スポーツ
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スポーツ 2019年08月03日 11時30分
オリックス吉田正尚「カッコいい!打ちますよ!」今年は“黒い”夏の陣が開幕!
夏のオリックス恒例の人気イベント『Bs夏の陣2019』が2日、開幕した。今年は2〜4日の埼玉西武戦、23〜25日の北海道日本ハム戦で開催される。球場はいずれも京セラドーム大阪。毎年ユニフォームの色や柄が話題になっているが、今年のユニフォームは“荒ぶる猛牛”を意識した黒塗りのユニフォームが採用された。 京セラドーム内でもショップや飲食ブースで「黒」を意識したグッズ、飲食物が販売されている。さらにプレスサロンのカレーもこの日は黒いハヤシライスを提供する徹底ぶりだ。 選手に話を聞いてみると、“マッチョマン”吉田正尚は「カッコいい!打ちますよ!」とモチベーションが上がっている様子。3日に先発予定の“神童”山本由伸も「新しいユニフォームはすごく楽しみ。黒は好きな色だしカッコいい」と今年のユニフォームを気に入っているようだ。また2015年のルーキーイヤーからさまざまユニフォームを着てきた山崎福也は「一番インパクトがあったのはチェック(オリ姫ユニフォーム)でしたけど、今回は黒で『キリッ』としてて、着るのが楽しみ」と語っている。 選手の評判がこれだけいいのだからファンの反応も悪いわけがない。2日の正午にオンラインで販売開始された関連グッズは次々と完売し、京セラドームの公式グッズショップも平日にもかかわらず商品を買い求める人だかりができていた。 球団関係者は「初めての色ということで、いくつかの候補の中から黒を選びました。今年は球場内を明るくしたいというテーマもあるので、暗いというより、強く見えて闘争心あふれるイメージにしました。(パンツのバファローズポンタも白黒だが)スポンサーさんにも協力していただいて、細かいところまでこだわっています」と今回のユニフォームを採用した理由を語ってくれた。 過去の夏の陣のカードとユニフォームのカラー、柄は次の通り。『Bs大坂夏の陣』▽2009年 対千葉ロッテ(京セラ)赤 1勝2敗2010年 対福岡ソフトバンク(同)赤 0勝3敗▽2011年 対福岡ソフトバンク(同)リベンジレッド3勝0敗▽2012年 対千葉ロッテ(同)レジェンドレッド 1勝1敗1分け▽2013年 対埼玉西武(同)シャイニングレッド 1勝2敗『Bs夏の陣』▽2014年 対埼玉西武、対千葉ロッテ(京セラ、ほっともっとフィールド神戸)ストリームブルー 1勝4敗▽2015年 対ソフトバンク、対東北楽天、対千葉ロッテ(同、同)地球柄 1勝4敗▽2016年 対北海道日本ハム、対埼玉西武(京セラ)宇宙柄 2勝3敗▽2017年 対北海道日本ハム、対ソフトバンク(同)ファイティングレッドのデジカモ柄 2勝2敗▽2018年 対埼玉西武、対千葉ロッテ(同)ダイヤモンド柄 4勝2敗※通算成績16勝23敗1分け 昨年は7年ぶりに勝ち越したが、人気企画の夏の陣は勝率が低いことでも知られている。今年は最下位から巻き返すキッカケになるような荒ぶる猛牛戦士たちの暴れっぷりに期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月03日 06時30分
G1クライマックスで番狂わせ発生!Bブロック全勝のモクスリーに土をつけたのはY.T.R!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』は1日、福岡市民体育館でBブロック公式戦の6戦目を行った。 開幕から無傷の5連勝で前半戦を折り返した元WWEのトップスーパースター、ジョン・モクスリー。Aブロックで6連勝中のオカダ・カズチカと史上初の全勝対決も見えてきたところだったが、思わぬ選手に足をすくわれた。 いつものように、モクスリーは気にかけているヤングライオンの海野翔太をセコンドに引き連れて、この日の2試合目に登場。対戦相手は“策士”矢野通。ハードコアに持ち込もうとするモクスリーだったが、矢野は距離をとって、ペットボトルで水をかけ、自身のDVDを使いながらY.T.Rワールドを炸裂させた。次第にモクスリーの怒りを誘っていく。 モクスリーは場外でテーブルを持ち出し矢野をたたき付けるが、実はここまでが矢野のワナだった。