スポーツ
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スポーツ 2019年10月04日 11時39分
ソフトバンク、工藤監督の進退問題が白紙なワケ 増加する‟フリーのOB“、既に後任が決まっている可能性も?
北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督(58)の続投が決まった(10月2日)。辞任も示唆していた同監督を引き止めたのは、育成の手腕を高く評価したからだという。日本ハムは令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)の1位指名を明言している。指名成功となれば、大谷翔平を育て上げたように、佐々木を栗山監督に託すつもりでいるようだ。 「ドラフトが、それもまた指名が決定していない選手が監督人事に影響するなんて、前代未聞」(ベテラン記者) ドラフト会議(10月17日)までに「新監督」を決めたいとする球団は少なくないようだ。テレビ中継が入ったことでドラフト会議が“ショー化”された。 「監督のいないチームのテーブルが全国区でオンエアされたら、イメージダウンです。2011年の旧横浜ベイスターズが実際にそうでした」(前出・同) しかし、今年のドラフト中継では「監督不在」のチームが出てしまうかもしれない。また一方で、新監督のお披露目の場にしようとする球団もあった。 「クライマックスシリーズ・ファーストステージを戦う福岡ソフトバンクホークス、東北楽天ゴールデンイーグルスはともに『難しい』と思います。時間がない」10月5日〜8日=CSファーストステージ10月9日〜14日=CSファイナルステージ10月17日 =ドラフト会議10月19日 =日本シリーズ第一戦 ソフトバンクの工藤公康監督(56)は今季で3年契約が終了する。福岡移転30周年を優勝で飾ることができなかったことで「退任」と見るメディアも少なくないが、後任候補の一人だった松中信彦氏(45)が、ひと足先に独立リーグ球団のGM兼総監督に着任。小久保裕紀・前侍ジャパン代表監督(47)、秋山幸二前監督(57)の名前も出ているが、工藤監督がCSを勝ち上がって日本シリーズ進出を決めれば、「留任」となる。 「同じプロ野球チームとして、CS、日本シリーズの最中に新監督を発表することは、エチケットとしてできません。シリーズ前に新監督を発表するとしたら、CSファイナルの終了した10月15日と16日の2日間しかありません。選手がCSファーストステージを戦っている裏で新監督との交渉はできないでしょう」(球界関係者) CS前、工藤監督にだけ「退任」を通達することもできない。バレれば、チームの士気にも影響するからだ。 楽天は平石洋介監督(39)の退任がすでに決定的になっている。CSファーストステージで敗れれば、ドラフト前に発表できるが、シリーズ進出となれば、ドラフト会議での新監督のお披露目はできない。 そういえば、古田敦也氏(54)が“フリー”になった。メインキャスターを務めていたBS番組が突如、終了することになったのだ。独立リーグの監督だった二岡智宏氏(43)もわずか1年での退任が発表された。一昨年、二岡氏は巨人・岡本和真の教育係を務めており、その指導力を高く買う声もある。新監督発表まで時間のないソフトバンク、楽天と話がデキている“フリーのOB”が、何人かいるのではないだろうか。進退が決まらないままCSを戦う工藤監督にも同情するが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月04日 06時30分
ケニー・オメガ参戦!DDT11.3両国全カード決定、メインは竹下対HARASHIMAの二冠戦!
