スポーツ
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スポーツ 2023年07月09日 11時00分
7月場所最注目の“トリプル大関とり”、序盤5日で勝負決まる? 豊昇龍は苦戦濃厚、話題性も足かせか
9〜23日にかけて行われる大相撲7月場所。今場所最大の注目点が関脇の豊昇龍、大栄翔、若元春による“トリプル大関とり”だ。 大関昇進には“三役で直近3場所33勝以上”という目安が存在するが、豊昇龍、若元春は直近2場所21勝、大栄翔は22勝をマーク。7月場所は若元春・豊昇龍が12勝、大栄翔が11勝以上を挙げれば昇進目安クリアとなる状況だ。 過去に例がない3名同時昇進の実現を多くのファンから期待されている3力士。昇進を左右するポイントとしては、場所後半になると予想される直接対決の勝敗を挙げる声が多いが、その一方で勝負は序盤5日間で決まるという見方もある。 >>元大関・朝乃山、角界OBの動画で腰故障発覚?「三役復帰キツくなる」7月場所への不安要素に心配の声<< 角界で令和初の場所となった2019年5月場所から先場所までに、朝乃山(現平幕)、正代(現平幕)、照ノ富士(現横綱)、御嶽海(現平幕)、霧馬山の5名が大関とりに成功。朝乃山、正代は3場所32勝、御嶽海は33勝、霧馬山が34勝、そして照ノ富士が36勝と昇進前成績にはばらつきがあった。 ただ、この5名には「序盤5日間で1敗以下しか喫していない」という共通点がある。内訳は朝乃山(不戦勝1含む)、御嶽海が5戦全勝、正代、照ノ富士、御嶽海が「4勝1敗」となっており、さらに言うと初日に関しては全員が白星を収めている。 関脇は序盤5日間に小結~前頭3枚目付近と、格下ではあるが番付が近い力士と対戦が組まれることが多い。力量差が少ない力士たちを圧倒してスタートダッシュを切ることができれば、同格以上の相手とぶつかる中盤、後半戦へ自信、勢いがつくということだろう。逆につまずくようなら早く挽回しなければという焦りから動きが固くなり、その後も白星が伸び悩んでいくようだ。 実際、大関経験者の一人である二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)も、序盤5日間の戦いを昇進のポイントに挙げている。同親方は『スポニチアネックス』(スポーツニッポン新聞社/2023年7月5日付)の記事内で、「緊張感、そして土俵の感覚。慣れるまでに時間がかかります。力士として100場所以上経験している私でも引退するまで苦労しました」と本場所序盤は場内の雰囲気に適応することの難しさもあると説明。 その上で「初日、2日目とつまずいたら挽回するためには相当な労力を必要とします。逆に4勝1敗とか5連勝できれば、勢いがついて中盤以降がかなり楽に臨めます」と、序盤戦の成績は中盤戦以降の心身の状態を大きく左右すると指摘している。 7月場所で大関とりに挑む豊昇龍、大栄翔、若元春も序盤5日間は特に集中して臨みたいところだが、先場所は豊昇龍(不戦勝1含む)、大栄翔が「4勝1敗」、若元春が5戦全勝と全員が序盤戦をうまく乗り切っている。ただ、3月場所では大栄翔が5戦全勝の一方、若元春は3勝2敗、豊昇龍に至っては2勝3敗と負け越している。特に豊昇龍はかねて精神的に未熟な面があるとされているため、一度つまずくとイライラしてより勝てなくなる悪循環に陥ることは考えられる。 また、7月場所の3名には大関とりの話題性を見込んだ懸賞が多数つけられることも予想される。懸賞は力士にとって貴重な収入源であり、懸賞が多くかかった相手には目の色を変えて挑む力士も少なくないが、3名が“カネ”でモチベーションが上がった相手に苦しめられる展開も決してゼロではないだろう。 豊昇龍、大栄翔、若元春はそろって今回が初めての大関とり。チャンスを一発でモノにするのは誰なのか、それとも全員で大関の座をつかむのか。7月場所は土俵内外で熱い場所になりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月08日 17時30分
ロッテ・佐々木朗希、スタミナ不安に克服の兆し? タイトル総なめへ突き進むエースの次なる課題は
