スポーツ
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スポーツ 2019年05月21日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「天龍源一郎」真っ向勝負を貫いた“ミスター・プロレス”
引退後は芸能方面でも大活躍を続ける天龍源一郎。プロレスラーとしての激しいファイトとは一転して、コミカルな役柄もこなす姿を意外に思うファンもいるだろう。 だが、こうして何でも受入れて己の糧にすることは、現役時代から変わらぬ天龍本来の姿でもある。※ ※ ※ 転職や再就職にはいろいろと苦労がつきまとうもので、これは一般社会もプロレス界も変わらない。 前職で実績があればあるほど、新天地での期待値が高まり、うまくいかなかったときには余計に批判されることにもなる。 大相撲の横綱として、鳴り物入りでプロレスに転向した輪島大士や北尾光司は、その代表例と言えようか。「プロレスをどこか見下していた北尾と転向時点で38歳だった輪島では、やや意味合いは異なりますが、大成しなかったということでは同じでしょう。元柔道世界一の小川直也にしても、いわゆるプロレス的な動きにおいてはぎこちなさが抜けなかった。橋本真也のように、小川の格闘技風スタイルを全面的に受け止める相手以外では、凡戦が目立ちました」(プロレスライター) 確かに柔道日本一の坂口征二にしても、小川と同様に決してうまいレスラーではなかった。 逆に成功例というと、まずは元大相撲関脇の力道山。ただし、プロレス自体が日本において認知されていない時代であり、力道山のスタイルこそがオリジナルということで通じたのだから、その部分での苦労は薄かったかもしれない。 元レスリング五輪代表からプロレス入りしたマサ斎藤、ジャンボ鶴田、長州力らは大成功の部類と言えようが、こちらはプロや社会人の経験がないぶん、相撲などからの転向組よりなじみやすかっただろう。 純然たる他競技のプロから転向して成功を収めた日本人レスラーとなると、まずはプロ野球出身のジャイアント馬場、そして大相撲出身の天龍源一郎の2人になるだろう。「故障のため野球を諦めた馬場に比べると、天龍は前頭筆頭まで番付を上げた現役力士。所属部屋の分裂騒動により角界に嫌気が差していたとはいえ、当時は今以上に力士の社会的地位が高かっただけに、プロレス入りへの葛藤は大きかったでしょう」(同) 1976年、26歳にして全日本プロレス入団を決めた天龍は、すぐに渡米してザ・ファンクスのもとで修行生活に入る。 付き人のいた幕内力士時代から一転しての新弟子生活で、その落差は相当のものであったに違いない。★アメプロに学び自分流に再構築 帰国しての日本デビュー後も、相撲の短時間勝負に慣れた体はスタミナ不足を露呈することもしばしばであった。 期待の大型新人として迎えられながら、実際には馬場、鶴田はおろか、当時在籍したタイガー戸口にも及ばない扱い。並みの選手ならここで心折れても仕方のないところだが、しかし、天龍は違った。 ’80年前後に再修行のため渡米すると、これが転機となり、一気に鶴田のライバルの座までのぼり詰めてみせたのだ。「何が変わったのかと言えば、2度目の渡米で各地を転戦する内、いわゆるアメプロ式の試合づくりや観客へのアピール法を身に着けたこと。純和風のいかつい外見や相撲由来の技などからは分かり難いのですが、そのベースがアメプロにあることは、天龍自身も語っているところです」(同) しかも、単にアメプロの様式を真似るだけでなく、自分なりに解釈した上で再構築してみせたのが、天龍の類いまれな能力だろう。「天龍革命と呼ばれた闘争心むき出しの戦いぶりも、観客がそういうスタイルを求めているという“読み”があった上で、セルフプロデュースした面があったのではないか」(同) ’90年に東京ドームで行われた日米レスリングサミットにおいて、WWF(現WWE)のランディ・サベージとの試合が名勝負となったことは、当時、ファンのみならずマスコミにおいても驚きをもって伝えられたものだが、むしろ当然の結果であった。 大相撲で幕内まで張った実績におごることなく、何事も貪欲なまでに受け入れる。そうした天龍のスタイルは、全日を離脱し、SWSに移籍以降もさらに発展していった。 新日本プロレスの総帥たるアントニオ猪木、アメプロの頂点であるハルク・ホーガン、邪道の大仁田厚、女子プロ最強の神取忍、UWFの髙田延彦といった、まったく毛色の異なる相手といずれも好勝負を披露してみせたのは、世界中を見渡しても天龍にしかできない芸当である。 65歳での引退試合、現役トップのオカダ・カズチカとの対戦までその姿勢を貫いた天龍は、まさしく“生ける伝説(リビングレジェンド)”と呼ばれるにふさわしい存在であった。天龍源一郎***************************************PROFILE●1950年2月2日、福井県勝山出身。身長189㎝、体重120㎏。得意技/パワーボム、逆水平チョップ、グーパンチ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年05月21日 22時30分
「幸せな家庭を築いていきたい」K-1ファイター・卜部弘嵩がモデルの高橋ユウとハワイで挙式!
