スポーツ
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スポーツ 2019年09月30日 19時46分
ヤクルト・つば九郎、広島・赤松に「怒涛の1600字ブログ」で称賛 チームの垣根を超えた友情が育まれた意外なきっかけは
ヤクルトの球団マスコット・つば九郎が、自身のブログを30日に更新。2016年末に患った胃がんとの戦いの末に引退を発表し、27日にセレモニーを開いた広島・赤松真人に対する思いを綴った。 つば九郎は記事の冒頭で「あかまっちゃん。ながいやきゅうじんせい、ほんとうにおつかれさまでした」とねぎらいの言葉を述べた後、赤松との出会いや球場での思い出について回顧。赤松が胃がんに襲われた後は、二軍の試合結果を新聞で逐一確認するほど近況が気になっていたという。 「いんたいじあいはてれびで、しあいかいしから、せれもにーまでみました」というつば九郎は、「あかまっちゃんのすがたに、たくさんのひとたちが、ゆうき、じしんをもらったとおもいます」と病気に負けず一軍復帰を目指した赤松の歩みを称賛。最後は赤松の応援歌を交えつつ、「げんえきせいかつおつかれさまでした。たくさんからんでくれてありがとう」と改めて感謝の言葉を送った。 ユニフォームを脱ぐ赤松へ、約1600字にわたる惜別の情を述べたつば九郎。これを受けた広島ファンからは、「引退発表、セレモニーでも泣いたのに、このブログ見てまた号泣しちゃった」、「赤松さんのことを書いてくれてありがとう」、「つば九郎の思いはきっと届いてるよ、だから赤松選手にも元気になってほしい」、「引退は寂しいけど、赤松さんが別の形で球界に戻ってきてくれるのを私も待ちます!」といった感動の声が殺到。 一方、他球団ファンからは「他球団の選手なのに、なんでつば九郎は赤松の引退を惜しんでくれるんだろう」、「つば九郎と赤松ってそんなに仲良かったの?そもそもどうやって出会ったの?」、「なにがきっかけでこういう関係性になったんだろうか」といった、つば九郎と赤松の交流を不思議に思うコメントも少なからず寄せられている。 つば九郎が2015年12月24日に更新した記事には、「こうこうのときは、ぴっちゃーもやっていたひがしでくん。ひょっとしたら、つばくろうが、かーぷのせんしゅで1ばんさいしょの、おとももちなのかな???」という記述がある。このことを考慮すると、つば九郎と赤松が出会ったのは、現役時代から広島一筋の東出輝裕現打撃コーチをきっかけに、交流の輪が広がった結果であると推測される。 こうして赤松と知り合ったつば九郎は、これまでに20回程度は赤松をブログ内で取り上げ、ツーショット写真や試合前の会話の光景を明かし、仲睦まじい交流をしていることを報告している。 また、2016年12月29日には、その前日に胃がんを公表した赤松へ「つばくろうは、まってるから」、「ずむすた、じんぐう、みんなまってるから!!!」とメッセージを送り、その翌日の記事でも「とにかく、しんじましょ。あかまっちゃんの、きりょくを!」と激励。こうした経緯が惜別の思いにつながっているようだ。 今回の記事内では、「またこんど、じんぐう、ずむすたでいっしょにおはなしできるのを、つばくろうは、まっています」とも記しているつば九郎。ヤクルト、広島ファンをはじめ、球界全体が両者の再会を願っているだろう。文 / 柴田雅人記事内の引用についてつば九郎の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/2896-blog/
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スポーツ 2019年09月30日 17時30分
DeNA・今永、タイトル逃すもラミレス監督は高評価 2位進出のポストシーズン、歓喜をもたらす快投を見せられるか
