スポーツ
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スポーツ 2019年09月04日 21時42分
テニス全米オープンで大坂なおみの“刺身のツマ”扱いだった錦織圭
錦織圭の“2019年シーズン”が終わった。そう言ってもいいだろう。全米オープン男子シングルスは、3回戦敗退となった(8月31日)。 「2017年の全英オープン以来ですよ。本人もショックだったと思いますが、屈辱的な一戦となってしまいました」(専門誌ライター) 錦織が4大大会でベスト16に残れなかったのは、2年前の全英オープン以来。相手は世界ランキング38位の格下となれば、同7位の錦織は「悔しい」の一言しか出ないだろう。 しかし、屈辱はそれだけではなかった。「日本人選手に関する海外メディアの扱いは、大坂なおみがメインでした。彼女は昨年の同大会の覇者であり、当然といえば当然なのですが、1回戦、2回戦後の会見も集まった記者の人数が少なくて…」(同・ライター) ここではスゴい質問も受けていたという。大会序盤、練習場で大坂とすれ違った。二言三言、あいさつ程度の会話があり、それを指して「何を話したのか?」「彼女の様子は?」と聞かれていた。大坂のスポークスマンにされたのだ。その怒りをプレーにぶつけてほしかったが、それもできなかった。 「3回戦でぶつかった相手は21歳。経験値でも錦織の方が上ですが、作戦面でものまれてしまいました。錦織が勝負を仕掛けると、相手が故意に遅いボールを打ち返してタイミングを変えるなど、錦織を翻弄させました。体調面での調整もしっかり準備し、今回の全米に期するものがあったはずなのですがね」(特派記者) 全米オープンの直前の試合でも錦織は勝っていない。しかし、見る者が見れば分かる調整をし、試験的にこれまでやっていない攻撃パターンもテストしていたという。だとすれば、29歳、プロテニスプレーヤーとして考えなければならない時期にきたのではないだろうか。 「錦織はコーチスタッフに全面的な信頼を寄せています。大坂のように目標に応じてコーチスタッフを変えるのも1つの手段ですが、コーチ刷新が嫌ならば、外部から助言を仰ぐことも考えた方がいい」(同・記者) 同じ日本人同士、大坂に助言を仰ぐ方法もある。いずれにせよ、「大坂のついで」扱いはしばらく続きそうだが…。
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スポーツ 2019年09月04日 21時15分
渋野日向子「トイレ時間切れ事件」に遭遇してもスマイル絶やさず
8月29日、女子ゴルフ『ニトリレディス』の初日、“シブコ”こと渋野日向子がちょっとしたハプニングに見舞われた。 「本当に慌ててクラブを振ったというか、打球は大きく曲がって、そのまま林に消えてしまいました」(スポーツ紙記者) 全英オープン制覇を成し遂げた女王らしからぬ凡ミス。しかし、これにはワケがあった。 ハーフターンとなったところで、シブコはトイレに向かった。休憩とまではいかないが、ハーフターンの際、比較的長めの時間が空く。その間を利用してトイレに行く選手もいれば、ドリンクタイムに変えて気分をリフレッシュする選手も少なくない。 その日のシブコはトイレに向かったのだが、何と、女子トイレの前は大行列。一般ギャラリーも多く、身動きができなくなってしまった。 「サインや握手を求められたとも聞いています。ゴルフ取材記者は男性ばかりなので、目撃したのではなく、周囲にいたファンに聞いた限りですが」(前出・同) シブコはここでも笑顔で応じていたという。そして、ようやくトイレからグリーンに戻ることができたのだが、時間がかかり過ぎた。「あわや、失格」となる寸前で、シブコは方向も確かめずにクラブを振った。ボールが林に消えていき、痛恨のボギーとなった。 