矢野はモクスリーと海野に934を見舞うと、すかさずテーピングでモクスリーと海野の足を巻き付けて、リングへ戻る。モクスリーらはカウント20以内にリング上に戻ることができず、矢野がリングアウト勝ちを収め、モクスリーに新日本マットで初めて土をつけた。 矢野はY.T.Rワールドが世界のスーパースター相手にも通用することを証明した。3勝3敗ではあるが、他にも内藤哲也とジェイ・ホワイトから価値ある勝利を収めている。モクスリーはUS王者で、内藤はインターコンチ王者。タイトルホルダー2人から白星を挙げているのだ。 Bブロックは5勝1敗のモクスリーを、3勝3敗の矢野、後藤洋央紀、石井智宏、ジェイ、ジュース・ロビンソン、内藤、ジェフ・コブの7名が追う。混戦になってきた。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月02日 22時30分
“Mr.プロレス”ハーリー・レイスさん死去、ジャイアント馬場さんと名勝負を繰り広げる
“ミスタープロレス”として、アメリカWWEの殿堂入りも果たした元プロレスラー、ハーリー・レイスさんが1日、肺がんによる合併症で亡くなった。76歳。同日未明(日本時間)、WWEが公式サイトとツイッターで伝えた。 レイスさんは世界最高峰と呼ばれたNWA世界ヘビー級王座を8回獲得。ダイビング・ヘッドバット、パイルドライバー、ブレーンバスターを駆使、フィニッシュホールドに大技や強烈な関節技を使うタイプのレスラーではなかったが、全盛期に活躍した日本プロレス、全日本プロレス時代のレイスさんはとにかく頑丈で、体が強く負けない選手だった。日本人では故ジャイアント馬場さんの好敵手として、たびたびシングルマッチを繰り広げた。NWA世界ヘビー級王座を明け渡したこともあれば、レイスさんが馬場さんのPWFヘビー級王座に挑戦し、王座を奪ったこともある。 アメリカではNWA世界ヘビー級王者として、名選手と言われる大物選手とはほとんど対戦し、防衛に成功している。その後、リック・フレアーにタイトルを奪われ、ベルトのデザインが変更されたが、それまでのNWA世界ヘビー級王座のデザインは「レイスモデル」と呼ばれた。NWA世界ヘビー級王座が、WCW(現WWE)の管轄外で復活した際にもこの「レイスモデル」のデザインが採用され、現在に至っている。現役として最後に来日したのは1989年の全日本が最後。1995年に引退すると、アメリカWCWやWWEでマネージャーとして活躍。2004年にはWWE殿堂入りを果たした。 その後、プロレスリング・ノアに来日。GHC管理委員に就任し、馬場さんの弟子たちの闘いを見守っていた。2014年の新日本プロレス1.4東京ドーム大会には、復活したNWA世界ヘビー級選手権試合に立ち会う形で新日本に初登場している。オーソドックスなレイスさんのスタイルを継承するレスラーは少なくなってきているが、まだしっかりと受け継がれている。亡くなったのは惜しいが、ミスター・プロレスが世界のプロレス界に与えた影響は大きい。 合掌文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月02日 19時30分
“幸運のジンクス”も?広島、巨人に勝ち越しで吹き始めた追い風
首位巨人との3連戦(先月30日〜今月1日、東京ドーム)で、2勝1敗の勝ち越しを収めた広島。順位こそまだ3位だが、首位とのゲーム差は「4」とその座を十分に狙えるところまで迫ってきた。 この3連戦を振り返ると、3戦合計で31安打(9本・7本・15本)、16得点(5点・3点・8点)を記録するなど打線が機能。西川龍馬(打率.615・2本・2打点)を筆頭に、鈴木誠也(.500・3打点)、松山竜平(.375・2本・4打点)、菊池涼介(.308・1本・3打点)といった主力打者が期待通りの働きを見せている。 敵地での勝ち越しを見届けたファンからは、「初戦は負けたけどそこから勝ち越せたから上出来」、「緒方監督の采配が冴えてたのも好材料」とチームの戦いぶりを評価するコメントが多数。また、「この勢いのままなら首位奪還いけるぞ」といった期待の声も挙がり始めている。 首位巨人、2位DeNA(2位、3.5ゲーム差)、3位広島が、4ゲーム以内にひしめき合っている現在のセ・リーグ。首位争いは混戦模様となってきているが、ここにきて上位2チームがアクシデントに見舞われている。 