スポーツ
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スポーツ 2018年09月22日 17時10分
稀勢の里ハラハラ、ドキドキ、ヒヤヒヤ「横綱相撲」土俵裏②
10勝に届かないと引退勧告 前だけ向いて臨んだ本番。初日、女子プロゴルファーの比嘉真美子と婚約中の勢を得意の左を差してわずか3秒あまりで寄り切り。好発進すると、館内はまるで優勝でもしたかのような興奮状態になった。中でも、協会上層部は、これでしばらくは相撲人気が安泰だと言わんばかりの表情。 「立ち合いは悪くないし、相撲の流れもいい。まだ、場所は長い。本人も安心はしていないだろう」 と、八角理事長も大きくうなずいていた。 しかし、勝負の世界はそんなに甘くない。2日目からは一転して苦戦、ガマンの連続。両国国技館はハラハラ、ドキドキ、ヒヤヒヤしてファンが上げる悲鳴に包まれた。なかなかスンナリとは勝てないのだ。「1年半以上、フル出場していませんからね。やはり勝負勘はだいぶ落ちている。だから、なかなか勝機を見出せない。粘りに粘ってなんとか勝ちをつなげているのは、『まだ辞めたくない、もうひと花咲かせたい』という気力だけ。八角理事長も『気合いは入っている。だから残れるんだ』と話していた」(担当記者) 気になるのは、その気力や体力、スタミナがどこまでもつか、だ。なにしろ連日、1分近い熱闘に次ぐ熱闘が続く。場所前、けがに強い体に作り直すため、父親の貞彦さんのアドバイスで断食して体重を10キロ近く絞るなどしたが、いくら体力に自信がある稀勢の里でもたまったものではない。 案の定、初日から5連勝し、正面桟敷席から見ていた横審の北村正任委員長が、「横綱相撲を取って欲しいけど、(今場所は)無理を言うまい。これで1つのヤマ、障害をクリアしたね」 と、合格の判を押した翌日、気が抜けたような相撲で前頭2枚目の千代大龍に完敗。通算13個目の金星を献上し、翌8日目も初日から7連敗していた小結玉鷲に当たり負けすると、なんなく土俵下へ押しやられた。 「終盤戦は当然、相手も上位になり、前半以上に苦戦するのは間違いない。横綱の勝ち越しラインは2ケタ。もし10勝にも届かないようだと、また前半戦で打ち消したはずの引退論が息を吹き返してくる」(同) 稀勢の里は生き残ることができるか。両国国技館の悲鳴は、まだまだ収まる気配が見えない…。
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スポーツ 2018年09月21日 21時45分
9.30RIZINに山本美憂は予定通り参戦!榊原実行委員長が語る晩年の山本KID徳郁さん
総合格闘技イベントRIZINは『RIZIN.13』9.30さいたまスーパーアリーナ大会に関する記者会見を20日、都内の事務所で行った。会見にはNHKも取材クルーを派遣。RIZINの榊原信行実行委員長に対して、18日に死去した山本KID徳郁さんに関する質問も数多く飛んだ。 まず、現在はRIZINを主戦場にMMAファイターとして活動している実姉・山本美憂のコメントが笹原圭一広報から読み上げられた。「この度のことでみなさまにご心配をおかけしていますが、私、山本美憂は9月30日のRIZIN.13は予定通り出場いたします。もちろん勝って弟にいい報告をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!みなさま、たくさんのたくさんの励ましのメッセージをいただき、本当にありがとうございます!」と30日のアンディ・ウィンとのリベンジマッチには予定通り出場する意向を明らかにしている。 会見前に電話で美憂と話したという榊原委員長は「最後までリングに上がりたかった弟のためにも、当日は試合をして勝利を捧げたい」と話していたそうだ。 榊原委員長によるとRIZIN関係者は2年前から、KIDさんがガンに侵されていることを知っていたとのこと。「KIDはPRIDEでもRIZINでも試合はしていないので、K-1やHERO'S、UFCの選手というイメージがあるんですが、同じ格闘技界にいましたので、親交はありました」と話した。