スポーツ
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スポーツ 2018年09月18日 17時15分
ついに勝ち越しにリーチ 横綱稀勢の里が“会心の相撲”で大関栃ノ心を撃破
17日に行われた大相撲9月場所9日目。現役続行へ向け負けられない戦いが続く横綱稀勢の里は、今場所カド番の大関栃ノ心と対戦。昨年7月場所以来となる対戦を寄り切りで制し、今場所7勝目を挙げた。 立ち合いの時点で完敗だった前日の玉鷲(東小結)戦から一夜、この日は立ち合いで当たり負けしなかった稀勢の里。左を差しつつ右上手を掴み栃ノ心を捕獲すると、相手の下手投げを凌ぎつつ徐々に土俵際へ。執念の寄りで、そのまま栃ノ心を土俵の外へ寄り切った。 この日NHK大相撲中継の解説を務めた北の富士勝昭氏は、「今場所初めて自分の相撲取ったね」とこの取組を高評価。加えて、ネット上にも「今場所最高の一番だった」、「横綱の意地が感じられた」、「明日もこのまま行ってほしい」といったコメントが寄せられている。多くの人が、今日の一番を“会心の相撲”と感じたようだ。 先述した玉鷲戦で黒星を喫し、6勝2敗で前半戦を終えていた稀勢の里。苦戦続きの内容に後半戦を不安視する声も少なくなかっただけに、今日の相撲内容は残る6日間に向け大きな手ごたえをもたらしたことだろう。 勝ち越しにリーチをかけた稀勢の里は、本日10日目に遠藤(西前頭3枚目)と対戦する。相手はここまで1勝8敗と苦しんでいるだけに、立ち合いさえ間違わなければ勝機は十分。2横綱1大関2関脇との対戦(注・同部屋の高安とは当たらない)が予想される最後の5日間を迎える前に、勝ち越しを決めてしまいたいところだ。 また、仮に今日勝ち越しを決めると、自身の進退問題も進展を見せるかもしれない。既にご存知の方も多いだろうが、5連勝を飾った5日目の時点で、横綱審議委員会(横審)は稀勢の里を高く評価している。このことを考えると、勝ち越しを受けた横審が現役続行へ“合格点”を出す可能性も少なくない。 稀勢の里が本場所で勝ち越したのは、賜杯と怪我を同時に手にした昨年3月場所が最後。この場所から始まった苦難の道のりに、一応の“ピリオド”を打つことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月18日 14時10分
“神の子”山本KID徳郁さん訃報に“神童”那須川天心、K-1のエース・武尊が追悼コメント
今年の8月25日に公式のインスタグラムでガンであることを公表していた総合格闘家の山本KID徳郁さんが18日に亡くなったことを、山本さんが代表を務めるKRAZY BEEが18日午後に発表した。41歳の若さだった。 山本さんは今年8月25日に公式インスタグラムを更新し、「私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています。絶対元気になって、帰ってきたいと強く思っていますので温かいサポートをよろしくお願いします!山本KID徳郁」(原文そのまま)とガンに侵されていることを告白。格闘技業界全体を驚かせた。ガンの患部などは明かされておらず、死因に関しても現時点では発表されていない。 ミュンヘン五輪レスリング日本代表の郁榮氏の長男、姉は元女子レスリング世界王者で現在はRIZINで総合格闘家として活躍している美憂、妹の聖子も元レスリング世界王者であり、メジャーリーガーのダルビッシュ有の妻として知られている。美憂の息子であるアーセンも総合格闘家として活動しており、アマレス・格闘技一家として育った山本さんは、アマレスでオリンピック出場を目指していたが、その道を絶たれたとき、当時、美憂さんの夫(後に離婚)だったエンセン井上に師事し、格闘家に転向。 身体能力と格闘家のサラブレッドとしての潜在能力が、総合格闘技の世界で開花し、修斗のリングでデビューすると、勝ち星を積み重ねて、K-1に参戦。K-1では魔裟斗との対戦で名を上げた。