スポーツ
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スポーツ 2021年04月06日 11時20分
エンゼルス・大谷、怪我は軽傷も球団は冷や汗? アクシデントの裏で浮き彫りとなった二刀流の問題点とは
「次は慎重になるんじゃないか?」 エンゼルス・大谷翔平が4月4日(現地時間、以下同)のホワイトソックス戦に先発し、かつ「2番・ピッチャー」で登場した。第一打席で右中間に特大の2号ソロを放ち、アナハイムスタジアムのファン、及びテレビ中継を観ていた野球ファンは“リアル二刀流”に狂喜乱舞したが、ホームベース上の交錯プレーで負傷退場となってしまった。 >>エンゼルス・大谷に「ゲームの世界やん」元巨人・上原氏が驚愕 MLB史上初の歴史的アーチ、直後にアクシデント発生も問題はナシ?<< 「試合後、大事は至らなかったと、球団、本人ともに伝えています。本当に大丈夫なら、8日からのブルージェイズとの4連戦のどこかで先発登板してきますが。様子見ということで、1回登板を飛ばすのではないかと思われます」(米国人ライター) データによれば、先発投手が「2番」で出場したのは、1903年カージナルスのジャック・ダンリービー以来。長いメジャーリーグの歴史の中で、2人しかいない。史上3人目、118年ぶりの“偉業”だった。 米国の野球ファンが同日の二刀流に注目していたのも納得だが、こんな指摘も聞かれた。 「大谷の弱点も見たような気もします。マジメさです」(前出・同) 重心を落としてタッチプレーに入る前だったので、走者のスライディングで足元をすくわれたという。 そもそも、今回の転倒負傷だが、大谷の失投によるもの。捕手が後方にそらし、バッターは振り逃げで一塁へ。捕手の一塁送球も悪送球となって、その間に二塁走者が本塁突入を試みた。ボールはホームベースのカバーに入っていた大谷に送球されたが、これまた、悪送球となり、ジャンプして捕ろうとした大谷は足元をすくわれて、転倒してしまった。 一般論として、交錯プレーのリスクを先に考え、捕球せずに避けていくピッチャーも少なくない。大谷は自分の投球ミスから始まった「失策の連鎖」を止めたかったのだろう。 日本のプロ野球解説者がこう続ける。 「そのアクシデントが発生した5回ですが、大谷はコントロールミスで直球が高めに浮き始めていました。前日も打者で出場しており、疲れがあったのかもしれません」 今後は体力面での勝負になる。全て、全力プレーというマジメさ。これが、弱点として指摘されている。 「大谷が故障すると、打線、先発ローテーションともに戦力ダウンです。エンゼルスはこの試合で大谷が故障する恐怖を知ったはずです」(前出・米国人ライター) 日本ハム時代、投手と打者のどちらかに比重を置き、二刀流を継続してきた。今季は投打ともにフル回転で行こうとしている。 気になった点もある。コロナウイルス感染防止策で球場を満員にできないからだろう。同日の大谷は直球系のボールを投じるごとに声を挙げていた。その雄叫びが衛星中継の画面からも確認できた。花巻東、日本ハム時代もそうやって投げていたと思われるが、恥ずかしながら、球場にいても気が付かなかった。「常に全力投球」の姿勢は好感が持てるが、怪我のリスクも多く抱えている選手でもあるようだ。勝利打点、勝利投手、ともに大谷。そんなリアル二刀流のゲームが見たい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月06日 10時55分
新日本“新”IWGP世界ヘビー級王者オスプレイが6つの公約を発表!スターダム侵攻プランも
新日本プロレスは5日、都内の事務所で春のビッグマッチ『SAKURA GENESIS 2021』の一夜明け会見を行った。初代王者の飯伏幸太を破り、第2代王者となったウィル・オスプレイが会見に出席した。 オスプレイは「今日は“6つ”話したいことがある」とした上で、「まず1つ目は、ファンから『このIWGP世界ヘビー級のベルトをまたIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルに分けてはどうだ?』というリクエストがあった。なので、今回、自分の方から明確な答えを出したいと思っている。その答えは、ノーだ。俺はこのベルトをまた2つに分けるということを望んでいない。そして、あの2つのベルトが持っていた歴史というものも、もう俺たちの後ろに置いていかなければならない。俺たちは新時代の選手たちだ。そして、俺が立ち上がり、このヘビー級のベルトを価値のあるものに持ち上げたいと思う」 「2つ目は、俺が率いている“ユナイテッド・エンパイア”についてだ。この俺がユニットはすべてにおいて信頼関係、忠誠心によって成り立っている。そして、その忠誠心というのは仲間内だけではなく、新日本プロレスに対する忠誠心というものも含めて大事にしている。ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、そしてアーロン・ヘナーレ。