スポーツ
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スポーツ 2018年09月28日 17時15分
“松坂世代”オリックス小谷野栄一が現役引退を決意、“師匠”福良監督の退任に続いて発表
オリックスバファローズの小谷野栄一内野手(37)が27日、今シーズン限りでの引退を決意した。試合前に会見を行い正式に表明する。 小谷野は2002年にドラフト5位で創価大学から北海道日本ハムファイターズに入団。繋ぎの4番として主軸を任されるなど、主力として3度のリーグ優勝に貢献。2010年には打点王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞するなど輝かしい実績を持っている小谷野だが、パニック障害に悩まされ、2006年の秋に行われたフェニックスリーグ(秋季教育リーグ)で、当時日本ハムの二軍監督代行だった福良淳一監督に「立ってるだけでもいいから」と打席に送られるなど、福良監督が親身になって小谷野に接したことが、後の活躍するキッカケになったのはテレビ番組でも紹介されたほど有名な話。 「福良さんがいなかったら僕は今ここにいないですから。福良監督を男にするためにオリックスを選びました」 2014年のオフにFA宣言し、西武との争奪戦になったが、小谷野の気持ちは初めから決まっていたという。2015年からオリックスに移籍した小谷野だが、死球によるアクシデントなど怪我の影響で、1年目は56試合と2年目は50試合の出場に留まり、怪我で悩まされ、本人も「何もできなかった」と悔やんでいたが、昨年は130試合に出場、打率.277、47打点と“オリの番人”として他球団から嫌がられる本来の小谷野が復活。シーズンオフには園部聡ら若い選手に声をかけて合同自主トレを行ったり、日本ハム時代から後輩の面倒見がいいことには定評があり、大谷翔平がメジャーで活躍していることに関しても「彼は人間的にも素晴らしいから成功するでしょう。翔平なら娘を嫁に出してもいいな(笑)。それぐらいいいヤツですよ」と笑顔で語っていた。 また、ファンに対してもアツイ気持ちを持っており、ヒーローインタビューでは「皆さんも一緒に戦いましょう」と度々呼びかけ、ファンもチームメイト同様、小谷野の言葉を信じて応援していた。昨年、東京ドームで行われた巨人との交流戦で3連勝を飾ったのだが、関東にもかかわらずファンの声援が凄かったことを本人に話すと「凄かったね。やっぱりああいう声援が、こういう結果になったと思うし、嬉しいよね」と語り、後に本拠地でヒーローインタビューを行った際にも「皆さんの声は聞こえています。皆さんの声援が僕たちの力になって、きょうのような結果につながるので、これからもご声援よろしくお願いします」とファンの声援が力になることを伝えている。 春季キャンプは2軍スタートだったが、これは福良監督と話し合って決めたことであり、「いつ上がるかは栄一に任せてある」と指揮官は話していた。その言葉通りキャンプ終盤に一軍に合流すると、シーズン序盤は昨年のような活躍を見せていたが、打撃不振に陥ると珍しく死球に激高する場面も見られた。8月7日に打撃不振により登録抹消。今シーズンで契約が切れることもあって、去就が注目されていたが、師匠である福良監督の退任が決まり、最終的に引退を判断したものと思われる。 現役通算成績は1393試合に出場、打率.264、1260安打、71本塁打、566打点。松坂世代の小谷野だが、今年は中日との交流戦で松坂との対戦も実現している。巨人の杉内俊哉、DeNAのG 後藤武敏、独立リーグの村田修一と松坂世代の引退が続いており、小谷野も加わることになってしまったのは残念。球団は来月5日に京セラドームで行われる本拠地最終戦のソフトバンク戦を、小谷野の引退試合として行う意向。当日は福良監督の最後の挨拶も予定されているので、ファンには温かく見送ってもらいたい。 今後も小谷野には指導者として選手の育成も期待したいところ。本人と球団首脳陣の言葉が注目される。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月28日 17時00分
大坂なおみが珍回答した「ムラサキ」の深〜い話