「2打目はグリーンに戻すだけ。でも、そういう失敗を笑って語れるのも彼女の良いところですね」(同) 厳密に言えば、時間超過で失格になることはない。「注意」で済む話だが、シブコは他の選手に迷惑が掛かるとし、1人で慌ててしまったのだ。 イライラのプレーが続いたものの、最終ホールでは気持ちを切り換え、シブコ・スマイルをギャラリーに向けていた。その日の会見でも大好きなイカの駄菓子の話で盛り上がり、前夜に仲間たちと食した鍋料理の話まで披露していた。 「他の選手ならスイマセンと言って、トイレの順番を変わってもらうこともできたかもしれません」(関係者) フツーの選手なら、人気者になったことで自分を見失ってしまう。つらいこともあるのだろうが、シブコはそういう苦労も楽しんでいるようだ。
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スポーツ 2019年09月04日 19時30分
“サカマルオカ”が足を引っ張る? 3連敗の巨人、5年ぶりVをかけた「特攻ローテ」にも暗雲か
3日に行われた中日との一戦を、「3−4」と1点差で落とした巨人。先月31日阪神戦から続く連敗は3となり、3日の試合がノーゲームとなった2位DeNAとの差も3.5ゲームとなった。 3連敗中の成績を見ると、投手陣が喫した失点数は「4点・2点・4点」とまずまずな一方で、野手陣が挙げた得点は「2点・0点・3点」。投手陣の踏ん張りに、打線が応えられていないことが不調の要因であることが浮き彫りとなっている。 先月24日DeNA戦に勝利し点灯させた優勝マジックも、2連敗目を喫した今月1日の中日戦をもって消滅。思わぬ不調に陥るチームに対し、ネット上のファンからは「首位のチームとは思えない戦いぶりだな」「Bクラスのチームに取りこぼしたらダメでしょ」「投手陣を見殺しにしてる打線は気合い入れ直せ」といった声が多数寄せられている。 先に述べたように、3連敗中のチームは1試合平均1.67点しか挙げられていない。この点を考慮すると、復調のカギは打線が握っていると考えるのが自然だろう。 中でも、特に奮起が求められるのは連敗中の打率が1割以下で、本塁打・打点も0に終わった2番・坂本勇人(.083/12打数1安打)、3番・丸佳浩(.091/11打数1安打)、4番・岡本和真(.100/10打数1安打)の3選手。その前を打つ1番・亀井義行(.333/12打数4安打)が役割を果たしているだけに、この点が改善すれば湿った打線も再び機能し始めるはずだ。 “サカマルオカ”の復調が急がれる理由は他にもある。それは、複数のメディアが解禁間近と伝える先発陣の「特攻ローテ」だ。宮本和知投手総合コーチが報道陣に語ったところによると、今後の試合ではこれまでおおむね中6日だった先発の登板間隔を中5日、あるいは中4日に短縮し、球数制限を設けた上でフル稼働させるという。 先発を酷使するこの作戦は、打線がどれだけ投手を援護できるかでその成否が決まる。ただ、ここまで3人合わせて「83本塁打」「237打点」を記録する“サカマルオカ”が沈黙を続けたままだと、せっかくの勝負手も不発に終わるリスクの方が高くなる。 そのため、原辰徳監督をはじめとした首脳陣にはこの3人の復調を促すと同時に、ダメなときは潔く諦める姿勢も求められているといえる。場合によっては彼らを下位降格、もしくはスタメン外とし、代わりにゲレーロ、陽岱鋼、若林晃弘といった面々を上位で起用する“荒療治”に打って出るのも一手となるだろう。 3日の中日戦をもって、今シーズンはとうとう20試合を切った(残り19試合)。5年ぶりのリーグ優勝へ向け、チームは正念場を迎えているといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月04日 17時57分
広島カープ・バティスタの“大甘裁定”に批判殺到!
