スポーツ
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スポーツ 2019年10月21日 22時30分
柴田勝頼「新日本プロレスはついにアメリカ法人を設立します!」世界戦略本格化!
新日本プロレスは21日に都内の事務所で会見を開き、米国法人『New Japan Pro-Wrestling of America Inc.』を設立すると発表した。 冒頭に流された映像では、LA道場のコーチを務めている柴田勝頼が登場。「新日本プロレスはついにアメリカ法人を設立します!我々LA道場選手一同、ますます頑張って参ります。今後もご期待ください。以上!」と宣言。かねてから話があった米国法人設立を明らかにした。 新日本の菅林直樹会長は、米国法人は新日本プロレスの100%子会社として2020年11月の設立を予定していると発表。米国法人のCEOに就任する新日本プロレス経営企画部の大張高己執行役員は「海外で巨大資本の参入があり、アメリカの市場が拡大している。海外で新日本のストロングスタイルへの愛着やレスラーのレベルの高さが認知され、ファンはニュージャパンに強い思い入れを抱いている。プロレスを見始めて突き詰めると新日本プロレスにたどり着くというファンも多いことが分かった」と強調。 社名については「我々はあくまで新日本プロレスをそのままアメリカにお届けしようという考えから社名もニュージャパンは変わらず、最後にアメリカという地域名を付けた」という。 今後の興行についても大張氏は言及。「アメリカを5つのエリアに分け、西海岸は6つの都市4つの州、中部を7つの都市6つの州などに分け、おおむねこのエリアをカバーして興行を行っていく。今後はLA道場にオフィスを構え、選手の育成やトライアウトも行い、目新しい対戦カードや新しい選手の参戦が実現する」とした。 大張氏が話した「巨大な資本の参入」とは、今年1月に新日本との契約を満了したケニー・オメガ、Cody、ヤングバックスらが旗揚げした新団体AEWを指しているのは言うまでもない。AEWはパキスタン系アメリカ人の大富豪カーン親子がオーナーで、米テレビ局TNTが放送し、アメリカでの市場を拡大。世界最大のプロレス団体WWEに続く団体として注目を集めている。 今後はアメリカでのツアーも開催される見込みで、サイト「新日本プロレスワールド」でも、アメリカ大会の配信を増やしていくとのこと。 柴田の指導の下、LA道場の選手も順調に育っている。今後はWWE、AEW、そしてNJPWによる全米プロレス巴戦が激しく繰り広げられるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月21日 21時00分
ラグビー中継、NHK豊原アナの“にわかファン”発言がむしろ称賛! 五郎丸・金爆ら著名人も共感、変化する「にわか」の意味
NHK総合で生中継された20日のラグビーワールドカップ準々決勝・日本対南アフリカ。この中継で実況を務めたNHK豊原謙二郎アナウンサーの発言が話題を呼んでいる。 予選プールで破竹の4連勝を記録し、史上初のベスト8進出をプール1位通過で決めた日本。この日の試合では「3-26」で敗れベスト4進出とはならなかったものの、戦前の予想を大きく上回る快進撃で多くのファンを熱狂させた。 日本の戦いはここで終了となったが試合後、豊原アナは「プラスの意味で」と前置きした上で「“にわかファン”と呼ばれる人たちが、(今大会で)これだけ生まれたのは大きなことですね」と今大会の成果について一言。これに同戦でゲスト解説を務めていた元日本代表・五郎丸歩氏も、「ラグビーに縁のなかった方たちが、たくさん携わってくれてこの大会を盛り上げてくれた」と同調した。 今回の豊原アナの発言をきっかけに、ツイッター上では「にわかファン」というワードが一時トレンド入り。その多くが「豊原アナの言う通り!今大会でにわかファンが増えたのはデカい!」、「すそ野を広げていくためには、にわかファンの増加が必要不可欠」、「にわかファンが増えたのはありがたい、大会は終わったけどまだまだ増えてほしい」などと、新規、既存ファンともに豊原アナの発言を称賛。「にわかファン」という表現をネガティブに捉える反応はほとんど見受けられなかった。 また、豊原アナの発言を受けては各界の著名人も共感を示すツイートを投稿している。同日、ゴールデンボンバー・歌広場淳は自身のツイッターで「ラグビーの『にわかファンが沢山生まれて嬉しい』というコメント...深すぎる...」と豊原アナの言葉に感心した様子。自民党の三原じゅん子参議院議員も同じく20日に「にわかファンと言われても結構! この感動は本物だから!!」と投稿している。 試合から一夜明け、21日にツイッターを更新した歌人の俵万智氏は「にわか〇〇という時は、からかいや下に見るニュアンスが混ざるものだけど、今回の『にわかファン』には、ラグビーに興味なかった人までこんなに巻き込んじゃって日本代表すごい!というプラスの意味合いが感じられて新しい」と評している。 日本テレビ・青木源太アナは20日のツイートで「『にわかファン』を『新規のファン』と捉えると、それはやがて『ガチオタ』に変わる可能性すら秘めている」と今後の可能性に言及。“にわかファン”の意味の広がりを感じさせた。 