スポーツ
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スポーツ 2019年06月14日 07時00分
中日 “オープナー”松坂大輔 遅すぎた「変化球投手」宣言
元速球投手が、ようやく自分の衰えを認めた。 下には16連敗を喫したヤクルトだけ。大型連敗がないのに下位に低迷する中日のほうが苦しんでいるように見えなくもないが、そんな厳しい状況が、松坂大輔(38)の一軍復帰の時期を早めそうである。 右肩を故障した松坂が実戦に帰って来たのは、5月28日だった。二軍戦とはいえ、2回を投げて被安打ゼロ。与田剛監督(53)を喜ばせたのは、その実戦登板よりも翌日の様子だった。「40メートルほどの距離でキャッチボールをしていました。登板前日も投げ込みをしており、先発時の調整をしても、右肩に痛みが再発しませんでした。単に投げられるかどうかではなく、先発ローテーション入りを狙うまでに回復したというわけです」(スポーツ紙記者) しかし、投球内容となると、話は別だ。“平成の怪物”と呼ばれたストレートで押しまくる当時の片鱗は影を潜め、変化球でかわすだけだった。松坂は登板前日から「もう、変化球で打ち取る投手」と言っていたが…。 「ようやく、認めたかという感じです。松坂は右肩の故障が治れば、往年に近いストレートのスピードとキレも戻ってくると考え、練習を続けてきました。スピードを出そうとして無駄な力が入り、投球フォームを狂わせ、それが原因で右肩を痛めるという、その繰り返しでした。球速の衰えは分かっていても、それを認めない自分がいるみたいな心境だったのです。変化球投手でもいいから現役にこだわる選択がやっとできたのでしょう」(球界関係者) しかし、自分を知るには少し遅すぎたようだ。まだ捨てきれていない“美学”もある。それは「先発完投」、長いイニングを投げる従来のスタイルだ。 「昨季は、森繁和前監督が松坂の『投げたい』、『今日は無理』などの自己申告を受け、その通りにさせてきました。他の先発投手の調整にも影響しましたが、中日選手は松坂に好意的でしたから問題にならなかっただけです」(同) 与田監督、西武時代を知る伊東勤ヘッドコーチ(56)も、松坂の年齢に配慮した起用をするつもりだが、こんな声も聞かれた。 「長いイニングを投げるスタミナはないものの、性格的に『投げたがり』なので、中5日とか6日で“オープナー”が務まるとの見方もされています」(前出・スポーツ紙記者) ただ、変化球の精度には一抹の不安も残している。先の復帰戦では通用したが、一軍相手ではどうなのか。 もっと早く自分を知っていれば、変化球の練習もできたはず。遅すぎたイメチェンということのようだ。
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スポーツ 2019年06月14日 07時00分
新日本次期シリーズ後楽園2連戦で『G1』概要発表!6.25仙台でブリティッシュW王座戦
新日本プロレスは14日の静岡・キラメッセぬまづ大会から新シリーズ『KIZNA ROAD 2019』を開催する。25日の宮城・仙台サンプラザホール大会まで計10大会のミニシリーズで、16、17日には東京・後楽園ホール大会2連戦を開催する。 ビッグマッチとしては珍しくエンディングなきバッドエンドで終わった『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール大会だが、いくつかの因縁も生まれた。大阪城大会の結果を踏まえて、シリーズ最終戦の6.25仙台大会ではメインイベントでザック・セイバーJr.対YOSHI-HASHI(ブリティッシュヘビー級選手権試合)、エル・ファンタズモ対田口隆祐(同クルーザー級選手権試合)のブリティッシュ王座2大選手権が実現する。 クリス・ジェリコとの再戦を狙うIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとNEVER無差別級王者・石井智宏は、鈴木みのる率いる鈴木軍と対戦。IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也はタッグで飯伏幸太らの組と激突。棚橋弘至は、ジェイ・ホワイト率いるバレットクラブと連日タッグマッチによる対戦が組まれている。7月6日にアメリカ・アメリカン・エアラインズ・センターで開幕する真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に向けた前哨戦が全国各地で繰り広げられそうだ。 気になる『G1』の概要だが、今年も会場のスクリーン映像で発表されることが明らかにされた。16日の後楽園大会で出場選手とブロック分けが、17日の後楽園大会では各大会での対戦カードがそれぞれ一気に発表される。KENTA、ジョン・モクスリーといったWWE離脱組や、ジュニア勢も参戦を表明しているだけに見逃せない。オカダはIWGPジュニアヘビー級王者で弟分でもあるウィル・オスプレイを要注意選手としている。両者が同じブロックに入るのかも気になるところ。斬新な組み合わせに期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月13日 22時30分
