スポーツ
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スポーツ 2019年06月24日 17時30分
頼みの菅野も計算外 投手難・巨人の今後は“お先真っ暗”?
今後の戦いに向けて、また一つ不安材料が増えてしまった。 東京ドームを舞台に、23日行われた巨人対ソフトバンクの一戦。勝った方が交流戦優勝という大一番に臨んだ巨人だったが、先発・菅野智之が1回0/3を4失点と大誤算。2014年以来となるタイトル獲得はならなかった。 初回の菅野は先頭の福田秀平にいきなり本塁打を浴び1点を失うと、その後松田宣浩にエラー絡みのタイムリー内野安打、甲斐拓也にスクイズを決められ合計4失点。続く2回、相手投手・和田毅に3個目の四球を与えたところであえなく降板となった。 前回登板(16日・日本ハム戦)では、7回を投げ勝利投手となったものの、初回に3失点を喫していた菅野。立ち直りの兆候すら無かった今回の試合では、この時露呈した不安がかなり深刻なレベルまで悪化していることが浮き彫りとなった。 目下のライバルである広島が交流戦で大苦戦したこともあり、とりあえずはセ・リーグ首位を維持している巨人。しかし、チームの大黒柱である菅野がこの調子ならば、今の位置を今後も維持できるかは、かなり怪しいと言わざるを得ない。 既に多くのメディア、有識者が指摘しているように、巨人は現在中継ぎに少なくない不安を抱えている。ソフトバンクとの3連戦でも宮國椋丞、森福允彦、クック、澤村拓一、高木京介の5名がそれぞれ失点を喫し、この内宮國、森福、クックの3名は22日に揃って二軍行きを命じられた。 脆弱な中継ぎ陣をカバーするためには、先発陣が1回でも多くイニングを消化することが必要不可欠。ただ、昨年リーグトップの202.0回を投げ抜いた菅野がその役割を担えないとなると、シワ寄せにより傷口がさらに広がってしまうことは想像に難くない。 現状を打開すべく、チームは新外国人のルビー・デラロサの獲得を22日に発表したが、過去に2度トミージョン手術を受けた右腕がどこまで役に立つかは全くの未知数。エースもダメ、ブルペンもダメとなれば、今後の戦いが“お先真っ暗”なものとなることは避けられないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月24日 15時00分
木村沙織 女子バレー10月復帰でぶるぶるアタック
“サオリン”の名で人気を博した元女子バレー選手・木村沙織(32)が、現役復帰すると評判だ。東京五輪に、あのスパイクが再び見られるのか、注目が集まっている。「今の日本女子バレーは世界ランク6位。メダルには、あと一息という感じで、銅メダルまでの距離がどうにも縮まらない。そこで、『サオリンカムバック』コールが湧き上がってきたのです」(女子バレー関係者) サオリンは高校時代に、アテネ五輪の代表選手として選出された。しなやかな体から繰り出すスパイクは「スーパー女子高生」と呼ばれ、以後、日本の女子バレー界をけん引してきた。「身長は185㎝と世界のアタッカーの中でも小柄ですが、腕の振りの速さや、瞬時に相手のブロックを見抜き、手首の方向を変えてワンタッチを狙う能力は世界最高峰と言われました。ここ10年の日本バレーは、彼女抜きでは語れない」(同) 結果、2012年のロンドン五輪ではエースとして銅メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ五輪(5位タイ)まで、五輪4大会連続出場。輝かしい戦績を残し、2017年に惜しまれつつ引退した。「とにかく、今の日本女子代表は決定力不足です。ベテランの荒木絵里香(34、T186㎝)が健在。あとは古賀紗理那(23、T180㎝)、新鍋理沙(28、T173㎝)が攻撃の中心ですが、高さとパワーがなさすぎ。スピードとコンビネーションが主体とはいえ、よく世界6位を維持しているなと思えるほど」(スポーツ紙記者) どうしても役者が足りない中、やはり出てきたのはサオリンの名だ。「荒木も現役だし、木村は世界的に見ても引退する年齢ではない。2016年に結婚していますが、世界には既婚選手などゴマンといます。何より、木村がいるだけで盛り上がる。東京五輪には必要不可欠な存在でしょう」(同) サオリンといえば男性人気も抜群だった。細身で愛らしい顔立ち。中でも特徴的だったのは、胸を揺らしながらのスパイクだ。「20代のピーク時など、90㎝超えのGカップと言われました。胸をブルブルさせながら、キレのいいスパイクを打つ姿は、まさにバレー界の華。やはり、彼女にはコートがよく似合う。今、水面下で復帰を打診され、10月復帰を目指し調整中との情報も聞こえてきます」(同) バレーファンにとっては、大歓迎だ。
