スポーツ
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スポーツ 2019年08月09日 17時30分
DeNA・パットン、怒りでパナソニック株価を動かした?まさかの出来事に爆笑するファンも
インターネットサービス大手『ヤフー』が運営する「ヤフーファイナンス」に掲載された、株式情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」によるニュースが、プロ野球ファンの間で密かな話題となっている。 「ヤフーファイナンス」は日本最大級とも呼ばれる金融ポータルサイトで、各社によって配信される記事は国内外企業の株価や指標といった経済情報に関する内容がほとんど。そのサイト内に7日、「プロ野球・DeNAのパットン投手が8月3日の巨人戦(横浜スタジアム)で同点打を浴びた降板後、悔しさのあまりベンチに置かれている冷蔵庫を両手で殴り負傷。」と、金融とは無関係に思えるDeNAの投手・パットンに関する記事が掲載された。 というのも、“パナソニック株が6日ぶりに反発”した理由が、「パットン投手に殴られたパナソニック製の冷蔵庫『SSR-DX170N』型(販売価格27万8640円)は無事だったと各メディア(から)伝えられたことで、思惑的な買いも入っている」からだというのだ。 パットンは3日の巨人戦で2点リードの8回に登板するも、1死も取れないまま同点打を浴び降板。各メディアの報道によると、交代後、パットンは怒りに任せてベンチ内の冷蔵庫を両手で複数回にわたり殴打したという。 また、その後の続報では、パットンがこの際に右手の小指を骨折していたことが発覚。これを受けパットンは治療のため7日に母国アメリカへ一時帰国したが、シーズン中の復帰は絶望的であると伝えられている。 さらに、一部のメディアでは、この冷蔵庫がパナソニック製であることや、「身長185センチ・体重91キロ」と大柄なパットンに殴られても故障しなかったことを、驚きをもって報じている。この報道を受けてネットでは、「あれだけ殴られても壊れないとか頑丈すぎ」、「数十万もする冷蔵庫だから、やっぱり作りもハイスペックなんだな」といったコメントが見受けられた。 思わぬところで、その性能の良さが話題となったパナソニック製の冷蔵庫。この評判を受けて、パナソニックの株価が上昇したと「トレーダーズ・ウェブ」は推測したようだ。 この、試合結果から想像もつかない流れを受けて野球ファンからは、「ここ最近で一番笑った」、「サイトの他の記事はお堅い内容なのに、これだけ毛色が違いすぎる(笑)」、「パナソニックはパットンにCMをオファーした方がいい」、「株始めてみようかな」といった好意的な反応が寄せられている。 パットンの怒りとパナソニックの株価が本当に関連しているのか…真偽は不明だ。しかし、いずれにせよパナソニックにとっては、思わぬ“特需”となったのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年08月09日 12時00分
台湾球界も巻き込んだ沖縄発のプロ球団設立 川﨑宗則監督であの人が復帰
沖縄にプロ野球の新球団が誕生し、台湾のチームまで巻き込んだ球界再編の動きが浮上した。 アスリートらのマネジメントを手掛ける株式会社BASE(東京都)が7月18日に沖縄県庁で記者会見し、「琉球ブルーオーシャンズ」を設立したと発表。独立リーグなどには属さず、日本プロ野球機構(NPB)入りを目指すというのだ。 エグゼクティブ・アドバイザーには、中日、西武、阪神などで活躍した田尾安志氏、球団社長には元横浜DeNAの投手だった小林太志氏が就任するなど、その本気度は高い。「沖縄にプロ野球球団を創設するという構想を最初に提唱したのは、故・星野仙一氏です。ほとんどの球団がキャンプを張るなど、沖縄とは縁も深いことから、熱心に動いていたのです」(スポーツ紙デスク) その遺志を継いだのが田尾氏だ。2004年の球界再編では、オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズが合併して「東北楽天ゴールデンイーグルス」が誕生。その初代監督に就いたのが田尾氏だった。まさに球界再編の申し子と言っていい。 「最終目標はNPB参入だが、1チーム増えて13球団になるとカードが組めない。そこで橋頭堡にしようとしているのが、台湾プロ野球(台湾・中華職業棒球大聯盟)への加入だというのです。台湾のプロ野球は、一度は解散していた『味全ドラゴンズ』というチームが復帰して5球団となっているため、琉球参入を歓迎している。台湾なら沖縄と距離的にも近く、移動も支障がない」(同) この味全ドラゴンズに、客員コーチで参加することが決まっているのが、元メジャーリーガーで昨年、ソフトバンクを退団した川﨑宗則氏である。 「川﨑は、けがや自律神経系の病気を理由にソフトバンクを自由契約になりましたが、まだ現役をあきらめていない。味全のコーチを引き受けたのは琉球初代監督への布石です。プレーイングマネジャーとしての復帰もあり得ますよ」(同) 琉球ブルーオーシャンズは、来年4月から9月にかけて台湾プロ野球を主戦場に、他の期間は日本プロ野球の二、三軍や独立リーグのチームと試合を重ねてNPBとの関係を構築。同時に、球団買収や新規参入を模索するという。 “変態的”なイチロー愛で知られる川﨑氏が監督に就けば、イチローが琉球で現役復帰も夢じゃない!?