その後、HERO'Sではホイラー・グレイシーにKO勝ち。北京オリンピック出場を目指し一時総合格闘家の活動を休止した時期もあったが、再び復帰を果たすとDREAMを経て、2011年にアメリカのUFCと電撃契約。2015年まで試合を行ったが、その後は公式な実戦は行わず、姉や甥がRIZINなど大会に出場する際にセコンドに付く姿などが見かけられていた。 若すぎる訃報に格闘関係者に衝撃が走ったが、真っ先に反応したのはキックボクサーで格闘家の“神童”那須川天心だった。 天心はツイッターで「KID選手。お会いした時に日本の格闘技盛り上げてよ、君なら行けるよと言ってくださいました。絶対盛り上げます。ありがとうございました。」(原文そのまま)と面識があった山本さんから授かった言葉を胸に格闘技を盛り上げていくと宣言。最後は山本さんへの感謝の気持ちで締め括っている。山本さんも“神の子”と呼ばれていただけに、その精神は“神童”天心が受け継いでいく。 また、K-1のエース武尊も「KIDさん日本の格闘技を盛り上げてくれて本当にありがとうございます。自分より大きい選手を倒していく姿に体の小さかった僕はたくさん勇気貰いました。これから引き継いでもっと盛り上げていきます。天国でゆっくり休んでください。ありがとうございました。」とツイッターを更新している。 山本さんは後身の育成をしており、姉や甥とともに弟子たちの活躍する姿をしっかり見届けたかっただろう。あまりにも早すぎる訃報は残念でならない。文・写真 / どら増田、萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月18日 12時10分
“アメリカの投手は走らないから故障する” 張本勲氏と高橋慶彦氏の「走り込み至上主義」に物議
16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で張本勲氏と広島東洋カープなどで活躍した高橋慶彦氏が「走り込み至上主義」を熱弁した。 番組では例によってメジャーリーグ選手の珍プレーを紹介。今回は2人の投手が投球の際にバランスを崩し、ベンチ方向に暴投する様子を取り上げる。これを見た張本氏は、 「アメリカのピッチャーの80%はだいたい上半身で投げるんですよ、強いから。日本の大投手、名投手は80%下半身で投げるんですよ。ああいう状態は日本のピッチャーは起きないんですよ。(アメリカの投手は)下半身が安定していないから、前の足がつまずいているもんね」 と持論を展開する。これに乗ったのが高橋氏で、 「走り込みが足らないってことでしょう。日本のピッチャーは走り込んでしなやかさを持っているから、投げ方があんまり突っかかることはないですね」 と、張本氏の持論である「走り込み理論」を支持する発言をする。 さらに、日本人メジャーリーガーの話題でも、「走り込み理論」の話が登場。ニューヨーク・ヤンキース田中将大が12勝目を上げた話題で、高橋氏が「マー君はきれいに下を使って投げている」と絶賛すると、張本氏が、 「走らないから。アメリカの選手は。日本のようにピッチャーは80%、90%走り込まなければダメだけど、逆だからね、アメリカのピッチャーは」と「メジャーリーグの投手は走り込みが足りていない」とバッサリ斬る。 そして、ダルビッシュ有投手が肘の手術を受けた話題でも、関口宏が「アメリカに行くとどうしてこうなっちゃうの」と質問したのに対し、高橋氏が「走り込みですかね」とコメントし、張本氏も「そうだね、わっははは」と笑いとばした。 2人が展開した理論は、野球の投手は下半身が大事であり、それを鍛えるためには「走る」事が重要であるとの考え方。このような考えを持つ野球関係者は多く、選手・監督として高い実績を持つ落合博満氏も、阪神・藤浪晋太郎投手の不振を問われ、走り込み不足を指摘し、「走らせて下半身を作れ」と提言したことがある。 一方、ダルビッシュ有投手は、長距離走を強要するトレーニングを否定し、「短距離を短い時間走るだけで良い」と発言している。