スポーツ
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スポーツ 2019年08月08日 11時30分
二軍落ちからひと月半、一軍再昇格の可能性は?日本ハム・吉田輝星が迎える勝負の夏
一軍マウンドへの道のりは険しいのか。北海道日本ハムファイターズのルーキー、吉田輝星が8月7日の二軍戦での先発登板において、相手打者に対する危険球で退場となった。「一軍再昇格テスト」と目されていたこの日、打者3人に対し8球を投げたのみでマウンドを降り、周囲の期待とは裏腹に、思いもよらぬ形でアピールの機会を失う形となった。夏の全国高校野球選手権も始まり野球熱が盛り上がる8月、果たしてゴールデンルーキーの一軍復帰は叶うのだろうか。 前回のファームでの登板となった先月30日のヤクルト戦でも、先発としてマウンドに上がり101球を投げ、「変化球でカウントが取れた」と、いつも以上に多投した変化球に自信を覗かせていた。この日の投球内容を踏まえ、首脳陣からはあくまでも速球が中心の組み立てを望む声もあったと言うが、長いイニングを投げ、持ち味をより際立たせる為には今後、どれだけ変化球をピッチングに織り交ぜるかにかかっているのではないだろうか。 またそれ以外でも、潜在能力はすでに一軍の舞台でも披露されている。プロ初登板を勝利で飾った6月12日の対広島カープ戦では、5回を投げ4安打1失点、初回からストレートで押し続け、84球を投げ切った。最後のイニングとなった5回のピッチングでは、打ち取ったものの、打球を外野深くまで運ばれていた中で球速は146kmまでを記録、直球で三振も奪った。浮き上がるような伸びのあるストレートのキレも抜群だったが、その球筋は正確に打者の外角を突いていた。この日奪った4つの三振は、何れも決め球は外角のストレート。背番号18を背負うルーキーのもう一つの武器として、コントロールの正確さも挙げられるはずだ。 「やっぱり一軍のマウンドは違う。相手打者をギリギリで抑えられたことで、楽しみながらマウンドに上がれた」とはプロ初勝利直後のコメント。 決して平坦ではない、ドラフト1位高卒ルーキーの1軍定着への道のり。それでも今後、吉田の特徴であるストレートを始め、その他の球種も磨き、さらに、それらを投げ分けるコントロールとピッチングの幅を、より広げることができる要素が十分であることが垣間見えてきた。 7日の試合では悔しい結果に終わった吉田だが、報道によると中継ぎとして翌8日の試合にも登板するといい、これを一軍再昇格への“追試”と見る向きもある。投手陣の台所事情が楽ではなくなる夏場、吉田輝星の躍動する姿が、再び札幌ドームのマウンドで観られる日はそう遠くないかもしれない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年08月08日 11時00分
秋田中央高校の選手が熱中症で倒れ交代 繰り返される我慢大会に呆れの声
7日、甲子園球場で行われた全国高校学校野球選手権、秋田中央高校対立命館宇治高校戦で、秋田中央高校の斉藤椋平外野手が熱中症で倒れる事案が発生。相変わらず繰り広げられる「我慢大会」に、呆れの声が広がっている。 問題のシーンは7回表に発生。ノーアウト満塁で打席に入った斉藤選手が、ピッチャーゴロを放ち併殺を避けようと全力疾走した際、起き上がれなくなってしまった。斉藤選手の両足は痙攣を起こしてしまっており、この原因は熱中症なのだという。 斉藤選手はそのままベンチに下がり交代。状態が心配されたが、試合後の整列には顔を見せており、大事には至らなかった様子。しかし、試合中に選手が熱中症によって倒れることは異常であり、命の危険にさらされていることにほかならない。大会を主催する日本高等学校野球連盟(高野連)が、熱中症に有効な対策を採っていないことが浮き彫りとなったと言える。 今大会では、球場内に28台のエアコンが増設され、入り口にミスト噴射機を設置するなどして、観客の熱中症対策が進められた。