今永昇太が9月28日、今シーズン公式戦最終戦となる本拠地・横浜スタジアムのタイガース戦で先発。奪三振のタイトルをジャイアンツ・山口俊と争っていることもあり、ラミレス監督も「130球くらいまでは」投げさせるプランで後押ししたが、8回途中で降板。奪三振数も7つと、期待ほどの数字を残すことができなかったが、この時点では今永がリード。だが、ナイターで先発した山口がスワローズ打線から7つの三振を奪い188となり、僅か2つの差で惜しくもタイトルを手にすることは出来なかった。 しかし、今シーズンは自身初の開幕投手として重責を任された今永は、見事にその期待に応えてチームに勝利をもたらすと、その後も気迫を全面に出すピッチングスタイルでチームに貢献。昨年は4勝11敗、防御率6.80と、まさかのスランプに陥ったことが嘘のように、復活を越えた活躍で“絶対エース”として君臨した。 相手のエース級と戦い、結果も出し続けた今永に、ラミレス監督も「年間通してここまで頑張ってくれた」と最大級の評価を与えた。今シーズンの成績は13勝7敗、防御率2.91で、苦しい先発陣を支え、5月の月間MVPの獲得、オールスター選出とリーグを代表する左腕として活躍。また、170イニングを投げ抜いた点は、負荷の大きかったリリーフ陣の助けとなった。 秋口からは息切れからか、打ち込まれるシーンも見受けられたことで、一時期は投手三冠をひた走っていたタイトル戴冠は、残念ながらお預けとなってしまったが、ベイスターズを2位に押し上げた原動力の一つは、間違いなく今永の力によるところが大きかった。 ベイスターズはこれから、ポストシーズンへと駒を進める。9月の防御率は5.88と不本意なピッチングだったが、この先の悲願達成のためには、左腕の快投が不可欠。9月19日のカープ戦でも、序盤に7失点と精彩を欠いたが、チームは大逆転で試合をモノにした。その際もファンは「ここまで頑張ってくれた報いかな」など今永に対する想いは温かい。クライマックスシリーズまでの調整期間を経て、1年間引っ張ってきた今永が歓喜の輪の中心にいるべきだとファンは思っている。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年09月30日 11時30分
オリックス岸田護、三球三振で有終の美!「オリックスは強くなる」
今季限りでの引退を表明していたオリックスひと筋14年のピッチャー岸田護が、29日の福岡ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で、ラスト登板と引退セレモニーを行った。 今シーズンは入団してから初めて、最終選手まで一軍での登板がなかった岸田だが、この日一軍登録され、5-1と4点リードの場面で9回の頭に通算433試合目となるマウンドへ。この日のマウンド上には「18」の文字が。守備につく野手全員がマウンドで岸田を出迎え、ベンチやベンチ横の通路には、育成選手を含むファームの選手も岸田のラスト登板を見届けるべく集まっていた。その中には、岸田が3年前の9月29日に引退登板を見届けた盟友の小松聖二軍投手コーチの姿も。小松コーチは今シーズン、ファームで調整を続けていた岸田を支え続けていたという。 オリックスファンだけではなく、ソフトバンクファンからも大歓声で迎えられた岸田と対するのはソフトバンクの高田知季。岸田は「魂のストレート」で高田を三球三振で有終の美を飾ると、ディクソンに交代。目を赤くしながら大きな拍手に包まれて最後のマウンドを降りた。通算730個目の三振だった。 試合は5-1でオリックスが勝利。試合後、岸田の引退セレモニーが行われ、かつてのチームメイトである伊藤光(横浜DeNA)、西勇輝(阪神)、糸井嘉男(阪神)、坂口智隆(東京ヤクルト)、金子弌大(北海道日本ハム)、そして、勝利の方程式と最強のブルペン陣をともに構築した馬原孝浩氏(引退)、平野佳寿(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)から、映像で労いのメッセージが届く。この映像を、時には笑みを浮かべながら見終わった岸田はマウンド前へ。 マイクスタンドの前に立ち、「まだ泣いてないですよ」と笑わせると、まず、オリックス、ソフトバンクの球団関係者、ファン、スポンサーに、セレモニーの場を設けてくれたことに対してお礼の言葉を述べた。