「再び格闘技界を盛り上げるためにRIZINを立ち上げた時、KIDにもUFCの契約が終わったら上がってほしいという話はしてました」と参戦交渉をしていたことを明かした。 ガンが発覚してからも「ガンを克服してRIZINで試合をしてほしい」とオファーをし続けたという。KIDさんは姉の美憂や甥のアーセンをRIZINに送り出し、30日に那須川天心と“世紀の一戦”を行う堀口恭司も育てた。他にもKIDさんから教えを受け、言葉をかけてもらった選手はRIZINにはたくさんいる。当初描いていたものとは違う形にはなったが、RIZINと関わりを深める形になった。 「追悼セレモニーなどは(実父の)郁榮さんと話を進めている。ベストな形でできたらいいと思ってます」と検討中であることを明らかにした。晩年のKIDさんに関して榊原委員長は「ホントにガンなの?と思うぐらい。痛みとか辛さとかをわれわれには見せなかったですね」と回顧。最後まで“格闘家山本KID徳郁”のイメージを壊さなかったと証言し、「日本の宝を失った」と早すぎる死を悼んだ。 30日の大会では「PRIDE以来の集客」が見込めるのは確実で、チケットはプレイガイドに若干数を残すのみ。PRIDE時代のスタジアム仕様ではなく、今回もアリーナ仕様となっているが、消防法の限界までチケットを販売しており、25,000人以上の動員は間違いないという。 榊原委員長は「PRIDE.10の前にアンディ・フグが亡くなって、あの日の西武ドームは凄まじい熱を生んだことを思い出します。今回の大会はあの時と同じような熱を生み出す雰囲気がある」と語る。当日はKIDさんの思いが天国まで届くような熱い大会になるはずだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月21日 21時15分
ネット上は賛否両論 雨の中強行された広島対阪神戦
選手にとってもファンにとっても、非常に疲れの溜まる試合となったことだろう。 広島・マツダスタジアムで20日に行われた広島対阪神戦。阪神が5‐4で広島を破ったこの試合だが、降りしきる雨の影響で2度の“水入り”。結果的に、試合が終了したのは翌21日の午前0時3分だった。 午後6時の開始予定時刻から、1時間9分遅れでプレーボールとなったこの一戦。初回に阪神が幸先よく1点を先制したが、2回終了後に再び中断。普通に考えると中止の決定が出てもおかしくは無かったが、今後の阪神の日程がかなり厳しいこともあり、結局試合は1時間2分後から再開された。 再開後はお互いに4点ずつを奪い合い、拮抗した試合展開を見せた両軍。ただ、帰宅時間のことを考えてか、回が進むごとに客席の観客は減少。試合終了時には、もはや“ガラガラ”といっても過言ではない状況となっていた。 ちなみに、この日の広島駅各線の終電時間は、「芸備線下深川行」が午後11時46分、「可部線あき亀山行」が午前0時5分、「山陽本線西条行」が午前0時7分、「山陽本線岩国行」が午前0時8分、「呉線広行」が午前0時11分となっている。試合終了まで見届けたファンの中には、泣く泣くホテルを予約した人ももしかしたらいたのかもしれない。 降り続いた雨の影響で、6時間越えの戦いを強いられてしまった両軍。今回の一戦を受けたネット上は「両チームとも怪我なく終わってよかった」、「選手もファンも本当にお疲れさまでした」といった声が挙がる一方、「日程の組み方が下手だからこんなことになる」、「もう二度と今日みたいな試合は見たくない」といったコメントも寄せられるなど、賛否両論の様相を呈している。 本日21日も午後6時から試合開始が予定されている両軍だが、広島の天気予報はまたしても雨となっている。これ以上選手やファンが無用なリスクを負わないためにも、上空の雨雲にはおとなしくしておいてもらいたいところだが…文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月21日 17時40分
ヤクルト近藤一樹、“タイトルに無縁だった男”がプロ17年目で初タイトル獲得濃厚!