また、開会式では、昨年に続きペットボトルの携帯が認められ、オールドメディアは「熱中症対策バッチリ」「スタンドは快適だった」などと書き立てた。 しかし、選手については、水分補給タイムが設けられたこと、手のひらを冷やすための冷たいペットボトルが用意されたことぐらいで、高野連が有効な熱中症対策を施したとは言い難い。昨年、選手を含め647人が救護室に搬送、うち343人が熱中症の疑いと診断され、まさしく「異常世界」となった甲子園だが、今年もその本質は変わっていない。一部には、慰安婦関連の誤報を犯し、反日的な記事を常時掲載し続ける朝日新聞が主催者だけに、「日本人を命の危険に陥れて楽しんでいるのでは」という声もあるほどだ。 そして開催前、大船渡・佐々木朗希投手の「登板回避」問題で、多くの野球関係者が過密日程を批判していたものの、開幕すると地域性などもあり批判の声は少なくなり、『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のお涙頂戴映像に涙するとともに、試合に一喜一憂し楽しむ人ばかりとなり、選手を死の危険に陥れていることを、忘れてしまっている。 高校野球を楽しむことは決して悪いことではなく結構なこと。しかし、過密日程や熱中症の対策が進んでいない現状、そして、酷使による選手の重大な故障問題を忘れてはならない。実際に、熱中症によってグラウンドに倒れる選手が出たことを、ファン関係者とも重く受け止めるべきだ。
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スポーツ 2019年08月07日 22時30分
阪神、暗黒時代並みのペースでエラー量産 聖地・甲子園の特性を分かっていない?
第101回全国高等学校野球選手権大会が開幕した(8月6日)。今夏の甲子園大会に限らず、出場校の監督、コーチ、選手たちが必ず口にするのが、グラウンドのこと。甲子園球場の整備スタッフが“誇りを持った職人芸”できめ細やかなグラウンド整備を行っているのは、有名な話だ。筆者もそのスタッフにインタビューをさせていただいた一人だが、彼らは、イレギュラーを起こしてはならないという強い責任感を持っていた。イレギュラーによる球児のケガを絶対に起こしてはならないとし、イレギュラーで勝敗が決まるようなことがあってはならないと語っていた。 ここに“100年の歴史”も重なり、高校球児は「甲子園大会に出場したい!」と思うのだろう。 そんなグラウンド整備の行き届いた甲子園を本拠地とする矢野阪神だが、夏の大会が開幕した時点でのチーム失策数は「87」。このペースで行けば、シーズン終了後には120以上をカウントしてしまう。エラーが3ケタに到達したら、暗黒時代にあった2000年シーズン以来になるという。 「途中加入のソラーテの守備位置が固定できず、他選手にも影響が出ています」(在阪記者) 前マーリンズ傘下のヤンハービス・ソラーテ(32)が来日したのは7月21日。矢野燿大監督(50)は、メジャー通算75アーチの大砲に「ショート」を守らせたが、動きが緩慢だからと外野でテストし、最近はセカンドを守らせている。第4回WBC・ベネズエラ代表メンバーでもあり、ブルージェイズ時代(18年)に取材した米国人ライターによれば、「守備はうまい方」と話していた。 「ソラーテの打撃力が惜しいからスタメンから外せないんです。そのソラーテを二塁に回したため、それまで二塁を守っていた糸原にショートを守らせていますが、エラーが目立ち始めました」(前出・同) 「ソラーテの守備がヘタではない」と言うメジャーリーグ取材者はほかにもいた。だとすれば、ソラーテを守備難にさせた原因はどこにあるのだろうか。 コーチ経験を持つパ・リーグ出身のプロ野球解説者は、「土のグラウンドの難しさが原因ではないか?」と言う。プロ野球が開催される日本の野球場は、大半が人工芝だ。人工芝の内野フィールドは打球が速い。だから、打球を待って捕っても、一塁送球でアウトにできる。しかし、土のグラウンドは違う。