自分自身、この4人とは日本に引っ越してきて、ともに過ごしている時間も含めて強い絆で結ばれている。ユナイテッド・エンパイアのメンバーであるこの4人は、『もう自分たちを犠牲にするのはやめよう』という結論に至った。その上で、今俺が新日本プロレスの頂に立っている。ユニット設立から1年足らずでこのベルトを獲得したというのは、そういった4人の大きな決意から成り立っているものだ。 そして、もう一つこのユナイテッド・エンパイアには、日本に来てから自分自身が積み上げたスターダムとの強固な関係性というものも縁深く考えている。なので、今後は“ユナイテッド・エンパイア女子”というところも含めて、自分たちのユニットを広げていきたいと考えているが、女子プロレスがもっとスポットライトが当たるように、自分たちが手助けできればと思っている。しかし、まだ少し制限もあるだろうし、どのような動きになるのかというのは難しいところでもあるな」と女子プロレス団体スターダムへの侵攻も匂わせた。 「3つ目は、今俺が保持している(RPWの)ブリティッシュヘビー級のチャンピオンシップに関してだ。残念ながら今の状況を見ると、しばらく俺がイギリスに帰っても、このベルトを防衛することが叶わない状況にある。これは残念なことだが、これを事実として受け止めなければならないし、現在、挑戦者がいないということもあり、イギリスに帰ってこのベルトを防衛することができないならば、もしかしたら日本で防衛戦を行い、このベルトの価値を上げることができればと考えている。だが、このベルトが地元の素晴らしいレスラーたちになんらかのチャンスになればいいとも思っているから、オプションとして今考えているのは、このベルトを“IWGPブリティッシュ”というようなベルトに変えるということができればというのもアイデアとして考えている」と新たなIWGPブランドの新設にも言及。 「4つ目は、IWGP世界ヘビー級のベルトについてだ。俺がこのベルトを保持したからには、このベルトの価値、そしてそのものをさらに大きなものにしていきたいと思っている。俺がどのような障壁を乗り越えてこのベルトを戴冠したかということも含めて、新日本プロレスのみならず他団体の選手であれ、自分が素晴らしいと思う選手がいれば、その選手と対戦したいと思っている。今はIWGP世界ヘビー級のベルトになっている。そのベルトを巻いている俺こそがイギリス人史上最高の男であると思っている。過去には、ダイナマイト・キッドとか、ピート・ダンなどもいたが、みんなこの頂に登頂できなかった。だからこそ、俺が最強だと思っているが、もし可能ならば今後、同じイギリスのWWE世界ヘビー級チャンピオンであるドリュー・マッキンタイアと対戦が叶うなら闘ってみたい」とドリームマッチを提案。 「5つ目は、鷹木信悟についてだが、俺はすで2回、鷹木を倒しているが、本来ならばオカダ・カズチカと闘いたかったというのが本心としてある。しかしながら、鷹木が言っていたことも間違いではないということで、彼を最初の挑戦者に選んだ。飯伏戦の時も言ったが、自分は何があろうとも、どんな手を使ってもこのベルトを守ってみせる。このセリフは鷹木信悟戦でも変わらない」と5.4福岡・福岡国際センター大会での対戦が決まった鷹木信悟を挑発した。 「そして6つ目は、俺がここまで作ってきたストーリーはまだ完成していない。このベルトこそが全てではあるが、工事現場で働きながらプロレスラーをめざしながら、誰からも『その夢は叶うわけがない』と後ろ指を指されてきた。なので、そういった自分をバカにした人たちに対しての最大の仕返しがこのベルトの獲得だったと思う。今、世界最高峰のこのベルトを獲得した。そして、このベルトに対しては最大級の責任感を持っている。これを過去のベルトよりもより良いものに価値を上げるというのが自分の使命だと思っている。IWGPヘビー級のベルトを見た時にオカダ・カズチカを思い出すように、このIWGP世界ヘビー級のベルトを見た時にみんなが自分を思い出すようなベルトにしたい。今オカダ・カズチカの名前を出したが、鷹木の後に対戦相手として挙がっている。オカダとは東京ドームで対戦し、あそこで自分は負けたと思っていないが、本来ならばオカダはあの時に俺を殺すべきだった。そうしなかった結果、今俺が世界最高峰のベルトを腰に巻きリベンジを果たそうとしている。そして、そのリベンジを果たすためにまた東京ドームでこの試合が組まれるということは、これまでにないもってこいのチャンスだと思っている。だからこそ、オカダよ、万全の状態でこの試合に挑んで来い」と鷹木戦の勝者に5.29東京ドーム大会で挑戦するオカダ・カズチカへのリベンジを誓った。 なお、ベルトを初防衛戦で失った飯伏幸太の次期シリーズのカードは現時点で組まれていない。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月05日 22時30分
スターダム林下詩美に敗れたビー・プレストリーが突然のスターダム惜別宣言!
