トレンド
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トレンド 2011年01月22日 10時00分
【今行く映画館】ちょっと怖い? でもポップでキュートな青春ストーリー。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』
高校2年生の美少女・御園マユ(大政絢)は、10年前に街で起こった少年少女監禁事件で生き残った被害者。 事件の衝撃で何事にも無関心な学校生活を送っている。10年ぶりにマユと再会した同じ境遇の幼なじみ・みーくん(染谷将太)は、一人暮らしであるはずのマユのマンションに、一週間前から行方不明と報道されている、小学生の姉弟・杏子と浩太を発見。マユの犯罪を隠すため、その日から4人で奇妙な同居生活を始める。マユの心の闇を解明しようと、みーくんは精神科医・坂下(鈴木京香)の元へマユをつれていくが…。 事件のトラウマに激しく錯乱し苦しむマユ、命をかけてマユを守るみーくん、猟奇殺人を捜査中の刑事・上社(田畑智子)。それぞれの思惑が交差し、再び街に起きた猟奇殺人の意外な真犯人と、10年前の監禁事件の真相が明きらかになる。 “みーまー”の略称で愛される累計130万部突破の大ヒット作、遂に実写映画化!『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』監督:瀬田なつき 出演:大政絢 染谷将太 三浦誠己 山田キヌヲ 鈴木卓爾 田畑智子 鈴木京香(C)2010『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』製作委員会2011年1月22日 全国ロードショー配給:角川映画公式HP <http://www.usodakedo.net/>
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トレンド 2011年01月22日 08時00分
小学生時代を思い出す!? 「数学ヒーロー」
「パソコンばかりで漢字の書き取りができなくなった」とはよく聞くけど、できなくなったのは漢字だけじゃないだろう。計算力だってきっと落ちているはず。 このアプリを試してみて欲しい。その名も「数学ヒーロー」(http://itunes.apple.com/jp/app/id413137915)だ。二桁の計算問題が次々に出題され、応え(4択)を選んでいこう。「足し算だけ」とか「掛け算も!」とか、出題範囲を変えることもできるし、永遠続く計算問題には正解率や平均回答時間が出るから、毎日チャレンジして、学生時代に忘れてしまった計算力を取り戻そう。 足し算や引き算はともかく、二桁の掛け算なんて実生活ではめったに使わないだろう。でも、二桁の計算ぐらいパッとできるようにしておきたいものだ。子供に負けたら悔しいしね…。ちなみにこのアプリ、日本語非対応なのでインストール時にはご注意を。(谷りんご)
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トレンド 2011年01月21日 17時00分
第二次世界内戦のお知らせ
1月22日(土)午後6時30分からリブロ池袋本店にて、限界小説研究会による評論書『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』(2010/12/2・南雲堂・税込2,625円)の刊行記念トークショー第2弾『ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画』が行われる。出演者は渡邉大輔さん、三浦哲哉さん、佐々木友輔さん、藤田直哉さん。 限界小説研究会は、前著『社会は存在しない −セカイ系文化論』において、ゼロ年代(2000年-2009年)に発表されてきた様々な分野のサブカルチャー表現に共通する「セカイ系」を肯定的に考察した。それは宇野常寛さんが『ゼロ年代の想像力』で「セカイ系」を「古い想像力」として批判したことへの反論であることが、序文や笠井潔さんの論文を皮切りに随所で明言されている。 「セカイ系」とは「君と僕」の小規模な関係と「世界の危機」や「世界の終わり」といった大規模な問題が、途中にあるはずの「社会」をすっとばして結合してしまうような表現形式を指す。「セカイ系」すなわち「アキバ系のオタク的想像力」と言い換えることもできる。そしてそれは、ゼロ年代のあらゆる社会状況を象徴するものであった。 別にオタクが誰よりも偉いという話ではなく、マンガ・アニメ・ゲームといったアキバ系文化には、よりダイレクトに社会状況の本質が反映されやすいということ。ゼロ年代にベストセラーとなった東浩紀さんの『動物化するポストモダン』でも、そのように位置づけられている。