スポーツ
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スポーツ 2018年09月04日 17時45分
オリックス担当記者が分析、残り23試合も「諦めなければ何が起こるかわからない!」
▼8月28日〜9月2日 オリックス・バファローズ戦績【対北海道日本ハムファイターズ KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎】8月28日●東明大貴 0-4 ロドリゲス○【対北海道日本ハムファイターズ 京セラドーム大阪】8月30日○山岡泰輔 6-1 村田透●【対埼玉西武ライオンズ 京セラドーム大阪】8月31日●ディクソン 0-1 菊池雄星○9月1日○黒木優太(先発はローチ) 10x-8 ヒース●(先発は十亀剣)9月2日○西勇輝 5-1 今井達也●※120試合55勝60敗5分、パ・リーグ首位の西武と13ゲーム差、CS進出圏内3位の日本ハムと8ゲーム差の4位。残り23試合。 夏休みも終わり、今シーズンもいよいよ終盤戦に突入した。オリックスは8月31日の西武戦に敗れて、5位のロッテよりも先に自力でのCS進出が消滅した。これはロッテよりも5試合消化が早いのと、上位チームとの残り試合数によるものだが、他力本願ながらCS進出はもちろん、優勝の可能性も完全消滅はしていないので、復活する可能性は十分にある。 「まだ試合がありますから、何が起こるかわからないですからね。“そこは”」 報道陣から自力CS進出が消滅したことを伝えられると、福良淳一監督は今シーズンに関してはまだ戦えるという姿勢を示していた。私は監督代行だった2015年から偶然、自力優勝と自力CSの消滅日を毎年取材しているのだが、過去3年間は「これだけ借金がある(負けている)んだから仕方ないですね」と、前向きなコメントは発して来なかった。しかし、今シーズンは3位とはかなり離されているとはいえ、借金はひと桁。2位のソフトバンク、3位の日本ハムとの直接対決も多く残している。また、福良監督が目をかけて来た若い選手たちが、8月辺りから次々に活躍し始めて来ているのも手ごたえを感じているのだろう。 そして、「何が起こるかわからない」と言った翌日に、西武を相手に7点差をひっくり返す大逆転劇を演じてみせた。“守護神”の増井浩俊は「ずっとオリックスにいた選手も『こんな試合ないですよ』って興奮してましたし、僕らもずっと投げて来て、ああいうシビれる試合をしてくれると、ホントに報われた気分になるし、嬉しい。僕も前のチームで大逆転で優勝してますから、このチームでもそういうことを成し遂げたいなと思いました」と、2日の試合前に話してくれた。チームは上記のとおり、2日も勝利を収め、9月は連勝スタートとなった。 2日の試合を観戦に訪れた宮内義彦オーナーは「前の日のような最後まで諦めない精神で、残り試合を戦ってもらいたい」とチームにエールを送り、球団首脳陣も「シーズンが終わったときに1日の試合がターニングポイントになったと言いたいですね」と福良監督同様、パ・リーグを「何が起こるかわからない」状況にするために、最後まで諦めずにこのチームでのCS進出を目指す方針だ。 まずは7日からのソフトバンク3連戦に最低でも勝ち越すこと、そして、14日からの日本ハム4連戦を4連勝すること。もちろんその他の試合でも連敗は禁物だが、これを達成できれば「何が起こるかわからない」状況に持ち込める可能性は極めて高い。いずれもビジターでの連戦で、先発陣が厳しいところだが、疲れが見えていた中継ぎ陣が、黒木を筆頭に復活。中継ぎ陣に離脱者や疲労が見えて来たときに、比嘉幹貴&山田修義のコンビがフル稼働したのが、まだチームに可能性を残す大きな要因になっているのは間違いない。 野手陣もロメロと中島宏之に当たりが戻り、下位に置いたT-岡田が、西武のメヒアのような威圧感を相手チームに与えている。ルーキーの福田周平の全力プレーはチームに活気を与えており、小田裕也は足も使える怖い存在となった。開幕当初はレギュラーだった宗佑磨もいい当たりを見せており、“マッチョマン”吉田正尚が全試合に出場し、4番に座ったのも頼もしい限りである。 チームが掲げた秋のスローガン『ミッションオクトーバー2018』を達成するためにも、チーム、球団、そして何よりもファンが一体となって「諦めなければ何が起こるかわからない」気持ちを胸に、残り23試合を全力で戦い抜かなければならない。取材・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月04日 17時15分
