スポーツ
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スポーツ 2019年07月24日 11時15分
阪神の新助っ人、守備位置が決まっていない? 意外な起用法を採用で、内野陣大混乱か
「テスト」が失敗したら、阪神守備陣は大シャッフルということになるだろう。 阪神タイガースが新加入したヤンハービス・ソラーテ内野手(32=マーリンズ傘下3A)の入団会見を開いた(7月22日)。右投両打の内野手。どちらの打席でも長打が望めるパワーヒッターで、メジャーリーグ中継を見続けている視聴者の間では、ちょっとした有名選手だった。マエケンこと前田健太、松坂大輔、和田毅といった日本人投手との対戦で高い打率を残していたからだ。また、前回WBC(2017年)ではベネズエラ代表選手としても活躍している。 「内野ならどこでも守れます。近年はレフトを守っています」(米国人ライター) 近年、阪神はシーズン途中での外国人選手の補強が続いている。要は、シーズンオフに行うチーム編成の失敗である。矢野燿大監督(50)も“負の連鎖”を断ち切ることはできなかったが、「質の高い外国人選手」を選んだという印象を持った関係者も少なくない。 しかし、どこでも守れるユーティリティ・プレーヤーだからか、ソラーテの守備位置を巡って、首脳陣の意見が割れてしまった。 「マルテを引っ込めて、一塁を守らせるのだと思いましたが。ソラーテどこの守備に就かせるのか、決まっていないような雰囲気でした」(在阪記者) 故障で出遅れたものの、マルテがバットで結果を出し始めた。また、「ソラーテ加入後もスタメンで使うべき。外国人選手が2人いて、初めて打線に得点力が増す」との意見も多く聞かれた。一塁手・マルテを使い続けるとしても、二塁には打撃好調の糸原がいる。三塁には主砲・大山がいる。外野だが、センターにはレギュラーに定着した近本がいて、ライトには糸井がいる。加えて、ベテラン・福留も帰ってくる。となれば、福留がレフトに入ることになり、「ソラーテをマルテか、福留と併用する」のでは、打線強化という本来の目的は果たせなくなる。 ここで浮上してきたのが、他球団ではあまり見られない起用法だ。ソラーテにショートを守らせる案が急浮上してきたのだ。 「ショートは重要なポジション。併殺プレーにおける二塁手との呼吸が問われますし、対戦打者によって守備位置を若干変える指示を出すなど、守備陣のリーダー的存在です。日本ではそういう捉え方がされているので、ショートを予定して外国人選手を獲得することは基本的にやりません」(ベテラン記者) 攻撃的な打線を組むのであれば、「ショート・ソラーテ」は脅威だ。ソラーテの守備能力であれば、ショートの守備もこなせるはずだが、他の選手もけん引するという日本的な発想から批判的な関係者も多かった。 「アメリカの球場は基本的に内野エリアにも芝生が敷き詰められています。芝生の上で転がるゴロの処理が最も難しいとされ、一番簡単なのがイレギュラーのない人工芝です。甲子園は土のグラウンド(内野)ですが、適応できると思います」(前出・ベテラン記者) 目下、ショートのスタメンは新人の木浪だ。木浪も失策が少ない方ではない。エラーの数が変わらないのなら、「一発のあるソラーテ」という発想もアリかもしれないが、阪神内野陣の混乱は避けられないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年07月24日 06時30分
WWE史上最大の同窓会が実現!ホーガン、オースチン、フレアーも健在!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間23日、米フロリダ州タンパのアマリー・アリーナで主力ブランド、ロウを開催した。 今大会は“リユニオン”と題して開催。ロウで活躍したWWEのレジェンドたちが集結すると予告されており、ファンの間では話題となっていた。オープニングは久しぶりにジョン・シナが登場。オープニングマッチのタッグマッチではリキシとディーボンがセコンドに付いて会場を盛り上げると、24/7王座を巡ってはレジェンドのパット・パターソン、ジェリー・ブリスコ、ケリー・ケリー、キャンディス・ミシェル、アランドラ・ブレイズ、テッド・デビアスが奪い合いを展開した。1980年代から90年代までWWE(当時WWF)を支えたレジェンドたちはまだまだ元気である。 