スポーツ
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スポーツ 2018年08月29日 21時15分
里村明衣子がDDTの歴史を塗り替える快挙!女子初のKO-D無差別級王座奪取!
DDTプロレス『DDT LIVE!マジ卍 #15』▽28日 東京・新木場1stRING 観衆220人(超満員札止め) AbemaTV格闘チャンネルの人気番組でもあるDDTプロレスの生番組『DDT LIVE!マジ卍』(毎週火曜日)で事件が起きた。 5月28日の同大会で、DDT最高峰タイトルKO-D無差別級王座への“いつでもどこでも挑戦権”(いつどこ挑戦権)を獲得していたセンダイガールズの里村明衣子が、14日の大会でK王者だった入江茂弘に“いつどこ挑戦権”を28日に行使するとアピールした。しかし、スーパー・ササダンゴマシンから“いつどこ挑戦権”を譲渡された男色ディーノが横取りする形で権利を行使。入江から王座を奪取してしまったのだ。 これに怒り心頭の里村は改めて28日に“いつどこ挑戦権”の行使を表明すると、ディーノに正々堂々と挑戦した。試合は里村がディーノの男色殺法に苦戦したが、観客の大きな声援に後押しされる形で、粘りに粘った。ディーノはいつも以上に手加減なしのシリアスな闘いで里村を攻め込んだが、最後は女子でトップを張っている里村の意地が上回った。スコーピオライジング、デスバレーボム、そしてトドメのスコーピオライジングを連発で決めて完勝。里村が第66代王者となり、KO-D無差別級王座初の女子王者となった。 試合後、里村は改めて入江を次期挑戦者に指名したが、入江はディーノへの怒りが収まらず。10.21両国国技館大会のメインに立ちたいディーノは里村へのリターンマッチを主張。すると混乱するリング上のやり取りを見た高木三四郎社長がリングに上がり、9.23後楽園ホール大会で里村対入江対ディーノのサバイバル3WAYマッチを開くと社長権限で決定。通常の3WAYマッチは誰かが勝利した時点で試合が終了するが、今回はその後も残った2人が闘い、勝った選手が王者となり、10.21両国大会のメインに出場するルールになりそうだ。 最後にリングに残った里村は「きょうベルトを獲ったのには意味がある。まずは両国のメインに立って、私が中心になってやる。世の中の女性たち!もう我慢する時代は終わったんだよ!男と対等に勝負できないなんて思ってんじゃねぇぞ!私はこれから女でも男でも強い奴らと対等に勝負してやるから!」と世の女性に向けてメッセージを送った。 アメリカのWWEで“日本人女子プロレスのレジェンド”と紹介された里村だが、ライバルのアジャ・コングとともに本人の中ではまだまだ“ING”である。師匠・長与千種をカリスマ性、実力ともに超えるような存在になってきた。ここまで来たら10.21両国のメインに王者として立つ姿を見てみたい。里村率いる仙女勢はKO-D6人タッグ戦でも大善戦しているだけに、DDTへの本格参戦で新たなムーブメントを巻き起こすかもしれない。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年08月29日 19時00分
リハビリ視察4666日 長嶋茂雄が消えた全記録②
リハビリがストップした日 ようやく不在の理由が判明したのは8月半ばに差し掛かろうとした時期。『女性セブン』が長嶋の緊急入院の事実を報じたからだ。「長嶋茂雄緊急入院! 懸命の病室と家族の相克」と題された記事によれば、脳梗塞の再発ではなく、高熱と我慢できないほどの腹痛を訴えて緊急入院したということだった。「黄疸の症状が出ており、肝臓周辺の急性疾患ということで検査をしたところ、胆のうの機能が低下しており、胆石ができていた。高齢者に多い病気ではありますが、長嶋さんの場合はなかなか病状が好転せず、一進一退の状況のようです」(女性誌記者) この記事を受けてか、巨人も公式に入院中ということを認めて発表している。 そんな状況になっているとはつゆ知らず、筆者はこの記事が出るまで、ずっとリハビリ現場の公園に通い続けていた。約14年間にわたって長嶋のリハビリ視察を続け、4616日目(6月30日)でリハビリがストップしていたことをキャッチしていながら、入院の事実をつかめなかったのだから情けない。 