怪物がさらなる進化を遂げようとしている。 7月5日、千葉ロッテの佐々木朗希は埼玉西武戦に先発登板し、8回5安打無失点で今季6勝目を挙げた。今季最長となる8イニングを投げ抜き、11個の三振を奪うなど圧巻のピッチングを展開した。また、この日のゲームで両リーグ最速でシーズン100奪三振をマーク、規定投球回にも達し、防御率1.50でリーグトップに躍り出ている。 今季11度目の先発だった、この本拠地での西武戦。立ち上がりで2人ランナーを出すなど、予想外のスタートとなったものの、その後は3者連続空振り三振で切り抜けるなど、序盤から熱を帯びた投球を繰り広げている。試合を通じ106球を投じたものの、球速は最終盤まで160km超えが記録されていた。 プロ4年目の今季、初登板となった4月6日の日本ハム戦から3連勝、その後も現在まで順調に白星を重ねてきている。この間、自責点0でマウンド降りた登板も6度と、安定感も増す一方だ。また、WBCにも出場したことも踏まえると、プロ入り時より懸念されていたフィジカル、スタミナ面も今季はさらに強化されている印象が強い。 これまで、登板日の調整や、投球回、球数の管理などが徹底されてきたことなどで、起用法に対し疑問の声なども挙がってきた。それでも、今シーズンはほぼ半分の登板で3ケタの球数を投げていることからも、ロッテ先発陣の中心として十分なパフォーマンスを見せている。 ポテンシャルの高さは、もはや日本球界のみならず、海の向こうからも評価されていることからも、チームを上位に押し上げる原動力となることはもちろん、個人タイトル獲得など目に見える結果が求められるシーズンであることは間違いない。その一方で、現在の6つの勝ち星のうち、5勝がホーム、ZOZOマリンスタジアムで挙げており、敵地での5度の登板では1勝2敗、防御率も2点台後半と、やや見劣りする数字となっている。 侍ジャパンでは世界一にも貢献し、今後も球界を代表する存在としての活躍をプロ野球ファンの誰もが望んでいる。シチュエーションに関わらず、相手をねじ伏せるピッチングを今後、シーズンの後半でも常に続けて行くことができるか。21歳の右腕にはエースとしての期待が懸けられ、常に数えきれないほどの視線が注がれている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2023年07月08日 11時00分
阪神・近本の死球骨折、タイミング良かった? 高梨批判過熱の裏で、1か月続く不振を脱却か
4日試合前時点でセ・リーグ首位(41勝29敗3分)に立つ阪神。同日、主力の一人であるプロ5年目・28歳の近本光司が故障により登録抹消される事態に見舞われた。 近本は2日巨人戦・7回表1死一、三塁の場面で、巨人・高梨雄平が投じたシュートが右脇腹付近に直撃。打席外に転がりうずくまるなど悶絶しつつも、途中交代せず最後までプレーを続行した。ただ、試合後の報道では本人が詳細を明かさなかったこともあり、翌3日の検査で重傷と診断される可能性も伝えられていた。 3日の検査に関する続報は4日午前に伝えられたが、球団・本人共に検査結果は明かさず。それでも、同日中に次カード・広島戦が行われる広島へ移動したことから、ファンの間では長期離脱は回避されたと安堵の声が上がっていた。 ところが、4日午後3時ごろから、球団が近本は右肋骨骨折と診断を受けたことを発表したこと、近本が同日中に帰阪したことが相次いで報じられる。また、NPBも同日付で近本が登録抹消になったことを公式サイト等で公示した。 近本は4日試合前時点で「73試合・.275・4本・35打点」といった数字を残し、19、20日に予定されるオールスターではファン・選手間投票で選出されていた外野の絶対的レギュラー。故障離脱を受け、ファンの間では落胆と共に、きっかけとなる死球を与えた高梨へのバッシングも過熱している。 >>巨人・高梨、阪神戦後のSNS投稿に「煽ってんのか」と批判 近本に死球も反省の色ナシ?<< 「高梨への風当たりが強まっているのは死球自体はもちろん、試合後のSNS投稿も大きな理由となっています。高梨は2日午後8時ごろ、自身の公式Twitterに『みんなないぴすぎ』と投稿。自身を含めた7投手が12イニング2失点に抑えたことをナイスピッチ(ないぴ)と称えたようですが、『死球ぶつけたくせに何がないぴだ』とファンのひんしゅくを買いました。