スポーツ
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スポーツ 2019年06月12日 11時40分
ソフトバンク、絶好のサヨナラチャンスを逃す ファンのため息も“トレンド級”
福岡ヤフオク!ドームで11日に行われたソフトバンク対阪神の一戦。延長12回裏にソフトバンクが見せた“拙攻”が、多くのファンのため息を誘っている。 相手先発・メッセンジャーに8回まで1得点に抑えられるも、1点ビハインドの9回裏2死から、今宮健太のタイムリーで同点に追いついたこの日のソフトバンク。その後の延長戦は森唯斗、モイネロ、武田翔太ら救援陣がなんとか踏ん張り、同点のまま12回の攻撃に漕ぎ着けた。 その12回裏、ソフトバンクは先頭のグラシアルが相手投手のドリスからショート内野安打を放ち出塁。ここからドリスが牽制球の悪送球と暴投を重ねたことにより、労せずしてノーアウト三塁の絶好機が到来した。 しかし、この場面で打席に入った真砂勇介は空振り三振に倒れ、続く松田宣浩もショートゴロ。さらに明石健志もレフトフライと、揃ってチャンスをモノにすることができず、目前まで迫っていた勝利をみすみす逃す結果となってしまった。 相手のミスで“もらった”といえるサヨナラ機を生かせなかったソフトバンクは、ゲーム差無しで並ぶ楽天が勝利したため、首位から0.5ゲーム差の2位に転落。今回の試合を受けたファンからは「なんであそこから1点も取れないんだ」、「真砂が三振した時点で終わってた」、「こんなんでよく交流戦首位にいれるな」といった落胆の声が多数挙がっており、他球団のファンも「ノーアウト3塁から無得点とか(笑)」といった煽り交じりのコメントを寄せている。 また、試合後には「ノーアウト3塁」というワードがツイッターのトレンドランキングに浮上。ヒットはおろか、外野フライも打てなかった拙攻ぶりに、多くのファンにモヤモヤを募らせたことが浮き彫りとなっている。 9回に追いついた点を考慮すれば、今回の試合は“勝ちに等しい引き分け”と考えることもできる。しかし、上記の状況を見る限り、ほとんどのファンは“負けに等しい引き分け”と捉えているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月12日 11時30分
「スピードと勝負するのではなく…」日ハム・吉田輝星の弱点を、ユーチューバー高木豊氏が指摘
YouTuberとしても活動する野球解説者の高木豊氏が、自身のチャンネルを11日に更新。本日の広島戦でプロ初登板を迎える日本ハム・吉田輝星について言及している。 当日の試合でラジオ解説を務める高木氏は、「ファームで投げた時(初登板時)も見に行った。あれからどんな成長を遂げたかが見られる」と期待。「(広島には)意外とホームランバッターも多いけど、札幌ドームは広いから先発は思い切っていける」と、地の利についても推察した。 また、「二軍戦を見ると、どうしてもスピードガンを気にしている。投げたらクルッと(振り返って)見ている」と投球時の課題も指摘。「スピードと勝負するのではなく、相手のバッターと勝負をしてほしい」とアドバイスを送った。 「勢いでいったら、恐らく捕まると思う。散らすところは散らさないと」と注意点を挙げた吉田の初登板は、広島のエース・大瀬良大地が相手。この点についても、「デビュー戦だから、勝ち負けよりもしっかりした形を見せてほしい」と期待を込めて発言していた。 注目の一戦についてトークが展開された今回の動画は、本日午前9時時点で視聴回数「2万2076」回、高評価「260」件を記録。また、コメント欄にも「次世代エースとセ・リーグのエースの対戦は楽しみ」、「せっかくなら初登板初勝利してほしい」、「勝負は蓋を開けるまで分からんから頑張れ!」といった期待のコメントが多数寄せられている。 吉田はここまで二軍戦で9試合・26イニング投げ、残した成績は「0勝3敗・防御率4.15・31安打」。昇格へ向けた“最終テスト”と目された4日巨人戦では3回6失点と打ち込まれたが、首脳陣は方針を変えず、ドラ1ルーキーを一軍マウンドへ送り出す決断を下している。 セ・リーグ3連覇中の赤ヘル軍団に、昨夏の甲子園を沸かせた吉田の投球はどこまで通用するのか。「どのくらいの球を投げるかちょっと注目だね。札幌に行くのが楽しみになった」と語った高木氏を含め、多くの人々が注目する試合となることは間違いない。記事内の引用について高木豊Takagi YutakaのYoutube公式チャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月12日 06時00分
