スポーツ
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スポーツ 2019年09月02日 11時30分
「見たらハマる!」今年で16回目、みやざきフェニックス・リーグの日程&概要が決定!
日本野球機構(NPB)は、今年のオフシーズンに開催される『第16回みやざきフェニックス・リーグ』の日程と概要を発表した。 主催は一般社団法人日本野球機構、イースタン・リーグ、ウエスタン・リーグ、みやざきフェニックス・リーグ支援実行委員会が名を連ね、シーズン終了後の10月7日(月)〜28日(月)まで、22日間に渡って開催される。 参加チームは、イースタン・リーグから、読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズ、千葉ロッテマリーンズ、横浜DeNAベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズ、北海道日本ハムファイターズの7球団、ウエスタン・リーグから、阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ、広島東洋カープ、中日ドラゴンズの5球団、韓国プロ球団から、斗山ベアーズ、ハンファイーグルス、サムスンライオンズの3球団。そして、独立リーグから、四国アイランドリーグplus選抜が参加。 キャンプ地でお馴染みの宮崎市のSOKKENスタジアム、清武総合運動公園第2野球場、アイビースタジアム、生目の杜運動公園第2野球場、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎、KIRISHIMAひむかスタジアム、西都市の西都原運動公園野球場、日南市の天福球場、南郷スタジアム、日向市のお倉ヶ浜総合公園野球場と、宮崎県4市の球場をフル活用して、プロ野球を“堪能”出来る。 このフェニックス・リーグ、なんと入場は無料。イースタン、ウエスタンという呼び方からも分かるように、ファームの選手による教育リーグなのだが、CS(クライマックスシリーズ)のファイナルステージ進出を先に決めたチームは、実戦感覚を忘れないように、フェニックス・リーグで一軍のラインナップを組んでみたり、主力投手が調整登板することもしばしば見受けられるため、フェニックス・リーグは、「一度見たらハマってしまう」禁断の果実だと語るファンも多い。CS進出を逃したチームは、一軍の選手でも若手選手は主力であってもほとんど出場しており、また、CS終了後には、日本シリーズに出場しない若手選手が途中から合流することもある。ただし、シーズン中に登板が多かった投手に関しては免除される可能性が高い。 2020年にブレイクする選手が何人も出場するのは間違いなく、秋季キャンプの前に今年最後の“野球漬け”になるのも悪くないだろう。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月01日 06時30分
9.16RISE幕張大会で那須川天心と世界一を争う志朗が白馬村でキャンプ!TEPPEN勢も参加
“神童”那須川天心と、RISEワールドシリーズ2019 -58kgトーナメント決勝戦(9月16日)を争う志朗が8月9日から3日間、長野県白馬村でトレーニングキャンプを行ったことが明らかになった。 2人はキックボクシング団体RISE『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』千葉・幕張メッセイベントホール大会で相まみえる。志朗はタイを拠点としたムエタイファイターとして知られる26歳。キックボクシングではプロデビュー以来、22試合17勝1敗4分けの好成績を残している。志朗に唯一の土をつけたのは江幡塁のみ。江幡はKNOCK OUT『K.O CLIMAX 2019』(8月18日)で行われた初代スーパーバンタム級王座決定ワンデートーナメントで、小笠原瑛作との死闘を制し新王者に就いた。江幡は天心に直接「闘いたい」と意欲満々で、先日も改めて「天心戦」を訴えたばかりだ。 しかし「天心戦」の切符は、RISEワールドシリーズの-58kgトーナメントで勝ち上がり、決勝に進出した志朗が先に手に入れた。RISEルールで決勝に進んだ志朗だが、「天心君とやるならボクシングの練習をしなきゃいけない」と、7月の準決勝終了後に話している。そこで今回は、プロボクシング世界王者、井上尚弥のバンテージ巻きとしても有名な永末“ニック”貴之トレーナーのトレーニングキャンプに参加した。 永末トレーナーはキックボクシング、ボクシング、MMA、空手など格闘技の選手だけではなく、他スポーツの選手の指導にも当たっている。