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スポーツ 2019年06月24日 12時00分
張本氏、NBA指名の八村選手に「お金が入って親が喜ぶ」とアッパレなし 視聴者から疑問の声
23日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が21日にNBAドラフト1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズから指名された八村塁選手について発したコメントに、怒りの声が集まっている。 番組では、21日のNBAドラフトで、八村選手が日本人では初となる一巡目指名を受けた様子を紹介。同選手がアメリカ・メディアのインタビューで、「皆さんやりました、日本人初NBAです」と日本語を用いて話す様子を取り上げ、年俸は4億円、契約は2年保証されているなどと取り上げた。 これを見た張本氏は、「本人よりも親が嬉しいわね。お金は入るし、有名になってくれるし」と笑顔で話す。しかし、「アッパレ」は入れずに、八村選手がお父さんがベナン人、お母さんが日本人という紹介を聞いていると、司会の関口宏から「アッパレはまだいいですか」と質問が入る。 これについて、張本氏は「これからプレーを見てね」とコメント。日本人初のNBAドラフト1巡目指名という事実に、アッパレを送らなかった。そして、ゲストの元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏は笑うのみで、特にコメントせずだった。 張本氏の発言は「ここまで八村選手を育てた親がお金も入り、息子も有名になって喜んでいるのでは」という意図で発言したものと思われるが、ネットでは「お金の話をするなんて卑しい」「八村の両親が息子のお金を当てにしているように聞こえる」など、発言に批判が集まってしまう。 さらに、「アッパレ」を入れずに、「これから」としたことについても、「張本氏なりのエール」とも思えるが、ネットユーザーからは「アッパレを入れるべきだ」「NBAで日本人がドラフト1巡目指名されることがどれだけ凄いことかわかっていない」と批判が相次ぐことになった。 張本氏としては親に労いの言葉をかけたものと思われるが、ネットユーザーはそうは受け取らなかった今回のコメント。貶めるような意図はなかったはずだが、普段の「放言」のイメージが強く、全く違う意味に受け取られてしまったようだ。
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スポーツ 2019年06月24日 11時40分
DeNAイベント、ホエールズのレジェンド達が集結! 山下大輔氏と遠藤一彦氏がぶっちゃけトークでハマスタ大歓喜
ベイスターズは「70th ANNIVERSARY PROJECT」の一環として、“70th ANNIVERSARY GAME”を6月22,23日の両日(対楽天戦)に開催。様々な歴史の詰まったスペシャルユニフォームで戦った。 2日目の試合前には、山下大輔氏と遠藤一彦氏がセレモニアルピッチでイベントに華を添え、試合後には「4522敗の記憶」(双葉社)の著者の村瀬秀信氏と、お笑いコンビ・ダーリンハニーの吉川正洋氏の大のホエールズ&ベイスターズファンのMCで、レジェンドOB2人を迎えてのトークショーを行った。 リリーフカーに乗って横浜大洋時代のホームのユニフォーム姿で颯爽と登場した2人は、当時のユニフォームを掲げるファン達の声援に応え、トークショーをスタート。話題は山下氏の入団にちなみユニフォームを変更し、しかも出身地の静岡から“お茶とみかん“からイメージされたことや、山下氏の入寮の際にベンツでやってきたなどの伝説を披露。続いて、川崎から横浜に移転してから入団した遠藤氏も、このユニフォームをキャンプ時だけ着用したことがあり、しかもお馴染みの背番号24は、キャンプ後に当時の監督・別当薫氏の鶴の一声で38から変更されたことなどの秘話も明かされた。 