また、翌3日午前7時ごろには『朝方おきたらだいたいこれ、おやすみ』という一文と共に寝ている猫の写真をツイートしていますが、こちらにも『死球でうずくまる近本を揶揄しているのか』などと批判が噴出。他ファンから『それはさすがにいいがかりだろ』といった反論も上がるなど物議を醸しています」(野球ライター) 高梨は2日の試合では、死球後すぐに帽子をとり近本に謝罪の意を示している。ただ、今後の阪神戦で登板した際は、痛烈なブーイングやヤジを浴びる状況がしばらく続くことになりそうだ。 高梨に“二軍送り”にされてしまった近本は、今後数週間~数カ月の離脱をしいられるものとみられている。リードオフマンの不在はチームの優勝争いにも大きく影響することが濃厚だが、一部ファンの間では「元々不調だったから逆に好都合では」、「交錯から明らかに調子落ちてたから休めるのは悪くない」といったポジティブな見方も上がっている。 今季の近本は3、4月の打率が「.333」、5月も「.327」とハイアベレージを記録していたが、6月は「.189」と一転して低迷。迎えた7月も2日終了時点ではまだ一本もヒットを打てていなかった。 「近本は5月31日・西武戦中に牽制を受け一塁に帰塁した際、捕球ミスした一塁手・渡部健人の腰付近にぶつかるように交錯。首を痛め一時うずくまりながらも出場を続行しましたが、翌6月1日から明らかに打撃の調子が落ちていることから、交錯で負った痛みを我慢しながらプレーしているのではという見方は少なくありませんでした。ただ、今回の骨折離脱により体をケアする時間はできたわけですから、仮に交錯のダメージが残っている場合でも合わせて回復に努めることは可能。きっちり状態を仕上げられれば、序盤戦のような打棒が復活する可能性も十分といえるでしょう」(野球ライター) 多くのファンが一日でも早い回復を願っている近本だが、今回の骨折離脱を“けがの功名”にすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高梨雄平の公式Twitterよりhttps://twitter.com/yuhei_takanashi
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スポーツ 2023年07月07日 20時30分
大関・貴景勝、師匠が明かした休場経緯に「キャリア危うい」心配の声 両膝故障は致命傷レベルに深刻か
大相撲7月場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)の初日を2日後に控えた7日、相撲協会に「両膝半月板損傷。約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し同場所休場が決まったと伝えられた大関・貴景勝。師匠・常盤山親方(元小結・隆三杉)が休場の経緯を明かし物議を醸している。 報道によると、常盤山親方は7日に応じた取材の中で「稽古を見ていても一番も相撲を取る稽古をしていなかった。治療終わりの昨日の夜に『今場所は相撲取れないだろ』と言ったら、貴景勝が『はい、そうですね』と言った」と説明。ここまでの状態を判断した親方が休場を打診したところ、貴景勝が受け入れたため決定に至ったという。 貴景勝は3月場所3日目・正代戦で左膝を痛めると、7日目に「左膝内側半月板損傷」との診断書を提出し途中休場。5月場所は、場所前の調整中に右膝を痛めるも「8勝7敗」で何とかカド番を脱出した。しかし、けがを押した代償は大きかったのか、7月場所に向けての稽古ではここまで一度も相撲を取れていないことが6日に伝えられていた。 >>大相撲、貴景勝戦前のヤジに場内ドン引き?「邪魔するなら帰れ!」一部客の行動に批判、取組にも影響か<< 常盤山親方が明かした経緯を受け、ネット上には「貴景勝がすんなり休場了承したってマジかよ」、「我慢強い貴景勝が無理もせずに休むってことは相当な重傷なのでは」、「1場所休んでも治らないレベルに達してそう」、「大関の座はおろかキャリアも危うい事態になってないか」といった心配の声が相次いでいる。 