実際、アマチュア野球では無駄な長距離走を廃止し、その時間を食事と筋力トレーニングに切り替えるチームが登場しており、愛知県の高校野球チームでは、300メートル以上走らないというルールを設け、筋力アップに務めたチームが強豪校を倒すまでに成長している。現代は「走り込み至上主義」から「無駄な走り込み不要論」に代わりつつあるのだ。 その現代でも「走り込みは重要」と考える人も多く、「走れ、走れ」を推奨する指導者も存在するといわれる。走り込み至上主義が正しいのか間違っているのかは意見が分かれるところだが、張本氏と高橋氏は、メジャーリーグの投手は走らないからコントロールが悪く怪我に繋がっていると考えているようだ。
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スポーツ 2018年09月18日 06時15分
岩隈の日本帰還を巡って激突!イチロー対石井GM
キーマンは、イチローということになりそうだ。シアトルマリナーズが岩隈久志投手の今季限りでの退団を発表した(9月11日現地時間)。岩隈を知る関係者の「日本復帰も視野に入れている」との談話も米国内で報じられ、これに古巣・東北楽天が敏感に対応した。「しっかり調査させていただく。個人的には迎える準備はあると思っている」 立花陽三球団社長が記者団にそう発した。楽天も投手力が豊富なほうではない。全盛期のピッチングができないとしても、ローテーションを守る力があれば、他投手への好影響は計り知れない。また、藤平、安樂、小野、森、松井といった若手投手のお手本にもなってくれるだろう。しかし、スンナリと古巣帰還とはいきそうにない。「巨人、中日、阪神なども先発投手のコマ不足に悩んでいます。岩隈には代理人が付いていますし、楽天とだけ話をすることは考えにくい」(米国人ライター) それだけではない。シーズン途中の退団は事実上のクビだ。しかし、これに異を唱えたのが、イチローだという。「岩隈は一見、ノホホンとした雰囲気ですが、実際は違います。イチローはリハビリ中の練習熱心さ、対戦打者の研究に余念のないマジメさを高く評価しています」(MLB中継の解説も務めるプロ野球OB) 岩隈は昨年9月に右肩にメスを入れている。その影響で今季も大きく出遅れ、5月にはマイナーでの実戦登板も果たしたが、完全復帰とはいかなかった。マリナーズは復帰まで待てないと判断し、楽天・立花社長の言う「調査」も、そのことを指しているのだ。「肩、肘にメスを入れた場合、復帰までそれなりの時間を要します。個人差はあるが、1年以上は掛かります」(前出・米国人ライター) 37歳という年齢も、マイナス要素として捉えられたのだろう。もっとも、40歳を過ぎても現役を続ける選手もいる。巨人に帰還した上原浩治も43歳である。「イチローが岩隈を高く評価しているのが気になります。滅多なことでは他人を褒めたりしないタイプです。そのイチローが認めているということは、オリックスも獲得に参戦してくるのでは」(前出・プロ野球OB) イチローはオリックスと定期的に連絡を取り合っている。そのイチローが“推薦”するとなれば、オリックスは復帰を確信して獲得に動くだろう。 思い出されるのが、2004年のオリックスと近鉄の合併騒動である。合併にともない、新規参入の楽天と両チームの選手を分配ドラフトにかけたが、当時の岩隈は「楽天に行きたい」とし、オリックス行きを最後までゴネて、最終的には「金銭トレード」という形で楽天一期生となった。こうした経緯からして、オリックスが岩隈に好印象を持っているとは思えないが、イチローの推薦となれば、獲得を検討するだろう。「楽天のゼネラルマネージャーになった石井一久氏も元メジャーリーガーです。米国にネットワークもありますし、イチローとの駆け引きになりそう」(前出・同) 関係者によれば、新旧・日本人メジャーリーガーの中で、もっとも強い発言力を持っているのは、長谷川滋利氏だという。長谷川氏の肩書はオリックスのシニアアドバイザーであり、マリナーズOBでもある。石井GMも岩隈獲得に失敗すれば、就任早々に求心力を失ってしまう。 岩隈はどんな選択をするのか…。イチロー&長谷川氏と石井GMの駆け引きも興味深い。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月17日 17時45分
