スポーツ
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スポーツ 2019年08月30日 22時00分
角界が頭を抱える“ごっつぁん”と“闇営業”の難しい線引き
大相撲は年間6場所あるが、連日満員の大盛況だ。それにケチをつけるつもりはないが、当然、力士と後援者、タニマチとは昔から切っても切れない関係だ。タニマチの支援がなければやっていけない。というのも、吉本興業の「闇営業」問題が角界にも飛び火しているからだ。 すでに大相撲界はヤクザや反社会的勢力との接触を禁じており、会場への入場も拒否している。しかし、金をもらっての飲み食い、いわゆる「ギャラ飲み」「ギャラ食い」は、いまだに横行している。「タニマチから、『食事しよう』と声をかけられて断る力士はまずいません。散々、食ったり飲んだり歌ったりして、帰りにタクシー代や小遣いをもらうのも、これまた常識。問題を起こした吉本芸人と少しも変わらないんです」(担当記者) 吉本芸人のような過去の問題写真が、いつ暴露されても、おかしくない状況に置かれているのだ。「吉本興業の一件でも分かるように、ヤクザや反社は表向き一般人を装って近づいてくる。“ギャラ飲み”に慣れた力士たちは脇も甘い。今後、マスコミにも狙われるはずです」(同) このため、夏巡業初日の7月28日、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)が、参加する全力士を集め、吉本興業事件を引き合いに出して異例の訓示を与えた。「写真撮影など、ファンサービスと思っても、相手次第では交友関係としてとらえられることがあるので、十分気をつけるように」 これを聞いた力士会会長の鶴竜は次のように話した。「変な写真を取られないように、自分の行動に責任を持ってください、ということ。バシャッと撮られても、ちゃんとしていれば大丈夫だと思います」 この春日野巡業部長の先制パンチが効いたのか、今のところ問題なし。もっとも長距離移動の連続で、夜の外出もままならない巡業だから、それも当たり前。むしろ問題はこれからだ。「東京に戻り、8月25日の『KITTE場所』で夏巡業は打ち上げになる。手ぐすね引いて待っているタチマチもいるはずだが、肝心の力士たちはビビってるよ」(協会関係者)“ごっつぁん”と“闇営業”の難しい線引きに角界親方は頭を痛めている。
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スポーツ 2019年08月30日 17時30分
新日本ジュニアの世界に戻ったオスプレイ、スーパーJカップ優勝のファンタズモと抗争!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に、鷹木信悟とともにジュニアヘビー級代表として出場したIWGPジュニアヘビー級王者のウィル・オスプレイ。オスプレイは今年の1.4東京ドーム大会で、憧れだった飯伏幸太を破り、NEVER無差別級王座を獲得するなど、ヘビー級の選手を相手にしても通用することは証明済みだっただけに、G1でどこまで闘えるのか期待されていた。 結果、SANADA、バッドラック・ファレ、KENTA、そして最終戦では棚橋弘至から完璧なフォール勝ちを収める快挙。10選手中7人が並んだ4勝5敗の組の中に入ってみせた。敗れはしたが、兄貴分であり同じCHAOSのIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカをあと一歩まで追い込んだ。G1を経て自信をつけたオスプレイがその後、どんな道を選択するのか気になるところだったが、結局、ヘビー級転向を宣言した鷹木とは違ってアメリカで初開催されるジュニアオールスター戦、スーパーJカップにIWGPジュニアヘビー級王者として出場し、優勝すると宣言した。 Jカップではベスト4まで順調に勝ち上がったが、準決勝(日本時間26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス)のエル・ファンタズモ戦で、石森太二が乱入。この隙をついたファンタズモのCR Ⅱが決まり、オスプレイはまさかの準決勝敗退。