K-1ファイターの卜部弘嵩とモデルの高橋ユウが、ハワイの「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」内にある挙式会場「ザ・カハラ オーシャンフロント ガーデンウェディング」で、現地時間18日10時30分に、ワタベウェディングプロデュースのもと挙式が執り行われたことを21日、K-1が発表した。卜部と高橋は昨年10月に入籍している。 挙式は、ハワイの澄んだ青空に見守られながら、“カハラブルー”と称される青い海を見渡せる会場で、家族の温かさと笑顔があふれる、アットホームなウェディングとなったという。高橋のこだわりで、挙式の当日、初めてウェディング姿を披露する「ファーストミート」を行い、ウェディング姿の高橋が登場すると家族からは歓声が上がり、ヴァージンロードに立つ卜部の表情は喜びに満ちあふれていたとのこと。 卜部は1989年5月千葉県出身。Krushでは初代・第4代スーパー・フェザー級王者として合計5度の防衛に成功。2015年11月には弟の功也との兄弟対決に勝利して、第2代K-1スーパー・フェザー級王座にも就いている。しかし、2017年2月の初防衛戦に敗れて王座を失い、2018年3月『K'FESTA.1』の第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントでも一回戦敗退に終わり、結果を残せない日々が続く中、復活を期してフェザー級に転向。7月のKrush後楽園大会で勝利を収めると、11月のK-1さいたま大会では芦澤竜誠にKO勝利し、かつての輝きを取り戻した。今年3月10日の『K'FESTA.2』では2階級制覇を成し遂げるべく、王者の村越優汰に挑んだものの、惜しくも判定負けを喫した。今回の挙式を機に再び巻き返したいところだ。 高橋は1991年1月滋賀県出身。2006年ファッション誌『Cawaii!』(主婦の友社)の専属モデルとなり、東京ガールズコレクション出演などファッションモデルとして活躍。その後、 テレビ、映画、舞台など活躍の幅を広げる。現在、フジテレビ系『魔女に言われたい夜』MCレギュラー出演。4月よりドラマ『のの湯』(BS12 トゥエルビ)アリッサ・リべラ役で出演。最近では、バラエティ番組に引っ張りだこな上、2月には日本人デザイナー『ATSUSHI NAKASHIMA』のショーで、ミラノ・コレクションデビューを果たすなど多方面で活躍中。 挙式を終えた卜部は「自分にとって今日はとても素晴らしい日になりました。誓いの言葉も上手く英語で伝えられたと思います。そして両家、家族がとても喜んでくれた事がとても嬉しかったです。改めて幸せな家庭を築いていきたいと思いました」とコメント。高橋は「ワタベウェディングさんのプロデュースで、無事に挙式を終える事ができました。挙式後、目の前の空と海の青い色が美しく眩しくて感動しました! ハワイウェディングをして本当に良かったです。ふたりにとって、ハワイが大事な場所になりました。また、両家が同じお揃いのゲスト衣裳を着て、一つになっているその姿を見て、嬉しくてたまらなかったです。結婚式って、普段近くにいる家族に想いを伝える本当に良い場だなと感じました」と語っている。 K-1ファイターでは、久保優太選手が妻のサラさんとフジテレビ系バラエティ番組『アウトデラックス』に準レギュラーで出演し話題になっており、卜部&高橋夫妻の対世間的な活躍にも期待したい。文 / どら増田写真 / ©️ワタベウェディング
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スポーツ 2019年05月21日 20時30分
「新日本のドーム大会に出たい」KNOCK OUT初参戦の日菜太が木谷オーナーに直談判