時の流れは早く…4選手の引退によりその数を減らした前身球団の“生き残り”
村田修一(栃木/独立リーグ)、後藤武敏(DeNA)、加賀繁(DeNA)、杉内俊哉(巨人)といった実力者たちが、相次いで現役引退を決断した先週の野球界。各メディアによる一連の報道は、多くのファンに一抹の寂しさを感じさせていることだろう。 また、こうした報道の中では、村田、後藤、杉内の3名が「松坂世代」であることも盛んに取り上げられている。世代の筆頭である松坂大輔(中日)をはじめ、数多のスター選手を輩出している黄金世代。彼らがその一翼を担っていたということは、以前からご存知の方も多いかもしれない。ただ、ほとんど取り上げられてはいないが、実はこの3名と残る加賀の間にも、ある1つの共通点が存在する。それは、過去に存在した球団に在籍した経験があるということだ。 2001年のドラフトで3位指名を受けた杉内は、ソフトバンクの前身である「福岡ダイエーホークス」に入団。翌年の2002年から、オフにチーム名が変更となった2004年までプレーし、2003年には「10勝8敗・防御率3.38」の成績でチーム最後の日本一に貢献している。 村田、加賀の両名は、過去にDeNAの前身である「横浜ベイスターズ」に所属。村田は2002年のドラフト自由獲得枠で、そして加賀は2009年のドラフト2位で、それぞれチームへの入団を果たしている。ちなみに、村田はチーム名変更前年の2011年オフにFAで巨人に移籍したため、後継のDeNAでのプレー経験はない。 横浜高校の一員として、松坂と共に1998年の甲子園で春夏連覇の偉業を成し遂げた後藤は、2002年のドラフト自由獲得枠で「西武ライオンズ」に入団。2008年にチーム名が「埼玉西武ライオンズ」と変更されるまで、5シーズンに渡り在籍した。なお、2006年に関しては、中村剛也の台頭もあり一軍出場は一度も無かった。 在籍経験のある選手たちがユニフォームを脱ぎ、年々“生き残り”が少なくなってきている当該3球団。時の流れは早いものだが、残る選手たちには1日でも長く現役生活を送ってもらいたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月17日 17時15分
【DeNA】ありがとう加賀繁…”マッチョサイドハンド"を俺達は忘れない
☆暗黒時代を知る男 2009年いわゆるベイスターズ暗黒時代の真っ只中に、住友金属鹿島からドラフト2位で入団した加賀繁。ルーキーイヤーは開幕当初こそ中継ぎだったが、チームの投手事情からすぐに先発転向。サイドスローからキレのあるスライダーを武器に、投球回145で防御率3.66と健闘したが、勝敗は3勝12敗。「ムエンゴの加賀」と不本意な呼び名が定着してしまった。 その後も先発、中継ぎと、その年の状況に応じ、よく言えばフレキシブルに、悪く言えば便利屋的な起用で、チームに貢献し続けた。2012年には自己最多の61試合に登板し、オフには日本代表入りを果たすなど大活躍を見せた。しかし、その代償からか故障に悩まされ、「楽しかった思い出よりも、怪我でリハビリに取り組んで苦しんだ事の方が記憶に残っている」と本人も語っている。それほどまでも低迷するチームを、献身的に支えてくれた投手だった。☆外国人スラッガーキラー 加賀といえば外国人の右バッターに無類の強さを誇った。中でもバレンティンには2017年に2ベースを打たれるまでは20打席ノーヒットと完璧に抑えこみ、初ヒットになったボールをバレンティンが欲しがるポーズを、覚えてるファンも多いだろう。サイドスローからのスライダーの軌道は独特で、外国人強打者のバットはクルクル回った。