同日に行われた決勝戦ではファンタズモとドラゴン・リーが対戦したが、マスク剥ぎ、急所攻撃とラフ殺法のやりたい放題で、ファンタズモがリーにもCR Ⅱを決めて優勝してしまった。 ファンタズモは試合後のセレモニーに登場したプロデューサーの獣神サンダー・ライガーを挑発。怒ったライガーが去ると、今度はオスプレイを挑発し、IWGPジュニア王座への挑戦を表明した。 ここで現れたオスプレイを、石森とともに滅多打ちにすると、ファンタズモへの不信感を持ったことがきっかけでバレットクラブからCHAOSに移籍したロビー・イーグルスがオスプレイを救出。31日のイギリス・ロンドン大会で、オスプレイ&イーグルス対ファンタズモ&石森が電撃決定した。ロンドン大会の行方によっては、次期シリーズでオスプレイとファンタズモのタイトルマッチが組まれる可能性もある。 10月シリーズでは『スーパーJr.タッグリーグ』の開催も決定しているだけに、ジュニアの世界に戻ったオスプレイにとって息をつく暇はない。東京ドーム大会に向けたオスプレイの物語は、ファンタズモとの抗争から始まる。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月30日 11時40分
阪神、「ドラフト成功」は藤浪次第? メジャー志向の強い今時球児を確実に入団させるには
藤浪晋太郎(25)の先発マウンドが、阪神の近未来を左右しそうだ。 8月1日の中日戦でチャンスをもらったが、8四死球と、課題の制球難を克服できず、そのまま二軍へ。以後、ファームでの調整が続いていたが、再昇格のアピールができないでいた。31日のソフトバンク二軍との一戦をモノにできなければ、終盤戦は「もう1敗もできない試合」が続くので、今季中の一軍復帰は難しくなる。 「右肩の不調で、大黒柱のメッセンジャーが帰国しています。シーズン終了まで間に合いそうにありません。このまま、退団してしまうのでは」(在阪記者) だから、藤浪にもう一度チャンスが巡ってきたとも言えるが、この“昇格テスト”にコケた場合、ドラフト会議の1位指名の選択も変わってきそうだ。 「高校生投手が指名しにくくなります。高卒4年目の望月惇志がプロ初勝利を挙げるなど、若手投手も育っているんですが、藤浪がスランプに陥り、もう4年が経とうとしています」(前出・同) 今年も将来性豊かな高校生投手が多い。特に令和の怪物・佐々木朗希、星稜・奥川恭伸に注目が集まっているが、これも現代っ子の発想なのだろう。特定球団に対する強い思い入れを持つ球児が少なくなってきた。「指名されたところに行く」と考えているのだ。 ここ数年、高校野球専門誌で紹介された何人かの有名選手にインタビューしてきたが、「希望球団」について質問すると、判で押したように「特にありません」と返ってくる。「なら、好きなプロ野球チームは?」 「プロ野球中継は、あんまり見ないんで」 「見るのは、メジャーリーグ中継?」 「そうです」 日本のプロ野球よりも、メジャーリーグ。そういう発想のようだ。特定球団以外の入団を拒否する選手もゼロにはなっていないが、「プロ野球よりもメジャー」の発想はプロ野球スカウトにとっては、むしろ有り難いことかもしれない。1位指名の抽選に当れば、確実に入団してもらえるのだから…。 「いや、学校指導者の中には、12球団OKではない人もいます。かわいい教え子を、育成の巧くいっていない球団に行かせたくないとし、いろいろと助言をしているようです。とはいっても、ほとんどの球児が12球団OKですから、そういう空気を察し、他の選手に乗り換えています」(球団スタッフ) 長いスランプから抜け出せない藤浪を見て、阪神からのドラフト指名に難色を示す指導者も出てくるのではないだろうか。 長く、先発ローテーションを支えてきたメッセンジャーの今後も気になる。そうなると、阪神は「将来性の高校生投手」よりも、即戦力となる大学生か、社会人の投手の1位指名を考えてくるだろう。 「鳥谷、福留の両ベテランの去就も囁かれています。外国人選手の好不調に左右される攻撃陣の現状を変えるためにも、好打者を指名したいようですが」(前出・在阪記者) U-18野球W杯を戦う球児たちは、マスコミのいない宿舎内で“進路”について語り合うという。佐々木、奥川らの目に、伝統球団・阪神はどんな風に映っているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月29日 22時30分