女子バレー木村沙織に“待望論”! 現役復帰と同時に期待される「あの爆乳をもう一度!」
去る6月10日、2004年のアテネ五輪、08年の北京五輪の日本代表を務めたバレーボール選手“プリンセス・メグ”こと栗原恵が引退会見を開いた。栗原は、ちょうど同時期に代表を務めた“サオリン”こと木村沙織とのツーショット写真を、自身のインスタグラムで披露した。https://www.instagram.com/p/ByfHKd7l36f/ 木村は栗原より一足早く現役を退いているが、年は栗原の2つ下だ。そんなサオリンに、来る東京五輪・女子バレーでの復帰待望論が持ち上がっているという。 今、女子バレーは世界ランキング6位。男子バレーは12位だ。女子はともかく、男子は“五倫特枠”のような感じで、ホスト国の強みで出場。メダルはほぼ圏外といわれている。そこいくと女子は“地の利”もあるし、あわよくばのメダル獲得が見えている。 「五輪は、ホスト国が勝ち上がるために“暗黙のチーム分け”をするものです。特に女子は、流れに乗ればメダルの色も違ってくる。そこで何としてもほしいのが木村なのです」(専門誌ライター) 木村は身長185センチと各国のエースと比べれば断然低い。しかし、アタックをするときに腕のしなり、一瞬にして打つ方向を変えるリストの強さは世界一と言っていい。まだまだやれる選手というのがもっぱらだ。 「女子が6位と言っても、いかんせん層が薄いのです。もう1枚、強力なスパイカーがいればと思います。栗原と同い年、34歳のママさん選手、荒木絵里香はバリバリに頑張っています。木村もまだまだやれると思います」(同・ライター) 木村は17年に引退。ファンは東京五輪も中心選手としての活躍を願っていたが、中学のころからずっと第一線で戦ってきた疲労がたまり過ぎたという話もある。 「そうは言っても、海外には40代の選手さえたくさんいますからね。サオリンの場合、主将がつらかったと言っていましたから、役職なしでの復活なら可能性はあるかもしれません」(スポーツ紙記者) 木村のもう1つの武器。あの小顔、スリムな体形に似合わずの豊満なバストがコートに帰って来れば、バレー人気再沸騰も間違いなし! ぜひ期待したいものだ。
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スポーツ 2019年06月11日 22時30分
WWE現場監督トリプルHが11年ぶりに日本公演参戦!元バレットクラブ勢と合体!
これはビッグニュースだ。 世界最大のプロレス団体WWEは、今年のWWE日本公演『WWE Live Tokyo』(28、29日、東京・両国国技館)に、ビンス・マクマホン会長兼CEOの後継者として最有力とされる幹部の1人、トリプルHタレント部門兼ライブ・イベント部門兼ストーリー部門最高執行役員が来日し、試合を行うと発表した。 トリプルHの日本公演出場は、2008年以来実に11年ぶり。トリプルHは、28日の初日にAJスタイルズ、ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソンの旧バレットクラブ勢とタッグを組み、ドリュー・マッキンタイア、バロン・コービン、ボビー・ラシュリー、サモア・ジョー組と対戦する。29日は今のところ出場予定はない。 トリプルHは、ハンター・ハースト・ヘルムスリーの略で、師匠は昭和のプロレスファンにはおなじみの“殺人狂”キラー・コワルスキー。日本の団体に参戦した経験がないまま世界のトップに上り詰めたまれな選手だ。デビュー当初は当時WWEのライバル団体で、後にWWEにより買収されるWCWのエース候補だった。トリプルHがWWEのトライアウトに合格していなければ、当時WCWと友好関係にあった新日本プロレスに入っていた可能性はある。 WWEに移籍後は、ショーン・マイケルズ率いるユニット、D・ジェネレーションXに入りブレイク。シングル転身後は、マイケルズ、ジ・アンダーテイカー、スティーブ・オースチン、ザ・ロック、カート・アングル、クリス・ジェリコ、ブロック・レスナー、ダニエル・ブライアンらスーパースターと名勝負を繰り広げ、2003年の日本公演では日本人スーパースターTAJIRIを相手にタイトルマッチを行い日本のファンの心をつかみ、その実力が本物であることを証明した。今年4月にD・ジェネレーションXとしてWWE殿堂入りを果たしている。 ビンス会長兼CEOの実娘、ステファニー・マクマホンと結婚してからは、ビンスの後継者候補として、WWE内でポジションを高めており、殿堂入りする選手やOB、OGなど、ビンスと“揉めて”WWEを去った人物とも交渉し、次々と和解に成功している。また先日は新日本を退団したKUSHIDAの公開契約にも同席。レジェンドの訃報が入ると真っ先にツイッターを更新するなど、現場監督と会社の最高執行役員、そしてレスラーという3つの顔をうまく使い分けている。 今回の来日は11年の間に変わった自身の立ち位置から、進化しているアジアのマーケットを自分の目で見ておく(または感じておく)狙いもあるのだろう。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年06月11日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「リッキー・スティムボート」善玉に対する日米の“視点の違い”