ブシロードグループのキックスロードが運営するキックボクシングイベント「KNOCK OUT」が20日、都内のホテルで新体制発表会見を行った。 KNOCK OUT旗揚げから2年半プロデューサーを務めた小野寺力氏が、4.29ベルサール高田馬場大会で退任すると発表していた。会見冒頭、原田克彦社長はキックボクシング団体REBELSの代表で、クロスポイント吉祥寺の会長を務める山口元気氏のプロデューサー就任と、KNOCK OUTとREBELSの提携を発表した。 山口新プロデューサーは、「新生KNOCK OUTは選手の育成、スター選手の発掘を軸に、アマチュア大会の拡充、学生キックともお話しをしながら、選手育成の強化をすることで、REBELSからKNOCK OUTへの出場を目指せるようにしていきたい」と強調。「これまでKNOCK OUTが着手してこなかった育成に尽力していく。KNOCK OUTは夢の舞台であり続けたい」と語ると、木谷高明オーナーは「願ったりかなったりです」と全面バックアップを明言。トライアウト企画『K.O TRYOUT』をMXTVのレギュラー番組と連動しながら開催するという。 新体制第1弾大会は8月18日の「K.O CLIMAX2019」(東京・大田区総合体育館)と決まった。ロゴを見た木谷会長は「某プロレス団体みたいだな(笑)。日本武道館でやりたいね」と、グループ会社の某プロレス団体の真夏の祭典をにおわせた。 同大会のメインで開催される初代スーパーバンタム級王座決定トーナメント(決勝がK.O CLIMAX優勝決定戦を兼ねる予定)の発表に続いて、K-1で活動していた日菜太が登場すると、報道陣から驚きの声が。タイの強豪で、ボクシングでは内山高志とも闘ったジョムトーン・チュワタナとREBELSルールでスーパーマッチを行う。 日菜太は「木谷さんにお願いがあります。(新日本プロレスの)1.4、1.5東京ドーム大会がありますよね。今年すごい活躍をするので、東京ドームで1試合、僕のキックの試合を組んでほしいです。僕が唯一上がっていないのは東京ドーム。プロレスファンにもキックも面白いんだというのを知ってもらいたい。気合い、入れていきますんで考えてください」と仰天の直談判。木谷オーナーは「なかなか難しい問題」とたじろぎながらも「その心意気は非常にいい。そこから風が吹くかもしれない」と日菜太の気持ちを受け止めた。 現在の新日本プロレスでキックの試合が組まれる可能性は極めて厳しいが、かつて新日本のリングで、キックやその他の格闘技が行われたことはある。日菜太は奇跡を起こすためにもジョムトーンには負けられない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月21日 18時10分
女子サッカーなでしこ高倉監督が大博打「飲む・打つ・買う」で波乱演出!
『なでしこジャパン』が臨戦態勢に入った。サッカー女子ワールドカップ・フランス大会は間もなく開幕する(6月7日〜)が、高倉麻子代表監督は「飲む・打つ・買う」の奇策で臨もうとしている。 「代表23人中、17人が初めてのW杯となります。うち6人は国際Aマッチの経験が5試合以下。FWの岩渕など3大会連続出場となる選手もいますが…」(スポーツ紙記者) まさに“賭け”だ。さらに関係者やファンを驚かせたのは、昨季まで3年連続国内リーグ得点王だった田中美南を外したこと。 「代表メンバーが発表された時点で、田中はすでに15得点を決めるなど絶好調でした」(同・記者) 賭けはそれだけではない。昨春、右膝の前十字靭帯と内側半月板を損傷した阪口夢穂も選ばれた。高倉監督は表情一つ変えずに、「ドクターが間に合うと言っていたから」と言い放った。近年の男子代表監督を含めて振り返っても、ここまで“攻めの編成”に徹した指揮官はいなかった。 「高倉監督の度胸ですよ。このチーム編成が成功すれば、スゴイ爆発力を見せるはずですが、失敗したら、一気に総崩れとなるでしょう。代表監督は敗戦を恐れ、経験豊富なベテランを頼るなど、無難なメンバー選出をします。高倉監督は覚悟を決めたのでしょう」(同) なでしこが世界の頂点に立ったのは、2011年W杯大会だった。以後、主力選手の高齢化とともに失速し、今大会で“結果”を残さなければ、日本が招致を目指す女子W杯にも大打撃となる。 「高倉監督は若い選手を買っています。これまで、10代の代表チームで臆することなく、世界と戦ってきました。代表監督に就いてからの約4年間、高倉監督はメンバーを固定せず、いろいろとテストしてきました」(関係者) 賭けのようなメンバー選出、若手への高評価。そういえば、高倉監督は「大」のつく酒豪でも知られている。まさに、今回のW杯は「飲む・打つ・買う」であり、オンナの大勝負だ。 度胸満点、覚悟を決めた高倉監督が大波乱を巻き起こすかもしれない。