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スポーツ 2019年08月09日 11時30分
オリックス、あるぞ下克上!真夏の快進撃で首位と8.5ゲーム、3位と4ゲーム差に迫る!
8月に入り、パ・リーグ最下位のオリックスが好調な滑り出しを見せている。2日から京セラドーム大阪で行われた埼玉西武戦を2勝1敗で勝ち越すと、6日から札幌ドームと旭川スタルヒン球場で行われた北海道日本ハムとのビジター3連戦は、今シーズン2度目のスイープ。1日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ戦では延長の末、敗れているが、4日の西武戦も接戦を落としており、完敗した試合は1試合もない。8日現在、今月の成績は5勝2敗で、借金を3つ返すことが出来た。 首位である福岡ソフトバンクとのゲーム差も、10.5ゲーム差の状況がしばらく続いていたが、8.5ゲーム差まで縮まり、2位の日本ハムとは5ゲーム差、CS(クライマックスシリーズ)出場圏内である3位の東北楽天とは4ゲーム差と、残り40試合になったが、ここから下克上する可能性は大いにある。3日にヒーローインタビューを受けた“神童”山本由伸の「僕たちはまだ諦めていません」という発言から、7月度の月間MVPを獲得した“エース”山岡泰輔、“マッチョマン”吉田正尚の猛牛三銃士を中心に、選手の口から「諦めてない」「まだイケる」という声が聞かれるようになったのも、この快進撃を続ける要因と言ってもいいだろう。 8日の試合では、野手として育成で入団し、投手に転向してから支配下登録されたプロ3年目の張奕(ちょうやく)が、3試合目の登板にして、プロ初先発、初勝利を飾った。6回を被安打2、無四球、失点1の好投を見せた張は「ここまでのピッチングができるとは思っていなかったので、自分でも少しびっくりしています」と降板後、自身の投球を振り返っているが、試合後のヒーローインタビューでは「(母方の従兄である巨人の陽岱鋼の背中を見て)日本に来て良かった」と感無量の表情を見せていた。張の好投は先発の台所事情がまだ厳しいチームにとって大きい。打線はモヤ、ロメロといった中軸が正尚とともに安定感を増しており、福田周平、中川圭太、西野真弘、安達了一が機動力を使った攻撃を的確に出来るようになったことで、西村徳文監督がチームスローガンとして掲げている“アグレッシブ野球”がようやく形になってきた。 後藤駿太、小田裕也、宗佑磨、佐野皓大の外野陣も鉄壁で、小島脩平も代打で良い仕事をしている。あとは、開幕から福田とともにチームを引っ張ってきた西浦颯大が戻ってくれば完璧だ。シーズンのうち、最も疲れが出ると言われる8月を、オリックスは若い選手中心のチームなだけに、選手の若さでカバー出来るのは他球団に比べると優位。10日からは真夏の9連戦が始まるが、ここで大きく勝ち越すようなことがあれば、下克上の可能性はかなり高まり、ミッションオクトーバーの文字も見えてくる。この9連戦はオリックスにとって、9月まで勝負出来るかどうかを左右する戦いになるはずだ。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年08月09日 10時10分
キック界のスマイルシンデレラになるか?ぱんちゃん璃奈、8.18大田区決戦へ人気急上昇中!