さらにカート・アングル、ロブ・ヴァン・ダム、サージェント・スローター、ハリケーンがレイ・ミステリオをサポート。D-ジェネレーションXも登場してセス・ロリンズを救援。続けてリングに登場したミック・フォーリーは、暗闇の中で突然、ブレイ・ワイアットに襲撃されるハプニングも。エンディングでは“ネイチャー・ボーイ”リック・フレアーと“超人”ハルク・ホーガンがレジェンドたちとともにステージに集結すると、2人は対峙。フレアーには重体説も流れていただけに、元気な姿が見られてひと安心だ。 最後に“Mr.ロウ”ともいえるストーン・コールド・スティーブ・オースチンが登場。オースチンはリングでビールを浴びて「ヘル・ヤー!と叫べ」と会場をあおると、「みんなファミリーだ」と言ってレジェンドたちとビールで乾杯。オースチンとビンス・マクマホン代表による抗争を繰り広げてロウのブランドが確立されただけに、オースチンが“トリ”を務めるのは当然の流れと言っていいだろう。 レジェンドに目が行きがちだったこの大会では、US王者AJスタイルズとセス・ロリンズが対戦した。ザ・クラブのルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンを引き連れて登場したAJは、アンダーソンが介入して試合を優勢に進めたが、来場していたD-ジェネレーションXのトリプルH&ショーン・マイケルズが試合に登場。先月の日本公演でトリプルHはザ・クラブと組んでいるが、この日はロリンズのセコンドについた。これで勢いづいたロリンズがスリングブレイドからブロックバスターで攻め込むと、不利と判断したのかギャローズ&アンダーソンが介入してロリンズの反則勝ちとなった。 試合後も両チームは乱闘。クラブがパイプ椅子で襲撃を狙うと、今度はロード・ドッグ、nWoのメンバーでもあるXパック、スコット・ホール、ケビン・ナッシュが現れてロリンズを援護。ロリンズはD-ジェネレーションXの決め台詞“くそ食らえ”を叫んでクラブを追い払った。現役の選手とレジェンドたちがしっかり融合した大会となった。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年07月23日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ドン・フライ」猪木の魂を引き継いだPRIDE男塾塾長
トレードマークの口ひげとそのイカツイ風貌で、抜群の存在感を誇ったドン・フライ。初期UFCで頂点に君臨した後、新日本プロレスへ参戦すると、T2000やBATTなどヒールユニットでも活躍した。 再度復帰した格闘技においても、数々の名勝負を繰り広げている。※ ※ ※ 1988年4月4日、東京ドーム。アントニオ猪木の引退試合で相手を務めたのは、その前年より新日本プロレスに参戦していたドン・フライだった。 これに先立って行われた引退試合対戦者決定トーナメントに参加したのは、次の8選手。猪木の直弟子にあたる藤原喜明、藤田和之、小川直也。UWF系の山崎一夫。PRIDE1で空手家の黒澤浩樹を下したイゴール・メインダート。そしてUFCから新日参戦を果たしたブライアン・ジョンストン、デイブ・ベネトゥー、ドン・フライといった格闘技色の強い面々であった。 準決勝へと駒を進めたのはメインダート、小川、ジョンストン、フライで、ここからフライと小川が勝ち上がり挑戦者決定戦へ。ファンのほとんどは、小川が勝利して猪木最後の試合に挑むことを期待していたし、そうなるものと信じていた。 しかし、フライがTKO勝ち。その瞬間、会場内は一瞬の沈黙の後に深い溜息に包まれた。 「でも、仮に小川が猪木とやったとしても、どっちが勝つんですか。猪木が勝ったんじゃ、小川の商品価値を下げることになるし、小川が勝てば『猪木越えだ』『闘魂の後継者だ』と喜ぶファンもいるだろうけど、最後の花道に黒星なんて猪木自身が納得するはずがない。じゃあ、時間切れ引き分けかといっても、長い時間戦えるだけのコンディションが整えられないから引退するわけで…」(当時の新日関係者) 対戦者決定トーナメントに格闘技系の選手がラインナップされたのも、猪木の体調による部分は大きい。猪木の肉体はボロボロで、長時間にわたって互いに大技を受け合うプロレス的な試合は、もはや困難だったのだ。 そうして考えたときに、この当時に悪役として売り出し中だったフライは、格闘技での実績もあり、猪木が“勝って終わる”のに最もふさわしい相手であった。 