スポーツ
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スポーツ 2019年06月27日 17時30分
走塁スペシャリストに9秒97サニブラウン調査開始
陸上の全米大学選手権の男子100メートル決勝で9秒97という日本新記録を叩き出したサニブラウン・ハキーム(20)が、6月27日から福岡・博多の森で行われる陸上日本選手権のため凱旋帰国する。注目は、前日本記録保持者で9秒98の記録を持つ桐生祥秀(23)、自己記録10秒00の山県亮太(27)らとの9月の世界陸上、来年の東京五輪を占う“9秒台決戦”だ。 「スポーツメディアは“2強対決”と煽りますが、ハイレベルなアメリカで修行するサニブラウンにとって、今回のメンバーは明らかに格下です。地元で記録を更新することにより、『スター選手として不動の名声を手に入れるのは確実』と見る関係者も少なくありません」(日本陸連スタッフ) そんな中、東京五輪後のサニブラウンの争奪戦も始まっている。将来的にサニブラウンを「プロ野球に転向させる」という情報だ。 「プロ野球には、“暁の超特急”の異名を持つ吉岡隆徳氏の指導を受け、東京、メキシコ五輪の100メートル走に出場した飯島秀雄氏が“走塁のスペシャリスト”としてロッテオリオンズ(現千葉ロッテ)に入団。話題をさらった前例があるからです」(大手広告代理店幹部) 飯島がプレーしたのは1969年からの3シーズン。すべて代走での起用で、117試合に出場。通算盗塁数は23と期待通りの活躍とはいかなかったが、とりわけ話題を集めたのが’70年の巨人との日本シリーズ。3試合で代走起用され、2得点に貢献した。 飯島は引退後、「簡単には走れるわけがなかった」と述懐しているが、見逃せないのは飯島を塁に置いた時の打者成績だ。通算チーム打率は4割2分4厘、出塁率も4割9分1厘と急上昇したのだ。これは相手投手が飯島の足に気をとられ、打者に集中できなかったからと言われるが、他にも観客動員が増加するなど、飯島の足は多方面においてチームに貢献。これをサニブラウンが球界入りしたと仮定してみると、経済効果も計り知れないと関係者はソロバンを弾くのである。 資金力があり、サニブラウンの出身地、北九州市も本拠地とするソフトバンクが調査しているとの情報もあるが、ここにきて、巨人も興味津々という。 「巨人の代表取締役社長兼編成本部長に就任した今村司氏は前日本テレビ放送網執行役員事業局長。抜擢の狙いは、巨人戦の人気を回復させ、日テレの視聴率アップに繋げることにあり、必ず何かを仕掛けてきます。他局は戦々恐々です」(在京テレビ局幹部) いずれにしろ、陸上の日本選手権から目が離せない。
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スポーツ 2019年06月27日 17時30分
矢野阪神ピンチ! チーム最大功労者・鳥谷が二軍降格へ
交流戦は負け越したが、リーグ順位は「貯金1の3位」。首位巨人とのゲーム差は3・5。まだ早いが、矢野阪神は“優勝圏内”での戦いを続けている。この「勝ちにこだわっていかなければならない状況」が、チーム功労者の去就にも影響を与えそうだ。 35試合に出場して、54打数7安打、打率1割3分。球団史上最多安打数を誇るベテラン・鳥谷敬の今の成績である。その鳥谷が6月26日、38歳の誕生日を本拠地・甲子園球場で迎えた。同29日からのペナントレース再開に向けての練習が行われていたのだが、ハッピーバースデーとはならなかったようだ。「近く、矢野燿大監督(50)と話し合うことになると思います」(在阪記者) 自身の去就に関して、だ。関西圏で活躍するプロ野球解説者が一部メディアで「二軍調整も…」と今後を心配するコメントを発したが、まさにその通りなのだ。 矢野監督は「目に見えないものでチームを支えている」と各メディアにコメントしていたが、気になる点もないわけではない。 まず、代打・鳥谷の使い方だ。ここまで、鳥谷の代打起用は29回。うち、走者を置いた場面で24回。さらに突き詰めれば、得点圏に走者を置いた場面で22回、打席に送り込んでいる。