まさか?さすが?侍ジャパンU‐18代表・根尾昂がサイクルヒットでチームの大勝に貢献
3日に開幕した「第12回BFA U18アジア選手権」。夏の甲子園に出場した選手を中心に編成される侍 U‐18代表は、同日に行われた香港との初戦で26‐0の大勝を収めたが、この試合の主役となったのが「5番・ライト」で先発出場した根尾昂(大阪桐蔭)であった。 両軍0‐0で迎えた2回裏。無死一塁の場面で打席に入った根尾は、相手先発ウォン・シチャンが投じた初球を捉え、レフトへ先制タイムリーとなるスリーベースを放つ。この一打を皮切りにチームは香港に怒涛の攻勢を仕掛け、終わってみればこの回一挙19点を記録。この間2打席が回ってきた根尾も、それぞれソロホームラン(チーム第1号)、タイムリーヒットを記録した。 さらに、3回裏二死二塁の第4打席でボールをレフトへ弾き返した根尾は、相手守備の隙を見逃さず一気に二塁へ。これが2点タイムリーツーベースとなったことにより、なんと3回時点でサイクルヒットが記録されることとなった。 4回裏の第5打席でも、もう一つおまけとばかりにタイムリーツーベースを放った根尾。この活躍もありチームは4回裏終了時点で26点のリードを奪取し、5回表の終了をもって試合はコールドゲームとなった。 この試合「5打数・5安打・1本塁打・5打点」と大暴れし、さらにはサイクルヒットまで達成することとなった根尾。このセンセーショナルな活躍ぶりを受け、ネット上では「根尾さん流石すぎる」「まさか高校野球でもサイクルヒットを拝めるとは」、「贔屓チームに入団してほしいわ」といった声が数多く寄せられている。 試合後に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日系)でのインタビューに、「このままの状態ではアジア選手権は勝ち抜けないと思うので、今日の経験を生かして1日1日しっかり吸収、成長して、必ずアジア選手権優勝したいと思っています」と語っている根尾。本日行われる第2戦スリランカ戦でも、そのバットに大きな期待がかかることは間違いない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月04日 06時15分
首位独走の立役者 大瀬良が習得したレジェンド投球フォーム
緒方カープが順調にマジックナンバーを減らしている。 9月1日のヤクルト戦での勝利は、70勝目。3年連続での「70勝一番乗り」であり、優勝マジックは「15」まで減った。他球団はAクラス争いに目標を変えたせいだろうか。ネット裏の話題も”優勝後”に変わってきた。MVPは誰に決まるか――。 同日も7回被安打2失点1とバツグンの安定感を見せ、リーグトップの15勝目を挙げた大瀬良大地投手(27)が有力視されていた。「大瀬良は昨年オフからフォーム改造に取り組み、それが好調の要因となりました」(プロ野球解説者) 大瀬良に新投球フォームのヒントを与えたのは、レジェンド・黒田博樹だった。左腕を高く上げ、右手のテイクバックも大きくする。新フォームは黒田を模倣したものと言っていい。しかし、単なるモノマネではない。左腕を高く上げるスタイルに改造したのには、明確な目的があった。 大瀬良は今年の自主トレを公開した1月8日、記者団にこう語っていた。「左手を高く上げれば、戻す(体に引き寄せる)ときに右肘も上がる。大きく使えば、力強さも出てくるので」 左腕を高く上げることで、ストレートの精度を高めようとしたのである。 昨季はルーキーイヤー以来の2ケタ勝利を挙げたが、その内容は決して褒められるものではなかった。先発ローテーションを託された投手としては145回2/3は少ない。原因は分かっていた。ストレートに威力がなかったからだ。スピードガンでは140キロ台後半を出していても、シュート回転してしまう悪癖があり、それを気にするあまり、ボールそのものに威力がなかった。「今までの大瀬良の投球フォームはコンパクトなものでした。シュート回転させないため、右腕を小さく回していました」(関係者) このままではヤバイと思ったのだろう。大瀬良は右腕の振りを力強いものにしなければ、威力のあるストレートは投げられないと考えた。かといって、シュート回転の悪癖もなんとかしなければ、先発投手として使ってもらえない。