「同年2月の大会で小川とのシングル戦に敗れたフライが、試合後も小川を殴り続け、それを猪木がナックルパートで救出するという前振りはあったんだけど、ファンには伝わってなかったみたいだね」(同) 肝心の試合は、序盤にフライがパンチで攻勢に出るも、猪木が徐々に巻き返して最後はグラウンドコブラで勝利。大団円の引退セレモニーとなった。 「フィニッシュ直前の延髄斬りは猪木史上でも屈指の美しさで、これはむろん猪木の技量があってのことですが、同時にフライの“受け”の巧さも光りました」(プロレスライター)★“風車の理論”を髙山戦で具現化 大学時代にはレスリングのグレコローマン、フリーの両方で、全米制覇を成し遂げたフライ。卒業後は消防士として働きながらプロボクシングデビューを果たし、同時期には独学で柔道も学び黒帯を取得している。 大学時代のコーチだったダン・スバーンのスパーリングパートナーを務めたことから、自身もUFCへ参戦すると、いきなりトーナメント優勝を果たし、そこから約1年間で11戦10勝1敗の好成績を記録している。唯一の黒星を喫した相手は、のちにPRIDEグランプリを制するマーク・コールマンであった。 「ただし、フライはもともとがプロレスファンだったそうで、拳のケガで休養していたときに猪木やマサ斎藤から直接のスカウトを受けて、新日との長期契約に至りました」(同) その後は新日マットで暴れる一方、小川の格闘技指導にあたったり、あるいは猪木軍の一員としてK−1やPRIDEへの参戦を果たすことになる。 フライの名勝負として今も語られるのが、2002年6月のPRIDE21、髙山善廣とのバチバチの殴り合いだろう。 「言ってはなんですが、髙山はあのボブ・サップに一本負けをくらうなど、総合の技術は決して高くない。総合の黎明期とはいえ頂点を極めたフライにとって、難しい相手ではなかったはずです」(同) それでもあえて髙山の真っ向勝負を受けて立った、その心意気はまさしくエンターテイナーのそれであり、また「相手の力を最大限に引き出して、それを上回る力で勝つ」という、猪木の“風車の理論”を感じさせるものでもあった。 2002年8月にはジェロム・レ・バンナを相手に、初のK−1ルールにも挑戦。1ラウンドKO負けを喫したものの、これもまた猪木の「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」の精神に通じるものがありそうだ。 こうして見ると、実は猪木の正統なる後継者は、小川でも藤田でもなく、引退戦を通じてその魂を引き継いだフライであったのかもしれない。ドン・フライ***************************************PROFILE●1965年11月23日、アメリカ合衆国アリゾナ州出身。身長185㎝、体重110㎏。得意技/パンチ、裸締め。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年07月23日 22時30分
「那須川天心から学ぶことが多かった」“ヴァンパイアプリンス”白鳥大珠が大金星、決勝進出!
RISE『RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round in OSAKA』▽21日 エディオンアリーナ大阪・第1競技場 観衆 5,850人(超満員札止め) 「ヴァンパイアプリンスですから、血を見て燃えたんじゃないですか」 試合後、TEAM TEPPENの那須川弘幸会長は、-61kg世界トーナメント優勝候補筆頭だったセクサン・オー・クワンムアン(タイ)から大金星を挙げた白鳥大珠(TEAM TEPPEN)について、うれしそうな表情でこのように語った。白鳥はこれまで“キック界の王子様”や“ザ・プリンス”というコピーが付けられていたが、この日のテーマは“ヴァンパイアプリンス”。コスチュームを意識したのはもちろんのこと、マウスピースも牙が生えたヴァンパイアのものを使い、セクサンとのトーナメント準決勝に臨んだ。 「やっと倒すイメージができた」 試合の約1週間前にセクサン戦のイメージをようやくつかむことができたという白鳥は、「バリエーションを増やす」という予告通り、練習で自信を深めたボディだけでなく、アッパーやフックなど頭部も含めたバリエーション豊かなパンチで試合を優位に進めていく。 1Rを白鳥優勢のまま終えると2R、セクサンの頭が白鳥の眉の上あたりにバッティングし、出血するハプニング。