しかし、驚くべき数字が残されている。73試合を消化した現時点で、鳥谷は「打点ゼロ、本塁打ゼロ」。球団史上最多の安打数を誇るベテランが、である。 30代前半で引退したプロ野球解説者は「得点チャンスで起用してもらえるのは、期待されている証拠。それが鳥谷のモチベーションを維持させている」と矢野采配を分析していた。 しかし、こうも考えられる。得点チャンスとは、相手チームにとってはピンチであって、失点を防ぐため、好投手がリリーバーに送られる場面でもある。相手首脳陣が信頼を置くピッチャーが投げている場面なので、波に乗る一流バッターでも、ヒットが出にくい。改めて、阪神のスコアブックを見てみたが、鳥谷は5月31日の二塁打以降、ヒットが出ていなかった。 試合前の練習でも、気になる光景が見られた。鳥谷が一塁での守備練習に入っていたのだ。今季は慣れ親しんだショートのポジションに帰り、そこで勝負すると矢野監督と話し合って決めたはず。試合に出る機会が増えるのならばともかく、上本も一塁での守備練習を始めており、すでに二軍戦でもテスト出場を果たしている。見間違いでなければ、一塁守備練習に入ったときに鳥谷がはめていたグローブは、彼が契約しているメーカーのものだった。ということは、「一塁転向」は矢野監督とも話し合いが済んでおり、準備も進められていたということか…。 「鳥谷を復活させるために必要なものは、実戦感覚です。実戦感覚を取り戻すには、まず守備に着かなければなりません。矢野監督はショートを守る木浪がどんなにミスを重ねても使い続けています。『正遊撃手』として育てていくつもりなんだと思います。鳥谷の一塁にしても、ほかに選手がいるので…。二軍戦で実戦感覚を取り戻すことも検討しなければなりません」(前出・関係者) 二軍調整が本当に鳥谷のためになるのかどうか、分からない。二軍降格という残酷な響きが、張りつめていた気持ちをプツンと切ってしまうことも考えられる。今季は、鳥谷にとって、5年契約の最終年でもあるが、チームが優勝圏内に踏みとどまれば、「テスト」「調整」での出場機会は今以上に与えられなくなる。代打成績も良くないので、今後好機では、鳥谷ではなく、原口が告げられる場面も出てくるだろう。元気な鳥谷が見たいと思っているファンは多いのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月27日 11時20分
ありがとうベイスターズ球場! 元ドラフト1位コンビ須田、啓二朗も登場 新外国人や若手も期待大
ベイスターズはファームの本拠地である追浜・横須賀スタジアムの追浜公園内に、屋内練習場、屋外練習場、選手寮を備えた「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」が完成間近で、オールスター前にも移転を計画している。それに伴い、30年の長きにわたり運用していた、同じく横須賀の長浦総合練習場とベイスターズ球場には別れを告げることになっている。 そのベイスターズ球場に、6月25日には社会人野球チームの強豪・JFE東日本を迎えて、ベイスターズファームと練習試合を開催。これが大いに盛り上がった。 JFEには、ベイスターズ2008年ドラフト1位の松本啓二朗と2010年のドラフト1位の須田幸太が在籍。松本はルーキーながら開幕スタメンを果たし、須田は中継ぎとして2016年にチーム初となるクライマックスシリーズ進出のキーマンとして活躍。ファンには思い入れのある両プレイヤーが揃うとなって、注目度は高かった。 松本は5番でスタメン出場し、右足を高く上げるお馴染みのフォームを披露。盗塁もマークし観客を沸かせた。 5回裏には須田が登板し、この日一番の歓声が響き渡った。結果は1イニング2失点と振るわなかったが、ベイスターズ時代と同じストレート主体のピッチングは見ごたえ十分だった。 対するベイスターズも、新外国人の大型左腕サミー・ソリスがストレートとスラーブ気味の変化球を制球よく投げ込み、1回を完璧に抑えた。「(メジャーの)クレイのマウンドと、日本の砂の柔らかいマウンドの違いはある中でも、(段々慣れて)いいピッチングができた」と自己評価。