そこで考えたのが、右腕を無駄な力を使わずにシャープに腕を振る方法だった。左腕を高く挙げ、その反動で右腕を大きく、鋭く振る。レジェンド・黒田と同じ投げ方である。「大瀬良はオフの間、黒田と食事をしながら相談したそうです。自身の投げ方を単に真似るだけだったら、黒田は何も教えなかったと思います。でも、シュート回転の克服と力強いストレートを投げるためという目的がはっきりしていたので、技術的なアドバイスも送ったのでしょう」(前出・同) オフの練習も危機意識をもって励んだ。これまでは前田健太を中心とした“広島グループ”で和気あいあいと自主トレをやってきたが、今年は辞退した。一人で考えながら黙々と体を鍛えたという。新フォームが馴染んできたのはオープン戦中盤だった。 一般論として、プロ野球投手はオフシーズンに投球フォームを微妙にマイナーチェンジさせている。打者も同様だ。前年と同じままでは通用しないと思うからだが、大瀬良の場合はマイナーチェンジの域ではない。「キャンプの時点では大瀬良はローテーション入りが確実視されていませんでした」(スポーツ紙記者) 大瀬良が最多勝などの投手タイトルを獲得すれば、MVP選出もほぼ確実だろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月03日 21時15分
「日本とアメリカの良さをミックスさせたい」WWE大阪公演にカイリ・セイン凱旋!
WWE『WWE Live Osaka』▽8月31日 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館) 観衆3,693人 世界最大のプロレス団体WWEは8月31日、今年初の大阪公演をエディオンアリーナ大阪で開催した。 宝城カイリことカイリ・セインが登場した。彼女は元スターダムで、8月18日に中継された、WWEのファームブランドNXTのビッグマッチ「テイクオーバー」で、日本人ではASUKAに続いて2人目となるNXT女子王座を奪取した。WWE入団後、初の凱旋マッチとあって、試合前には特別に囲み会見の場が設けられた。 カイリは「初めての凱旋なので、そこに何かお土産を持って帰れたらいいなとずっと思っていた。やっぱり一番のお土産はチャンピオンベルト」と感慨深げに振り返る。「今まで6年NXTの歴史がある中で、8人しか巻いたことないNXTの女子のベルトを巻くことができて、本当に光栄。今日こうしてみなさんに日本でこのベルトをお披露目できるのが本当にうれしく思います」とベルトを机の上に置きながら感無量の表情を浮かべ、チャンピオンとして凱旋できた喜びをストレートに言葉に出した。 スターダム時代の同僚だった紫雷イオがWWEに入団し、NXTに配属されたことについて聞かれると、「イオさんとは毎日パフォーマンスセンターでも会いますし、プライベートでもよく一緒にご飯に行ったりしてうれしいです」と明かした。 カイリは続けた。「私、ずっと今まで1年間一人だったので、プロレスの会話は全部英語になっちゃう。細かいことは頭の中で一人で考えるしかなかったんですけど、今イオさんが来て『あそここうしたら良かったのかな?』とかお互いの試合について意見交換できたり。それがすっごい私はうれしい」と喜びを爆発させていた。気心が知れたイオが移籍してきたことは、カイリにとってかなりプラスの出来事だったようだ。 試合での絡みについては「今後組むのか対立するのかまだ分からないですけど、どっちになっても、いいものを見せられるんじゃないかなと思います」と話す。「日本でいた時よりもお互いがパワーアップして、もっとすごいものを見せられるんじゃないかなと。(日本の女子プロレスの素晴らしさを世界に広めたい?)そうですね。やっぱ日本のプロレスの良さとアメリカのプロレスの良さのどっちもある。それをうまくミックスしていい感じにできたらいいなと思いますね」と今後の抱負を力強く語ってくれた。 大歓声に包まれながら第3試合の6人タッグマッチの赤コーナーサイドの3人目に入場したカイリは、堂々とした出で立ち。腰にはNXT女子王座のチャンピオンベルトが巻かれていた。試合ではパートナー2人の好アシストもあり、裏拳から、トップロープに上り、インセイン・エルボーでサラ・ローガンを沈めると3カウントが入り、完璧な勝利を収めた。見事に凱旋試合を務め上げ、試合後にはベルトを客席に掲げてアピール。そこには宝城カイリの姿はなかった。まさにスーパースター、カイリ・セインの姿だった。 今後の快進撃にも期待したい。取材・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月03日 20時00分