DDTプロレスリングはビッグマッチ『Ultimate Party 2019〜DDTグループ大集合!〜』(11月3日、両国国技館)の全対戦カードを発表した。 同大会はDDTグループの4大ブランド(DDT、プロレスリングBASARA、ガンバレ☆プロレス、東京女子プロレス)の選手が集結するDDT版オールスター戦。アンダーマッチを含めると実に全14試合が組まれ、団体所属外10選手を含む総勢81選手が出場する予定だ。 注目は2014年に新日本プロレスに移籍し、今年1月末に契約を終えアメリカの新団体AEWに首脳陣として参加したケニー・オメガが5年ぶりにDDTマットに戻ってくることだろう。 ケニーは9.29東京・後楽園ホール大会のエンディングでビデオメッセージで登場。「DDTファンの皆さん、プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。それとも初めましてかな?AEWプロレスのケニー・オメガです。3月の後楽園ホールで私は自分の口からDDTのリングにまた上がるかもしれないと言いました。その試合を決定しました」と切り出すと、「11月3日のUltimate Partyで私と里歩さんvsアントーニオ本多、ミユ・ヤマシタ。すごく緊張してるんですけど、楽しみにしてます。みんな楽しみにしてね。あと1カ月くらい。またgood bye!smooch and good night!Bang!」。このように予告していた。 新日本時代はIWGPヘビー級王者として「ベストバウトマシーン」のコピーが付けられていたが、久々のDDTマットでは明るく弾けたケニーが見られるかもしれない。 メインイベントでは9.29後楽園大会の結果を受けて、KO-D無差別級王者の竹下幸之介 とDDT EXTREME級王者のHARASHIMAによるDDT頂上決戦が実現。竹下は2017年3月20日に開催された埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会でHARASHIMAを破り、KO-D無差別級王座を戴冠し世代交代を果たしている。 「正直なことを言うとHARASHIMAさんがくるというのは一番意外でした。2年前のさいたまスーパーアリーナで自分がHARASHIMAさんからこのベルトを獲って一つ時代が動いたのかもしれない」とEXTREME王座を奪ったHARASHIMAを斬り捨てた。 一方、HARASHIMAは「僕は一度たりともさいたまスーパーアリーナでベルトを取られたことを忘れたことない」と、2年越しのリベンジを誓っている。あれからHARASHIMAはKO-D無差別級王座に返り咲いてないだけに、このチャンスは逃せない。 気になる全対戦カードは次の通り。○メインイベント〜KO-D無差別級&DDT EXTREME級両選手権試合<KO-D王者>竹下幸之介 対 HARASHIMA<EXTREME王者>○KO-Dタッグ選手権試合〜4WAYハードコアマッチ<王者組>佐々木大輔&高尾蒼馬 対 彰人&勝俣瞬馬<挑戦者組> 対 FUMA&久保佑允<挑戦者組> 対 藤田ミノル&下村大樹<挑戦者組>○第2代KO-D10人タッグ王座決定戦男色ディーノ軍 対 スーパー・ササダンゴ・マシン軍<ほか出場選手>黒潮“イケメン”二郎、大石真翔、トランザム★ヒロシ、大和ヒロシ、飯野雄貴、朱崇花、瑞希、まなせゆうな※ディーノ、ササダンゴがドラフトでチーム編成を決定する。この模様はDDT UNIVERSEにて9日の19時から生中継する。○プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合<王者>中島翔子 対 坂崎ユカ<挑戦者>○プリンセスタッグ選手権試合<王者組>10月19日東京女子プロレス両国KFCホール大会の沙希様&操対上福ゆき&白川未奈の勝者組 対 未定<挑戦者組>○ユニオンMAX選手権試合<王者>関根龍一 対 高梨将弘<挑戦者>○インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合<王者>石井慧介 対 阿部史典<挑戦者>○UWA世界6人タッグ選手権試合〜3WAYマッチ<王者組>塚本拓海&ヤス・ウラノ&中野貴人 対 遠藤哲哉&マッド・ポーリー&島谷常寛<挑戦者組> 対 大家健&今成夢人&ミス・モンゴル<挑戦者組>○ドラマティック・ドリームマッチケニー・オメガ&里歩 対 アントーニオ本多&山下実優○スペシャルシングルマッチ高木三四郎 対 木髙イサミ○ガントレットタッグマッチ<出場チーム>上野勇希&吉村直巳、坂口征夫&中津良太、勝村周一朗&岩崎孝樹、伊藤麻希&クリス・ブルックス○アンダーマッチ〜時間差入場バトルロイヤル<出場決定選手>大鷲透、平田一喜 、ゴージャス松野 、納谷幸男、コーディ・ホール、翔太、HARUKAZE、SAGAT、ポコたん、ヨシヒコほか○アンダーマッチ〜東京女子プロレス提供試合※出場選手未定○アンダーマッチ松永智充&渡瀬瑞基&中村圭吾 対 風戸大智&神野聖人&鷲田周平 年内でDDTグループからの独立を表明しているBASARA勢にとっては、最後のDDT主催のビッグマッチ出場になりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月03日 22時30分
井口ロッテ、10年ドライチ伊志嶺、15年ドラ2の関谷ら8選手と来季契約せず!