「血を見て燃えた」というのは、試合を再開してからだ。打ち合いから右フックがヒットし、セクサンがダウン。まさかの展開に白鳥への歓声が増していく。白鳥のコンビネーションにセクサンはアップアップのまま2Rは終了。3R、冒頭から手に汗握る攻防が続くが、白鳥が左フックで2度目のダウンを奪うと、ここからセクサンの猛攻がすさまじかった。優勝候補筆頭としての意地を感じたが、時すでに遅し。白鳥が3-0の判定勝ちを収め、9.16千葉・幕張メッセ・イベントホール大会での決勝進出を決めている。 準決勝のもう1カードは優勝候補の一人、梅野源治(PHOENIX)がこの日、チャンヒョン・リー(韓国)に判定勝ちを収め、決勝は日本人対決になった。白鳥も「梅野さんしかいないと思っていた」という。 試合後、白鳥は「今回は負けてもいいから、最後まで倒そうという気持ちでした。(那須川)天心が身近で練習しているのを見ていると、学ぶことが多かった。試合は1Rがキーポイント。2Rは倒し切らなきゃダメ。でも終わってから解放感がありましたし、RISEルールとはいえセクサンという強い選手に勝てたことはいい経験になりました」と、今年自身のベストバウトとなったこの試合を振り返っていた。天心は「ダウンしなければ白鳥君は勝てる」と断言していたが、その言葉通りの結果になった。 「大珠はこれで“復活”ですよ。本来の彼に戻った。(天心と)ダブルで優勝します!」 那須川会長は、天心と白鳥のダブル優勝宣言。会長の「復活」という言葉を伝え聞いた白鳥は「今年は不甲斐ない試合が続いて会長に怒られてばかりだったので、ほめられるとやっぱりうれしいですね」と笑顔。これまでのキャリアの中で最強のセクサンに勝ったことで、次は日本人とあまり対戦しない梅野との決勝が待っている。「(梅野戦は)盛り上がるんじゃないですか。戻ったらすぐに練習をして、優勝します」ーー。“ヴァンパイアプリンス”は、世界一に王手をかけた。取材・文 / どら増田写真提供 / ©︎RISE
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スポーツ 2019年07月23日 21時00分
ゴルフ国内ツアーの人気低迷に悪天候 石川遼会長を悩ませる組織運営
日本での最年少賞金王など、数々の記録を打ち立てながら、ここ3年は国内優勝すら出来なかった石川遼(27)が、7月行われた日本プロゴルフ選手権で久々の国内ツアー優勝を飾った。 米ツアーのシード権を喪失し、国内に戻って2シーズン目。1043日ぶりの勝利の美酒だった。「豪雨で初日が中止となり、最終日に2日分の36ホールを回り、さらにプレーオフを戦うハードスケジュールでした」(専門誌記者) 優勝が決まった瞬間、石川は心底嬉しそうな表情を浮かべていた。しかし、周囲からは「ヤバいぞ」の声が上がっていたという。「石川自身も勝利者インタビューで口にしていましたが、腰痛が再発しないか心配していました。1日で2日分のラウンドを回ったので、本人も腰を気にしながらのプレーでした」(同) それだけではない。石川は別の面でも“危険水域”に入っていたのだ。 国内のゴルフ中継は日中に放送されるため、ゴールデンタイムのような高視聴率は出せないが、それでも「視聴率が5%を切ったら危険」とされており、前週までのツアー平均視聴率は3%台。石川の復活でも大きな変化は見られなかったのである。 石川は日本男子ゴルフツアーの選手会長なので、ツアー人気が高まらない現状に危機感を抱いてきた。練習時間を割き、スーツ姿で協賛企業や関係者に頭を下げ続けたが、天候にまで見放されていた。 「プロゴルフ選手権の舞台は鹿児島県。初日が豪雨で中止になったように、会場入りするのも大変だったプロがたくさんいた。当然、ギャラリーの数だって少ない。すぐ近くでは避難勧告が出されていて、石川は選手会長としてツアーを強行すべきか悩んでいた。結局、決行を決めた後も、『会場が避難地域に入ったらどうするのか』とか『ギャラリーを安全に避難させる方法は?』などと問い詰められて困っていた」(関係者) 会長とはいえ、まだ27歳。そんな若者に責任を押しつける組織もおかしいが、選手会長として石川遼の苦難の日々は続きそうである。
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スポーツ 2019年07月23日 17時55分
卓球女子エース・石川佳純これからが正念場…忍び寄る“大人年齢”体力に不安?