後半戦「5勝10敗」と失速気味の巨人は、チーム最多の11勝を挙げている山口俊が右ひじ筋肉の張りのため1日に登録抹消され、翌2日には炭谷銀仁朗も右手人差し指骨折で戦線離脱。投打の主力選手を、一瞬のうちに失う緊急事態となっている。 「11勝4敗1分」と後半戦は好調の2位DeNAも、正捕手の伊藤光が左手薬指剥離骨折のため先月31日に登録抹消。上位2チームを襲ったこれらのアクシデントが、広島にとって好機であることは否定できないだろう。 また、冒頭で述べた巨人戦での勝ち越しも、チームに好影響をもたらす可能性を秘めている。広島はこの3連戦以前に巨人と5カードを戦い、1カード目を除く全てのカードで勝ち越し、引き分けをマークしているが、実はいずれもその直後に以下のような好調状態が訪れているからだ。4月16〜17日(1勝1敗)→2戦目の勝利から8連勝5月3〜5日 (2勝1分)→同カードを含め9カード連続勝ち越し5月24〜26日(2勝1敗)→交流戦までの6試合で5勝1敗7月19〜21日(3勝0敗)→同カードを含め9連勝 先月18日時点では、首位に12ゲーム差をつけられていた広島。そこから2週間で8ゲーム差を詰めた3連覇王者は、ライバルの苦境や“幸運のジンクス”を追い風に、首位奪還を現実のものとすることができるのか。ここまで唯一「7勝8敗」と負け越している阪神との3連戦(2〜4日、マツダスタジアム)を皮切りに、その底力が試されることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年08月02日 06時30分
新日本プロレス大同窓会が実現!武藤&馳議員&ライガーが、永田ら第三世代と激突!
1990年代後半から2000年代前半にかけて、新日本プロレスのマットで繰り広げられていた闘魂三銃士(武藤敬司、故・橋本真也、蝶野正洋)世代と、第三世代(天山広吉、小島聡、西村修、大谷晋二郎、永田裕志、中西学ら)の世代闘争が令和の時代に蘇る。 武藤敬司プロデュース、プロレスリング・マスターズ8.30東京・後楽園ホール大会のメインイベントとして、出場が発表されていた武藤と獣神サンダー・ライガーに、衆院議員の馳浩が加わり“最初で最後の”トリオを結成する。対するは新日本プロレスの永田裕志、中西学に、現在は文京区議である西村修だ。90年代に新日本の道場で苦楽を共にした3人がトリオを結成し、時代を超えた世代闘争を繰り広げる。レフェリーは当時、新日本でメインレフェリーを務め、アメリカでも引退へのカウントダウンが始まっているタイガー服部だ。 武藤とライガーは階級が違うこともあり、あまりタッグを組む機会が少なかったが「アイドルタッグ」として、ファンの支持を受けていた。武藤と馳はIWGPタッグ王座を獲得したり、BATTというユニットを立ち上げたこともあった。馳は引退しているが、武藤が社長を務めていた時代の全日本プロレスや、マスターズではたびたび一夜復帰、議員会館のジムでトレーニングしていることもあり、現役時代と変わらぬ動きを披露している。ライガーが初めてIWGPジュニアヘビー級王座を獲得したときの王者が馳。この試合で敗れた馳はヘビー級に転向し、それぞれが光り輝く時代を築いていった。 第三世代は馳や引退した飯塚高史、佐々木健介が道場でコーチをしていた時代に入った選手ばかり。永田や中西はアマレスの大先輩でもある馳の指導を受けている。西村は全日本でも武藤と行動をともにしていた。ライガーと西村も久々の対戦だ。今大会には、天山と小島もT-2000のメンバーとして出場が決定。新日本プロレスは、ライガーと第三世代の4選手全員を派遣した。あまり他団体や新日本主催でない大会に選手を貸さない新日本だが、長州力のファイナル興行(6.26後楽園)にも真壁刀義と石井智宏を派遣するなど、新日本と縁のある大会には選手を派遣している。今回も来年1月のライガーの引退が迫っていることに配慮したと思われる。 既にチケットは完売しているが、チケットを早めに購入したファンには、長州のファイナル興行に続いて、東京ドーム大会を年に3回行っていた“あの頃”の熱を取り戻してもらいたい。※文中敬称略取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月01日 22時30分
G1クライマックス6戦全勝のオカダ・カズチカ、止めるのはSANADA?EVIL?飯伏?