ブシロードグループのキックスロードが運営するキックボクシング団体KNOCK OUTが18日、東京・大田区総合体育館で令和初の大会『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』を開催する。 今大会からキックボクシング団体REBELSの山口元気代表がプロデューサーを務めるとあって、注目が集まっている。先日、全英女子オープンで優勝し、日本人としては42年ぶり2人目のメジャー制覇を果たしたプロゴルファー、渋野日向子並みのスマイルシンデレラが注目を浴びている。その名は“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈(ストラッグル)だ。 大阪出身のぱんちゃんは今年2月にデビュー。これまでいずれも判定ながら無傷の3連勝中。今年5月にKNOCK OUTの体制が変わり、ぱんちゃんが主戦場にしているREBELSとKNOCK OUTが提携したことから、新生KNOCK OUTを象徴する選手に。都内のJR主要駅に掲示された巨大広告では、ぱんちゃんがキックを放つ全身写真に世間の注目が集まった。SNSのフォロワー数も増加中だ。 雑誌のグラビアやテレビ出演などプロモーション活動も増えてきたが、「キック一本で勝負していく」という覚悟が節々に感じられる。2年間勤め上げたアルバイトも辞めた。今回の祥子戦からは勝利だけではなく「倒さないとヤバイですよ。4戦目でKOしないと」と語り、KOにもこだわる構え。体幹を強化し1.5kgほど体重が増えて、「パワーアップした」とのこと。 KNOCK OUTは既に次回10.4東京・後楽園ホール大会の開催も発表している。これに関してぱんちゃんは「プレッシャーはありますが、楽しさの方が大きい。大きな舞台なので前回とは違って楽しんでできるのかなと思います」と、とびきりの笑顔で話してみせた。まさにスマイルシンデレラそのものである。関係者の話によると前回の試合で、鼻を骨折したにもかかわらず、試合の数日後から率先してプロモーション活動を行っていたそう。ぱんちゃんは笑顔で現場を和ませていたという。 公開練習に集まる報道陣も明らかに増えている。キック界のスマイルシンデレラが令和の女子キック界を引っ張っていく可能性は高い。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月09日 10時00分
オリックス、『Bs夏の陣2019』フィナーレイベントに霜降り明星の出演が決定!
オリックスは25日の北海道日本ハム戦(京セラドーム大阪)の試合後に実施する『Bs夏の陣2019』のフィナーレイベント『真夏のオリフェス2019 #超攻撃型夏の陣』のスペシャルゲストとして、人気お笑いコンビの霜降り明星が出演すると8日に発表した。 霜降り明星は2017年から2年連続で、11月のオリックスのファン感謝デー『Bsファンフェスタ』にゲストMCで出演。昨年のファンフェス直後にはM-1グランプリで優勝を果たしている。 ファンの間では「もうファンフェスには来てくれないだろう」という声もあったが、5日に同イベントのスペシャルゲストが決定したとの発表があった。さらに霜降り明星をイメージさせる謎の画像がアップされ、ファンの間で「もしや」との声が広がっていた。今回凱旋するとイベントはかなり盛り上がることだろう。 霜降り明星・粗品は「2017年、2018年のBsファンフェスタのゲストMCを務めさせていただき、選手の皆さんとファンの皆さんの温かさ、優しさを肌で感じました。M-1を優勝してから、こうしてまた京セラドーム大阪に立てるのが本当にうれしいです!ぜひ皆さんお越しください!」とPRした。 相方のせいやも「オリックスさんは僕たちの思い入れのある球団です。M-1で優勝する前から選手の方々にお世話になって、ファンの方にも無名のときから優しくしていただいた。京セラに帰ってこれたんはとてもうれしいです!!M-1優勝パワーをオリックスさんに還元して優勝してもらえるように盛り上げます!」とコメントしている。 