影響力は健在?元WWE戦士たちの動画が高再生数を記録
大阪城ホールを舞台に、9日に行われた新日本プロレス『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』。この大会に登場した3名の元WWE戦士たちに、日本国内だけでなく海の向こうからも熱い視線が注がれている。 新日本プロレスの英語版公式YouTubeチャンネル『NEW JAPAN PRO-WRESTLING』(登録者数約24万人)には、今大会に関連する動画が8本アップされており、そのうちの5本は6月13日時点で5万〜7万回の再生回数を記録している。 一方、元WWE戦士であるクリス・ジェリコ、ジョン・モクスリー(元ディーン・アンブローズ)、KENTA(元ヒデオ・イタミ)がそれぞれ登場する残り3本は、いずれも先述の5本を優に超える再生回数をマークしている。 それぞれの再生回数は、大会途中にサプライズで登場し『G1 CLIMAX』参戦を表明したKENTAが約24万回。IWGPヘビー級タイトルマッチ後にオカダ・カズチカを襲撃したジェリコが約46万回。そして、試合で一蹴した若手の海野翔太を引き連れてインタビューに応じたモクスリーが約335万回となっている。 加えて、この3名の動画は再生回数だけでなく、それぞれ約800件、約1000件、約4000件のコメントも記録。そのほとんどが日本語ではなく、海外のファンによる英語のコメントが占めている。 彼らが以前所属していたWWEは世界最大規模のプロレス団体で、昨年の売り上げは約1000億円。約49億円の新日本プロレスから、およそ20倍もの差をつけている一大組織である。また、公式YouTubeチャンネルの登録者数は約4500万人にのぼり、ツイッターのフォロワー数も1000万人以上。経営規模だけでなくファンの数も、プロレス界では一番と言える極めて大きな数字を持つ。 その団体に長年身を置いていたジェリコ、モクスリー、KENTAの3名が、団体を離れた後も多大な影響力を保持していることが浮き彫りとなった今回の一件。アメリカ進出への道を歩む新日本プロレスにとって、彼らの参戦は今後の展開やプロモーションを考える上で非常に大きな“買い物”となるかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてNEW JAPAN PRO-WRESTLINGのYouTube公式チャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC1lgJkpCx_0SMzsvrTCdxPw/featured
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スポーツ 2019年06月13日 17時30分
オールスターに新設の「Twitter賞」で思い起こされる、“中日・川崎祭”とは
ファン投票以外にも、“民意”が反映される場が設けられた。 来月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)の日程で開催が予定される今年のプロ野球オールスター。日本野球機構(NPB)は12日、その球宴に「Twitter賞」という賞を新設することを発表した。 NPB公式サイトによると、賞金100万円と共に贈られるこの賞は「オールスターゲーム期間中、Twitter上で最も注目され、オールスターゲームに貢献した選手1名」に授与され、表彰は「第2戦試合終了後の表彰式」で行われるという。 また、選出基準は「対象期間中にTwitterの利用者によって多く会話され、Twitter上での、オールスターゲームの盛り上げに貢献した選手」とされ、選出方法は「Twitter賞選考委員会によって選出」とのことだ。 現地、中継で試合を観戦する際、Twitter上に内容や結果についてのツイートを投稿するプロ野球ファンは多くなってきている。また、試合開催日のトレンドランキングでは、関連ワードが急浮上することも少なくない。 時代の流れに即した、新鮮な試みとなりそうなこの「Twitter賞」。しかし、当事者となるファンが全員この企画に賛同しているわけでは無く、「不当にさらし上げられる選手が出るぞ」、「これネット工作し放題じゃない?」、「組織票で荒らされてすぐ廃止しそう」といった疑問の声も複数挙がっている。 一方、中には「川崎祭の再来に繋がりかねない」というコメントも。“川崎祭”とは、2003年のオールスターファン投票において、2001年の移籍後一軍登板が無かった中日・川崎憲次郎が、ネットユーザーの組織票で1位に選出された(川崎は選出を辞退)ことを指す言葉だが、この“悪ふざけ”と同様の事態が起こることを危惧しているファンも多いようだ。 ちょっとした出来心が、大事に繋がる例も珍しくない昨今のネット上。「Twitter賞」が今後も定着するかどうかは、ファン1人1人の良心に委ねられているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月13日 11時40分
DeNA・“外弁慶”濱口遥大、交流戦無敵の左腕がビジターで復活の手応え!