天心のフィジカルも担当しているとあって、交流があるTEAM TEPPENの“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠、結城将人、工藤red玲央ら、天心の“同門”に当たる選手たちも一緒に参加。白鳥も-61kgトーナメントの決勝に進出、天心・志朗とともに9.16幕張大会で、梅野源治と世界一の称号を争う。 永末トレーナーが掲げたキャンプのテーマは「限界を超えろ」。早朝の第1部ではスキー場横の坂道の往復走で、参加者は全員息を上げていたが、志朗は強度を上げて、レブナマスクを着用して走っていたという。昼の第2部、夕方の第3部では現地の体育館を借りてマススパーや体幹トレーニング。ここでは、志朗対白鳥などTEAM TEPPEN勢と拳を合わせる場面もあった。 「今回のトーナメントに参加することになってから大きな変化を感じます。特にこの間のルンキット戦でのモチベーションは高かった。そのおかげで体つきも変わったと思います」 6月上旬にも志朗のトレーニングを見ている永末トレーナーは志朗の成長ぶりを認めている。天心陣営は志朗の決勝進出を「想定内だった」としている。天心が提唱したトーナメントなだけに、入念な準備をしてくるのは間違いない。だが、日本ではなかなか脚光を浴びるチャンスがなかった志朗の眼差しには、これまで天心が対戦した日本人選手とはひと味違う鋭さがある。2人と接点を持ち「天心戦」を見据える江幡塁にとっても注目の一戦になるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月31日 11時30分
“高額転売”を認めた? プロ野球、パ3球団と『チケスト』の提携が物議 定価以上OKの思惑は
日本ハム、ロッテ、オリックスの3球団が29日に発表した、チケット売買サイト『チケットストリート』との提携がファンの間で物議を醸している。 『チケットストリート』は、チケット売買仲介サービスを手掛ける大手サイト。スポーツやコンサートなどのチケットが、出品者・購入希望者の間で数多く取引されている。 上記の3球団は、今回の提携をそれぞれの公式サイト上で発表。ロッテの公式サイトによると、今回の連携の背景には「スポーツ観戦チケットを取り巻く利用者のニーズや展開されているサービスなど様々な環境変化」があったという。 一方、『チケットストリート』のリリースでは、今年6月施行の「チケット不正転売禁止法」で、主催者側にもチケットリセール環境の整備などに向け努力が求められるようになったことが提携の理由としている。転売目的の大量購入で品薄となり、それが転売品の値段高騰にもつながっている現状が背景にあることは想像に難くない。 この提携により“公認リセールパートナー”となった同サイト上では、3球団のチケット売買は今後「球団公認」として扱われるようになるとのこと。加えて、チケット買い占めなどの不正行為について、3球団を交えた上で対策を検討できるようになるという。 しかし、同サイト上のチケット出品状況を見ると、今現在も数多くの高額転売チケットが存在している。例えばロッテの場合、チーム一筋26年の大ベテラン・福浦和也の引退セレモニーが予定される試合(来月23日、日本ハム戦)のチケットには、最も高額なもので定価の約8倍の値段がつけられている。 また、同サイトの提携リリースによると、チケット価格に関しては「購入価格にかかわらず、売り手が取引希望金額を自由に設定できます」とされており、日本ハムのサイト上にも「対象試合の該当チケット価格相応での譲渡を推奨いたします。※チケットストリートのシステムにおきましては、出品時に希望取引価格を設定できる仕組みになっています」と同様の記載がある。定価での販売が必ずしも義務付けられていないということを考えると、不正転売はともかく高額転売の撲滅に効果を発揮するかどうかは全く不透明だ。 以上のような事柄が影響したのか、今回の提携を受けてネット上のプロ野球ファンからは「取り組みはいいけど提携先がダメ」、「定価販売じゃないなら全く意味がない」、「なぜ高額転売を放置するようなサイトを選んだのか」、「こんなところと組むぐらいなら新しくサイト作った方がマシ」といった批判が噴出している。 今回参加していないパ・リーグのソフトバンク、西武、楽天のうち、ソフトバンク(ヤフーチケット、チケットマッチング)と楽天(楽天チケット、電子チケットリセール)は親会社、もしくはグループ会社がチケット売買サイトを運営しているが、どちらのサイトも定価リセールのシステムを設けている。定価での販売に限定することも十分可能なだけに、なぜそうしないのか、とファンに不信感を持たれるのも致し方ないのかもしれない。 前述の提携リリースを見ると、『チケットストリート』は今回の提携に関して「成約チケット価格の5%(税別)+公認サービス利用料(税込500円/枚)+決済手数料3%(税別:最低300円)」という内訳の手数料を設定している。もしかすると、定価販売に限定しない理由はこのあたりにあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年08月30日 22時00分