卓球女子のエース・石川佳純の試練は、これからが本番だ。 「T2ダイヤモンドで中国の上位選手にようやく勝ち、勢い付くかと思っていたら、その後が続きませんでした。卓球は世界ランキングの上位2名が自動的に五輪出場となります。高ポイントの国際試合が続くので、これからが正念場」(スポーツ協会詰め記者) 今季の石川は中国の上位選手に勝てなかった。「中国が日本人選手のダミーまで用意し、攻撃の傾向まで研究している」との情報は日本サイドにも届いていた。長めのラリーで相手の攻め疲れを待ち、集中力が途切れたところでスマッシュを放つ石川の戦術が完全に読まれてしまい、一時は「なすすべナシ」といった状況だった。それだけに、石川の巻き返しも期待されていたのだが、このT2ダイヤモンド戦の直後に開幕したオーストラリアオープンでは、大きな成果を挙げられなかった。 「準決勝で中国の18歳選手に敗れてしまいました。同じく、準決勝で中国人選手に伊藤美誠も敗れています。日本人同士の新旧対決も期待されたのですが」(同・記者) その敗退について、こんな声も聞かれた。 「伊藤が敗れたのは、元ランキング1位(現4位)。トップ選手をあと一歩のところまで追い詰めたので前向きに慣れると思いますが、石川は、やはり試練の連続となりそう」(関係者) 格下の18歳に敗れたせいもある。しかし、それだけではない。今季後半戦は高ポイントの国際試合も続くが、同時にタイト・スケジュールになってくる。T2ダイヤモンドの会場となったマレーシアから、オーストラリアオープンの会場まで直行し、「休養日ナシで試合本番」となり、こうした分刻みのスケジュールはまだまだ続くのだ。 「出場する大会を制限することはできません。高ポイントの大会ばかりなので、休めば、ランキングダウンに直結し、五輪代表権に影響してきます」(同) まだ10代の伊藤、平野美宇には若さと体力がある。26歳の石川に立ちはだかるのは、移動による疲労なのかもしれない。
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スポーツ 2019年07月23日 17時30分
阪神、ソラーテ獲得も虎党からは「どうせダメ外国人」今回も”空振り”に終わってしまうのか
セ・リーグ4位(21日終了時点)の阪神が、7日に獲得を発表したヤンハービス・ソラーテ。22日、その新助っ人の入団会見が行われ、各メディアによって広く報じられた。 報道によると、ソラーテはメジャー通算75本塁打を記録した両打ちの中距離砲で、守備位置も内外野の複数ポジションを守れるとのこと。また、今回の来日に先立ち、球団側にデータを求めるなど、勉強熱心な一面も持ち合わせているという。 阪神は現在、チーム得点数がリーグ最下位(330点/21日終了時点)、本塁打数もリーグ5位(58本)と貧打に苦しんでおり、打線のテコ入れは喫緊の課題。そのため、前述した実績・能力を持つ新助っ人に対しては、現状を打破する起爆剤、あるいは救世主的な役割を期待するメディアも複数見受けられる。 しかし、虎党からは「既にハズレのにおいがプンプンする」、「どうせダメ外国人なんだろ」、「9月に二軍落ち、オフには退団かな」といった否定的な声が噴出。メディアの論調とは逆に、活躍を期待していないファンが多いことも浮き彫りとなっている。 このような声が多数寄せられる背景には、阪神が過去に何度も繰り返している“失敗”がある。チームがシーズン途中で助っ人打者を補強したのは、今年を含め3年連続だが、昨年のナバーロ(66試合・打率.276・3本・25打点)、一昨年のロジャース(40試合・.252・5本・23打点)は、どちらも大活躍とは言えない数字に終わっている。 また、2000年以降の途中補強例を振り返っても、成功例と言えるのは、ブラゼル(2009年/82試合・.291・16本・49打点)のみ。