ベイスターズの3年目左腕・濱口遥大が11日、ZOZOマリンスタジアムで3勝目を挙げた。初回から危なげなく立ち上がると、2回にも連続三振を奪うなど好調と思わせるも、突然四死球を出してしまう場面や、味方が逆転してくれて勝利投手の権利を手にする5回にも、連続フォアボールで無死満塁のピンチを迎えてしまう。しかし、そこから粘り腰で得点を許さない“濱ちゃん劇場”を披露し、千葉に駆け付けたベイスターズファンをドギマギさせながらも、なんとか6回を投げ切り、勝利投手となった。 これで今季の勝ち星は全て敵地。しかも甲子園と神宮で完封するなど、ビジターでは防御率1.70と無敵状態となっている。しかし、本拠地の横浜スタジアムでは、2回の先発機会で、2回とも序盤で降板させられ、防御率も13.50と散々の成績となっている。これは昨年から続く“怪現象”。ルーキーイヤーでは、ハマスタで5勝無敗で、更に日本シリーズでは、7回1/3までノーヒットノーランの快投を見せるなど、大得意としていた球場だったが、2年目の去年からは10戦で1勝もできていないのだ。特に、昨年の7月1日のカープ戦でのプロ野球ワースト記録、4連続押し出しフォアボールなどはセンセーショナルな出来事であっただけに、記憶に残る。 しかし、濱口はパリーグ相手には3戦無敗と得意にしている。パワー型のサウスポーがパリーグに少ないことも、濱口には追い風となっているようだ。実際、交流戦ハマスタでの初戦、パリーグ屈指の攻撃力を誇るライオンズの“山賊打線”に今永昇太が立ち向かい、敗れはしたものの試合は作った。奪三振も12個を奪い、パワー型サウスポーが通用することを証明して見せた。 次戦の濱口の登板は、ローテーション通りなら、18日からのファイターズ戦が有力視される。得意のパリーグを相手に、元々得意だった本拠地で勝利を挙げ、天真爛漫な“濱ちゃんスマイル”をお立ち台で披露してくれることを、多くのファンが待ち望んでいる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年06月13日 11時30分
日ハム・吉田輝星の初勝利に秘められた栗山監督の気配り
明日の予告先発は――。 昨夏の甲子園ヒーロー・吉田輝星(18=北海道日本ハムファイターズ)が、プロ初登板初先発で勝利投手になった。5回を投げ、被安打4・四球2・失点1。注目の奪三振数は「4」だった。上出来なピッチングと言っていいだろう。 正直な話、初登板は負けると思っていた。吉田の投げた二軍戦(9試合)をいくつか見たが、「まだ、オトナの世界では…」というのが正直な感想だった。二軍のトータル成績は、0勝3敗、防御率4・15。同日が二軍を含め、本当の初勝利である。もっと言えば、プロ入り以来、一番良いピッチング内容だったと思う。吉田を素直に評価すべきだろう。「広島打線も、試合序盤は『お手並み、拝見』といった感じでしたね。真ん中低めのストレートがストライクになったり、ボールになったり。手元で伸びてくる良いストレートだとの印象を持ったバッターもいれば、さほど速くないと思ったバッターもいました」(スポーツ紙記者) 広島打線のストレートに対する印象が異なるのも、当然だろう。吉田は走者を背負ってから、それも得点圏の二塁に進んでからギアを上げるタイプだ。そのスタイルは、昨夏の甲子園大会と同じだ。 甲子園時代と同じピッチングができたことで、吉田は「プロでやって行ける」との自信も深めたのではないだろうか。 吉田が先発投手としての責任イニングの5回を投げ切った後のことだが、翌日(6月13日)の予告先発のピッチャーが発表された。加藤貴之(27)だ。選手想いの栗山英樹監督(58)らしい采配である。 4年目の左腕・加藤は今季序盤戦、先発登板のチャンスをもらったが、生かしきれなかった。チーム関係者、プロ野球解説者などによれば、加藤の先発は「オープナー」だったという。