「現在26歳の貴景勝は2019年5月場所から大関に在位(陥落・特例復帰が1度ずつ)していますが、常盤山親方が『あまり痛い、かゆいと言わない』と評するほど我慢強く責任感もある力士。先の5月場所でも両膝故障を抱える中13日目に勝ち越しを決めながら、残り2日間も休場せず最後まで土俵に上がりました。その貴景勝が出場意欲をほとんど見せずに休場を受け入れたことから、両膝の状態が相当重いのではと不安を募らせているファンは少なくないようです。貴景勝は下から突き上げるような突き押しを武器としていますが、両膝故障の影響で下半身がうまく使えなくなると、持ち味を失い一気に番付を転がり落ちるという展開も否定できません」(相撲ライター) 常盤山親方は7日の取材の中で、途中出場の可能性についても「ないです。ない方が可能性が高いです」と明言したという。このまま全休なら再びカド番転落、9月場所は負け越しなら大関陥落という試練の場所になるが、今後の回復が順調に進むことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月07日 18時50分
ヤクルト・高津監督、DeNA戦後の並木批判に不満「打点あげたのに」の声 “ノムラの教え“が指導に影響?
6日に行われ、ヤクルトが「2-3」で敗れたDeNA戦。「1番・中堅」で先発したプロ3年目・24歳の並木秀尊に対する高津臣吾監督のコメントが物議を醸している。 並木はこの日初回先頭の第1打席は一ゴロとなったが、3回表2死一塁の第2打席ではセンター前へ抜けるタイムリー安打を放ち先制点をマーク。その後5回表2死の第3打席で投ゴロ、8回表1死の第4打席では空三振に倒れたが、4安打2得点に終わった打線の中で確かな働きを見せた。 ただ、高津監督は試合後に応じた取材の中で「いいとこで打って打点を取ってくれた」とタイムリーは評価しつつも、「今のままでは1番バッターとしては厳しい」、「選球眼がよくないですし、早打ちで凡打する」とコメント。出塁してチャンスを作ること、球数を投げさせることが求められる1番打者の役割を果たせていないと苦言を呈したという。 >>ヤクルト・高津監督の中野敬遠「意味無かった」球界OBが苦言 延長失点の元凶と問題視、後続勝負が有利と判断?<< 高津監督のコメントを受け、ネット上には「は?今日の並木が怒られる筋合いはないだろ」、「アピール続けてる選手にこの言い草は納得できない」、「打点あげたのに厳しいはヤバいだろ、並木のやる気潰す気か」といった批判が寄せられた。 並木は7日終了時点で「53試合・.299・0本・5打点」と既にキャリアハイの出場数をマーク。同戦では前日まで続いていた連続安打を10試合に伸ばした上、4打席で計18球を投げさせるなど粘りも光っていた。こうしたアピールがあまり評価されていないと感じたファンも少なくなかったようだ。 「高津監督は現役・ヤクルト時代(1991-1998)に故・野村克也さんの下でプレーしていますが、監督時代の野村さんは『三流は無視、二流は称賛、一流は非難』という育成理論を持って選手に接していたことが知られています。無視は自分で物事を考えさせること、賞賛は褒めて伸ばすこと、非難は努力を怠らせないことが目的ですが、高津監督も野村監督の教えを踏襲し、並木を一流、一流になれる選手と見込んであえてハッパをかけた可能性はあるのでは」(野球ライター) 並木は5月下旬に下半身コンディション不良で戦線離脱した塩見泰隆の代役として、6月下旬から「1番・中堅」での先発が増えている。昨季「130試合・.276・16本・54打点」といった数字を残し、ゴールデングラブ賞にも選出されている塩見には攻守でまだまだ及ばない状況だが、高津監督の苦言をバネに一皮むけることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月07日 15時30分
ヤクルト・村上、DeNA戦終盤の態度に驚きの声「戦意削がれてる」 バウアーに歯が立たず試合後も元気ナシ