2人とも売れる前からゲストとして起用してくれたオリックス球団や選手、ファンに対しての恩義を感じているようだ。今回はかなり気合いが入っているよう。今後もこの関係は続いていくだろう。 同イベントでは、試合直後に京セラドーム大阪の照明を落として、ファンのスマホライトを使用したスタンド参加型の演出も予定しているという。スマホライトに貼るスマホライト用シールも配布。観客参加型のイベントにするようだ。霜降り明星の出演も決まり、あとは当日チームが勝てば何も言うことはない。最高の形でグランドフィナーレを迎えてほしい。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月08日 22時30分
G1クライマックスAブロック、8.10日本武道館大会オカダ対飯伏の勝者が決勝進出へ!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』Aブロック第8戦が7日、静岡・浜松アリーナで開催された。決勝進出の可能性がある選手だけでなく、決勝進出の望みがない選手も“G1以降”を見据えて気合いは十分の様子だった。 試合前に決勝進出の可能性が残されていたのは、6勝1敗のオカダ・カズチカ、5勝2敗の飯伏幸太、4勝3敗の棚橋弘至、EVIL、KENTAの5選手だ。 まず棚橋が登場。やや苦手なタイプのバッドラック・ファレと対戦した。2勝のファレだが、KENTA戦ではまさかの丸み込みで白星を挙げている。ファレ対策をしてきたのだろう。棚橋はインサイドワークでファレの桁外れのパワー殺法をうまくいなしていくが、セコンドの邪道がたびたび介入し、勝機を見いだせない。 ならばと逆さ押さえ込みで巨漢退治に挑むが、これを逆にファレに決められてしまいカウント3。連覇の道が途絶えてしまった棚橋はしばらくコーナーに座り呆然とするほかなかった。8.10東京・日本武道館でのウィル・オスプレイ戦を待たずに棚橋の夏は終わった。 続いて4連勝から3連敗のKENTAが、オスプレイと対戦。KENTAは今年2月までヒデオ・イタミのリングネームでWWEの軽量級ブランド205Liveに所属していただけに、IWGPジュニアヘビー級王者のオスプレイとは予想通りの好勝負に。KENTAの打撃やgo 2 sleepをしのいだオスプレイはオスカッターを決めたがカウント2。KENTAもこれ以上負けられない。 しかし、オスプレイはトラースキックからがヒドゥン・ブレイドを決めると、最後はストームブレイカーを炸裂させてカウント3。KENTAは4連敗で決勝進出から脱落した。試合後、オスプレイがKENTAに敬意を払う様子を見せると、KENTAはオスプレイと握手を交わして引き揚げた。 セミファイナルでは飯伏がザック・セイバーJr.と対戦。飯伏はザックに苦手意識を持つ。この日もザックは飯伏が痛めている右足首に、バラエティに富んだサブミッション攻撃を仕掛けて苦しめていく。足に踏ん張りがきかなくなった飯伏は得意の立体殺法を封じられてしまい大ピンチに陥った。 しかし、シットダウン式のパワーボムで形勢を逆転させると、カミゴェを封じられながらもハイキックからボマイェを決め、膝をむき出しにしてカミゴェを命中させてカウント3を奪った。ボロボロの飯伏だが、8.10武道館大会でオカダとの公式戦に勝てば2年連続の決勝進出が決まる。それまでにはできる限りのケアをしたいところだ。 メインイベントではオカダと、飯伏の勝利で決勝進出が絶望となったEVILが対戦。盟友のSANADA同様、ここで勝っておけばIWGPヘビー級王座への挑戦をアピールできるとあって、EVILは気合十分。持ち前のパワーでオカダを追い込んでいく。このEVILの猛攻を受け切ったオカダもすごいが、オカダのエグい攻撃をしのいだEVILもすごかった。迫力満点の攻防に、浜松のファンは大いに熱狂。最後はEVILのEVILを徹底防御したオカダがレインメーカーを決めて大熱戦に終止符を打った。 試合後、1敗を守ったオカダは『ニュージャパンカップ』、IWGPヘビー級王座、そしてG1の3冠奪取を高らかに宣言。最終戦で飯伏に敗れても7勝2敗で並ぶが、同点の場合は直接対決に勝利した方が決勝に進むため、オカダは飯伏戦に勝つか引き分ける必要がある。果たして決勝に進むのは史上3人目のIWGPヘビー級王者によるG1優勝を目指すオカダか、それとも2年連続で飯伏となるのか。8.10武道館でその答えが出る。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月08日 20時00分