「ビザがやっと昨日(24日)に下りた」とのことで、スタンバイはOKそうだ。 後を受けた、昨年の新人王・東克樹は、回転の素晴らしいストレートと同じ腕の振りから投じられるチェンジアップを武器に、1回を圧巻の三者三振に切って取り、格の違いを見せつけた。「調子は上向きです」と笑顔を見せながら語ってくれた姿に、完全復調の気配が漂っていた。 打者では、若き期待の大砲・細川成也が、左中間に防護ネット上段まで運ぶ驚愕の一打を叩き込み、球場全体にどよめきが沸き起こった。細川は6月21日の横浜スタジアムでのファームの試合でも、バックスクリーンと左中間の照明灯のスピーカーに当てる驚愕弾2発を見せつけており、今後がますます楽しみになってきた。 若手の汗と涙が染みこんだベイスターズ球場は、追浜の工期が遅れない限り、この日が最後の実戦となる見込み。見どころ満載の豪華な練習試合は、幕を閉じるに相応しい好ゲームとなった。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年06月27日 06時30分
交流戦視察に秘められた秘策 侍ジャパンのキーワードは「左」
交流戦を視察した侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)は、「左」に活路を見いだそうとしている。あのオトコを再招集するプランが着々と進められていた。 稲葉監督が6月20日、甲子園球場で行われた阪神対東北楽天の試合を視察し、左腕・高橋遥人(23)を絶賛していたのは既報通り。ジャパンのエース・菅野智之が不振に陥っている以上、若手投手の見極めは重要となる。稲葉監督は同行した建山義紀・代表投手コーチとの会話も明かした。 「もしジャパンに入るなら、どこで使っていくのかという話もしながら…」 このまま行けば、高橋遥の招集は間違いないだろう。 視察をした交流戦に限って言えば、同じサウスポーでも、巨人・今村、東北楽天・塩見の方が高橋遥よりも防御率は「上」だ。それでも、高橋遥を絶賛した理由は“個性”だ。プロ2年目の高橋遥はまだ粗削りな印象も受けるが、低めにも「強いボール」が投げられる。制球難で自滅し、連打を食らうこともあるが、稲葉監督、建山コーチは「打たれてもシングルヒット」という点に着目していた。 「左投手の補強は重要課題の一つでした。前回WBCで要所を任されたピッチャーは、菅野、千賀、牧田、則本、平野など。救援には楽天の松井裕もいますが、左ピッチャーの人員増は必要不可欠でした。先発も務まるとなれば、なおさら」(球界関係者) しかし、稲葉監督が求めていた「左」はピッチャーだけではなかった。稲葉監督は視察先で記者団に囲まれている。そこで、売り出し中の若手や、好調な中堅・ベテランの名前を挙げてきた。前出の関係者によれば、それらのコメントは自身が発言すれば活字になることを見越してのものだったという。つまり、リップサービスだ。 「ウソは言っていません。目標は東京五輪での金メダルと、次回WBCでの優勝。当面の課題は、今年11月に開催される『第2回プレミア12』で優勝すること。そのための選手選考を進めている最中です」(前出・同) 侍ジャパンは、クリーンナップを任せる大砲候補の人選も抱えている。DeNA・筒香嘉智、北海道日本ハム・中田翔を中心とした打線が前回WBCでは編成されたが、筒香に関しては、今オフ、ポスティングシステムによる米球界挑戦が噂されている。 筒香クラスの左の大砲は、なかなか現れない。ヤクルトの新星・村上宗隆、日本ハム・清宮幸太郎は経験値が浅い。いや、浅すぎる。稲葉監督と侍ジャパンのスタッフがリップサービスをせず、ここまで温めてきたのが、丸佳浩(30)の再招集だ。 丸は2016年の台湾との強化試合以降、侍ジャパンから招集されていない。 話は4月5日にさかのぼる。稲葉監督は横浜スタジアムでの巨人戦を視察している。どうやら、そこで原辰徳監督や巨人スタッフと『内々だが』と前置きし、丸の状態、打撃面の調整方法などを事細かに確認していました」 丸にも独自の個性がある。