日本野球機構(NPB)が9月3日、プロ野球・広島カープのサビエル・バティスタ外野手をアンチ・ドーピング違反で2020年3月2日まで6カ月間の出場停止処分を科すと発表した。バティスタは6月7日のソフトバンク戦後、尿検査を受け、違反薬物が検出されていた。球団が陽性反応の通知を受けたのは7月24日だったが、それ以降も20試合に出場していたことが批判を浴びている。 「鈴木球団本部長は『もし処分してB検体で陰性だったら、出場停止で名誉を傷つけることになる』と、試合に出場し続けたことに対しての説明をしましたが、納得しているファンはいないでしょうね。そもそも、陽性の疑いがある時点で、出場を見合わせるのが本当でしょう。また、6カ月の出場停止処分も、ほとんどの期間がオフシーズンで、来シーズンの試合には大きな影響はありません。広島ファンは胸をなで下ろしているでしょうが、他チームファンは納得いかないでしょう」(スポーツ紙記者) ネット上では、《ちょっと何言ってるか分からないんですけど》《陽性だったのは確かなんだから、きちんと謝罪しろ!》《名誉を傷つける? 身内びいきもいいかげんにしろ》《3連覇チームのおごりだな。バティスタはクビにして、球団の厳しい姿勢を見せた方がいい》 などと、批判の声が殺到している。 「バティスタは現在もドーピング違反を正式に認めていません。陽性が確定した今、故意ではなかったにしろ、何を摂取したのか説明するべきでしょう。球団は擁護の姿勢を見せていますが、関係者の間では疑問の声も多数上がっているようです。本来であれば解雇もやむなしですが、来年のチーム事情を考えると、簡単に切り捨てるわけにはいかないのでしょう」(同・記者) 広島は今年、FAで抜けた丸の代わりにバティスタを3番で起用。何とかやりくりをして戦ってきたが、力不足は明らかで、4連覇はほぼ絶望的だ。さらに今後は名手・菊池、捕手・會澤らがFAで流出する可能性もあり、カープアカデミー時代から大切に育ててきたバティスタを切ることはできない事情がある。 ドーピングに対する世間の目は年々厳しくなっている。すでに野球ファンのみならず、スポーツファンからも今回の“大甘裁定”を非難する声が上がっている。バティスタ自身がきちんとした謝罪と説明をしない限り、来シーズン、またもや広島は3番打者で悩むことになるだろう。
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スポーツ 2019年09月04日 17時30分
帰国を示唆したパドレス3A・牧田、西武と楽天が争奪戦? わざと「マイナー落ち」させて待つ狙いとは
メジャーの洗礼を浴びたアンダースロー、牧田和久(34=パドレス3A)が「帰国」を示唆した。マイナーリーグの全日程が終了した9月2日(現地時間)、牧田は日本のメディアの直撃取材を受け、NPB復帰も視野に入れて現役続行の道を模索するという。今年6月、メジャーリーグの試合に出場できる40人枠から外れ、「マイナー落ちか、退団して新天地を探すか」の二択を迫られた。古巣・埼玉西武、楽天からオファーがあったが、その時は2年契約を全うすることを決めた。 気心の知れた渡辺久信ゼネラルマネージャー(以下=GM)のいる古巣か、兄貴分だった石井一久GMの楽天か…。両球団とも「興味アリ!」と明言しており、ひと足早い争奪戦が繰り広げられそうだ。 「渡辺、石井両氏とも、牧田がマイナー落ちを受け入れたころ、電話で直接話をしていたみたいですね。最終的に牧田の意思を尊重したというよりは、パドレスのマイナー組織を経験したほうが、後々の本人のためになると思ったところもあるみたいで」(球界関係者) パドレスのマイナー組織は若手育成に定評があるのだ。優れた指導者がいることはもちろんだが、A.J.プレラーGMは、毎年オフ、若手を大量に集めるトレードを続けてきた。トレーニング施設にもお金を掛け、チーム本隊の戦力補強よりも、他球団でくすぶっている中堅、若手を見つけ出すことに重点をおいてきた。 GMの本来の仕事は、チームの順位を上げること。