スポーツ
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スポーツ 2021年04月22日 11時00分
エンゼルス・大谷の“乱調”は史上初の快挙だった? 現地メディアが称賛も、本人は故障の影響に苦悩か
これも、大谷翔平(エンゼルス)が愛されている証だろう。 大谷が今季2度目の先発マウンドに立ったのは、現地時間4月20日のレンジャーズ戦だった。4イニングを投げ、被安打1、奪三振7。「ナイスピッチング!」と言いたいところだが、与えた四死球は7(うち死球1)。初回は1アウトを取ったものの、3者連続四球を出して、その後、連続三振となった。一人でピンチを招いて、自分で切り抜けたという結果だった。 試合後のオンライン会見で、大谷もこう反省していた。 「0点でしたね」「全体的にはストレスがたまってしまうようなリズムで投げていたので…」 ところが、である。米メディアは「珍事であり、快挙」と好意的に伝えていたのだ。 「同試合を中継したBSウエストが調べたんですが、4イニング以下で6与四球以上、7奪三振以上、かつ無失点は、140年を数えるメジャーリーグの歴史において、初めてだと分かったんです」(米国人ライター) それだけではない。伝説のメジャー投手の記録にも並んだそうだ。 「エンゼルスの歴代投手で『6与四球以上、7奪三振以上』を記録したのは、1998年以来、23年ぶり91度目だと。そのうち、57度は、通算5714奪三振のメジャー記録を持つノーラン・ライアンによるもの。ここに『無失点』を加えたら、1978年のライアン以来、球団として43年ぶりの快挙だと分かったんです」(米国人ライター) 「ノーラン・ライアン以来の快挙」、4イニング以下ならメジャーリーグでは初めて。 米スポーツサイト・SBネーションがそんな見出しを立てたため、試合をリアルタイムで見ていなかったファンは「スゴイ!」と思ったのだろう。 >>エンゼルス・大谷に「ゲームの世界やん」元巨人・上原氏が驚愕 MLB史上初の歴史的アーチ、直後にアクシデント発生も問題はナシ?<< もっとも、大谷の反省の弁も報じられたが、好意的な見方は変わっていない。 二刀流への期待、マジメさ、ちょっと童顔な雰囲気、ファンや記者団にも丁寧に対応してきた人柄が、先に伝わっていたからだろう。 「2018年にトミー・ジョン手術を受け、右手中指にできたマメの影響もあり、ベストコンディションではありません。『投手・大谷』は徐々に良くなっていくというのが、米メディアの評価です」(前出・同) 一つだけ、気になる点もあった。試合後のオンラインで反省の弁を述べた後、大谷は「スプリット(フォークボール)しか良くなかった」と、同日のピッチングを振り返っている。スプリットは指先からボールを放つのではなく、挟んで投げる変化球だ。 つまり、マメの影響がいまだ残っていると、告白したのである。 日本のプロ野球解説者が、同日のピッチングをこう評していた。 「大谷はスライダーを投げる割合が多いんですが、同日は少なかったですね。直球と小さく落ちる別の変化球を多投し、2ストライクを取った後はスプリットと決めていたようですね。マメの影響でスライダーを多投できなかったと見ていい」 四球、奪三振。マメの回復具合の遅れが気になる。次回は奪三振だけで快挙達成と行きたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月22日 10時45分
SKE48荒井優希、東京女子プロレスデビュー戦はアイドルに囲まれたカードに決定!
