スポーツ
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スポーツ 2018年09月15日 17時00分
プロ野球「敗戦処理」 「物が違う」金足農業・吉田、大阪桐蔭・根尾 ドラフト情報第2弾
野球の国際大会、第12回U-18アジア選手権が9月3日に始まった。大会を戦うU-18日本代表には、ドラフト1位候補の高校球児が一堂に集まっているが、レベルの高い選手同士の比較がされているからだろうか、夏の甲子園の主役、金足農業高(秋田)の吉田輝星投手への評価にも微妙な変化が…。 吉田投手からラブコールを受けた巨人は8月30日にスカウト会議を開き、甲子園大会に関する調査結果をまとめている。「岡崎郁スカウト部長が会議後、記者団に囲まれました。高評価しているのは間違いありませんが、吉田投手の進路が未定であることを理由に『何も言えない』とはぐらかしました」(スポーツ紙記者) 奇しくも、同日の大阪では、阪神が定例のオーナー報告会を催していた。しかし、同会合では営業成績の話に終始していたという。「ドラフトの議題は意図的に避けた」というのが、周囲の一致した意見だ。「巨人、阪神とも夏の甲子園大会を経て、当初の指名順位に関する予定が狂い始めたんです。両球団とも即戦力の大学生投手を1位指名し、3位あたりから高校生投手を補強していく予定でした。そんな中、巨人は競合覚悟で吉田君を1位指名するべきか、もし抽選で敗れた時の外れ1位は誰を指名すべきかで揺れています。即戦力投手もハイレベルな高校球児も、残っていないだろうと予想しているからです」(球界関係者) 12球団のスカウトはU-18の合同練習や壮行試合も視察したが、そこで「改めて」評価を高めた選手がいた。それが大阪桐蔭の根尾昂内野手(18)だ。 投手、遊撃手、外野をこなし、走攻守すべてにおいて群を抜く。今夏の甲子園での打撃成績は4割2分9厘。これまでも高く評価されてきたが「やっぱり、物が違う」と、各スカウトはため息まじりに語っていた。“細マッチョ”であることが分かったこともあるが、「改めて」と表現されるのにはワケがあった。「府大会などで、投手起用されましたが、『二刀流は無理』との判断がされました。低めに2球続けて威力のあるボールを投げられないからです。日本ハムが『救援限定の二刀流』と言ったみたいですが、リップサービスでしょう」(同) プロ志望届の提出期限は、10月21日。吉田投手は進学を約束したとされる八戸学院大側とも話をしなければならないため、ギリギリまで結論を出せない。指名後の交渉を円滑に進めたいスカウトは、吉田投手の返事待ちが遅れ、他選手指名に切り換えた場合、誠意を疑われてしまう。つまり大半の球団が根尾内野手に切り換えてくる可能性が高い。「高岡商(富山)の左腕、山田龍聖も評価を上げました。攻撃的な投球は吉田に匹敵します」(在京スカウト) 甲子園で881球を投げた代償が懸念されたが、8月31日の壮行試合に投げたことで、巨人はスタミナの項目に二重丸を付けたという。 吉田評において慎重なのは、「ギリギリまで進路表明を保留し、他球団を撤収させる作戦で、それを見破られないため」との声もあるという。
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スポーツ 2018年09月14日 21時15分
新日本9.17別府の試合順を巡り、内藤哲也が「タイトル戦がセミなのはおかしい」と異議
新日本プロレス『Road to DESTRUCTION』▽13日 大阪市中央体育館・サブアリーナ(丸善インテックアリーナ大阪) 観衆 1,209人(札止め) 新日本プロレスが17日に開催するビッグマッチ『DESTRUCTION in BEPPU』(大分・別府ビーコンプラザ)のメインイベントで、スペシャルシングルマッチとして、内藤哲也が鈴木軍の大将・鈴木みのるとシングルマッチを行う。 ただ、試合の順番をめぐってひと悶着が起きている。タイトルマッチのNEVER無差別級選手権試合(王者の後藤洋央紀にタイチが挑戦)がセミファイナルで、ノンタイトルマッチの内藤対みのるがメインに組まれたことに対して、内藤は「NEVER無差別級選手権試合がセミファイナルで、スペシャルシングルマッチがメインイベントなのはおかしい。