バスケ日本代表、3億円ゲット! 八村塁はソフトバンクの5Gイメージキャラクターに
NBAのウィザーズに入団したバスケットボールの八村塁が7日、都内でソフトバンクが開催した「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」の激励会に出席。ソフトバンク5Gのイメージキャラクターに就任したことが発表された。 ソフトバンクは八村の起用について、「NBAの第一巡指名という大きな偉業を達成された。5Gも世界を変えていく。八村さんも世界を変えていくということで、就任をお願いしました」と紹介。八村はこれに「うちは、家族もソフトバンク。小さい頃から使わせてもらっているソフトバンクがスポンサーシップをしてくれるのは本当に嬉しいです。これから世界大会、オリンピックとしっかりやっていきたいです」と嬉しそうにコメント。 すでに、8月22日からオンエアされる同社のCM撮影にも参加したといい、この日、その先行映像が公開されると、「一言でかっこいいです。自分で言うのもあれですけど」と感激の表情。「いろんな撮影があったんですけど、その中で僕の持ち味、僕のいいところを見せることが、できたんじゃないですかね」とその出来映えにも満足げ。 ソフトバンクからはこの日、日本代表に対して3億円の支援金も贈られ、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長へ手渡された。代表キャプテンの篠山竜青は「21年ぶりのワールドカップ出場。未知との闘いになると思います。日本が一丸となって世界を驚かせるプレーをしていきたいです。皆さんと一緒にワールドカップを盛り上げていきたいです」と改めてワールドカップへの意気込みを述べていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2019年08月08日 18時00分
夏の甲子園 星稜vs習志野 戦力アップの「サイン盗み」
101回目となる夏の甲子園大会が8月6日に開幕する。令和最初の大会だが、その新しい1ページには、「遺恨」の2文字が刻まれそうだという。今春、「サイン盗み」の疑惑で揺れた星稜(石川)と習志野(千葉)の再戦があるかもしれないのだ。 星稜はエースの奥川恭伸投手(3年)が小松大谷との決勝戦で完投し、甲子園行きの切符を手にした。「令和の怪物」こと、大船渡高校(岩手)の佐々木朗希など何人かの好投手が地区予選で消える中、奥川は安定した投球を見せた。「星稜は昨夏の甲子園の時点で、『2019年の優勝候補』と言われていました。2年生中心のチームでしたが、投打ともに全国レベルの好選手ばかりで、彼らが順調に育てばかなり強いチームになると見られていたからです」(スポーツライター・美山和也氏) 最速163キロの佐々木ばかりが有名になったが、奥川も好投手である。球速はMAX158キロだが、佐々木より球種が豊富。そして、何よりストレートの質が絶品だ。スピンが掛かっていて、打者の手元で浮き上がってくるのだ。その好投手をセンバツで打ち砕いたのが、習志野高校だった。「二塁走者が星稜・捕手のサインを覗き見て、打者に奥川の投げる球種を教えていたと言う。捕手のサインは二塁走者から丸見えで、やむを得ないことなんです。高野連では『サイン伝達』は禁止としています」(アマチュア担当記者) 星稜の林和成監督が試合後に習志野ベンチに行って異例の直接抗議をし、その抗議に対して、今年6月までペナルティーを課せられていた。習志野・小林徹監督が冷静に対処したこともあってそれほど大問題にはならなかったが、これで一件落着とはいかなかった。