リッキー・スティムボートと聞いたときに、みなさんはどのようなイメージを抱くだろうか。 NWA王座にまで上り詰めたトップレスラーであることに違いはない。まだNWAが権威を保っていた1989年に、あのリック・フレアーから王座を奪取したのだから、90年代以降のそれとは別格である。 全米各地で30年近くトップを張り続け、ベビーフェイス(善玉)のレジェンドとして今なお信奉者は多いという。しかし、スティムボートが「プロレス史に名を成す超一流か」となったときには、首をひねるマニアも多そうだ。 1976年にAWAでデビュー。すぐにNWAへ移籍すると、正統派のアイドルレスラーとして人気沸騰。とりわけジミー・スヌーカとの抗争は、ドル箱カードとして3年以上にわたって繰り広げられた。 初来日は1980年の全日本プロレス。デビュー4年目ながら『世界最強タッグ決定リーグ戦』にエントリーされたように、破格の扱いであった(パートナーはディック・スレーター)。 翌年にはライバルのスヌーカまでも呼び寄せて米国の人気カードを再現させており、このことからも全日のスティムボートに対する力の入れようが見て取れる。「試合前、わざわざアメリカでの同カードをテレビで録画中継したのもかなり異例のことで、全日としてはテリー・ファンクやミル・マスカラスに次ぐ、外国人アイドルレスラーの後継者にしようという腹積もりだったのでしょう」(プロレス記者) 母親が京都出身の日本人という出自に、期待を寄せたところもあっただろう。与えられたニックネームは“南海の黒豹”で、大相撲の若嶋津やK−1のレイ・セフォーも同じキャッチフレーズで呼ばれたが、その先駆はスティムボートである(もっともそれ以前、大相撲の琴ケ濱(元大関)が同じく“南海の黒豹”と呼ばれていたようだが…)。 なお、日本における表記では「スティンボート」や「スチムボート」なども見かけるが、アルファベットでは「steamboat」となり、これは“スチームボート=蒸気船”の意味である。 ハワイ出身の名レスラー、サム・スティムボートの甥という触れ込みでデビューしたため、その名を拝借した恰好で、サムの場合は本名が現地語で「汽船」を意味するものであったことから、英語風にスティムボートとされた経緯がある。 実際のスティムボートは、アメリカ出身のアメリカ人であったが、プロレス上の設定としてはハワイ出身とされ、名前の蒸気船というのは、その当時としてもすでにオールドタイプだった。 よって米国のファンがスティムボートに対して抱いたイメージは、“田舎出身の青年が一旗揚げようと懸命に闘っている”というようなものと思われる。「ところが、日本ではカンフーを使いこなすスタイリッシュな選手として売り出そうとしていた節があり、そのあたりに実際のファイトスタイルとの齟齬があったかもしれません」(同) そのせいか周囲の期待ほどには、日本においてスティムボートの人気が盛り上がることはなかった。★“優等生”すぎて人気はいま一つ ダブルメインイベントの1試合目として組まれたスヌーカ戦のテレビ実況で、「アメリカでは開始早々から観客全員がスタンディングで声援を送っていた」と伝えられたものの、日本では20分を越える熱戦であったにもかかわらず、スティムボートのレフェリー暴行による反則負けという不透明決着。そのため、ファンに強い印象を残すことはなかった。 究極のヒール(悪役)として善玉を輝かせてきたアブドーラ・ザ・ブッチャーの新日本プロレス移籍により、好敵手に恵まれなかったという不運もある。 スティムボート初来日の直前に、やはり日本初参戦となったヒールのオースチン・アイドルをライバルに据えようという案もあったようだが、こちらもすぐにアメリカでの主戦場を全日と提携していない団体へ移してしまった(アイドルの再来日は’87年)。 ただ、問題はそうした周囲の環境だけではない、との見方もある。