大船渡・佐々木、ドラフトを前に「メンタル面」の心配? 「書類審査」恐れ星稜・奥川への乗り換え多発か
U-18野球・ワールドカップ(8月30日開幕)を戦う日本の高校球児たちが開催地・韓国に向けて出発した。注目は最速163キロを投げる令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)と、夏の甲子園大会・準優勝投手の奥川恭伸(星稜=3年)の2人。「両投手の継投」という、贅沢な起用法も期待されていた。しかし、国際大会でも「佐々木温存」となるかもしれない。 「大学・日本代表チームとの壮行試合後、佐々木の右手中指に血マメができていました。その影響で27日以降、ノースローで調整させています」(アマチュア野球担当記者) 怪物の脆さがまた露呈してしまった。岩手県大会決勝戦では「故障回避」のため、登板できなかった。血マメについてだが、投手出身のプロ野球解説者によれば、「個人差はあるが、一週間は投げられないのでは」と予想していた。 その血マメのせいだろうか。12球団はU-18野球W杯の視察において、必要最低限の人数しか、スカウトを派遣しないという。 「佐々木に対する評価は、たとえ登板回避となっても変わりません。『佐々木か、奥川か』で決めかねている球団もまだあるようですが、“本番”は帰国後になりそう」(在京球団スタッフ)「本番」とは、佐々木に対する最終判断を下す時のこと。 佐々木は4月のU-18の強化合宿中の取材で「プロ志望」を明言している。そして、今回の韓国入りと前後して、佐々木のスケジュールが各球団に伝えられたのだ。前出の球団スタッフによれば、帰国後、家族会議を開き、9月14日土曜日からの3連休が明けたあたりに、正式な進路表明の記者会見を行う予定になっているそうだ。 「おそらく、清宮(幸太郎=日本ハム)の時と同じように、各球団との事前面談になると思います。正式な進路表明後、学校側と日程調整をし、佐々木サイドに育成プランを説明することになると思います」(前出・同) 各球団とも、この育成プランの説明に頭を抱えていた。 清宮がドラフト候補だった2017年、1位指名を予定していた各球団が育成プランとチームビジョンなどを説明した。ドラフト会議の1位指名は入札・抽選制なので、仮にその説明会で「行きたい球団」「行きたくない球団」ができたとしても、対象選手側には後者の入札を止める権限はない。説明会はある種のパフォーマンスにすぎないが、こんな声も聞かれた。 「佐々木は4月の強化合宿後、医師の診断を受けています。まだ体が成長過程にあることが分かり、医師とも相談しながら練習メニューを決めてきました。説明会に臨む球団は、理論的に、根拠を示しながら育成のプランを説明できなければ、悪い印象を持たれてしまいます。佐々木サイドは、指名されても辞退する球団を内々に決めてくるのではないか?」(球界関係者) U-18W杯に必要最低限のスカウトしか派遣しなかったのは、説明会に臨むための資料作りのためか…。 もっとも、年長のスカウトマンによれば、どんなに明確な育成ビジョンを持っていても、その球団独自の雰囲気に合わない、あるいは、指導者との相性が選手の将来性を左右してしまうという。今だから言えるが、説明面談を経て、清宮の指名を諦めたチームもあったそうだ。 プロ野球全球団は佐々木を「10年に一人出るか、出ないかの逸材」と高評価している。しかし、メンタル面で強い奥川に乗り換えてくる球団も出てきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月29日 17時30分
