている。今回はその力士を含めたトップ3の面々を、3位から順に見ていきたい。■3位:朝乃山(西前頭8枚目/1位4回・2位0回・3位1回・合計5回) 冒頭の通り土俵上では見事な活躍ぶりだった朝乃山だが、アンケートでは頂点に立つことはできず。初日から中日までの登場回数はわずか1回と、前半は特に票が伸び悩んでいた。ただ、1位としての登場回数に限ると幕内部門でトップの数字となっている。■2位:阿炎(西前頭4枚目/1位0回・2位4回・3位2回・合計6回) その朝乃山を僅差でかわし2位にランクインしたのは、「10勝5敗」で敢闘賞を獲得した阿炎。1位での登場回数は0回に終わったものの、2位での登場回数で全体トップの数字となり、これをカバーしている。■1位:炎鵬(西前頭14枚目/1位2回・2位2回・3位3回・合計7回) 今場所新入幕を果たした炎鵬が、並み居る“先輩”たちを押しのけいきなり登場回数トップを獲得。「7勝8敗」と負け越した力士が、アンケートで頂点に立つのは極めて異例。また、千秋楽では敗戦を喫したにもかかわらず、竜電、阿炎に次ぐ3位に入っているという点も興味深い。 炎鵬は先場所登場回数7回(1位7回)を記録し、十両部門でトップを獲得している。今回予想外の“トップ当選”を果たしたのは、既に人気がある程度確立されていることも関係しているのかもしれない。 トップ3にランクインした力士が、全て平幕力士という結果となった夏場所のアンケート。横綱・大関陣に休場、不振が目立った分、ファンは活きのいい若手力士たちに投票先を求めたということが浮き彫りとなっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月02日 11時30分
斎藤佑樹に教えてやりたい「メジャーリーグのオープナー第2章」
2019年、奇策・オープナーは第2章に突入した。救援タイプの投手を先発マウンドに送り、打者一巡をメドに交代。その後、本来の先発投手が出てきて…。昨季、メジャーリーグのタンパベイ・レイズが人材難を逆手に取った変則的な投手継投策、オープナーが話題となった。 「レイズは資金力がある球団ではありません。メジャーリーグは通常、5人の先発投手を中4日で回します。力のある先発投手を5人そろえられなかったため、救援タイプの投手を先発させたんです。先発投手も序盤戦に失点する傾向があるので、初回を救援投手でゼロに抑えてもらえば、試合の主導権を握ることもできます」(米国人ライター) レイズはこの戦略で90勝72敗と好成績を残した。模倣する米他球団も現れたほどだ。 「今季序盤、日本ハムも模倣し、斎藤佑樹、加藤貴之にオープナーを任せましたが、チームを活気づけるまでには至りませんでした」(プロ野球解説者) オープナーに対し、日本の各球団は“様子見”といったところ。しかし、レイズはこのオープナーに関する“研究”を進めていた。今季もこの継投策で順調に勝ち星を重ねており、日本球界もオープナーに適した救援投手の見極め方が分かり次第、導入するのではないだろうか。 「昨季、オープナーで快進撃を見せましたが、レイズの投手陣は批判的でした。投手、ブルペン担当のコーチが説得したんです。彼らがようやく前向きになれたころには、シーズンが終了していました」(前出・同) 2019年もオープナーの作戦を用いている。しかし、昨季と異なる点がいくつかある。オープナーを託せるタイプとそうではないタイプに救援投手を分けたのだ。 「オープナーを任されることが最も多いのは、ライン・スタネックという右投手です。彼は昨季、最初のオープナーを任されたピッチャーでもあります」(特派記者) スタネックは今季、すでに10回以上もオープナーを任されている。聞けば、このスタネックは最速160キロを誇る速球派だが、過去にさほど好成績は残していない。オープナーを託されてから注目されるようになったと言っていい。 「今季の防御率を見ても分かる通り、オープナーの時は1点台、本職のリリーフ、つまり、試合後半で出てきたときは4点台。スタネックは速球で押していくタイプですが、ホームランを献上することも多く、そのためにリリーバーとしての評価が高くなかったんです」(前出・米国人ライター) スタネックがオープナーで打者一巡に投げた後、登板することが多かったのが新人やメジャーでの経験が少ない投手。