井口資仁監督率いる千葉ロッテは3日、関谷亮太投手、阿部和成投手、大嶺祐太投手、島孝明投手、髙濱卓也内野手、李杜軒内野手、大木貴将内野手、伊志嶺翔大外野手の8選手に対して、さいたま市内にて来季契約を更新しない旨を通知したと発表した。 大嶺、島、高濱の3選手には育成契約を打診しているが、関谷、阿部、李、大木、伊志嶺の5選手の今後は現時点では未定で、退団することが濃厚だ。 2010年に東海大学からドラフト1位で入団した伊志嶺は、2011年のルーキーイヤーに開幕一軍入りを果たし、126試合に出場、打率.261、32盗塁の活躍で規定打席にも到達している。しかし、2016年に右の太ももを痛めてからバッティング、自慢の走塁に陰りが見え始め、昨年はわずか18試合の出場に留まり、今シーズンは一軍出場がなかった。 関谷は2015年にJR東日本からドラフト2位で入団。2016年のルーキーイヤーでは、プロ初勝利を含む5勝挙げているが、2017年は2勝、2018年は2試合の出場に留まり、勝ち星はなく、今シーズンの一軍出場はなし。期待されて上位指名されたが、プロの世界では持ち味であるチェンジアップを生かせなかったのは残念である。 2007年に高校ドラフト4巡目で指名され大牟田高から入団した阿部は、今シーズン4試合に登板し、防御率0.00だったにもかかわらず戦力外になってしまったが、10試合以上登板したのが、2015年と2016年の2年だけで、通算3勝止まり。今シーズン初ホールドを含む2HPを記録したが、来季の構想からは漏れてしまった。来季は優勝を目指す井口ロッテ。新たな血をドラフトで入れて行く。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月03日 22時00分
楽天次期監督に古田敦也招聘 ヤクルト山田哲人強奪指令
クライマックス・シリーズ進出をかけ負けられない戦いが続く中、1年契約を終える平石洋介監督の去就で揺れる楽天の次期監督問題だが、その背景に石井一久gMの出身球団、ヤクルトの次期監督問題が重なる。楽天が水面下でちょっかいを出したことで、話をややこしくしているのだ。「実は昨秋、楽天のgM就任に伴い、石井gMは三木谷浩史オーナーの意向に沿い、梨田昌孝監督の後任に、現役時代にバッテリーを組んでヤクルト黄金時代を築いた『古田氏招聘』で動いたのです。しかし、古田敦也氏(54)がヤクルト監督に未練を残し、再登板の可能性があることを理由に返答を保留していました」(ヤクルト担当記者) その結果、「1年間の暫定措置」として平石監督にチームを預けた経緯がある。「案の定、ヤクルトは最下位に沈み、監督交代が決まりましたが、古田氏の態度は依然、煮え切らないまま。そこで石井gMが公私ともに親しいヤクルトの高津臣吾二軍監督の担ぎ出しに動きました。それを察知したヤクルトが、辞任を表明した小川淳司監督の後任に高津氏を内定させたのです。ヤクルトからすれば昨オフに伊藤智仁(現楽天投手チーフコーチ)、三木肇(現楽天二軍監督)両氏を引き抜かれた手前、意地でもそうはさせんという意思表示でした」(同) これで両球団の監督人事が、ところてん式に加速。ヤクルトは高津監督の内定が明らかになり、それに伴い、石井gMは三木二軍監督の一軍監督昇格にスイッチし、メディアでも有力候補と報じられた。「これに慌てたのが古田氏。ヤクルト監督就任の芽が消え、楽天にも見放されては、監督の返り咲きはこの先も難しい。そこで三木谷オーナーに直談判し、監督受諾を訴えたのです。これで上層部は古田氏招聘で固まり、来季の組閣も始まっています」(楽天グループ幹部社員) 三木谷オーナーが来季以降の構想として思い描くのが、来季中に国内FA権を取得するヤクルト山田哲人内野手(27)の獲得だ。昨年、自身3度目のトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田の推定年俸は4億3000万円。今季は打率2割7分台だが、走攻守で活躍する山田の年俸が来季5億円を超えるのは確実。来オフには総額30億円規模の大型複数年契約の締結も必至で、すでにFA移籍を希望しているという情報も入手している。「FAに参戦するのは巨人、ソフトバンクあたりだろうが、山田は同じ兵庫県出身でヤクルトの看板選手だった古田氏を尊敬している。ここが鍵。実は三木谷氏も神戸出身で、もっと言えば、三木二軍監督はヤクルトのコーチ時代に山田を育てた人物。連携して山田獲得に当たらせると見て間違いない」(スポーツ紙デスク) さらに三木谷氏と古田氏は、定期的に会食するなど昵懇の間柄であることも、「古田監督誕生」の新情報を後押ししている。 