そちらでは結果はまだ出ていないが、マイナー組織を充実させた手腕は、高く評価されているという。 米国人ライターがこう続ける。 「2016年、プレラーGMはメジャーリーグ機構から処罰されました。機構がGMを処罰するのは異例中の異例です。プレラーGMは主力選手を放出し、有望な若手を獲るトレードを成立させました。ところが、その放出した主力選手の健康診断書にアヤシイところがあったんです。パドレスを出された主力選手は、移籍後すぐに故障離脱してしまったんです。健康診断書を書き換えたのではないか、と…」 とはいえ、今季までだったプレラーGMの契約が、2022年まで延長されたのだから、パドレスは「マイナー組織の充実、育成重視」を掲げる彼の手腕を高く評価していることは間違いない。 「若手の練習メニューも一律ではありません。体力、体格、選手の長所に応じたプログラムを組み立てています。少ない予算でマイナーの練習施設を充実させてきました」(前出・同) パドレスのマイナー組織に関するデータや、他球団でくすぶっている若手のどこをチェックして、「素質」を見抜くかなどのデータは極秘事項となっている。 「西武は若手の選手寮を造り替えたばかりです。80年代は施設面でも優れた球団だと位置づけられていましたが、昨今ではソフトバンクや巨人に出遅れてしまいました。渡辺GMは牧田がパドレスのマイナーで経験してきたことにも興味を持っているのでは」(前出・球界関係者) パドレスは日本ハム球団と業務提携も交わしている。日本ハムは独自のシステムを使い、低予算で強いチームを作ってきた。日本の他球団が日本ハムに倣ってきたのも有名な話。牧田の争奪戦にはこうした球団運営論や、「プレラー・ビジョンが知りたい!」の願望も含まれているのではないだろうか。先発投手が不足している日ハムの強奪も考えられるが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月04日 11時30分
デストロイヤーさん追悼興行で、全日本プロレス対UWFが実現!渕と藤原がタッグ対決!
令和初のプロレスオールスター戦の呼び声の高い、11月15日に東京・大田区総合体育館で開催される『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』。今年3月に亡くなられたザ・デストロイヤーさん(享年88)の追悼興行で、時代を超えた全日本プロレスとUWFのドリームマッチがラインナップされた。 全日本プロレスの渕正信、ジェイク・リー、野村直矢、岩本煌史が、藤原喜明、船木誠勝、長井満也、田中稔と対戦する。渕は全日本の選手としては珍しく、新日本プロレスのコーチを務め、その後にUWFでも象徴的な存在だった“プロレスの神様”カール・ゴッチさん(故人)の門下生とあって、UWFスタイルにも対応可能な王道レスラー。UWFインターナショナルの神宮球場大会では、当時Uインターに所属していた高山善廣と急遽対戦することになった、同じく当時全日本所属だった川田利明のセコンドにも付いている。対する藤原、船木、長井はUWFに在籍し、田中はUWF分裂後に藤原が旗揚げした藤原組に在籍していたことから、この一戦は時代を超えた全日本とUWFの対抗戦と言ってもいいだろう。船木、長井、田中は全日本に所属していたこともあっただけに、いろんな意味で面白いマッチメイクだ。 和田京平大会プロデューサーは「やっぱりデストロイヤーといったら渕くんなんだよね。じゃあ渕くんと誰が対戦かと考えたら組長が思い付いたんだよ。渕くんと組長は過去にも名勝負もしているし、渕くんもゴッチさんに教わった時期もあったんだよね。これで渕くんと組長の対戦ラインができて、組長に船木選手達を付けたら面白いんじゃないかと思って声を掛けてみた。皆さんが期待して、組長とだれが対戦したら面白いかって思ったらジェイク・リーだったんだよね。これで8人タッグが決まったんだよ。よく考えたら深いよね、この戦い。対戦も凄いけど、タッグを組んでいるのも凄いよね。スタイルが違うだけに、なんか対抗戦の匂いもするし、危険な感じもするよね」と語り、異種格闘技感溢れる“対抗戦”による化学反応に期待を寄せている。 デストロイヤーさんの必殺技である「足4の字固め」はプロレス界において究極の関節技であり、芸術技として、現在も世界中のレスラーたちが使用しているが、今回の対決はそんなデストロイヤーさんの洗礼を浴びた渕と、その他のサブミッションマスターたちが繰り広げてくれるであろうスリリングな攻防に期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月04日 06時30分