丸の打撃フォームはバットを持った手を上下させ、投手側に少し体を移動させながらスイングする。ここまで積み上げてきたプロ生活の中で、編み出したというか、たどり着いた打撃スタイルだが、最大の特徴は、自身の体の近くで変化球にも対応できること。つまり、外国人投手特有のムービングボールに対応できる左のスラッガーなのだ。 「外国人投手は直球を投げたつもりでも、バッターの手元で小さく変化します。このムービングボールに日本の各バッターは苦戦してきました」(前出・同) 丸について、こんな情報も聞かれた。 「広島時代の丸は試合中に手帳を広げ、対戦投手に関して感じたこと、変化球の軌道などを記していました。メモは今も続けていますが、坂本勇人と話し込むことも多くなりました」(ベテラン記者) 二人の会話の詳細は分からないが、打撃や対戦投手のことを話しているという。今季、坂本は打撃好調だが、丸に触発された部分もあり、丸も巨人に移籍しても自分の打撃を見失わなかったのは、坂本の存在があったようだ。稲葉監督が「坂本の三塁起用」なんて奇策を口にしたのは、侍ジャパンでも「左のスラッガー・丸」を生かす目的もあったのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月26日 22時30分
新日本YOSHI-HASHI、ザックに無念の敗戦!『G1クライマックス』は予定通り開催へ
新日本プロレスは25日、宮城・仙台サンプラザホールで『KIZUNA ROAD 2019』の最終戦を開催した。 メインイベントではブリティッシュヘビー級選手権試合&『G1クライマックス29』の出場枠争奪戦として、王者ザック・セイバーJr.にYOSHI-HASHIが挑戦した。4.24東京・後楽園ホール大会で遺恨が勃発し、ここまで抗争を繰り広げてきた両者。シリーズ最終戦のメインイベントという最高の舞台でシングルマッチが実現した。 初のタイトル奪取と、今年出場が途絶えたG1出場に向けて燃えるYOSHI-HASHIは、今シリーズ絶好調。この日も気合いのこもった攻撃でザックを打ち崩しにかかるが、ザックは終始冷静に得意のサブミッションで対応する。その後も得意技を繰り出しザックを追いつめる場面もあったが、必殺技のカルマを切り抜けたザックは、ジム・ブレイクス・アームバーから相手の両足も極める変形のジム・ブレイクス・アームバーでギブアップ勝ち。YOSHI-HASHIの野望を見事に打ち砕き、ブリティッシュヘビー級王座を防衛、G1の出場権も守り抜いた。「ストロングスタイル・イズ・デッド』とYOSHI-HASHIに吐き捨て、格の違いを見せつけてから、リングを降りた。 「俺が仙台でもしアイツに勝って、アイツの出場権をいただくとしたら、今度のG1クライマックスの開幕戦、ダラス、第1試合前のバトルロイヤルで決めたらいいんじゃない?不満ある人が出て。俺はそう思うけどね」 YOSHI-HASHIがこんな提案をしたのは、17日の後楽園大会でのこと。YOSHI-HASHI以外にも、鈴木みのる、真壁刀義らG1にエントリーされなかった選手から、新日本への不満の声が続出している。そんな声をYOSHI-HASHIが代表する形で、今回の一戦ではベルトとともにG1の出場権が懸けられた。しかし、ザックは完勝。残り時間を考えても予定通り、発表されたメンバーで今年のG1が開催されると思うのが妥当だろう。 ただ、YOSHI-HASHIが起こしたアピールは決して無駄ではなかったと言いたい。諦めなければ決定事項がひっくり返る可能性があることを示してくれたのは確かだ。来年は再びG1にエントリーされることを期待したい。 なお、セミファイナルでは田口隆祐が、エル・ファンタズモのブリティッシュクルーザー級王座に挑戦したが、王座獲得とはならなかった。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月26日 19時30分