2人の出会いは2004年のプロ野球再編騒動に遡る。当時、球界では近鉄とオリックスの合併が表面化し、パ・リーグオーナーから1リーグ10球団案が出され、巨人の渡辺恒雄オーナー(当時)もパの救済に回っていた。これに反発したのが当時、労組日本プロ野球選手会会長を務めていた古田氏で、球界は初のストライキを決行、紛糾した。結局、三木谷氏が新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」として50年ぶりに新規参入を果たし12球団を維持したことで解決をみたが、古田氏にはこの時の恩義があるのだ。 8月2日、横浜で開かれた楽天の大型イベント「楽天オプティミズム2019」に招かれた古田氏は、そこでのトークショーで三木谷氏と同席。改めて「あの時、球団数を減らしていたら、働き場を失う選手が多く出た。三木谷さんの楽天新規参入がそれを救った」と感謝の言葉を述べ、信頼の絆をアピールした。 「楽天グループは、好調な楽天銀行に支えられるなど、全体の業績は堅調だが、新規参入した携帯電話事業が準備遅れで本格サービスが3月に先送り。旗頭の楽天モールもアマゾンとの差は開くばかり。目下の敵であるヤフーも、衣料品通販大手のZOZOを買収して競争が一層激化した。医療品のネット販売でも、マツモトキヨシとココカラファインの経営統合の協議が進み、店舗数3000店の日本一のドラッグストアが誕生する。そこで業績回復の起爆剤として期待しているのが、プロ野球、そして古田氏の恩返しだ」(同) 9月19日、楽天が台湾プロ野球チームのラミゴモンキーズを買収し、来季から「桃園楽天ゴールデンイーグルス」として台湾リーグに参戦するのもそのため。台湾でのビジネス拡大が背景にあるのは事実だが、台湾選手との交換研修などで戦力を下支えするのも目的の一つ。これで、日台楽天間のトレードで選手の補充が容易になる。 次期監督候補には古田氏、三木氏のほかに、地元仙台出身の元メジャーリーガー斎藤隆氏の名前なども挙がっている。しかし三木谷氏は、東北にとどまらず、世界規模での事業転換を図っている。 ビッグネームの古田氏以外、眼中にない?
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スポーツ 2019年10月03日 21時30分
大坂なおみ10月に国籍選択 東京五輪日本代表なら税負担増?
女子プロテニスで元世界ランク1位の大坂なおみ(21)が、来年に迫る東京オリンピックの旗手役に抜擢される可能性がある。 「旗手? 本当に? もし頼まれたら、それほど名誉なことはないわ」 日刊スポーツのインタビューに、大坂はこう答えているが、日本人選手として東京五輪に出場するためには、大きな“代償”を払うことになる。 東京五輪に出場するとなれば、現時点で二重国籍の大坂は“日本人”にならなければならない。そうなると、税金面で負担が増える恐れがあるというのだ。 「アメリカと日本は、両国とも所得が高いほど負担が増える累進課税を採用していますが、所得税の税率が異なります。ザックリ計算すると、アメリカは最大37%、日本は45%+住民税となります。大坂は日本国籍を取得しても、米フロリダ州に自宅を構えているため、現地で固定資産税なども支払い続けねばなりません。さらに、日本国籍を選ぶと、『国籍離脱税』の支払いを命じられる可能性も出てきます。ここに、日本から所得税の徴収も加わるわけです」(社会部記者) あくまで推定だが、大坂はこれまで大会賞金、スポンサー契約料などで数十億円を稼いでいる。国籍離脱税、日本に支払う追加分等を計算すると、日本国籍取得と同時に数億円を失う恐れがあるという。 実は、大坂の自宅があるフロリダ州には、州に納める所得税がない。そのため、メジャーリーグ・ヤンキースの超高額選手などはニューヨークから遠く離れて、フロリダ州に自宅を構える者も少なくないという。大坂が、そんな“恩恵”を知って自宅を購入したかはさておき、節税の意識が高ければ、日本国籍取得は得策ではないと気づくだろう。 大坂が国籍に関する結論を出すのは、22歳の誕生日を迎える10月。同時期、消費税も10%に上がる。 今月、大阪で行われていた大会に出場した際、「たこ焼きがおいしかった」と上機嫌だった大坂。庶民派のなおみなら、税金など気にせず日の丸を背負ってくれるはずだ。
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スポーツ 2019年10月03日 20時00分
巨人、来季残留の岩隈には激励、中島にはブーイング 決断の背景には“WBC指揮官”原監督の意向?