同時に農業も? 沖縄SV・高原直泰、ゼロからサッカーチーム創設の経緯を語る
サッカー元日本代表で、現在は沖縄SVで代表、監督、選手を務める高原直泰が2日放送のフジテレビ系『ジャンクSPORTS』に出演。チーム創設の経緯について語った。 「チームを作って行って、モデルケースみたいなものを作ってほしい」という沖縄県うるま市からの依頼をきっかけに、沖縄でのチーム作りを決意したという高原。「これからやりたい事全部できるな、面白れえな」と感じた彼は自分の住まいを売却し、土地勘の無い沖縄へ移住することとなった。 しかし、高原曰く当初のチームは「選手誰も決まってない、自分しかいない」状況であったという。そこで、高原は過去に自身とプレーしたことのある選手を中心に「一緒に沖縄行って、一緒にやってくんねえか」とスカウト活動を展開。これが功を奏し、チームは元Jリーガー4名を含む17人の選手を確保することに成功した。 その後、高原はボールや練習器具を全て自費で購入するなど環境作りにも腐心。こうした取り組みの甲斐あって、晴れてチームは2016年2月に始動した。ただ、高原はチームの現状について「(自腹で出したお金は)回収はまだ全然してないです。出ていく一方」と語っており、現在でも練習の傍らスポンサーへの営業へ足を運ぶ日々が続いているという。 また、番組内では「ただ自分が強いチームを作って上を目指しますっていうんじゃなくて、地域貢献・地域活性に少しでもつながるチームにしたい」という高原の思いの元、チームが農業に関わっていることも紹介されている。20年以上耕作放棄されていた土地を、地元の農家と共に開墾した高原や選手たち。現在はその土地でマンゴーやバナナといった作物を栽培して、クラウドファンディングの返礼品などに用いているという。 今回の放送を受け、ネット上には「高原思い切りよすぎて凄い」、「農業も同時にやってたのか」、「なんだかんだで楽しそう」といった声が寄せられている。地域に根ざしたチームの実現へ、高原の取り組みは今後もグラウンド内外で続いていく。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月03日 17時45分
オリックス宮内オーナー、来季の人事は「動きが取れなくなってから」
オリックスの宮内義彦オーナーが2日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対埼玉西武の23回戦を観戦に訪れた。オリックスが自力でのCS進出が消滅してから観戦に訪れるのは初めて。 試合は5対1でオリックスが勝利し、7点差をひっくり返す大逆転劇を演じた前日に続いて連勝した。最後まで試合を見届けた宮内オーナーは報道陣の前に姿を現わすと、連勝に関しては「結構です」と評価。シーズン終盤になり、3位と大差をつけられて4位になっている今シーズンについては、「まあ、毎年厳しいけどね」と苦笑い。気になる来季の構想に関しては、「ちょっと待ってください。今シーズンやっとるんやからね。来シーズンのことはどういうんかな。順位でも決定してね、もう動きが取れないという時に考えるんであって、それは今シーズン。来シーズンのこと全く考える必要ないと思うから。全力をあげてやってもらいたい」とし、順位が決まるまでは監督人事も含めて、来季の構想には着手しない意向を明らかにした。 宮内オーナーは1日の大逆転劇を例に出し、「きのう(1日)のような試合をする。あれもいかんが、8点入れられたらまずい(笑)。7点差か。入れられるのいかんけど、きのうの試合はああいう精神ね、最後まで諦めない。シーズンも最後まで諦めない、それでやってもらいたいと思いますね」と残り試合に期待を込めて球場を後にした。 オリックスは岡田彰布氏が2010年に監督に就任し、2012年シーズン終盤まで。森脇浩司氏が2012年シーズン終盤から監督代行となり、2013年に監督に就任すると2015年の6月上旬まで。福良淳一監督が2015年6月上旬から監督代行を務め、2016年からチーム初の生え抜き監督として監督に就任し、現在まで指揮を執っているが、今季の契約は1年契約で去就が注目を集めている。 