そして宇野さんの「セカイ系」批判は、東さんへのアンチテーゼの側面が強い。 宇野さんが「セカイ系」を捨てるかわりに必要と説いた「決断主義」を、笠井さんは「それこそ1930年代頃に使い古された戦時下の思想の回帰に過ぎない」と断言。秩序が崩壊したポストモダン社会において、生きるために闘わざるを得なくなった「決断主義」は「バトル的セカイ系」であって、社会との関係を喪失した「ひきこもり的セカイ系」とは双子のようなものであると。 そしてその「決断主義」を迫られるような「例外社会」は、これから先の2010年代以降に顕著になっていくが、そこでの「決断」は推奨されるようなものではなく、たとえば通り魔などの形として現れてしまう。社会と関係を持てずに引きこもるのとは逆に、社会との関係を断ち切ろうとする、セカイ系の悪しき側面として。 それを象徴する最たる事件が、9.11テロだった。それ以降の戦争は、世界大戦など大がかりなものから、対テロ戦争としての「世界内戦」に変質した。日常に潜む「世界内戦」は暴力によるものばかりではなく、経済格差やコミュニケーション不全に起因する、貧困やイジメの問題も含まれる。 その状況の変化はマンガ・アニメ・ゲームにおける戦争像にも反映されると同時に、ドキュメンタリー風の「手ブレ映画」にも影響を及ぼしたと考察される。それらは大規模なスペクタクル映画へのカウンターとして増えたと見られていたが、それだけではなく「セカイ系」から「世界内戦」に変わりゆく社会状況に促されてきたものであると。 その「映画における世界内戦」について『サブカルチャー戦争』で論じたのが、今回の出演者でもある渡邉さんと藤田さん。佐々木さんは映像作家で、三浦さんは映画や表象文化論の研究者。渡邉さんと藤田さんは、三浦さんが編集委員をしている映画批評サイト「flowerwild」にも寄稿している。また佐々木さんの作品上映に際しトークショーを行ったこともある。映画に関する議論を繰り返してきただけに、熟成された濃密なトークが期待できる。 藤田さんと三浦さんは佐々木さんの映画『夢ばかり、眠りはない』や『新景カサネガフチ』に比べ、より実験的な『彁(タカ) ghosts』を評価しているようだ。一方で藤田さんは『彁 ghosts』は一般受けしないから『カサネガフチ』の方が映画としては洗練されているとも話している。僕は佐々木さんの映画を3本とも観ているので、この辺りの話も気になるところだ。 手ブレ映像や前衛的な編集技法を駆使した、アヴァンギャルドかつポップな佐々木監督の映画は「風景映画」とも呼ばれる。この方法論は、社会学者の宮台真司さんにインスパイヤされているそうである。限界小説研究会が敵視した『ゼロ年代の想像力』も宮台さんの影響化にあり、そういう意味では敵と味方が入り乱れたパラレルな関係にあるようにも思えて面白い。 議論をバトルと捉えれば、ある意味このイベント自体も「世界内戦」の現場である。刊行記念2度目のトークショーすなわち「第二次世界内戦」。このトークショーをグラウンド・ゼロとしたセカンド・インパクトによって、新たなる戦後の到来を体感することだろう。そしてその先の「第三次世界内戦」は、君と僕の終わりなき日常に蔓延っている。(工藤伸一)リブロ公式サイト『ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画』トークショーhttp://www.libro.jp/news/archive/001567.php日時:2011年1月22日(土)午後6時30分〜会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室参加チケット:リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンター入場料:500円(税込)定員:70名お問合せ:リブロ池袋本店 (電話予約も可能)限界小説研究会BLOGhttp://ameblo.jp/genkaiken/映画批評サイト「flowerwild」http://www.flowerwild.net/渡邉大輔ブログ「imagosphere notes」http://d.hatena.ne.jp/daisukewatanabe1982佐々木友輔「総合ウェブサイト」http://qspds996.com藤田直哉ブログ「the deconstruKction of right」http://d.hatena.ne.jp/naoya_fujita/
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トレンド 2011年01月21日 16時00分
女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコの母…前歯失う大惨事!?