東京女子プロレスが21日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、人気アイドルグループSKE48荒井優希の本格的なデビュー戦(5月4日、東京・後楽園ホール大会)の対戦カードを、荒井&渡辺未詩vs伊藤麻希&遠藤有栖と発表した。 タッグを組む渡辺はプロレスラーとアイドルを兼務するグループ「アップアップガールズ(プロレス)」に所属。対戦相手の伊藤は過去に九州発のアイドルグループ「LinQ」に在籍し、遠藤はWRESTLE1公式サポーター・Cheer1(無期限活動停止中)のメンバーで、荒井はアイドルを兼ねる女子プロレスラー3人に囲まれてのデビュー戦となる。 荒井は「前回の記者会見の時に、いつか闘ってみたい相手として、伊藤選手の名前を挙げさせていただいて、まさかデビュー戦で闘うことになるとはビックリしているんですけど。前回(18年10月28日、DDTプロレス・後楽園での時間差入場女子バトルロイヤル)は自信もなかったし、何も知らない状態だったんですけど、今回は自信ある姿で全力でぶつかっていけたらなと思っています。遠藤選手は一番近い先輩でもあると思うので、私の全力をぶつけて、皆さんに認めてもらえるよう頑張ります」と意欲を見せた。 タッグパートナーの渡辺は「アイドルが大好きで、中でも48グルーブさんはアイドルオタクになるきっかけ。現場に行かせてもらったり、総選挙に投票したり応援させてもらってました。荒井さんのことはドラフト会議の時から見させてもらっていた。今回プロレスラーとしてタッグを組んで闘えるとは、夢にも思っていなかったので、とてもうれしいです。私自身、アイドルとプロレスを両立しています。自分の目標として『アイドルとプロレスの架け橋になりたい』というのがあります。荒井さんとなら力強い架け橋になりますし、デビュー戦で勝利をめざして、アイドル界、プロレス界の架け橋になれたら」とコメント。 対する伊藤は「荒井優希というプロレスラーに、さほど興味は持っていないです。SKE48の肩書に救われているだけの奴としか思えないです」と挑発。遠藤は「Cheer1でアイドル活動していましたし、プロレスデビューは私の方が早かったので、荒井さんには絶対負けません!」とライバル心を燃やしている。 カードが決まり、いよいよデビュー戦を待つだけとなった。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月21日 22時30分
新日本ジュニア再会マッチ参戦の大谷晋二郎が初代タイガーマスクを語る!
初代タイガーマスクこと佐山サトルが主宰するストロングスタイルプロレス4.22東京・後楽園ホール大会のセミファイナルで、ケンドー・カシン&田中稔が、大谷晋二郎&高岩竜一とかつての新日本プロレスジュニアヘビー級戦線を賑わせたメンバーで対戦する。この試合に出場するゼロワンの大谷が口を開いた。 大谷は、初代タイガーマスクが新日本プロレスを離れた後の1992年にデビューし、後に“第三世代”と呼ばれる黄金世代の中でジュニアヘビー級の一時代を築き、ジュニア七冠王の達成や、盟友・高岩竜一とともに初代IWGPジュニアタッグ王座を獲得するなど活躍。その後、自身が付き人を務めていた橋本真也さんに追随してプロレスリングZERO-ONEに移籍。橋本真也さんが逝去されてからはZERO1-MAX、ZERO1を率いて奮闘しており、靖国神社での奉納プロレスを復活させたり、日本全国を回ってチャリティープロレスを行う『一般社団法人あなたのレスラーズ』を設立したりと大谷のプロレス界への貢献を挙げれば枚挙にいとまがない。そのプロレスに対する真摯な姿勢と熱い魂には誰もが一目置いている。 大谷は初代タイガーについて、「今の若いレスラーは分からないけど、恐らく我々世代のレスラーはもうみぃ~んな憧れていた存在ですよ。アントニオ猪木&タイガーマスクってのは、多分みんな憧れて通ってきた道。プロレスラーとして何年やってても、近付いただけで感じるオーラとかに圧倒されます。実は僕、この団体の旗揚げ戦の時に初代タイガーマスクさんとやらせていただいているんですよ(旗揚げ戦では佐山サトルが「スーパー・タイガー」の名で出場)。それまでは佐山さんとあんまり接点がなかったんですけど、なぜかあの時指名されたんですよね。『大谷晋二郎とやりたい』と。