角界が頭を抱える“ごっつぁん”と“闇営業”の難しい線引き
大相撲は年間6場所あるが、連日満員の大盛況だ。それにケチをつけるつもりはないが、当然、力士と後援者、タニマチとは昔から切っても切れない関係だ。タニマチの支援がなければやっていけない。というのも、吉本興業の「闇営業」問題が角界にも飛び火しているからだ。 すでに大相撲界はヤクザや反社会的勢力との接触を禁じており、会場への入場も拒否している。しかし、金をもらっての飲み食い、いわゆる「ギャラ飲み」「ギャラ食い」は、いまだに横行している。「タニマチから、『食事しよう』と声をかけられて断る力士はまずいません。散々、食ったり飲んだり歌ったりして、帰りにタクシー代や小遣いをもらうのも、これまた常識。問題を起こした吉本芸人と少しも変わらないんです」(担当記者) 吉本芸人のような過去の問題写真が、いつ暴露されても、おかしくない状況に置かれているのだ。「吉本興業の一件でも分かるように、ヤクザや反社は表向き一般人を装って近づいてくる。“ギャラ飲み”に慣れた力士たちは脇も甘い。今後、マスコミにも狙われるはずです」(同) このため、夏巡業初日の7月28日、春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)が、参加する全力士を集め、吉本興業事件を引き合いに出して異例の訓示を与えた。「写真撮影など、ファンサービスと思っても、相手次第では交友関係としてとらえられることがあるので、十分気をつけるように」 これを聞いた力士会会長の鶴竜は次のように話した。「変な写真を取られないように、自分の行動に責任を持ってください、ということ。バシャッと撮られても、ちゃんとしていれば大丈夫だと思います」 この春日野巡業部長の先制パンチが効いたのか、今のところ問題なし。もっとも長距離移動の連続で、夜の外出もままならない巡業だから、それも当たり前。むしろ問題はこれからだ。「東京に戻り、8月25日の『KITTE場所』で夏巡業は打ち上げになる。手ぐすね引いて待っているタチマチもいるはずだが、肝心の力士たちはビビってるよ」(協会関係者)“ごっつぁん”と“闇営業”の難しい線引きに角界親方は頭を痛めている。
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スポーツ 2019年08月30日 17時30分
新日本ジュニアの世界に戻ったオスプレイ、スーパーJカップ優勝のファンタズモと抗争!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に、鷹木信悟とともにジュニアヘビー級代表として出場したIWGPジュニアヘビー級王者のウィル・オスプレイ。オスプレイは今年の1.4東京ドーム大会で、憧れだった飯伏幸太を破り、NEVER無差別級王座を獲得するなど、ヘビー級の選手を相手にしても通用することは証明済みだっただけに、G1でどこまで闘えるのか期待されていた。 結果、SANADA、バッドラック・ファレ、KENTA、そして最終戦では棚橋弘至から完璧なフォール勝ちを収める快挙。10選手中7人が並んだ4勝5敗の組の中に入ってみせた。敗れはしたが、兄貴分であり同じCHAOSのIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカをあと一歩まで追い込んだ。G1を経て自信をつけたオスプレイがその後、どんな道を選択するのか気になるところだったが、結局、ヘビー級転向を宣言した鷹木とは違ってアメリカで初開催されるジュニアオールスター戦、スーパーJカップにIWGPジュニアヘビー級王者として出場し、優勝すると宣言した。 Jカップではベスト4まで順調に勝ち上がったが、準決勝(日本時間26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス)のエル・ファンタズモ戦で、石森太二が乱入。この隙をついたファンタズモのCR Ⅱが決まり、オスプレイはまさかの準決勝敗退。同日に行われた決勝戦ではファンタズモとドラゴン・リーが対戦したが、マスク剥ぎ、急所攻撃とラフ殺法のやりたい放題で、ファンタズモがリーにもCR Ⅱを決めて優勝してしまった。 