WWE東京公演直前!AJスタイルズがリコシェと対戦!男女王者タッグが本格始動!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間25日、ワシントン州エバレットで主力ブランドのロウを開催した。ロウ組は28、29日と東京・両国国技館で初夏の日本公演「WWE Live Tokyo」を控えており、日本のファンから大きな注目が集まっていた。 “フェノメナール・ワン”AJスタイルズと、PPV『ストンピング・グラウンズ』(日本時間24日)でUS王座を戴冠したリコシェが、メインイベントで対決した。ともに新日本で活躍していたが、新日本マットでは見られなかったカードだ。 試合は途中、元バレットクラブの盟友で、東京公演でもトリプルHを交えたドリームチームの結成が発表されているルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンが、AJのセコンドについたが、AJが戻るように説得。試合が再開されると、両者はクリーンな白熱した攻防を展開。リコシェはスワンダイブ式ムーンサルトプレスなど、得意の立体技でAJのパワーに対抗していく。 しかし、最後はAJスタイルズがリコシェの630°スプラッシュをかわし、すぐさま必殺のフェノメナール・フォアアームを炸裂させてカウント3。AJスタイルズがノンタイトルマッチながら、US王者のリコシェを倒した。試合後、両者は健闘を称え合いユニバース(ファン)から万雷の拍手を浴びた。 PPV『ストンピング・グラウンズ』で王座防衛を果たし、東京公演への出場が控える王者カップル、セス・ロリンズとベッキー・リンチがロウのオープニングに登場すると、突如バロン・コービンの入場曲がヒット。すると背後からレイシー・エバンスがベッキーを襲撃。さらにコービンも現れてロリンズを襲撃したが、ロリンズがスリングブレイド、ベッキーがエクスプロイダーで2人をそれぞれ返り討ちにした。 コービンは「また彼女に助けられたな。ベッキーがいなければ、俺はユニバーサル王者だったのに。いつでもミックスタッグ戦で勝負してやるぞ」とロリンズを挑発。レイシーは「エクストリーム・ルールズで勝負しよう」と提案した。ロリンズとベッキーがこれを受諾すると、コービンはさらに「ユニバーサル王座とロウ女子王座を懸けた勝者総取り戦だ!」と次回PPV『エクストリーム・ルールズ』でのミックスタッグ戦を要求した。 試合後、ロリンズ&ベッキー対コービン&レイシーのミックスタッグ戦が正式に決定。東京公演にはコービンも来日するだけに、試合に介入してくることも考えられる。 PPV『エクストリーム・ルールズ』は日本時間7月15日に開催される。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年06月26日 18時10分
今年は豪華!プロ野球フレッシュオールスターにオリックス中川らルーキー多数選出
日本野球機構は26日、『プロ野球フレッシュオールスターゲーム2019』(7月11日、楽天生命パーク宮城)の出場選手を発表した。高田誠巨人二軍監督率いるイースタンリーグ(北海道日本ハム、東北楽天、千葉ロッテ、巨人、東京ヤクルト、埼玉西武、横浜DeNA)選抜と、阪神の平田勝男二軍監督率いるウエスタンリーグ(中日、オリックス、阪神、広島、ソフトバンク)選抜が対戦する。今年はイースタンがホームとなる。 フレッシュオールスターゲームの選手選考方法は次の通り。1.各球団は極力、本年度のドラフト1・2位で入団した選手を含め、地元出身あるいは話題性のある選手を推薦する。2.イースタン、ウエスタン・リーグそれぞれで出場選手選考会を行い、チームバランス・注目度・話題性を考慮に入れ、出場選手を選抜する。3.各チームからの選手選出人数は以下を基本とする。・イースタン・リーグ:合計21名(各チーム3名×7球団)・ウエスタン・リーグ:合計21名(各チーム4名×4球団+前年度優勝球団5名)・ただし、球団事情により基本人数を出場させられない場合、選考会の承認があれば他の球団から補充することができる。4.出場選手を発表後、故障を理由に本大会に出場できなくなった場合、球団は医師の診断書を添付の上、代替選手と合わせてリーグに届け出る。