前回、お酒での失敗談をご紹介しましたが…さらに凄いネタをゲットしちゃいました。 つい先日、「ピロコ〜大変〜ショック〜」と泣きべそをかいて帰宅してきたピロコの母親…。 ん!? 何事かと思いきや…。 な、なんと、お酒に酔っ払い気持ちよく帰る途中、知人宅の庭で飼われている可愛いゴールデンレトリバーがシッポを振ってきてくれ、それが嬉しく可愛かったからと、よせばいいのによろけながらも近づいて行ったら、案の定つまずき、ワンちゃんに辿り着く寸前で顔面から派手にコケたんだそうだ。 足を擦りむき「痛い〜」と叫んだら、口の中の違和感を感じ鏡でチェック…すると、 前歯が3本見事になくなっていて、なんともおぞましい光景がそこにはあったんだとさ。 夜中に起こされた私は、そんな母に“試合に負けて帰ってきたボクサーか!?”と無理矢理突っ込むのが精一杯。 2本のとれた差し歯と、欠けてしまった1本の歯…(写真)。 母はしばらく、それらの歯を見ながら呆然と立ち尽くしていました。 でもね、ピロコに匹敵するくらいお酒に強い母が、なぜこんなことになってしまったかといいますと…、 ピロコを始め、家族の幸せを祈って『屠蘇(とそ)』を飲んでいたから。 でもちょいと欲が出ちゃったのかな? いつもより多めに飲んでしまったのでしょう(笑)。 この“屠蘇”とは薬用酒で、正月お雑煮を食べる前に延命除災の霊酒として、年の初めに邪気を払って歳を伸ばす、という縁起担ぎに飲まれてきた、平安時代から続いている日本の飲酒文化なんです。 最近では粉状のものも簡単に入手できるので、来年のお正月はぜひ家族で屠蘇を分かち合ってみてはいかがでしょうか? あっ、でも欲張りは禁物です by ピロコ母(うふふ)(女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコ)
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トレンド 2011年01月21日 13時30分
【連載】「ミカエル・コバタの沖縄あれこれ」第2回〜石垣島・川平湾
沖縄本島に次ぎ、人気がある島が石垣島です。年間約80万人の観光客が訪れています。 その石垣島で最もポピュラーな観光スポットは、やはり川平(かびら)湾でしょう。日本百景にも選定されている石垣島随一の景勝地です。 川平湾は島の北西部に位置しています。いろんな旅行のパンフレット、ガイドブックで、その写真を目にしますが、最大の魅力は何といっても海の美しさ。これはもう絶句するほどです。そして、展望台から見る景色はまさしく絶景そのもの。美しい海に小島が浮かび、これ以上の景観は沖縄県下でもなかなかありません。 残念ながら、遊泳禁止ですが、複数の会社がグラスボートを運航しています。船底はガラス張りになっており、透き通った海の中のサンゴを鑑賞することができます。グラスボートはおおむね30分に1本程度運航。料金は各社とも1人1000円(大人)で統一されているようです。基本的に年中無休。 川平地区は周辺にリゾートホテル、民宿も多数ありますので、そこに泊まって観光されるのもオススメです。また、川平はマンタが出ることで有名で、ダイビングスポットとしても人気があります。 石垣島を旅することがあれば、ぜひ訪ねてほしい場所ですね。 アクセスは市街地にある東運輸バスターミナルから、川平リゾート線で川平まで約45分。バス賃は片道700円ですが、川平リゾート線と空港線で5日間有効のフリーパスを購入すれば1000円。5日以内に往復されるなら、フリーパスがオススメです。ただし、冬期で1日6便しかありませんので、出発時刻に要注意です。また、ホテル日航八重山、ANAインターコンチネンタルホテル石垣からは川平まで直行できるバス(米原キャンプ場線)もあります。所要約90分。レンタカーで行くのもいいかと思います。ただ、なにぶん距離がかなりありますので、タクシーでは料金がかなりの額になります。(旅人:ミカエル・コバタ)
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トレンド 2011年01月21日 13時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第14回>
毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第14回。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Mother's Milk」(1989年/EMI) 世界中がmixture rockに引きずり込まれるきっかけとなった最重要な作品です。 これまでのレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、hardcore punk寄りで、アメリカの西海岸のラフなファッションとも重なりskater rockと呼ばれていました。激しいステージパフォーマンスはこの頃からで、ライブハウスを圧巻する存在でした。その激しさからオーディエンスが無差別に発砲して死亡事故が起きたり、ギタリストのヒレル・スロヴァクがヘロイン中毒死するなどバンドにとって不幸なことが続きました。そんなこともあり、ドラマーのジャック・アイアンズが脱退し、絶望的な中、新たなメンバーとしてギタリストのジョン・フルシアンテとドラマーのチャド・スミスを迎え、この「Mother's Milk」というアルバムで奇跡の復活を遂げます。 強力なドラマーを迎えることで、ベースのフリーの最速チョッパーも活きる場所ができ、音楽的に大きくfunk寄りに転換することが出来ました。ジョン・フルシアンテも現在の3大ギタリストに数えられる一人で、新たなジャンルを作る重要なパートナーとなりました。また、funkの大御所であるジョージ・クリントンをプロデューサーに起用したことも、このアルバムが大成功を収めた要因になっていると思います。この後のレッチリは、基本的にはこの路線の延長線上で作品を現在まで作っていると思います。rockファンの皆さまなら、その後の活躍はご存知だと思います。 初めて聴いたとき、体が高揚するリズム感になんじゃこりゃと驚き、新たなpunkな衝動だとショックを受けたものです。間違いなく時代が変わると確信した感覚を覚えています。プロモーションビデオの破天荒ぶりにも大笑いして友だちによく見せたものです。90年代を迎えるにあたって、時代を予言しているアルバムです。 あっ、参考までにボーカルのアンソニー・キーディスが一番好きです(笑)。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■2011/1/27(木)毎月最終木曜日Chiwaki Magumi(DJイベント)ゲスト森岡賢¥1000(No Drink)Open/Start 20:00〜南青山レッドシューズ■2011/1/29(SAT)『東京砂漠 vol.168』at新宿「Live Freak」SPICE/七色キッド/清水宏[ DJ ]MAGUMI(LA-PPISCH/THE BREATHLESS)info新宿「Live Freak」http://www.live-freak.com
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トレンド 2011年01月21日 12時30分
時代劇はいよいよ冬の時代に突入!?
テレビ時代劇がいよいよ氷河期を迎えようとしているという。時代劇の聖地=京都で現在コンスタントに制作されている新作は『水戸黄門』位であり、その他コンスタントに制作されている時代劇はもはや「NHK大河シリーズ」位なのが現在の時代劇ドラマ制作を取り巻く状況である。<<殺陣が出来る若手がいない>> 「時代劇はいわばチャンバラ活劇ですが、殺陣が出来る若者が今本当に少ないんです。また、テレビ制作を取り巻く環境も劇的に変化し昔のようなチャンバラ活劇を制作することが難しくなっていることも事実です。チャンバラはやはり、得物を持ってとっくみあう故、殴る蹴るといった普通のアクションに比べて圧倒的に危険性が高い。しかし、主演はおろか、切られ役にさえも演者に危険な撮影を要求しにくくなりつつある、今日の風潮はアクションエンターテイメントとしての時代劇を衰退させる大きな要因となっています」(時代劇殺陣師)<<所作がおろそかになっている>> 「時代劇の動き、すなわち所作は普通のドラマとは全く異なります。身分や位によって、障子の開け閉め一つにしても全く所作が異なるものであり、一日そこらで身に付くものではありません。着付けから始まり、所作事の基本を常日頃、鍛錬して習得していかなければならないものです。時代劇は何度も斜陽の時代を迎えましたが、“映画が廃れてもテレビの連続活劇がヒットし”といった形で時代劇の歴史も一昔前まではベテランから中堅、若手へとバトンが渡されていったのです。日本舞踊や殺陣も師から弟子へと受け継がれ、その芸は時代劇作品へと還元されてきました。