続けて、チームメイトや監督、コーチ、裏方のスタッフ、コンディショニングコーチ、トレーナー、野球生活に関わったすべての人たちと家族に対して、「本当にお世話になりました」と感謝の気持ちを伝え終えると、「オリックスは強くなります!長い長いトンネルを抜けようとしています。成長し続ける若手がチームを盛り上げ、実力十分な中堅がチームをまとめ上げ、残るベテランが背中でチームを引っ張っていってくれると思います。絶対強くなります。これからのオリックスは面白いです。その先、頂点へ導いてくれるのは、いつも熱い声援を送ってくれるファンの皆さんです。ファンの皆さんがチームを優勝させます。選手は応えます。これからも末永くオリックスをよろしくお願いします。14年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました」と感動のラストメッセージ。 家族と、選手を代表して比嘉幹貴、T-岡田から花束を贈呈されると、涙を堪えきれない様子。岡田は履正社の後輩でこの日、岸田とともに一軍登録されている。その後、全員で記念撮影すると、選手がマウンド上に集まり、岸田を胴上げし8回宙に舞った。VIPルームには金子、西、伊藤、近藤一樹(東京ヤクルト)ら元チームメイトが駆け付けており、かつての仲間に手を振ると、場内を一周。ベンチで見守っていた選手たちも涙を堪えきれない選手が多数いた。 「今後は未定だが、少しでも恩返しをしたい。力になれれば」 オリックスは功労者である岸田にポストを用意する意向を示しており、岸田は今後も「強いオリックス」をチーム、ファンとともに作っていくことになるはずだ。第二の人生にも大いに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月27日 22時30分
攻める新日本プロレス!1.4&1.5東京ドームに続いて1.6大田区が決定!
来年1月4、5日の『レッスルキングダム14』(WK14)を東京ドーム2連戦で開催する新日本プロレスが、さらに翌6日、東京・大田区総合体育館で『NEW YEAR DASH!!』を開催すると9月26日、発表した。 WK14を東京ドームで2日連続で開催する“ダブルドーム”は、90年代のプロレス黄金時代でもなかったこと。新日本は年間3回、東京ドーム大会を開くことはあったが、同所での2日間連続開催は他団体も含めて、プロレス格闘技界では史上初の快挙だ。新日本は2日間トータルで実数8万人以上の動員を目指している。今年は土日開催とあって、チケット販売の初動も好調だという。 10.14東京・両国国技館大会終了後からドーム大会のカードが出始めると予想されるが、新日本のハロルド・メイ社長は2連戦の開催について「東京ドーム2連戦はファンのみなさんに還元するため」と理由を話している。プロレスが“見に来やすい”環境を提供するのが狙いなのは間違いない。 そんな中、2015年から毎年、東京・後楽園ホールで1月5日に開催されてきた『NEW YEAR DASH!!』が、来年は1月6日に大田区総合体育館で開催されることになったのだから、さらに驚かされる。大田区総合体育館のキャパシティは4,000人強と後楽園の2倍以上はある。『NEW YEAR DASH!!』は、東京ドーム大会で終結した2019年の新日本の闘いから、2020年の新日本の闘いの始まりを目にできる大会。毎年カードは当日発表であるにもかかわらず、チケットは発売とほぼ同時に完売している人気大会だ。 オリンピックイヤーである2020年は会場の確保も難しそうだが、年明けから東京の大会場で3連戦を開催する力が現在の新日本プロレスにある。2020年も我々をさらに驚かせるようなスケジュールを発表してくる可能性は高い。業界のトップとして、この勢いを持続していってもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月27日 20時05分
大相撲、貴ノ富士の“逆ギレ会見”に批判続々 この1年で3人、続発する旧貴乃花勢の騒動に「意図がありそう」の声