「アメリカでのライバルの1人、リック・フレアーはスティムボートのことを『完璧で最高のベビーフェイス』と評しましたが、そこが逆に日本に合わなかった理由でもあります」(プロレスライター) 異形のジャイアント馬場や狂気をはらむアントニオ猪木など、伝統的にどこか毒気のあるレスラーが人気を博してきた日本マット界に、優等生タイプのスティムボートはそぐわなかったということか。 1989年にNWA王者として2代目タイガーマスク(三沢光晴)の挑戦を受けたタイトル戦、1990年には初参戦の新日マットで人気沸騰のグレート・ムタとビッグマッチを戦いながら、いずれも凡戦に終わっている。 そんなスティムボートの日米での人気の差を見るにつけ、いやはやプロレスとはなんとも難しいものだと、改めて思い知らされるのである。リッキー・スティムボート***************************************PROFILE●1953年2月28日、アメリカ合衆国フロリダ州出身。身長180㎝、体重107㎏。得意技/ダイビング・クロス・ボディ、サイクロン・ホイップ、バックハンド・チョップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年06月11日 17時50分
本誌スクープ! 原巨人テコ入れ 江川卓GM浮上!
首位から陥落した巨人が江川卓氏をGMに担ぎ出して巻き返し――。巨人は都内で決算取締役会を開き、日本テレビの番組制作のエースだった今村司氏が球団社長に就任、編成本部長も兼務すると発表。江川氏に『家政婦のミタ』方式で原巨人を見張らせ、広島に明け渡した首位の座へ挑む! セ・パ交流戦直前、巨人は6月11日付で日本テレビ放送網執行役員事業局長の今村司氏(59)を代表取締役社長兼編成本部長に就任させた。 今村氏は日本テレビの人気番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』で「DASH村」を、制作局ドラマセンター長時代には『家政婦のミタ』などの番組を手掛けたヒットメーカー。スポーツ局でもチーフプロデューサーを務めており、若い世代のプロ野球離れが進む中、奇抜なアイデアで蘇生させる手腕が期待されている。「特筆すべきは、経営トップである社長ばかりでなく、現場を統括する編成本部長の肩書が付いたことです。編成部門はGMを兼任する原辰徳監督(60)が担ってきましたが、球団トップが掌握したことで、今後の決定権は今村氏が持つことになります」(巨人担当記者) この人事の与える影響はことのほか大きい。球団の牽引役が、渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆が主導する読売新聞社から日本テレビへ移行したことを暗示するからだ。 それを物語るように、今季から巨人は主催試合の中継権をDAZNへ販売した。グループ企業の最強コンテンツをグループ外企業でネット配信するという荒業は、当の日本テレビだからこそできた決断なのだ。 スポーツ紙デスクは、この狙いを「“アンチ巨人”を増やすことで人気復活と、V9時代のように憎たらしいほど勝ち続けるチームにするためにある」と語る。「今村氏が球団社長就任発表の席で話したのが、巨人戦の秘めたポテンシャル。日本テレビでゴールデンタイムに放送した4月24日の巨人―広島戦の視聴率は、東京・関東エリアこそ5.5%だったが、広島では40・5%だったと。それくらい広島のお客さんはプロ野球に熱い。広島で巨人戦をテレビ観戦するのはカープファンばかりでなく、アンチ巨人も多いということ。きちっと足固めすれば巨人の全国的な人気を取り戻せるという主張で、気鋭のテレビマンらしく、逆転の発想で人気回復を狙っている。それにはテレビ離れが著しい若い世代に巨人戦を見てもらうのが手っ取り早く、DAZNでのネット中継を選んだ」(前出・デスク) 見逃せないのは、年間20億円の中継権料だ。この額は、金満巨人の52億円はともかく、最下位中日の選手総年俸23億円に匹敵する。この資金を戦力補強に回せば、巨人のポテンシャルはさらに拡大し、他球団が「憎たらしいほど強い」と舌を巻くチームが出来上がる。 そこから透けて見えるのが、日本テレビの野球解説で今なお人気が高い江川卓氏(64)のGM就任案だ。アンチ巨人の象徴的な存在こそ、’78年の「空白の1日」で巨人にゴリ押し入団した“元祖怪物君”なのである。 今村社長の意向に沿い、江川氏に『家政婦のミタ』ばりに原巨人をチェックしてもらい、戦力補強、チーム編成の再構築を図ろうという作戦で、アンチ巨人の心情を逆撫でする狙いもある。「江川氏が動けば当然、ネットで叩かれる。だが、正統派の原辰徳監督ではアンチ巨人は増えない。この『ネット炎上大歓迎』の姿勢で巨人ファンを掘り起こすのが狙い。