ところが今日になってテレビが、ゲームやインターネット、携帯電話といった新しいものに圧され、テレビに代わって時代劇を育てる土壌がないままに現在まで至ってしまったわけです」(日本舞踊家)<<懸念される悪循環のスパイラル>> 「殺陣師や俳優だけではなくて、実はメイクスタッフや美術スタッフも育てる土壌がなくなりつつあります。しかも間の悪いことに、ハイビジョンが普及しつつある現代においては時代劇の造りの粗さというのはより露骨に画面に表れてしまうんです。時代劇はやはり、一般のドラマとはジャンルが大きく異なるものであり、しかも高い予算と技術を要求されます。しかし、今日こうして時代劇そのものの制作本数がここまで激減すると否が応でも、次の時代を担う若手を育てる環境そのものすら存在しないといっていい状態なのです。時代劇は文化。国か文化庁などが危機感を持って、この文化を存続させていこうという動きを見せてくれなければ、将来的には冗談抜きに時代劇というジャンルは再放送でしか見れない作品となってしまうかも知れませんよ」(元・時代劇監督) 斜陽を迎えた時代劇の創り方もまた、有名タレントの起用などによって迷走しているのもの事実であるが、時代劇の造り方が刷新され、殺陣等の時代劇本来のスキルを持ち合わせた新しい若手スターが活躍できる風潮と制作環境さえ成しえる事が出来るなら、まだ時代劇再生への道はあるという。やはり、時代劇こそ日本のドラマ、どうか今一度活力を取り戻し、世の中に痛快チャンバラアクションで活力を与えてほしいものである。
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トレンド 2011年01月21日 11時30分
ウルトラマン映画最新作はミラーマンファン感涙の出来?
現在、公開中の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』。 この作品は最新のウルトラマンである「ゼロ」を主役にした映画で、ウルトラ兄弟がオリジナルキャストで総登場、今をときめく若手声優陣の起用と、話題作が立ち並ぶ今冬の映画激戦区の中でもなかなかの人気を呼んでいるという。 しかし、今回の映画の目玉はなんといっても、ウルトラマンとともに1970年代の子供たちに絶大な人気を誇ったヒーロー「ミラーマン」「ファイヤーマン」「ジャンボーグA」がウルトラマンと夢の競演を果たした点だろう。 この夢の競演はかつて計画された過去があるのだ。 かつて、円谷プロの特撮作品には「銀河連邦」という構想があった。これはウルトラシリーズと他の円谷ヒーロー(前述のヒーロー+「トリプルファイター」)との世界観を統一させるために小学館を中心に立ち上げられたいわゆる裏設定。 「ウルトラマンA」の主題歌にも「銀河連邦」というキーワードがあり、作品の枠を超えた壮大な展開が行われる予定だった。しかし、この構想は途中でうやむやになってしまったらしく、「銀河連邦」はどの作品でも語られることなく現代に至っていた。 今回の映画では劇中で特に語れてないものの「銀河連邦」設定の復活にマニア心をくすぐられたファンも多いことだろう。 デザインの方はファイヤーマンとジャンボーグAは前作と全然違う容姿のため、意外性という意味では度肝を抜いたらしいが(ジャンボーグはグリッドマンに近いという意見アリ)ミラーマンだけはオールドファンがつい唸ってしまう大満足の出来なのだという。 実はミラーマンのデザインは今作に出てきたミラーナイトが最も元のデザインに近いのだ。 ミラーマンは1971年の放送に先立って1969年から学年誌に漫画版が連載されていた。その際のミラーマンはテレビに登場した人間タイプの顔ではなく、ゴーグルを付けたマスクタイプの顔だった。 当時の学年誌を読んでいた読者はシャープでスマートなフェイスのミラーマンが急に人間臭い造形になってしまい、残念に思った人も多いとか少ないとか…。 本作『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』に登場するミラーナイトはシャープな外見に鏡を使った美しい技が魅力で、ゼロに次ぐ準主役扱の活躍を見せてくれる。 「黒バラ」の挿入歌として、はたまた植草教授から知ったという人も「元祖・ミラーマン」の活躍には要注目だ!※写真は1971年のミラーマン。渋い!(昭和ロマン探求家・穂積昭雪(ゼロの顔は正直怖いと思う24歳)山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2011年01月21日 10時00分
WHFで番組降板阻止の署名活動開催!