「関西弁」ならぬ「大坂弁」が日本を席巻している。日本人初のテニス全米オープン優勝という快挙を成し遂げた大坂なおみ(20)が9月13日に凱旋帰国し、報告会見に臨んだ。 大会表彰式でのブーイングを喝采に一変させた“なおみトーク”が期待されたが、やっぱり彼女は裏切らなかった。「大坂は日本語がカタコトしか喋れないのに加えて、聞き手が予測もしない返答をします。思ったことを素直に口にするのでおもしろいんです」(民放スタッフ) この日も、想定外の珍回答が続出。当初、テレビを含む動画メディアは理解不能でカットしていたが、ようやくその意味が分かった。 たとえば「好きな日本語は?」と聞かれ、大坂は「ムラサキ」と即答した。好きな言葉を聞かれ、色の種類を答える人はいない。その場にいた記者のほとんどが失笑し、聞き流したが、本当は深〜い意味があったのだ。 大坂は日本の漫画が大好きで、中でも『ガラスの仮面』が一番のお気に入りだという。同作品は'76年から現在まで連載が続く美内すずえ作の少女漫画で、累計発行部数5000万部超という大ベストセラーだ。 女優を目指す少女・マヤが、劇団内のイジメなどに耐えながらステップアップしていくというストーリー。作中、そんなマヤを陰ながら応援する社長令息がいて、彼は名前も明かさず、マヤのもとに「紫のバラ」を届け、それに励まされるという設定がある。 同作が大好きな大坂は、そこから「ムラサキ」という日本語の響きを気に入っていたのだ。大坂は、日本語のレッスンにも漫画を使っているという。 後日、インターネット上で、このキャラクターから大坂にメッセージが発信されるなど、なおみフィーバーは各方面に波及している。 さらに、この「ムラサキ」発言の前に出たのが、全米オープン4強入りを果たした錦織圭からの励ましのメールの話だった。「ローマ字で祝いを伝えられ、逆に大坂は平仮名で返信したそうです」(同) 錦織のメールが“紫のバラ”になったのかどうかはともかく、今後もコートの内外で注目を集めそうだ。ちなみにやたら流行った「半端ないって〜」の台詞は「大坂半端ないって〜」と大坂なおみを主役に流された日清のCMが最初で、サッカーの大迫ゴールよりも先に流れていた…と知っている人は少ないと思う。
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スポーツ 2018年09月28日 12時15分
“貴引退”の一方で…角界のホープたちが相撲教習所を卒業
25日に行われた貴乃花親方(元横綱)の引退会見を機に、またしても周辺が騒がしくなっている大相撲の世界。2日が経った27日も様々な報道が各メディアからなされているが、その一方で同日の角界には明るいニュースもあったようだ。 27日に更新された日本相撲協会の公式ツイッター。そこには「相撲教習所で362期生、363期生の卒業式、366期生の入所式が行われました」という一文と共に、卒業式に臨む力士たちの様子や、彼らに卒業証書を手渡す所長の山響親方(元前頭筆頭・巌雄)を収めた写真が添付されている。 また、その後のツイートの中では、3月4日配信記事でも取り上げさせてもらった納谷(東幕下60枚目)と豊昇龍(東幕下56枚目)の2名や、佐渡ヶ嶽部屋の力士6名が卒業証書を携えた写真などもピックアップされている。彼らを含めた卒業生一同は、この日を晴れやかな心情で迎えたことだろう。 1957年に創設された相撲教習所は、その名の通り相撲に関する様々な内容を教わる施設であり、角界の門を叩いた力士は誰であれ原則半年間の受講が義務付けられている。冒頭で触れた貴乃花親方も、9月場所で41回目の優勝を飾った白鵬(西横綱)も、そして、その白鵬と凌ぎを削った豊昇龍の叔父の朝青龍(元横綱)も、みんなここから羽ばたいていったのだ。ちなみに、前述の通り現在は山響親方が務めているこの施設の所長だが、過去には貴乃花親方(2010年2月〜8月)や納谷の祖父である大鵬(元横綱/1994年2月〜1996年1月)も所長の任に就いている。こうした角界の大先輩たちの指導の下、後輩たちは脈々と受け継がれてきた“相撲道”を学び、今後の活躍を強く心に誓っていく。 今回晴れて卒業となった力士たちは皆、これからの角界を担っていく未来ある人材である。土俵外が騒がしい昨今ではあるが、彼らにはその喧騒に惑わされずに伸び伸びと育ってもらい、ゆくゆくは相撲教習所で語られるような立派な力士に大成してくれることを大いに期待したい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月28日 12時00分
貴乃花が引退届を退職届として扱うよう申請 どうしても“退職届”が必要だった協会側の事情とは