昨年のオフに、そろって巨人に加入した岩隈久志と中島宏之。このベテラン2人の来季残留が確実な情勢であることを各メディアが報じている。 報道によると、どちらも昨オフ1年契約で入団した岩隈、中島に対し、球団側は水面下で来季残留を打診。話し合いを経て、両選手は共に納得している様子だという。 この件を受けたネット上の巨人ファンの反応だが、岩隈に対しては「来年が勝負だろうから頑張ってほしい」、「今年はほぼリハビリで終わったし、来年は意地を見せてくれ」、「怪我から復活すれば十分戦力になると思う」、「コーチ的な役割にも期待したい」と激励する声が多数。 一方、中島については「岩隈は分かるけど中島まで残すのは分からない」、「今季の中島は正直乱闘騒ぎぐらいしか印象がないぞ」、「来年復活する可能性は低いと思うけどなあ」、「来季中島を使う必要性は特に感じない」とブーイングが起こっている状況だ。 両者の今季一軍成績は岩隈が登板なし、中島が「43試合・.148・1本・5打点・8安打」とどちらもさっぱり。ただ、岩隈は米メジャー・マリナーズ時代の2017年に受けた右肩手術のリハビリに時間を取られた事情もあったが、中島は特に大きな怪我には見舞われていない。 また、今季の両者に関しては、態度面でも対照的な姿が伝えられている。岩隈は春季キャンプ中にブルペンに入ると、複数の若手投手に対し積極的にアドバイス。各メディアは「岩隈塾」と銘打って、この光景を広く伝えている。 一方、中島は5月24日広島戦の7回裏、広島・一岡竜司から受けた頭部死球に激昂。そのままマウンドに詰め寄り、両軍がもみ合う騒ぎに発展している。今回の一件で両者の評価に明暗が分かれているのは、コンディションの差異に加えこのような態度・姿勢も影響しているようだ。 「今回の件では『そもそもなぜ残留させるのか』と疑問を抱くファンも多いですが、この両選手は2009年のWBCを共に戦った原辰徳監督が獲得を熱望したとされる選手。球団が残留を決めた背景には、もしかしたら原監督の意向もあるのかもしれません」(野球ライター) ちなみに、昨オフの入団の際中島の年俸は推定1憶5000万円と伝えられているが、これは単純計算で同5000万円とされる岩隈の3倍。年俸面で大きな隔たりがあることもまた、ファンからの風当たりが強くなっている一要因なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年10月03日 17時34分
阪神、落ち目の藤川がクローザーとして復活できたワケ 全盛期からの「切り替え」が功を奏したか
「この勢いが怖いんだよ」 矢野阪神がペナントレース終盤戦で怒濤の6連勝。チーム功労者・鳥谷敬(38)への無情な引退勧告、シーズンを通してのエラーの数が102個、外様監督に対するOBたちのアツ…。こんな状態なのに、クライマックシリーズ進出(以下=CS)を143試合目の最終戦で勝ち取ったのだ。 「リリーフ陣が絶好調でしたからね。投手陣全体で見ても、9月21日広島戦途中から、29日中日戦8イニング目まで、42回連続無失点。救援陣だけの防御率は2・70。12球団トップですよ」(ベテラン記者) ペナントレースは“ボロボロ”でも、「日本一」なんてこともあり得る状況だ。CSファーストステージでぶつかるDeNA、そして、ファイナルで対戦するかもしれない巨人からも「阪神、要注意」の声が聞かれた。また、DeNA、巨人が対戦したくないリリーバーとして見ているのが、藤川球児(39)だ。 「今年の藤川は完全に復活しました。メジャーリーグ挑戦は失敗に終わり、右ヒジにもメスを入れました。独立リーグにいったん落ちたのに、NPBに復活。39歳なのに、クローザーの座も奪い返してみせました」(球界関係者) 藤川の復活は、新たな投手再生のサンプルにもなりそうだ。 「メスを入れた右ヒジに違和感がなくなったのも大きいと思います。球団も待ってくれましたが、藤川には『待ちたい』と思わせるオーラも出ていたんです」(前出・同) 「火の玉ストレート」とも称された直球が復活したと報じられているが、関係者に聞くと、少し違う。投球スタイルを少し変えていた。 「かつての藤川はストレートを目一杯の力で投げ込み、対戦打者をキリキリ舞いさせていました。今の藤川は内外角のどのコースに投げればいいのかを考えて投げ込んでいます」 また、練習メニューも変えたようだ。走り込みの量が増えた。距離だけではない。若手とタイムを争ったら勝てないかもしれないが、藤川は競争しようとする。ダッシュ系の運動量も増やした。こうした肉体改造がようやく形になって表れたのが今季であり、ここに内外角に投げ分けるテクニックも加わったわけだ。 「ランニングをしながら、ピッチングの時にどこの筋肉を使って投げているのかを考え、その部位を意識しながら走っていました」(関係者) 特別に何か変わったことをやる必要はない。走り込みという昔ながらの練習を地道に積み重ねることが大切なのだ。 藤川の復活だけが奇跡のCS進出につながったわけではないが、DeNA、巨人はクローザー・藤川にイヤなものを感じている。屁理屈を言う前に体を動かせ――。猛練習が結果に表れない時も自分を信じる。この精神力は若手投手のお手本でもあるが、誰よりも、藤浪晋太郎に見倣ってほしいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月03日 11時30分