横浜スタジアム移転の一期生の遠藤氏を「スマートで横浜らしい」と評した山下氏は「中塚(政幸)さんとか長田(幸雄)さんとか、横浜には似合わない」人が多かったと突然ディスり始めると、遠征時の新幹線の食堂車の酒を大洋の選手が飲み尽くしたとの“ホエールズ酒豪伝説”も暴露し、「今の選手はあまり飲まなくなって、チームが強くなった」と笑わせた。 遠藤氏も巨人・クロマティを三振に取った際の”頭を指すポーズ”はずっと「狙っていた」と明かし、若菜嘉晴氏とのバッテリー間での“ノーサイン伝説”は若菜氏のリードがでたらめだったことで、「好きに投げさせろ」との発想から生まれたと暴露。「それでも捕れる彼は天才」と振り返った。その他にも、歴代助っ人外国人との思い出や、山下氏得意の駄洒落も飛び出し、オールドファンは懐かしく、最近のファンにも歴史の勉強となるような、各年代に興味を持てるような楽しいトークが繰り広げられた。 ベイスターズに対して、山下氏は「ヘッドコーチをしていた98年以来の優勝を実現してほしい」、遠藤氏は「実績のある東や濱口が戻ってくれば、優勝という結果も」と期待を寄せ、最後には全員で決め台詞の“I☆YOKOHAMA”をコールし、ファンと共に楽しい時間を共有した。 チームも鬼門の交流戦を貯金3で終えた。アニバーサリーイヤーに、多くのOBも期待している実りの秋を迎え、勝利の美酒を浴びたいものだ。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年06月24日 11時30分
“過激な仕掛け人”新間寿氏の殿堂入りセレモニーをWWE東京公演で開催!
世界最大のプロレス団体WWEは、今年4月にニューヨーク/ニュージャージー地区で開催されたWWE名誉殿堂セレモニー『WWEホール・オブ・フェーム』において、新日本プロレス営業本部長、WWF(WWE)会長などを歴任し、長年に渡る、日本のみならず世界のレスリング界への功績を讃え、レガシー部門への殿堂入りを果たした新間寿氏について、WWE東京公演『WWE Live Tokyo:』(28、29日 東京・両国国技館)初日の28日に、『WWEホール・オブ・フェーム』殿堂入りセレモニーを行うと発表した。WWE日本公演開催に際し、日本のWWEユニバース(ファン)の前であらためてセレモニーを執り行い、その偉大なる功績を祝福するという。 アントニオ猪木氏の右腕として、プロボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリとの“世紀の一戦”など、実現不可能と言われた試合の数々を実現に導いてきた新間氏は、藤波辰巳(辰爾)、(初代)タイガーマスクなど、新日本プロレスの絶対的エースである猪木に続くスターを生み出すことで、80年代の新日本プロレス黄金時代を築いた。WWEとはWWWF、WWFの名称時代から、ビンス・マクマホン・シニアと太いパイプを持ち、新間氏が新日本を退社し、(第1次)UWFを旗揚げした際には、新日本と業務提携中にもかかわらず、エースの前田日明がWWFインターナショナル・ヘビー級王座(後にUWFヘビー級王座に改名)をマディソン・スクエア・ガーデンで獲得するなど、マクマホン家との親交が深いことが窺える。 日本では20日に、(初代)タイガーマスクこと佐山聡がプロデュースしたリアルジャパンプロレス『ストロングスタイルプロレスVol.2』東京・後楽園ホール大会で、新間氏がファンの前で殿堂入りの挨拶をすると、多数の関係者、そしてファンから大きな祝福を受けた。今回のWWE東京公演には、初日のみビンス・マクマホン会長兼CEOの娘婿であるトリプルHの来日と試合出場が発表されており、マクマホン家を代表して新間氏の殿堂入りを祝福するようなセレモニーになれば、ファンは歴史を学ぶことが出来るだろう。両国国技館でどんな“新間節”が聞かれるのか期待したい。※文中敬称略文 / どら増田写真提供 / WWE JAPAN
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スポーツ 2019年06月23日 11時30分
半数以上が該当 交流戦MVPにまつわる“タイトルホルダー”のジンクスとは?