狙いは鳥谷ではなかった? 巨人・原監督が考える「FA抜き」の補強戦略とは
全ては、巨人・原辰徳監督(61)の決断次第だ。敵地・甲子園球場での3連戦2日目の8月31日だった。球団副代表の大塚淳弘氏が報道陣に囲まれ、渦中の鳥谷敬内野手(38)について質問された。 「素晴らしい選手だと思います。ですが、考えておりません」 鳥谷が阪神球団幹部から引退勧告を受けている件は、巨人サイドにも伝わっていた。シーズン中、それも、試合中の相手チームの選手のことを質問するのもおかしな話だが、“伏線”はあった。 「阪神のことで複数の球団が調査していました。メジャー球団も調べていました。誰のことを調べていたのか、最近になって分かったんですが、相手はジョンソンですよ。右の中継ぎ投手である彼は1年契約です。50試合に登板し、防御率は1・07。190人以上のバッターと対戦し、四死球は11。まだ28歳と若く、メジャー時代はさほど評価は高くなかったんですが、『こんなにスゴイ投手だったのか』と、各球団が熱視線を送っていました」(球界関係者) また、昨年オフの巨人は“ひと仕事を終えた”感もあった投打のベテラン、中島宏之と岩隈久志を獲得した。戦力として復活を信じていたのだろうが、「ベテランの奮闘が与える若手への刺激」という相乗効果も期待しての獲得だった。 ジョンソンの調査を「鳥谷か?」と勘違いしたこと、そして、ベテランによる相乗効果が“場違いな質問”につながったようだが、原監督は来季に向けてすでに動き始めていた。 「スカウトによる高校球児、ドラフト候補の現状が定期的に原監督に報告されています。一時はクローザータイプのピッチャーをドラフト補強したいと考えていたようですが、中川皓太を育てると決めたのでしょう。高校生のピッチャーを獲って、育てていこうとしています。若い捕手も獲るかもしれません」(ベテラン記者) 原監督は内野、外野ともに若手選手の成長に手応えを感じている。獲得するとすれば、今季に頭角を現した増田、若林、山本らよりも「4、5歳年下」と考えているそうだ。 また、こんな情報も聞かれた。 「今季、巨人は4人の育成選手を支配下登録しました。興味深いのは、支配下登録とトレード期日である7月末日の直前にピッチャーの堀岡隼人(21)を登録したことです。成長著しい若手を支配下登録したということは、今オフ、巨人は国内FA市場に手を出さないと解釈した球団も少なくありません」(プロ野球解説者) どういう意味かというと、FA選手を獲得すれば、人的補償が発生する。プロテクト名簿に記載できるのは28人まで。支配下登録した選手が増えれば、プロテクトする名簿の作成作業が難しくなる。過去、オフのFA補強を予定していた球団が育成選手の昇格を次年度に先送りすることもあったそうだ。 とはいえ、若手の成長には同年代のライバル、的確なアドバイスを送ることのできるベテランは欠かせない。原監督は若手野手をどうやって発奮させるつもりなのか…。ドラフト会議は高校生投手を中心としたもの、そして、FA市場にも手を出さないとすれば、“死に場所”を求めてさまよう自由契約選手がクローズアップされてくる。優勝カウントダウンが始まったものの、広島との対戦成績は5年連続での負け越しが決定した。やはり、巨人はオフに何か仕掛けてくると見るべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月03日 22時30分
新日本10.14両国大会でオカダ・カズチカとSANADAが今年4度目のライバル対決!