オープナーとは、打者一巡を目処とした短いイニングしか投げない変則の先発起用。加藤は、プロ入りしてからの過去3年、シーズンを通して活躍したことがない。その加藤を生かすため、「短いイニングなら」とオープナーでの先発マウンドに送ったのだが、結果は出なかった。 「吉田と加藤は対照的です。12日先発の吉田は力を押す力投型、加藤は技巧派。右投げ、左投げの違いだけではありません」(前出・同) 交流戦は日程が変則になりがちだ。また、セ・リーグの本拠地球場に乗り込むため、通常のペナントレースとは異なる移動・宿泊となるため、先発投手の調整が難しいとされている。この時期に吉田を一軍に呼んだのは、厳しい状況を逆手に取り、チャンスを与えたのだ。加藤の先発も同様である。吉田のストレートを見せられた翌日なら、広島打線も技巧派左腕の変化球は厄介に見えるのではないだろうか。 「各担当コーチが監督に選手の状態を報告するのは、どの球団でも当たり前のこと。栗山監督は必ず質問をし、そのまま起用法などの打ち合わせになることも多いそうです。気になる選手のことは、二軍戦でも映像を取り寄せてでも自分の目で確かめようとします」(プロ野球解説者) チーム関係者によれば、吉田のボールを受けるスタメン捕手の石川亮に対し、ストレート中心の配球を指示していたそうだ。 吉田の最大の武器は、ストレート。二軍では「変化球でも確実にストライクが取れるように」と教えられていたが、まず、長所を発揮させることに徹したようだ。ストレートを投げ込んでいるうちに、吉田の闘争心にも自ずと火が点いたような印象も受けた。吉田を生かす最大限の方法、そして、翌日に投げる先発投手のことも考える。日本ハムから若手が次々と出てくる理由は、この辺にあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月13日 06時30分
大型連敗はないが、2ケタ連勝もない原巨人の不思議な強さ
今年、巨人の本拠地・東京ドーム、二軍のジャイアンツ球場(川崎市)に行くと、プロ野球のユニフォームが「本当にありがたい」「助かった」と思うときがある。というのも、背番号の上にローマ字で名前が記されており、それがどの選手なのか認識しやすいからである。 昨年オフ、プロ野球報道の主役は巨人だった。総額30億円とも伝えられた大型補強を行い、さらに、FA補強後の人的補償で相手球団に引き抜かれたのが、内海、長野といった投打の中心選手だったからだ。そんな3度目の登板となった原辰徳監督の第一歩は、批判的な声の方が多かった。 「各ポジションとも、選手が重複している。原監督は使いこなせるのか? 外部補強で若手が育たなくなるのでは…」 最大の懸念は「若手の出場機会」だったが、今季、投打ともに“ニューフェンス”が出てきたのではないだろうか。 ビヤヌエバ、中島宏之の加入で飽和状態と思われた内野陣にしても、北村拓己、山本泰寛、若林晃弘、増田大輝らが一軍デビューし、スタメン起用された試合でも、それなりの結果を残している。また、投手陣ではドライチルーキー・高橋優貴の開幕ローテーション入りは原監督の構想通りだったとしても、桜井俊貴、中川皓太、戸根千明、池田駿、高木京介、鍬原拓也ら伸び悩んでいた面々が奮闘している。 去年まで一軍に定着できなかった彼らと球場ですれ違っても、「誰だっけ?」と首をかしげてしまう。新シーズンを迎えるにあたって、原監督がチーム全体の背番号をシャッフルしたせいもあるが、巨人の世代交代は進みつつあるとみていい。 取材陣泣かせの「誰だっけ?」は、これだけではない。5月末に三澤興一ファーム投手コーチが一軍担当に配置換えされたが、5月半ば、木佐貫洋、杉内俊哉両ファーム投手コーチも一軍に同行していた。現役を退いてさほど時間は経過していないが、表情も少し変わってきた。 一軍と二軍の情報交換はもちろんだが、ファーム担当コーチに、一軍戦の調整、スコアラーからのデータ提供はもちろん、どんなふうにミーティングをしているのかを“体験”してもらい、若手が一軍に昇格する際に伝えてもらうためだ。 