12球団で最も活躍した選手に、賞金200万円とともに贈られる『日本生命セ・パ交流戦MVP』。賞金3000万円のチーム優勝とともに、その行方が注目されているタイトルだ。 昨年は全体2位のオリックスから吉田正尚が選出されたこの賞だが、過去10年を振り返ると、とあるジンクスが浮かび上がってくる。それは受賞選手の半数以上が“タイトルホルダー”になっているということだ。 過去10年の受賞選手のうち、タイトルに縁がなかったのは昨年の吉田、2014年の亀井善行(巨人)、2016年の城所龍磨(元ソフトバンク)の3選手。その他の7選手はいずれも、その後の戦いを経て何らかのタイトルを獲得している。 2015年に初受賞した柳田悠岐(ソフトバンク)は、「打率.363、34本塁打、32盗塁」で首位打者とトリプルスリーを同時達成。2度目の受賞となった2017年も、最高出塁率(.426)のタイトルを獲得した。 2013年にMVPとなった長谷川勇也(同)は、首位打者(打率.341)と最多安打(198本)を獲得。2012年に戴冠した内海哲也(当時巨人、現西武)は、交流戦期間中に挙げた4勝も効き2年連続となる最多勝(15勝)を手中に収めている。 移籍初年度の2011年に戴冠した内川聖一(ソフトバンク)は、その年史上2人目となる両リーグでの首位打者(.338)を達成。22歳の若さで選出された2010年のT−岡田(オリックス)は、1962年の王貞治以来となる22歳での本塁打王(33本)に輝いた。 2009年の杉内俊哉(当時ソフトバンク)は、最高勝率(.750)、最多奪三振(204個)の二冠を達成。ちなみに、杉内は翌年も200個以上の三振(218個)を奪っているが、ソフトバンクの投手が200奪三振をクリアしたのは同年の杉内が最後の例となっている。 2013年からは隔年でジンクスが発生していることを考えると、今年は受賞者がタイトルホルダーになる年であるともいえる。果たして、飛躍が約束された交流戦MVPを獲得するのは一体どの選手になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月22日 17時30分
カド番大関・貴景勝が臨む名古屋場所 過去の陥落は2例のみ?
新大関として迎えた夏場所(東京・両国国技館)で右膝を負傷し、「3勝4敗8休」という成績に終わった貴景勝。初陣でいきなりカド番に転落した22歳にとって、次場所の名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)は文字通り正念場となる。 現状を伝える各メディアの報道によると、貴景勝は現時点で出場の可否を明確にしてはいない。しかし、16日に昇進披露宴を行ったばかりの大関は、仮に欠場すると、年6場所制定着(1958年)以降では、史上ワースト記録となる2場所での大関陥落となる。これらの事柄を考えると、恐らくは出場という決断を下すことが濃厚だ。 怪我の悪化を危惧し、「まだ若いから無理をする必要はない」、「治らなければ休んだ方がいい」と欠場を勧めるファンも多い名古屋場所。だが、出場するならば追い風となりそうなデータもある。それは陥落力士の少なさだ。 1958年に定められた「3場所連続での負け越し」という陥落規定が、現行の「2場所連続での負け越し」と改められたのは1969年名古屋場所から。そこから現在に至るまで、大関が関脇に陥落した例は21例(18人)を数える。 ただ、この21例の中で、名古屋場所が舞台となったのは武双山(2000年)、出島(2001年)の2例。また、名古屋場所では2001年から昨年まで、17年間陥落劇が起こっていない。 秋場所(東京・両国国技館)で2ケタ以上をマークすれば、名古屋場所で休場しても大関には戻れるが、思惑通りに白星を挙げられる保証はどこにもない。もちろん、経過が悪ければ休場が第一だが、回復が順調ならば縁起のいい場所にチャレンジする価値はあるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月22日 11時30分
大谷の快挙達成で問われる「メジャー投手のレベル低下」は本当か?