筆者は50年間、野球界一筋で通してきた一兵卒の取材記者である。スポーツニッポンでプロ野球担当となり、退社後にフリーとなってからも野球界で取材を続けてきた。 その間、常に球界の太陽であり希望だったのがミスター長嶋茂雄だ。東京六大学のスターから巨人のスーパースターとなり、その後、巨人監督も務めたことは周知の通り。巨人の監督を離れてからも、長嶋は日本球界を象徴する存在であり続けてきた。 そのミスターが脳梗塞で倒れたのは'04年3月のこと。40日で退院して都内のリハビリ施設に移っているが、リハビリ自体は倒れた5日後にスタートさせていたという。現在の公園でのリハビリは、この施設を出て自宅に戻ってからである。 以来、筆者も1日も休むことなくリハビリ現場に通い続けてきた。ただし、長嶋に直撃して話を聞くわけでも、どこかにレポートをするためでもない。ただ、長嶋が完全復活するまで、その姿をこの目で見続けなければ、という記者としての使命感からの行動だ。 だから、いつも遠くからリハビリの様子を見守るだけで、言葉を交わしたことすらほとんどない。長嶋や巨人関係者も、私が来ていることは知っているが、咎められたことは一度もない。 理学療法士である専属の男性トレーナーと広報担当者らが付き添い、田園調布の自宅近くにある多摩川台公園内のグラウンドでのリハビリが始まった。ちなみに、長男の長嶋一茂(52)が顔を見せたことは、私が見た限り一度もない。 徐々に歩く距離が延び、50メートルほどの距離を10往復、さらに公園下から自宅まで続く約1㌔の勾配のきつい坂道を散歩して帰るのが日課となった。 懸命のリハビリによって右半身の麻痺から順調に回復すると、よりハードなメニューに取り組み始めた。握ったタオルをトレーナーが引っ張ってすごいスピードで走ったり、鉄アレイを持つこともあった。*****************スポーツジャーナリスト・吉見健明1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高で田淵幸一と正捕手を争い、法大野球部では田淵、山本浩二らと苦楽を共にした。スポニチ時代は“南海・野村監督解任”などスクープを連発した名物記者。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書多数。
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スポーツ 2018年08月29日 17時45分
高校生よりも即戦力投手!金本阪神が「地味ドラフト」に切り換えた真相
金本阪神は「金農フィーバー」「大阪桐蔭の連覇」に便乗できない。 第12回U−18アジア選手権を戦うため、今夏の甲子園を沸かせた球児たちが立教大学との練習試合に臨んだ。「高校選抜チーム対大学生」、この試合は、12球団スカウトにとって格好の判断材料だったという。「立教大もエースは投げさせませんが、代表チームに選ばれた高校球児たちがワンランク上の大学生と試合をやったらどうなるのか、ドラフトの判断材料になります」(在京球団スカウト) しかも、高校球児たちはアジア選手権に備え、木製バットを使わなければならない。金属バットを使えなくなった瞬間に打てなくなる球児も過去にいた。ネット裏のスカウトたちはお目当ての指名候補に熱い視線を送っていた。 しかし、阪神スカウトだけは他球団と異なる動きを見せ始めた。今年は高校生のアタリ年とも称されるが、阪神は大学生、社会人の投手を1位指名するという。 この情報は意味深い。「今の阪神の先発陣を見れば、当然でしょう。メッセンジャーは37歳、藤浪は不振に喘いでいます。秋山も勝ち星よりも負け数のほうが多いし」(在阪記者) 戦力的に見れば、「将来性の高校生よりも即戦力投手」という判断は間違っていない。だが、ドラフト戦略を切り換えた理由には、金本知憲監督とフロントとの関係も影響していた。「ここ数年、阪神スカウトは即戦力投手を獲得しようとしていました。でも、金本監督がどうしてもと言って、野手の1位指名に切り換えていたんです」(球界関係者) 過去3年間、金本監督は現場スカウトの報告書を一変させていたとも言える。昨年は大学生投手を1位指名したが、入札は清宮幸太郎だった。