「首位広島との差がなかなか縮まりません。中川をクローザーとするブルペンは一軍経験の浅い選手ばかり。広島追撃に向けては、救援陣を安定させることが必須です。チームを活気づけるような若手が出現すればいいんですが」(ベテラン記者) クローザータイプのリリーバーだが、残念ながら、ファームでは見当たらない。15日で32歳になる野上亮麿がリリーフで調整していたが…。5月の月間成績で負け越しても、チームの雰囲気は悪くならなかった。もうしばらくは、世代交代、首脳陣の情報共有による「誰だっけ?」で、乗り切ることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月12日 22時30分
プロレス界インディー再編の布石になるか?木高イサミBASARAが年内でDDTから独立!
サイバーエージェントグループの株式会社DDTプロレスリングが運営するプロレスリングBASARAが、今年限りでDDTグループから独立し、新事務所のもとで運営されることが11日、都内の会見で明らかになった。DDTグループとしての最終大会は12月28日の後楽園ホール大会となる。 10月以降に開催する大会のチケットはプロレスリングBASARAからの直販となり、DDT UNIVERSE先行受付やDDT公式チケット購入フォームでは取り扱わないという。段階的に独立に向け移行していくことになりそうだ。BASARA独自のチケット販売の概要やファンクラブなどの詳細は決まり次第発表するとしている。 今回の独立で驚くべき点は、代表を務める木高イサミのもと、FUMA、トランザム★ヒロシ、竜剛馬、風戸大智/ベストストレッチマンV3、SAGAT、久保佑允、中津良太、塚本拓海、関根龍一、下村大樹、中野貴人、阿部史典、神野聖人の所属選手と、新藤力也リングアナウンサー、岡田裕也レフェリーも含めた全員が新体制のBASARAに参加し、DDTグループから独立すること。新藤リングアナはDDTの初期メンバーでもある。 BASARAは2015年10月、DDTグループのユニオンプロレス解散に伴いイサミを中心に、旧ユニオンのメンバーで旗揚げ。塚本、関根、阿部らインディーの実力派レスラーも加わってスタートした人気団体の一つだ。 「もともとイサミから、いつかは独立して起業したいという意向を聞いていたので、その日が来たと思ってます。やるからには成功してほしい。頑張れ!」とイサミにエールを送ったDDTの高木三四郎社長は、11月3日の東京・両国国技館大会で、イサミとのシングル対決を行うと発表。「経営者として、選手として、私自身培ってきたノウハウをイサミに伝えたい」と、イサミへの思いを口にした。 大日本プロレスなどにもレギュラー参戦しているイサミだが、今後は経営者としても活動することになった。どんなビジョンを描いているのか気になるところ。BASARAの動向次第ではインディー再編の可能性も十分に考えられるだけに、来年以降の動きに注目していきたい。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月12日 18時00分
日本ハム 吉田輝星一軍昇格で斎藤佑「現役アウト」
昨夏の甲子園を沸かせた北海道日本ハムファイターズのドラフト1位ルーキー、吉田輝星の一軍デビューが内定した。「何事もなければ」という条件付きだが、本拠地の札幌ドームで、セ・リーグ首位の広島が相手という、これ以上ない舞台が整えられた。 しかし、それとは対極的に、影に覆われる選手もいる。斎藤佑樹(30)だ。吉田の一軍デビュー戦は、元甲子園スターの新旧交代劇ともなりそうだ。 「吉田は当初、5月下旬の一軍合流が予定されていましたが、ウイルス性胃腸炎で体調を崩し、二軍での登板が一度回避されました。5月26日の二軍戦で投げ、2回無失点。