パ・リーグの選手が甲子園で交流戦を戦う際、人工芝と土の違いにちょっと戸惑うのと同じように、ソラーテも天然芝を敷き詰められたグラウンドと「土の球場」の違いに苦しんでいるのではないかと予想していた。 夏の甲子園大会中、出場校の外野手は手入れの行き届いた内野にスパイクの足跡を付けたら申し訳ないからと、遠回りをして守備位置に就く。阪神の外野手も、ファールゾーンを走って守備位置に向かうことが多い。ソラーテにその理由を説明してやれば、エラーは減少するのではないだろうか。甲子園のグラウンド整備について、教え直さなければならない阪神選手は他にもいるが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月07日 19時45分
高校野球2回戦進出、“主題歌演奏”どうなる? 「京アニ」と立命館宇治の絆に応援の声殺到
7日に行われた夏の甲子園・大会2日目の第4試合、立命館宇治(京都)対秋田中央(秋田)。この一戦に勝利した立命館宇治に、高校野球ファンのみならずアニメファンからも注目が集まっている。 同校の吹奏楽部は今回の甲子園出場に先立ち、先月18日に35人が犠牲となった放火殺人事件に見舞われた「京都アニメーション」の作品『響け!ユーフォニアム』の主題歌「DREAM SOLISTER」を応援曲に採用していた。 これを複数メディアが報道すると、ネット上では「これは感動した!甲子園のアルプスから全国に向けて思いっきり演奏して!」、「地元が同じ立命館宇治だからこそ出来ることだな、京アニへの思いも背負って頑張って」、「高校野球あまり詳しくないけど、京アニファンだから立命館宇治を全力で応援する」といった声が数多く寄せられた。 また、一連の報道を受けて、この主題歌を歌うTRUE(唐沢美帆)も自身のツイッターで反応。「言葉にならないくらい嬉しいです。立命館宇治高校野球部の皆さん、応援しています。頑張って下さい…!!!」と応援のメッセージを送っている。 ただ、今日7日の初戦は、肝心の吹奏楽部がコンクールで不在だったため同曲の演奏は行われず。そのため、実際に甲子園のアルプススタンドで主題歌が演奏されるかは、同校が勝利できるかにかかっていた。 そのような状況の中迎えた一戦。立命館宇治は6回まで毎回ランナーを出しながら得点を挙げられずにいたものの、無死満塁のピンチを無失点で切り抜けた直後の7回裏に待望の先制点を奪取。この1点を最後まで守り切り「1−0」で秋田中央に勝利し、晴れて2回戦へ駒を進めた。 これを受けネットからは、「おめでとう!これでユーフォ(『響け!ユーフォニアム』)の主題歌が甲子園に響く!」、「京アニのためにもこのまま勝ち進んで!」と称賛の声が殺到した。 立命館宇治は、大会8日目(13日)の2回戦第2試合で好投手・奥川恭伸を擁する星稜(石川)と対戦する。コンクールを終え合流した吹奏楽部が満を持して主題歌を演奏するこの一戦は、グラウンド内外で今回以上の注目を集める一戦となりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてTRUE公式ツイッターよりhttps://twitter.com/miho_karasawa?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
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スポーツ 2019年08月07日 18時10分
ヤクルト監督にクロマティ氏が逆指名? 球団買収に『LIXIL』の影