その抽選に外れた結果、投手指名という動きになったのだ。「阪神スカウトが社会人、大学生投手の1位指名をこの時期に匂わせてきたのは、他球団を牽制するためではありません。金本監督へのメッセージです。1位指名候補を一変させるような権限は、もうない、と…」(前出・同) 金本監督は大失敗だったロサリオ獲得にも一枚絡んでいる。映像チェックに関わっており、高山、大山が伸び悩んでいる状況にも責任がないとは言えない。ペナントレースも苦戦続きである以上、現場スカウトやフロントが“反旗を翻した”のは当然だろう。 こうしたドラフト情報から考えると、金本監督はこれまでのような権限こそ喪失したが、「来季も続投」ということのようだ。続投させる代わりに権限を喪失したという見方に関しては、否定的な見方もあるが…。「でも、大阪桐蔭の藤原恭大外野手にご執心だとの情報も聞かれます。彼の打撃力は高校生のなかでもトップクラスですが、外野手なので他球団のスカウトは慎重です。糸井、福留の高齢化があり、高山が伸び悩んでいるので、阪神が将来のクリーンアップ候補の藤原に入れ込むのもわかりますが。他球団が藤原の1位指名に慎重なので、社会人、大学生投手を1位指名しても、2位で藤原が残っているという判断もされたのかもしれません」(前出・同) 夏の甲子園を制した大阪桐蔭には7人のドラフト候補がいるという。だが、彼らは先輩である藤浪晋太郎が伸び悩んでいる現状から、阪神にはさほど魅力を感じていないとの情報も駆け巡っている。阪神は金本監督から権限を奪い取ったとしても、ドラフトで的確な補強ができないかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月29日 17時15分
オリックス東明大貴が好投も、福良監督地元凱旋試合で今季11度目の零封負け!
オリックス 0-4 北海道日本ハム(18回戦)※オリックス8勝10敗▽28日 KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎 観衆20,480人CS進出への道が遠のいていく… オリックスは28日、2015年から春季キャンプで訪れている宮崎で初の公式戦を日本ハム相手に開催した。宮崎でパ・リーグの公式戦が開催されるのも10年振りとあって、宮崎市では今年2月の春季キャンプから、市街地のいたるところにポスターを貼ったり、ラッピングバスを走らせるなど、今回の試合を全力プロモーション。その甲斐もあってか、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎には2万人を超える観客が集まった。関西や関東からの遠征組も多数詰めかけたという。 宮崎県出身のオリックス福良淳一監督、西村徳文ヘッドコーチにとっては凱旋試合となり、是が非でも勝ちたい試合だったが…。 オリックス打線は日本ハム先発ロドリゲスのツーシームを捕らえることができず、凡打の山を築き上げてしまう。オリックス先発の東明大貴は「ストライク先行で投げることはできたんですが、全体的にボールが高く、浮いたボールを打たれてしまいました。追い込んだ後に打たれることも多かったですし、なんとか防ぎたかったです」と反省点を振り返っていたが、初回と3回に失点を許すもピンチを切り抜けるなど、先発として粘り強い好投を見せた。 オリックスは6回から継投に入り、比嘉幹貴、山田修義が無失点リレーで繋いだが、8回に2死1塁の場面から登板した近藤大亮が、カウント0-2から中田翔に24号2ランをレフトスタンドへ運ばれてしまい万事休す。打線も何度かチャンスがあったものの、持ち味である繋ぐ打線が機能せず完敗。地元、都城高校出身の“オリの神童”山本由伸の登板機会もなかった。 CS進出圏内である3位日本ハムとのゲーム差は8ゲームにまで広がり、3位日本ハム、2位ソフトバンクとそれぞれ7試合ずつ直接対決を残しているが、この日の敗戦はかなり重い1敗となりそうだ。 このカードは1日移動日を挟んで、30日に京セラドーム大阪であと1試合行われる。文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年08月29日 06時15分