DeNA・ラミレス監督、「声援がこの結果をもたらしてくれた」とファンに感謝 本拠地で迎えるCS、大歓声を背に苦手阪神を攻略へ
9月28日、本拠地横浜スタジアムでのタイガース戦で、2019年のベイスターズの公式戦の全日程を終了した。成績は143試合71勝69敗3引き分けの貯金2。セ・リーグ2位通過を果たし、念願のクライマックスシリーズを本拠地の横浜スタジアムで開催することを叶えることができた。 ラミレス監督も「キツいシーズンだった。序盤で10連敗、5連敗もあったが、2位で終われたことは良かった」と振り返り、「各数字(打撃、投手成績、盗塁など)を見ても1位や2位はなく、4位や5位が多い。そう考えると選手の皆はすごい頑張ってくれた」と選手を労った。また、ファンに対しても、「ファンはファミリー。勝っても負けても変わらぬ声援を送ってくれ、作り出してくれる雰囲気が一番大きい」と感謝した。 それは数字にも表れている。ベイスターズの横浜スタジアムでの成績は43勝27敗1引き分け。貯金を16も稼ぎ、勝率は.614と圧倒的な強さを見せる。昨年あと一歩でCS進出を逃した原因のひとつが、ホームで33勝38敗1引き分けと負け越したことも要因となっただけに、今年大幅に改善できたことはチームにとって大きかった。それには多くのプレーヤーも口にするファンのサポートも欠かせぬ要因。ルーキーの上茶谷大河や、5年目左腕の石田健大も「ハマスタでの勝率の高さが証明している」とハッキリと声援が力になっていると口にしている。今年から約3500席増設された「ウィング席」効果もあり、横浜スタジアムでの最少入場者数でも29,703人と、毎試合満員の観衆から受ける大歓声の後押し効果は計り知れない。 10月5日からのCSのファーストステージは、8勝16敗1引き分けと大の苦手とするタイガースに決まったが、抜群の勝率を誇る横浜スタジアムで開催できるメリットは、ほかのチームよりデータ的にも更に大きいだろう。キープレイヤーとして、終盤になるにつれ調子を上げた2冠王のネフタリ・ソトと、デッドボールの影響で終盤戦に抹消されたが、CSには出場できそうな主砲・筒香嘉智は、それぞれ.295、.293とタイガース相手に高打率をマーク。古巣相手に得点圏打率.400と、勝負強さを発揮した大和の3人には特に期待が高まる。 ここを勝ち進めれば、指揮官の最終戦のスピーチでわざわざ発した「9月21日ジャイアンツによって優勝の望みは絶たれた」本拠地での敵将の胴上げの屈辱を晴らす舞台に進むことができる。 まずはファーストステージ、ベイスターズ戦士は圧倒的な青い力を背に勝利を掴む。日本一を決める戦いを、ここ横浜スタジアムで再び戦うために。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月02日 22時00分
「大相撲秋場所」歓喜に沸く御嶽海と貴景勝に付きまとう不運
9月22日に幕を閉じた秋場所(東京・両国国技館)は、13日目を終えて優勝圏内に9人が並ぶダンゴレース。千秋楽、御嶽海対貴景勝(23)の優勝決定戦にもつれ込み、関脇御嶽海(26=出羽海)が会心の相撲で寄り切り、去年の名古屋場所以来、7場所ぶり2回目の優勝を果たした。 フィリピン人の母・マルガリータさん(49)の祝福の投げキスに笑顔で応じた御嶽海はニコニコ顔。「最高の気分。今朝、起きたら、(部屋の)みんなが優勝の準備をしていたので、もう優勝するしかないかな、と思った。前回の優勝はマグレだったけど、今回はしっかりと目標を持ってやった。11月(の九州場所)で(大関を)決めたい」 対照的だったのは、負けて大魚を逸した貴景勝だ。12日目に妙義龍を破って10勝目を挙げ、大関復帰を決めたときも、部屋関係者の顔には「喜び」より「戸惑い」の色が浮かんでいた。「真っ先に感謝すべきは師匠なのに、貴景勝は『変わらず応援してくれる人に恩返ししたかった』と、かつての恩師、埼玉栄高の山田道紀監督に感謝の意を示したのです」(担当記者) 貴景勝と師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、稽古場でもろくに口をきかないほど不仲。