日本相撲協会を退職する意向を示した貴乃花親方の代理人の弁護士が27日、貴乃花親方の「引退届」を事実上の「退職届」として扱うように要請する上申書を協会に提出したことが明らかになった。一緒に提出した弟子の移籍先に必要な書類は再提出となったが、揃えば協会は10月1日の臨時理事会で退職も含め審議する見込みだ。 貴乃花親方は、25日に協会側に引退届を提出していたが、協会は「退職に必要な退職届ではない」との理由から受理を拒否。そうした事態を受けての対応と言える。しかし、引退届と退職届にはどのような違いがあるのだろうか。 「国際弁護士の八代英輝氏が『ひるおび』(TBS系)に出演した際、『退職は法律的には自己都合退社になるので、二度と退社の理由は争えないが、引退は強制されて居場所を失ってその場を去るということでもあるため、後日、去る理由について争うことができる』と分析していました。となると、協会側としてはどうしても“自己都合で退職”という形が欲しかったのでしょう。貴乃花親方が協会にとって不利なことを握っていて、再び争うのではないかと疑ったのかもしれませんね」(芸能記者) しかし一方で、貴乃花親方と親交のある元関脇の貴闘力さんは『あさチャン!』(TBS系)に出演した際、貴乃花親方と電話で話したことを明かし、「本人は辞めるって時点で吹っ切れています」と明言。さらに、「どうなるかわからないですけど、協会を訴えてやろうとか、さらさらないと思いますよ」と、貴乃花親方の心の内を明かしていた。 「貴乃花親方の件で、貴闘力さんは連日、情報番組に出演していますが、『子供を引き合いに出されて協会の人間に脅されたことがある』『協会が貴乃花親方に圧力をかけるというのは日常茶飯事だった』など、協会の闇の部分を暴露しています。貴闘力さんはテレビで発言するということを貴乃花親方に前もって断りを入れ、貴乃花親方も『どうぞ、どうぞ』と了承していたそうですが、ネット上では『貴闘力さん頑張れ』という声も多く広がっています」(前出・同) 現在、日本相撲協会のTwitterには多くの批判的な声が集まっている。まだまだ事態は収束しそうにない。
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スポーツ 2018年09月28日 06時45分
【DeNA】功労者に花道を!"特例"適用!加賀繁、ゴメス後藤、連日の引退セレモニー!
☆”引退選手・特例登録手続き”とは? 昨年8月7日、NPBと実行委員会は「引退選手・特例登録手続き」を承認した。それはそのシーズンで現役引退をする選手に限り、引退試合の日一日限定で球団の出場選手登録に追加できる制度。あくまでも追加なので、代わりのプレイヤーを登録抹消する必要はなくなり、球団の功労者に対して引退試合という花道を用意する事が、より容易に可能となった。☆功労者の引退 ベイスターズでは加賀繁とG後藤武敏の二人が、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐことが発表された。球団は二人の功労者に対し、21日に加賀、22日の本拠地最終戦で後藤の引退セレモニーを行うことを決定した。今年の横浜スタジアムは、雨天中止が2試合しかなく、1試合は交流戦だったため既に消化。もう1試合も21日にはめ込まれ、10月にずれ込むことも無く、当初のスケジュール通りに消化した。☆激化するCS争い 今シーズンのセ・リーグは、3位から最下位が数ゲーム差にひしめき合う大混戦となっており、どのチームがクライマックスシリーズに進出するのか全く読めない状況。もし去年この状況だったとしたら、重要な一軍の戦力を外し、引退するプレイヤーを登録する事が出来たであろうか。☆少なくなった消化試合 CS制度が導入され、いわゆる「消化試合」が少なくなったため、引退試合を開催することも難しくなってきた。順位がほぼ決まっている状況ならば許されていた試合中のセレモニーを、やってる場合では無いケースが増えてきたのだ。そこで用意された「引退特例」。最後の勇姿を見たい、見せたい。大勢のニーズに応えるためのシステムは、歓迎されるべきであろう。☆感慨深い引退試合 古くからのベイスターズファンは、98年のV戦士達が、こぞって他球団に移籍し、最後の勇姿を見られず寂しい想いを抱いている。21日に加賀は先発として、1打席だけ登板し三振を奪い、翌日後藤は代打で登場し豪快に三振し、大勢のファンの前で最後の勇姿を披露することが出来た。 DeNAになってからは現小池正晃2軍コーチの涙の引退試合2アーチや、三浦大輔氏のド派手引退セレモニーも行われ、高崎健太郎、大原慎司両氏にも打診があったと聞く。功労者に手厚くなってきたことは選手もファンも嬉しい限りだ。ベイスターズは成績だけでなく心の部分でも、暗黒時代には決して戻ってはいけない。ファンには引退試合を含め、歴史を語り継ぐのも楽しみの一つなのだから。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月27日 21時15分
Jリーグに浮上した外国人枠の拡大 逆手に取るのも面白い?