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』Aブロックは7月30日の高松市総合体育館第1競技場大会から後半戦に突入した。IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、開幕から無傷の6連勝で単独トップ。これを4勝2敗の棚橋弘至、飯伏幸太、KENTAが追う展開になっている。Aブロックはほぼこの4選手が決勝進出候補と言ってもいい。 G1は最終的に、得点が並ぶと直接対決の勝敗で決勝進出選手が決まる。オカダとの直接対決に敗れている棚橋とKENTAは残り全勝しても“直接対決の壁”にぶち当たる公算が大きい。棚橋は「オカダとKENTAに負けたのは痛い」とこしつつも「ちょっくら2連覇してきます」と最後まで全力で闘うことを誓った。 この3人の中でオカダとの直接対決を残しているのは飯伏だけだが、飯伏が勝ってもあと1回は誰かがオカダを倒さないと決勝進出はできない。逆に飯伏がオカダ戦まで連勝を続けて、オカダが飯伏戦の前に1敗でもすると、8.10日本武道館に組まれた両者の公式戦が決勝進出者決定戦になるのだ。ただオカダの残る公式戦の相手はSANADA(8.3エディオンアリーナ大阪)、EVIL(8.7静岡・浜松アリーナ)。この中で2年前に6連勝中のオカダをストップさせた男がEVILだ。EVILは今年のG1にかける気持ちは強いが、ここまで3勝3敗と思うような成績は残せていない。 そんなEVIL以上にオカダに黒星をつけたいのが、いまだにオカダから勝利を奪えていないSANADAだろう。オカダから「ライバル」と認められている存在で、G1でも全試合名勝負を繰り広げているが、2勝4敗と決勝進出は絶望の状況。オカダに初勝利を収めることで、IWGPヘビー級王座への挑戦権をアピールできればG1優勝はできなくても収穫のあるシリーズになるはずだ。 果たしてIWGPヘビー級王者によるG1優勝を阻むのは、この3人なのか?それともBブロックの決勝進出者なのか?今年のG1のテーマは「誰がオカダを止めるのか」がテーマになってきた。昨年の今頃はキャラクターをアレンジし、年末にかけて失速したオカダだが、今年は以前よりも強くなっている。倒した選手は大きな価値を得ることだろう。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月01日 18時00分
“前代未聞”大関陣総取っ替えもある!『角界』異常事態
なんと、名古屋場所で昭和以降では初の「4大関全員休場」という異常事態が発生した。場所前の貴景勝の休場(大関陥落決定)に始まり、6日目に栃ノ心、8日目に豪栄道、11日目にはついに高安まで休場し、全滅してしまったのである。連日満員御礼だった名古屋場所は、千秋楽で鶴竜(33)が白鵬(34)との決戦を制し、どうにか横綱の、いや、大相撲の面目を保った。 場所前に再発した腰痛を克服。7場所ぶりとなる6回目の優勝を飾った鶴竜は次のように語った。 「この3年間、(名古屋で)ずっと途中休場して、ファンの皆さんに申し訳ない気持ちで、このままじゃ終われないとの思いがあった」 協会首脳も「さすがは横綱。よく責任を果たしてくれた」と、べた褒めだったが、当の協会側は「カネ返せ」という罵声を浴びてもおかしくない状況だった。 「このところ、土俵上は新旧交代の嵐が吹き荒れていますが、栃ノ心、豪栄道はその風に飲み込まれてしまいました。高安も若手に煽られたと言えます。右ひじのけがが直接の原因ですが、いまだ手にしていない優勝にこだわりすぎて無理したことが、けがの間接的要因ですから。近い将来、大関陣の総取っ替えがあるかもしれません」(担当記者) おかげで、横綱の終盤の対戦相手がいなくなり、取組を編成する審判部は四苦八苦していた。