一般的には、CS進出となる3位以内が続投ラインとされているが、チームの勝率は就任した2016年以降毎年上向いており、福良監督が中心となり育成した福良チルドレンも着実に成長しているだけに、最終的に3位以内にならなかった場合、その辺の評価も判断基準に影響を与えそうだ。 しかし、今はまだCS進出の可能性が残されている状況なだけに、チームには全力で3位を掴みに行くことで、監督の去就問題を一蹴するような連勝街道を築いてもらいたい。取材 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年09月03日 17時40分
体操パワハラ「塚原夫妻擁護」宮嶋泰子氏“協会ベッタリ”の経歴
体操女子の宮川紗江選手がパワハラを受けていた問題で、日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長と夫の塚原光男副会長が、直筆の署名入りで「直接謝罪させていただきたい」とコメントを発表した。 一時は宮川選手の告発を光男副会長が「全部ウソ」と切り捨てるなど、全面対決の様相を見せていたが、突然の謝罪コメントにネット上では“火消し工作疑惑”が広がっている。 「塚原夫婦は、当初こそ対決姿勢を見せていましたが、日大アメフト部やボクシング協会の問題に照らして、さすがに世論を味方に付けるのは難しいと思ったのでしょう。急きょ、謝罪を表明しました。しかし『まだ18歳という年齢であり、さらに将来を期待されている宮川紗江選手に対して、私たち2人の大人が与えてしまった影響は計り知れず、宮川紗江選手を深く傷つけてしまったことは許されるものではないと思っております。それは、取り返しのつかないことかもしれません』などと、あまりにも形式的な文面だったため、ネット上では『全く心のこもっていない謝罪だな』『とりあえず謝って、自分たちの進退問題をうやむやにしたいのでは』などと、批判されています」(スポーツ誌記者) 一方、この問題が発覚してから一貫して“塚原擁護”に徹してきたテレビ朝日のスポーツコメンテーター・宮嶋泰子氏が今後、どんな発言をするのかにも注目が集まっている。 「宮嶋氏は宮川選手の告発に対し『ちょっと思い込みが強いかなと感じていて。“きっとそうに違いない”、“私は感じました”というコメントがいっぱいありましたけど、本当にそうなのかって。今回、いろんなところで話が交わされていますけど、ほとんどが、多分、そうなんだろうという思い込みをベースにみんな話しているんですね。私は、真実、ファクトとか、これはこうだっていうものを少しづつ検証したいなと思っていろんな取材を今、続けています』と発言。宮川選手に距離を取りつつ塚原氏側に立ってコメントをしてきました。しかし、その後、自身が日本体操協会の下部組織・公益社団法人日本新体操連盟の理事に就任していたことや、ドキュメンタリー番組『塚原直也体操にかける親子』の企画ディレクターを担当していたことが発覚。『単なる身内擁護じゃないか!』と大ブーイングを浴びています。塚原夫婦が謝罪しても、決してたたくことはないでしょう」(同・記者) 宮嶋氏は2015年1月に定年でテレ朝を退職。その後も嘱託契約を結び、同局でスポーツコメンテーターとして仕事を続けている。スポーツ報道は特に公平性が求められることは、一線級の活躍をしてきた宮嶋氏が理解していないわけがない。 今後も身内擁護と捉えかねない発言を続けるようでは、自身の晩節を汚すことになりかねないだろう。
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スポーツ 2018年09月03日 17時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「大仁田厚」毀誉褒貶を顧みない“邪道”のプロレス哲学