欲を言えば全盛期に、メジャーで投げる姿を見てみたかったものだ。☆クールな仕事人 少しガニ股で、ひょこひょことリリーフカーからマウンドへ向かい、しっかり仕事を終えベンチに戻ってくる際の、飄々とした表情がクールだった。また、加賀の名前からレディガガで登場してくるユニークさも兼ね備えていた人気者の、ユニフォームに隠された肉体は筋骨隆々の「痩せマッチョ」。様々なエピソードを持つベテランは、特にオールドファンを中心に思い入れのある「記憶に残る」プレイヤー。あの「魔法のような外の出し入れ」はもう見られないと思うと、センチメンタルな気持ちになってくる。しかし、引退は誰にでもやってくる現実。最後に心から伝えたい「ベイスターズ一筋、9年間ありがとうございました!お疲れ様でした!」取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月17日 17時00分
プロ野球「敗戦処理」 ホンマかいな 金本阪神に甲子園球場ラッキーゾーン復活案
甲子園球場にラッキーゾーンを復活させる? 金本阪神の貧打解消策は、これしかないのか。 100回目の記念大会を迎えた夏の甲子園大会は、大阪桐蔭の春夏連覇で幕を閉じた。勝因は「超」の付く強力打線だ。「やっぱり、野球は打たなければ勝てないということ。長打力を秘めたバッターが何人も並ぶ脅威。それがプレッシャーとなって、好投手を潰していくんです」(アマチュア担当記者) その影響だろう。甲子園球場にラッキーゾーンを復活させる案が再燃してきた。 ラッキーゾーンは、'91年12月に撤去された。外野壁の前方に金網フェンスが張られ、その外野壁と金網フェンスの間の空間のことをいうのだが、撤去された今日、甲子園球場は両翼4㍍、右中間、左中間は最大で8㍍も広くなっている。もともと、広域球場ではあったが、さらに“ホームランが出にくい”状況となった。「ラッキーゾーンが撤去されて最初の公式戦となったのが、'92年のセンバツ甲子園で、大会全体で出た本塁打数は7本。前年は18本でしたから、撤去の影響はありました。阪神では、'92年以降で30本以上の本塁打を放ったのは、金本知憲監督(50)だけ。生え抜きだと掛布雅之、岡田彰布の時代まで逆上ります」(スポーツライター・飯山満氏) 9月3日現在、阪神のチーム打率は2割5分2厘、本塁打67、得点444。すべてリーグワーストだ。本塁打数においては、首位の広島が155本で、その4割強しか打てていない。また、ホームゲームの勝敗は、22勝31敗1分け、ロード28勝28敗。つまり、今の阪神は「本拠地・甲子園球場で勝てないチーム」でもあるのだ。 こうした深刻な状況を解消する妙案として、球場を狭くするラッキーゾーン復活論が出始めのだ。 高校野球界からではなく、阪神からそういう話が出るのは情けないが、決して身勝手な主張ではないという。「ソフトバンクのヤフオクドームは『ホームランテラス』というフィールドシートが設置され、5㍍小さくなりました。楽天生命パーク宮城もフェンスを前方に出し、客席を設置しました。かつてはMLBに対抗できるよう広域化が叫ばれましたが、飛ばない統一球問題も落ち着き、球場コンセプトを見直す時期だということは全球団が受け止めています」(球界関係者) ラッキーゾーン復活論は、掛布雅之氏が提唱者だ。金本政権が誕生する直前のことで、やはり打撃強化が根底にあったため、いったんはウヤムヤにされたが、現在は「オーナー付のシニア・エグゼクティブ・アドバイザー」である。もっともオーナーに近い現場出身者と言っていい。「貧打解消策を話し合ってきたら、ラッキーゾーンの話になって、そういえば、掛布氏が言っていたな、と」(同) 本拠地で勝てない以上、マンザラでもなさそうだ。究極の貧打解消策
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スポーツ 2018年09月17日 06時45分
王貞治ベースボールミュージアムが今季限りで閉館、ヤフオクドーム敷地内に新設へ!