大事を取り『もう一度、様子を見てから』と決まり、現在の中8日での調整を続けていくと、6月13日になるんです」(スポーツ紙記者)「100球くらい投げてもらわないと…」と、短いイニングしかこなしていない状況に不満そうだった栗山英樹監督(58)。デビュー戦では、先発投手としての責任イニングである5回まで投げない可能性もある。 「お披露目の目的もあるようですね。現在、吉田はツーシームの変化球を習得中。でも日ハム首脳陣が注視しているのはストレートです。昨夏の甲子園で見せた迫力満点の直球は、まだ復活しておらず、大事を取って短いイニングしか投げさせていません。栗山監督も、それを分かっていて、わざと物足りないような物言いをしたんです」(球界関係者) 短いイニングしか投げられないということは、救援投手を先発させ、次に本来の先発投手を送り込む“オープナー”に近いものがある。その「短いイニング」が、あの斎藤の今後にも影響してきそうなのだ。 「オープナーの継投策が昨季、メジャーリーグで流行し、日ハムも取り入れました。斎藤や加藤貴之にやらせてみましたが…」(前出・記者) 生き残りを懸けて、斎藤が懸命に努力しているのは間違いない。「配球パターンを読まれ、打者2巡目に釣瓶打ちにされる」という弱点があったので、「打者1巡をメドに交代するオープナーなら」と期待されたが、ダメだった。 「交流戦の期間中は日程が変則的になるので、先発投手の調整も難しくなるんです。その間、オープナーとしてでもいいから先発要員が増えると、チームは劇的に楽になるんですが…」(同) その役目が、吉田に託されたことになる。つまり、斎藤はお呼びではないというわけだ。 「吉田が投げる予定の13日は木曜日です。実は平日の火曜と木曜は客足がイマイチで、注目の吉田で客足を伸ばせれば最高です。斎藤が今まで首の皮一枚のところで繋がっていたのは、誰よりも人気があったから。斎藤の投げる試合はナンヤカンヤ言って、お客さんが入りましたからね」(同) 集客面でも斎藤に代わる稀に見る逸材が現れた。しかも斎藤よりも将来性豊かな18歳…。 吉田の好投は、斎藤にとって「ジ・エンド」を意味することになりそうだ。
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スポーツ 2019年06月12日 17時30分
今年もロッテは交流戦ポスターでセ・リーグ6球団を挑発!球団担当者が徹底解説!
千葉ロッテマリーンズは4日より開幕したセ・パ交流戦の開催に合わせて、今や毎年恒例となっている交流戦日程告知用のポスターを作成し、交流戦期間中、JR海浜幕張駅構内、球場内外、グッズショップ、県内の商業施設、市内の公共施設など全7種類、約7,000枚を張り出し、今年もマリーンズサポーターのみならず、セ・リーグのファンからも笑いを誘っている。 マリーンズ名物となっている交流戦限定の挑発型のポスターは、昨年に引き続いて11度目(2005年〜2008年、2013年〜2019年)。今年のポスターコンセプトは、2016年の交流戦挑発ポスターに登場し、CGを駆使した映像を展開したことで話題となったロボット「非交流戦士マジワラン」が進化して再登場。球団担当者によると、「映像と画像の両方を駆使し、非常に話題になりファンの間でも再登場を待ち望む声が大きかったことと、2016年は12勝6敗で交流戦2位と好成績を収めたこともあり今回、再登場することになりました」という。 試合前のスタメン紹介時に、本拠地であるZOZOマリンスタジアムのビジョン映像に登場する船が新型マジワランに変形し、セ・リーグ各球団に見立てたロボットを倒していく。各球団別ポスターのコピーは、阪神「その読み、的外れやのぉ〜。」、巨人「888888!みんな、丸のみしてやる!」、横浜DeNA「黒星でもうラミっこなしよ!」、中日「負けないよーだ。」、広島「どん底へ、いって鯉」、東京ヤクルト「負けがチカチカ!