「甲子園の一部常連校は、『サイン伝達はある』という前提で試合に臨んでいます。試合途中でサインを変えたり、故意に捕手の構えているところとは逆方向に投げるなどして防いでいるのです」(同) 甲子園の試合中継でも、二塁走者がヘルメットを触ったり、リードを広げる際の腕の下ろし方など“不自然な動作”は少なくない。習志野サイドの「やっていない」発言を信じたいが、こんな声も聞かれた。「昨夏、2年生中心だった星稜は秋の神宮大会でも優勝候補とされたが、新興の札幌大谷に決勝戦で敗れています。監督への謹慎措置もあって、『絶対に勝ちたい』の思いは強く持っているはずです」(同) 千葉県大会を観戦した前出・美山氏がこう言う。「決勝戦で習志野は、初回の先頭打者本塁打で主導権を握りました。対戦した八千代松陰のピッチャーも名の知れた好投手で、準決勝の木更津総合戦では9回裏二死から同点とし、延長戦で逆転勝ちしました」 走者を置いた1本がほしい場面で、ほぼ確実に安打が出ている印象だという。「粘り強く、選手も精神的にたくましい。同時に、強豪校の対策をしっかりやっているんだと思いました」(同) 習志野は千葉の高校野球の歴史を作った伝統校だが公立校(市立)。県内では機動力野球の指導で一目を置かれている。「機動力」が得意なことが“誤解”を広げたのかもしれない。「習志野はブラスバンド部も有名です。習志野市にふるさと納税をすると、そのブラバンのDVDが特典についてきます。センバツは習志野にとって10年ぶりの甲子園で、その快挙の裏で『サイン盗み』疑惑をかけられ、ガッカリした行政関係者もいました」(同) 対する星稜には「再スタート」「雪辱」の言葉がついてまわる。キーマンはやはり、エース・奥川だ。「奥川もしたたかです。彼の投球は直球とスライダー、フォークのコンビネーションが軸ですが、県大会では走者を背負うと、『全力投球の演技』をしていました。味方を鼓舞するためですよ」(プロ野球スカウト) 星稜は昨夏の大阪桐蔭を彷彿させるところもある。すでにU―18、U―15の日本代表を経験した選手も少なくない。2年生の荻原吟哉、寺西成騎も「来年のドラフト候補」(前出・スカウト)と言われており、精鋭を集めたチームである。 対する習志野は「伝統校で野球をやりたい」と千葉県内から集まった猛者もいるが、やはり学校行事優先の公立校。昨夏は地元球児だけで戦った。ただ、日本中から好感を得た金足農(秋田)と大阪桐蔭の決勝戦を思い出すと、「精鋭(私立)VS公立」の対決では、後者を応援するファンのほうが多くなる。なのに、今夏は「星稜ガンバレ」の声が多いのは、センバツでの疑義が払拭されていないからだろう。「今夏は好投手の多い大会と称されていますが、横浜・及川雅貴など予選で消えた投手も少なくありません。岩手大会では佐々木の名前ばかり報じられていましたが、大船渡に勝った花巻東は投打ともに相当ハイレベルなチームです。今まではエースの西舘勇陽が頑張ってきましたが、左腕の中森至が故障から復帰し、連戦にも耐えられる状況になりました。圧倒的な力を持つ本命校がいないので、花巻東もかなりの有望校です」(前出・美山氏) 大会前に高野連役員は「連投」「球数制限」について意見交換をする。故障を防ぐために佐々木に連投させなかった大船渡高の決断に共鳴する関係者も少なくなく、議論が加熱するかもしれない。とはいえ、ファンの心境は「サイン盗みのモヤモヤに決着を」か…。
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スポーツ 2019年08月08日 17時30分
DeNA、ネフタリ・ソトが本領発揮で2冠王! 気温と共に調子も上昇中