願ってもないと思ってお受けして、リングに上って対角線に立った時に、目の前にタイガーマスクがいて……。本当にもう、夢を見てるみたいでしたね。『あの時見たタイガーマスクが目の前にいる!そして僕がこれから闘うんだ!』って……。僕が何年キャリアを積んでも、いつまでもいつまでも憧れの人ですね。そういう存在です」と目を輝かせた。 最後に「今ホントに大変な世の中で、皆さんは本当に毎日頑張ってると思うんです。大変な毎日をいろいろなものを我慢しながら頑張ってる。我々プロレスラーも色んなものを制限されていますけど、プロレスラーが伝えられることって僕はあると信じてるし、プロレスの試合が伝えられることって絶対あると思ってるんで、このストロングスタイルプロレスの大会でも、他の選手も同じでしょうけど、僕は一生懸命プロレスをしますんで!一生懸命なプロレスから『負けないぞ!』とか『何度でも立ち上がるんだ!』って気持ちを感じてもらいたいですね!お客さんも今は声もあんまり出せないし、いろんな制限もあるかもしれないけど、一生懸命プロレスをするんで、ご来場してくださったお客様には、声を出せないかもしれないけど感情のままに、プロレスを楽しんで欲しいです!」と語った大谷。かつてのライバルたちとの再会はかなり熱を与えてくれるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月21日 21時30分
WWEアスカがNXTデビューを控えるサレイにエール!「やってまぇ!」
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間20日、米フロリダ州タンパのイングリングセンター「WWEサンダードーム」で行われたロウをライブ配信した。 “女帝”アスカが“女王”シャーロット・フレアーとメインで対戦したが、ロウ女子王者リア・リプリーが介入した隙にアスカがリアを丸め込み、3カウントを奪取している。 試合前、リングに登場したシャーロットは「アスカをリスペクトしているけど好きじゃない。今日の試合で私がなぜ“女王”と呼ばれているか証明する」と意気込みを語ると、そこにアスカとリアが登場した。 シャーロットは2人を「アスカを倒すからリアはメモでもしたら」と挑発すると、リアは「アスカがアンタを倒すことになる」と予言。アスカも「お前を倒してやるぞ!クソ女」とシャーロットをにらみつけた。 メインイベントとなった試合ではリアが見守る中、アスカが「こいや!おら」と挑発してミサイルキックやヒップアタックを放つと、シャーロットもスピアーやロープを使ったニー・バーで反撃して白熱の攻防を展開。 終盤にはアスカがアスカロックを繰り出せば、シャーロットもフィギュア・エイトでアスカを追い詰めた。だが、場外にいたリアがレフェリーの死角でシャーロットの腕を引っ張って妨害すると、その隙にアスカがシャーロットを丸め込んで3カウント。アスカがシャーロットとの接戦を制した。 敗戦したシャーロットはレフェリーに暴行を加えて怒りを爆発させたが後の祭り。だが、しばらくアスカ、シャーロット、リアの三角関係は続きそうだ。 日本ではSareeeとして活躍し、NXTデビュー直前のサレイにアスカが激励メッセージを送った。アスカは今週のNXTを控えるサレイに「WWEスーパースターになったわね。おめでとうイェーイ!デビューということであんたならできる。強い。やってまえ。サレイ!サレイ!イェーイ!!!」とエールを送った。 今年3月にWWEと正式契約したサレイはNXTデビューが決定すると「デビュー10周年を迎えるタイミングで2度目のデビュー戦。アメリカン・ドリーム掴みに行く」と自身のツイッターに投稿した。かつてNXTに所属したアスカ、カイリ・セインや紫雷イオに続くNXTでの活躍が期待されている。 サレイがデビューするNXTは日本時間22日に世界配信される。大物選手のデビュー戦に注目したい。(どら増田 / 写真©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2021年04月21日 19時40分
広島・森下、制球力の高さが敗戦を招いた? 捕手の後逸きっかけの失点、谷繫元監督らの不可解な擁護に賛否