現行のルールでは、「試合にエントリーすることができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする」と決められているJリーグの外国人枠。これが来季から変更される可能性があることが、複数メディアによって報じられている。 報道によると、今回の一件は25日のJリーグ理事会で議論され、実現となれば5名まで外国人枠が拡大されるという。また、この件に関連して、現在外国人枠と併設されているアジア枠(1枠)や提携国枠(制限なし)の改正や、地元選手の登録を義務とする“ホームグロウン制度”の導入なども合わせて検討されているようだ。 “補強や戦術に幅が広がる”、”対峙する日本人選手が鍛えられる“といったメリットの一方、“資金力の違いによってクラブ間格差が広がる”、“若手選手の出場機会が奪われる”といったデメリットも考えられる今回の一件。これを受けてネット上は、賛否両論の様相を呈している。 資金力のあるチームにとっては追い風に、そうでないチームには向かい風になりそうなこの新ルール。ただ、個人的には、後者のチームも方針次第では改定の恩恵を十分に受けることができるとも感じている。具体的に言うならば「外国人枠の不使用」だ もし報道通りに来季から新ルールが施行されるなら、枠のフル活用を目論むクラブは当然出てくるだろう。ただ、この弊害として、思うように出場機会が与えられない選手も増えることになる。 一方、中には“飼い殺し”を防ぐために、不遇の若手選手を他クラブへレンタル移籍させたいクラブもあるはず。そんな状況の中、もし「ウチは外国人枠使ってませんよ、若手の日本人はみんなウェルカムですよ」といった方針を掲げるクラブがあったらどうなるか。チャンスを求める選手が数多く入団し、結果的に戦力アップに繋がることにはならないだろうか。 一朝一夕の努力では、なかなか資金面での差は埋まらない。それならば、ルールを逆手にとった“逆転の発想”をしてみるのも面白いのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月27日 17時45分
オリックス中島宏之「ファンが喜んでくれたら自分も嬉しい」連敗止める逆転打!
オリックス 3-2 北海道日本ハム(24回戦)※オリックス12勝12敗▽26日 京セラドーム大阪 観衆 18,868人 オリックスが中島宏之の逆転打で終盤に試合をひっくり返し、連敗を4で止めた。 オリックス先発の榊原翼は、“神童”山本由伸と同じく高卒2年目の今年8月に二十歳を迎えたばかりの期待の若手。プロ初先発をした前回登板となる17日の日本ハム戦(札幌ドーム)では5回を無失点に抑える好投を披露し、チームやファンに新たな希望を与えた。 先発2戦目となるこの試合。対戦相手は同じ日本ハムだが、本拠地での先発は初めてとあって「かなり緊張した」という。2回には「高めを狙って投げた球が失投になった」球を清宮幸太郎に捉えられタイムリー三塁打を浴びると、渡邉諒に犠牲フライを打たれて2失点。「立ち上がりは力みがあって変化球がストライクにならなくて苦しんだ」ようだ。しかし、「榊原に勝ちをつけさせよう」というチームメイトの気持ちが強く、榊原も「(福田)周平さんに助けられた」と話すように味方の好守備にも助けられて、日本ハム打線にこれ以上の得点を与えることはなかった。 しかし、榊原の登板中に打線が援護してあげることが出来ず、榊原は前回より1イニング長い6回まで登板し、96球、4安打、3三振、2失点の好投。福良監督も「前回より変化球に苦しんでいたけど、6回2失点は十分やないですか。勝ちをつけさせてあげたかったけど、来年に繋がるピッチング」だったと高評価。榊原は「6回2失点で試合が作られたのは大きかった。(清宮の第3打席で三振を奪ったときにガッツポーズも出たが?)ストレートの高めがあって、フォークが生きたと思います。あそこは終盤に入るところで点を取られちゃいけないなって、気持ちが入りました。(勝ち星はつかなかったけど、チームに点が入ったときはかなり喜んでいたが?)チームが勝つのは自分の中で嬉しいので。で、いずれ勝ち負けがつくと思ってます。まずはチームの勝利が優先ですね。シーズン終盤になりますけど、来シーズンに向けていいピッチングになりました。(力んだ後に立ち直ったが?)高山投手コーチからもベンチに戻って、修正するアドバイスをもらって、力むとリリースポイントが後ろになってしまうので、もう少し前で投げるようにと言われました。