付け人に対する暴力・暴言により、大相撲秋場所を謹慎休場していた十両貴ノ富士(千賀ノ浦部屋)。貴ノ富士が27日に開いた記者会見が物議を醸している。 貴ノ富士が付け人に暴力を振るったのは、1場所の出場停止処分を受けた昨年3月以来これが2度目。“再犯”を重く見た日本相撲協会は、26日の理事会で自主的な引退を促すことを決議していた。 しかし、会見に臨んだ貴ノ富士は暴力・暴言の事実関係については認めたものの、引退については「あまりに重く受け入れられない」と拒否。また、暴言については「もともと千賀ノ浦部屋の兄弟子が使っていた」言葉だと述べた上、会見後半には「(暴力根絶研修の内容は)正直伝わっていない」と協会を批判するような言葉も発していた。 今回の会見を受け、ネット上からは「『悪いのは自分だけじゃない』という言い訳にしか聞こえなかった」、「この期に及んで何逆ギレしてんの?」、「往生際悪すぎ、さっさと引退しろ」、「事の重大さを全く理解していない、協会も情けをかけずに解雇処分にした方がいい」と批判が殺到。 また、これと同時に「旧貴乃花勢は問題児ばっかりだな」、「弟子に対して何を教えていたのか」、「師匠の教えが悪いから弟子がこんな奴らに育つんだ」と、協会と袂を分かった前師匠・元貴乃花親方(花田光司氏)を非難するコメントも噴出している。 会見の中で貴ノ富士は、「『げんこつなら…』という甘い考えがあった」、「生半可な優しさはダメと言われて育てられていた」といった旨の発言をしている。このような考え方が結果として今回の暴力につながった形といえるが、現在所属する千賀ノ浦部屋に移ってからはまだ約1年のため、この考え方を「貴乃花部屋時代に培われた考え方」とみる向きもある。 加えて、今回の一件では貴ノ富士の双子の弟・貴源治も、付け人が理不尽と感じるような行為を行ったとしてけん責処分に。また、それ以前の昨年12月には兄弟の兄弟子である貴ノ岩も付け人に暴力を振るいその後、現役引退に追い込まれている。かつての弟子たちが次々に問題を起こしていることを考えると、「貴乃花の教育が悪かった」という風潮になるのも致し方ないのかもしれない。 ただ、今回の騒動に関しては、「最近の騒動旧貴乃花勢に偏ってんなあ…なんか意図がありそうだが」、「ここまで連続すると逆に不自然な感じもする。何かの力が働いてるんかな」、「暴力認めた力士が普通ここまで現役に固執するか?明らかになっていないことがありそう」といったコメントも。旧貴乃花部屋勢に騒動が続発していることに、違和感を抱いているファンも少なからず存在するようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月27日 17時30分
巨人・阿部は「キャッチャー失格」だった? コンバート案も囁かれた“失態”を乗り越えられたワケ
レギュラーシーズンの本拠地最終戦となる9月27日(DeNA戦)、「4番・捕手」で阿部慎之助(40)がスタメン出場することが発表された。通算400本を超える本塁打と打撃センス、人望の厚さから、原辰徳監督(61)も「巨人史上最強のキャッチャー」と評していた。年齢的理由から、近年は一塁や代打での出場が多かったが、「最後の雄姿」を楽しみにしている巨人ナインも少なくなかった。 しかし、阿部の新人時代を知る関係者は、別の見方をしていた。「キャッチャーを全うできるとは思えなかった」と…。 「阿部が新人だった01年、当時ヘッドコーチだった原辰徳監督が長嶋茂雄監督に強く推薦し、開幕マスクを務めたのは有名な話です」(ベテラン記者) 話は中央大・阿部がドラフト1位に指名された2000年11月に遡る。長嶋氏は阿部を指名した直後、東都リーグの要人と会っている。そして、その要人は「捕手・阿部」について“衝撃的な真実”を伝えた。 「阿部はイップスだったんです。プロでは捕手は務まらないだろう、と」(関係者) 大学時代、阿部は投手への返球ミスで大暴投をやらかしてしまった。ボールは外野まで転がり、三塁走者は悠々とホームに帰って来た。その場では“ついうっかりのミス”として許されたが、以後、捕手・阿部は三塁に走者を置くと、この時のミスが脳裏に蘇り、リードも捕球もメチャクチャになっていたそうだ。 要人は「打撃力はバツグンなんだから一塁か、外野にコンバートしてやった方がいい」と進言した。 