野球解説者の谷繁元信氏(元中日監督)、平松政次氏(元大洋)が、20日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 番組では、ヤクルトが「2-1」で勝利した同日のヤクルト対広島戦について複数選手の名を挙げながら解説。その中で、勝敗を分ける結果となった広島のバッテリーミスを問題視した。 投手・森下暢仁、捕手・坂倉将吾の広島バッテリーにミスが飛び出たのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた7回表1死二塁。森下は打席のヤクルト・川端慎吾に初球ストレートを投じたが、これがベース上でワンバウンドするボール球となり坂倉が後逸(記録は暴投)。これにより1死三塁と状況が変わり広島内野陣は前進守備を敷いたが、森下はその後川端に5球目のストレートを捉えられ、一、二塁間を破る決勝のライト前タイムリーを浴びた。 このバッテリーミスについて、谷繁氏は「(坂倉は)まさか森下がストレートをあそこに投げるという感覚が多分ないんですよ。予想もしていなかった(ように見えた)んですよ。(構えた)ミットも真逆ですからね」と指摘。森下の制球力の高さゆえ、坂倉に「構えたコースから大きくそれたボールは来ないだろう」と思わせてしまったのではないかと指摘した。 谷繁氏の後に話を振られた平松氏は「(坂倉は森下が)まさかワンバウンド投げる投手とは思ってない(ようなプレーだった)」と谷繁氏に同調した上で、「あれを止めててランナー二塁(のまま)ならライト前ヒットはないですよ。だから大きなミスですね」とコメント。ミスで三塁進塁を許していなければ前進守備をする必要はなく、川端のタイムリーも内野ゴロに終わっていた可能性があると主張していた。 >>広島・小園の一軍合流で首脳陣の“失言”が蒸し返される? 登録見送りに「呼ぶだけ呼んで使わないのでは」と懸念も<< 両氏の発言を受け、ネット上には「確かに坂倉は完全に予想外の球が来たみたいなそらし方だった」、「グラブを下からじゃなく上から出して止めにいってたし、意図してない球に相当慌ててたことがうかがえる」、「坂倉はこれを機に構えたところ以外のコースも意識するように取り組んでほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「制球の高さが坂倉のミスを誘発したってどういう考え方だよ、森下がワンバン投球したのが全ての原因だろ」、「今日の森下は言うほどコントロール良くないし、坂倉の気持ちの問題というよりはサインミスが原因じゃないのか?」、「そもそも森下のことを制球いいって言ってるのも分からない、四球もそんなに少ないわけじゃないのに」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「バッテリーミスがきっかけで敗戦投手となってしまった森下ですが、この日は荒れ球や逆球が目立ち、今季ワーストとなる4与四球を記録するなど制球の不安定さを露呈していました。そのため、森下の制球力の高さが坂倉のミスにつながったという谷繁氏、平松氏の主張を疑問に思っているファンは少なくないようです。なお、森下は昨季の与四球数がセ・リーグで規定投球回数に達した6投手中ワースト3位(32個/1試合平均1.78個)で、今季も20日終了時点でリーグワースト4位(11個/同2.75個)のため、そもそも制球にひいでた投手ではないという意見も散見されます」(野球ライター) この日の敗戦で「10勝10敗1分・勝率.500」となり、ヤクルトに抜かれリーグ4位に転落した広島。エース・大瀬良大地が故障離脱中の状況で、昨季10勝の森下まで勝てないとなると、今後しばらくは厳しい戦いをしいられるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月21日 17時00分
日本ハム・栗山監督に「判断が遅すぎる」ファン激怒 続投させた投手が失点し故障? 試合後コメントにも批判