新人や経験が浅い先発しかいないところに“資金難”のチーム事情が表れている。オープナーはこうしたイマイチな先発投手を生かす作戦でもあるのだが、今季はその役目を、三振を狙いに行けるリリーバーに制限しつつある。 「2番手で投げる本来の先発投手とは真逆なタイプとも解釈できます」(前出・同) また、レイズはフロントでデータ分析担当だった人物に「プロセス アンド アナリティクスコーチ」の肩書を与え、今季からベンチ入りさせている。打撃、投手、バッテリーなどのコーチはいるものの、「ナンダ、それ!?」と聞きたくなるような肩書だ。他チームにそんなコーチはいない。ベンチ内でデータ分析を即座に行い、監督に分析結果を提供しているそうだ。 「日本ハムがオープナーで斎藤佑樹をテストしましたが、結果に結びつきませんでした。レイズは三振が狙えるタイプにオープナー役を限定していますが、斎藤はそのタイプではありません」(前出・プロ野球解説者) レイズのチーム事情では、「オープナー=三振狙い」。本来の先発投手と真逆のタイプに限定すべきという、ひとつの仮説ができつつあるようだ。スポーツは感情が大きく左右するもの。数字が全てではないが、日本のプロ野球チームもオープナーを模倣するならば、レイズのように2番手で投げる本来の先発投手のことを考えた人選にしなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月02日 07時00分
“トランプ場所”は、まさに「切腹もの」 主役不在に「世紀の誤審」で協会幹部真っ青!
来日したアメリカのトランプ大統領も、さぞかしガッカリしたに違いない。 不手際だけが目立った夏場所(東京・両国国技館)は5月26日、平幕で三役の経験すらない朝乃山(25=高砂部屋)の初優勝で幕を閉じた。 令和初めての場所。しかも、国賓として来日したトランプ大統領が両国国技館で千秋楽の相撲を観戦し、優勝者には土俵に上がって自らアメリカから持参した高さ137センチ、30キロ余りもある「アメリカ合衆国大統領杯」をプレゼントするとあって、場所前から大盛り上がりだった。 ところが、いざ幕を開けてみると、先場所の覇者である横綱白鵬は春場所で痛めた右上腕部の筋断裂で全休。代わって期待された新大関の貴景勝も4日目の御嶽海戦で右ひざを痛め、全治3週間と診断されて翌日から休場。3日後に再出場したものの、たった1日でまたまた休場するという後味の悪さを見せた。 「頭一つ抜けていた目玉の2人がいなくなったのだから、あとはドングリの背比べ。案の定、一人横綱の鶴竜は頼りにならないし、盛り上げなくてはいけない豪栄道、高安の2大関も6日目の時点で揃って3勝3敗。中盤には、『トランプさんに見せる相撲がない』と協会関係者は慌てふためいていました」(担当記者) これに拍車をかけたのが、審判委員の再三にわたる不手際だ。 その最たるものが13日目の栃ノ心対朝乃山戦で露呈した。 土俵際、栃ノ心のすくい投げが決まり、軍配も栃ノ心に上がったが、土俵際で回り込んだ時に栃ノ心のかかとが俵を割っていたのではと物言いがつき、6分あまりも土俵上でスッタモンダした揚げ句、朝乃山の勝ちにひっくり返ったのだ。 「あれはヒドい誤審でした。阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は場内説明で何度ももたつくし、協会内には『審判部長失格』という声しきりです。朝乃山優勝の最大の功労者は阿武松部長ですよ」(協会関係者) おかげで14日目には早々に優勝が決定。厳戒態勢の中、トランプ大統領がやってきた千秋楽は味噌の入っていない味噌汁みたいな、気の抜けた取り組みばかりとなった。「相撲をよく知らないトランプ大統領だから笑顔で帰って行ったものの、これが相撲通のシラク元仏大統領だったら…」(同) 世が世なら八角理事長は切腹ものだった。
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スポーツ 2019年06月01日 11時30分
オールスター両リーグ最多得票の現役トップは柳田 では歴代のトップは?