昨年10月31日、正式に引退(7年ぶり通算7度目)しながらも、いまだ復帰を取り沙汰される大仁田厚。毀誉褒貶が激しいそのプロレス人生は、ファンの間でも評価の分かれるところであろう。 大仁田に対する評価は、人それぞれにより大きく分かれる。一挙手一投足に心酔する“大仁田信者”がいる一方、蛇蝎のごとく忌み嫌う者も少なくない。 ファンのみならずメディアなどの関係者の間でも、これは同様だ。「現場の記者からすると実にありがたい存在で、批判的な記事にもまず怒ることはないし、逆にこういうふうにしたら面白いんじゃないかと、提案までしてくれる。親分肌でいながら変に威張ることもなく、時にこちらを頼って甘えるようなかわいらしいところもあって、心情的に大仁田シンパの記者は多いですよ」(スポーツ紙記者) しかし、一方でキャップやデスクになると、スポーツ性に乏しい大仁田の記事は「紙面が汚れる」とこれを嫌がることになり、各所で「日本のプロレス界を衰退させた元凶」との声も聞かれる。 大仁田が旗揚げしたFMWの成功により、インディー市場が開かれたことで、現在、日本には100を超えるプロレス団体が存在するともいわれる。だが、そうなると当然、業界全体におけるレベルの低下は避けられない。 「大仁田にできるなら俺だって」と独立する選手が増えたことは、メジャー団体の力を削ぐことになった。 しかし、その反面でプロレスの裾野を広げたとの評価もある。電流爆破など過去に例を見ない新奇なデスマッチ形式を生み出したことで、新たなファン層をつかみ、ハードコア・スタイルとしてアメリカマット界にまで影響を与えることになった。 闘龍門出身のオカダ・カズチカやDDT出身の飯伏幸太ら、今をときめくトップスターも、大仁田以後のインディー団体が活況を呈していなければ、現在のように日の目を見ていたかどうかは分からない。 さらに、レスラー間における大仁田の評価となると、単に好き嫌いにとどまらず、互いのプロレス哲学までもが絡んだ話になってくる。“プロレス=八百長”という世間の目に反発してきたUWF勢にとって、闘いよりも刺激や話題性を優先する大仁田のスタイルは目に余るものがあった。 高田延彦などは「大仁田なんて同業者とは思っていない」「ああいうのがいるから一生懸命やってる人たちがプライドを持てなくなる」と、かつて雑誌のインタビューで罵倒している。 FMWの旗揚げ当初、先に成功していたUWFを意識して格闘技路線を掲げたことも、嫌悪の理由であろう(FMWの「M」はマーシャルアーツ=格闘技の意味)。 しかし、同じUWF系でも船木誠勝などは大仁田を受け入れ、リングで肌を合わせている。 「いわゆる真剣勝負を求めてパンクラスを立ち上げた船木が、大仁田と電流爆破マッチで闘ったことには驚かされました(2016年と翌年に2度闘って1勝1敗)。ヒクソン・グレイシー戦後にさまざまな経験をして、人間が丸くなったということでしょう」(プロレスライター)★大仁田に対する猪木の“拒否感” また、大仁田は、新日本プロレス時代に一度もフォール負けしたことがなかった初代タイガーマスク(佐山聡)から、タッグマッチながらピンフォール勝ちを収めている。 プロレスを舐められることが大嫌いな佐山からすると、大仁田とは水と油になりそうなものだが、どこかで認める部分があるのだろう。「プロレスと並行して武道を追求する佐山もそうですが、プロレスと他競技をまったく別の物と捉えている人の方が、大仁田のパフォーマンスや集客力、知名度を評価しているように見えますね」(同) プロレスにおける痛みや強弱、善悪などを過度にデフォルメする大仁田の手法を「まさにプロレス的で面白い」と受け取るか、「プロレスを馬鹿にしている」と捉えるかの違いとも言えようか。 “プロレス最強”を唱えてきたアントニオ猪木が、大仁田を激しく嫌うのも、そうしたところから来ているのかもしれない。 「基本的に誰でもウエルカムな人なのに、大みそかの猪木祭への大仁田の参戦要求だけは、かたくなに受け入れなかった。長州力戦へ向けての新日参戦の際も強硬に反対したようですし、その拒否感たるや相当なものです」(同) 大仁田と、これを激しく嫌う高田と猪木。3人にはいずれも国会議員を目指したという共通点がある。 また、この3人はプロレスラーとしてだけでなく、大仁田と高田はタレントとして、猪木は事業家として一般社会から認められたいという承認欲求が強いという面でも似ている。そういう意味では同族嫌悪というところもありそうだ。大仁田厚***************************************PROFILE●1957年10月25日、長崎県長崎市出身。身長181㎝、体重100㎏(全盛時)。得意技/サンダー・ファイヤー・パワーボム。ノータッチ・ヘッドバット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年09月03日 17時15分
【DeNA】甲子園で痛い連敗も…CSへ「最後のピース」大和がハマる!