20日に行われた日本ハム対ロッテの一戦。「8-4」でロッテが勝利したが、日本ハム首脳陣の判断がネット上の日本ハムファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-4」と両チーム同点の8回裏の継投策。日本ハムはこの回リリーフエースの宮西尚生をマウンドに送ったが、宮西はロッテ先頭・山口航輝に勝ち越しとなる3号ソロを被弾。2死一塁となったところで宮西は何度か足を気にするそぶりを見せたが、日本ハム・栗山英樹監督は鶴岡慎也一軍バッテリーコーチ兼捕手をマウンドに行かせ、状態を確認した上で続投させた。 しかし、その後宮西が荻野貴司にタイムリー三塁打を浴びると、栗山監督は一転して宮西の降板を決断。ただ、後を受けた玉井大翔が荻野の生還を許したため、宮西は「0.2回3失点・被安打3」で敗戦投手となった。 この栗山監督の継投策を受け、ネット上には「怪我してる可能性もあるのになぜ宮西を続投させたのか」、「多分宮西は『問題ない』って言ったんだろうけど、監督なら今後の試合のことも考えてストップをかけるべきだった」、「荻野に打たれて代えるぐらいなら岡(大海)に打たれた時点で代えとけよ、とにかく判断が遅すぎる」、「もしこれで故障離脱ってなったら今シーズン終了まであるぞ」といった反応が多数寄せられている。 >>日本ハム・万波の円陣動画で中田が炎上?「パワハラにしか見えない」横柄な態度が物議、声出し後にダメ出し集中で批判されたワケ<< 「宮西は2008年のプロ入りから日本ハム一筋でプレーし、昨季までに『734登板・35勝32敗358ホールド11セーブ・防御率2.32』といった数字を残している35歳左腕。今季は『7登板・1勝2敗4ホールド・防御率9.00』と失点が目立っていますが、今回の試合で見られた下半身の不安が不振の原因になっている可能性もあるでしょう。試合後宮西が故障を負ったというような話は伝えられていないのですが、もし今後の試合で状態が悪化し離脱となれば、現在リーグワーストの防御率(5.50)となっている救援陣がさらに苦しい状況に追い込まれることはほぼ確実といえます」(野球ライター) 報道によると試合後、栗山監督は「信頼しているだけなので」と宮西への信頼は変わらないと強調した。ただ、一部からは「信頼した結果傷口を広げたことを理解してるのか?」、「宮西は一度二軍に落として再調整させるべき」との声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月21日 11時30分
ロッテ・佐々木、GW中の一軍デビューは絶望的? 井口監督が危惧するのは高校時代から抱える悪癖か
令和の怪物・佐々木朗希投手の対戦相手はスピードガン? 20日、佐々木朗希が3度目の二軍登板で初失点を喫した。東北楽天・ディクソンに本塁打を浴び、「3回奪三振4被安打2失点2」の内容だった。 「色々なシチュエーションの中で投げることができたので良かったと思います」 試合後のコメントである。奪三振ショーではなく、走者を背負うなど大忙しだった。 前向きに語っていたが、3イニング目を投げ終え、ベンチに戻る際はちょっと首を傾げていた。 しかし、ビジター球場の二軍戦でも“話題”を提供してくれた。2回裏のマウンドだった。先頭打者に投じた4球目、宮城・ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉のセンターバックスクリーンが「158キロ」を表示したのだ。 158キロは、この日の最速。ワンバウンド投球であり、“投げ損ない”のようにも見えた。同球場の観客数は50~60人程度だったが、明らかにざわついていた。 「内野席の後方で見ていたファンもワンバウンド投球であることは分かりました。スピードガンの誤作動かもしれませんが」(地元取材陣) 確かに、その投球に関しては「速い」という印象は受けなかった。だが、これまでのスピードガン表示について思い返してみると、本当に158キロが出ていたのではないだろうか。 >>プロ初登板のロッテ・佐々木に「まだまだ課題はある」球界OBが指摘 無失点投球が称賛も問題視された球質とは<< まず、佐々木が163キロの驚異的な球速を記録したのは、「練習中」だった。高校3年生の4月、高校日本代表候補の合宿練習中の紅白戦でのことで、スタンドに陣取っていたスカウトが持参したスピードガンにそう表示されたのだ。 佐々木の地元・岩手県内のメディア関係者もこう続ける。 「彼が高校1、2年生だったころ、やはり県内の球場で150キロ台後半のスピードが表示されました。でも、スタンドから見る限り、『速い』という印象はなく、観客や関係者は誤作動だと捉えていました」 佐々木の球速、剛速球の威力を疑っているのではない。