ファンタズモは試合後のセレモニーに登場したプロデューサーの獣神サンダー・ライガーを挑発。怒ったライガーが去ると、今度はオスプレイを挑発し、IWGPジュニア王座への挑戦を表明した。 ここで現れたオスプレイを、石森とともに滅多打ちにすると、ファンタズモへの不信感を持ったことがきっかけでバレットクラブからCHAOSに移籍したロビー・イーグルスがオスプレイを救出。31日のイギリス・ロンドン大会で、オスプレイ&イーグルス対ファンタズモ&石森が電撃決定した。ロンドン大会の行方によっては、次期シリーズでオスプレイとファンタズモのタイトルマッチが組まれる可能性もある。 10月シリーズでは『スーパーJr.タッグリーグ』の開催も決定しているだけに、ジュニアの世界に戻ったオスプレイにとって息をつく暇はない。東京ドーム大会に向けたオスプレイの物語は、ファンタズモとの抗争から始まる。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月30日 11時40分
阪神、「ドラフト成功」は藤浪次第? メジャー志向の強い今時球児を確実に入団させるには
藤浪晋太郎(25)の先発マウンドが、阪神の近未来を左右しそうだ。 8月1日の中日戦でチャンスをもらったが、8四死球と、課題の制球難を克服できず、そのまま二軍へ。以後、ファームでの調整が続いていたが、再昇格のアピールができないでいた。31日のソフトバンク二軍との一戦をモノにできなければ、終盤戦は「もう1敗もできない試合」が続くので、今季中の一軍復帰は難しくなる。 「右肩の不調で、大黒柱のメッセンジャーが帰国しています。シーズン終了まで間に合いそうにありません。このまま、退団してしまうのでは」(在阪記者) だから、藤浪にもう一度チャンスが巡ってきたとも言えるが、この“昇格テスト”にコケた場合、ドラフト会議の1位指名の選択も変わってきそうだ。 「高校生投手が指名しにくくなります。高卒4年目の望月惇志がプロ初勝利を挙げるなど、若手投手も育っているんですが、藤浪がスランプに陥り、もう4年が経とうとしています」(前出・同) 今年も将来性豊かな高校生投手が多い。特に令和の怪物・佐々木朗希、星稜・奥川恭伸に注目が集まっているが、これも現代っ子の発想なのだろう。特定球団に対する強い思い入れを持つ球児が少なくなってきた。「指名されたところに行く」と考えているのだ。 ここ数年、高校野球専門誌で紹介された何人かの有名選手にインタビューしてきたが、「希望球団」について質問すると、判で押したように「特にありません」と返ってくる。「なら、好きなプロ野球チームは?」 「プロ野球中継は、あんまり見ないんで」 「見るのは、メジャーリーグ中継?」 「そうです」 日本のプロ野球よりも、メジャーリーグ。そういう発想のようだ。特定球団以外の入団を拒否する選手もゼロにはなっていないが、「プロ野球よりもメジャー」の発想はプロ野球スカウトにとっては、むしろ有り難いことかもしれない。1位指名の抽選に当れば、確実に入団してもらえるのだから…。 「いや、学校指導者の中には、12球団OKではない人もいます。かわいい教え子を、育成の巧くいっていない球団に行かせたくないとし、いろいろと助言をしているようです。とはいっても、ほとんどの球児が12球団OKですから、そういう空気を察し、他の選手に乗り換えています」(球団スタッフ) 長いスランプから抜け出せない藤浪を見て、阪神からのドラフト指名に難色を示す指導者も出てくるのではないだろうか。 長く、先発ローテーションを支えてきたメッセンジャーの今後も気になる。そうなると、阪神は「将来性の高校生投手」よりも、即戦力となる大学生か、社会人の投手の1位指名を考えてくるだろう。 「鳥谷、福留の両ベテランの去就も囁かれています。外国人選手の好不調に左右される攻撃陣の現状を変えるためにも、好打者を指名したいようですが」(前出・在阪記者) U-18野球W杯を戦う球児たちは、マスコミのいない宿舎内で“進路”について語り合うという。佐々木、奥川らの目に、伝統球団・阪神はどんな風に映っているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月29日 22時30分
大船渡・佐々木、ドラフトを前に「メンタル面」の心配? 「書類審査」恐れ星稜・奥川への乗り換え多発か