名門、日大三高を経て2001年ドラフト7位で近鉄に入団。オリックスとの球団統合を経て、2008年には初の二桁勝利をあげて、チームのCS2位通過に貢献。同学年の金子千尋とは親友の仲で、チームメイトやファンからは「近ちゃん」の愛称で親しまれた。しかし、長年右肘の痛みとの戦いが続き、手術も経験するなど苦悩の年が続いた。そんな近藤に常に気をかけていたのは、2010年からオリックスの監督を務めた岡田彰布元監督である。岡田元監督に近藤は「何度も怒られた」というが、その時にかけられた言葉が後にリリーフに転向してから、役に立っているそうで「あの時は分からなかったことが今では『そらそうよ』と思えるようになったので、岡田さんには感謝しかないですね」と感謝の気持ちを口に出していた。 2015年に、怪我のため育成選手になっていた近藤は、支配下選手に再登録されると、かつて得意としていたソフトバンクを相手に1411日振りの勝利をあげて復活。2016年は春季キャンプを一軍でスタートし、開幕後は「僕は谷間のスペシャリスト」と自虐していたが、その言葉どおり、先発ローテーションの谷間を任されていたが、6月に行われた交流戦のDeNA戦で1回5失点でKOされると、ファームに降格。再び一軍でのチャンスが与えられぬまま、翌7月にヤクルトへのトレードが発表される。近藤が移籍したことで、オリックスに近鉄出身の現役選手がいなくなった。 主に先発で起用されていたオリックス時代とは違って、ヤクルトでは壊れかけた試合を立て直す中継ぎを担当。連日、ブルペンに入るようになった。2017年にはプロ初セーブを記録したのをはじめ、中継ぎにセットアッパーに、抑えまでフル回転。54試合に登板している。この54試合の登板で「肘が痛くなかった」ことが、今年の飛躍に繋がることになる。 近藤のピッチングといえば、145キロを超える直球に、外角のスライダーの印象が強いが、今シーズンは長年練習で試しても落ちなかったフォークボールに、春季キャンプで再びチャレンジしたところ効果的に落ちたことから、スライダーとともにフォークを併用することで、「人がいないから僕がやってるだけです」と笑うセットアッパーのポジションを確立。今シーズンから近藤のトレードに積極的だったとされる小川淳司監督が再就任したことも追い風になっているのは間違いない。 「オリックスにもヤクルトにも本当に感謝してます。今では毎日投げるのが当たり前だと思ってるし、あれだけ痛かった肘に痛みはない。今年も体調を崩して調子が悪い時期もありましたけど、すぐに立て直すことができた。僕がタイトルに絡むなんて…ねぇ(笑)。でもチャンスですから、有難いことだと思ってます」 このトレードがなければ2016年シーズン終了後に戦力外になった可能性は高かった。当時、投手陣不足に頭を悩ませていたヤクルトのフロントからの話に、オリックスのフロントは「1年でも長くやらせてあげたい」という気持ちで近藤を送り出した。よくトレード後に活躍をすると「何で?」と騒ぐファンもいるが、それはあくまでも結果論であることを、近藤は証明したと言えるだろう。 今シーズンは20日現在、67試合に登板、6勝3敗、2セーブ、34ホールドで、40HPはセ・リーグ断トツでトップの成績。チームもCS2位通過が濃厚で、これまでタイトルに無縁だった近藤もプロ初タイトルを獲得する可能性が濃厚な状況。かつて、歌手のスーザン・ボイルを自身に重ねることを励みにしてきた近藤一樹は高卒プロ17年目で全盛期を迎えている。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月21日 17時30分
進学か、プロ入りか?吉田輝星の進路が東京五輪を変える