緊張感で力が入りすぎた時に驚異的なスピードを記録してきたのだ。 「7、8割の力で150キロを超える投球ができるようにというのが、ロッテ首脳陣の育成プランです」(プロ野球解説者) 投げ損ないのワンバウンド投球も、力が入りすぎてのこと。ストライク投球の軌道から大きく外れていたので、「速い」という印象を受けなかったのだろう。 「佐々木が注目される理由は、160キロ超えの剛速球が投げられるからです。本人もスピードを意識している節もあります。『速い』だけでは、相手バッターを抑えることはできません。本人も思いますが、メディアも球速のことをメインに報じるので気にしてしまうのでしょう。リラックスして、回転数の多いボールを投げていけば、一軍でも通用するのに」(前出・同) この二軍戦の結果を聞いた井口資仁監督は「5回以上投げられるようになってから」と語り、一軍昇格の時期を明らかにしなかった。しかし、5月GWシーズンの一軍デビュー計画は否定していない。 「3回で交代させたのは、そういう予定だったからです。次は5回を投げさせると聞いていますが」(球界関係者) 体力的には完投する力は持っているが、「段階を踏んで」ということらしい。スピードガンを意識しなくなったら、怪物の進化はさらに加速するのだが。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月21日 11時20分
新日本、内藤哲也「コンプレックスも挫折も経験してないのがオーカーンの弱点」と指摘!
新日本プロレスは20日、『Road to レスリングどんたく 2021』東京・後楽園ホール大会を開催した。 セミファイナルでは、鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ&ジェフ・コブのユナイテッド・エンパイアが全面対決。 5.4福岡・福岡国際センター大会のIWGP世界ヘビー級王座戦、王者ウィル・オスプレイと挑戦者の鷹木信悟、4.26広島・広島サンプラザホール大会のスペシャルシングルマッチ、内藤vsオーカーン、SANADAvsヘナーレのトリプル前哨戦は今宵もヒートアップ。ユナイテッド・エンパイアは、ロスインゴ勢をうまく分断すると、最後はオーカーンが内藤に見せつけるようにBUSHIをエリミネーターで3カウント。試合後、内藤はオーカーンを鋭い視線でにらみつけた。 オーカーンは持参した折りたたみ椅子に座ると、「はぁ……。内藤、貴様本当にバカだったんだな。リーダーがいないと言いながら結局いるんじゃねーかよ。今は鷹木がリーダー。ああ、あんなオスプレイの引き立て役なんかどーだっていいんだよ。余が貴様の言葉を借りるならば“広島で負けたら2度と先頭走るな”ってことだ。日替わりだろうがシリーズ毎だろうがどうだっていいよ。結局いるんだろ?だったら今後、ずっと2番手として生きろ。“ニホンゴ、ワカリマスカァ?”、それとバカついでに言うが……7連敗だこれで、ロスインゴは。都合のいいことは忘れる。鳥頭か。なぜ、自分たちが負けてることは言葉にしない。貴様の言う、貴様の大事なお客様は負け惜しみでこう言ってたよ。“ロスインゴは、内藤さんはまだ本気出してないだけ”だってなあ。ああ、舐められてんぞおまえ。内藤は、前哨戦、タッグマッチ、自分がフォール取られなければ、問題ない、別にどうだっていいって。あ?舐められてんだよ。まあそれが本当かどうか、どうだっていいんだよ。それもリングで示せ。ああ、ああ……。そういうことは何も言わず、リングでどんどんどんどん熱くなるもんだとばかり思ってたよ。だから余も、こうやってけしかけてんのに、熱くなるのはTシャツの売上げだけか?まあこんなつまんない男だとは思わなかったよ。本当に残念だ。まあいいや、もう。貴様のホームの広島、楽しみだよ。貴様のホームなんだろ?貴様目的に、会場が満員になって、ロスインゴのTシャツを全員が着て、声に出せなくても余にブーイングを送ってくれるんだろ?最高のステージを届けてくれるんだろ?なあ、今日の、なあこのシリーズ、お客様が入ってないのは貴様が本気出してないからだよなあ?楽しみにしとくよ。逆転してくれよ」と不敵な笑みを浮かべている。 