6日に行われ、ヤクルトが「2-3」で敗れたDeNA戦。「4番・三塁」で先発したプロ6年目・23歳の村上宗隆が見せた態度が話題となっている。 注目が集まったのは、「2-3」とヤクルト1点ビハインドで迎えた8回表2死一塁でのこと。DeNA先発・バウアーは打席の村上に対し、カウント「0-2」から外角低めにナックルカーブを投じる。この球はボールゾーンからストライクゾーンに変化する、いわゆる“バックドア”で、村上は全く反応できずに見逃し三振となった。 球審から三振をコールされた村上は三塁側の自軍ベンチ方向を見ながら、お手上げだと言わんばかりに両手の平を上に向け肩をすくめる。また、この後ベンチに帰る際には、地面をうつむきながら首を振る動作も見せていた。 >>村上宗隆、大谷翔平に「怒ってる」? ダルビッシュがWBC直前の練習裏話明かす「そこまで意識してたとは」驚きの声も<< この村上の態度を受け、ネット上には「村上がバウアーの変化球に戦意削がれてる」、「手も足も出ません、降参ですって感じの姿だな」、「第1打席からここまで打てなさ過ぎてなんか投げやりになってるぞ」、「苦手意識植え付けられてないか不安になるわ」といった驚きの声が寄せられた。 「ヤクルト戦では今季初登板となったバウアーは2020年のサイ・ヤング賞投手で、来日1年目の今季も6日試合前時点で5勝をマークしていた大物投手。昨季のセ・リーグ三冠王である村上との対戦は注目ポイントでしたが、村上は中飛、遊直、空三振と快音を残せず。8回表の第4打席も一度もボールをバットに当てられないまま3球で見逃し三振を奪われましたが、今日のバウアーには付け入る隙がないと負けを認めるような気持ちになっていたとしてもおかしくはないのでは」(野球ライター) 試合後の報道によると、村上はバウアーと初対戦した感想を聞かれるも「打ちたかったのですが、打てなかった。次は打てるように頑張ります」と言葉少な。一方、「9回2失点・被安打4・四球3・7奪三振」の完投で今季6勝目を手にしたバウアーは、村上を4タコ2三振と完璧に封じ込めた投球を「ベストビッチ」と自賛していたという。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月07日 11時00分
巨人・原監督、ドラ1浅野を「1番センター」に大抜擢? 打撃以上に守備面を評価か
スタメンデビューとなりそうだ。巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾の一軍昇格の第一報が飛び込んできたのは、7月5日夜。一軍メンバーはまだ中日との延長戦を終えていない時間帯だった。 「試合が終わらないうちにこういう話が漏れ伝わってくるということは、事前に昇格が決まっていたんでしょう。浅野は6月30日、一軍の試合前練習に参加しています。ここで、原辰徳監督が浅野の打撃練習を見て判断したのではなく、30日は昇格を前提とした練習参加だったと見るべき」(プロ野球解説者) 関係者によれば、浅野本人に「昇格」を伝えたのは6日午前。二軍担当のスタッフが朝食後に呼び出して激励もしたそうだが、注目はどんな“デビュー舞台”となるかだ。 >>巨人の石川トレード放出、ロッテ側が持ち掛けた?“ポスト坂本”の人材難はますます深刻化か<< 大方の予想では「代打での途中出場」だが、スタメンデビューの可能性もある。 「浅野のファームでの定位置は『1番・中堅』です。一軍昇格を本人に伝えた6日、午後から千葉ロッテとのファーム戦が行われましたが、この日も『1番・中堅』でした。一軍でレフトかライトを守らせる予定なら、そうさせていたはず」(前出・プロ野球解説者) 一軍にも「1番・中堅」はいる。ブリンソンだ。MLBではセンター以外のポジションでも好守備を見せてきた。また、打順に関しても、こだわりはないだろう。だとすれば、1番の打順も、センターのポジションも浅野に明け渡したとしても影響はなさそうだが、こんな指摘も聞かれた。 「試合前の打撃練習ですが、基本的にスタメン出場する選手が先にケージに入り、ベンチスタートとなる選手は最後の方になります。でも、『何球打ったら、次の選手に交代』という明確な規定がないんです。長く打つ選手もいれば、すぐに切り上げてしまう選手もいます。一軍経験の浅い若手は周囲に遠慮して、ケージでしっかり打ち込むことができないんですよ」(ベテラン記者) 原監督が試合前練習に一度参加させた目的はこの辺にある。 “新入り”だから、試合出場の準備以外でやらなければならないことも多い。