「黒星という出血を完璧に止めるには、時に監督やフロントもショッキングな変化をしなければいけない」今季最下位でもがくヤクルトに、巨人の元外野手のウォーレン・クロマティ氏(65)はこう語った。 先日、監督通算1000勝を達成した巨人・原辰徳監督の表彰式に、ともにクリーンアップを担った“最強助っ人”クロマティ氏が駆けつけた時のことだ。クロマティ氏は「監督をやりたい。ヤクルトがいいね。私が監督になれば視聴率も上がる!」と、ライバル球団にまさかのラブコールを送ったのだ。 ヤクルトは現在、借金20を超えるダントツの最下位。今季で契約が切れる小川淳司監督の交代は決定的で、後任には宮本慎也ヘッドコーチを筆頭に、高津臣吾二軍監督や元監督の古田敦也氏、OBの池山隆寛氏らの名が挙がっているが…。「折しも広島の緒方孝市監督が、怠慢プレーをした選手を平手打ちした行為が社会問題化し、ヤクルト内では“鬼軍曹”の異名を取る宮本ヘッドの株が下がっています。主砲のバレンティンも『選手への暴力はリスペクトが欠けている。メジャーではありえない』として、外国人監督待望論ともとれる発言をしているだけに、“泡沫候補”と侮れない」(スポーツ紙デスク) クロマティ氏も、現役時代は乱闘も辞さない武闘派だったが…。「ヤクルトは東京五輪に伴う神宮球場の建て替えで、商業施設も併設する『ボールパーク』構想の中心的役割が期待されている。この再開発に食い込もうと、ヤクルト球団の買収を狙っているのがLIXILです。うまくいけば、建材・住宅設備大手である同社のメリットは計り知れません。ロッテ買収の噂も流れたほど、プロ球団を欲しがっていましたしね」(経済誌記者) 一方のクロマティ氏は、昨年から海外の衛星放送会社の東京特派員として活躍。日本の経済界にも人脈が多いだけに、監督“逆指名”発言はLIXILを意識したものだった可能性もある。「LIXILが球団を買収した場合、ヤクルト色を薄めるはず。クロマティがそこまで計算していたのか、それともすでに“密約”でもあるのか…」(同) クロマティ氏の人柄のよさは折り紙つき。NPBでの指導者経験はないが、監督に推す声は意外に多いという。
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スポーツ 2019年08月07日 18時00分
ダル、筒香、千賀らが「ドジャースに結集」の未来予想図
米大リーグ『シカゴ・カブス』は地区優勝争いに食い込んでいるが、投手陣の建て直しを迫られているため、「ダル放出」で投手補強の可能性もゼロではない。 シカゴ・カブスのダルビッシュ有(32)が、7月13日に今季3勝目を挙げた。意外にも、カブスに移籍して以来、これが本拠地での初勝利だった。7月30日には失点「2」とはいえ、5敗目を喫した。 「移籍1年目の昨年は1勝、今季前半戦は2勝。故障が重なったとはいえ、6年総額1億2600万ドル(約135億円)の超大型契約で入団した投手としては“ありえない”成績。地元紙の中には〈トレードの最終期限に間に合った〉と痛烈に皮肉っているメディアもありました」(特派記者) ダルビッシュは今季終了後、6年契約を途中破棄できるオプトアウトの権限を持っている。「今秋には子どもも生まれますし、生活環境のいい西海岸のチームへの移籍を目指すとみられています。2017年オフにFAとなったときも本命はドジャース残留でした」(球界関係者) オプトアウトは、ドジャース帰還に備えて勝ち取ったものだという。「ドジャースは広域球場が本拠地なので投手有利です。中継ぎも厭わない前田健太もいて、生活環境も抜群にいい。マエケンのバックには黒田博樹氏もいて、各方面でのアドバイスも受けられる」(同) このドジャースの「日本人サークル」が実現すれば、“ネクスト・日本人メジャーリーガー”たちの動向にも影響を与えそうだ。 「DeNAの筒香嘉智は、すでに昨オフ、将来的なメジャー挑戦の意向を伝えています。現在、2番の打順を任されていますが、強打者を2番に入れる編成は、米挑戦を見越しての元メジャーリーガー・ラミレス監督の親心かもしれません」(スポーツ紙記者) 広島の菊池涼介やソフトバンクの千賀滉大などもメジャー挑戦となれば、「日本人サークル」のあるドジャースがいいとなるだろう。ロスに日本人結集の未来予想図を思い浮かべるのも楽しい。
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スポーツ 2019年08月07日 17時30分
オリックス、“エース”山岡泰輔&“主砲”吉田正尚がパ・リーグ7月度月間MVPダブル受賞!