ネット上にも心配の声 重大なアクシデントに見舞われてしまった元中日・ナニータ
2014年オフに中日と契約し、その後2016年まで日本球界でプレーしたリカルド・ナニータ。2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、母国ドミニカ共和国の一員として優勝を経験してもいるこの助っ人が、試練の時を迎えているということが一部メディアによって報じられている。 報道によると、ナニータは26日(日本時間27日)にドミニカで行われていた試合中、外野フライを処理する際にフェンスに激突。これにより、複数箇所を骨折する大ケガに見舞われたとのことだ。 また、今回の痛ましい一幕は、ドミニカの野球連盟(FEDOBE)のツイッターでも触れられている。早期回復を願う内容が綴られたツイートには、選手やファンが心配そうに見守る中、ナニータが担架で運ばれる様子を収めた写真が添付されている。 中日に在籍した2年間で「144試合出場・打率.293・8本塁打・50打点」の成績を残しているナニータ。日本を離れた後も、しばしば中日時代の写真を自身のツイッターにアップするなどしており、ファンからは愛すべき助っ人として親しまれていた。 昨年11月には、日本球界への復帰を目指しているという内容も含むインタビュー記事を、自身のツイッターで紹介してもいたナニータ。そんな元助っ人が重大なアクシデントに見舞われてしまった今回の一件を受け、ネット上には「ナニータ怪我したんか、心配やなあ」「ナニータ大けが…大丈夫かな…」「1日でも早い回復を祈りたい」といった心配の声が挙がっている。 今年で37歳を迎えたナニータにとって、今回の大ケガは決して楽観視できるものではない。前述した報道の中では手術を行うということも合わせて伝えられているが、年齢が年齢なだけに、成功したとしてもその後の経過が順調にいくかは極めて不透明だ。 心配の声が挙がる一方で、ネット上には激励のコメントも数多く寄せられている。彼らの祈りが通じ、ナニータが再びグラウンドに戻ってきてくれることを心から願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月28日 19時00分
リハビリ視察4666日 長嶋茂雄が消えた全記録①
この夏、ミスターの姿がプッツリと消えた。球場や公のイベントに現れなくなったという意味ではない。この十数年、欠かさず日課にしていたリハビリにも姿を現さなくなったのだ。 筆者が最後に長嶋茂雄(82)のリハビリ姿を視認したのは6月30日のことだった。この日は土曜日で、いつものようにお付きの運転手が運転する車で東京・港区にある『国立科学博物館附属自然教育園』に到着した長嶋は、ウオーキングを開始。普通よりも少し早い、いわゆる早歩きのペースで、隣には男女2名の介護人が付き添っていた。 早歩きを終えると、今度はバットを手にして30回の素振りを行うのがルーティンだ。もちろん、バットを持つのは左手であり、スイングにも勢いがあるわけではない。だが、そのフォームには往年の面影が残っている。現役時代から何十年経とうが、病で障害を抱えようがミスターはミスターなのだ。いつものメニューをこなすと、いつものように静かに帰って行った。 だが、この日を最後に、ミスターのリハビリ通いはピタリと止まってしまった。翌日から、予定の時間をすぎても公園には誰も姿を見せなくなったのだ。 これまでミスターがリハビリを休んだのは大雪が降った日や、風邪で体調を崩したときなど本当に数えるほどしかない。それ以外は、たとえ台風がやってきて大雨が降ろうと、明け方に氷点下となり公園の水たまりに氷が張るような寒い日だろうと、この日課を続けてきたのだ。 それでも前日までの元気な姿を見ていた筆者は深刻には考えず、最初は「今日は自宅散歩かな」と思っていた。これまでも公園に来ない日は何度かあって、少し体調が悪い日には、公園ではなく、自宅周辺での散歩リハビリに切り替えることがあることを知っていたからだ。 ところが、事態は思った以上に深刻だった。ミスターが公園に来なくなってから1週間後の7月8日に予定されていたイベントも「風邪」を理由に欠席する。 