ルーキーイヤーのキャンプ、オープン戦では、幸いにして、三塁に走者を置いた場面で返球ミスという失態は起きなかった。しかし、当時を知る関係者によれば、阿部はかなり悩み、陰でその克服に努めていたそうだ。 「阿部は失敗した時の映像を何度も見直しています。普通の選手は調子の良い時の映像を見て、不振脱出のヒントにしますが、阿部は違います。悔しいという思いを強く持って、試合に臨むためです」(前出・同) 返球ミスのイップスも、そうして克服したという。考えて、あれこれと理屈を並べるよりも「悔しい」の思いで立ち向かう。それが、捕手・阿部を逞しくさせた。 当時の長嶋監督、原ヘッドコーチがそんな阿部の強い精神力まで見抜いていたかどうかは分からない。しかし、チームの精神的支柱にまで育ったことを思うと、長嶋監督、原ヘッドコーチに「阿部を使ってみたい」と思わせる何かがあったのだろう。 人知れず、イップスに陥っていたこと。それを乗り得た自信が40歳まで現役を続けさせたとも言える。「悔しい」と思う気持ちがイップスの克服法だとすれば、その対照にあるのが阪神・藤浪晋太郎だ。投球フォームを変え、失敗するとまた考える。その繰り返しだ。 優勝決定後の引退表明によって、巨人ナインは「阿部さんのために日本シリーズまで」と口にしている。敵地・甲子園でも阿部に拍手が送られた(24日)。ライバルチームのファンにも好敵手として認められる選手はなかなか現れない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月27日 11時30分
オリックス岸田護、29日に引退セレモニー開催!最終登板へ
オリックスは今季限りでの引退を表明した岸田護投手の引退セレモニーを、今季最終試合となる29日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の試合後に開催すると発表した。 既に京セラドーム内や、大阪メトロの駅などには『ファンも、選手も、みんな大好き、ありがとう、マモさん』と書かれたポスターが掲示されており、京セラドーム2階のオフィシャルグッズショップBsSHOPでは、岸田の特設コーナーが設けられ、モニターにはエンドレスで引退する岸田の映像が流されている。岸田のユニフォームやタオルなどを手に取るファンの姿も見られた。20日に行われた引退会見では「すっきりしています。悔いがないわけではないですが、やり切った気持ち。すごく優勝はしたかった。悔いはそこだけですね」と話していた岸田。「誇れるような数字はない」と言っていたが、先に引退した小松聖2軍投手コーチ、佐藤達也広報とともに、ファンにとっては今でも誇れる存在である。 「マモさんにキレイな形で繋ぎたい」 29日の先発は、昨年セットアッパーとして、岸田とともにブルペンに入り、岸田のことをとても尊敬している“神童”山本由伸が予定されている。由伸は規定投球回数をあと6回残しており、最低でも6回を7失点以内に抑えれば防御率のタイトルが舞い込んで来る。「キレイに」というのは最小失点かつ勝ってる場面でということ。岸田は今季1軍の出場がないが、ファームでは最近まで投げており、防御率も悪くない。チームは既に最下位が決定しているだけに、セーブシチュエーションの状態で最終回に登板すれば、今季初登板かつラスト登板でセーブがつく可能性もあるのだ。 球団は当日、25,000枚のボードを観客に配布し、功労者である岸田のラスト登板を後押しするとのこと。相手は強敵のソフトバンクだが、この日は今季最後にして最大の意地をチームに見せてもらいたい。岸田に対する最大の恩返しはこれしかない。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月26日 21時30分
石川遼しみじみと…渋野日向子に“自分”を重ね「僕は15歳だった」