17歳の進路決断が東京五輪の野球・ソフトボール競技の在り方を変えてしまうかもしれない。 9月20日、DeNAがスカウト会議を開いた。どの球団もそうだが、この時期に開かれるスカウト会議は1位指名候補を絞り込む。DeNA・高田繁GMも会議後、記者団に囲まれ、「6人くらい」と1位候補の絞り込みがかなり進んだことを明かしていたが、問題がひとつ。夏の甲子園大会で高評価された吉田輝星(金足農=3年生)の進路がいまだ「未定」なのである。 「プロ志望届を提出したら、複数球団が1位指名を表明するでしょう。入札による抽選は覚悟の上です」(プロ野球解説者) しかし、各球団のスカウトは「どちらの可能性が高いか?」と問われれば、現時点では「進学」と答えていた。 「U-18大会で他の強豪校選手と触れ、自身の力不足を痛感したようです。プロ入りに怖じ気づいてしまったというか…」(前出・同) 家族、学校とも話し合い、最終的な決断を下すが、大学球界などアマチュア野球の関係者たちは、人気の吉田が進学した場合に備え、早くも動き始めていた。2年後の東京五輪についてだ。 「吉田の進路先として有力視されているのは、八戸学院大学です。同大学の監督さんに指導され、急成長した関係からですが、大学球界では『吉田が進学したら、東京五輪のアマチュア枠』で強く推薦できると期待されています」(球界関係者) 東京五輪の野球代表チームはプロアマ混合チームで臨む。「圧倒的多数がプロ選手で占められる」との見方が支配的だが、追加競技の当落を争っていた際は、プロとアマチュアが協力体制を築いていた。したがって、プロ野球選手だけで代表チームを編成することはできない。アマチュア枠を設けることで双方は合意しているのだが、その人数の割合について聞くと、「そのほとんどがプロ選手になる」との見方が強まっている。 「8月のアジア競技大会で日本は野球代表チームも出場させていました。社会人野球の選手で代表チームが編成されたんですが、韓国は現役のプロ選手ばかり。決勝戦で日本は韓国に惨敗してしまいました。その結果、社会人野球からも『東京五輪でリベンジしたい』との要望が強まっています」(前出・同) もっとも、このアジア大会での敗退を受けて、「やっぱりプロ選手が行かなければ、国際大会は厳しい」と見る関係者もいないわけではない。 だが、全国区の人気者となった吉田が大学というアマチュア球界に進むのなら、「大学、社会人から何人以上の選出を」とプロ側に強気の交渉も可能になっている。大学球界に詳しい某スカウトによると、昨季も同じような動きがあったという。早大進学か、プロ入りかで進路問題が揺れていた清宮幸太郎のことだ。 清宮が進学していたら、プロ側も野球競技への関心を高めるため、彼の代表入りを快諾していたという。こうしたアマチュア側の動きを考えると、プロ側は代表人数について大幅な譲歩も検討しなければならないだろう。 「プロ野球にはWBCという国際大会がありますが、アマチュアの国際大会はさほど注目されていません。U-18大会にしても、清宮、吉田と2年続けてスター選手が輩出されたから注目されたので、プロ野球側はアマチュア団体と今後も円満な関係を続けて行きたいのなら、オリンピックの舞台はアマチュア選手を優先していくべき」(ベテラン記者) 人気の吉田の進路がプロとアマチュアの今後の関係を大きく変えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月21日 17時00分
稀勢の里ハラハラ、ドキドキ、ヒヤヒヤ「横綱相撲」土俵裏①
ハラハラ、ドキドキ、ヒヤヒヤの連続。横綱ワーストの8場所連続休場し、進退をかけて秋場所(東京・両国国技館)の土俵に上がっている横綱・稀勢の里(32)。その懸命な相撲に、連日、大きな悲鳴が上がっている。果たしてこの力士生命の大ピンチを切り抜けることができるのか。その舞台裏に迫る! 大相撲人気は相変わらず健在だ。この秋場所の入場券も、発売日当日に15日分全部が、たった1時間で売り切れた。幕内の取組に懸かる懸賞の事前申し込みも2273本。これは去年の夏場所に記録した史上最多の2219本を50本以上も上回る。これには協会上層部もご満悦だ。 「今場所は、先場所休場した3横綱が揃って出場し、御嶽海の大関取りもあって見どころは豊富。お客さんはよく相撲を知っていらっしゃる」 だが、決して手放しで喜んではいられない。現場の親方たちは、こう言って警鐘を鳴らしている。「確かに入場券はよく売れている。しかし、ファンの熱気というか、盛り上がりは、1年前に比べると明らかに冷めてきている。このままでは先行きが心配です」 先細りムードがチラつき始めた相撲人気を、1人で支えているのが、唯一の和製横綱の稀勢の里だ。 