これは毎年、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催されている男子プロゴルフのトーナメント『長嶋茂雄招待セガサミーカップ』で、名前を冠している通り、ミスターは大会名誉会長として最終日に登場することが通例となっていた。欠席するのは2007年に大会名誉会長に就任して以降、初めてのことだった。それから約1カ月半、筆者は変わらず毎日現場に足を運んでチェックを続けたが、長嶋の姿は一度も見ることができなかった。 8月に入ると、お付きの運転手が奇妙な動きを見せ始めた。 長嶋の朝は規則正しい。迎えの車はいつも朝6時には駐車場に入って待機しており、長嶋が家を出るのはいつも7時15分頃。そこから車に乗ってリハビリに出掛けていた。 ところが、長嶋がリハビリに姿を見せなくなってからも、迎えの車は毎朝時間通りに自宅にやってきて、時刻通りに出掛けていくのだ。ただし、車はリハビリ先には現れない。「次女の三奈さんが入院を隠すため、運転手さんに偽装工作を頼んでいたようです。長嶋さんは別に隠す必要はないと思っていたようですが、いつものように周囲は極秘にしたかった。マスコミに漏れないように気を配っていましたからね」(長嶋家に近い人物) 介護士からのストップ指令があっても、リハビリを休もうとしなかった長嶋がこれほどまでに長い間、休むのは確かにおかしかった。*****************スポーツジャーナリスト・吉見健明1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高で田淵幸一と正捕手を争い、法大野球部では田淵、山本浩二らと苦楽を共にした。スポニチ時代は“南海・野村監督解任”などスクープを連発した名物記者。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書多数。
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スポーツ 2018年08月28日 17時30分
貴ノ岩、“暴行騒動”を乗り越え幕内復帰! 「貴乃花親方が元気になるような相撲を」喜びの声殺到
日本相撲協会が27日に発表した、大相撲9月場所の新番付。十両から幕内に昇進した3名の力士の中には、貴乃花部屋に所属する貴ノ岩の名前も含まれていた。 2016年初場所以降、11場所連続で幕内に在位し続けていた貴ノ岩。しかし、昨年10月の秋巡業中に起こった元横綱日馬富士の暴行騒動の影響により、2017年11月場所と今年の1月場所は無念の全休。3月場所の番付発表時点では、西十両12枚目までその地位は降下していた。 世間に波紋を広げた騒動で肉体的・精神的ダメージを負ったことにより、今後の土俵人生を危惧する声も少なくなかった貴ノ岩。ただ、モンゴル出身の28歳は3月場所(8勝7敗)、5月場所(11勝4敗)と2場所連続で白星を先行。困難に屈することなく、幕内復帰へ着実に歩みを進めていた。 そして、西十両3枚目で迎えた先の7月場所において、貴ノ岩は13勝2敗と3場所連続で勝ち越しを決める。さらに、同じく13勝2敗の成績を残していた隆の勝との優勝決定戦を制し、2013年初場所以来2度目となる十両優勝も手中に収めた。このような好成績を残したことを考えると、今回の再入幕もある意味必然であったといえるだろう。 昨年の9月場所から1年、紆余曲折の末再び幕内に戻ってきた貴ノ岩。今回の番付発表を受け、ネット上には「幕内復帰おめでとう!」、「色々あったけどよくぞ戻って来た」、「さらに上を目指して頑張ってほしい」といった喜びの声が数多く寄せられている。 また、中には「親方が元気になるような相撲を取ってほしい」といった旨のコメントもいくつか見受けられている。貴ノ岩が充実した相撲を取ることができれば、夏巡業中に救急搬送されるアクシデントに見舞われた貴乃花親方にとっては何よりの薬となるだろう。 来月9日に初日を迎える9月場所。横綱稀勢の里の行く末や関脇御嶽海の大関取りに注目が集まっているが、不屈の闘志でカムバックを果たした貴ノ岩の15日間からも目が離せないところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月28日 17時15分
オリックスがキャンプ地の宮崎で初の主催試合開催!