その他のハートキー(2000年/76試合・.272・4本・27打点)、フランクリン(2000年/8試合・.172・2本・6打点)、エバンス(2001年/39試合・.242・2本・14打点)、ペレス(2015年/3試合・.000・0本・0打点)といった面々は、いずれも効果に乏しかった。 なお、こうした中途補強がかさむ点については、他国での実績に惑わされたスカウトが、当初獲得した助っ人の実力・適応力を見誤っていることが原因と見る向きもある。 現に、過去にはメジャー通算89本塁打のメンチ(2009年/15試合・.148・0本・2打点)や、韓国リーグで2年連続3割30本100打点をマークしたロサリオ(2018年/75試合・.242・8本・40打点)といった実績十分の助っ人もいたが、その一方で前者は速球、後者は外の変化球といった弱点を抱えており、そこを徹底的に突かれたことにより不発に終わっている。 また、今シーズン新加入のマルテも、内角低めへの対応に難があることが露呈し、その影響からか、現時点の成績は「54試合・.265・7本・30打点」と今一つ。さらに、15日中日戦では左ひざを負傷するなど、今後、数字が良化する線も薄くなっている。 途中補強も含め、お粗末な結果となる例が頻発している阪神の助っ人打者補強。これらの事例を考慮すると、今回のソラーテも“空振り”に終わる可能性の方が高そうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年07月23日 11時30分
オリックス、後半戦6試合全て先制も投手陣が守り切れず2勝4敗で借金は「8」に…
前半戦は貧打に苦しんだオリックスが、後半戦は投手陣の波に悩まされている。 15日から始まった公式戦の後半戦。最下位のオリックスは、15日から京セラドーム大阪で楽天と、19日からメットライフドームで西武とそれぞれ3連戦を行い、1勝2敗ずつ、6試合で2勝4敗の成績となった。負け越したため、借金は「8」に膨らんだ。幸い首位のソフトバンクとは10ゲーム差、CS圏内の3位西武とは5.5ゲーム差と、まだ希望は残されているが、負け試合の内容が悪過ぎるのだ。 「最初に3点取っただけに、こういうゲームにしてはいけない」 これは17日の試合後に西村徳文監督が発した言葉。「もっと早く点を取ってあげないと」という、前半戦でもよく聞かれた言葉も使われているが、この6試合は、全てオリックス打線が先制し、投手陣を援護している。先発陣では、“エース”山岡泰輔、“神童”山本由伸、阪神から移籍してきた竹安大知が好投を見せたが、由伸が登板した19日の試合では、不調の増井浩俊に代わり守護神を務めているディクソンが同点3ランを打たれてしまい、その他の試合では、社会人2年目の田嶋大樹とK-鈴木、社会人ルーキー荒西祐大が試合を作れず、後を受けた中継ぎ陣も失点するケースが目立ってきた。23日の日本ハム戦(ほっともっとフィールド神戸)で予告先発として発表されている田嶋は、修正能力が長けているだけに期待が出来るが、残る2枠は再考が必要となってくるだろう。 後半戦の6試合連続で先制点が取れているとあって、打線は息を吹き返してきた。というより、本来の力が出てきたと言っていい。特に、主砲の“マッチョマン”吉田正尚が絶好調。打率は3割、出塁率は4割をマーク。ホームランも17本と、開幕直後の不振が嘘のような活躍ぶりだ。中日から移籍したモヤも西武戦ではいい当たりを見せていた。なかなか投打が噛み合わないのが難ではあるが、上位との差が致命的な数字まで引き離されないためには、連敗は許されないし、先制した試合はキッチリと勝っておきたいところ。 「しっかりやっていかないといけない」 ファン思いの西村監督からこの言葉が消えた時、チームは上昇しているはず。そろそろミラクルを起こしていかないと、シーズンはあっという間に終わってしまう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年07月23日 07時00分
復活勝利のダルビッシュが「夏、独占」の気配 今オフの目玉に?