三振の山だ!」と各球団の監督や主力選手を挑発している。 今年も、セ・リーグが主催するビジターゲームのポスターも作成しており、前出の担当者は「阪神は、矢野監督を挑発したイメージにしました。ロボットは矢が外れた的が虎型のロボットに変形します。頭にはタコ焼きがついていて大阪のおばちゃん風でもあります。巨人は、昨年オフにFA宣言をされた際に入団交渉を行ったものの、ロッテではなく巨人を選んだ丸選手に対して丸のみにしてやると、ハハハハ(8888)と笑っている部分で、丸選手の背番号8と原監督に対するハハハの笑いの部分でもあります。ロボットは金持ち球団という事で財布が丸いウサギ型のロボットに変形します。丸いという部分で丸選手を意識しています。横浜DeNAは、ラミレス監督を挑発したイメージです。ロボットは中華街を意識した焼売から星をイメージしたロボットです。ロボットが星のように飛んで行ってしまいます。中日は、与田監督を挑発したイメージ。シャチホコが龍型ロボットに変形していますが、イメージは前ロッテ監督の伊東勤ヘッドコーチで頭に「伊」と書いてあり、番号として「91」と書かれていて、太めのロボットです。広島は、鯉の部分がダジャレで、唯一特定の人物を意識していません。鯉のぼりが鯉型のロボットに変形します。この鯉のロボットが細長いのは、長野選手を意識したものです。東京ヤクルトは、青木宣親選手と山田哲人選手を挑発したイメージで作りました。16連敗したボロボロの傘が燕に変形しています」と、6球団に対して、今年も“皮肉”をユーモアに表現し、クオリティの高い作品になったと胸を張っていた。 2015年は地元プロレスラーを起用。2016年は初代「マジワラン」を展開。2017年は4コマ漫画での挑発4コマ。昨年はアンビグラム(逆さ文字)をポスターに初使用することで話題になった。また、ロボットの仕様も明らかにしており、阪神戦の虎型ロボットは、名称が虎型ロボット(AI非装備)、身長:26〜最大41メートル(伸縮タイプ)、体重は35トン、装甲は炭素鋼、動力がリチウムイオン電池。機体説明として、千葉ロッテマリーンズが交流戦優勝奪回作戦(通称:V作戦)遂行のため、秘密裏に開発を進めていた12球団最強ロボット・マジワランに対抗するロボットとして、2016年に開発された前機を改造して大型化した後継機。マジワランに先駆け「おしゃべり機能」を搭載しているのが特徴。頭部に搭載されたたこ焼き型粘着性ミサイルは、敵にへばりつき動きを封じ込める効果がある。パイロットは兵庫県尼崎市在住の60代女性という情報もあると紹介されている。巨人はウサギロボと命名され、角ばった前期型から丸みを帯びることで衝撃を緩和している。全ロボット中、最重量機でがま口財布から変身するもよう。DeNAは名称が星ロボ、ITに長けた親会社を意識したのか、AI搭載型ロボットでパイロットはいなく自動操縦。全ロボット中最軽量の機体。音速を超えるスピードで体当たりし敵を粉砕する。これに併せてマジワランは亜空間移動が可能との説があることも匂わせるなど、今後のさらなる進化にも含みを持たせているところが戦略的である。 近年のロッテは広報に尽力しており、12球団で一番の発信力を目指し、連日話題を提供している。「継続は力なり」の手法は、極めてアナログな展開かもしれないが、着実に効果として現れているのは紛れもない事実。これからもロッテの「攻める」姿勢は変わらないだろう。その象徴が交流戦の挑発ポスターであることは言うまでもない。取材・文 / どら増田写真 / ©︎千葉ロッテマリーンズ
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サバイバル飛田ブチギレの源泉は観客動員? 怪人“地底人”? それとも…!? 怒り渦巻く埼玉プロレス『第銃銃銃銃銃(50)戦』!(2)
2010年08月10日 11時00分