去年の春場所、左胸を負傷しながら奇跡の逆転優勝をして日本中を沸かせたのを最後に1年半、稀勢の里は低迷に低迷を重ねてきた。この秋場所は今年に入って5場所目だが、ここまでにあげた勝ち星は、初場所2日目、北勝富士を寄り切ってあげたわずか1勝だけ。次の春場所からは3場所連続全休し、まるで「給料泥棒」のような日々をすごしてきた。 しかし、そんな稀勢の里をファンは見捨てなかった。 19年ぶりに誕生した日本人横綱・稀勢の里の復活を期待するファンが前売り券売り場に殺到し、両国国技館に押し掛けたのだ。7日目には全米オープンで優勝し、一躍ヒロインになった女子テニスの大坂なおみや、アメリカの人気俳優、スティーブン・セガールらの姿まで見られた。 これらの熱い後押しに応えようと、稀勢の里も必死だった。「やれることは何でもやる」とばかり、酷暑に見舞われた今年の夏巡業も初日から参加。手抜きが目立つ上位陣の中で汗まみれになって稽古に励んだ。 ただ、場所直前の稽古は出来、不出来の波が大きく、いま一つ。8月末、横綱審議委員会の稽古総見では鶴竜や栃ノ心らを相手に4勝4敗の五分だったし、その4日後の豪栄道との申し合いでは3勝8敗と大きく負け越した。これを見たNHK解説者の北の富士さん(元横綱)は、こう言ってクビをひねっていた。「ダメだ。後ろに下がったら残れない。非常に苦しい」 しかし、稀勢の里は、あくまでも強気。「悪くはない。修正すべきところはしっかり修正してやっていきたい」 そこには、「やるしかないんだから、今さらあそこが悪い、ここが不安だ、と言ってもしようがないじゃないか」といった開き直りともいえる気持ち、つまり腹をくくっていたのだ。
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スポーツ 2018年09月21日 06時45分
【DeNA】祝150号!これからも“アニモ“ホセ・ロペス
☆ジャイアンツからベイスターズへ 2013年に来日し、ジャイアンツの一員となったホセ・ロペス。初年度から日本の野球にアジャストし、打率.303の高打率を残すも、翌年は.243と数字を落とし、オフに自由契約に。そこに目を付けたのがベイスターズ。即アプローチし、12月12日には契約に至った。☆超優良助っ人の軌跡 2015年はレギュラーとして140試合に出場。ホームラン25本、打点73と来日後最高の数字を残し、オールスターにも出場した。 翌年は更にパワーアップ。ホームラン34本、打点は95と活躍。怪我による約1か月の離脱がなければ、もっと数字は伸びたはずで、不調の時期も少なかっただろうが、終盤の大活躍でチームを初のCSに導いた貢献度はピカイチで、翌年度から2年の複数年契約を結んだ。 "複数年契約の外国人の1年目は働かない"のプロ野球あるあるの心配をよそに、2017年もロペスは暴れまくった。"3割30本100打点"をクリアし、2年連続のゴールデングラブ賞も受賞。チームを日本シリーズにまで押し上げた中心選手として、存在感を示した。 今年は交流戦前までに15ホームラン、打点41とリーグトップの活躍を見せていたが、交流戦開幕戦に右太股のハムストリングスを痛め、2回の登録抹消。それでも7月20日に戦列復帰すると、ここまで打率は3割をキープ。ホームランも22本放っている。☆チームでの存在感 今シーズンベイスターズは打撃不振に陥った。それはロペスの不在に依るところが大きい。ロペスの存在感はバットだけでは無く、守備だけでも無い。今年入団し大ブレイクしているネフタリ・ソトには献身的なアドバイスを送り、成功に導き、キャプテン筒香嘉智とはちょっかいを出しては出される間柄で、お互いを、そしてチームをいい意味でリラックスさせている。19日のジャイアンツ戦でも、7回2アウトまでパーフェクトピッチングを続けていたルーキー東克樹が、マギーにホームランを打たれると、真っ先にマウンドに向かい勇気付ける言葉をかける。"チームの為に"を体現する助っ人。それがホセ・ロペスという男だ。 勝負が掛かる、痺れる瞬間の続く大混戦のセ・リーグCS争いに、“チャモさん(スペイン語でやんちゃ坊主)”の活躍は欠かせない。これからも“アニモ(頑張れ)!”取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月21日 06時15分