江川氏の現場復帰の障害になっていた株投資の失敗で生じた多額の負債も返済を終えたと伝わっており、オーナーも同世代の山口壽一読売新聞グループ本社代表取締役社長(62)に代わり、現場復帰の環境が整ったことが背景にある」(前出・デスク) 巨人がこの4月に編成本部次長兼務で国際部長に就任させたのが、読売テレビ報道局解説委員長の春川正明氏だ。この人事も今村氏のアイデアで、次期監督を期待する松井秀喜氏(ヤンキースGMアドバイザー)と連携して、外国人選手をセレクトするのが狙いだ。DAZNの20億円がこれを後押しする。 巨人の新外国人への期待は大きい。MLBでは「フライボール革命」が起き、バッティングスタイルが大きく変化している。 MLBでは近年、それまでマイナー暮らしを続けていた若手が突如、メジャーで30、40本を打ち覚醒する選手が頻発している。彼らは全球ホームラン狙い。スイングスピードを上げ、すくい上げるようにスタンドへ運ぶ。巨人が伝統的に継承してきた「ダウンスイング」とは対極の打法だ。 巨人OBの王貞治氏(ソフトバンク球団会長)の持論は「ヒットの延長がホームラン」だったが、昨年47発を放ってパ・リーグの本塁打王に輝き今季も本塁打王争いを独走する西武の山川穂高は「全打席ホームランを狙う」と公言している。「ダウンスイング」を伝統的に継承してきた巨人が、まずは松井氏を介してMLBから助っ人を緊急輸入し、打撃スタイルをチェンジしようという発想だ。 巨人同様、フライボール革命の潮流に乗り遅れたヤクルトが、セのワースト記録「16連敗」を喫したのがそれを証明している。 巨人も2017年に広島戦3連敗のあと交流戦に入り、球団ワーストの13連敗を喫した苦い過去がある。同じ轍は踏まないという強い思いが、球団フロントの大刷新につながったのだ。
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スポーツ 2019年06月11日 17時30分
DeNA・ラミレス監督が試される、“5人目の外国人選手”の扱い方
選手の起用法を誤れば、チームが崩壊するだけだ。 横浜DeNAベイスターズが新左腕投手、サミー・ソリス(30)の獲得を発表したのは、5月31日だった。メジャー経験も持つ左投手の補強は大きなプラスとなりそうだが、いくつか問題がある。外国人選手の試合出場枠をどう使い分けていくのだろうか。 「投手ではエスコバー、パットン、野手ではロペスとソト。DeNAはリリーフの三上を故障で欠いたので、ソリスをシーズン途中で獲得したのはその穴を埋める目的もあったと思います。とはいえ、外国人選手は4人までしか出場させられないので、フル回転でソリスを使うことはできないでしょう」(ベテラン記者) ロペス、ソトの野手2人は主軸バッターなので、絶対に外せない。 大方の予想では、左腕リリーバーのエスコバーを先発に回し、その翌日に登録を抹消して、ソリスを昇格させると見られている。エスコバーを抹消すれば、10日間は再登録できない。その間、パットン、ソリスをフル回転させ、どちらかを落とし、再びエスコバーを登録するのだろう。 いずれにせよ、外国人選手の起用は窮屈なものとなる。しかし、窮屈な思いをしているのは、彼らだけではないようだ。 「ベイスターズの正捕手は伊藤光(30)ということで、いいんですかね?」 そんな声もネット裏の取材陣の間で囁かれるようになった。 確かに、開幕戦でスタメン・マスクを被ったのは、伊藤光だ。しかし、翌日の第2戦以降は4年目の戸柱恭孝(29)が起用され、しばらくは伊藤光と戸柱がレギュラーを争っていると、ファンは認識していた。途中、戸柱は二軍調整もしていたが、「ある日」を境に状況が一変してしまった。「5月12日の広島戦でした。ラミレス監督は試合序盤、2回途中でスタメン出場した戸柱を交代させたんです。普通、失点したら、交代させるのは投手の方なんですが」(スポーツ紙記者) 戸柱のスタメンは開幕2戦目以来、久々の登場で張り切っていたと思うが、2回一死三塁という場面で、なんと、広島先発・アドゥワのバットから、タイムリーヒットが生まれた。広島打線は初回に3点を取っていた。DeNAは0点。こういう時、勝っている側のピッチャーが打席に立つと、「次イニイグの投球に専念させるため、打たなくてもいい」という空気になり、実際にそうなることの方が多い。その後、広島は2アウトながら、一、三塁とチャンスを広げると、ラミレス監督がベンチから立ち上がり、交代を告げたのだ。ピッチャーの京山ではなく、捕手・戸柱の交代を…。伊藤光が慌ててグラウンドに出て行く。スタンドはこの交代にざわついていた。試合後、ラミレス監督は、やはり、アドゥワにヒットを許した場面に触れ、「2ストライクまで追い込んでおきながら、次はストレートが高めに行って打たれた。