夏の主役、それとも、オフの話題をかっさらうのか…。 シカゴ・カブスのダルビッシュ有(32)が今季3勝目を挙げた(7月17日/現地時間)。この1勝は大きい。ちょっと意外だが、カブスに移籍して以来、これが本拠地リグレー・フィールドでの初勝利だったのだ。<本拠地での不振を抜け出した> 地元のシカゴ・トリビューン紙はそんな見出しを立てていた。しかし、「1億2600万ドルの契約後523日目の出来事」と、イヤミいっぱいな報道もあった。 おそらく、本心だろう。昨季のダルビッシュはわずか1勝しか挙げていない。故障もあったとはいえ、シカゴのファンが「高額年俸の割には働いていない」と思っても当然である。6年で総額135億円以上をもらうかもしれないVIP待遇なのだから…。 しかし、もっと気になる見出しもあった。<トレードの最終期限までに間に合った> トレード? メジャーリーグのトレードは7月末まで。一般論として、メジャーリーグでは優勝争いを繰り広げているチームは、弱点を補うためにトレードを行う。優勝争いから脱落したチームの主力バッター、エースが標的とされる。脱落した側のチームも交換要員として将来性のある若手をもらい、また、複数年契約の最終年にあって、残留交渉が進まない選手を「だったら、トレードに出して有望な若手を交換要員でもらったほうがいい」と判断するケースも多々ある。 カブスはナ・リーグ中地区の首位。2位・ブルワーズが2ゲーム差でそれを追っている。「トレードの最終期限までに間に合った」なるシカゴ・サン・タイムズの見出し、批判的な内容から考えれば、「ダルビッシュを放出し、代わりのピッチャーを獲れ」ということになる。 ダルビッシュは6年契約の2年目だが、こんな情報も聞かれた。「彼の契約はちょっと複雑なんです。2年目のシーズン終了後、オプトアウトの権利がダルビッシュ側に生じる内容となっています」(米国人ライター) 簡単に言うと、今季終了と同時にダルビッシュはいったん“6年契約を破棄できる権利”を持つのだ。つまり、他球団とも交渉できる。カブスと再契約する場合、改めて年俸面などを交渉することになる。ダルビッシュ側からすれば、もっと良い条件を出してくれる球団が現れれば、移籍を選択するだろう。先のシカゴ・サン・タイムズの「トレード期限に間に合った」の見出しには 「ダルビッシュは復活した。彼の放出トレードに応じる球団も現れるはずだ」 という意味も込められているのではないだろうか。「ダルビッシュは肩、肘の故障が癒えています。完全復活の期待をしてもいいと思います」(前出・同) 近年は不振だが、ダルビッシュ級の投手はなかなか出現しない。トレード要員となれば、当然、興味を示す球団も現れるはず。もっとも、オプトアウトの権利を行使するならば、“今オフの目玉”となるだろう。二刀流・大谷が日本人メジャーリーガーの報道の主役となって久しい。本来のピッチングを含め、“逆襲”が見られそうだ。
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スポーツ 2019年07月23日 06時30分
新日本「G1」Aブロック、オカダ・カズチカとKENTAが前半戦無傷の4連勝!
新日本プロレス『G1クライマックス29』▽20日 東京・後楽園ホール 観衆1,722人(札止め) 新日本プロレスは東京・後楽園ホール大会3連戦の最終日に当たる20日、『G1クライマックス29』Aブロック5試合を開催した。 開幕から3連敗中で、連日試合後に荒れているザック・セイバーJr.と、バッドラック・ファレが対戦した。19日の前哨戦では試合後にザックをKOしているファレは、この日も体格差を生かした攻撃でザックを圧倒。ファレは場外でグラネードを狙うが、ザックは三角締めで捕獲。そして場外カウント20寸前でリングに生還するという頭脳プレーを見せ、リングアウト勝ち。意外な形で初勝利をゲットしている。 棚橋弘至はランス・アーチャーと対戦。前哨戦でアーチャーのEBDクローに「頭が果物をつかまれてるようだった」と苦しい表情を浮かべていた棚橋は、アーチャーの変化を察したのかゴング前に仕掛けて、ヒザに狙いを定める。だが、アーチャーの猛攻はこの日も変わらず棚橋を苦しめた。しかし、棚橋はアーチャーがブラックアウトを狙ったところを、高角度前方回転エビ固めで切り返し、妙義の丸め込みで逆転勝利。2連敗から2連勝と巻き返した。 3戦全勝のKENTAはEVILとシングル初対決。KENTAに「G1に出る資格がない」と疑問を呈していたEVILだが、KENTAの“うるさい”キックに対し、EVILも真っ向から応戦。打撃とパワーの一進一退が続く中、KENTAはEVILのヘッドバットにヒザを合わせて動きを止めると、最後はgo 2 sleepを決め、連勝を「4」に伸ばしている。 セミファイナルでは飯伏幸太とSANADAが激突。前哨戦では両選手がコーナーに登り、どちらが歓声を集めるか競う場面も。他団体から新日本に移籍してきた共通項があるだけに、この日も互いへの声援が交錯していた。飯伏はそんなSANADAに対して「こっち側でしょう」と本隊への勧誘?をほのめかす中、ゴングが鳴ると一進一退の攻防を展開。SANADAは掟破りのカミゴェで追い詰めるが、飯伏はボマイェからの本家カミゴェでSANADAを粉砕。試合後は「真田聖也(他団体時代のリングネーム)を待っている」とさらに踏み込み、G1以降の両者の動きが見逃せなくなった。 メインイベントは、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカと、IWGPジュニアヘビー級王者のウィル・オスプレイによるCHAOS同門王者対決。2人は今年の『ニュージャパンカップ』準々決勝で対戦し、接戦の末にオカダが勝利。ジュニア王者がヘビー級王者に勝てば史上初。この日のオスプレイの気迫はすさまじいものがあった。オカダのレインメーカーをスパニッシュフライで切り返し、さらに相手のお株を奪うツームストンパイルドライバーまで披露。だが、オカダもオスプレイが痛めている首を非情なまでに攻撃。