選手変更は大会前日までとし、代替選手の選出は当該球団からを原則とする。5.出場選手がオールスターゲームに選出された場合は本大会には出場できない。その場合は、当該球団から代替選手を選出する。 今年は即戦力や話題のルーキーが豊作なこともあり、豪華な顔ぶれがそろった。イースタンのピッチャーでは、東京ヤクルトのドラフト1位清水昇、埼玉西武のドラフト1位松本航、北海道日本ハムのドラフト1位吉田輝星らが出場。野手では千葉ロッテのドラフト1位で、イケメンルーキーとして人気を誇る藤原恭太らが選出された。 一方のウエスタンは、中日のドラフト2位右腕、梅津晃大と、オリックスのドラフト7位ながら交流戦で首位打者になった中川圭太の東洋大学出身コンビが共演。また昨年のドラフト会議で野手の高校生では人気を二分していた中日ドラフト1位の根尾昂、広島ドラフト1位の小園海斗もそろい踏みする。 吉田は「宮城県で開かれるフレッシュオールスターに選んでいただき、とても光栄に思います。自分のピッチングを東北のみなさんに見てもらって、元気づけることができたらうれしいです。高校時代に戦ったメンバーと一緒にプレーできる機会になりますし、お互いがどのくらいレベルアップしているか楽しみです」とコメント。藤原も「選ばれてとてもうれしいです。いい経験になると思いますし、しっかりと試合の中で存在感を出せるようにギアを入れて頑張りたいです」と喜びをかみしめた。 フレッシュオールスターゲームは、前身のジュニアオールスター時代から、イチロー氏、東京ヤクルトの青木宣親、北海道日本ハムの中田翔、巨人の岡本和真ら、多くのスター選手を生み出した。ファームにいる選手にとっては首脳陣にアピールするチャンス。今年も原石たちの戦いに注目したい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月26日 17時30分
原監督が方針転換“163キロ右腕”大船渡高・佐々木獲り
巨人・原辰徳監督(60)の決断がドラフトの歴史を塗り替える。史上初、「12球団すべての1位指名」が見られるかもしれない――。 まだ夏の甲子園大会は予選すら始まっていないが、プロ野球の全スカウトが最も熱い視線を送っているのは、岩手県大船渡高・佐々木朗希投手で間違いない。 「今春のセンバツ大会の決勝戦から2日後、侍ジャパンU―18の強化合宿が行われ、甲子園には行けなかった大船渡の佐々木も招集されました。日米18球団、45人のスカウトが集まり、約半分が座席を確保できず、立って佐々木のピッチングに見入っていました」(スポーツ紙記者) 今年のドラフト候補とされる高校生には、佐々木以外にも好投手が多い。星稜(石川)・奥川恭伸、横浜(神奈川)・及川雅貴、創志学園(岡山)・西純矢らがそれで、明治大の森下暢仁も評価が高い1人だが、佐々木はすでに別次元という評価を受けている。高校生ながらあの大谷翔平をしのぐ163キロの球速をマークしたからだが、理由はそれだけではない。 「郷土愛と地元意識、そして自分の周囲にいる人たちを大切にする性格。佐々木は大阪桐蔭をはじめ、全国各地の強豪校から誘われましたが、すべて辞退しています。地元の公立高である大船渡に進学した理由は、『頑張れば報われるんだ』ということを後輩たちに示したかったからと聞いています」(地元関係者) 原監督を動かしたのが、この「地元愛」だ。原監督は第一次政権の時からフォア・ザ・チームの重要性を説き、「ジャイアンツ愛」なる言葉を多用した。これに近い考えを、佐々木が持っていると知ったのだ。 「佐々木は指名された球団に行こうとしています。12球団が佐々木にゾッコンなのはそのためで、しかも、今年は抽選に外れても例年よりもレベルの高い投手がたくさん残っています。’89年のドラフト会議で野茂英雄が8球団から指名されましたが、その記録は現在も破られていません。当時も『野茂がダメでも他に好投手がたくさんいる』との背景がありました」(ベテラン記者) 史上初の「全12球団指名」となる可能性があるのだ。 また、163キロの新記録について、こんな“伝説”も残されているそうだ。 