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは4日、神奈川・横浜武道館でビッグマッチ『U-REALM Presents YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』を開催した。 セミファイナルでは、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム選手権試合を開催。チャンピオンの林下詩美に、大江戸隊のビー・プレストリーが挑戦した。ビーはもともと林下が所属しているユニット、クイーンズ・クエストに所属しており、大江戸隊に寝返った因縁がある。3.3東京・日本武道館大会で赤いベルトを防衛した林下のもとにビーが現れ挑戦表明したことから今回の一戦が実現した。 試合は静かな立ち上がりだったが、ビーは場外に詩美を連れ出すと、ダーティーなファイトで圧倒する。「カミタニショッパイ!モモショッパイ!ウタミ!イチバンショッパイネ」とクイーンズ・クエストのメンバーを挑発しながらリング内でも詩美を蹴り上げていく。ビーはなかなか詩美にペースをつかませない。中盤から終盤にかけてお互いに大技の攻防を展開。ビーはクイーンズ・ランディングを決めたがカウントは2。 劣勢の林下だったが、パワーボムでビーの猛攻を切り返すと、ビーのカミゴェを防御。詩美は力強いラリアットでビーを吹っ飛ばすとジャーマン・スープレックスから、ハイジャックボムを決めてカウント3。詩美がスターダム最強外国人選手を相手に王座防衛に成功した。 試合後、詩美はマイクをつかむと、「トップ外国人選手を倒して、私はこの赤いベルトとともに、世界の林下詩美になります!」と宣言。続いてコーナーに倒れるビーに対して「お前にはもっといい日本語教えてやるよ。ゴメンナサイだ!」と謝罪を要求。 するとビーは「ウタミ、あなたは強い。ワタナベモモ!ショッパイはね。ゴメンナサイ!モモはいつまでもイチバントモダチ!スターダムアリガトウ!ビー!ラストマッチ!スターダム!アリガトウジャパン!また会いましょう」と謝罪。この日がスターダムでのラストマッチだったことを明らかにすると、場内はざわついた。詩美、渡辺桃、ビーの3人は抱擁を交わし、大きな拍手に包まれながら控室に向かった。 インタビューブースで詩美は「ビーが戻ってくるまでこのベルトを守り続けるから、その時は挑戦してもらいたい」とコメント。ビーは「イギリスの家族が私の助けが必要になった」と帰国の理由を語った。この試合は未来に語り継がれるかもしれない。◆スターダム◆『U-REALM Presents YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』2021年4月4日神奈川・横浜武道館観衆 1027人▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)<王者>○林下詩美(20分53秒 片エビ固め)ビー・プレストリー●<挑戦者>※ハイジャックボム※詩美が4度目の防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月05日 20時00分
日本ハム・中田「どうでもいい奴らに好き勝手決められて」一部ファンに激怒? 意味深なSNS投稿に心配の声相次ぐ
これまで日本ハム一筋(2008-)でプレーし、「1422試合・.252・257本・937打点・1325安打」といった数字を残しているプロ14年目・31歳の中田翔。4日に自身の公式インスタグラムに投稿した内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 中田は同日19時半ごろ、自身のインスタストーリーに投稿。自身の子どもが自宅で遊ぶ写真を添え、「周りの目気にしながら生活すんのやーめた笑笑」という文章を投稿した。 続けて同日20時半ごろにもストーリーに投稿。アライグマと思われる動物と自身が1枚に収まった写真を添え、「周りのどうでもいい奴らに好き勝手決められてストレスたまるけど自分の好きなように生きよう! みんな!笑」と不満をにじませた文章を投稿している。 