新日本プロレスは2日、ビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』(10月14日、東京・両国国技館)の一部対戦カードを発表した。メインイベントでは、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、SANADAを相手に4度目の防衛戦に臨む。その他、IWGP USヘビー級王者のジョン・モクスリーに、前王者ジュース・ロビンソンが挑戦。IWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイに『スーパーJカップ2019』覇者エル・ファンタズモがそれぞれ挑む。 日本時間1日に行われたイギリス・ロンドン大会で鈴木みのると対戦し、33分を超える死闘の末にIWGPヘビー級王座3度目の防衛に成功したオカダ。試合後マイクをつかむと、鈴木との再戦をアピール。「まだ、借りを返せてない人がいますね」と、先の『G1クライマックス29』公式戦で唯一敗れたSANADAを逆指名するかのような発言。すると入場ゲートからSANADAがスーツ姿で現れ“分かりやすい英語”で、「今度ここ(ロンドン)に戻ってきたときは俺がチャンピオンだ」と事実上の挑戦表明。ライバルと認め合う2人が対峙すると、ロンドンのファンは歓喜していた。 3月の長岡、5月の福岡、そしてG1公式戦の8.3大阪大会と、2人は今年に入ってから既に3回対戦しており、いずれも好勝負を繰り広げている。通算7度目の対戦となった先月の対戦では対オカダ6連敗中のSANADAが、師匠である武藤敬司から伝承したラウンディングボディプレスで初勝利を挙げている。4度目の対戦は単なるタイトルマッチや、ライバル対決という枠には収まらない。なぜならここ数年の流れを見ると、10月の両国大会以降、年内はIWGPヘビー級選手権試合が組まれない傾向にあるからだ。つまり、この試合の勝者が来年1月4日から開催される東京ドーム2連戦初日のメインイベントで、東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証の所有者と防衛戦を行う可能性が高い。 挑戦権利証が導入されてから、1.4東京ドーム大会までの間に挑戦権利証が“移動”した例はこれまで一度もないが、IWGPヘビー級王座はAJスタイルズから棚橋弘至に移動したことがある。あれも10月の両国大会だった。オカダが「新日本の顔」としてドームのメインに駒を進めるか?それともSANADAがニュージャパンドリームをかなえるのか?今度のライバル対決も激戦になるのは必至である。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月03日 22時30分
◎プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「テリー・ゴディ」馬場が高く評価した_“人間魚雷”の妙技
三冠ヘビー級王座を2回、世界タッグ王座を7回にわたり獲得した“人間魚雷”テリー・ゴディ。スティーブ・ウィリアムスとの殺人魚雷コンビではWCWタッグ王座を獲得するなど日米マットで活躍し、その才能は関係者から高く評価されていた。※ ※ ※ 80年代半ばから90年代初頭にかけて、全日本プロレスでトップの一角を占めたテリー・ゴディ。その素質たるや相当であったに違いなく、これはジャイアント馬場の“偏愛”ぶりからもうかがえる。 「1982年にゴディは、アメリカマットにおいて馬場のPWFヘビー級王座に挑戦していますが、その翌年に初来日となったのは、当然、馬場の推挙があってのことでしょう」(プロレスライター) その頃のゴディはマイケル・ヘイズ、バディ・ロバーツとのユニット「ファビュラス・フリーバーズ」として活躍していたが、ゴディ単独での招聘であった。 初戦はスタン・ハンセンとタッグを組み、ジャンボ鶴田&天龍源一郎とのメインイベントで、日本初披露となったパワーボムにより天龍からフォールを奪っている。 なお、この時の技の入り方は自ら相手を振り上げるのではなく、ハンセンが天龍を逆さに持ち上げたところを引き受けて、そこから落とすものだった。 「ゴディの売り出しのために勝ち役を与えながらも、天龍のプライドを傷付けないよう、ゴディ単独の技で仕留められたのではなく、あくまでもツープラトン攻撃でやられたことにしたと思われます」(同) また、実況では“パイルドライバー”と称されており、のちにゴディ自身がパワーボムという技名を披露したことで、その名称が広まることとなった。 さらに、同シリーズでは同じくハンセンのパートナーとして、テリー・ファンク引退試合の相手も務めている(テリーは実兄のドリー・ファンク・ジュニアとのザ・ファンクス)。結果は、テリーのコーナーポスト最上段から飛び込んでの回転エビ固めに敗れたが、巧みなインサイドワークでハンセンをフォローするなど、随所に見せ場をつくっている。 