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『投手・大谷』実現か? “オープナー” という奇策に賛否両論

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提供:週刊実話

 近年話題の“オープナー”でエンゼルスの『投手・大谷』の“試運転”という仰天ニュースが走っている。オープナーとは、本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1、2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法だ。

 大谷翔平(24)が、昨年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて以来、初めてブルペンに入って投球練習を再開。捕手を立たせて20球、セットポジションで約10球。肩慣らし程度ではあったが、本人はすぐにでも実戦登板したいような口ぶりだった。

 「エンゼルスは投打ともに慢性的な人員不足。本来なら投手としての復帰は来年以降ですが、今のメジャーリーグでは、オープナー可能な継投策が流行しているんです」(特派記者)

 救援投手を先発させ、打者一巡を目安に交代させる変則の継投策だが、投手・大谷の負担軽減、実戦感覚を取り戻すのにはオープナーが最適だと言われている。

 「二刀流復活のため、ピッチャーとしての専門的なリハビリ型の練習、調整をさせるとなると、一時的とはいえ、ペナントレースの真っ最中に『打者・大谷』を、いったんチームから外す必要があります。ところが、そんな余裕はエンゼルスにはありませんからね」(同)

 ペナントレースの行方が見えてきた頃に、『投手・大谷』をオープナーで投げさせる可能性も考えられるという。
「エンゼルスが所属するアメリカン・リーグは指名打者制。ルール上、『指名打者を使ってもいい』となっているが、使わなくても問題ない」(球界関係者)

 つまり、大谷を「指名打者」ではなく、ピッチャーとして打席にも立たせることができれば、人材難のエンゼルスにとっては一石二鳥というわけだ。

 「かつて日本ハムが『1番・投手』で大谷を起用したケースもあります。勝敗が見えてきたところで交代させれば、右肘への負担も最小限にできる。投手を交代した後は、外野守備か一塁守備に入れればいい」(同)

 当然、医師のゴーサインが大前提だが、大谷は“投げたがり”。「行け」と言われれば断らないだろう。

 ただ、オープナーを努める投手に勝利やホールドなどの記録がつかず評価が難しい。オープナー制はチームの得にはなっても、本人には勝ちもホールドのポイントもつかず、負け投手になる可能性のデメリットのみが付きまとう。それでも大谷は投げるだろうが、果たしてエンゼルスにとってそれが損か得かよく考えるべきだ。

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