24日に受付が開始され、現在も投票期間真っただ中のプロ野球・オールスターファン投票。30日の中間発表によると、現在の両リーグ最多得票は埼玉西武・山川穂高(7万9480票)。このまま抜かれることが無ければ、自身初の快挙を達成することになる。 両リーグ最多得票を現役選手で最も多く記録しているのは、2016年から2018年にかけて3年連続で達成したソフトバンク・柳田悠岐(3回)。離脱が長引いている今年も、現時点で4万6863票(パ外野手3位)を獲得。例年通りの活躍ができていれば、山川といい勝負を演じていたことは想像に難くない。 ただ、過去を振り返ると、その柳田以上の回数を誇る選手が3名存在する。今回はファンから圧倒的な支持を集め続けたその3名を以下に見ていこう。■山内一弘(元毎日・大毎他/6回) 「シュート打ちの名人」、もしくは「打撃の職人」と称されるほどの打撃力を武器に、首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回を獲得した山内。プロ野球黎明期を代表する大打者は、1956年〜1957年、1959年〜1962年の6シーズンで両リーグ最多得票を記録している。■イチロー(元オリックス/6回) 数多くのファン・関係者に惜しまれつつ、今年3月にユニフォームを脱いだイチロー。1995年〜2000年にかけての6年連続両リーグ最多得票は、現在まで破られていないプロ野球記録となっている。ちなみに、イチローはメジャーでも10回(2001年〜2010年)オールスターに選出され、2007年には史上初のランニング本塁打を記録してもいる。■王貞治(元巨人/7回) これまでに最も多く両リーグ最多得票に輝いているのは、長嶋茂雄と共に「ON砲」で鳴らした王貞治。通算本塁打(868本)を筆頭に数々のプロ野球記録を樹立したスラッガーは、1963年〜1965年、1976年、1978年〜1980年の7シーズンで最多得票をマークした。 自らのバットで、“民意”を得続けた以上の3選手。最多3回の柳田を含む現役選手の中から、果たして彼らに迫る選手は輩出されるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月01日 06時30分
タイガースの黄金ルーキー近本光司 華々しい活躍と高まり続ける期待感
2019年、阪神タイガースの新しいリードオフマンとして、鮮烈な活躍を続けている近本光司。開幕から2か月が過ぎ、夏を目の前にした現在もプロ野球界全体に旋風を巻き起こしている。 ルーキーながら打率3割をキープするバッティングは左右に打ち分ける高い技術を持ち、スウィングスピードも速く長打力も備えている。さらに何と言っても目を見張るのはその快足だ。15個❨5月31日現在❩を記録している盗塁はリーグトップであり、次塁を狙う積極性は強烈な印象を与え、かつて同じタテ縞で多くのファンに愛された赤星憲広の再来と捉える者も多く、早くも新しいスピードスターとして存在感を発揮している。 開幕スタメンを勝ち取り、4月途中から1番に定着すると、18日のヤクルト戦からは実に13試合連続安打を記録、一時最下位に沈んだチームは、まさに近本の活躍と共に盛り返し、ここまで勝率も5割を越え、Aクラスを維持している。 また、そのポテンシャルは数字以外にも表れている。プロ初安打・初打点を記録した、ヤクルトとの開幕戦の第3打席。初球を叩いた打球は長打となり、俊足を活かして3塁まで到達。ここからチームは逆転に成功し初戦を白星、強烈な印象を見せつけた瞬間だった。 5月も終わりを迎え、「らしさ」はなおも発揮し続けている。24日のDeNA戦では7回、好投を続けていたエース今永の初球のカットボールをライト線へ返す3ベース。この後、安打で近本がホームに帰り決勝点となった。さらに、2日後の同カードでも初回、カウント1−0から真ん中の直球を捕らえ、ライトスタンド中段へ鮮やかな先頭打者ホームランを放ち、7対0で快勝したゲームの進軍ラッパを高々とあげている。 初球やファーストストライクからでも躊躇なくバットを振り抜くその姿勢こそ、観ているものを惹きつける大きな魅力の一つだ。何より、近本が塁に出ることでベンチ、ファンも一気に盛り上がり、チームに活気をもたらしていることは明らかだ。 29日の甲子園での巨人戦、5回の近本の2塁打などから阪神は追い上げ延長の末、逆転で伝統の一戦を制し2位に浮上した。試合後のコメントでは、「良い球が来たら思い切っていこうと思っていた」と振り返った。もはや勝利のためになくてはならない、「新生タイガース」のシンボル的な存在と言っても過言ではないだろう。 今月からは交流戦も始まる。ルーキー・近本と初顔合わせとなるパリーグの投手との対決も大いに楽しみだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年05月31日 22時30分
新日本6.9大阪城ホール大会、指定席が発表カード3カードのみで完売の快挙!