今回の投稿を受け、ネット上には「翔さんどうしたの? 何に怒ってるの?」、「なんか意味深な文章だな、周囲やファンになんか言われたのか?」、「開幕からあんまり打ててないから、心無いファンから誹謗中傷交じりの批判を受けたのかもしれない」、「開幕前の外出報道が関係してる可能性もありそう」といった心配の声が多数寄せられている。 「インスタ投稿が物議を醸している中田は、4日のロッテ戦まで『8試合・.258・0本・3打点・8安打』とノーアーチ。日本ハムは中田を含め3月26日の開幕から今月4日まで誰もホームランを打っておらず、順位も『1勝5敗2分・勝率.167』で最下位に沈んでいるため、自身・チームへの歯がゆさからストレスをため込んでいるのかもしれません。また、中田は緊急事態宣言下の3月21日、同僚の中島卓也、加藤貴之と共に都内ホテルからどこかへ外出していたと同月26日に一部週刊誌が報道。この件は現在まで続報がないため行き先などは不明ですが、一部ファンからは『誤解を招くような行動をするな』と批判の声が挙がっていたため、このことが精神状態に影響を及ぼしている可能性も考えられますね」(野球ライター) >>日本ハム、12球団で唯一本塁打ゼロが続くワケ 頼りの中田もイライラが頂点に?「ちょっと悲しくなる」<< 金髪であごひげをはやした強面な見た目とは裏腹に、繊細な性格をしているといわれる中田。6日から始まる次カード・ソフトバンク戦では、ここまでのうっぷんを晴らすような活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について中田翔の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shonakata_official/
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スポーツ 2021年04月05日 18時30分
エンゼルス・大谷に「ゲームの世界やん」元巨人・上原氏が驚愕 MLB史上初の歴史的アーチ、直後にアクシデント発生も問題はナシ?
5日(現地時間4日)に行われたエンゼルス対ホワイトソックスの一戦。「7-4」でエンゼルスがサヨナラ勝ちを収めたが、試合結果以上に話題となったのがエンゼルス・大谷翔平の活躍だった。 2日(同1日)の開幕戦・ホワイトソックス戦から野手としての出場が続いていた大谷。5日の試合では「2番・投手」とDH制を解除する形で先発したが、投手と打者で同時出場するのは日本ハムからエンゼルスにポスティング移籍した2018年以降では初めてだった。 その試合で大谷は1回表に渡米後最速となる101.1マイル(約162.7キロ)をマークし無失点に抑えると、その裏の第1打席で右翼席への2号ソロをマーク。DH制を解除して出場した先発投手が本塁打を記録するのは、150年以上の歴史があるMLB史上初の快挙だった。 大谷の歴史的アーチを受け、複数の球界OBがSNSを通じコメントしている。元日本ハム・建山義紀氏は、5日(同4日)に自身の公式ツイッターに投稿。「いきなりHRて」と、第1打席で初球をスタンドにたたき込んだ大谷に驚愕している。 同じく5日(同4日)に自身の公式ツイッターに投稿した元巨人・上原浩治氏は、「マジか…ゲームの世界やん」、「投げては100マイル、打ってはホームラン」とコメント。100マイル超の速球を投げ、直後に自らを援護する先制弾を放った大谷のプレーは現実離れしていると感想を述べた。 >>エンゼルス・大谷「二刀流で復活できなければ、野球を辞める」 調停寸前に明かした決意に球団側も態度一変か<< 同戦の大谷の活躍を受け、ネット上にも「投打二刀流出場でいきなりホームラン打つのは化け物すぎる」、「表で160キロオーバー、裏でホームランはさすがに想像以上」、「漫画の世界にいるような選手をリアルタイムで見れてることは幸せなことなのかもしれない」といった反応が多数寄せられている。 一方、「序盤の活躍は凄かったけど、その後のアクシデントはちょっと心配」、「思いっきりスライディング受けて降板したけど大丈夫なのか?」、「サヨナラ直後はグラウンドに出て来てたから大事には至ってないと思うけど…」と、大谷の状態を心配するようなコメントも複数見受けられた。 