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スポーツ 2019年05月21日 17時30分
中日・根尾がコンバート?「またドラ1選手を潰す気か」とファンから批判の声
コンバートとなるか、それともたらい回しとなるか。 16日に行われたイースタン・リーグのオリックス戦に、「7番・遊撃」で先発した中日・根尾昂。そのゴールデンルーキーが8回に“主戦場”を離れ、プロ入り後初めて三塁を守った。 試合後の報道によると、根尾の三塁起用は勉強の一環によるものであり、当初は二塁でのスタメン起用も検討されていたとのこと。また、複数ポジションでの起用は今後も検討されているといい、場合によっては外野に入る可能性もあるという。 現在、一軍の遊撃手は「打率.276・2本塁打・11打点・45安打」の京田陽太が務めており、根尾が割って入る隙はほとんど無いことは明白。このことを考慮すると、チームが「複数ポジションを守らせて起用の幅を広げる」という方針を立てるのも分からない話ではない。 ただ、この一件を受けたファンからは「こんなことしてると便利屋に落ち着きそうで心配」、「中途半端にやるより一つに集中させるべき」といった声が挙がっている。また、中には同じく中日に所属する堂上直倫、高橋周平を引き合いに出し、「中日はまた競合ドラ1を潰す気か」という批判を展開するファンも少なくない。 根尾、堂上(2006年)、高橋(2011年)といえば、共に3球団以上(根尾は4球団)が競合した高卒ドラ1野手。これまでに同等以上の評価を受けた高卒野手は、清原和博(1985年/6球団)松井秀喜(1992年/4球団)福留孝介(1995年/7球団/同年は指名拒否)中田翔(2007年/4球団)清宮幸太郎(2017年/7球団)小園海斗(2018年/4球団)藤原恭大(2018年/3球団)の7名しかいない。 一昨年の清宮、昨年の小園、藤原はまだこれからの段階だが、その他の選手はいずれも球界を代表する選手に育っている。一方、堂上、高橋に関しては、彼らほど育っているとは言い難いのが現状だ。 なお、この堂上、高橋の両名はどちらとも、二軍時代に内野の全ポジションを守ってもいる。「二度あることは三度ある」とならなければいいが…文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月21日 17時00分
「大谷に教わったんだ」活躍中の楽天・ブラッシュ、大谷翔平から受けたアドバイスとは?
今季、エンゼルスから楽天に入団したジャバリ・ブラッシュが、元同僚の大谷翔平からアドバイスを受けていたことを「the Japan times」が報じた。 ブラッシュは、3、4月は特別目立った成績を残していたわけではなかったが、徐々に調子を上げ、5月20日現在、打率.268、リーグ3位の12本塁打を放ち、チームの主力打者として活躍している。その陰に、大谷の功績があったというのだ。 19日の記事でブラッシュは「来日当初は、ストライクゾーンの違いに戸惑ったんだ。だから、早いカウントで(自分にとっての)ストライクゾーンを拡大したよ。このやり方は(日本の)ストライクゾーンに順応するのに役立ったけど、注意深くなりすぎた。そこで相手のピッチングに対するアプローチを変えた。それが功を奏したかな」と、日米での野球の違いに戸惑ったことを告白した。 さらに、こうした調整がすぐにはうまくいかなかったとし、「何年も自分のアプローチを取ってプレーしていたから、1〜2カ月で変えるのは簡単ではなかった」と苦しんだことも明かした。 ブラッシュは2018年シーズンをエンゼルスでプレーし、今季来日した。しかし、同球団時代、大谷翔平からアドバイスをもらったという。