U-18野球・ワールドカップ(8月30日開幕)を戦う日本の高校球児たちが開催地・韓国に向けて出発した。注目は最速163キロを投げる令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)と、夏の甲子園大会・準優勝投手の奥川恭伸(星稜=3年)の2人。「両投手の継投」という、贅沢な起用法も期待されていた。しかし、国際大会でも「佐々木温存」となるかもしれない。 「大学・日本代表チームとの壮行試合後、佐々木の右手中指に血マメができていました。その影響で27日以降、ノースローで調整させています」(アマチュア野球担当記者) 怪物の脆さがまた露呈してしまった。岩手県大会決勝戦では「故障回避」のため、登板できなかった。血マメについてだが、投手出身のプロ野球解説者によれば、「個人差はあるが、一週間は投げられないのでは」と予想していた。 その血マメのせいだろうか。12球団はU-18野球W杯の視察において、必要最低限の人数しか、スカウトを派遣しないという。 「佐々木に対する評価は、たとえ登板回避となっても変わりません。『佐々木か、奥川か』で決めかねている球団もまだあるようですが、“本番”は帰国後になりそう」(在京球団スタッフ)「本番」とは、佐々木に対する最終判断を下す時のこと。 佐々木は4月のU-18の強化合宿中の取材で「プロ志望」を明言している。そして、今回の韓国入りと前後して、佐々木のスケジュールが各球団に伝えられたのだ。前出の球団スタッフによれば、帰国後、家族会議を開き、9月14日土曜日からの3連休が明けたあたりに、正式な進路表明の記者会見を行う予定になっているそうだ。 「おそらく、清宮(幸太郎=日本ハム)の時と同じように、各球団との事前面談になると思います。正式な進路表明後、学校側と日程調整をし、佐々木サイドに育成プランを説明することになると思います」(前出・同) 各球団とも、この育成プランの説明に頭を抱えていた。 清宮がドラフト候補だった2017年、1位指名を予定していた各球団が育成プランとチームビジョンなどを説明した。ドラフト会議の1位指名は入札・抽選制なので、仮にその説明会で「行きたい球団」「行きたくない球団」ができたとしても、対象選手側には後者の入札を止める権限はない。説明会はある種のパフォーマンスにすぎないが、こんな声も聞かれた。 「佐々木は4月の強化合宿後、医師の診断を受けています。まだ体が成長過程にあることが分かり、医師とも相談しながら練習メニューを決めてきました。説明会に臨む球団は、理論的に、根拠を示しながら育成のプランを説明できなければ、悪い印象を持たれてしまいます。佐々木サイドは、指名されても辞退する球団を内々に決めてくるのではないか?」(球界関係者) U-18W杯に必要最低限のスカウトしか派遣しなかったのは、説明会に臨むための資料作りのためか…。 もっとも、年長のスカウトマンによれば、どんなに明確な育成ビジョンを持っていても、その球団独自の雰囲気に合わない、あるいは、指導者との相性が選手の将来性を左右してしまうという。今だから言えるが、説明面談を経て、清宮の指名を諦めたチームもあったそうだ。 プロ野球全球団は佐々木を「10年に一人出るか、出ないかの逸材」と高評価している。しかし、メンタル面で強い奥川に乗り換えてくる球団も出てきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月29日 17時30分
新日本バレットクラブ電撃加入のKENTA、ノア、WWE時代に“やり残した”ヒール転向!
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』最終戦(12日、日本武道館大会)で事件は起きた。この日、CHAOSの石井智宏&YOSHI-HASHIとトリオを結成したKENTAは、バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロアのバレットクラブとの6人タッグマッチが組まれていた。 KENTAはCHAOS勢とは別入場となったが、G1ではCHAOSのオカダ・カズチカに敗れた後、握手を交わしている。WWEを退団したKENTAを新日本マットに仲介した柴田勝頼の新日本本隊とCHAOSも現在は“友好関係”にあり、試合はスムーズに展開するものと思われた。しかし、試合が中盤に差し掛かってきた頃、石井のタッチをエプロンのKENTAは場外に飛び降りて拒否。場外から試合を見つめるKENTAに観客が戸惑う中、リングに入ったKENTAは石井にブサイクへの膝蹴りからgo 2 sleepを決めると、そのままタマが石井から3カウント。バレットクラブの勝利に加担したのだ。 場内が騒然とする中、ブーイングを楽しむ様子のKENTAがマイクをつかもうとすると、柴田が猛ダッシュでリングインしてKENTAを制裁。長期欠場中とは思えぬ動きでKENTAを圧倒したが、セコンドの邪道に気を取られKENTAの返り討ちに遭ってしまう。