このことは、優勝争いが一番盛り上がるヤマ場の13日目、両横綱の相手がともに前頭7枚目、妙義龍と友風、14日目の白鵬の相手がすでに7敗している東前頭5枚目の琴奨菊だったことでも分かる。他に相手がいなかったのだ。 ところが、この苦肉の策から大番狂わせが飛び出した。13日目に鶴竜が友風に、14日目には白鵬が琴奨菊に金星を献上してしまったのだ。このハプニングがなかったら、どうなっていたことか。 「さっぱり盛り上がらない優勝争いになり、協会は猛批判にさらされていたことでしょう」(協会関係者) 炎鵬、照強という人気の小兵力士の活躍はあったものの、大相撲界の役者不足は深刻だ。世代交代が叫ばれる中、これといった力士がなかなか現れない。
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スポーツ 2019年08月01日 17時30分
首位・巨人を支える”ヨシノブ遺産”今度は「槙原寛己に似ている」右腕が支配下へ
「ヨシノブ遺産」ということだろうか。 巨人が育成選手の堀岡隼人投手(20=右投右打)を支配下登録したのは、7月26日だった。7月末が選手の選手登録の締め切り、この時期に支配下登録したということは、「一軍のペナントレース後半戦で使うつもりがある」と見るべきだろう。 堀岡は2016年育成ドラフト7位、青森山田高校の出身。育成3年目の今年、ファームでリリーバーとして15試合21イニングを投げ、防御率は0・86(7月26日時点)。直球勝負を挑んでいくタイプだが、「被本塁打ゼロ」だから、そのボールにはかなりの威力があるのだろう。 他球団の二軍首脳陣がこう評する。 「彼が支配下登録される少し前、巨人は新外国人投手のデラロサを獲得しましたが、リリーバーとして打ちにくいという印象を持ったのは、堀岡のほう」 支配下登録の発表会見では、大塚淳弘球団副代表編成担当は「槙原寛己投手に似ている」とも話していた。巨人情報に詳しいプロ野球解説者によれば、 「巨人が育成選手を支配下登録するとき、『一軍で通用するかどうか』を判断基準にしています。過去、支配下登録された選手はほぼ全員、登録直後に一軍を経験しています」 とのことだ。原監督はクローザー・中川皓太に繋ぐ速球派として、この堀岡を早々に使ってくるはずだ。 偶然だが、青森山田2年秋の堀岡を見たことがある。秋の神宮大会・東邦戦だったが、当時もストレート勝負を挑んでいたが、三振狙いではなく、ゴロ・アウトを積み重ねている印象を受けた。学校関係者は「ウチにきてから、ピッチャーに専念させた」とも話していたので、「巨人が育てた」と言っていいだろう。 「入団して最初の2年間は怪我でほとんど投げていません。その間の走り込み、インナーマッスルの強化運動が3年目で実りました。無駄な力を入れないで投げるピッチングフォームがようやくできるようになって」(チーム関係者) 堀岡の同期入団は、以下の通り。1位吉川尚輝2位畠 世周3位谷岡竜平4位池田 駿5位高田萌生6位大江竜聖7位廖 任磊(現・埼玉西武)<育成ドラフト>2位加藤脩平4位坂本工宜5位松原聖弥7位堀岡隼人 8人の育成選手を合わせ、計15人の新人選手を指名した。その育成選手8人中4人が支配下登録された。 巨人というと、どうしても外部補強のイメージがついてまわるが、育成のチームでもあることは間違いない。頭角を表した山本、若林、増田大、北村もヨシノブ時代に指名した選手である。前任者は「もう1年、やりたかった〜」と思っているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月01日 11時30分
DeNA、正捕手・伊藤光が離脱も…チームのピンチは嶺井が救う!