「大谷は『調整には時間がかかると思う。変化球を追いかけないように』と言ってくれたんだ」と話した。 そして「『日本の野球に順応する機会を与えてくれるチームを選んだ方がいい。がんじがらめにするチームに行くと大変だ』とも話してくれた」と、チーム選択の重要性についても説いてくれたという。 はたしてブラッシュは「イーグルスはみんながフレンドリーで、みんなが楽しんでいる。ファンの方も素晴らしく、最後までチームを応援してくれる。それが衝撃的だったね」とチーム選びに成功したようで、その喜びを表現した。 大谷に励まされ、アドバイスをもらったことで、日本野球に順応しつつあるブラッシュ。「素晴らしいチーム」と語る自慢のチーム・楽天を引っ張る長距離砲の活躍は止まらない。
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スポーツ 2019年05月21日 17時00分
横浜DeNA ラミレス監督「休養」中畑「再登板」が浮上
“切り札”の出番にはまだ早い。よって、時計の針を戻すことになりそうだ―。 そんな中、横浜DeNAの取材記者の人数が増えつつある。この現状は何を意味しているのだろうか。「今の成績では、ラミレス監督(44)がヤバいんです。契約が切れるシーズン終了まで持つのかどうか」(スポーツ紙記者) シーズン途中での“指揮官交代”もあり得ると各メディアは万が一に備え、DeNAの取材記者を増やし、待機しているというわけだ。「5月13日現在、13勝24敗で勝率が3割5分1厘、断トツの最下位です。屈辱的な10連敗もあり、その後、チームを建て直したように見えてはまた連敗が続いて…。近年、序盤戦でコケたチームの監督が休養するのは、交流戦の前後です。敗因は主軸打者である宮﨑敏郎の不振、守備陣の手痛いミスの連続などが挙げられています」(同) 次の監督は誰か…。前監督・中畑清氏(65)の再登板も囁かれている。「本命は生え抜きの三浦大輔投手コーチ(45)ですが、チーム再建が必要な今、登板させるべきではない。優勝を狙えるチームになった時に登用すべきで、かといって、チーム再建の重責をこなしながらお客さんが呼べる監督は見当たらない。DeNAが球界に参入した2012年、その両方の責務を全うしてくれた中畑氏を除いては…」(球界関係者) ラミレス監督とは昨季で契約満了となるはずだった。その続投が決定したのは、昨季最終戦後。敵地・甲子園で行われた一戦に南場智子オーナーがわざわざ足を運び、ラミレス監督と直接面談して決まった。「ラミレス監督はデータを根拠に自ら作戦を立てますが、コーチ陣から反論が出ても、聞き入れるタイプではありません。オーナーとの面談後、ラミレス監督はそういった状況を改めると言っていたんですが」(同) 人望の厚い三浦コーチの入閣には、指揮官とコーチ陣の溝を埋める役目も含まれていた。そんなチーム状況に重なってきたのが、主砲・筒香嘉智のメジャーリーグへの挑戦願望だ。 毎オフ、海外リーグに参加するなど、筒香にその意志があることは球団も把握していた。後継者の登場が待たれるが、伊藤裕季也、細川成也といった若手はまだ覚醒していない。 そんな状況下で、経験不足の三浦コーチにすべてを託すのはマズイと判断し、経験者の中畑氏が再浮上してきたというわけだ。「現役時代、ベイスターズとは無縁の中畑氏ですが、選手の人望はありました。『監督批判はけっこう。ただしコーチ批判は許さない』と宣言。どんなに負けが込んでも若手育成の方針を変えなかったからです」(同) 第3期原辰徳政権の誕生で、中畑氏の古巣帰還の可能性はほぼなくなった。DeNAは横浜スタジアムの観客席増加の改修も進めており、「大敗=観客減」は絶対に許されないのだ。 客も呼べる再建請負人…。三浦政権への繋ぎ役としても、中畑氏の再登板は加速していきそうだ。
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スポーツ 2019年05月21日 11時40分
「高城のおかげです」初勝利のオリックス・K-鈴木、女房役に感謝!