新日本プロレス毎年恒例、上半期最大のビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6.9大阪城ホール大会の前売り指定席券が完売したと5月31日、新日本プロレスが発表した。現在は立ち見券を販売しているが、こちらも残りわずかだという。これで今年も札止めになることは確定的だ。 『DOMINION』は2009年に6月の大阪のビッグマッチとして、大阪府立体育会館でスタート。2013年ごろから『DOMINION』のブランド力が定着し、府立では収容できないほど、前売り券が猛スピードで売れる大会に成長したことから、2015年からアリーナクラスの大阪城ホールに会場を変更。2016年以外はいずれもチケットは完売しており、昨年も11,822人を動員している。最初のころはリターンマッチが多く組まれていたが、近年では1.4東京ドーム大会に劣らないカードが惜しみなく組まれており、関東からの遠征組も多い。 関西はテレビ朝日系列のABC朝日放送が『ワールドプロレスリング』を流しているが、放送は日曜の深夜と、関東や名古屋の1日遅れ。東京ドーム大会や、『G1クライマックス』の特番も放送されていない。しかし、昭和の時代から新日本が大阪大会を重視してきた歴史が引き継がれているのは確か。大阪大会の盛り上がりは、東京よりも熱狂的だと毎年、第1試合から感じる。 今大会は6.5東京・両国国技館大会との東西連続ビッグマッチになっていることもあり、まだ組み合わせには謎も残る。IWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカ対クリス・ジェリコ、IWGPインターコンチネンタル選手権試合、飯伏幸太対内藤哲也、NEVER無差別級選手権試合、タイチ対石井智宏の3カードしか発表されていないのだ。残るカードは6.5両国大会が終わってからになりそうだが、これでアリーナクラスの会場が完売するのだから、大阪の新日本熱は本物だ。 京セラドーム大阪への再進出を望む声も多いが、新日本の流れを見ていると大阪城2連戦の方が可能性は高いのではないだろうか。来年以降の展開にも期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月31日 17時30分
エース・菅野不在の巨人は“神頼み状態”? 「雨天中止」に救われる危機的状況
雨天中止が危機を救ったということか…。 原巨人が阪神に連敗した。これで、5月の負け越しも決まった。4月は首位で終えたが、早急にチームを建て直さなければ、「優勝圏外に転落」なんてことにもなりかねない。 「セ・リーグ球団は交流戦が苦手。6月4日にはその交流戦が始まりますし、チームが不安定なままに苦手な交流戦に突入すれば、致命的です。着手すべきは、まず先発投手陣でしょう」(プロ野球解説者) エース菅野智之が腰痛により、戦線を離脱した。出場登録を抹消された5月21日時点では、宮本和知投手総合コーチらが「早期の復帰」を伝えていたが、「復帰は交流戦突入後」と“訂正”している。意味シンなのは同コーチが一部メディアに話した「先は長い。彼の今後の野球人生を考えても中途半端に呼びたくない」の言葉だ。 「今後の野球人生という『重い言葉』が出たので、驚きました。故障の詳細が公表されていないので憶測でしかありませんが、長期離脱もあり得るのではないか」(前出・同) 菅野の復帰が先送りしたとするこの発表には、カラクリがあった。 「復帰が遅れる」と発表されたのは、5月28日。同日から阪神3連戦が始まり、巨人は6月2日までの6連戦を戦うスケジュールになっていた。ルール上、菅野の再登録が可能となるのは、最短で5月31日。また、巨人は菅野の登録を抹消した時点で先発タイプの投手を一軍に補充していない。そのため、先発要員は5人しかいない。6連戦を戦う上で、6人目の菅野が帰ってこないとなれば、1人足らなくなる。 「先発投手が足らないとなれば、巨人ナイン全体に『大丈夫か?』という心配が蔓延します」(スポーツ紙記者) しかし、28日の阪神戦は雨天中止となった。雨天中止により、6連戦が5試合に減った。計算上、現先発陣で乗り切れる。「今なら、チームに悪影響は出ない」と判断し、菅野の復帰先送りを発表したのだ。 