(イニング数は前回より1イニング増えたが?)最後まで行く気満々だったので、もっと投げたかったですね」と2度目の先発マウンドを振り返った。 6回まで日本ハム先発の加藤貴之にわずか1安打に抑えられていたオリックス打線だが、7回にロメロ、吉田正尚の連打で加藤を捕らえると2死を取られ、安達了一を迎えたところで、日本ハムは加藤から浦野博司に交代する。しかし、安達は浦野からタイムリーを放ち1点差に迫ると、8回にはプロ野球通算最多HP達成がかかっているセットアッパー宮西尚生がマウンドへ。宮西を苦手としているオリックス打線だが、この日の宮西は球が荒れており、先頭の伏見寅威を四球、2死からロメロが申告敬遠、吉田も死球で塁に出て、2死満塁のチャンス。ここで中島宏之がチャンス強さを発揮して、2点タイムリーで逆転。最終回は“守護神”増井浩俊が8日振りに登板。無失点に抑えて、トップのソフトバンク森唯斗に1セーブ差に迫る33セーブをマーク。4番手の澤田圭佑が4勝(0敗)目をあげている。 同点タイムリーの安達、逆転タイムリーの中島は揃って「前回に続いていいピッチングをしてくれた榊原に勝ちをつけさせてあげたかった」と悔み、さらに安達は「申し訳ない気持ち」と榊原を気遣った。タイムリーに関して、安達は「相手の投手が変わってくれて、割り切って、チャンスだったので初球から行けました」と語ると、中島は「ひょっとしたら回ってくるんちゃうん?と思いながらベンチにいました(笑)。逆転できて良かったです。(チャンスに強い秘訣は?)秘訣?うーん。わからない。打ったろと思っている部分がいい結果になっているんじゃないですかね。榊原がこの前より長いイニング投げてたから、投げているうちに点を取って、少し間を置いてから増井に繋ぎたかったですね。(ヒーローインタビューのときにファンから声援が降り注いでいたが?)ファンが喜んでくれたら自分も嬉しいので。うん。嬉しいですね」と最後はスーパースター感溢れる笑顔で話してくれた。 この日勝ったことで、日本ハムとの戦績はイーブンに。27日の同カード最終戦は勝ち越しをかけた戦いとなる。オリックスは東明大貴、日本ハムは上原健太が予告先発で発表されている。18時試合開始予定だ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年09月27日 17時15分
敵地の方が多い?現行のプロ野球における“優勝決定地”
広島・マツダスタジアムで26日に行われた広島対ヤクルトの一戦。優勝マジックを「1」としてこの試合を迎えた広島は、10‐0でヤクルトに大勝。球団史上初となる、セ・リーグ3連覇の偉業を達成した。 23日のDeNA戦に勝利しマジック「1」とするも、その後は2連敗で足踏みが続いていた広島。マジック対象チームのヤクルトを直接破り、“3度目の正直”で優勝を果たしたことで、ようやく1つの山を越えたと言っていいだろう。 ところで、今回の広島の優勝は、27年ぶりの本拠地優勝でもある。晴れの優勝を地元で飾りたいというのは、どのチームも同じ気持ちだろうが、これまでの両リーグの優勝球団は本拠地と敵地、一体どちらで優勝を決めているのだろうか。12球団が現行の陣容になった2005年以降を対象に確認していきたい。 2005年から昨年までに、本拠地で優勝が決まったのは10回(セ6回・パ4回)。つまり、今回の広島はセでは7回目、全体では11回目ということになる。ちなみに、2009年の日本ハム及びに2013年の巨人は、本拠地での試合中にマジック対象チームが敗れたことにより、試合終了を待たずして優勝が決まっている(どちらも試合は勝利)。 一方、敵地で優勝が決まったのは14回(セ6回・パ8回)で、意外にも本拠地優勝より多い。中でも西武ドーム(メットライフドーム)の回数は多く、8回中4回は同球場で優勝が決まっている。今シーズンの西武は今現在パ・リーグ首位に立っているが、このまま優勝を果たし近年の鬱憤を大いに晴らしたいところだろう。 なお、今回の対象期間内には、試合の無い日に優勝が決まっているケースも2回ある。それは2010年の中日と2012年の日本ハムで、前者は阪神が広島に、後者は西武がロッテに敗れたことによりそれぞれ優勝が決定している。 以上が、2005年から昨年までの優勝決定地である。最後に補足だが、中日の本拠地であるナゴヤドーム、オリックスの本拠地である京セラドーム大阪では、どのチームの優勝も決まってはいない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月27日 12時40分