オリックス・バファローズが28日、球団初となる宮崎での公式戦をKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で、北海道日本ハムファイターズを相手に開催する。 延岡市出身の福良淳一監督、串間市出身の西村徳文ヘッドコーチ、そして都城高校出身(出身地は岡山)の“オリの神童”山本由伸にとっては凱旋試合となり、由伸はシーズン前に「宮崎で公式戦が行われるのは楽しみですね。その時に一軍にいられるように頑張ります」と話していたが、リーグトップのホールド数と新人王最有力候補という、プロ2年目としてこの上ない実績を手土産に胸を張って凱旋試合を迎えることができた。 オリックスは2015年に春のキャンプ地を宮古島から宮崎市の清武に移行し、2016年からは2軍も清武に移行したことにより、春季キャンプの1本化に成功。清武総合運動公園をバファローズタウンとし、年々動員数も増加している。京セラドーム大阪で開催する公式戦でも『宮崎DAY』を毎年開催していたが、昨年オフに宮崎での公式戦開催が決まると、宮崎では大プロモーションを行い、今年2月の春季キャンプに合わせて大量のポスターを作成。ラッピングバスにも『オリックス初の宮崎主催試合開催』の文字がデカデカと掲載されていた。 シーズン中も宮崎マンゴーを由伸がアピールするなど、大阪など他府県からの遠征対策も着々と行われており、宮崎市は今回の主催試合が、秋のフェニックスリーグや、来年の春季キャンプの動員に繋がればとの思いも強い。今回試合が行われるのは、キャンプでは巨人が使用しているナイター設備も万全なKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎。28日のみの開催だったため、天気が心配されたが、きょうの宮崎は晴天で関係者の唯一の心配事項は取り除かれた。 7ゲーム差をつけられている3位の日本ハムとの宮崎決戦は、後がないオリックスにとって負けられない闘いだ。今大会の実現に尽力した人たちに報いるためにも勝利を届けたいところだ。 予告先発は、オリックスが東明大貴、日本ハムはロドリゲスが発表され、18時30分試合開始予定となっている。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年08月28日 17時10分
本田圭佑のカンボジア代表GM就任の陰で“世代交代”にほくそ笑む協会
今回、移籍を受け入れたということは、残り少ない現役生活を楽しもうとしているのではないか。日本代表でのキャリアに終止符を打った本田圭佑(32)が、オーストラリア一部リーグのメルボルン・ビクトリーと契約し、8月15日に入団会見を行った。カンボジア代表チームのGMにも就任したが、このプレーヤー兼フロント業の“二刀流”は、東京五輪にも影響を与えそうだ。 「引退も視野に入れていたようですが、考えを改めたようです。欧州リーグ時代、出場機会を増やすために周囲は移籍を勧めましたが、レベルを落とすことをもの凄く嫌っていた。しかし、メルボルン・Vは強いチームではなく、リーグ全体のレベルも高くない」(専門誌記者) 本田は二刀流の選択を日本サッカー協会の田嶋幸三会長に事前報告していたという。「田嶋会長は背中を押してくれたそうですが、本田が訪ねたのには理由があった。要するに、東京五輪に出たいんですよ。香川真司、岡崎慎司、長友佑都らもオーバーエイジ枠での出場を狙っています」(同) 本田は“カンボジア代表のGM業を行うことでOA枠の対象から外れることはないか”と確認したという。田嶋会長は断言こそしなかったが、本田を安心させたそうだ。もっとも、「影響が出る」と言われてもカンボジア代表の話は断らなかったと見る声も多いが、後日、田嶋会長は「日本とカンボジアは戦う可能性もある」と、他の協会幹部に言い直している。 「本田は実質的なカンボジア代表の監督でもあるため、つまりはこれでOA枠入りは完全に消滅したということ。その余波で、本田だけでなく香川たちもOA枠に選ばれる可能性も極めて低くなりました。