内藤は試合中着ていたオーカーンTシャツを手に持ちながら、「昨日も一昨日も、新発売のオーカーンTシャツを着たお客様が会場にぜんぜんいないからさ、なんかユナイテッド・エンパイアの広報さんが可哀想になっちゃって、しょうがないから、今日、俺がオーカーンTシャツを着て、試合したよ。オーカーンみたいに、自分で自慢できるほどの知名度も、自分で自慢できるほどの学力もないけど、こうしてオーカーンTシャツを着て、わざわざリングに上がってやったんだ。オーカーンは俺に感謝した方がいいよ」と言うと、オーカーンTシャツを捨て蹴飛ばし、「てか、俺コンプレックスの塊じゃないから。それ、鷹木の間違いだろ?昨日、バックステージで鷹木が、“自分はコンプレックスの塊だー”って言ってたけど、残念ながら俺はコンプレックスの塊じゃないから。俺は自分の過去を否定しない。そりゃかっこ悪い過去も沢山あったよ。でも今となってはそんな過去すら、まあいい経験だなあって、思える。それが俺の今の一番の強みかな。逆に、コンプレックスも、挫折も経験してないオーカーン。もしかしたら、今のオーカーンにとって一番の欠点であり、一番の弱点が、それかもしれないね。まあでもオーカーン、安心しろよ、これからこのプロレス界で嫌というほど、挫折を味わせてやるぜ。じゃあ、次は明後日、大阪の会場でまたお会いしましょう。……あ、そう言えば昨日記者席にあったパソコンをイジってみたんだけどさ、ムイ・ディフィシル(Muy dificil=凄い難しい)、むちゃくちゃ操作が難しかったぜ、カブロン!」とオーカーンをさらに挑発。シングルマッチに向けて遺恨がさらに深まったのは間違いない。◆新日本プロレス◆『Road to レスリングどんたく 2021』2021年4月20日東京・後楽園ホール観衆 366人▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&●BUSHI(14分41秒 片エビ固め)ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン○&アーロン・ヘナーレ&ジェフ・コブ※エリミネーター(どら増田)
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スポーツ 2021年04月20日 21時30分
「野球のことだけ考えて死ね」楽天首脳が中日選手に暴言? 山本昌氏が明かした引退直前のやり取りに反響「愛が感じられる」
野球解説者の大久保博元氏(元楽天監督)が19日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の山本昌氏(元中日)がゲスト出演。中日などで監督を務めた星野仙一さんとの秘話を明かした。 今回の動画で山本氏は、中日で計11年間(1987-1991,1996-2001)選手と監督という間柄で共に戦った星野さんとの思い出についてトーク。その中で、2015年シーズンに当時楽天シニアアドバイザー(同年9月からは同取締役副会長)だった星野さんに引退を報告したところ、現役生活で唯一ほめられたという話を語った。 >>中日・星野監督が落合氏に激怒! 食事をなぎ払い公衆電話を破壊「いつになったら打つんだ!」小松氏が衝撃の光景を暴露<< 現役時代は100勝、200勝と節目の白星を挙げると、誰よりも先にまず星野さんに報告していたという山本氏。しかし、これらの報告をした際に星野さんからほめられたことはなく、星野さんの通算勝利数(146勝)を超えた報告をした時は逆に「当たり前だろこのやろう!」と怒られてしまったという。 2015年シーズン中に引退を決意した時も、真っ先に星野さんに電話で報告したという山本氏。すると、「(星野さんは電話が)鳴った瞬間に『引退の報告だ』って気づいたと思う。だからのっけからすごいほめてくれてね」と今までになく自身をほめてくれたという。 ただ、星野さんは山本氏のことをほめるだけでは終わらず、最後に「野球でお前、ここまでしてもらったんだから、野球のことだけ考えて死ね」と言い放ってきたとのこと。この言葉が一番印象に残っているという山本氏は、「おもしれえ人だな」と星野さんなりの激励と捉えつつ電話を終えたと語っていた。 