福岡ソフトバンクホークスの本拠地、福岡ヤフオクドーム内にある人気施設『王貞治ベースボールミュージアム』が今シーズン限りで一時閉館し、現在敷地内に建設中の新商業施設内に移転することが正式に決定したことが、関係者の話で明らかになった。 『王貞治ベースボールミュージアム』はソフトバンクの監督退任後も同球団の会長職を務めている王会長の現役時代と、監督時代の功績を称えて2010年、ドーム内に開館。別途入場料はかかるものの、開館当初は入口で当時ソフトバンクが普及に努めていたiPhoneを貸し出し、iPhoneとリンクする形で館内を回るなど画期的な記念館だった。その後、幾度かのリニューアルを重ねて、読売巨人軍や日本テレビ、早稲田実業、莫大な資料を持つ各マスコミなども協力し、東京ドームにあってもおかしくないぐらいの王会長の歴史の全てが詰まった立派なミュージアムへと発展していった。 外野スタンド上に設置されていることから、ガラス越しではあるが、開場前に外野で練習する投手陣を見ることができる。また、試合後には『鷹の祭典』の豪華な演出を見ることも可能だった。さらに、同ミュージアムでは、幼少期の写真や当時使っていた野球道具をコメントや映像などとともに展示するスペースがあり、反対側のスペースには、150キロのピッチングマシンを間近に見られたり、ピッチングのスピードガン、バッティングのスイングスピードの計測器、シャドーピッチングをして三振を奪えば記念写真をQRコードでダウンロードできるヤフオクドームにしかないゲームが置かれており、大人も子どもも楽しめるファン参加型のちょっとしたアトラクションコーナーになっている。 関係者は「王貞治ベースボールミュージアムは今年で閉館になってしまいますが、早ければ来年にもドームの外周にできるビルの中で、さらにグレードアップしたものになりますので、楽しみにしててください」と語る一方で、跡地に関しては「客席の増設と、グッズショップなどが入る予定」だという。ソフトバンクはヤフオクドームの大改修と、周辺施設の再開発を2020年までに行うと発表しており、ヤフオクドームの敷地内には建設中の建物が見られる。2020年は現在大改修工事を行っている福岡国際空港もリニューアルオープンする予定。東京オリンピックに合わせて福岡の街はさらなる進化を遂げることになりそうだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月16日 21時15分
RIZIN大砂嵐 対 サップ決定でマスコミ取材が殺到、天心 対 堀口効果で過去最高動員へ!
総合格闘技団体のRIZINが勝負を懸ける『RIZIN.13』9.30さいたまスーパーアリーナ大会で、元大相撲の大砂嵐がボブ・サップと対戦することが追加発表された。 大砂嵐はエジプト出身で、2011年に来日して相撲界入り。宗教上の問題を抱えていたものの、親方の理解もあって大嶽部屋に入門。翌2012年に初土俵を踏み、2013年7月場所から十両に昇進。11月には新入幕とスピード昇進を果たした。2014年には横綱の鶴竜、当時横綱だった日馬富士から2日連続で金星を奪っている。初の金星から2日連続で金星を挙げたのは史上初のことだった。しかし再び十両に降格すると伸び悩んだ。2017年1月場所で幕内に復帰するも、1場所限りで十両に降格。さらに幕下降格の危機もあったが何とか踏ん張った。 そして今年1月場所の最中に、自動車無免許運転による追突事故が報じられた。本人が「妻が運転していた」と当初虚偽の報告をしたこと、さらに週刊誌が女性問題を報じたことで、日本相撲協会から引退勧告を受けてしまい事実上の廃業に追い込まれてしまう。 大砂嵐は、3月31日にTBS系列で放送された『オールスター感謝祭』内の『ガチ相撲トーナメント』にサプライズゲストとして出場。ここで対戦した総合格闘家のジョシュ・バーネットが大砂嵐の身体能力の高さを絶賛し、バーネットがコーチ役を務める形で総合格闘家への転身とRIZIN参戦を目指してきた。 総合格闘技の経験もあり、現在、感染症などで闘病中の元横綱のプロレスラー、曙のもとを訪ねたことがきっかけで、曙が過去2度対戦して勝てなかった“野獣”ボブ・サップへの対戦を口にするようになった。 RIZINの榊原信行実行委員長は「当初は年末と考えていたが、ジョシュからの報告によると、(大砂嵐は)今まで相撲から来た選手の中では身体能力と潜在能力、適応力が一番すごいと聞いている。こういう選手は早く試合に出して、経験を積ませたほうがいい」と発言。