日本野球機構(NPB)は7日、7月度の月間MVPを発表し、パ・リーグは投手部門をオリックスの山岡泰輔投手、野手部門を同じくオリックスの吉田正尚外野手がそれぞれ初受賞した。まだシーズンの折り返しとはいえ、最下位のチームがダブル受賞したのは異例である。 プロ3年目の“エース”山岡泰輔は、2016年にドラフト1位でオリックスに入団。今年はピッチャー陣のリーダーとして初の開幕投手を務め、7月は5試合に登板し3勝1敗、防御率3.09、37奪三振の成績を残した。プロ4年目の“マッチョマン”吉田正尚は、打率.357(84-30)、7本塁打、21打点の文句のつけようがない成績。山岡と正尚は、防御率ランキングトップの“神童”山本由伸とともに、7月はオールスター戦にも出場した。 喜びの会見に臨んだ2人は、口を揃えて「初めての受賞なのでうれしい」と笑みを浮かべた。山岡は「取れると思っていなかったので、本当にうれしい。(ダブル受賞)もうれしい。7月はとくに打者の人に助けてもらって取ることが出来たので、そこはすごくうれしい」と想定外だった受賞に、うれしさを隠せない様子。正尚は「チームから2人出るということはいいことだと思う」と、一昨年の3・4月度に受賞した金子千尋(当時)、T-岡田以来の快挙について語ると、「(本塁打は)月5、6本平均で打てば、30本。そういうところでクリアして、1本でも多く打てればいいことなのかな」と本塁打について話したが、「本塁打もそうですけど、出塁して返す。状況に応じた打撃というのが求められていると思うので、そういう意味では、もっともっと上を目指して。数字の面でもシーズンを通してしっかり、いい成績を出せるように頑張りたい」と続けて、さらなる高みを目指す考えを明らかにしている。 受賞出来た要因について、山岡は「なんでかわからないくらいですね。オールスターに出していただいて、5試合投げられたというのは大きな要因なのかなと。(7月8日、16日に先発した)楽天戦は、かなりいいピッチング、自分の理想とするピッチングができました。今年はまず“先制点を与えない”ということが出来ているのかなと思います」と自身のピッチングについて分析。現在8勝と初の二桁勝利も見えてきたが、「もう少しなんで、少しでも勝ち数を増やして。僕の中では貯金を多く作りたいという目標があるので、そこを目指していきたい」と力を込めた。三振が取れているのも、「いいピッチングに繋がっている」という。 現状、最下位のまま停滞しているチームだが、首位や3位とのゲーム差は近年に比べるとまだ射程圏内にある。残りシーズンについて、山岡が「Aクラスを諦めていないし、ここから日本一になれるように、自分のピッチングをしてチームを勝たせることが出来たらいいなと思う」と語ると、正尚は「1個ずつ借金を返していくしかないので、そこはみんなで力を合わせてやるしかないんで、僕もしっかりチームの勝利に貢献できるように活躍出来ればいい」と日本一を目指してチーム一丸となって残りシーズンを闘っていくことを誓った。 チームの顔である2人の勢いは、間違いなくチームの勢いに直結するだけに、ペナントレースの結果を左右する8月も、勢いに乗っていきたいところ。その先には、必ずやミラクルが待っているはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月07日 11時30分
西武、「危険・事故防止のため」本拠地でのファンサービス禁止を発表するもファンからは意外な反応