この時のゴディは22歳。14歳の頃から年齢を偽ってリングに上がっていたというが、それでもハンセンや天龍とは一回りほど若かった。にもかかわらず、これだけの大役を任されるレスラーは、なかなかいるものではない。 翌年にはフリーバーズそろっての来日となったが、その後はゴディのみが全日の常連外国人となる。 「同時期に、やはりフリーバーズとして参戦したWWFでは、メンバーそれぞれを単独で売り出そうとしたことに反発し、ゴディは短期で離脱しています」(同) それでいて全日での単独参戦を受け入れたというからには、相当の配慮がなされたに違いなく、これも馬場がゴディを買っていたことの証しと言えそうだ。★差し替えられたメインイベント 1992年10月、日本武道館で行われた全日本プロレス創立20周年記念大会でも、ゴディは特別タッグマッチに抜擢されている。馬場&ハンセン&ドリーvsアンドレ・ザ・ジャイアント&ジャンボ鶴田&ゴディという組み合わせに、「ゴディだけ格が落ちる」と見る向きもあろうが、馬場にしてみればここに加えるにふさわしい選手ということだった。 なお、この試合は鶴田がドリーのスピニング・トーホールドを首固めで丸め込んで勝利しており、決してゴディは負け役として選ばれたわけではない。鶴田は肝炎による欠場直前で、馬場、ドリー、アンドレも全盛期をすぎていたことから、ハンセンとゴディで試合を引っ張ることを求められての起用であった。この頃、すでに馬場と鶴田の日本人トップ2人からフォールを奪っているゴディは、馬場の認識においては押しも押されもせぬトップファイターだったのである。 ただ、こうした馬場の高評価ほどにファンからの信頼を得ていたかというと、そこには疑問も残る。 1990年4月に東京ドームで開催されたWWFと全日、新日本プロレスの合同興行「日米レスリングサミット」で、当初にメインイベントとして発表されたのはハルク・ホーガンとゴディのシングル戦であった。しかし、これがまったくと言っていいほどにファンには響かず、チケットの初動はまったくもって芳しいものではなかった。 結局、体調不良の名目でゴディを下げ、代役にハンセンを立てたことでチケットの売れ行きは一気に加速、大会も無事成功に終わったのだが、それにしてもなぜ馬場とファンの間で、ゴディの評価にこれほどの乖離が生じたのか。「パワーファイターでありながら、実は相当のテクニシャンでもあるゴディ。同業者の馬場はそこを買ったのでしょうが、ファンにしてみれば巧さゆえに、ハンセンのような荒々しさが足りないと感じたのでは…」(同) やはりプロレスというジャンルは難しく、決して一筋縄ではいかない。テリー・ゴディ***************************************PROFILE●1961年4月23日〜2001年7月16日。アメリカ合衆国ミネソタ州出身。身長195㎝、体重135㎏。得意技/パワーボム、魚雷ラリアット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年09月03日 22時00分
かど番大関・栃ノ心が故郷に豪邸 外国人力士の“大相撲ドリーム”
大相撲秋場所(東京・両国国技館)の初日は9月8日(日)。またまた大関かど番を迎えている栃ノ心(31)だが、成績とは別のことで話題になっている。 栃ノ心は、ヨーロッパの東側にあり、気候温暖でワインが有名なジョージアの出身。小さい頃から柔道で鳴らし、18歳の時に裸一貫で来日して名門の春日野部屋に入門した。 以来、13年。右ひざに大けがを負い、幕内から西幕下55枚目まで急降下するなど、様々な試練を乗り越えながらも昨年、ついに大関に昇進した。その間、去年の初場所の平幕優勝をはじめ、三賞を11回(殊勲賞2回、敢闘賞6回、技能賞3回)受賞し、金星も2個獲得している。 その栃ノ心がこのほど、故郷のジョージア・ムツケタ市の実家近くに、日本では想像もつかない超豪邸を建設中であることを、本人が明かしたのだ。 「敷地は2000平方メートル、600坪以上で、建設中の建物は2棟あり、その1つは住居スペースで、入り口には『栃ノ心』と漢字で書かれた表札が下がっている。そこにトレーニング施設、ジャグジー付きの風呂、サウナ、地下にはバーもある。もちろん、これまで獲得したトロフィーや賞状を展示するコーナーも。照明は蛍光灯を俵に見立てて円形にしたもので、こちらは一般開放する予定だよ」 もう1棟はレストランで、オオカミをイメージした暖炉を備え、滝も流れる内装になる予定。さらに、この2棟の間には大きなプールも設置され、そこに寝そべって酒を飲むのを楽しみにしていると本人は笑う。 このように、故郷に錦を飾る外国人力士は数多い。すでに引退した朝青龍は故郷のモンゴルで実業家になって大成功し、現有資産100億円と言われている。日馬富士も生徒数760人という学校を設立した。 「貨幣価値や物価の違い」と言えばそれまでだが、1億円前後の年寄株を確保できれば大成功と言われる日本人力士とはスケールが違う。まさに“大相撲ドリーム”。外国人力士の天下は、まだしばらく続きそうだ。