☆雨に泣いた初戦 本拠地のドラゴンズ戦を勝ち越し、最下位を脱し、3年連続のCSに向けて敵地甲子園に乗り込んだベイスターズ。いい流れで挑んだ金曜日の初戦、4-1とリードしていながらのノーゲームで、一気にムードがしぼんでしまった感があり、そのまま土日のゲームを落としてしまったが、終盤の戦いにおいて、あえてキーマンに挙げたい男がいる。☆期待ほど輝けなかった前半戦 その名は昨年のオフ、阪神タイガースからFAでベイスターズに移籍してきた大和だ。ラミレス監督からは「優勝するための最後のピースを手に入れた」と評された。しかし、開幕戦の最初のショートゴロをエラーするなど、ゴールデングラブも受賞している守備のスペシャリストとしてはあり得ない、本人も「しょうもないミス」と表現するようなイージーなミスが目立ち、5月半ばまでに7失策とリーグワーストを記録してしまう。確かにさすがと唸らせるプレーもあるものの、悪い印象の方が目立ってしまっていた。打撃も得点圏打率は高いが、相対的には不調が続き、昨年から転向していたスイッチヒッターを開幕早々の4月8日に諦め、右打ち一本に専念するなど、試行錯誤が続いていた。歯車が狂い始めると悪い事も起こるのか、6月12日の試合前の練習中に頭部に打球が直撃し救急車で緊急搬送される。幸い大事には至らなかったが、7月5日には左脇腹痛で登録抹消。ここまで68試合出場で、打率.204と期待には程遠い数字。ここからという時に、チームにも本人にも悔しい離脱となってしまった。☆復帰後の躍動 抹消の際、ラミレス監督は「10日で治して来るだろう」とコメントしていたが、実際、再登録されたのは8月4日。翌日にはショートではなくセカンドでスタメン出場。すると8月はノーヒットに終わった日が4試合のみ、マルチヒット以上が8試合と打ちまくった。ポジションもセカンド、ショートの他にもセンターでも起用され、前半戦は別人ではないかと思われるほど、全てのポジションを高いレベルでこなしている。さらに、打順もお盆明けからは好調を買われ、トップバッターの重責を担うまでになった。最終的に8月は.395と高打率をマークし、通算4本目のホームランもかっ飛ばした。ワンアウト3塁、相手守備陣形が通常のケースで、ショートゴロを転がして点を取るなどのケースバッティングも優れ、下位でもがき苦しむチームの中、ベテランが獅子奮迅の活躍を見せている。 事実上、優勝は厳しい状況に置かれているベイスターズ。指揮官はターゲットとして2位を狙いに定めている。去年、日本シリーズにまで上り詰めただけに、最低でもCS進出は果たしたいところ。今年は序盤からなかなか噛み合わない歯車が、ぴったりハマるための「最後のピース」が、終盤戦に暴れ回る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月01日 06時15分
オリックス“太陽の逸材”山岡泰輔3連勝で、自力CS進出消滅の危機を救った!