(試合の流れを)止めるために」と各メディアに説明していたが、チームには結びつかなかった。この頃、DeNAは負けがちであった。 「なぜ、この日、戸柱をスタメンで使ったかというと、マツダスタジアムでの打率成績が良かったからなんです。負けが込んでいたのでチームの雰囲気を変える意味もあって、伊藤光ではなく、戸柱を使ったんですが」(前出・同) その後のDeNAベンチだが、決して雰囲気が良いとはいえない。戸柱も元気がない。ソリスのチーム合流はまもなくだという。外国人選手のプライドを傷つけるようなことになれば、DeNAは本当に中盤戦以降も苦しい戦況が続くだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月11日 11時35分
オリックス、交流戦は勝ち越しスタート! 交流戦打点トップのロメロ復調が大きく影響
オリックスは10日現在、58試合22勝32敗4分け、パ・リーグ首位のソフトバンク&楽天(同率)と8ゲーム差の最下位だが、4日から開幕したセ・パ交流戦ではDeNAに2勝1敗、ヤクルトに1勝1敗で、勝ち越している。7日のヤクルト戦(神宮)は雨天中止になっており、公式戦が再開される28日までに振替試合が組み込まれるため、オリックスの交流戦は少しだけ長引くことになりそうだ。「クリーンナップが打てば流れが変わる」 西村徳文監督は試合後の囲み会見で、度々こんな話をしていたが、一番の悩みの種であった吉田正尚とともに中軸を担うロメロが、7試合連続安打、交流戦では打率.444、3本塁打、9打点と大暴れ。打点は1位、打率と本塁打も2位と、「これが公式戦なら」と思わず考えてしまうが、通算打率も3割を超え、交流戦をキッカケに復調したと言っても良さそうだ。打撃練習終了後も表情が明るくなったことからも好調さが窺える。 日曜日にまだ1勝も出来ないなど、交流戦が始まっても課題は山積しているが、ロメロの復調が与える影響は大きい。まずは交流戦で借金を減らし、公式戦が再開したときに、巻き返しを図りたいところ。11日からは中日、阪神との3連戦が2カード連続で組まれている。パ・リーグのチームにとってはこの6連戦が今季交流戦最後の本拠地試合となるため、ここはどのチームも全力で「勝ち」を掴みに行くのは言うまでもない。オリックスにとっては、週末開催で満員必至な阪神との「関西ダービー」で、日曜日初勝利を挙げたいところ。 11日からの中日3連戦では、“神童”山本由伸の初戦登板が発表されており、2戦目以降は松葉貴大、成瀬善久の先発が予定されている。田嶋大樹、榊原翼が「1回休み」というチーム事情から、先発陣が苦しい中、ロメロの復調が他の野手にも影響を与え、打ち勝つ試合が出来れば公式戦にも繋がっていくだけに、ここは打線の奮起と、ロメロの好調継続を願いたい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2019年06月11日 06時00分
新日本札止めの大阪城ホールで『G1クライマックス』参戦希望選手が続出!KENTA参戦へ
新日本プロレスは9日、初夏のビッグマッチ『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』を大阪・大阪城ホールで11,901人(札止め)の大観衆を集めて開催した。この動員数は、初夏のビッグマッチ『DOMINION』シリーズ最多を更新。実数発表以降に関西で開催した新日本プロレスの大会の中でも最多となっており、2連戦や、京セラドーム大阪での開催を望む声も多い。 試合はメインイベントで、オカダ・カズチカがクリス・ジェリコを破り、IWGPヘビー級王座の防衛に成功するも、試合後、ジェリコがオカダを急襲しKO。テレビのゲスト解説を務めていた棚橋弘至が救出に入り、ジェリコと睨み合いを繰り広げたが、ジェリコは花道でオカダのレインメイカードルを拾うと額につけて退場。オカダは棚橋の肩を借りながら退場するという、王者として屈辱を味わう結果となった。エンディングなき『DOMINION』は珍しい。セミファイナルでは、内藤哲也が飯伏幸太にリベンジを果たし、IWGPインターコンチネンタル王座を奪回。NEVER無差別級選手権試合は石井智宏がタイチを破り、5度目の戴冠を成し遂げた。 この日最大のサプライズは、今年2月にWWEを退団したヒデオ・イタミこと、日本ではプロレスリング・ノアで活躍したKENTAの登場だろう。KENTAは“ソウルメイト”である柴田勝頼が誘導する形で、第6試合終了後に登場。札止めのファンがどよめく中、柴田に続いてマイクを握ると「オレは自分の本能に従ってここに来ました。KENTAのプロレス、お見せします。