弟子たちも、千賀ノ浦親方子飼いの弟子と、去年の秋場所後に合流した旧貴乃花部屋系が2つに分裂したままだ。「貴景勝はこの夏、部屋ではなく、母校の埼玉栄の相撲部に泊まり込み、山田監督のアドバイスを受けながら痛めた右ひざのリハビリに努めた。その感謝の気持ちを表したのでしょうが、そもそも部屋の師匠ではなく、母校の恩師を頼ること自体が異常です」(同) しかも、優勝を懸けた大一番で左胸の筋肉を傷め、「イテーッ、筋肉が切れている。最悪だ」と支度部屋で顔をゆがめていた。 胸の筋肉のけがといえば、稀勢の里の引退の引き金になったほどで、致命傷になりかねない。一難去ってまた一難。果たして貴景勝は、度重なるけがを乗り越えて歴史に名を残せるか。けがの状態は、左大胸筋の肉離れで、治療におよそ6週間かかるという。なんとも不運というしかないが、来場所は大関復活だ。“強い貴景勝”が帰ってくることを期待する。
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スポーツ 2019年10月02日 19時12分
広島、地元局アナのツイートに“中日は八百長球団って意味?”批判殺到 的外れな言いがかりに「またカープファンの評判落ちる」と嘆きも
30日に行われた阪神対中日の一戦。この試合中に更新されたRCC中国放送・石田充アナウンサーのツイッターが物議を醸している。 今シーズンのセ・リーグ最終戦となったこの一戦は、試合前から各メディアがこぞって報道し、ファンからも大きな注目を集めていた運命の一戦。4位阪神は勝てば3位広島と順位が入れ替わり、逆転でのポストシーズン進出が決定。中日は順位こそ5位で確定していたものの、この日の先発・大野雄大が3回3分の1を無失点に抑えれば、広島・ジョンソンをかわし最優秀防御率のタイトルが確定するという状況だった。 そんな中迎えた試合は、4回裏1死まで無失点に抑え降板したことにより、まずは大野のタイトルが確定。一方、阪神は大野の交代をきっかけにこの回2点を奪うと、5回裏にも1点を加えつつそのまま「3−0」で完封勝利。そのため、阪神、中日はそれぞれの目標を達成し、それと同時に広島はポストシーズン進出とジョンソンのタイトルをともに失うこととなった。 大野の降板以降、一気に阪神有利の流れとなったこの試合を受けた石田アナは、5回裏終了時点までに中日が犯した「盗塁失敗」、「併殺」、「暴投」といったミスを羅列。その上で「カープファンは言いたいことたくさんありそうですが・・・見守るしかない」とツイートした。 このツイートに対し、広島ファンの一部は「中日のミスがあからさますぎる」、「阪神と中日絶対裏で協定結んでるだろ」と同調。ただ、その他ほとんどのファンは「中日は八百長球団って意味?」「贔屓チームが不利だからって八百長疑うとか頭悪すぎだろこいつ」、「会社の名前も入ってるアカウントでよくこんなこと書けるな」、「こんな奴がいるとまた広島ファンの評判が落ちる」と猛バッシングを浴びせている。 また、石田アナは当該ツイートをその後削除して謝罪したものの、これに対しても「消すぐらいなら最初からツイートしないでほしい」、「二度と野球に関わるな」といった批判が数多く寄せられている。 阪神は是が非でも勝ちたかった一方で、中日にとっては大野のタイトル以外は消化試合にすぎなかったこの一戦。石田アナが中日側のミスを疑いたくなるのも理解できない話ではない。 ただ、今シーズンの中日のチーム成績を見ると、盗塁成功率は「.677」(セ6球団中2番目の低さ)、併殺数は「104」(同4番目の多さ)、そして暴投数は「42」(同2番目の多さ)。これらのミスが今回に限った話ではないことを考えると、石田アナのツイートは完全な言いがかりであると言わざるを得ない。 そもそも、広島は27日中日戦で勝利していれば、今回の試合を待たずして3位を確定させられていた。このことを棚に上げて他球団に物言いをつけたこともまた、多くのファンから怒りを買う要因となっているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について石田充アナウンサー公式ツイッターよりhttps://twitter.com/mitsuru_ishida
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スポーツ
渡辺会長が貝になってますます混迷深める横浜売却問題
2011年10月21日 15時30分
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スポーツ