入れ替えるべき。そこを彼らはどう思っているのか?」と対戦相手のみのる、セミでタイトル戦を行う後藤、タイチに対して疑問を投げかけ、試合順を決定した会社に異議申し立てをしている。 そもそも、G1最終日の8.12日本武道館大会でのみのるのアピールがキッカケで、強引な形で決まった今回のシングル対決に関して、内藤は納得していないフシがある。 これまで、みのるは「新日本の宝を全部奪う」をテーマに新日本が管轄するタイトルに狙いを定めてきた。みのるはNEVER無差別級王座、IWGPインターコンチネンタル王座と、狙ったベルトは獲得し続けた。残るはなかなか獲れないIWGPヘビー級王座のみ。しかし、今回の標的をタイトルのない内藤に定めたのはなぜだろうか。今年1月5日の後楽園ホール大会でIWGPヘビー級王座奪還に失敗した直後にクリス・ジェリコが「布石を打っておく」ために内藤を襲撃したのとは違う理由があるように思える。 こうした背景から見ても、内藤の試合順に対するアピールは、狙いが分からない鈴木軍の様子をうかがう意味があるのは明らか。内藤のアピールに反応しているのはタイチだけで、後藤は黙殺。みのるに至っては連日に渡って報道陣を怒鳴りつけ、ヤングライオン(若手)に八つ当たりをし続けているだけで、明確な返答は避けている。やはり、みのるの頭の中には何らかの考えがあるのだろう。 現在の新日本内の各ユニットはCHAOSがジェイ・ホワイトという異端児を抱える。バレットクラブも、2派に分かれて抗争中。反体制派ユニットで盤石の結束力を誇っているのは、内藤率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと、みのる率いる鈴木軍の2つだけという状況だ。そんなユニットの大将対決から何が生まれるのか?そして試合順はどうなるのか?試合当日まで両者による主導権争いは続くのは間違いない。取材・写真・文 / どら増田
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スポーツ 2018年09月14日 17時45分
高橋監督「続投」で詰め腹を切らされるコーチは…
ヨシノブは続投、詰め腹を切らされるのは周りの一軍コーチ陣ということになりそうだ。 去る9月12日、都内で12球団オーナー会議が開かれた。その会場を後にする山口寿一巨人オーナーが報道陣に囲まれた。「大半のオーナーがその球団担当記者に囲まれていました。どの球団担当記者も聞きたいことは一つ。監督の人事ですよ」(ベテラン記者) 高橋由伸監督(43)は3年契約の最終年である。シーズン半ばに優勝戦線から脱落し、Aクラス入りも確実になっていない以上、契約延長も怪しまれていたが、山口オーナーは淡々とした口調でこう切り返した。「いろいろ誤算もあって、チームの状態が必ずしも望んでいた状態ではないが、私としては評価をしています」 誤算とは故障者の続出。キャンプ中から若手を起用していくビジョンを明かし、それを貫いている点を評価しているという。 一般論として、監督交代の方向で傾いている球団のオーナーははぐらかすか、答えない。もっとも、その反対もあるわけだが、読売グループのドン、渡辺恒雄氏も球宴休み中の中間報告の後、ヨシノブ采配を評価するコメントを発している。「続投」で、ほぼ間違いないだろう。「成績不振のチームが監督続投を選択する場合、ヘッドコーチ以下主要コーチが詰め腹を切らされます」(前出・同) 高橋監督の指揮官就任は“緊急登板”だったと言っていい。目ぼしい後任が見当たらず、まだ現役だった高橋監督を半ば強引に指揮官に据えた経緯もある。読売グループはできる限り、高橋監督を守っていくという気持ちが強いのではないだろうか。「今季の敗因は投手陣の崩壊です。リリーフ陣が不安定なので逆転負けされるケースが多く、補強も投手中心になると思われます」(プロ野球解説者) ということは、斎藤雅樹・投手総合コーチがやり玉に挙げられるわけか。しかし、斎藤コーチの処遇に関しては、こんな見方もされている。「二軍降格かな。あくまでも推測ですが、川相昌弘二軍監督を参謀役とし、斎藤コーチが入れ代わって二軍指揮官にまた戻るのかもしれません。