「試合序盤の活躍が話題を集めた大谷ですが、5回表2死二、三塁の場面で振り逃げ、味方野手のエラーが絡み2点を失った際、本塁に突入した相手走者と本塁上で交錯。左足にスライディングを受けた大谷はすぐに立ち上がったものの、その後は続投せず降板となりました。ただ、試合後の報道によると球団側は『大谷の降板は故障によるものではない』と軽症を強調するコメントを出したとのことで、大谷本人も『時間が経ってみて、自分自身大丈夫そうだなと思っている』と大事には至っていない旨を語ったと伝えられておりますので長期離脱の心配はなさそうです」(野球ライター) エンゼルスを率いるマドン監督は試合後、大谷について「明日は休みを与える」と語ったことが伝えられている。そのため、大谷の次回出場は7日(同6日)のアストロズ戦以降になると見込まれている。文 / 柴田雅人記事内の引用について建山義紀氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/tatetatetateyan上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2021年04月05日 17時30分
DeNA・三浦監督、開幕9試合目で遂に初白星! “リアル孝行息子”阪口にかかる期待
開幕してから9戦目の4日、待ちに待った勝ち星を手にした三浦新監督。記念のウイニングボールは、クローザーの三嶋一輝から監督へと渡ったが、監督は迷わずこの日プロ初勝利を挙げた阪口皓亮にプレゼントした。 5年間務めたラミレス監督から三浦大輔監督に指揮官が代わり、昨年主にファームにいた阪口は春季キャンプから一軍に抜擢。オープン戦でもアピールを続け、開幕ローテーションの6枠目をルーキー・入江大生と争っていたが、結果的には敗れた形となりファーム調整を続けていた。 しかし、開幕3戦目の先発だった平良拳太郎が右肘の張りのため登録抹消され、思わぬ形で回ってきた登板。前日は「気負うことなく全力で腕を振るだけ」とコメントしていたが、「朝起きてから僕自身も勝っていない、チームも勝っていない。少なからず緊張してました」とプレッシャーを感じながらも、5回無失点と最高の結果を出した。マウンドをリリーフ陣に託した後、「試合が終わるまで緊張を感じていた」とし、ベンチに戻ってくる先輩たちには「ナイスピッチング!ナイス粘り!」と声を掛け続け、最後まで戦った結果、嬉しいプロ初勝利を手にした。 三浦監督も5回のピンチには「今日だけではない。今後のことを考えても乗り越えないと」と交代はせず、阪口も見事に応えた。「昨年ファームでいいピッチングをし、日に日に成長していった。オープン戦でもいいピッチングをしていたが、ファームスタートとなってもしっかり調整してくれた。阪口にとっても本当にいい1勝」と目を細めた。 ウイニングボールは「女手一つで3兄弟を育てて頂いた恩返し。1勝目のボールは母にプレゼントしたいと思っていた」と、この日も兄と共に観戦に来ていた最愛の母に贈ると宣言。 プライベートでもピッチングでも“孝行息子”ぶりを発揮した阪口皓亮。自身&三浦監督&DeNA10周年イヤーと、初めて尽くしの1勝を掴んだ右腕の爽やかな笑顔が、重苦しい横浜の空気を一挙に変えて見せた。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年04月05日 15時30分
コロナ禍で激震の巨人、岡本・ビエイラも離脱の危機?「円陣の時に近くにいた」ウィーラーの陽性発覚に心配相次ぐ
4日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。「2-1」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人・ウィーラーの新型コロナウイルス陽性発覚だった。 「5番・左翼」でスタメンに名を連ねていたウィーラーは試合前、円陣にも加わっていたが、試合開始直前に突然スタメン外に。ウィーラーの代わりに立岡宗一郎が先発したが、メンバー変更がコールされると球場内の観客は騒然となった。 14時の試合開始から約40分後、ウィーラーのスタメン落ちはコロナ陽性が発覚したためと複数メディアが報道。