ラグビーワールドカップの通常チケットが受付開始 一方で転売価格も…
日本での開幕まで、あと1年となったラグビーワールドカップ2019。今か今かと待ちわびる人も多い中、通常チケットの一般抽選販売の受付が19日から開始されている。 同日の午前10時から受付が始まった今回のチケット販売。大会公式サイトには専用のフォームが設けられているが、先着制ではないにも関わらずアクセスが殺到しており、確認時点では申し込みの順番待ちが約1万人となっている状況だ。 販売されているチケットは各試合・席種ごとに様々な価格が設定されており、決勝トーナメント以降は全て万単位の値段となっている。それでもチケットを求める人が多いということは、来年の大会に向けて非常にポジティブな傾向といえるかもしれない。 一方、こうした熱の高まりは、少々よろしくないものにも影響を及ぼしている。それが“転売”だ。分野に関わらず、大規模なイベントが行われる際に必ずといっていいほどつきまとう問題だが、例によって今大会も先行抽選販売されたチケットが転売に出されている。 とある転売サイトに目を通してみると、大会開幕戦である日本対ロシアの「カテゴリーD」が約4万5000円で販売されている。この席種の公式価格は1万5000円なので、約3倍もの高値がつけられていることになる。 また、決勝戦のチケットともなると価格の跳ね上がり方も強烈で、10万円の「カテゴリーA」が約22万円で、19万円の特別チケット「プレミアムシート」が約74万円で売りに出されている。もはや“ぼったくり”の域まで来ているのが現状だ。 大会公式サイト上のチケット規約には「本規約に違反して、第三者に転売され、提供され、処分され若しくは入手され又はこれらの行為がなされる可能性があるとJR2019が合理的に判断した場合、当該チケットの払戻しをすることなく、当該チケットを失効させることができるものとします」との記載もある。無用なトラブルに巻き込まれないためにも、観戦希望の方々には公式を通じてのチケット入手を強くお願いしたい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月20日 21時15分
棚橋弘至初主演映画『パパはわるものチャンピオン』公開で、棚橋の知名度が爆上げ中!
新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至が初主演を務める映画『パパはわるものチャンピオン』(21日から全国主要映画館で公開)の公開を記念して、22日にTOHOシネマズ新宿で公開記念の舞台あいさつを行うことが決定した。棚橋の他には、共演した木村佳乃、寺田心や藤村享平監督、主題歌を歌う高橋優も登壇する予定だ。 この映画で、棚橋はプロレスラー・大村孝志役を演じる。人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだったが、膝に大ケガを負って試合から長期離脱してしまう。それから10 年、かつての強さを取り戻せないでいる孝志は悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。妻の詩織(木村佳乃)は変わらず応援してくれるが、孝志は自分の仕事を9歳の息子・祥太(寺田心)に打ち明けられずにいた。 だがある日、偶然祥太に“正体”を知られ、「悪者のパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。しかし孝志に、名誉を取り戻すチャンスが訪れる。かつて、孝志に憧れていたトップレスラーのドラゴンが、孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。果たして、孝志が決意したすべてを懸けた危険な技とは?そして息子との絆を取り戻すことはできるのか?関係者によると「『大事なのは勝つことだけじゃない』と訴えかける作品」に仕上がっているという。 棚橋が主演を務める他、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、大谷亮平、寺脇康文の他、大泉洋も特別出演するなど共演者も超豪華。