山本氏は動画で星野さんが自身をMLB球団に移籍させようとしていた話や、星野さんに怒られるメリットについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「ちょっと口調はキツいけど星野さんの愛が感じられるな」、「最後の最後までほめなかったのは、まだまだやれる投手っていう期待の裏返しでもあったのかな」、「昌さんがちゃんと言いつけ守ってコーチとかやってるのもグッとくる」といった反応が多数寄せられている。 「山本氏は1984年から2015年まで中日一筋でプレーし、『581登板・219勝165敗5セーブ・防御率3.45』という成績を残し50歳で引退。引退翌年の2016年から現在まで野球解説者として、メディア上で幅広く活動を続けています。また、野球解説者としての活動のかたわら2018年3月から母校・日大藤沢高野球部の特別臨時コーチを務め、2019年秋季キャンプと2020年春季キャンプでは阪神で臨時コーチとして指導するなど近年は指導者としての活動も増えてきています」(野球ライター) 2018年1月4日に星野さんが亡くなった際、2日後の同月6日に自身の公式ツイッターを通じて「私を野球選手として一人前にしてくれた人、一番の大恩人を失いました」と悼んだ山本氏。星野さんへの感謝の思いは今もなお変わっていないのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg山本昌氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/yamamoto34masa
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スポーツ 2021年04月20日 19時30分
広島・小園の一軍合流で首脳陣の“失言”が蒸し返される? 登録見送りに「呼ぶだけ呼んで使わないのでは」と懸念も
2018年ドラフトで1位指名を受け広島に入団し、昨季まで「61試合・.206・4本・16打点」といった数字を残しているプロ3年目・20歳の小園海斗。20日、その小園が今季初めて一軍に合流したと複数メディアが伝えた。 報道によると小園はこの日、9日に下半身のコンディション不良を理由に抹消されていた松山竜平と共に一軍練習に参加。同日の公示では一軍登録はされなかったが、21日以降の登録はほぼ確実な状況とみられている。 小園は今季開幕二軍スタートとなったが、18日終了時点で「.299・1本・4打点」と3割近くの打率をマークするなど好調。一軍の正遊撃手である田中広輔が「.159・1本・1打点」と深刻な不振に陥っているため、一見すると一軍合流自体に不可解な点は見受けられない。 ただ、小園の一軍合流を受け、ネット上には「先週河田コーチが見てないって言ってたのにここで上げるとは思わなかった」、「一軍登録されなかったのはよく分からないけど、小園には舐めたこと言ってた河田コーチを見返してほしい」、「今回の昇格は河田コーチに対する批判のガス抜きが目的だったりして…」といった広島ファンの驚きの声が多数寄せられている。 >>広島・松山に「その辺の素人と同レベル」ファン激怒 守備ミス3連発の末に負傷交代、佐々岡監督に“スタメン剥奪”を求める声も<< 「河田雄祐一軍ヘッドコーチの名が挙がっているのには、14日に伝えられた小園への発言が関係していると思われます。同日時点で田中が打率『.193』とサッパリだったことから、ファンの間では小園の昇格を求める声が強まっていました。ところが、その小園について河田コーチは『僕はまだ小園を直でじっくり見られていない』、『二軍監督からの情報によれば頑張ってはいるようなんですけど』と現状をあまり把握していないとコメント。これを受けたファンからは『田中が絶不調なのに代役候補の小園を見てないってどういうことだよ』、『もしかして小園をこのまま干す気なんじゃないだろうな』と批判が集まりました。そのこともあってか、今回首脳陣が小園を一軍に呼んだのは、戦力として数えていることをファンにアピールする狙いがあるのではとの意見も散見されます」(野球ライター) 一部では「呼ぶだけ呼んどいて試合では使わないのでは?」という声も挙がっている小園の一軍昇格。首脳陣がどのような起用法を見せるのか、しばらく注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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