7.29さいたま大会での参戦も匂わせていたが、サップ側との調整を重ねて、今大会での格闘家デビューとなった。 このカードは今大会の大テーマである「地上波の視聴率二桁」を目指すRIZINが世間に向けて発信するカードだ。このカードを発表すると、取材依頼が殺到。RIZINは取材申請の受け付けを既に締め切っていたが、急遽、若干数の追加申請の受け付けと、プレスルームの拡張をマスコミ関係者に伝えている。それだけ大砂嵐の格闘家デビューが世間に響いたということだろう。 同大会のチケットは、過去最速のスピードで売れており、RIZIN史上最高の観客動員を記録するのは確実な情勢。2万人の壁は突破できるのではないだろうか。これは那須川天心対堀口恭司という、今のRIZINが提供できる最高、最強のカードが持つインパクトが全国いや世界の格闘技ファンに響いた結果である。フジテレビ系列でゴールデンタイムに全国中継されることも決定した。天心はメディア露出も増えているだけに、このカードが世間にどこまで響いているのかは、視聴率に表れるはずだ。 今大会が今後の格闘技業界に大きな影響を及ぼす可能性が高いこともあり、他団体の関係者や選手の間からも「成功してほしい」という声をよく聞く。RIZIN9.30さいたま大会は格闘技業界にとっても勝負を懸けた大会であることを、RIZINは責任を持って証明してもらいたい。写真 / ©️RIZIN FF【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.23】
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スポーツ 2018年09月16日 17時00分
『なでしこ』飛車角なしで“金”をもぎ取った高倉監督の「今だから言える」こと
女子サッカー「なでしこジャパン」高倉麻子監督(50)は、“重圧”で胃に穴が開く思いだったという。インドネシアのアジア大会で、激戦を戦いぬいた結果、ようやく手にした金メダル。ホッとしたというより苦しかったというのが本音だろう。 8月31日、中国との間で行われた決勝戦の激闘は記憶に新しいが、むしろ高倉監督の表情は準決勝のときから暗かった。「準決勝の試合後、『勝ったことがすべて』とコメントしていましたが、つまりは内容が悪かった上に、練習でやってきたものが一つも出せなかったということです。ただ、苦しい展開になるのは予想していたようで、『氷の上を歩くような試合になる』ともこぼしていましたよ」(専門誌記者) その準決勝の相手は、宿敵・韓国。後半41分に相手のオウンゴールで辛勝するというまさに薄氷の勝利だったが、高倉監督の表情が冴えなかったのは、試合内容だけが理由ではなかった。 女子サッカーでは、日本は韓国よりもレベルが高い。ゆえに「勝って当然」という立場であり、しかも、4大会連続での決勝進出というプレッシャーもかけられていたからだ。 とはいえ、高倉監督はベストメンバーで臨んだわけではない。今大会では所属クラブの日程から、川澄奈穂美や猶本光といった代表の常連である海外組を招集していない。国内組にも故障者がいた。 つまり、将棋でいえば“飛車角”なしで戦わざるを得ない状況に追い込まれていたわけだ。「それでも優勝を義務付けられての現地入り。なでしこは近年の低迷で人気もガタ落ちしており、優勝しないとマズイというのがサッカー協会の意見。高倉監督は、その重責を負わされていたのです」(関係者) その影響だろうか。「現地では高倉監督が酒を仰ぎ、千鳥足で宿舎に帰っている」などという情報も流れていた。こちらはまったくのデマだったが、気持ちは分からなくもない。「4月のアジア杯で日本は優勝しましたが、その影響で日本は対戦国にかなり研究されていました。決勝の相手である中国にも勝っていますが、監督が代わっており、かなり日本を意識した言動をしてプレッシャーをかけていました」(前出・専門誌記者) 高倉ジャパンの合格ラインを聞けば、なでしこが国民栄誉賞を授与した2011年時と同じだという。とはいえ、かつての司令塔・澤穂希の後継者となる選手も現れておらず、ハードルは高い。 高倉監督は「出場機会の少ない選手たちがふんばって最高の形で終われたことは、チームにとって財産だ。勝ちながら課題を見つけて進んでいけることは幸せなこと」と振り返った。アジアの頂点に立ったことで、『高倉ジャパン』は2年後に向けて確実な一歩を踏み出した。
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分