それだけオスプレイがオカダを追い込んだ。しかし、オカダはオスカッターやストームブレイカーを切り抜けると、伝家の宝刀レインメーカーで3カウント。 「4勝目!まだG1クライマックス、半分も終わってないんだね(場内笑)。でもさ、みんなが見て分かるように、俺ピンピンしてるから!次、東京に戻ってくるときは、武道館3連戦ですか。武道館の前に決勝、決めさせてもらいます!まだまだG1クライマックス、盛り上がっていきましょう!!というわけで、G1クライマックスが、ここ東京に戻ってきたときは!新日本プロレスに金の雨が降るぞ!」 オカダは試合後のマイクも絶好調だった。インタビュールームでは「オスプレイ、強かった。それだけ。もう過ぎたことだから。次は、名古屋ですか。KENTA戦。まあしっかりね、新日本プロレスの、IWGPヘビー級チャンピオンの…いや、プロレス界のトップの実力というのを、KENTAさんにしっかり味わわせてあげようかなと思います」と、27日(愛知大会)でのKENTAとの全勝対決を見据えた。 Aブロックは27日の愛知大会で折り返しを迎える。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ
初めての「おきなわマラソン」Air Run TOKYOと風の旅行社コラボ企画
2010年12月29日 12時30分
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スポーツ
チケットショップ『T-1』二見社長インタビュー(3)「T-1興行に一番引っ張りたい女子レスラーは、風間ルミ! 最終目標は、大仁田厚とインリン様!」
2010年12月29日 11時00分
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スポーツ
実戦向き左腕・土肥が語るメジャーへの夢
2010年12月28日 14時00分
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スポーツ
亀田興毅、日本初の3階級制覇も、ボクシング業界内では冷ややかな反応
2010年12月28日 14時00分
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スポーツ
なぜチケットショップの社長がリングに上がるのか? 『T-1』二見社長インタビュー(2)「5万のグラサンも割られたし、離婚もした。でもT-1興行を続ける!」
2010年12月28日 13時00分
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スポーツ
元近鉄戦士・吉岡雄二氏が引退表明!
2010年12月28日 12時01分
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ドン底から這い上がったオトコの意地 元横浜・岡本直也投手がヤンキースに合流!
2010年12月28日 09時00分
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スポーツ
横浜球団カレンダーにファン大ブーイング
2010年12月27日 17時00分
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スポーツ
全日本フィギュア優勝・安藤美姫は、リンクの内外も絶好調!?
2010年12月27日 13時00分
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スポーツ
投打の英雄を再生できるか? 岡田手腕に韓国メディアも注目
2010年12月27日 12時00分
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横綱白鵬の6連覇達成に暗雲! 師匠宮城野親方に八百長問題で交代勧告!
2010年12月25日 15時00分
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佑ちゃん特需に沸く日本ハム本社&出版社
2010年12月25日 12時00分
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6年ぶりのリーグ優勝、26年ぶりの日本一へ助っ人は第三のマスコットだけの阪神
2010年12月24日 16時00分
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プロレス界初? の客の言い値興行開催! 元参議院議員プロレスラー・神取忍が仰天プラン
2010年12月24日 12時15分
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大みそか「Dynamite!!」での元若麒麟・鈴川真一対ボブ・サップ戦決定も、視聴率てこ入れにならぬ虚しさ
2010年12月24日 08時30分
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スポーツ
海老蔵事件がついに相撲界に波及!
2010年12月23日 16時30分
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引退試合に向け、海外合宿を張る安田忠夫に、“ぼったくり興行”との批判の声も…
2010年12月23日 13時00分
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長嶋茂雄ドリームプロジェクト消滅危機の裏側
2010年12月23日 10時00分
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困った時の有名人頼み! 大みそか「Dynamite!!」に元横浜ベイスターズ・古木克明投入!
2010年12月22日 14時30分