インタビューブースにバレットクラブ勢とともに現れると、KENTAはメインイベントで早速バレットクラブTシャツを着ていた。結果的には控室に戻されたが、ジェイ・ホワイトのセコンドとして、飯伏幸太の動揺を誘おうとするなど、新日本マットでは悪の道を歩んでいくことが確実になっている。 バレットクラブにはプロレスリング・ノア時代のパートナー、石森太二もいる。ノアのジュニアタッグ戦線をにぎわせたKENTA&石森の姿が見られるのかもしれない。今回のヒール転向に新日本ファンは驚いているが、ノア時代の晩年の3年間(2011〜2014年)は、ノー・マーシーなど反体制ユニットを率いていた。この際、椅子などを使った凶器攻撃などもいとわず、“ヒール志向”な一面も見せていた。 またWWEでも最後はラフファイトを中心としたスタイルで闘い、ヒール転向か?と話題になった矢先に契約を終えていた。今回、新日本の本格的なヒールユニット、バレットクラブへの加入は、レスラー人生でやり残したことを全うするためのチャンスと捉えているのではないだろうか。 31日に開催される『NJPW Royal Quest』イギリス・ロンドン・ザ・カッパー ボックス大会では、石井が保持しているNEVER無差別級王座への挑戦が決定。また今年のG1で優勝し、来年1.4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を所有している飯伏は、G1公式戦で敗れたKENTAとの防衛戦を明言している。 ファンからは大ブーイングを浴びているが、KENTAにとってはこんな“追い風”はない。KENTAはWWEで世界的な知名度を上げた。新日本にとっても世界戦略に向けて重要な存在だ。ここから来年の1.4、1.5ダブルドームに向けてKENTAがどのような動きを見せるのか見逃せない。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月29日 16時00分
中日・松坂の来季契約が白紙 “条件付き”移籍の噂も、引退の可能性が高まっているワケ
29日、中日ドラゴンズが松坂大輔投手の来季契約を白紙とし、来月上旬にも去就について話し合いを持つことが判明。契約を更新する可能性は低く、引退が噂されている。 松坂は2017年オフ、高額契約を結びながら3年間でわずか一軍登板1試合に終わった福岡ソフトバンクホークスを退団。引退が噂されたが、西武時代に接点のあった森繁和氏(現シニアディレクター)が監督を務める中日ドラゴンズと格安条件で契約した。 全国区の人気選手が限りなく少ない中日とって、松坂は格好の宣伝材料。東海メディアが持ち上げる報道を繰り返すと、本人もその気になったようで、11試合に登板し6勝4敗の成績を挙げる。そして、2019年は背番号が慣れ親しんだ18となり、年俸も大幅アップを勝ち取った。 活躍が期待された2019年だが、春季キャンプ中、ファンに腕を引っ張られたことで肩を痛め、戦線を離脱。ようやく7月に一軍昇格し先発したが、7月27日の横浜DeNAベイスターズ戦で、1回に8安打を浴び8失点と信じられないような内容を見せ、2軍に降格していた。 そんな松坂について、中日球団は来季の契約を「白紙」としていることが判明。来月上旬に予定されている2軍戦登板後、加藤宏幸球団代表らと松坂が契約について話し合いを持つという。球団は「戦力にならない選手と契約できない」と考えているようで、松坂も「整理対象」としているようだ。 「今の松坂では来季の契約は厳しいでしょう。2018年の6勝も、ローテーションで回ったわけではなく、森監督が間隔を開けながら配慮して使っての結果ですし、1年間しっかり投げられる体力は持っていません。 中日はグッズ売上や集客要員として契約したようですが、そこまでアップに繋がっていると思えません。むしろ彼だけ特別扱いされては、若手が腐ってしまいます。 移籍先は同じ松坂世代の平石洋介監督や小谷野栄一、後藤武敏コーチ、西武時代の盟友・石井貴コーチらがいる楽天が有力かと思われますが、戦力としてではなく、コーチ込みの契約になるのでは。また、古巣の西武が将来の指導者にするべく、契約することもあるかもしれません。 いずれにしても、戦力として考えるチームは少ないでしょう。平成も終わりましたし、ここで身を引いたほうが良いのでは」(スポーツ関係者)「平成」が終わった2019年。「怪物」と呼ばれた男の去就が注目される。取材・文 櫻井哲夫
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スポーツ 2019年08月29日 11時30分
DeNA、“リアル全員野球”で執念のサヨナラ勝ち 決めたのは最後の野手山本祐大!