先輩たちやチームスタッフへの挨拶、ボールの運搬、サインプレーの確認…。食事を取るタイミングも覚えなければならない。原監督は「打順、ポジション」を明確に伝えてやった方が浅野も出場準備に専念できるはずだ。 前出の関係者がこう続ける。 「浅野の昇格にゴーサインが出た理由の一つに『守備』があります。元々、守備範囲の広い選手でしたが、自身の頭上を越えていく打球の追い方が上手になりました」 ファンが見たいのは豪快なバッティングだが、首脳陣は「守備面での成長」を楽しみにしているようだ。 もっとも、7日のDeNAの予告先発は、今永昇太だ。日本球界を代表する好左腕が相手では、「1番・中堅」は荷が重すぎるのでは? 「巨人の予告先発は戸郷翔征。ロースコアの展開も予想されますので、かえって代打などの途中出場の方が難しい。試合終盤の1点を争う場面で、代打を出す方がコワイ」(前出・プロ野球解説者) 浅野はどんな一歩を踏み出すのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年07月06日 18時40分
中日・立浪監督が村松のバント失敗に呆然? ベンチでの態度が話題、巨人戦終盤の勝ち越し機「采配自体がミス」と指摘も
5日に行われ、中日が「6-7」で敗れた巨人戦。立浪和義監督が試合中に見せた態度が話題となっている。 注目が集まったのは、「5-5」と両チーム同点の8回裏でのこと。この回攻撃の中日は先頭・ビシエドが巨人5番手・高梨雄平から四球を選ぶと、立浪監督はビシエドに代走を送った上で、後続の村松開人に送りバントを指示。一打勝ち越しのチャンスを手堅く作るための策だったが、村松は高梨の初球ストレートに当てはしたが真正面に転がしてしまい、素早く捕球した高梨に二塁アウトを奪われた。 村松が走者を送れず1死一塁となった直後、中継ではベンチで戦況を見ていた立浪監督の様子が映る。腕組みをして立っていた立浪監督は何かをつぶやくと、左方向に首を傾けながらグラウンド方向を見つめた。 この後、中日は石橋康太が送りバントを決め2死二塁とした後、代打・福田永将が申告敬遠され2死一、二塁とチャンス拡大。しかし、ここで打席の後藤駿太が空振り三振に倒れ、2者残塁で攻撃終了となった。 >>清原和博氏、解説中にビシエドを嘲笑?「馬鹿にしてるのか」と批判、中日戦終盤の言動が物議<< 立浪監督の態度を受け、ネット上には「監督が村松のバント失敗に露骨に呆れてる」、「勝負どころでそのミスは痛すぎるってガックリきてそう」、「怒りを通り越して呆然としてるって感じだな」といった驚きの声が寄せられた。 村松のバント失敗に不満げだった立浪監督だが、一部からは「バント采配自体がミスだったのでは」といった指摘も。8回のマウンドに上がった高梨はビシエドに四球を与え、続く村松への初球もほぼど真ん中。また、石橋がバントを決めた球も真ん中外寄りと甘かった上、後藤に対してもフルカウントとなるなど制球が乱れていた。ファンの中にはバントではなく、進塁打目的で打たせた方がいい結果につながっていたのではという見方もあるようだ。 8回裏のチャンスを逃した中日は延長12回までもつれた戦いの末巨人に惜敗。立浪監督は一打勝ち越しの状況を手堅く作ろうと村松にバントを指示したようだが、成功していれば9回で逃げ切れていた可能性もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月06日 17時58分
DeNA、“スーパーサブ”柴田がメインの働き! 苦しむチームに攻守で貢献
5日に横浜スタジアムで行われたスワローズ戦。1点ビハインドから同点に追いついた6回、三浦監督は代走2枚、代打2枚と一気の勝ち越しを狙い勝負手を打ったが、執念実らず同点止まり。代走を送られベンチに下がった首位打者の宮崎敏郎と、タイムリーを放ったネフタリ・ソトの穴は大きく、打線は7回から12回までひとりのランナーも出せぬ状況となり防戦一方の展開となってしまった。 真綿で首を絞められるような苦しいシチュエーションが続く中、8年目の柴田竜拓の好手がチームを救った。7回には並木秀尊の鋭いサードゴロを見事にさばき、ダブルプレーを完成させると、8回のスコアリングポジションにランナーを置いたピンチの場面では、ホセ・オスナの放ったライン際の打球に半身になりながら反応。