斎藤コーチは後任候補の一人ですし、低迷の続く高橋政権から遠ざけたとの見方もできます」(球界関係者) フリーの巨人OBの中にも監督適任者はいる。DeNAを再建させた中畑清氏、ファン待望の松井秀喜氏、実績十分の原辰徳氏などがそうだ。前任者の最終イヤーから数えて、巨人は4年連続で優勝を逃した計算になる。これは球団ワーストタイだ。また、2リーグ制以降、監督個人の成績で見ると、3年連続で優勝を逃した指揮官はONと高橋監督だけである。「ONの退き方で失敗したからですよ。王貞治氏はホークスに行った切りで帰って来ない。長嶋茂雄氏を呼び戻すのに10年以上掛かってしまいました。高橋監督との今後の関係を考え、高橋監督で優勝すべきと考えたのでしょう」(前出・球界関係者) 詰め腹を切らされるコーチはほかにもいる。後任コーチだが、現役引退を表明した杉内俊哉、村田修一両氏の入閣も噂されている。巨人はFAで獲得した選手と終身雇用の約束を交わしたとも聞くが、その通りだとすれば、長期低迷の理由はこのあたりにもありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月14日 17時15分
幕内白熱の一方で...十両筆頭・安美錦と幕下筆頭・豊ノ島が“返り咲き”へ奮闘中
9日に初日を迎えた大相撲9月場所。13日に5日目の取組が行われたことにより、早くも全日程の3分の1を消化した。 気になる賜杯の行方だが、5日目終了時点では5勝0敗が7人(鶴竜、白鵬、稀勢の里、高安、御嶽海、北勝富士、嘉風)、4勝1敗が4人(豪栄道、朝乃山、佐田の海、竜電)、そして3勝2敗が8人(栃ノ心、阿炎、妙義龍、松鳳山、琴奨菊、錦木、貴ノ岩、千代翔馬)という状況となっている。 カド番の栃ノ心の成績が気になるところではあるが、上位陣が順当に白星を重ねているここまでの9月場所。各力士の成績がここからどのように推移していくのか、6日目以降も目が離せないところだ。 一方、幕内の熱に負けじと、ここまで奮闘を続けている力士もいる。それが西十両筆頭の安美錦と、西幕下筆頭の豊ノ島だ。 来月3日に40歳を迎える大ベテランの安美錦は、荒鷲(東十両筆頭)、矢後(西十両2枚目)、明生(東十両2枚目)を破り初日から3連勝。大翔鵬(東十両3枚目)と相対した4日目は引き落としで敗れたものの、それを引きずることなく5日目は明瀬山(西十両3枚目)を下している。 通算15場所で三役に在位し、三賞も合計12回獲得するなど実績十分の安美錦。今年の5月場所以来3場所ぶりの、そして自身の記録を更新する史上最高齢での再入幕へ向け、視界は良好といって差し支えは無いだろう。 一方、こちらも35歳とベテランの域に入る豊ノ島も、希善龍(東幕下筆頭)、豊響(東幕下3枚目)、友風(西幕下4枚目)を下し初日から3連勝。幕下の取組は全7番のため、早くも勝ち越しにリーチをかけている状況だ。 2016年7月場所前に左アキレス腱断裂の大怪我に見舞われ、以降は幕下の地位に甘んじてきた豊ノ島。悲願の関取復帰は目前なだけに、残る4番も気合の入った相撲を披露してくれることだろう。 それぞれの“返り咲き”に向け、歩みを進める2人のベテラン。その結末が果たしてどのようなものとなるのか、今後も要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月14日 17時00分
秋場所で大関取りに挑む御嶽海 稽古惨敗でも余裕の“オレ流”
相撲界の“オレ流”が、どこまで通じるか。 大相撲秋場所が、東京の両国国技館で始まった。注目は、何といっても8場所連続休場していた横綱稀勢の里(32)だ。先場所前に休場を発表したときは、退路を断って臨むと宣言した。「来場所はすべてを賭ける。(ダメだったら引退するという)覚悟はある」 初日こそ237日ぶりの白星を飾理その後5連勝だが、千秋楽までもつのか不安視されている。 もう1人、同じく白星発進ながら心配な男がいる。先場所、平成生まれの日本出身力士としては初めて優勝。大関取りに挑む関脇御嶽海(25)だ。先場所は13勝2敗の成績。 「星数が多いに越したことはないが、内容が問われる」 阿武松審判部長(元関脇益荒雄)はこのように話したが、11勝以上であれば新大関誕生は決定的と言える。