巨人は前日にチームが行ったPCR検査で丸佳浩、中島宏之、若林晃弘の3名に陽性反応が出たが、報道によるとこれを受けチームが4日にもPCR検査を行ったところ、ウィーラーに陽性反応が出たという。 >>巨人・原監督の決断に批判! 井納の“デビュー即二軍落ち”は背信投球だけじゃない?「故障離脱を根に持ってるのか」と指摘も<< 今回の一件を受け、ネット上には「中島、丸に続いて、打率4割超(4日前時点で.452・1本・5打点)のウィーラーまで陽性で離脱は痛すぎる」、「円陣の時に近くにいた選手たちが感染したらいよいよマズいことになる」、「円陣でウィーラーの斜め前にいた岡本(和真)が感染するのが1番最悪の展開」、「ウィーラーは陽気な性格だから、ベンチ裏で色んな選手と喋ってた可能性もありそう」といった反応が多数寄せられている。 「ウィーラーは円の後方に立つ形で円陣に参加。ウィーラーの前方には岡本、香月一也、重信慎之介、松原聖弥と4名の選手が位置していました。国立感染症研究所の公式サイトでは『手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策無しで、患者(確定例)と15分以上の接触があった者』が濃厚接触者に該当すると定義されていますが、円陣は基本的に数分で終わるものですし、ウィーラーは円の中心で声出しをしていたわけでもありません。それでも、万が一の感染拡大を危惧しているファンは少なくないようです。一方、ウィーラーは気さくで明るい性格のため、ロッカールームでの会話を通じた感染拡大の可能性も懸念されています。一般的に外国人は同じ助っ人同士で行動を共にすることが多いのですが、そうなるとサンチェス、デラロサ、ビエイラといった助っ人陣の状態も危ぶまれます。巨人は今春キャンプから不要不急の外出自粛や消毒、ソーシャルディスタンス確保を徹底すると同時に、開幕前の3月19日に1回、同月26日の開幕後は3回チームでPCR検査を行うなど対策を行っていたのですが、これらの対策が正しかったのかについても注目が集まりそうです」(野球ライター) 試合翌日の5日にもPCR検査を実施する予定と伝えられている巨人。これ以上感染が拡大しないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について国立感染症研究所の公式サイトよりhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/
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スポーツ 2021年04月05日 11時30分
オリックス山本由伸&宮城大弥が快投!ロメロが来日
先週のオリックスは開幕2カード目の福岡ソフトバンク戦、3カード目の東北楽天戦を行った。本拠地開幕となったソフトバンク戦では“エース”山本由伸が、楽天戦では高卒2年目の左腕、宮城大弥が、それぞれ快投を見せている。【オリックス 3.30-4.4試合結果】対 福岡ソフトバンク大阪・京セラドーム大阪30日●オリックス(田嶋)1-3(笠谷)福岡ソフトバンク○31日○オリックス(増井)7-2(大竹)福岡ソフトバンク●4月1日○オリックス(山本)2-0(武田)福岡ソフトバンク●対 東北楽天宮城・楽天生命パーク2日●オリックス(山崎福)2-4(涌井)東北楽天○3日●オリックス(山岡)2-3(弓削)東北楽天○4日○オリックス(宮城)4-0(早川)東北楽天●※(カッコ)内は先発投手。※9試合4勝5敗。3位。首位の埼玉西武と3ゲーム差。 京セラドーム大阪での本拠地開幕戦となったソフトバンクとの3連戦は、初戦は田嶋大樹が粘投を見せるも惜敗。2戦目に今季初登板の増井浩俊が「前回、ファームで6回まで投げた“いい感じ”をそのまま出せたと思います。初回から味方が6点取ってくれて勇気をもらいましたし、大胆に攻めることが出来ました。先発になってから投げ始めた、カーブやシュートも効果的に使えていましたし、しっかりと0に抑えることができてよかったです」と本人も手ごたえ十分のピッチングを披露して勝利を収めると、3戦目に“エース”山本由伸を中5日で投入。由伸はソフトバンク打線を僅か2安打に抑える快投を見せて、約2年ぶりの完封勝利。