6年目キャッチャー、嶺井博希。昨年シーズン中にトレードでベイスターズにやって来た、伊藤光の攻守にわたる活躍の影に隠れることの多くなった今シーズン。開幕当初は、亜細亜大学の後輩のストッパー・山崎康晃がマウンドへ上がると、気心の知れた嶺井が、リリーフキャッチャーとして起用されることもあった。また、同じ南国沖縄出身のサイドハンド右腕・平良拳太郎が先発の際は、お互いの事を熟知しているとの理由で、バッテリーを組むことが、言わばお約束になっていた。しかし、徐々にその場さえも伊藤光に奪われる結果となり、嶺井の出場機会は伊藤の休養日に出場するなどに限られてしまっていた。 だが、7月30日の試合中にファールチップを左薬指に当てた伊藤光が、剥離骨折の診断を受け登録抹消となってしまった。その影響もあり、31日のゲームで先発マスクを被った嶺井は、先発ピッチャー・濱口遥大を好リードで引っ張り、5回表には自分のミスでピンチを拡げてしまうエラーもあったが、その裏に「自分のミスを濱口が抑えてくれたので、なんとか打撃で取り返したかった」との思いから、レフトスタンドへ貴重な1号ホームランをかっ飛ばし、久々に豪快な“歌舞伎投げ”も見せた。試合も宮崎敏郎のサヨナラヒットで劇的勝利を上げ、夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR NIGHT 」に花を添えた。 嶺井のスタメン出場時は、6連敗中と結果が出ていなかったが、この日は4人のピッチャーをリードし、スワローズ打線を3失点に抑えチームを勝利に導いた。打って守って本人にとっても貴重な勝ち星となっただろう。 2016年にCSでファーストステージを勝ち抜ける決勝打を、ルーキー時代も交流戦でサヨナラヒットを放つなど、ファンの記憶に残る一打を度々魅せてくれる男。伊藤光の全治は今のところ不明なだけに、嶺井の存在はなおさら貴重になってくる。「なんくるないさ」の本当の意味は、「努力すればいつかいい日が来る」だという。沖縄出身の嶺井に、今こそこの言葉が当てはまる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年07月31日 18時00分
「令和の怪物」大船渡高校・佐々木朗希投手 侍ジャパン入りで巨人が強奪か
最速163キロを投げる「令和の怪物」こと、大船渡高校3年の佐々木朗希投手。7月25日、岩手県大会の決勝で花巻東高校と対戦したが、前日の準決勝で投げているため監督の判断で登板しなかった。このため、花巻東に12対2で敗れてしまった。この大会でノーヒットノーラン(6回コールドだったため参考記録)を達成するなど、駆け付けた多数の日米球団のスカウトも絶賛する投球で、争奪戦がさらにヒートアップしそうだ。 「甲子園で彼の投球する姿は見られませんが、まだ全力は出していない印象。低めに変化球を集める投球術を習得しようとしていて、完成したら、とんでもないピッチャーになりますよ」(スポーツ紙記者) そんな令和の怪物の獲得に成功するのは、どの球団か。早くも野球ファンの関心が高まっているが、NPBも佐々木に大きな期待を寄せており、早期の“侍ジャパン・デビュー”も検討されているという。 「最速で侍ジャパン入りさせるのなら、来年3月に行われる他国との親善試合です。来年はオリンピックがあるので主力選手の実戦テストも必要ですが、同時に、8月の本番に備えて調整を万全にさせなければなりません。主力を温存させるという大義名分で、佐々木の3月デビューも十分に考えられます」(関係者) 親善試合は格下相手なので、18歳の佐々木でも問題はない。それどころか、好投すれば「五輪メンバー当確」も十分あり得るという。 「親善試合は観客数が少ないため、営業的な期待も寄せられています」(同) ちなみに、侍ジャパンのデータ解析役は、前回WBCに続いて巨人の志田宗大スコアラーになりそうだ。大学の先輩である小久保裕紀前監督が侍ジャパンに引き入れ、その優秀さにホレ込んだ巨人の鹿取義隆前GMがヤクルトから引き抜いた優秀なスコアラーである。 「志田氏は岩手県大船渡市の出身です。佐々木にとっては同郷の先輩ということになる。佐々木が侍ジャパンに入れば、志田氏が裏で動き、巨人入りのレールが敷かれるのではないか」(前出・スポーツ紙記者) 現在セ・リーグ首位を独走する巨人。“怪物獲得”でも一歩リードか。
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