雨で打球が速くなるグラウンドコンディションを考慮した勝負どころでのファインプレー連発で、スタンドを陣取ったベイスターズファンの喝采を浴びていた。 三浦大輔監督も「必死でやってくれているプレー」と目尻を下げていた。今シーズンは4月25日にスタメン出場したが、その後は主に守備固めとしての役割でベンチを温めていた。しかし7月1日にあわやサヨナラの鋭い当たりと、難攻不落のドラゴンズのストッパー、ライデル・マルティネスの剛球をライトに引っ張ってヒットにする活躍を見せた。 すると翌日には三浦監督が明かした「バッティングコーチから打撃もいいと聞いた。守備はいうまでもない」との理由から久々にスタメンの座をゲット。2フォアボールに1送りバントと見事に役割を果たし、そこから2試合連続のスタメンで、ともに1安打ずつ放ちバットでもアピールしている。それでも打率はやっと2割を超えたところだが、出塁率は.345と良い。「打ちに行った中でフォアボールを取れている」と決して消極的になっていないところは、自分でも評価している部分である。 「もう8年目ですからね」と、状況判断能力には自信を見せる柴田竜拓。途中からでも最初からでも、チームに求められている仕事をこな小兵は、自らのミッションコンプリートに向けて、常に準備をしている。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2023年07月06日 15時30分
巨人・高梨、“ないぴ騒動”釈明も「これじゃ炎上収まらない」の声 阪神・巨人ファンの場外乱闘も勃発
巨人のプロ7年目・30歳の高梨雄平が、6日に自身の公式Twitterに投稿。2日に勃発した“ないぴ騒動”を釈明した。 高梨は「2-2」で両チーム引き分けた2日・阪神戦後、自身のTwitterに「みんなないぴすぎ」と投稿。自身含め7投手が12イニングを2失点に抑えたことをナイスピッチ(ないぴ)と称えたようだが、高梨は登板中に近本光司に死球を与えていたため、ネット上では同投稿を機に「近本痛めておいて何がないぴだ」といった批判が殺到。4日に近本が右肋骨骨折、登録抹消となってからは拍車がかかっていた。 騒ぎが大きくなっていることを受けてか、高梨は6日に「先日のツイートで 誤解を招く表現、分かりにくいと 多数ご指摘を頂きました為今後は (試合後の物に関して) 誰がみても理解しやすい内容、表現(100%は難しいですが) 上記を心掛けたツイートをしたいと思います」とツイート。今後試合後に投稿する際は表現内容に十分注意したいと釈明した。 >>巨人・高梨、阪神戦後のSNS投稿に「煽ってんのか」と批判 近本に死球も反省の色ナシ?<< 高梨の投稿を受け、ネット上には理解を示す声が上がったが、中には「これだけじゃ炎上は収まらない気がする」、「度を越えた誹謗中傷は訴えることも言った方がいいのでは?」、「Twitterだけじゃなくインスタでも意見表明しとくべきだ」といった指摘も見られた。 「高梨は今回の投稿に加え、2日試合後に阪神・糸原健斗を通じて近本に謝罪していたことが4日に伝えられていますが、一部阪神ファンは怒りが収まらないのかバッシングを続けています。高梨の公式インスタグラムの最新投稿(2022年1月27日)のコメント欄では、阪神ファンの批判に対し巨人ファンが『いつまでもネチネチ、これだから阪神ファンは』とあおったり、別の阪神ファンが『同じ阪神ファンとして恥ずかしい』と苦言を呈したりとファン同士の場外乱闘が勃発しているありさまです」(野球ライター) NPBは今季開幕前に公式サイト上で、昨季はSNSで選手・首脳陣や審判員ら球界関係者への誹謗中傷が相次いだとした上で「誹謗中傷等を拡散しないこと、SNS等での投稿にあたってマナーを守っていただくこと」をファンに呼びかけている。高梨の一件を巡り攻撃的になっている一部ファンは、この一文を今一度考える必要がありそうだ。文 / 柴田雅人高梨雄平の公式Twitterよりhttps://twitter.com/yuhei_takanashiNPB公式サイトよりhttps://npb.jp/