親友だった2人に何が? 野茂英雄氏が元近鉄のチームメイト佐野氏を借金返済問題で提訴
26日、『週刊文春オンライン』(文藝春秋社)が、近鉄バファローズやロサンゼルスドジャースなどで活躍した元メジャーリーガー・野茂英雄氏が、元チームメイトで友人関係にあったとされる現野球解説者・佐野慈紀氏を提訴したと報道。野球ファンから驚きの声が上がっている。 同誌によると、野茂氏は2003年9月、佐野氏に対し年0.3%の利息で3000万円を貸し付け。10年後の2013年までに返済する約束だったが、期限までに返した金額は、たったの434万5000円だったという。 野茂氏は返済するよう求めていたが、佐野氏は全く応じなかったようで、連絡も途絶えていた模様。しびれを切らした野茂氏が提訴し、9月20日に東京地裁が訴えを認め、佐野氏に対し2565万5000円とそれに付随する利子を支払うよう命じた。 現役時代、親友関係にあると言われた2人に何があったのか。SmartFLASH(光文社)が佐野氏に取材したところよると、金を借りた理由について「2003年にお金が必要となり、野茂が助けてくれた」という。そして、同氏は「厚意を裏切ってしまった。詳細はプライベートなどで控えさせてほしい」「投資に失敗したとかそういうことではない」と話しているという。 また、『週刊文春』の取材には「ここ何年かは返済できなくなっていた」などと説明している。なお、借金問題が浮上した後、佐野氏側から野茂氏に連絡を取るようなことはなかったとのこと。これについて佐野氏は「連絡が取れなくなった」と釈明した。そして、2人は2005年以降会っていないだのだという。 現役時代、野茂氏と佐野氏が所属した1990年代前半の近鉄バファローズは、吉井理人現・日本ハム投手コーチ、光山英和現・横浜ベイスターズ・バッテリーコーチ、鈴木貴久氏(故人・2004年逝去)、石井浩郎氏(現・参議院議員)など、個性的なメンバーが揃っていた。そして、打倒西武と「シブチン」の近鉄球団への反発心で団結していたと言われる。 中でも、野茂氏と佐野氏は親友として知られ、蜜月の関係として認知されていた。そんな2人の降って湧いた「金銭トラブル」に驚く人は多かったようだ。 「野茂氏は色々と言われていますが、現役時代から表裏のない性格。当時の個性派揃いの近鉄でも愛されていましたし、良くしてくれているチームメイトに恩義を感じていたと聞いています。 仲間を大事にすることでも知られる野茂氏ですから、佐野氏のピンチに一肌脱いだのでしょう。ところが、佐野氏はそんな野茂氏の心を裏切った。 現役時代莫大な金額を稼いだ野茂氏にしてみれば、佐野氏に貸した3000万円は大した金額ではない。 むしろ、お金を貸したあと佐野氏が距離を取り、連絡をよこさなくなったことや、解説活動やイベントでピッカリ投法を見せて沸かせていることに「裏切り」を感じたのでしょう。佐野氏の不誠実な対応が、野茂氏を怒らせてしまったのだと思います。恩を仇で返すとはまさにこのことでしょう」(野球関係者) 不誠実な対応で手を差し伸べた親友を裏切る形となった佐野慈紀氏。現役時代「火消し役」だった彼だが、今回はまさしく炎上してしまった。 この火を佐野氏はどう消していくのだろうか。
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スポーツ 2018年09月27日 06時15分
清宮の転機!遅れてきた怪物に「ホームランバッターではない」の声
存在感を増したことで、棚上げ状態となっていた「改造計画」が実施されそうだ。 9月24日のソフトバンク戦で、清宮幸太郎(19)が右翼席にホームランを叩き込んだ。高い放物線を描いた打球は、打った瞬間に「スタンドに入った」と分かるものだった。滞空時間の長い一発を放てるのは、天性の才能によるものであり、これからクライマックスシリーズを戦ううえでも大きなプラスとなるだろう。「好不調の波はまだ大きいですが、プロのスピードに慣れてきたというか、対戦チームも警戒しています」(プロ野球解説者) 試合には敗れたが、清宮の一発は「日本ハムは転んでもタダでは起きない」というしぶとさも相手チームに植えつけたようだ。「三塁手のレアードが故障離脱したため、清宮はシーズン終了まで一軍帯同となります。一軍ピッチャーとの対戦を積み重ね、このまま成長していけば…」(前出・同) だが、興味深い証言も得られた。