20日現在、42試合、16勝23敗3分け、パ・リーグ首位ソフトバンクと7ゲーム差の最下位に低迷中のオリックス。2位〜5位が団子状態の中、5位西武とも3ゲーム離されている。ソフトバンクに1勝7敗1分けと、借金7のうち6を同一チームに与えてしまっているのが響いている。 先週は15日からZOZOマリンスタジアムで2連戦。17日からは『関西クラシック』第1弾として、1999年に着用した大阪近鉄のビジターユニフォームに袖を通し、京セラドーム大阪で西武を迎えた3連戦を行った。5試合の結果は2勝3敗。マリンでは榊原翼が地元千葉で今シーズン2勝目を記録。防御率ランキングで、同級生の山本由伸に続く5位につけている。新人王有資格選手なだけに今後も注目だ。先週、もう1人光ったのは、昨年のドラフト2位右腕、K-鈴木のプロ初勝利だろう。 昨年はドラフト1位の左腕、田嶋大樹が前半戦チームを引っ張ったが、今年は鈴木が先に出てきた。プロ入り後からスタミナ面に問題があるとされてきた鈴木だが、11日にほっともっとフィールド神戸で行われた楽天戦で、7回を112球、4安打、無失点の好投を見せて、勝ち負けはつかなかったが、首脳陣の信頼を得ている。 西武、今井達也との投手戦となった18日の登板では、球が高めに行くなど制球に苦しみ、5回2/3を125球、3安打、6三振、1失点も、6四死球と納得のいく内容ではなかったが、相手のエラーで得た2点をリリーフ陣が守り切り、プロ初勝利が舞い込んだ。 「きょうは感覚的にも良くなかった。コントロールも、真っ直ぐも、スライダーも…良くなかったですね。こういう日でも試合を作れたのは高城(俊人)のおかげ。初勝利は嬉しいけど、内容が悪かったので」と反省をしながら試合を振り返り、同級生の女房役を労った鈴木だが、赤いユニフォームの話題を振られると、「赤好きなんですよ」と笑顔。最後は「チームが優勝するために自分のピッチングをするだけ」と、次なる目標に向けて前を向いていた。 山岡泰輔、由伸、榊原に続く「計算ができる」ピッチャーに、鈴木が加われば交流戦までの巻き返しも夢ではない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年05月21日 11時30分
「首脳陣はもっと考えろよ」成績よりも実績重視の巨人にファンから批判「あの選手を使ってくれ」の声も
チームでは、一軍の山口俊、坂本勇人に続く“月間MVP選手”となった。 16日に発表された「スカパー!ファーム月間MVP賞」。イースタン・リーグで受賞したのは、「打率.333・3本塁打・27打点」をマークした巨人のプロ2年目・北村拓己(23歳)だった。 NPB公式サイトに記載の受賞理由は「3、4月度は、37安打、27打点、得点圏打率.487(いずれもリーグトップ、安打はトップタイ)、打率.333、3本塁打と好成績を残し、出場した33試合中24試合で安打を放つなど入団2年目の今季は開幕からチームの勝利に大きく貢献した」というもの。当該月がどれだけ好調だったのかは、その文面からも十分に窺える。 現在リーグ3位の2軍で好調なのは北村だけではない。19日終了時点の成績を見ると、野手では「打率.302・1本塁打・12打点」の岸田行倫(22歳)や、「打率.282・3本塁打・11打点」の加藤脩平(20歳/育成)。投手では「3勝2敗・防御率2.63」の高田萌生(20歳)が出色の成績を残している。 ただ、活躍を見せる彼らの中で、今季1軍への切符を手にしたのは冒頭で触れた北村のみ(6日昇格・13日抹消)。また、加藤など育成選手に関しても、今のところ支配下登録の話は聞こえてこない。 そんな彼らを差し置いて、首脳陣は田中俊太(打率.214・0本塁打・5打点)、ホルヘ・マルティネス(打率.250・1本塁打・12打点)、田口麗斗(1勝1敗・防御率4.80)、澤村拓一(1勝2敗・防御率3.28)といったパッとしない成績の面々を1軍に登用。しかし、この4名は全員活躍しているとは言い難く、マルティネスに至っては16日に抹消された。 こうした選手を抱えた上で勝てるならば話は別だが、チームは現在2位広島にゲーム差無しまで肉薄されるなど失速気味。ファンからは「せっかく若手がアピールしてるんだから首脳陣はもっと考えろ」、「選手起用で大事なのは実績ではなく状態だろ」といった声も挙がり始めているが…文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年05月21日 06時30分
「強くなった姿を見せたい」“シュートボクシングの若きエース”海人が、6.23後楽園で早くも再起戦!