新日本バレットクラブ電撃加入のKENTA、ノア、WWE時代に“やり残した”ヒール転向!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』最終戦(12日、日本武道館大会)で事件は起きた。この日、CHAOSの石井智宏&YOSHI-HASHIとトリオを結成したKENTAは、バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロアのバレットクラブとの6人タッグマッチが組まれていた。 KENTAはCHAOS勢とは別入場となったが、G1ではCHAOSのオカダ・カズチカに敗れた後、握手を交わしている。WWEを退団したKENTAを新日本マットに仲介した柴田勝頼の新日本本隊とCHAOSも現在は“友好関係”にあり、試合はスムーズに展開するものと思われた。しかし、試合が中盤に差し掛かってきた頃、石井のタッチをエプロンのKENTAは場外に飛び降りて拒否。場外から試合を見つめるKENTAに観客が戸惑う中、リングに入ったKENTAは石井にブサイクへの膝蹴りからgo 2 sleepを決めると、そのままタマが石井から3カウント。バレットクラブの勝利に加担したのだ。 場内が騒然とする中、ブーイングを楽しむ様子のKENTAがマイクをつかもうとすると、柴田が猛ダッシュでリングインしてKENTAを制裁。長期欠場中とは思えぬ動きでKENTAを圧倒したが、セコンドの邪道に気を取られKENTAの返り討ちに遭ってしまう。インタビューブースにバレットクラブ勢とともに現れると、KENTAはメインイベントで早速バレットクラブTシャツを着ていた。結果的には控室に戻されたが、ジェイ・ホワイトのセコンドとして、飯伏幸太の動揺を誘おうとするなど、新日本マットでは悪の道を歩んでいくことが確実になっている。 バレットクラブにはプロレスリング・ノア時代のパートナー、石森太二もいる。ノアのジュニアタッグ戦線をにぎわせたKENTA&石森の姿が見られるのかもしれない。今回のヒール転向に新日本ファンは驚いているが、ノア時代の晩年の3年間(2011〜2014年)は、ノー・マーシーなど反体制ユニットを率いていた。この際、椅子などを使った凶器攻撃などもいとわず、“ヒール志向”な一面も見せていた。 またWWEでも最後はラフファイトを中心としたスタイルで闘い、ヒール転向か?と話題になった矢先に契約を終えていた。今回、新日本の本格的なヒールユニット、バレットクラブへの加入は、レスラー人生でやり残したことを全うするためのチャンスと捉えているのではないだろうか。 31日に開催される『NJPW Royal Quest』イギリス・ロンドン・ザ・カッパー ボックス大会では、石井が保持しているNEVER無差別級王座への挑戦が決定。また今年のG1で優勝し、来年1.4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を所有している飯伏は、G1公式戦で敗れたKENTAとの防衛戦を明言している。 ファンからは大ブーイングを浴びているが、KENTAにとってはこんな“追い風”はない。KENTAはWWEで世界的な知名度を上げた。新日本にとっても世界戦略に向けて重要な存在だ。ここから来年の1.4、1.5ダブルドームに向けてKENTAがどのような動きを見せるのか見逃せない。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月29日 16時00分
中日・松坂の来季契約が白紙 “条件付き”移籍の噂も、引退の可能性が高まっているワケ
29日、中日ドラゴンズが松坂大輔投手の来季契約を白紙とし、来月上旬にも去就について話し合いを持つことが判明。契約を更新する可能性は低く、引退が噂されている。 松坂は2017年オフ、高額契約を結びながら3年間でわずか一軍登板1試合に終わった福岡ソフトバンクホークスを退団。引退が噂されたが、西武時代に接点のあった森繁和氏(現シニアディレクター)が監督を務める中日ドラゴンズと格安条件で契約した。 全国区の人気選手が限りなく少ない中日とって、松坂は格好の宣伝材料。東海メディアが持ち上げる報道を繰り返すと、本人もその気になったようで、11試合に登板し6勝4敗の成績を挙げる。そして、2019年は背番号が慣れ親しんだ18となり、年俸も大幅アップを勝ち取った。 活躍が期待された2019年だが、春季キャンプ中、ファンに腕を引っ張られたことで肩を痛め、戦線を離脱。ようやく7月に一軍昇格し先発したが、7月27日の横浜DeNAベイスターズ戦で、1回に8安打を浴び8失点と信じられないような内容を見せ、2軍に降格していた。 