先場所、3横綱1大関休場という願ってもない追い風を活かして手にしたチャンス。周囲の期待も大きい。 まさに真価が問われている今場所の御嶽海だが、場所前は心配なことばかり。先場所、初優勝を決めたとき、秋場所の大関取りについて聞かれると、御嶽海はこう言って笑った。「まだ場所が終わったばかりじゃないですか。今はゆっくり休みたい」 ところが、その直後だけでなく、ずっと休みっ放し。7月末から8月にかけて行われた夏巡業でも、稀勢の里らが目の色変えて稽古するのを尻目に、まさにマイペース。およそ1カ月の巡業中、申し合いに参加したのは数えるほどだった。 8月31日の稽古総見でも、平幕の輝に1勝2敗と負け越したほか、白鵬、鶴竜、栃ノ心らと対戦して1勝13敗と大惨敗している。「あんなもんじゃないですか。いつも通りですよ」 本人はケロリとしていたが、八角理事長(元横綱北勝海)は、苦り切った顔でこう吐き捨てた。「上にあがるんだ、という気迫が見られない。もっとガツガツいかないと」 その後も手の内はほどんど見せずじまい。あくまでも「稽古は稽古、ケガでもしたらなんにもならない」という思いが、この御嶽海の手抜き稽古の背景にはあるようだ。 とはいえ、「稽古場でできないことが本場所でできるワケがない」という冷ややかな意見も多い。 そんな“御嶽海流”が初日からこれまた5連勝、どんな結果を生むか。大相撲関係者は、大関取りとは別の視点でも注目している。
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スポーツ 2018年09月14日 06時15分
いよいよ射程圏内へ 首位西武と2位ソフトバンクのゲーム差が「3」に
射程圏内に入ったといって、差し支えはないだろう。 12日に行われたプロ野球5試合。パ・リーグ首位の西武が敗北し、2位のソフトバンクが勝利したことにより、そのゲーム差は「3」まで縮まった。 3連勝中のソフトバンクは、6位楽天と対戦。1回表に柳田悠岐のタイムリーで幸先よく1点を先制すると、その後は柳田(ソロ)、甲斐拓也(2ラン)、長谷川勇也(2ラン)にホームランが飛び出すなど打線が好調。15安打13得点の猛攻で、今季最後の楽天戦を13‐2の勝利で締めくくった。 首位堅持のため負けられない西武は、4位オリックスとこちらも今季最後の対決。しかし、前日に10安打7得点を記録した自慢の打線が、この日は4安打無得点と完全に沈黙。投手陣もステフェン・ロメロ(ソロ)、吉田正尚(ソロ)に一発を浴びるなど16安打7失点と打ち込まれ、0‐7で痛恨の黒星を喫してしまった。 先月11日時点では、「11.5」もの大差がついていた両チーム。しかし、そこから西武が「12勝12敗1分」と貯金を増やせない一方で、ソフトバンクは「21勝4敗」という驚異的な猛追を披露。みるみるうちにゲーム差がなくなり、とうとうその数字は「3」にまで縮小した。 優勝争いが白熱の様相を呈し始めたことを受け、ネット上には「ソフトバンクの逆転あるかも」、「3ゲームまで縮んだし、これは直接対決次第だな」、「面白すぎて目が離せん」といったコメントが寄せられている。10年ぶりの優勝を目指す西武が逃げ切るのか、それとも大逆転でソフトバンクが2連覇を達成するのか。ファンの興味は尽きないことだろう。 メットライフドームを舞台に、15日から3連戦を戦う両チーム。お互いの意地がぶつかりあうこのカードは、3戦とも大きな注目を集めることは間違いない。 ちなみに、西武に関しては、その前日の14日に楽天との試合が組まれている。勝利でゲーム差を「3.5」としておけば、最悪3連敗でも首位を維持できるため、こちらも必ずものにしたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月14日 06時00分
このタイミングは偶然? またしてもスポーツ界に勃発したパワハラ問題
