これは、今年8月子どもを中心に人気の「ポケモンカード」が付属したハッピーセットがカードだけを抜き取られ、ハンバーガーやジュースが大量に投棄された事件を受けての処置と思われる。店頭およびドライブスルーのみとしたのは「子どもの顔を見て受け直接渡す」ことを念頭に置き、複数購入など転売目的の顧客を選別するための対応とされる。
今回の発表後、ネットでは日本マクドナルドの対応についてさまざまな意見が投稿された。もっとも議題にあがったのは「モバイルオーダーや宅配サービスの停止」だったようだ。
モバイルオーダーは、スマホなどを使った事前決済サービスで、レジに並ばずに商品が購入できるサービスである。モバイルオーダーは子どもを持つ親世代にとっては特に好評であり「店内で子どもと一緒に待つ必要がない」「子どもと一緒にじっくりメニューを見る事ができる」という利点がある。そのため、発売日当日だけとはいえ、親世代からの反応はあまり良くないようだ。
また、今回のハッピーセットを巡る騒動は子どもというよりも、転売を目的とした大人客の大量購入が問題になっており、「なぜ子どもが制限を受けなければいけないのか」「おもちゃが付くかどうかは選べるようにしてほしい」「ただ不便になっただけでは」という声も相次いでいた。
もっとも「モバイルオーダーや宅配サービスの停止」は発売日当日のみの制限であり、今後の状況を見て復活する可能性もある。おもちゃが無事に子どもたちの手に渡る事を期待したい。