オリックス 6-1 北海道日本ハム(19回戦)※オリックス9勝10敗▽30日 京セラドーム大阪 観衆22,263人 オリックスが自力CS進出消滅の危機を“太陽の逸材”山岡泰輔の好投で切り抜けた。 負ければ自力でのCS進出が消滅する大切な試合の先発マウンドを託された山岡は、初回、先頭の浅間大基に四球で出塁を許すと、中田翔にタイムリーを打たれあっさり先制点を奪われてしまう。しかしその裏、オリックス打線が日本ハム先発の村田透を捕らえて、ロメロの犠牲フライで同点に追いつくと、中島宏之と安達了一が連続タイムリーを放ち2点勝ち越す。 味方の援護点でリズムを掴んだ山岡は、2回以降立ち直り、5回裏には日本ハムのミスも絡んでさらに3点の援護点が加わったことで、完投ペースかと思われたが、7回に2死満塁のピンチを迎えたところで、福良淳一監督はこれが今月17試合目と月間登板試合球団最多タイ記録となる山田修義にスイッチ。山田は今シーズンの武器としているカットボール気味の外角のスライダーで、西川遥輝をセカンドゴロに打ち取り無失点に。8回は2014年の輝きを取り戻している比嘉幹貴が、9回は近藤大亮が宮崎サンマリンのリベンジを果たし無失点リレー。打線も中島の4安打を含む11安打6得点で勝利を収めた。 先発に復帰してから3連勝となる山岡は「初回バタバタしたけど、長い回を投げられて良かった。(中継ぎでは)すごくいい経験をさせてもらった。中継ぎ陣の気持ちとか、先発に活かせる点をかなり盗んできたと思う」とコメント。福良監督も「山岡は立ち上がりだけ。2回からは真っ直ぐも走ってたし、コントロールも良かった。(課題だった)セット(ポジション)でも良かった」と山岡を評価。4安打の活躍を見せた中島に関しては「バッティングの状態はいいですからね。足が心配というだけで。いいところで打ってくれました」と称賛。最後は球団新ならびにプロ野球タイ記録の18試合まであと1試合と迫った山田について、「せっかくのチャンスなんで明日も投げさせたいと思います」と笑顔で語ると、「明日も取りにいきます」と31日からの首位、西武との3連戦に向けて気持ちを切り替えていた。 この試合では逃れることができたが、シーズンも終盤に入り、下位にいるオリックスにとって、自力CS進出消滅の危機はこれから毎試合のように襲って来る。特に上位のチームに敗れるとCS進出の可能性はどんどん低くなってしまうので、31日からの西武3連戦は最低でも勝ち越したいところ。 オリックスはディクソン、西武はエースの菊池雄星が予告先発として発表されている。文・写真 / どら増田、垪和さえ
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K-1 ベルナール・アッカ、リング復帰の裏事情
2008年06月19日 15時00分
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スポーツ
野村克也氏 楽天監督続投説急浮上の背景
2008年06月18日 15時00分
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スポーツ
鈴木みのる20周年興行 死闘で友情再確認 みのると高山善廣タッグ復活へ
2008年06月18日 15時00分
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スポーツ
ノア 平柳玄藩が白GHC挑戦に向け、落書きデモ敢行
2008年06月18日 15時00分
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スポーツ
DREAM 桜庭和志のタイトル戦線離脱で浮上。秋山成勲VS田村潔司の次期エース争い
2008年06月17日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス IWGPヘビー級挑戦決定の中西学が不敵な侵攻予告
2008年06月17日 15時00分
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スポーツ
鈴木みのる20周年記念興行 みのると高山善廣が運命の再会マッチ
2008年06月17日 15時00分
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スポーツ
DREAM 桜庭和志の復帰戦に4大ドリームマッチ浮上
2008年06月16日 15時00分
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スポーツ
DREAM 青木真也がエース襲名宣言
2008年06月16日 15時00分
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スポーツ
DREAM 所英男、苦戦の裏に減量苦
2008年06月16日 15時00分
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スポーツ
DREAM ムサシ マヌーフ戦を熱望
2008年06月16日 15時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分