大谷翔平(24=エンゼルス)の偉業達成にケチが付いた。去る6月13日(現地時間)のレイズ戦、3番・DHで出場した大谷は、日本人メジャーリーガー初のサイクル安打を達成した。イチロー、ゴジラ松井も成し遂げられなかった快挙だ。 それに対し、球界のご意見番・張本勲氏(79=野球評論家)が「アメリカのピッチャーは質が落ちたね。だらしがないね」と水をさす発言をし、大谷の快挙達成の翌日にも別選手がサイクル安打を達成したことに触れながら苦言を呈していた。 アメリカのピッチャーは、本当にレベルが落ちたのだろうか。 大谷の記録達成を許したレイズ投手は、ライアン・ヤーブローと2番手ハンター・ウッドの2人。左腕・ヤーブローは昨季、16勝を挙げた左腕だ。 「ヤーブローは今季28歳になりますが、16勝を挙げた昨季がメジャーデビューしたシーズンなんです。2014年のドラフト会議でマリナーズに指名され、マイナーで鍛えられて4年目にして、やっと素質が開花したピッチャーです。ストレートはさほど速くありません。変化球で打ち損じを誘う技巧派」(米国人ライター) 「4年目でようやく」という経歴を聞かされると、ご意見番の意見は間違っていなかったことになる。しかし、こんな声も聞かれた。 「メジャーデビューする直前の17年シーズンでした。3Aで26試合に登板し、13勝、159奪三振をマークしました。レイズの首脳陣が他球団への流出を恐れ、それを阻止したほどです」(前出・同) まだ伸びしろのある投手として期待されているのは、間違いないようだ。 ヤーブローは大谷に打ち込まれ、敗戦投手になったが、この日は6イニングを投げて被安打5。つまり、ヤーブローの失点は“大谷絡み”だけだったのだ。初回の大谷の3ラン、そして、5回に大谷が三塁打を放った直後の出た4番・プホルスの2ランだけ。プホルスはアメリカン・リーグを代表するスラッガーだ。ヤーブローは大谷、プホルスの2人には打たれたが、先発投手として責任イニングを投げており、メジャーリーグの投手の質が落ちたわけではない。 もっとも、ご意見番は「だらしがない」ともおっしゃったので、勝負どころで、3番大谷、4番プホルスに打たれたことを指しての表現だとすれば間違ってはいないが、「アメリカのピッチャーは…」と評価するのは正しいとは言い切れない。素直に、大谷をもっと評価してあげてもいいのでは? 「昨季のヤーブローは主に救援で勝ち星が転がり込んできたんです。今年は先発も任され、真価が問われています。ここまで10試合に投げて5勝3敗です」 メジャーリーグ中継の解説も務めるプロ野球OBの言葉だ。 サイクル安打を達成した翌日、レイズが先発マウンドに送り込んだのは、ブレイク・スネルだ。スネルは昨季、サイ・ヤング賞に選ばれた左腕。防御率1点台は、2000年のペドロ・マルティネス以来となる快挙だった。その一流投手との対戦成績は1打数1安打、1四球。スネル攻略に貢献してみせた。 メジャーリーグの投打の成績を見ると、たしかに「打高投低」の傾向は否めない。しかし、大谷は好投手と対戦し、結果を残したのである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月22日 06時30分
歴史は繰り返すか? 好調巨人を支えるベテラン捕手・炭谷銀仁朗
セリーグ、首位争いを繰り広げる巨人。「大型補強」として獲得した新戦力のうちの一角、炭谷銀仁朗の存在感がじわじわと出始めている。ここまで出場29試合ながらも、ここ2か月間で先発マスクも含め一気に出番が増えた格好だ。正捕手・小林誠司を支えながら、要所でバッティングでも好打を放つなど、ベテランらしい「縁の下の力持ち」という言葉以上の役割を果たしている。 さらに挙げられるのが、大城卓三の起用法や選択肢が増えたことも「炭谷効果」の一つだろう。入団当初より高い打撃センスを発揮してきた大城は今季、主に一塁手としての出場を続けており、丸佳浩、岡本和真らとともにクリーンナップを形成し、打線の核となっている。