筆者に限らず、「また?」という印象を抱いた人も多いかもしれない。 日本のウエイトリフティングを代表する団体である「日本ウエイトリフティング協会」。この団体の会長を2016年9月から務めている三宅義行氏が、パワハラを行っていたのではないかということが一部メディアによって報じられた。 報道内容によると、今回の一件は今月1日に開かれた協会の常務理事会で発覚。会議に参加していた理事の1人が、三宅氏に対する告発文の存在を明らかにしたことがきっかけであったという。とある女子選手によって、数年前に提出されたこの告発文には、当該選手が三宅氏から受けた数々の仕打ちが記載されているとのことだ。 また、その後の各メディアによる続報では、2015年夏に当時副会長の三宅氏、当時の専務理事、当該選手の指導者、所属先の社長の4人で話し合い、三宅氏が謝罪の意を示したということも伝えられている。一見すると決着がついているようにも思われるが、これに関しても「パワハラを隠蔽したのでは」という指摘がされている。 1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得するなどの実績を誇り、現役引退後は自身の娘である三宅宏実を2012年ロンドン五輪(銀メダル)、2016年リオ五輪(銅メダル)の2大会でメダルに導いた三宅氏。その“重鎮”に浮上した疑惑を受け、協会側は今後の調査を検討する方針を示している。 アメフト、レスリング、ボクシング、体操といった競技でパワハラ問題が勃発している昨今のスポーツ界。こうした流れもあってか、今回の一件を受けたネット上には、批判や疑問の声と共に「ニュースつけるたびにパワハラ問題のことばっかで飽きた」、「次はどのスポーツですか?」、「もう日本のスポーツ界なんなの」といった辟易のコメントも少なからず見受けられている。 2年後の2020年に、スポーツの祭典である東京オリンピック・パラリンピックを控えている日本。しかし、肝心のスポーツ界がこんな調子では、先が思いやられるばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月13日 17時45分
【DeNA】遅れて登場!“ハマのカブレラ”細川成也が今年も秋風を熱風に変える!
☆2年目のジンクス 細川成也。2016年ドラフト5位指名の2年目外野手。昨年のシーズン終盤の10月に一軍昇格し、高卒新人としてプロ野球史上初となる“初出場2戦連続ホームラン”の離れ業をやってのけ、勢いそのままにCSでもタイムリーヒットを放つなど大活躍。今シーズンは更なる飛躍を期待され、キャンプでも一軍に残るも、調子が上がらず不振に陥り、シーズンインしてからのファームの試合でも、バットにボールが当たらない状況に。一軍からお呼びがかかるどころか、ファームでもゲームに出られない日々が続いた。☆9月に開眼 ファームでじっくりと調整を続け、9月の日本ハム戦で2試合連続のバックスクリーン弾を放って見せる。すると、9月11日に遂に念願の一軍昇格し、即スタメン起用される「ラミレスマジック」の期待に応え、今季初打席で先制のタイムリーヒットをセンター前に放つ。これが勝利打点となり、難攻不落のカープ・ジョンソンに久々の土をつけた。 翌日の試合もカープ先発九里の低めの変化球をすくい上げ、バットの先ながらもレフトスタンドへ運ぶ豪快弾をかっ飛ばし、先制点を挙げた。その後の打席でも、2アウト1‐2塁のチャンスで、フルカウントから低めの変化球を見極めフォアボールを奪いチャンスを広げる役目を果たす。守備でもセンターに入り、難しい詰まった打球を捕球寸前のところまで喰らい付くなど、チームに貢献したい気持ちも見られた。残念ながら勝利には結びつかなかったものの、「大物」感漂う内容だった。☆右の大砲 ベイスターズは前身のホエールズ時代から、右の大砲がチームの顔になることが多い。古くはホエールズ時代の桑田武、松原誠、“オバQ”田代富雄などがいる。ベイスターズになってからは多村仁、先日引退を発表した“男”村田修一、その後輩でバットを豪快に投げる“歌舞伎投げ”の吉村裕基ら、大勢の大物がいる。右の大砲の遺伝子を継ぐ、弱冠20歳の細川のフルスイングで、大混戦のCS争いを制する一発を期待せずにはいられない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月13日 17時15分
オリックス東明大貴「攻めのピッチング」に打線も奮起、今季最後の神戸で獅子粉砕!