28日、ベイスターズは本拠地横浜スタジアムでのスワローズ戦で連勝を飾った。 2回に神里和毅、細川成也の下位打線のタイムリーで3点先取し、続く3回にはネフタリ・ソトのホームランで4-0。試合を優位に進めるも、ウラディミール・バレンティンに2本のホームランを浴びるなどで、4-5と試合をひっくり返される。しかし、6回には代打・梶谷隆幸がセンター右へ特大同点弾。その後、両チームとも1点ずつ取り合い延長戦へ突入し、12回2アウト満塁から、最後の野手で3人目の控えキャッチャー・山本祐大が、追い込まれながらもライト前へサヨナラヒットをかっ飛ばし、4時間58分の熱戦にケリをつけた。 初のお立ち台で山本は「最高です!」と絶叫。23時過ぎまで残っていたファンの大歓声を浴びた。ラミレス監督も「追い込まれての一打は凄い」と驚きの表情で喜びを表現していた。 この日は楽勝ムードから一転したゲームで、ミスも多かった。7回の勝ち越しを許した場面では、ホセ・ロペスがセーフティバント処理を誤り、結果サードまで進まれたことでの失点。石川雄洋のエラーに、乙坂智が送りバント失敗など反省点は多い。しかし、国吉佑樹、武藤祐太ら中継ぎ陣の踏ん張りを、最後の最後で山本が昇華させた形だ。 ヒーローインタビューで「夜遅くまでありがとうございました。早く帰って寝て、明日の試合も来て下さい」とファンにアピールした山本。弱冠20歳の若者とは思えぬ対応に、ファンも盛り上がり「祐大最高!」と酔いしれていた。 滋賀ユナイテッドBC時代は、テーマ曲にドラえもんを使用していたなど、どこかとぼけた面のある愛されキャラ。昨年は代打で初打席初ホームランを放った後、未成年飲酒が発覚するなどアップダウンの激しいルーキーイヤーを過ごした。今年は5月23日にファームで頭部にデッドボールを受け、緊急搬送されるアクシデントも乗り越え、この日堂々のヒーローとなった。 ナニかと話題になる男、山本祐大がベイスターズの活力源となるかも知れない。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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緊急トレードか!? プロ野球 新人の活躍ナシでも、12球団トップの勝率(東京ヤクルト編)
2011年05月21日 17時59分
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交流戦開幕日もテレビ中継ナシ… 今季は「セ・リーグ有利」って本当か?
2011年05月20日 15時30分
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松坂故障者リスト入りで“決心”がついた!?
2011年05月20日 11時45分
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松井が危ない「スタメン激減はトレード放出のサイン?」
2011年05月19日 15時40分
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緊急トレードか!? プロ野球 エース候補・西の出現でもチーム低迷(オリックス編)
2011年05月19日 15時30分
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亀田興毅が大阪に帰った本当の理由
2011年05月19日 15時30分
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ガチンコ化推進で復興図る大相撲技量審査場所にみる、ある傾向
2011年05月19日 11時45分
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横綱・白鵬はガチンコで強かった! 片や大関・琴欧洲はガチンコで弱かった!?
2011年05月18日 16時00分
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横綱白鵬が天敵関脇稀勢の里を押し出し V7へばく進
2011年05月18日 11時45分
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緊急トレードか!? プロ野球 筒香の一軍スタメンはいつになる?(横浜編)
2011年05月17日 15時30分
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北京五輪マラソン金メダリスト・ワンジル選手の不審な転落死
2011年05月17日 11時45分
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愛川ゆず季の自主興行ゆずポン祭〜ゆずポン・バースディ前夜祭〜
2011年05月16日 11時45分
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元横綱・朝青龍 政界進出のウラ事情
2011年05月14日 17時59分
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緊急トレードか!? プロ野球 斎藤離脱で“救援投手陣の編成”へ(北海道日本ハム編)
2011年05月14日 17時59分
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緊急トレードか!? プロ野球 今がピーク?夏場に息切れしなければ…(福岡ソフトバンク編)
2011年05月14日 17時59分
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横綱白鵬が幕内通算500勝
2011年05月13日 11時45分
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T-1興行にも登場したディアナ・野崎渚が解雇!
2011年05月11日 19時00分
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緊急トレードか!? プロ野球 計算外の不振&嬉しい誤算(埼玉西武編)黄金ルーキーはなぜ出て来ない?
2011年05月11日 08時00分
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スポーツ
大相撲・技量審査場所「最強の“ガチンコ力士”は誰?」
2011年05月10日 15時30分