大型補強に成功した巨人が先発投手の頭数を懸念するのは、おかしな話。とはいえ、こんな情報も聞かれた。 「渉外担当が新しい外国人投手を探しています。リリーフタイプ、クローザーが務まる外国人投手を緊急獲得するつもりで動いています。救援タイプの投手を探していたのは、『先発投手は問題ナシ。菅野がいる』ということが大前提でしたから」(球界関係者) 今さら、緊急補強する外国人投手を先発タイプに変更するわけにもいかないだろう。 「菅野の復帰先送りが発表された2日後の30日、二軍調整中の岩隈久志が練習のピッチを上げてきました。38歳、経験豊富なベテランが菅野不在のピンチを救ってくれたら、理想的なんですが」(前出・同) 目下、ヤクルトが大型連敗に苦しむ少し前はDeNAがドロ沼の連敗街道に陥っていた。仮に巨人がこのままズルズルと順位を落としていけば、セ・リーグの関東球団は“総崩れ”となってしまう。 巨人ナインが上原の引退を話題にしている。年齢的な衰えは上原自身が口にしていたので「まだやれる。引退撤退を…」とは言えない。だが、生え抜きの上原なら、菅野不在の不安も一掃してくれるような『喝』も入れてくれたはずだ。岩隈が6人目の先発枠を務めたとしても、今の巨人には決して埋まらない不安要素があるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年05月31日 11時30分
オリックス『関西クラシック』福本豊氏のエール届かず!西村監督連日の失策失点に苦言
オリックス 4-5 ソフトバンク(12回戦)※オリックスの2勝9敗1分け▽30日 京セラドーム大阪 観衆 28,730人 1971年にパ・リーグの覇者として、セ・リーグの覇者である巨人と日本シリーズを争った阪急ブレーブスの懐かしいユニフォームを着用し、南海ホークスのユニフォームを着用したソフトバンクとの『関西クラシック2019』第2弾の3連戦最終日。オリックスは同一カード勝ち越しをかけた一戦だったが、29日の試合に続いて失策からの失点を許し連敗。今年の『関西クラシック』は、近鉄バファローズのユニフォームを着用した17日から行われた西武との3連戦も含め、2勝4敗で負け越す結果となった。 この日の始球式には、阪急OBで“世界の盗塁王”こと、福本豊氏が登板。山なりだったがノーバウンド投球を見せ、新旧入り乱れたファンから大きな拍手が送られた。登板後、テレビのゲスト解説に臨む前に、囲み取材に応じた福本氏は「まだ(首位と)6ゲーム差でしょ?まだまだいける、3位を目指して頑張って欲しい」と現在最下位に低迷しているチームにエール。福本氏といえば、背番号「7」が代名詞だったが、この日はルーキーイヤーからつけていた背番号「40」のユニフォームを着用。「40番への思い出というのは特にない。それよりこの頃は練習するのに必死だった」と当時を振り返った。テレビ中継では、当時のエピソードを語りながらチームに奮起をうながしていただけに、この結果は残念だったことだろう。 2回には、一塁マレーロの送球エラー絡みで2失点。6回には、先発の榊原翼が2ナッシングからグラシアルにセンター前へ運ばれると、続くデスパイネには2ナッシングからバックスクリーンへ特大の2ランホームランを打たれてしまう。試合後、西村徳文監督は開口一番、「きょうはあと1本とかそういう問題じゃない。またエラーからでしょ」とバッサリ。打撃も不振が続くマレーロに関しては、「打てないなら守りの方をしっかりやらないと」と話し、「6回の外国人のところは2ストライクから。あそこはバッテリーが考えないと」と続けて、「あの4点は防げた」と選手に苦言を呈した。これでチームの借金は今季ワーストの「9」にまで増え、首位ソフトバンクとは7ゲーム差に。パ・リーグは1位から5位までが3.5ゲーム差の団子状態。オリックスは5位ロッテと3.5ゲーム差をつけられており、1チームだけ離されつつある。 31日からは日本ハムを京セラドームに迎えて、交流戦前最後の3連戦。少しでも差を縮めておきたいところだ。取材・文・写真 / どら増田
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