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元K-1世界王者・魔裟斗が震災復興支援でリング復帰!
2011年04月26日 15時30分
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力道山の孫が東京六大学野球で初勝利!
2011年04月26日 11時45分
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田中理恵が女王・鶴見虹子に挑んだが、段違い平行棒での失敗が響いて準優勝
2011年04月26日 11時00分
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人間狂気vs地下横綱、2010年ベストバウト再戦、春の嵐に至高のタイトル戦続々! 4・24地下プロレス『EXIT-72 OVER』
2011年04月25日 16時30分
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大乱闘! スターダム開幕戦
2011年04月25日 11時45分
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記録達成の重圧か? 小笠原の不振で思い出される『打順変更の悪夢』
2011年04月23日 17時59分
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世紀の大誤審招いた“ウソつき男”巨人・脇谷内野手に大バッシング!
2011年04月22日 17時15分
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国内FA権取得で難題浮上 阪神は藤川球児を慰留できない?
2011年04月22日 11時45分
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酒気帯び運転の尾上親方に大甘裁定下る!
2011年04月21日 12時20分
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愛川ゆず季「ファンの皆様に激しい戦いをプレゼントします」
2011年04月21日 11時45分
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「引き分け」狙いの是非 守護神・藤川を温存した真弓采配
2011年04月20日 15時30分
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不祥事が止まらない! 大相撲・尾上親方が酒気帯び運転で摘発
2011年04月20日 12時30分
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5月に大阪、東京で「野球知識検定」実施
2011年04月20日 11時45分
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斎藤佑樹「初勝利」で、あのオトコの評価も赤丸急上昇!
2011年04月19日 19時00分
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米国代表で2016年リオデジャネイロ五輪目指す! 総合格闘家・石井慧の柔道への電撃復帰の何故?
2011年04月19日 17時30分
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スポーツ
8・27日本武道館で32年ぶりに夢のプロレス・オールスター戦開催! 震災復興支援でメジャー3団体が大同団結!
2011年04月19日 11時45分
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17日、京子旗揚げ! 女子プロレス新団体「ディアナ」
2011年04月18日 11時45分
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アントニオ猪木IGF会長が“八百長力士”に門戸開放! 4・28東京ドームシティで元若麒麟の鈴川真一が“K-1の番長”ジェロム・レ・バンナと激突!
2011年04月18日 11時45分
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スポーツ
苦闘のFEG K-1は6月末再開予定、DREAMは5・29さいたま大会開催!
2011年04月16日 17時59分