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ジェイク・リーが中嶋勝彦とのGHC防衛戦を前に「中嶋選手は昔ながらのプロレスラーの強さと今現在のプロレスラーの上手さ強さがある」
2023年03月29日 17時30分
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スポーツ
ソフトB・モイネロ、WBCから帰還せず退団の可能性? キューバ代表同僚が亡命で心配相次ぐ「後追いなら終戦」
2023年03月29日 15時30分
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IWGP女子王者メルセデス・モネの首を狙う3人の挑戦者も「勘違いしないで。あなたたちは、IWGP女子王者ではないのよ」
2023年03月29日 11時30分
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スポーツ
王者組の挑発にKO-Dタッグ王座挑戦の中村圭吾が昆虫食を食べる仰天パフォーマンス「虫だ。食べてやる」
2023年03月29日 11時10分
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巨人、菅野二軍落ちで不穏な空気に? WBCから帰還の戸郷にも異変発生か
2023年03月29日 11時00分
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レイカーズ・八村塁、ボン・ジョビィ名曲に合わせて絶叫! 貴重な姿で驚きのシーンを好演、緑茶新ブランド『アサヒ 颯』新CM完成
2023年03月29日 04時00分
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侍ジャパン・近藤、WBCシャンパンファイト抜け出した理由明かす 「早くあったまろう」切実な事情に驚きの声
2023年03月28日 20時50分
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侍ジャパン・吉田、シーズンでの不安明かし心配の声「調子狂いそう」 退場者も出た新ルール・ピッチクロックに適応できず?
2023年03月28日 19時30分
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スターダム岩谷麻優シンデレラトーナメント1回戦敗退も「IWGPチャンピオンになるためなら誰に挑戦してもいい」
2023年03月28日 17時30分
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大谷翔平「点取るのキツい」WBCメキシコ戦前に弱気発言? 栗山監督が明かした裏話が話題、前日との“温度差”指摘も
2023年03月28日 15時30分
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大谷翔平に同僚・トラウトが「できること何でもする」 800億円スタートの残留交渉に一肌脱ぐか
2023年03月28日 11時45分
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瑞希が角田奈穂との王座戦前哨戦を完勝!「奈穂ちゃん相手だと何一つ気持ち的に躊躇するものがない」
2023年03月28日 11時30分
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IWGPジュニア王者・高橋ヒロムがTMDK入りのロビー・イーグルスの挑戦受ける「相手にとって何の不満もねえよ! 最高じゃねえか!」
2023年03月28日 11時10分
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
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2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分