「負けるのは悔しいので、投げる試合は全部勝ちたい。去年とは違うんだというところを見せていく」とさらなる高みを誓った。この試合は由伸の野球人生においてもターニングポイントになったことだろう。 京セラから仙台に舞台を移した楽天との3連戦。初戦は山崎福也が今季初登板。5回を2失点で抑えるも打線の援護がなく惜敗。2戦目にはもう一人のエース山岡泰輔が、由伸と同じく中5日で登板するもピリッとせず。本人も「今日は立ち上がりからボールを操れていませんでした。なんとか早く修正しようと思っていたんですが、ゲームの中で修正することができませんでした」と反省しきりで、この日も1点差ゲームに泣いた。3戦目は先週の埼玉西武戦でも7回2失点と好投を見せた宮城大弥が、楽天打線相手にも快投。8回を無失点に抑え、吉田正尚にも一発があり、チームの連敗を止めている。 先週は由伸と宮城の快投に尽きるだろう。先発は安定しているだけに、打線が安定すれば首位争いにも十分割って入れるのは間違いない。4日に主砲候補であるステフェン・ロメロが来日。隔離生活が終わり次第、チームに合流予定なのは吉報だ。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月05日 11時10分
日本ハム、12球団で唯一本塁打ゼロが続くワケ 頼りの中田もイライラが頂点に?「ちょっと悲しくなる」
ペナントレースはまだ始まったばかりだが、日本ハム打線の低迷がちょっと気になる。 去る4月4日、北海道日本ハムファイターズは試合終盤の8回に同点に追いついたものの、「あと1本」が出なかった。3カード8試合を終えて、1勝5敗2分の単独最下位。勝率1割台であり、首位・埼玉西武と大きく水を開けられてしまった。敗因は明白だ。打撃陣の不振、チーム全体で、まだホームランが1本も出ていないのだ。 「ホームランが出ていないのは、12球団で日本ハムだけ」(プロ野球解説者) 近年は低迷が続いており、昨季は「先発投手の人材難」も指摘されていた。ドラフト会議で大学、社会人の即戦力系のピッチャーを多く指名し、それを補うとしたが、 「かといって、そんなに点の取れる打線でもないし…」 なんて皮肉な声も囁かれていた。 投手陣の不安は完全に解消されていないが、先に「弱点」として現れたのは、得点不足の打線の方だった。 「本拠地の札幌ドームで5試合、楽天生命パークで3試合。広い球場での試合が続いたせいもありますが」(前出・プロ野球解説者) とは言え、札幌ドームで迎えた5試合で、埼玉西武は3本、千葉ロッテも2本のホームランを放っている。 昨季も、チーム総本塁打数はリーグワースト(89本)。選手個々の責任もあるが、最後まで本塁打王争いを繰り広げた主砲・中田翔の言葉が思い出される。 「札幌ドームで入れば、どこでも入るのでね。他の球場が羨ましい。何本、ホームランを損しているんだと考えた時、ちょっと悲しくなる」 昨年8月22日、リーグ最速での20号アーチを放った時に出たセリフだ。ホームラン王争いも最終的には「1本差」で敗れた。その札幌ドームでフェンス直撃弾を9本も放っており、全て他球場ならスタンドに届いていたものだった。愚痴りたくなる気持ちも分からないではない。 「現在建設中の新球場は右中間、左中間の膨らみがありません。東京ドームに似た、いわゆる菱形の球場です」(地元関係者) 現打線でホームランを狙って打てるタイプは中田だけだ。 「西川、近藤など出塁率の高い好打者も多いんですが。走塁ミスが出るなど、集中力に欠けたプレーも気になります」(前出・プロ野球解説者) >>日本ハム・西川、ポスティング不成立後「体がズタボロに…」 自身も驚愕のアクシデントを告白、OP戦の大不振にも影響?<< 3年目の野村佑希など若い選手も育ってきた。しかし、不慣れな三塁守備でのミスもあり、栗山英樹監督は千葉ロッテとの2戦目以降はスタメンから外している。野村が固定できないとなれば、中田に頼りきった状況はもうしばらく続きそうだ。 中田はキャンプ、オープン戦での成績がイマイチで、「ゴミみたいですね」と独自の言い回しで嘆いていた。思うように外出できない生活についても、「正直に、ストレスが溜まっていた」とも話していた。 やる時はやる、ハメを外すときは思い切り外すというタイプだ。後輩の面倒見も良く、グラウンド外で行動を共にする後輩も多い。ひょっとしたら、打線の低迷はストレスが原因ではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月05日 10時45分