大相撲・春日野親方の弟子暴行問題 発覚したのは内部告発!?
2011年10月21日 15時30分
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スポーツ
運命の指名「10月27日」へ(1) 再評価される1987年ドラフト
2011年10月21日 11時45分
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スポーツ
いよいよわからなくなってきた横浜ベイスターズの売却先
2011年10月20日 19時30分
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スポーツ
球団史上初の2連覇でも観客動員減の中日 最後の最後で“他球団”の観客動員に大きく貢献!
2011年10月20日 11時45分
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スポーツ
広島が今秋のドラフトの主役? ライバル他球団が有望候補の集中を阻止
2011年10月20日 11時45分
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スポーツ
落合監督を激怒させ皮肉にもリーグ連覇の原動力となった中日球団幹部の実名
2011年10月19日 15時30分
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スポーツ
西武のクライマックス逆転進出の“影の立役者”ダルビッシュ 「心日本にあらず?」
2011年10月19日 15時30分
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スポーツ
“ボクシング界のニュースター”井岡一翔がTBS大みそかの紅白裏番組に急浮上!
2011年10月19日 15時30分
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スポーツ
ネット裏情報 巨人が澤村をアテ馬にして胴上げ阻止
2011年10月19日 11時45分
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スポーツ
“バラエティタレント”ボビー・オロゴンが日本ボクシングコミッションから厳罰受ける!?
2011年10月18日 15時30分
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スポーツ
『2012年問題』イチローとマリナーズが異例の契約前倒し交渉
2011年10月18日 11時45分
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スポーツ
西田隆維のマラソン見聞録 第17話「第88回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会」
2011年10月18日 11時45分
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スポーツ
破局報道はどこへ!? 巨人・澤村と日テレ森アナが結婚へ
2011年10月17日 16時40分
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スポーツ
次期監督問題でBクラス決定の阪神・坂井オーナーが巨人・ナベツネ会長発言に困惑!
2011年10月17日 15時30分
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スポーツ
インディアンズ残留も! 『福留の奪還失敗』で高木新中日は4番不在?
2011年10月17日 11時45分
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スポーツ
巨人・渡辺会長の了承を取らなければ球団売却できない横浜の現実
2011年10月15日 17時59分
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フロント改革! 真弓監督『電撃解任』で“元監督候補”が重要ポストに…
2011年10月15日 17時59分
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スポーツ
今オフの主役に浮上! メッツ五十嵐をめぐって日米大争奪戦へ
2011年10月15日 08時00分