「佐々木はU―18の合宿中に163キロをマークしましたが、本当は昨夏の岩手県大会でも163キロを出していました。県高野連、審判、マスコミ、学校関係者はバックスクリーンに表示された『163』を見て、計測器が壊れていると、みんなそう解釈してしまいました」(スポーツライター・飯山満氏) 実際、スタンドのザワつきはほんの少し。ほとんどが驚かなかったそうだ。「機械の故障」と解釈された理由もあるが、その1球は失投だったという。 「指先に引っかかって低めに行った棒球で、速かったけど、浮き上がって来るような威圧感はありませんでした。U―18で出した163キロも指先に引っかかった棒球です。スタンドから見ていたら、150キロ台の真っ直ぐのほうが速く感じられました。プロのスカウトは、163キロの球速よりも、力感のない、それでいてダイナミックな投球ファームから繰り出される常時150キロ超のストレートを評価しているのでしょう」(同) また、盛岡には佐々木に関するスゴい話が他にもある。中学の軟式野球部に所属していた佐々木は、公式試合ではなかったものの、外野守備に入っており、そこで「センターゴロ」をやってみせたというのだ。まるでマンガみたいな話だ。 こんな佐々木について、12球団スカウトは、「まだ伸びしろがある」と見ている。190センチ超の長身で身体能力も抜群。柔軟性もあり、故障歴もないとなれば、大リーグのスカウトまでが熱視線を送るのも当然だ。「今、プロに入っても、この直球のキレなら3本の指に入る」 こう語ったのは巨人の長谷川国利スカウト部長だが、同部長は星稜・奥川のピッチングを見た時、「今すぐプロの世界に入っても、5本の指に」とも話していた。奥川もスゴいが、「5本と3本の差」があるようだ。 一部メディアでは、巨人が今季も優勝を逃すようなことになれば、即戦力補強に切り換えると報じられている。戦況に応じ、1位指名候補が変わることは避けられない。しかし、リスクを冒してでも獲りにいく価値のある投手なのだ「戦況に応じて」と言えば、こんな声も聞かれた。 「巨人は、エースの菅野智之が今年10月で30歳を迎えます。今季、序盤戦の不振を考えると、後継者育成を急がなければなりません。『未来のエース』と言われる’16年のドラフト5位、髙田萌生がまだ一軍で勝利していないことを考えると、後継者の育成を早めなければなりません」(前出・ベテラン記者) 昨年のドラフトでは根尾昂の指名に失敗し、2回目の入札でも吉田輝星の獲得を見送っている。その時、1位指名した高橋優貴は、3勝3敗の成績(6月17日現在)。巨人のドラフトは間違っていなかったわけだが、物足りなさを指摘する関係者も多い。ペナントレースの行方に関係なく、ドラフト会議が近づくに連れ「1位・佐々木」の機運は高まっていきそうだ。 「目下、佐々木は剛速球を封印し、投球術を勉強中です。130キロ台後半から140キロ台半ばに球速を抑え、低めに変化球を集めるピッチングに徹しています。チーム全体の底上げも目的で、2番手以降のピッチャーを起用する試合も増えています」(同) この抑圧された時間も、チーム愛を学ぶ機会となるだろう。「令和の怪物」は、12球団1位指名の快挙でいっそう箔が付きそうだ。
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スポーツ 2019年06月26日 11時40分
今後のブレークは期待大? 中日・柳が交流戦最優秀防御率を獲得
25日に全日程が終了した交流戦でセ・リーグ3位、全体では8位となる「8勝10敗・勝率.444」を残した中日。そのチームで奮闘を見せたのが、プロ3年目のシーズンを戦う柳裕也だ。25歳の右腕は3試合に登板し、「3勝0敗・防御率1.17・24奪三振」をマーク。全12球団の好投手がしのぎを削る交流戦において、見事最多勝(他に4名)と最優秀防御率の二冠に輝いた。 交流戦を含めたシーズン成績は「8勝2敗・防御率3.13・79奪三振」と、既に昨年までの勝ち星(1年目1勝・2年目2勝)を上回っている柳。今シーズンを機に、本格的なブレークを果たす可能性は十分にあるといえるだろう。柳の覚醒が濃厚なことは、これまでの“タイトルホルダー”たちも証明している。