清宮といえば、将来の主砲候補。いずれはホームラン・アーティストとして侍ジャパンの4番も務めると期待されていたが、日本ハムを始め、他の11球団は「異なる未来像」を描いていた。「どちらかといえば、数(ホームラン)よりも率(打率)を残すタイプになると思う」(球界関係者) 全ての球団に確認したわけではないが、ちょうど昨年の今頃、清宮の1位指名を狙って動いていた某スカウトも同じような話をしていた。「滞空時間の長い一発を打てるのは、天性のホームランバッターの素質です。だけど、打撃シーンの映像を見た打撃担当のコーチは『率を残すタイプだ』と話していました」 技術的な説明は割愛するが、清宮はボールをバットに当てるテクニックが長けているという。「清宮が力を抜いて、バットに当てることに徹したら、相当な選手になる」(前出・スカウト) この件は清宮が尊敬する王貞治ソフトバンク球団会長も同様の評価をしており、将来はホームランも打てる首位打者タイプとして育てていくべきだと話していたそうだ。「王会長は日本ハムのコーチに就任した緒方耕一氏と食事をし、清宮の成長ぶりを聞かされていました。昨年オフ、日本ハム入りが決まった直後も食事をし、どういうビジョンで清宮を育てていくのかと自分のことのように心配していました」(関係者) この時点で、日本ハム首脳陣も「率を残すタイプ」と自身と同じ評価をしていたことに、王会長は安心していたという。 その清宮が一軍投手のスピードに適応できるようになったことで、日本ハム首脳陣は育成の第2段階に入るという。その第2段階にはコンバートも含まれているそうだ。「早ければ、シーズン終了後の練習期間から三塁の守備テストをさせてみます。守備はもともと巧いほうではありませんが、なんとかなりそうなレベルにあるなら、来季は『三塁・清宮』でレギュラーを争うことになりそう」(前出・同) ここには故障離脱中のレアードとの残留交渉に備える意味もある。レアードは過去、本塁打王のタイトルを獲得するなどチームに大きく貢献してきたが、今季で契約がいったん切れる。親日家でチーム愛も強いが、残留となれば、大幅な年俸増となる。現在の推定年俸は2億5000万円、3億円を提示したとしても、レアード側は難色を示すだろう。よって、状況次第では、清宮がレアードに代わって、来季の三塁を守っているかもしれない。「清宮は二軍も経験し、また一軍に昇格しても試合に出られない日がありました。『試合に出る』ことに飢えており、試合に出るためなら、不慣れなポジションだって必死になって練習するでしょう」(前出・プロ野球解説者) 三塁転向案は清宮をブレイクさせるか、それとも成長の足かせとなるか。もっとも、清宮はホームランへのこだわりも強いだけに、周囲の「率を残すタイプ」なる評価を受け入れられないのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ
ノア 石森太二が900秒殺予告
2008年08月23日 15時00分
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スポーツ
戦極 パウエル・ナツラが吉田秀彦との金メダル対決を熱望
2008年08月23日 15時00分
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スポーツ
北京五輪野球 星野ジャパン ソフト流戦術導入
2008年08月22日 15時00分
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スポーツ
北京五輪 メダリストの報奨金はおいくら?
2008年08月22日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ゼウスがボブ・サップと一触即発
2008年08月22日 15時00分
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スポーツ
ノア 川畑輝鎮が抱く「黒」挑戦の野望
2008年08月22日 15時00分
特集
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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2025年07月20日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分