昨年のホームラン王、ネフタリ・ソト。107試合出場で41本とハイペースでホームランを量産し、打率も.310と確実性も持ち合わせた。今年は複数年契約を結び、開幕からフル回転の活躍が期待されていたが、4月は11本塁打とホームランは出るものの打率は思うように上がない状態が続いていた。しかも5月10日には自打球を当ててしまい、さらに状況は悪化。スタメン落ちも経験し5月は打率.257、ホームラン8本、続く6月は打率.188、ホームラン4本。“2年目のジンクス”、“複数年契約の初年度は働かない”の定説が、ソトにも当てはまってしまうのかとの失望感があった。 しかし、7月に入ると打率は.326と上昇。ホームランは4本だったものの、オールスター後の打率は一時、3割後半をマークすると、得点圏打率は9割を超える驚異的な数字を残し、確実にソトのバットでチームをも上昇気流に乗せていった。 8月3日の横浜スタジアムで放った28号ホームランは、照明灯よりも高い44メートルまで上がってレフトスタンドへ着弾した。7月4日の同じく横浜スタジアムでの25号は、17度の角度しかつかないながらも、178.1キロの打球速度での弾丸ライナーで左中間に叩き込んだ。8月7日のマツダスタジアムでの29号は右中間に運ぶなど、右に左にバックスクリーンにとバラエティーに富んだホームランが打てることもストロングポイントであろう。 個人成績でもホームラン29本は、ジャイアンツ・坂本勇人と並んでトップで、打点は77で単独トップとなっており、現在2冠王に君臨している。昨年は8月に11本、9月に10本と驚異のペースでホームランを打ち続けたソト。南米プエルトリコ出身だけに、気温が上がるとともに自らの調子も上がっていく兆候にあるのは間違いない。 昨年はホセ・ロペスや筒香嘉智などの主力に怪我人が続出しながらも、CS進出争いが出来たのは、投手陣の踏ん張りと、ソトの打棒によるところが大きかった。今年は打線の奮起で勝利する試合も増えてきただけに、ソトが昨年同様の破壊力を見せつけることが出来るならば、悲願のリーグ優勝がグッと近づいてくる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年08月08日 12時30分
東京五輪旗手候補の大坂なおみが「日本国籍取得や〜めた」の怪情報!
プロテニスプレーヤーの大坂なおみが、東京五輪の旗手役に抜てきされる可能性があるという。大坂自身、「うれしい」と一部メディアにコメントしていたが、周囲はそうは思っていないらしい。それだけではない、何と五輪出場そのものにも難色を示しているのだ。 東京五輪に出場するとなれば、現時点で、米国、日本の両方の国籍を持つ大坂は“日本人”にならなければならない。「日本ラブ」を公言してきたが、ここに周囲が難色を示す理由があった。 「アメリカと日本では所得税の税率が異なります。日本の法律では22歳までにどちらかの国籍を取得しなければなりません。アメリカ、日本ともに所得が上ればその分、税金も高くなる累進課税制ですが、ザックリ計算すると、アメリカは最大37%。日本は地域によっては55%となります」(スポーツ紙記者) 大坂は米フロリダ州に自宅を構えている。日本国籍を取得しても、自宅所有に関するアメリカでの税金は続く。さらに、日本国籍の取得を決めれば、アメリカには「国籍離脱税」がある。ここに、日本から所得税の徴収が加わるわけだ。あくまでも推定だが、大坂はこれまで大会賞金、スポンサー契約料などで40億円強を稼いだ。国籍離脱税、日本に支払う追加分等を計算すると、日本国籍取得と同時に、計10億円を徴収されるという。「日本は大変な高額納税者を得ることになります。大坂の日本国籍取得を一番喜んでいるのは、五輪組織委員会ではなく、国税庁では」(同・記者) また、こんな話も聞かれた。大坂の住むフロリダ州には日本の地方税にあたる所得税がない。そのため、ヤンキースの選手は「球場が遠くなってもいい!」とし、ニューヨークから離れてフロリダ州に住んでいる。大坂も“恩恵”を知って、現在の自宅を購入した可能性はあるだろう。“節税”の意識が高いとすれば、日本国籍の取得は得策ではない。 大坂の国籍に関するファイナルアンサーを出すのは、22歳の誕生日が来る10月。同時期、消費税も10%に増税される。まさに日本にとって大ピンチの季節となってしまいそうだ。
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