新日本ヘナーレがユナイテッド・エンパイアに電撃加入!「他人が望む自分を演じる必要はない」
新日本プロレスは4日、春のビッグマッチ『SAKURA GENESIS 2021』を東京・両国国技館で開催した。 第3試合では、ユナイテッド・エンパイアのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ組が新メンバーの“X”を引き連れ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也&SANADA&鷹木信悟組と対戦。戦前から話題を呼んだXの正体は、トーア・ヘナーレ改め「アーロン・ヘナーレ」。ヘナーレは打撃を軸に、殺伐としたファイトでインパクトを与える。最後はコブのツアー・オブ・ジ・アイランドで動きの止まったSANADAを、ヘナーレがStreets of Rage(フィッシャーマン式デスバレーボム)で撃沈。試合後、オーカーンが対戦を熱望しているとされる内藤の右ヒザをパイプ椅子で乱打。ユナイテッド・エンパイアが勢いを見せつけた。 インタビューブースで、オーカーンは「デハハハハ!楽しいなあ、(声を震わせながら蹂躙は楽しいなあ!しかも、あの内藤とか言うヤングライオン、いたぶるのは一番気持ちいいぜ!あんな雑魚!なんだっけ?制御不能だっけ?フハハハハ!どこがだよ。帝国に何回も支配されてんじゃねえかよ。カリスマ?はあ?そんなニックネーム、返しとけよ。ああ、ダメだ。いつもは饒舌にしゃべれるんだけど、奴に対しての感想はただただ弱い者いじめが楽しいというだけだな」と高笑い。 コブは「どうだ!ついに俺たちの秘密兵器が明かされた。前々から言っているように、ここから俺たちがニュージャパンを浄化する!そのためにトップに立ってる奴らを片っ端から潰していくしかない。ここで、俺から紹介させてくれ。アーロン・ヘナーレだ。勝った今の気分はどうだ?タナハシやマカベの影に隠れてるより何倍もいいだろ?お前はもう一人で、ロスインゴでも誰が相手でも倒していける。俺たちユナイテッド・エンパイアがトップに君臨し、ニュージャパンを立て直す」と新日本再建宣言。 新加入したヘナーレは「5年間、ホンタイでやってきたが、きっとファンのお前たちには俺が日々どれだけの努力を重ねて来たのか想像もできないだろう。タナハシもマカベも誰も責めるつもりはないが……いや、もしかしたらあいつらの後ろに隠れていなければ……いいや、責めるべきは自分自身だ。ずっと自分で自分を抑えつけていた。本当の自分の姿を見せられずにいた。(本隊として)求められるイメージに合わせないといけないとばかり思っていた。でもそれが間違っていたんだ。自分を偽ってまで他人が望む自分を演じる必要はない。今日拍手が聞こえたけど、2週間前の俺はファンから拍手なんてもらえなかった。それぐらいみんなに注目されてなかった。興味を持たれるのは(マオリ族の民族舞踊の)“ハカ”だけ。でもこれからはもう自分を偽らない。俺の人生で戦いより大事なものはない。本当の俺はこんなもんじゃない。俺はもっと危険だ。(カメラに向かって)何だ、また俺のコメントをカットしようってか?やっと自分の進むべき道がわかった。その道は、血と金と栄光で覆われている。それがユナイテッド・エンパイアだ!」とまるで人が変わったかのようなコメント。 ヘナーレが加入し、リーダーのウィル・オスプレイが同日、飯伏幸太からIWGP世界ヘビー級王座を奪取したことにより、ユナイテッド・エンパイアの存在感は一気に増しそうな勢いだ。◆新日本プロレス◆『SAKURA GENESIS 2021』2021年4月4日東京・両国国技館観衆 4484人▼6人タッグマッチ内藤哲也&●SANADA&鷹木信悟(9分51秒 体固め)グレート-O-カーン&ジェフ・コブ&X=アーロン・ヘナーレ○※Streets of Rage(どら増田)
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