プロ野球・埼玉西武ライオンズが公式サイト上に掲載した発表が、プロ野球ファンを中心に話題を呼んでいる。 話題となっているのは、球団が5日に掲載した『メットライフドームエリア内ファンサービスについて』という発表文。その内容は「危険・事故防止のため、駐車場内・階段付近でのサイン、写真撮影、プレゼント受け取りなどメットライフドームエリアではファンサービスはお断りすることといたしました。また、駐車場内の入庫待ち、出庫待ちも禁止とさせていただきます。ファンの皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします」というものであった。 急なタイミングでの発表ということで、大きな反発を呼んでもおかしくはなさそうなこの一件。ただ、意外にも、ファンの間からは「球団が冷たいと思われそうだけど、選手の安全を考えると何とも言い難い」、「実際に何らかの迷惑行為があったってことだし、まあしょうがないよな」、「そういえば、去年の今頃も騒ぎが起こってたなあ」といった理解の声の方が多く挙がっている。 今回の舞台となった同球場では、昨年7月31日の試合後に、観客の一人がハイタッチに乗じ、チームの主砲・山川穂高が首にかけていたタオルを抜き取るという迷惑行為が発生。一連の流れを映した動画がネット上で拡散されたことで、テレビのワイドショーなどでも報じられる騒動に発展している。 2017年に『勝利時における選手ハイタッチに関するお願い』という注意文を出していた球団は、前述の騒動が起こった翌日に、『勝利時における選手ハイタッチでの選手との接触に関わるお願い』という一文を掲載し、改めてファンに注意喚起を働きかけている。しかし、今回“強硬姿勢”に出たところを見ると、残念ながら、全てのファンが球団の訴えを聞き入れた訳ではなかったようだ。 中日・松坂大輔の“右肩破壊”を筆頭に、過剰なサイン要求や身勝手な暴言など、今年も各地で頻発している一部の迷惑・悪質行為。こうした現状を考えると、今回の一件に「やっぱりな」、「致し方ない」といった反応が寄せられるのも不思議ではないのかもしれない。 ただ、前述した声の中には、「このままだとウチだけじゃなく全球団ファンサービス禁止になるぞ」といった危惧も少なからず含まれている。もし、現状が変わらないようなら、この指摘通りに、規制が強化される可能性も少なくはないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年08月07日 07時00分
体格、年収、プレーも“規格外” NBA八村塁が変える日本人の印象
全米プロバスケットリーグNBAのドラフト1巡目指名でワシントン・ウィザーズ入りした八村塁(21)が、“本番”でもやってくれそうである。 NBAは9月下旬から約2週間、プレシーズンマッチを行い、それから翌年4月まで、長丁場のリーグ戦を戦う。若手メインのサマーリーグでお披露目を果たした八村に、バスケットボールを見る目の肥えた米国ファンから「イケそう!」との高評価が集まったのだ。「八村の初年度の年俸は約4億5000万円ですが、すでに日本の大手食品メーカーやメガバンクがスポンサー契約を結んでいます。企業がNBA選手と契約する場合、年俸と同等か、それ以上の額が提示されるケースが多い。日本人アスリートとしては、年収もトップクラスに躍り出ましたね」(米国人ライター) 八村は、欧米各国の人々が持つ日本人アスリートのイメージも変えた。「メジャーリーグやサッカーなど、海外で活躍する日本人アスリートはたくさんいますが、そのほとんどは小柄で動きが軽快という意味で『ニンジャ』とか『サムライ』と評されてきました。しかし、八村にそのイメージはありません」(同) 身長203センチ、体重106キロ。力士のような圧倒的な体格で、ニンジャにはない重量感と存在感を示している。また、取材でもインタビュアーが何を聞きたいのかを察し、巧みな受け答えを見せるなど饒舌なので、サムライのイメージもない。「八村は、3ポイントシュートを打つとき、いったん構えるんです。どちらかといえば、見得を切るカブキに近いかも」(特派記者) リング周辺でのボールタッチもソフトで、シュートポーズも見栄えがする。「ウィザーズは昨季低迷し、チーム再建の真っ最中です。NBAで『2番目に希望が持てないチーム』と報道されるなど、期待も少ない分、若手にチャンスが回ってきそう。スタメンの可能性も十分ありますよ」(同) すでに日本国内でのバスケ人気も高まりつつあるが、この八村フィーバーは、外国人が持つ日本人のイメージも一変してくれそうだ。