『G1』でお会いしましょう」と、真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』(7月6日アメリカ・アメリカン・エアラインズ・センター〜8月12日東京・日本武道館)に参戦することを高らかに宣言。柴田とともにポーズを決めて、リングを後にした。 『G1』参戦をアピールしたのはKENTAだけではない。リング上では、第1試合に出場した元WWEのディーン・アンブローズ改めジョン・モクスリー、第2試合で“ヘビー級”の小島聡を破った鷹木信悟が、バックステージでは、ドラゴン・リーからIWGPジュニアヘビー級王座を奪回したウィル・オスプレイと、ジェリコが『G1』参戦を口にしている。ちなみに、昨年出場して現在新日本プロレスと契約を結んでいないのは、ケニー・オメガ、マイケル・エルガン、ハングマン・ペイジの3選手。アピールした5選手が全員参戦となると、日程上、今年も20選手が2ブロックに分かれて総当たりリーグ戦を行う可能性が高く、契約選手から2選手が入れ替えとなる。 正式な参加選手やブロック分け、各会場の対戦カードなど、『G1』の詳細は近日中に発表される予定だが、5選手が入れ替わり、フル参戦はしないと思われていたジェリコやモクスリー、そして、新日本のヘビー級の主力とはほとんど絡みがないKENTA、鷹木の絡みは非常に興味深い。全大会でドリームマッチが組まれるのは間違いないだろう。 来年1.4、1.5の東京・東京ドーム2連戦に向けて、新日本は新たな陣容を固めつつある。文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2019年06月10日 22時30分
星野源とCM・『行列』出演、何かと話題の中邑真輔がWWE史上最大50人バトルに出場!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間8日、PPV『スーパー・ショーダウン』(キング・アブドゥッラ・スポーツシティ・スタジアム=サウジアラビア・ジェッダ)を開催した。WWEは近年イスラム圏内のファン拡大に力を入れており、昨年のサウジアラビア興行ではクリス・ジェリコらが出場している。 今年はWWE史上最大の男子50人出場のバトルロイヤルに日本人スーパースター、中邑真輔と戸澤陽が出場した。50人入り乱れたバトルロイヤルがスタートすると、体格に劣るシン・ブラザースや戸澤が投げ飛ばされて脱落。中邑はパートナーのルセフと協力しながらチャド・ゲイブルやアポロ・クルーズを脱落させたものの、キンシャサを狙ったシン・カラから延髄斬りを食らって脱落。日本人スーパースターは全滅した。 その後、アライアス、セザーロ、マンスールの3人が残ると、地元サウジアラビア出身のマンスールが躍動。隙を突いてセザーロをリング外に落とすと、襲いかかるアライアスにエプロンまで追い詰められたが、間一髪のところでアライアスを抱え飛ばしてマンスールが逆転優勝。マンスールが50人バトルロイヤルを制し、地元のファンから大きな声援が送られた。 バトルロイヤルでは結果を出せなかった中邑だが、16日放送の日本テレビ系『行列のできる法律相談所』に初出演することが明らかになった。今年2月、『日経ビジネス』の“世界を動かす日本人50”に大谷翔平、大坂なおみらとともに選ばれ、普段はアメリカを拠点に生活する中邑だが、今回、番組出演のために一時帰国。WWE所属後、日本のバラエティ番組出演はこれが初めてだという。 スタジオではMCの東野幸治らレギュラー陣やゲストらとの絶妙な掛け合いトークを披露。生“イヤァオ!”も飛び出し、試合では決して見られない中邑の貴重な一面を見せているようだ。 番組では、実は“スイーツ大好き”な中邑へ、8席しかないカウンターを設ける超人気モンブラン専門店『Mont Blanc STYLE(モンブラン スタイル)』でおもてなしロケを実施。和栗のモンブランで人生初の“食レポ”にも挑戦した。新日本時代の先輩・真壁刀義と比較されるのは間違いない。 さらに、スタジオでは意外にもお笑いが大好きなことを告白!「友達になりたい人」として挙げたのは関西が誇る人気芸人池乃めだか。幼い頃から憧れていた池乃との感動の初対面や、お決まりの“あのギャグ”の共演が実現するのか注目だ。 中邑は現在、歌手の星野源と『日清どん兵衛』のテレビCMにも出演中。28、29日には、WWE日本・東京公演が東京・両国国技館で開催される。WWEの現役スーパースターが日本のバラエティ番組やCMに出演するのは、極めて異例なだけに注目だ。文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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“仮想・二見激情”は怒りの導火線…!? 怒り渦巻く埼玉プロレス『第銃銃銃銃銃(50)戦』!(1)