田嶋会長は'22年のW杯を念頭に、東京五輪では一気に世代交代を進める。本田のフロント業は、その大義名分にも使われそうなのです」(関係者) 6月のW杯は平均年齢の高い選手構成だったが、代表監督の直前交代なども影響してのこと。世代交代を急ぐ田嶋会長の選択は、結果的にベテラン勢の本田への怒りを生むかもしれない。 “選手”と“監督”本田は2つのこの異なる仕事をどのようにこなしていくのか。カンボジア代表の実質的な監督として指揮を執る初戦は、9月10日にカンボジアのホームで行われるマレーシア戦と予想されている。 いずれにしても、若返りを狙う協会にとっては願ったりかなったりというところだろう。
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スポーツ 2018年08月28日 10時30分
元女子プロレスラー亜利弥'さんの訃報、“ジャガー横田の夫”木下博勝教授が惜しむ
吉本女子プロレスJd'や、大日本プロレスをはじめ、晩年はフリーランスの女子プロレスラーとして、プロレスのみならず格闘技の世界でも活動していた元女子プロレスラーの亜利弥'さん(本名 小山亜矢)が、27日午前5時25分に亡くなったと、プロレスリング・ゼロワンが公式ホームページで明らかにした。 亜利弥'さんは、2016年に開催した自身のデビュー20周年記念興行の発表記者会見で、「乳がんのステージⅣで余命宣告をされている」と告白。昨年の4月、20周年記念興行の試合後に「もう一度リングに立つ」とファンと交わした約束を守るべく、引退記念興行を開催。既にがんは骨に転移をしており、受け身を取れば「骨折する可能性が高い」というリスクの中、見事に闘い抜き引退試合を締めてみせた。 引退後は、Jd'時代の同期だった小杉夕子さんや、阿部幸江さんと食事を楽しむ姿がSNSにアップされるなど、容態は安定しているものと思われていたが、突然の訃報にレスラー仲間や関係者からは故人を悼む声が続出している。 同じ和歌山県出身の同郷で、同い年ということもあり、最期まで親交があったゼロワンの田中将斗は「同級生の元女子レスラーの亜利弥'がお亡くなりになった。昨日試合終わりで駆けつける事ができ、話しかける言葉に意識もない状態ながら、手が少し動いたのはわかってくれたのか?今日最後にお別れしてきたけど、頑張り戦い続けた小山は強かった。ありがとう。ご冥福をお祈りいたします」とSNSで哀悼のツイート。他にも葛西純、里村明衣子をはじめ亜利弥'さんの死を悔やむ声は絶えない。 そんな中、亜利弥'さんの師匠であるジャガー横田の夫、木下博勝鎌倉女子大学教授はブログを更新し「亜利弥'がきっかけで、僕の今の家庭があります。亜利弥'には、感謝の気持ちしか有りません。僕の母は、亜利弥'に弟の嫁になってほしいとお願いした程、優しい、芯の強い人でした。乳ガンが発見された時も、こっそり相談されました。加療をすすめましたが、ついにこんな日が来るとは...」とジャガーとのキューピッド役を務めてくれた亜利弥'の死を悼んだ。 その他にもJd'時代の仲間たちに話を聞いたが、一様に「早すぎます」とショックを受けている様子で、言葉になっていなかった。 私自身も会場だけの付き合いではあったが、Jd'時代から親交を持たせていただいていた。どんなにブランクが空いても顔を合わせれば常に笑顔というのが、亜利弥'さんに対しての印象だった。最後に会ったのは昨年の引退試合前のこと。「絶対に頑張るんだよ」と声を掛けたら、笑顔で「ありがとうございます」と返してくれました。 天国でも持ち前の笑顔で、今度はトップのベルトを巻いてもらいたいですね。 亜利弥'さんお疲れさまでした。 ご冥福をお祈りいたします。文・どら増田
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戦極 三崎和雄がトリックへのリベンジを誓った
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分