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スポーツ 2019年08月06日 22時30分
ノーコン病の藤浪に最後の処方箋「バッピをやらせろ!」
「この次」は、もうないかもしれない…。 今季初の一軍登板(8月1日)の後、即刻二軍落ちが通達された。阪神・藤浪晋太郎投手(25)の話だ。 中日との17回戦で先発登板のチャンスをもらったが、5回途中で降板。この日、投じた投球数は102。「四死球8」という数字が表すように、ノーコン病は改善されていなかった。 「春先、投球フォームをスリークォーターに変えて、二軍落ちしてからは2段モーションにまた変えて…。復帰登板では2段モーションを使わない場面も見られました。完全に自分を見失っている」(ライバル球団スコアラー) 「四死球8」も出しておいて、1失点で済んだのは奇跡としか言いようがない。 しかし、同日の甲子園球場ではこれまでと違う2つの光景が見られた。 まず、虎ファンの怒声が少なくなったこと。虎ファンは阪神選手がミス、失敗をすると、容赦なく罵声を浴びせる。それだけ愛情が深いわけだが、藤浪に対して怒らなくなったのは、「もう諦めた、見放した」ということではないだろうか。 また、5回表の中日の攻撃が始まる前だった。捕手・梅野がネクストバッターズサークルで自分の打順を待っていた。打順は回ってこなかったが、防具を外しており、梅野がそれを再び着用するのに時間を要していたため、藤浪の投球練習の相手を原口が務めた。その原口が捕れないほど、投球が荒れていたのだ。球場から失笑も漏れていた。「ピッチャー、交代」がアナウンスされたのは、その十数分後のことだった。 制球難、自信喪失。藤浪は二軍でどんな調整をしてきたのだろうか。何人かの関係者に聞いたが、「基本的には藤浪本人に任せている」という言い方だ。初めての二軍降格を通達された2017年5月以降、ほぼその方針でやってきたそうだ。 「制球難を克服する方法はいくつかあります。一例として、打撃投手をさせる方法がある。6、7割の力で投げることで、上半身、下半身の力の入れ具合、バランス感覚が養えるんです。藤浪は一人になっても、走り込みや基礎体力トレーニングをしっかりこなしています。だから、打撃投手として練習をさせたいんですが…」(チーム関係者) ところが、藤浪には打撃投手の練習を課すことはできない。打撃投手とは、その名の通り、野手の打撃練習を手伝うこと。「打たせる」のが仕事だ。藤浪は特に右バッターに対する死球が多い。味方野手を故障させてしまう危険性があり、怖くてやらせられないというのだ。 「藤浪の年俸は8400万円(推定)までダウンしています。16年の1億7000万円から3年連続で落ちています。今季はさらなるダウン提示も必至です」(ベテラン記者) 素質は十分でも、復活には時間がかかる。1億円近くもらっているのだから、他球団もトレードをためらってきた。5000万円以下の年俸になれば、考え直す球団も出てくるだろう。もっとも、“環境”を変えたからといって、ぶつける危険性がなくなるわけではない。 「一軍の先発投手で確実に計算できるのは、西だけ。だから藤浪にチャンスが与えられたんですが、四球が多いと、守っている野手も集中力が途切れてしまいます」(前出・同) バッピ(打撃投手)が務まるようにならなければ、藤浪はジ・エンドということだろう。(スポーツライター・飯山満)
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