先に行われた『デサントレディース東海クラシック』で、“シブコ”こと渋野日向子が8打差をひっくり返す大逆転で優勝した。スコアは自己ベストの「64」、獲得賞金は目標の1億円を突破し、賞金タイトルの獲得も見えてきたとなれば、ブームはさらに加熱するだろう。「シブコが動くとギャラリーまで動き、波ができるみたいな人、人、人です。今回の会場に限ったことではありませんが、警備員を増員し、専属のガードマンをつけないとならない状態です」(スポーツ紙記者) そんな“シブコブーム”について、ゴルフツアー選手会会長でもある石川遼がしみじみ語った。「女子プロっぽくない選手が出てきたなと思って」 石川は会長として、ゴルフの人気離れに歯止めを掛けようと必死に奔走してきた。そんな中、男子プロよりも先に“スター到来”となった女子プロにエールを送っていた。しかし、こんなこともこぼしていた。「(自分が注目されたのは)15歳で、本当に子供なので、『今日は何を食べますか?』とか何を聞かれても全く気にならなかった。でも、ゴルフ界の大人の選手だったり、ファンの大人の人からすると、大会期間中にスポーツの選手にそういう質問するのはどうなのかとか、そういう声もあったのは知っています」 ゴルフ以外の質問は遠慮してくれとメディアにクギをさしたのだが、石川は自身が「ハニカミ王子」と呼ばれていたころと、今のシブコを重ねて見ているそうだ。言いたいことは分かるが、自分とシブコを重ねているとする主旨に、引いてしまったメディアもいた。 また、シブコの技量に関しても、「ソフトボール出身というのを知って、『なるほど』と。最終組での一騎打ちを見て(今年5月)、そのときのパッティングがすごく、それが衝撃でしたね」と褒めていた。分析力はさすがだが、「まだ会ったことはないと思います」とも。 会ったことのない人を評するきは、ゴルフ以外の質問をするのと変わらないと思うのだが…。石川はブームにシットしているのもしれない。
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スポーツ 2019年09月26日 20時06分
中日・大島、”骨折を隠して強行出場”に驚きと批判の声も? 本人だけでなく与田監督にも苦言が集まったワケ
8月10日DeNA戦(9回裏に途中出場)を除き、今シーズンここまで全試合でスタメンに名を連ねている中日・大島洋平。その33歳が、骨折を抱えながら出場を続けていたと一部メディアが報じている。 報道によると、大島が負傷したのは6月6日ソフトバンク戦の試合中。8回表、フェンス直撃の当たりを放った大島は、打球が転がる間に本塁に突入するも間一髪でタッチアウト。このプレーの際に肋骨を骨折し、その後約1カ月痛みとの戦いが続いたという。 肋骨骨折といえば、今年2月に広島・中村奨成が見舞われ、その後実戦復帰までに約4カ月を要したほどの怪我。しかし、大島は冒頭の通り出場を続け、負傷した6月、そしてそれ以降の月も全て月間打率3割以上をマーク。その上、ここまでにリーグトップの173安打を放ち、自身初の打撃タイトル獲得も濃厚な状況となっている。 今回の一件を受け、ネット上のファンからは「プロとしての意識が高すぎる」、「骨折してこの成績ってすごすぎん?」、「痛みに耐えて頑張ってくれて、本当に頭が下がります」といった驚嘆の声が続出。 しかし、その一方で「強行出場してよかったとは全く思えない」、「大島骨折ならおとなしく休めよ、尾を引いたらどうするつもりだったんだ」、「ストップかけられなかった与田監督は反省してほしい」、「与田監督がビシッと言えば大島も素直に休んだんじゃないの?」などと、本人や首脳陣の判断に疑問を呈するコメントも少なからず寄せられている。 予期せぬアクシデントに見舞われた今シーズンの大島だが、実は2016年(右手薬指)、2017年(右足腓骨)、2018年(左手首)と3年連続でそれぞれ異なる箇所を骨折。ただ、シーズン終了に追い込まれた2017年を除く2年は、怪我直後に一時打率を落としたものの出場自体は継続している。こうした前例もあり、大島が「出場に支障はない」と判断した可能性は否定できない。 また、大島が負傷した6月6日終了時点のチームは首位と10.5ゲーム差の5位と苦戦しており、平田良介、福田永将といった主力打者も怪我で離脱中。台所事情が苦しかっただけに、首脳陣もなかなか大島に「休め」とは言い切れなかったのかもしれない。 負傷後もバットが湿らなかったことから、美談のように捉えるファンも少なくない今回の一件。ただ、大島個人の今後の野球人生、そして来季以降のチーム構想に影響が出るかもしれないリスクを考えると、無理をしない選択肢もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月26日 17時30分