オリックス 7-0 埼玉西武(25回戦)※オリックス9勝14敗2分け▽12日 ほっともっとフィールド神戸 観衆 15,491人 オリックス東明大貴の“天然マイク”が帰ってきた! 2016年3月31日以来、実に896日振りの勝利を手に入れた東明は、久々にヒーローインタビューに登場すると、開口一番「勝てて良かったです!」と実感のこもった声で喜びを表現した。かつて東明のヒーローインタビューといえば“天然マイク”が話題となっていたが、「ファンの皆さんに忘れられてると思ってたんですけど…」と自虐的に語るとスタンドから「お帰り!」との声が飛び、「お久しぶりです!」と切り返しスタンドは大爆笑。“天然マイク”の復活に神戸のファンは酔いしれた。 きのうの試合まで33イニング連続無得点だったオリックス打線に福良淳一監督も「何とか打ってもらわないと」とボヤいていたが、4回2死の場面で西武の先発、榎田大樹から、打撃好調の宗佑磨が二塁打を放つと、光GENJIの『パラダイス銀河』が流れる中、若月健矢がバッターボックスへ。若月は「しゃかりきコロンブスに行きました」と『パラダイス銀河』の歌詞にかけて話していたが、前進守備の右中間を破るタイムリー三塁打で、37イニング振りの得点が入り先制する。 福良監督は「若い宗、若月がよく打ってくれた。あの1点でみんなも楽になったんやないですか」と評価していたが、5回にはロメロに21号ソロ、吉田正尚に22号ソロと大砲2人にも一発が飛び出し、二塁手の“クールなルーキー”福田周平がファインプレーを連発するなど、攻守にわたって若い力が活躍。 東明は「肘の状況も心配だったし、中5日ということを配慮して」(福良監督)5回で降板したが、東明の持ち味であり、ルーキーイヤーから自身が掲げている「攻めのピッチング」で、強力西武打線を相手に89球、3安打、1四球、無失点の好投。2シーズン振りの勝利を中継ぎ陣に託すと、6回から山田修義、岸田護、吉田一将、山本由伸、澤田圭佑が無失点リレー。“神童”由伸はカットボールが151キロを計測するなど、久々の登板ながらさらなる成長の跡を見せている。打線も今季最多となる16安打を記録。3試合連続完封負けのうっ憤を晴らし、ほっと神戸での今シーズン最終戦を東明の今シーズン4試合にして初勝利という最高の形で締めてみせた。 前日とは別チームのような試合運びを見せたチームに、福良監督は「良かったです。ホントに」と満面の笑顔。続けて、「何とか東明に勝ちをつけてあげたかった。東明は攻めのピッチングができていたし、素晴らしかったですね。ここまで苦しかったと思うけど、ここからだと思います」と896日振りの勝利をあげた東明に労いの言葉と今後に向けたエールを送った。東明も「最後まで自分のピッチングを見せます」と故障組が復帰しても、最後まで先発ローテを譲らない思いだ。 「今日のようなゲームができれば、いい勝負ができると思う」 14日から札幌ドームで9.5ゲーム差の3位日本ハムと4連戦を行う。ここでは由伸と同級生の高卒2年目、榊原翼が初先発を予定しており、オリックスにとっては今シーズン最後の意地の見せどころとなるだろう。今シーズン神戸での戦績は4勝7敗(誤審試合の1敗を含む)と大きく負け越してしまったが、最終戦はチームもファンも笑顔で終わることができた。見事に復活勝利を収めた東明大貴に感謝したい。文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年09月13日 06時15分
元メジャーリーガーの選択「プロ野球よりもアマチュア」