小林・炭谷の両捕手がいることで大城の素質が如何なく活かされていることは言うまでもない。 無論、炭谷自身も今月13日の古巣・西武との交流戦では3ランを放ち、16日の日本ハム戦では今季不調のエース・菅野智之を好リードで7勝目に導くなど、様々な面で貢献度が増してきている。すでに巨人に無くてはならない戦力として期待以上の働きを見せ、指揮官である原辰徳監督はベテランを「生きた教材」と評し、同じポジションで競う小林とのさらなる相乗効果を期待する。 過去、巨人は新たな捕手を獲得することで、チームの活性化を図ってきた記憶が鮮明だ。平成最初の年、中日から獲得した中尾孝義の加入でまさに投手陣が生まれ変わり、日本一にまで駆け上がった。また、シーズン序盤から下位に沈んでいた1992年は、西武から大久保博元が加わると攻守にわたり活躍、チームを押し上げるキーマンとなった。そして2001年には新人として阿部慎之助が入団、チームの顔として、また長きにわたり土台として「扇の要」となる。 2019年シーズン、交流戦を戦い上位争いも激しさを増してきた今、炭谷銀仁朗が巨人の新たな柱となり、チーム全体を支える存在となってきたことは明らかだ。頼もしいベテラン捕手に引っ張られる形で、いよいよ覇権奪還へ向け最重要となる夏場を迎える。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年06月21日 22時30分
初代タイガーマスク「猪木の意志を継ぐに相応しい人間」と大暴れの藤田和之を評価!
リアルジャパンプロレス初代タイガーマスク 佐山サトルプロデュース『ストロングスタイルプロレスVol.2』▽20日 東京・後楽園ホール 観衆 1549人(満員) 初代タイガーマスクこと佐山サトルがプロデュースする『ストロングスタイルプロレス』の第2回大会が開催された。今大会は初代タイガーマスクの生みの親でもある新間寿氏のWWE殿堂入りのお祝いも兼ねた。メインイベントでは、船木誠勝がスーパー・タイガーとのタッグで、藤田和之&ケンドー・カシンのはぐれIGFインターナショナル軍と対戦した。 船木と藤田&カシンに目が行く中、しっかりと存在感を示したのが、レジェンド選手権王者のスーパー・タイガーだ。スーパーは、はぐれ軍のセコンドに付いたフレディ・クルーガーにも気を取られながらも、カシンや、パワーとラフを兼ね備えダーティーな部分も出してきた藤田ともしっかりと張り合っていた。 最後ははぐれ軍の巧みなインサイドワークにやられる形で、藤田の投げっぱなしジャーマンから、顔面へのサッカーボールキックで3カウントを奪われた。カシンが「スーパー・タイガー!レジェンド選手権をかける勇気はあるのか?藤田和之とシングルができるのか?」と挑発。スーパーも「ベルト?喜んでかけてやるよ!決めてくれ!」と呼応したことで、両者のシングル対決が急浮上する展開に。インタビュールームに現れたスーパーは改めて、「このベルトがリアルジャパンだ!」とベルトを手に叫び、藤田との防衛戦に向けて気合いを入れていた。 その後、佐山が大会を総括。「新間さんのお祝いにしてはふさわしい試合ができたんじゃないかと思います」とメインの試合を評価した。はぐれ軍の暴挙に関しては「まあ、これでこそストロングスタイルというものじゃないかと思います。それにしても、よく盛り上げてくれたなと思います。ストロングスタイルで盛り上がると、こういうふうになると実感してもらえたと思います」と、ダーティーな攻撃で殺伐とした空気を作り出したはぐれ軍を「これぞストロングスタイル」と称えた。 佐山は今後の参戦についても「上がり続ける資格はあるんじゃないでしょうか。(藤田は)相変わらずスゴいなと。やはり猪木の意志を継ぐにふさわしい人間だと思いますね」と続けた。どうやら藤田の継続参戦に異論はないようだ。 今回も後楽園ホールの客席は満員。『ストロングスタイルプロレス』の3回目も楽しみである。取材・文・写真 / どら増田
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