そんな松坂について、中日球団は来季の契約を「白紙」としていることが判明。来月上旬に予定されている2軍戦登板後、加藤宏幸球団代表らと松坂が契約について話し合いを持つという。球団は「戦力にならない選手と契約できない」と考えているようで、松坂も「整理対象」としているようだ。 「今の松坂では来季の契約は厳しいでしょう。2018年の6勝も、ローテーションで回ったわけではなく、森監督が間隔を開けながら配慮して使っての結果ですし、1年間しっかり投げられる体力は持っていません。 中日はグッズ売上や集客要員として契約したようですが、そこまでアップに繋がっていると思えません。むしろ彼だけ特別扱いされては、若手が腐ってしまいます。 移籍先は同じ松坂世代の平石洋介監督や小谷野栄一、後藤武敏コーチ、西武時代の盟友・石井貴コーチらがいる楽天が有力かと思われますが、戦力としてではなく、コーチ込みの契約になるのでは。また、古巣の西武が将来の指導者にするべく、契約することもあるかもしれません。 いずれにしても、戦力として考えるチームは少ないでしょう。平成も終わりましたし、ここで身を引いたほうが良いのでは」(スポーツ関係者)「平成」が終わった2019年。「怪物」と呼ばれた男の去就が注目される。取材・文 櫻井哲夫
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スポーツ 2019年08月29日 11時30分
DeNA、“リアル全員野球”で執念のサヨナラ勝ち 決めたのは最後の野手山本祐大!
28日、ベイスターズは本拠地横浜スタジアムでのスワローズ戦で連勝を飾った。 2回に神里和毅、細川成也の下位打線のタイムリーで3点先取し、続く3回にはネフタリ・ソトのホームランで4-0。試合を優位に進めるも、ウラディミール・バレンティンに2本のホームランを浴びるなどで、4-5と試合をひっくり返される。しかし、6回には代打・梶谷隆幸がセンター右へ特大同点弾。その後、両チームとも1点ずつ取り合い延長戦へ突入し、12回2アウト満塁から、最後の野手で3人目の控えキャッチャー・山本祐大が、追い込まれながらもライト前へサヨナラヒットをかっ飛ばし、4時間58分の熱戦にケリをつけた。 初のお立ち台で山本は「最高です!」と絶叫。23時過ぎまで残っていたファンの大歓声を浴びた。ラミレス監督も「追い込まれての一打は凄い」と驚きの表情で喜びを表現していた。 この日は楽勝ムードから一転したゲームで、ミスも多かった。7回の勝ち越しを許した場面では、ホセ・ロペスがセーフティバント処理を誤り、結果サードまで進まれたことでの失点。石川雄洋のエラーに、乙坂智が送りバント失敗など反省点は多い。しかし、国吉佑樹、武藤祐太ら中継ぎ陣の踏ん張りを、最後の最後で山本が昇華させた形だ。 ヒーローインタビューで「夜遅くまでありがとうございました。早く帰って寝て、明日の試合も来て下さい」とファンにアピールした山本。弱冠20歳の若者とは思えぬ対応に、ファンも盛り上がり「祐大最高!」と酔いしれていた。 滋賀ユナイテッドBC時代は、テーマ曲にドラえもんを使用していたなど、どこかとぼけた面のある愛されキャラ。昨年は代打で初打席初ホームランを放った後、未成年飲酒が発覚するなどアップダウンの激しいルーキーイヤーを過ごした。今年は5月23日にファームで頭部にデッドボールを受け、緊急搬送されるアクシデントも乗り越え、この日堂々のヒーローとなった。 ナニかと話題になる男、山本祐大がベイスターズの活力源となるかも知れない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年08月29日 06時30分
シュートボクシングがK-1に電撃登場のMIOとの契約状況を公表も「意思を尊重したい」