念願のライガー戦を発表! 琉球ドラゴンプロレス、ベルト防衛のグルクンマスク「沖縄のみんなでありがとうと言いたい」
<9月25日 東京・新木場1stRing 観衆162人(満員)> “日本最南端プロレス団体”琉球ドラゴンプロレスが本州にやってくる「なんくるないサーキット」の東京大会が、新木場で行われた。今年は3月にも開催されており、年2回の開催は今回が初めてとなる。 今大会の注目はメインのグルクンマスクVSウルトラソーキ。御万人王座「琉王」とHWCのW王者のグルクンマスクが、若手のホープ・ウルトラソーキ相手に2本のベルトを懸けて対戦。しかも沖縄以外でタイトルマッチが行われるのは今回が初の試みで、今大会は“琉ドラ”にとっても重要な大会との心意気を感じさせた。 アンダーカードから本州ではなかなか見られない、琉ドラ生え抜きのポークたま子と真栄田ミサキと2AWが対決する女子タッグマッチや、ハイビスカスみいとリッキー・フジのジェンダーフリーマッチ、琉ドラのヒール軍「MAD DOG CLUB」と、TORU、ヒージャー・キッドマン組の対戦など、どれも白熱したファイトの連続で目の肥えた東京のプロレスファンをうならせた。 そして注目のメインイベント、グルクンマスクVSウルトラソーキは、序盤120キロの体躯を誇るソーキの規格外のパワーでグルクンを押す展開に。エプロンからボディアタックを仕掛けるグルクンをキャッチし、担ぎ上げてから、変形の水車落としのような形で放り投げると、その後は腰に集中攻撃。短期決戦を仕掛けるようなソーキの猛攻を、グルクンマスクは場外へのムーンサルトからスワン式のドロップキックなど、得意の空中殺法で反撃する。 その後、ソーキも重いセントーン、対角線に振っての圧殺プレス、パウンスからWARスペシャルを繰り出し、グルクンもジャーマンスープレックス、ムーンサルトプレスで一進一退の攻防を見せ、観客も固唾をのんで見守る好試合となった。 勝負を分けたのはトップロープからのボディプレスを1回成功させたソーキが、2回目を狙ったところ。ここでグルクンに捕らえられ、変形のパイルドライバーからラリアット、ハイキック、垂直落下式ブレインバスターで畳み掛けられた。最後はグルクンが渾身のファイヤーバードスプラッシュで勝負を決めた。2冠を守り抜いたグルクンはソーキに対し「沖縄以外での初めてのタイトルマッチの相手がお前で心底良かった。よくここまで上がってきた」と称え、ソーキも「くじけずに頑張る。世界に通用する男になって、みんなを元気にする」と宣言。観客からも多くのエールが送られていた。 その後、グルクンから11月24日のビッグマッチ「琉球ドラゴンチャンプルー2019」(沖縄・ミュージックタウン音市場)のカード「ヒージャー・キッドマン&グルクンマスクVSウルトラソーキ&獣神サンダーライガー」が発表され、会場は歓喜に包まれた。 3月の東京興行でも、来年1月に引退する獣神サンダー・ライガーと「沖縄で対戦させる」と公言していたグルクンは見事、実現にこぎ着けた。「ライガーとウチナンチュが対等に戦って、これが琉球ドラゴンだというものをお見せしましょう」とファンに向け高らかに宣言した。 報道陣の前でグルクンはライガーと戦った2014年8月に「まだデビューしてなかった選手のソーキらが対等に試合できるように」と今回のカードの意義を説いた上で「沖縄の選手、ファンのみんなでありがとうと言いたい」と、沖縄ラストマッチとなるライガーに感謝の意を表せることに喜びを感じているようだった。 「いつかは後楽園ホールで単独でやりたい」グルクンマスクは今後の夢を語った。ジュニアヘビーの垣根を越えて躍動した「世界の獣神」の魂を受け継ぎ、琉球ドラゴンプロレスは夢を追い続ける。取材・文・写真/萩原孝弘
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