2010年08月09日 15時00分
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スポーツ
高校生左腕エースはプロで落第説
2010年08月09日 14時00分
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スポーツ
8/7阪神VS中日戦で見た残念な光景
2010年08月09日 13時00分
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スポーツ
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(25) 「花は霧島、タバコは国分」
2010年08月07日 14時30分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第34回 高所トレーニング」
2010年08月07日 14時00分
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スポーツ
2010年 夏の甲子園ダークサイド情報(2)〜天才球児は高校で伸び悩む!?〜
2010年08月06日 15時00分
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スポーツ
笑う真弓に泣く星野─再逆転の可能性は?
2010年08月06日 08時00分
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スポーツ
猛虎に心強い「新伝説」が生まれる
2010年08月05日 16時30分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第33回 高校総体の思い出」
2010年08月05日 15時00分
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スポーツ
甲子園のあの日 逆転満塁HR
2010年08月05日 12時00分
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スポーツ
2010年 夏の甲子園特集(6)〜職業監督と教員監督は、どっちがいい!?〜
2010年08月05日 08時00分
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スポーツ
2010年 夏の甲子園ダークサイド情報(1)〜球児の足を引っ張る大人〜
2010年08月04日 12時00分
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スポーツ
イチローに限界説
2010年08月03日 18時00分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第32回 暑い夏の練習方法」
2010年08月03日 15時00分
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球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(24) 巨人一筋
2010年08月03日 13時00分
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スポーツ
クライマックスシリーズを巡る巨人の因果は?
2010年08月03日 11時00分
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スポーツ
地下プロレスに現れたタイガーマスクの正体を…誰か教えてくれよ!
2010年08月02日 14時30分
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2010年 夏の甲子園特集(5)〜家庭生活にまで口を挟まざるを得ない実状〜
2010年08月02日 11時00分
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スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第31回 暑い夏に負けない方法」
2010年07月31日 13時30分