過去5年の交流戦で最優秀防御率に輝いた5名の内4名が、同年に2ケタ勝利をクリアする活躍を見せているからだ。 2014年に最優秀防御率に輝いた則本昂大(楽天)は、この年「14勝10敗・防御率3.02・204奪三振」をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得。同年からメジャーに移った田中将大(ヤンキース)の後を継ぎ、エースとしてチームを牽引した。 昨年からメジャーで戦う大谷翔平(当時日本ハム/現エンゼルス)、マイコラス(当時巨人/現カージナルス)の両名は、前者が2016年、後者が2017年にそれぞれタイトルを獲得。その後、大谷は「10勝4敗・防御率1.86・174奪三振」でシーズンMVP、マイコラスは「14勝8敗・防御率2.25・187奪三振」で最多奪三振を手中に収めた。 昨年の該当選手である菊池雄星(当時西武/現マリナーズ)は、「14勝4敗・防御率3.08・153奪三振」をマーク。チームの10年ぶりとなるリーグ制覇に貢献し、今年からはメジャーに活躍の場を移している。 唯一2ケタを挙げていない2015年のメッセンジャー(阪神/同年は9勝)も、翌年からは3年連続で2ケタをクリアしている。今回の柳も、こうした先人たちに続くような数字を残すことが大いに期待できるといえるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月26日 11時30分
交流戦本塁打王に輝いたヤクルト・山田 一方チームの勝敗は…
25日に行われた広島対楽天で全日程が終了したことにより、同日に確定した交流戦の個人成績。本塁打部門でトップに立った山田哲人(ヤクルト)の成績内訳が、一部ファンの間で注目を集めている。 “開幕戦”となった4日、日本ハム戦で13号2ランを放った山田は、この1本を含め、期間中に8本の本塁打を記録。ソト(DeNA)、松田宣浩(ソフトバンク)、グラシアル(ソフトバンク)といった強打者たちを1本差で抑え、今年の交流戦本塁打王に輝いた。 過去にシーズン本塁打王(38本/2015年)を獲得していることを考えると、特に気になる点はないように見える今回の山田。しかし、ファンの間からは「この8本全部空砲じゃないか」という声がチラホラと挙がっている。 交流戦期間中に、山田が本塁打を放ったのは、1本目を記録した4日の日本ハム戦から、8本目を記録した24日のオリックス戦までの7試合。ただ、それぞれの試合におけるチームの勝敗を見ると、その全てで敗戦を喫している。4日 日本ハム戦 13号2ラン 6−7x8日 オリックス戦 14号2ラン 4−511日 楽天戦 15号ソロ 1−316日 西武戦 16号ソロ 6−1020日 ソフトバンク戦 17号2ラン 18号ソロ 5−621日 ロッテ戦 19号ソロ 3−1224日 オリックス戦 20号ソロ 2−6 以上を見ても分かる通り、山田が本塁打を打った7試合で、チームはまさかの7連敗。本来なら勝利を大きく手繰り寄せるはずの一発が、逆にそれを遠ざけるという皮肉な結果に終わっている。 前述した8本を見ると、ビハインド時が6本と大半を占めており、同点時、リード時はそれぞれ1本ずつに留まっている。全ての本塁打が2ラン以下ということも含め、この辺りが勝利と結びつかない要因となっているのかもしれない。 ただ、自身のアーチがチームとかみ合わないのは交流戦に限った話ではない。山田は交流戦を含めて、ここまで18試合で本塁打をマークしているが、これらの試合における勝敗は「3勝14敗1分・勝率.176」。偶然の一言では、到底片づけられないような奇妙な状況が長らく続いているのだ。 不敗神話ではなく、“不勝神話”が形成されつつある山田の本塁打。セ・リーグ最下位からの巻き返しを狙うチームにとって、なんとも不吉なジンクスであることは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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