新日本からもオカダ・カズチカ、内藤哲也、真壁刀義、天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学、田口隆祐、KUSHIDA、パレッタ、後藤洋央紀、石井智宏、矢野通、YOSHI-HASHI、高橋ヒロムが出演する予定。どんな登場の仕方をするのか注目だ。 原作は「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」(ともに岩崎書店)の2作。板橋雅弘作、絵は吉田尚令が描いている。監督と脚本は35歳の藤村享平氏が務めている。 棚橋は『G1クライマックス28』の最中も移動日に初主演映画の「全力プロモーション」を積極的に展開している。棚橋の夢は「街に現れたら人だかりができて動けなくなるぐらいの存在になること」「プロレスをもっと広めること」。棚橋にとって今回の映画はその布石を打つチャンスだ。 フジテレビ系の『僕らの時代』では先輩の長州力、天龍源一郎と語り合ったり、地上波のバラエティー番組や雑誌など、メディアへの露出が続いている。関係者によると「映画公開後もしばらくメディア露出は続く」そうだ。また『パパはわるものチャンピオン』は『いきなりステーキ』や『安楽亭』ともコラボレーションしており、店内には棚橋のポスターが張られている。 今回の舞台挨拶も試合の前日に行うというハードスケジュール。23日に神戸ワールド記念ホールで、オカダを相手にIWGPヘビー級王座挑戦権利証の挑戦を受けるのだ。棚橋の活躍が映画のヒットとリンクするのは言うまでもないが、夢を叶えるためにも来年の1.4東京ドーム大会までは負けられない。映画主演で露出が強化されたことで、世間からの棚橋弘至の知名度は爆上げ中。風はやはり棚橋に吹いているようだ。取材・文 / どら増田写真 / ©︎2018「パパはわるものチャンピオン」実行委員会
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スポーツ 2018年09月20日 17時45分
大関昇進の夢遠く…関脇御嶽海が痛恨の5敗目
19日に行われた大相撲9月場所11日目。中日8日目から3連敗の東関脇御嶽海は、この日も魁聖(西前頭筆頭)に敗れ4連敗。これで今場所の通算成績は「6勝5敗」となり、場所後の大関昇進がかなり厳しい状況となった。 昇進目安である「三役での直近3場所33勝」をクリアする「11勝」に向け、後が無くなっていた御嶽海。嫌な流れをなんとか断ち切ろうと、この日は立ち合いから左への変化を選択した。しかし、対戦相手の魁聖が難なく対応したことにより、この選択は完全に裏目。一気に体勢不利となった御嶽海は、207kgの体重を誇る巨漢の圧力をモロに受け、最後は寄り倒しであえなく負けた。あまりにも痛すぎる5敗目に、国技館は大きなため息に包まれた。 初日から7日目までは「6勝1敗」と、大関昇進へ着実に歩みを進めていた御嶽海。しかし、それまでの姿がまるで嘘のように、8日目の勢(東前頭筆頭)戦からまさかの大崩れ。さらに、この間には白鵬、鶴竜の2横綱にも土をつけられてしまっている。数字・内容が伴っていないことを考えると、冒頭で用いた“かなり厳しい”という表現は“絶望的”という表現に置き換えてもいいかもしれない。 同日に白鵬が無傷の11連勝を飾ったことにより、2場所連続優勝も露と消えた御嶽海。その心情は察するに余りあるが、あまり落ち込んでいる暇もない。“終わりよければ全て良し”とするために、残る4番を精一杯取り切ってほしいところだ。 また、残り4日の成績次第では、次場所の九州場所に大関取りの望みがつながる可能性も出てくる。仮に今日の12日目から全勝を飾るとすると、場所後の最終成績は「10勝5敗」。「13勝2敗」だった先場所と合わせると合計勝利数は「23勝」となり、九州場所は2ケタ以上で目安クリアとなる。 一度は賜杯を手にした力士だけに、歯車が噛み合えば再び本領を発揮できるはず。今回の敗戦をきっかけに、いい意味での“開き直り”を見せてくれることを切に願いたい。文 / 柴田雅人
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分