シュートボクシング協会は、6月23日に東京・後楽園ホールで、2019年シリーズ第3戦『SHOOT BOXING 2019 act.3』を開催すると発表。第1弾出場選手を発表した。 メインには、S-cup2018世界王者の海人(TEAM F.O.D)が抜てきされた。2、4月に続き3大会連続の後楽園となる。海人は昨年11月、世界の強豪が集結したシュートボクシングの祭典『S-cup‐65kg世界トーナメント』両国国技館大会に出場、3試合連続でKO勝利し完全優勝を果たした。続く12月にはKNOCK OUT両国国技館大会で、水落洋祐と激戦の末、3RTKO勝ち。今年2月のポンシリー・ポーシリポン(タイ)戦でも圧勝し5連勝をマーク。しかし4月、ムエタイ戦士チャド・コリンズ(豪州)に判定負けを喫した。 「若いうちはどんどん経験を積んだ方がいい」 シーザー武志会長はそう話す。海人をシュートボクシングの真のエースにしようと考えているのだろう。メインで負けようが海人を続けてメインに起用するあたり、ブレないのが素晴らしい。海人は大阪の選手ではあるが、試合を重ねるたびに会場の声援は大きくなっている。“若きエース”から“若き”という言葉が消える日も遠くないはずだ。今大会の対戦相手は現在調整中とのこと。本人が熱望しているザカリア・ゾウガリー(オランダ)、チャムアトーン・ファイタームエタイ(タイ)とのリベンジマッチをそろそろ見たい気もするが…。シーザー会長がチャド戦を通じて見えてきたという「ウィークポイント」を2カ月でどこまで改善するのかも注目だ。 調整期間2カ月での再起戦となる海人だが「4月大会で自分がダメなところがさらに見えたので、すぐに練習も再開しましたし、準備もできてて、すぐにでもやりたいと思ってました!再起戦なので勝つのはもちろんですが強くなった姿を見せたいです。対戦相手は未定ですが誰が来ても倒します!」と早く試合がしたくて仕方がない様子。試合まで間もないが不安は全くないとのこと。輝きに満ちあふれた本来の姿を見せてくれそうだ。取材・文・写真 / どら増田
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ヤクルト交流戦史上初の開幕6連敗で囁かれる『体調不良説』
2010年05月22日 08時00分
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江本氏参院選出馬で球界因縁対決
2010年05月21日 18時00分
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第3回 シューズの選び方」
2010年05月21日 13時30分
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高岩竜一に“強制手錠マッチ”って…、誰か教えてくれよ!? 5・16地下プロレス『EXIT-39 CORE:L』(2)
2010年05月21日 11時00分
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「モタモタしている」オーナー発言でも、オレ竜ナインは鼓舞しない?
2010年05月21日 10時30分
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案の定弱いセ・リーグの虚弱体質
2010年05月20日 18時00分
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地下世界の新王者・紅“SHOGUN”闘志也、ダブルヘッダーに激勝で“狂い凱旋”! 5・16地下プロレス『EXIT-39 CORE:L』(1)
2010年05月20日 11時00分
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背信投球の松坂に「捕手と代理人を代えろ!」の声
2010年05月20日 08時00分
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古希の王さんの悲願
2010年05月19日 18時30分
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最悪危機回避のオールスター楽屋裏
2010年05月19日 13時00分
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第2回 正しいウォーキング」
2010年05月19日 12時30分
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やり場のない怒りの連続 イチローはストレスで爆発寸前!
2010年05月19日 08時00分
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聴覚障害者中心のプロレス団体『HERO』 5・16新木場・旗揚げ第2戦レポート
2010年05月18日 14時30分
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マニー・ラミレスは日本でプレーするのか
2010年05月18日 12時30分
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交流戦情報 落合“ダンマリ野球”がセ・リーグ不利の定説を覆す?
2010年05月18日 09時00分
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球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(6)
2010年05月17日 16時30分
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田中正直のウェブランニングクリニック 「第1回 Air Run TOKYOの沿革」
2010年05月17日 13時30分
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王さん苦悩の三択
2010年05月17日 13時00分
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先発デビュー目前の高橋に「不可思議な代理人称賛」の声
2010年05月17日 08時00分