1月16日、大阪の京セラドームで児童向けホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア'11Winter」が開催された。 児童を対象としたホビーやゲームの展示紹介と体験コーナー、ゲームの対戦の企業ブースのほか、少年サンデーやコロコロコミックなど、小学館集英社の漫画雑誌のブースでは人気漫画家のサイン会や、キャラクターのステージイベントがおこなわれ、人気のイナズマイレブンのグッズ販売コーナーや、モンスターハンターポータブルの体験コーナーでは70分を超える待ち時間行列ができるなど大盛況となった。 主催媒体の一つである児童向け漫画雑誌コロコロコミックのブースでは、豪華商品がもらえるクイズ大会や漫画家のサイン会のほか、「沼コロどん」のクビをかけた署名がおこわれている。 沼コロどんとはテレビ東京系の朝の子供番組『おはスタ』に出演中のコロコロコミック編集局員である。 いささか怪しい鹿児島弁と雪駄履きの着流し姿でトークを繰り広げるも、番組内で毎度毎度セリフを噛みまくるなど失態の数々を繰り広げていた彼はコロコロコミック編集長サガミネーター氏から「おはスタ、クビ!」を言い渡されている。 彼が今回の降板を回避するには、今回の次世代ワールドホビーフェアで「クビ反対の署名5656票を集めてくること」というミッションが課せられているのだ。 大阪大会では1860票の署名が集まり、まずまずの滑り出しと言えるだろう。 次世代ワールドホビーフェアは1月16日に開催された大阪大会を皮切りに、1月22日23日は東京、1月30日は名古屋、2月6日は福岡と全国4会場で開催される。 果たして沼コロどんは無事5656票の署名を集めて番組降板を免れることができるだろうか。得票数は順次、コロコロコミック公式サイトで報告される。(MOMOKO)
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トレンド 2011年01月20日 14時30分
巨樹巡り 誕生八幡神社のイチョウ=品川区
JR目黒駅を出て、目黒通りを歩くと、誕生八幡神社(品川区)があります。誕生八幡神社の鳥居の後ろに、品川区指定天然記念物のイチョウが見えます。 このイチョウは、樹齢推定250年から300年。道路拡張により何度か移植されたのち、現在のビルの谷間に挟まれた場所に立っています。 誕生八幡神社のイチョウは、冬の今の時期は、葉が落ち裸木の状態です。また、イチョウの木の周囲は、布のようなもので覆われていました。この覆いは、品川区役所の文化財・天然記念物担当者によると、根を育てるための処置の一環とのことでした。 また、秋にはイチョウの葉が黄色に色づくとのこと。 品川区にあるこの誕生八幡神社は、文明年間(1469-1487)に、福岡県にある宇美八幡より勧請(かんじょう)されました。 勧請とは、祭神の霊を分けてもらうことです。源頼朝は、鎌倉幕府を開くときに、鶴岡八幡宮(鎌倉市)を現在の場所に建て、八幡様を勧請してもらいました。 また、石清水八幡宮(京都府)は、平安時代の初めのころ、南都の僧であった行教が宇佐宮にこもり、「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」という託宣を受けたことがはじまりと伝えられています。 このように、各神社の勧請元をたどると、総本社と呼ばれる神社に行きつきます。八幡様の総本社は、宇佐神宮(大分県)。奈良時代の「宇佐八幡宮神託事件」が有名です。 「宇佐八幡宮神託事件」では、皇位を狙ったとされる道鏡派が、八幡様から神託があったと告げます。朝廷は、真意を確かめるため、和気広虫(わけのひろむし)の弟・和気清麻呂(わけのきよまろ)を、宇佐神宮に派遣しました。 その和気清麻呂像が、皇居周辺の内堀通りの脇、気象庁前交差点付近(千代田区)に建っています。 八幡様は、武運だけではなく、安産、交通安全、学芸上達など、幅広く人々を見守っています。品川区の誕生八幡神社を訪れた時も、地元の人々が、イチョウの間を抜けて、八幡様の前で手を合わせていました。(竹内みちまろ)