プロアマ間の交流が発展したからか、それとも、プロ側の人材流出か…。 千葉ロッテ、メジャーリーグ・メッツなどで活躍した小宮山悟氏(52)が来季から母校の早稲田大学野球部の監督に就任する。現監督が今秋のリーグ戦で任期を終えるため、同OB会・稲門倶楽部から小宮山氏の推薦があった。学校側も「小宮山氏が来てくれるのなら」と快諾し、満場一致で決定した。「早稲田の野球部の歴史をひもとくと、プロ野球経験者(森茂雄氏=故人、後楽園イーグルス選手兼監督)が監督を務めた時代もありましたが、メジャーリーグ経験者が指揮を執るのは初めてです」(スポーツ紙記者) 話題性だけではない。小宮山氏の卓越した野球理論は野球中継でもお馴染みだ。「将来はマリーンズの監督に」と言うロッテファンも少なくなかった。ロッテは井口資仁監督が指揮を執り始めたばかりだ。「監督・小宮山」の誕生はまだ先の話と解釈されていた。 「6月に早大側が小宮山氏と接触し、意志確認をしたそうです。また、今の時期は次年度のプロ野球中継の解説契約を更新するので、在野の解説者が現場復帰するか否かが分かるんです。小宮山氏はいろいろと勘繰られるのを嫌って、大学側と発表の時期を調整していました」(前出・同) ロッテ側も内々に“早大帰還”を聞かされていたようだ。将来の監督候補を流出したショックよりもエールのほうが多く聞かれた。しかし、こんな声も聞かれた。「小宮山氏が古巣ロッテにこだわらないのであれば、監督、コーチに招聘したいと思うプロ野球球団は少なくなかったはず。他球団がこれまでオファーを出さなかったのは、ロッテに遠慮していたからです」(プロ野球解説者) 2011年から4年間だが、早大でコーチ指導していた。また、02年オフに話は遡るが、ニューヨークメッツを解雇された小宮山氏は、「1年間の浪人生活」を選択した。プロ野球に復帰するための浪人だが、単なる充電期間ではなかったのだ。早大時代の恩師に当たる石井連蔵元監督(故人)が「時間と経済的な余裕があるうちに学び直せ」とアドバイスを送り、その間、小宮山氏は早大のスポーツ科学研究科にも通っていた。復帰のための練習、解説、そして“学生”。のちにロッテに再入団できたが、復帰後しばらくは“学生選手”として、週に一度、研究室に顔を出していたのである。こうしたグラウンド外の活動を聞くと、かなり濃密な野球人生を送っていたことが分かる。また、そんな充実感を与えたのも早大ということになる。「小宮山氏はどちらかといえば、バレンタイン元監督の影響を強く受けた選手と位置づけられています。現ロッテはバレンタイン氏との関係は希薄なので、井口が先に監督に選ばれました」(球界関係者) 就任会見では、「メジャー経験者として初のアマチュア監督」という点にも質問が集中した。しかし、小宮山氏はクールにこう切り返してみせた。「100年、200年と経てば、そういう人ばかりになっているでしょう。だから、どうだ、と…」 そういう時代になるのかもしれない。だが、日本の頂点であるはずのプロ野球界では、メジャーリーグ経験者の指揮官は井口監督だけだ。かといって、メジャーリーグを経験したから監督が務まるというものでもない。どんな野球人生を送ってきたか、そして、野球以外の知識、教養、経験を持っているかが問われる。そう考えると、プロ野球界は貴重な人材を喪失してしまったのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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野球 星野ジャパンに致命的欠陥
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分