24日にエディオンアリーナ大阪で開催された『K-1 WORLD GP JAPAN 2019 〜 日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪』に登場し、格闘技ファンを驚かせたMIO。元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者は、セミファイナル終了後に地元・大阪のリングに上がりマイクを握ると、「K-1ファンのみなさん、はじめまして。このたびK-1への参戦が決定しましたMIOです」とK-1参戦を宣言した。 MIOは「一度、格闘技から離れることを決意しましたが 応援してくれる方からメッセージをいただき、この舞台で最後、後悔のない格闘技人生にしたいと強く思いました。K-1女子を盛り上げていける存在になりますので、応援お願いします」とあいさつ。7月に半ば一方的にシュートボクシングからの退団を表明したものの、沈黙を守ってきた“RENAの妹分”は、新たな闘いの場を求めてK-1に移ることを明らかにした。 これを受けて、シュートボクシングの森谷吉博統括本部長は自身のSNSを更新し、「契約選手の情報をAbemaやSNSで知るのは驚いたし混乱」と混乱。MIOがまだシュートボクシングの契約選手であることを匂わせている。 今回の騒動に関してK-1側からのコメントはないが、28日にシュートボクシング協会が声明を発表した。同協会は今回の騒動について、スポンサーやファンに陳謝。その上で「シュートボクシング協会とMIOは昨年あらたに書面による専属契約を交わしており、現在契約期間中であるにも関わらず主催者であるK-1関係者はもとより、本人から何ら事前確認も説明もなく件のセレモニーが執り行われた事実は、プロのエンタテインメントの世界に従事する我々としては嘆息を禁じ得ず誠に遺憾であると言わざるを得ません」とMIOとの契約状況を明らかにし、“寝耳に水”の出来事に怒りをあらわにした。 ただ「なるべく選手の意思を尊重し格闘技界のイメージを損なうことなく無益な軋轢を避けた話し合いが出来ればと思う所存です」ともしている。顧問弁護士を通じてK-1サイドと、円満な形で決着する意向も示している。今回の行動を遺憾に思っているものの、MIOの意思を尊重し、契約問題を解決する方針でいるようだ。K-1サイドからも声明が出されるのかは分からないが、MIOはまだまだ伸び代のある選手なだけに、ドロ沼化だけは避けてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月28日 22時30分
新日本プロレス、日米ヤングライオン抗争加熱で2年ぶりにヤングライオン杯開催!
新日本プロレスは次期シリーズ『Road to DESTRUCTION』内で『第12回 ヤングライオン杯争奪リーグ戦』を開催すると発表した。 2017年10月以降、約2年ぶり12回目の開催となる今回の『ヤングライオン杯』には8選手がエントリー。総当たりのリーグ戦を行う。 出場メンバーは以下の通り。海野翔太(新日本プロレス)成田蓮(新日本プロレス)辻陽太(新日本プロレス)上村優也(新日本プロレス)クラーク・コナーズ(LA DOJO)カール・フレドリックス(LA DOJO)アレックス・コグリン(LA DOJO)マイケル・リチャーズ(FALE DOJO) 今回は新日本から4選手、新日本のLA道場から3選手、バッドラック・ファレが主宰するFALE道場から1選手がエントリーし、ヤングライオン版『G1クライマックス』とも言える『ヤングライオン杯』を争う。シリーズ開幕戦の9.4東京・後楽園ホールから、最終戦の9.22兵庫・神戸ワールド記念ホール大会まで公式戦が行われ最高得点の選手が優勝となる。 ヤングライオン杯の歴代優勝者は、小杉俊二、山田恵一、蝶野正洋、山本(天山)広吉、小島聡、中西学、石澤常光(ケンドー・カシン)、鈴木健三(KENSO)、田口隆祐、後藤洋央紀、北村克哉。引退、退団した選手もいるが、ヤングライオン杯優勝後、海外遠征を経て飛躍した選手が多い。 今回、ヤングライオン杯が実現したのは、新日本のヤングライオン勢と、LA道場勢との抗争が『G1クライマックス29』のアンダーカードで白熱したことが大きな要因として考えられる。 優勝候補は海野翔太と成田蓮のヤングライオンツートップと言ってもいいだろう。2人は組んで良し、闘って良し。ライバル関係をデビュー時から築き上げており、お互いを「生涯のライバル」と認め合っている。将来はIWGPヘビー級王座を巡り、高いステージでのライバルストーリーの展開に期待したいところ。その第一歩として、どちらが先手を取るのか。今回は大事な勝負の場となる。海野はジョン・モクスリーの付き人の役割を果たしており、成田は今年の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』に急遽出場し自信をつけている。両者が対戦する9.8千葉・東金アリーナ大会は注目だ。 辻陽太と上村優也は、LA道場勢と抗争中なだけに、LA道場の選手には負けたくない気持ちが人一倍強い。柴田勝頼コーチのもと新日本マットに上陸したクラーク・コナーズ、カール・フレドリックスの実力は既に折り紙つき。これに加えて、アレックス・コグリンが新日本マット初上陸を果たす。コナーズは『スーパーJカップ2019』にエントリーし、大会の目玉だったTJPを相手に激闘を繰り広げた。 また今回、もう一人初登場となるのが、バッドラック・ファレがニュージーランドで主宰するファレ道場出身のマイケル・リチャーズだ。インディー選手として活動後、ファレ道場に入門。新日本の野毛道場でも練習を積んで、今年6月オーストラリア大会でデビューを飾っている。バレットクラブとの関係性は不透明だが、新日本育ちのファレが送り出した選手。LA道場とは違った色が出るのではないだろうか。 12回目にしてグローバル化した『ヤングライオン杯』。数年後の新日本マットを見据えながら、しっかりとチェックしておきたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月28日 21時30分
渋野日向子 全英女子オープン優勝!“美人すぎない”シブコの魅力
初出場ながら全英女子オープンを制し、一躍スターとなったゴルフの渋野日向子(20)。その凱旋初戦となった「北海道meijiカップ」が8月9日から11日に行われ、地上波が緊急中継。同時間帯トップの視聴率をたたき出した。「失礼かもしれませんが、シブコ(渋野の愛称)が全英で優勝しなかったら、大会自体、注目されなかったでしょう。プロゴルフにあまり興味のない人でも、全英オープンの価値は知っているはず。メジャー5大タイトルの一つを制した日本人が現れ、それも日本勢としては42年ぶりの快挙。『渋野って、どんな娘?』の関心が高視聴率に繋がったわけです」(専門誌記者) お盆休みの土曜、午後1時台の中継ということもあり、さすがに2ケタには届かなかったが、関東地区では8%を記録。巨人戦、高校野球、バラエティー番組の再放送などの裏番組を抑えるほど注目度は高かった。 ツアー関係者によれば、この突然の“シブコ・フィーバー”に備え、急きょ会場整理の警備員を増員したそうだが、こちらは空振り。思ったほど、ギャラリーは増えなかったそうだ。「渋野がプレー中に食べる駄菓子まで、ちょっとしたブームになるほどの人気ですが、ツアー会場は北海道の北広島市でしたからね。彼女に興味を持ったファンが、気軽にツアー会場に足を運べる距離ではありませんし、お盆休みで航空機やホテルも手配しにくい状況だったことが影響したのではないでしょうか」(同) とはいえ、今後の国内女子ツアーの人気回復には大きな期待が持てる。「彼女の魅力は“美人すぎない”ことです(笑)。それでいて、常に笑顔を絶やさないので、老若男女、誰からも好感を持たれる。注目度がさほど高くなかった東京五輪のゴルフ競技の救世主にもなってくれそうです」(スポーツ紙記者) 一方の男子プロゴルフは人気低迷が続いている。今年7月には石川遼が久々に国内ツアーで勝利したが、一過性の話題で終わってしまった。こうなったら、シブコを男子ツアーに参加させるしかない?
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ガッツワールド「Truth#26」4・5蕨で開催!
2011年04月04日 11時45分
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大相撲八百長関与23人の処分決定も事態はドロ沼化の様相
2011年04月02日 17時59分
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やっぱり影響が出る! 「3時間30分」の節電ルールで順位変動
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