「高校時代に主将も務めた元ラガーマンの豊原アナは、奇跡的な勝利を収めた前回大会の南アフリカ戦で『行けー!ニッポン逆転!』と叫んだ後、大金星の余韻を伝えようと無言となり大きな話題を呼んだ人物。今大会のアイルランド戦でも『もうこれは奇跡とは呼ばせない!』と絶叫し『名実況だ』と称賛を集めていますが、こうしたラグビーへの熱量の高さが今回の発言にもつながっているのではないでしょうか」(スポーツライター) 大会の盛り上がりと比例するように、その数が増加していった「にわかファン」。そのにわかファンたちが、ポジティブな言葉で日本代表を応援し続けていることを受け、逆ににわかファンに否定的な既存ファンの方が少数派になってきたのかもしれない。この流れが他の競技や来年に迫ったオリンピックなどに広がれば、日本のスポーツ界もますます盛り上がりを見せることになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について歌広場淳の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/junjunmjgirly三原じゅん子議員の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/miharajunco俵万智氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/tawara_machi青木源太アナの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Aoki_Genta
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スポーツ 2019年10月21日 17時30分
DeNA、地元スター候補・森敬斗を一本釣り! ドラフト巧者ならではの指名、徹底した情報管理で今年も大成功?
2019年10月17日「新人選手選択会議」で、ベイスターズは1位で森敬斗内野手の一本釣りに成功。地元神奈川の桐蔭学園のスター候補の指名は、地域密着を掲げる方針とも一致し、ファンも大いに盛り上がった。 事前のスポーツ紙や各メディアの予想では、高田繁元GM(現在はフェロー)の出身大学である明治の森下暢仁投手の指名が多く見受けられた。2016年ドラフトでも当時明治の柳裕也を指名した(結果は外れで中日が獲得)ことも理由の一つに上げられ、また、毎年大卒ピッチャーを指名し大成功していることからも、森下指名の信憑性は高いかとも思われた。しかし、蓋を開けてみればどこも予想していなかった森指名。ラミレス監督もスカウト会議後に、競合した場合は自らがくじを引くことを明かすなど、一本釣りプランを絶妙にかわすコメントを残していたことで、他球団の動きを牽制することにも成功した形だ。これで各メディアのベイスターズの1位予想は4年連続で大方の見解を覆した。その徹底した情報統制は見事と言い切れる。 1位で交渉権を獲得した森内野手は、現在二遊間を守る大和、柴田竜拓の後継として期待されるショートストッパー。プロスペクトとして期待されていた松尾大河と、ファームで後半打撃が上向いていた狩野行寿の2名に戦力外通告をしたこともあり、チーム編成上でも必要なポジション。右投げ左打ちのショートであることからも、古くは高木豊氏、1998年優勝メンバーの石井琢朗氏、現役では森と同じ静岡出身で神奈川の高校に進んだ石川雄洋のように、ファンにも愛される存在としての期待もかかる。 また、2位では立命館大の坂本裕哉投手を指名。昨年の新人王・東克樹の後輩左腕で、ベイスターズは今永昇太、濱口遥大、東に続いて“大学ナンバーワン左腕”の獲得に成功。3位には明治のサイドハンド右腕・伊勢大夢投手を指名し、ハマれば明治の先輩でもある木塚敦志ピッチングコーチのような存在となる可能性を秘めている。 下位でも補強ポイントを的確に埋める選択に成功したベイスターズ。ドラフトの結果は5年後とはよく言われる言葉ではあるが、近年のドラフトの大成功を見ても、スカウト陣の眼力は秀逸なことは明白。今年指名された7人の精鋭たちにも期待せずにはいられない。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年10月21日 12時00分
張本氏「佐々木は地元に近いところに入りたかった」とするも、ロッテ入団促し“さすがロッテOB”と称賛
20日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が17日のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズが交渉権を獲得した大船渡高校・佐々木郎希投手にエールを送った。 番組では、プロ野球ドラフト会議の様子を取り上げる。注目は大船渡高校の佐々木郎希投手と、160キロ右腕で今年夏の高校野球甲子園大会で活躍した星稜高校の奥川恭伸投手が抽選となり、佐々木投手は千葉ロッテマリーンズ、奥川投手は東京ヤクルトスワローズが引き当てて交渉権を獲得した模様を放送する。 張本氏はこれを見て、 「奥川はね、良いところ入りましたね。佐々木はね、内心はやっぱりお父さんも親族も亡くしてますからね、地元と近いところに入りたかったと思うんですが、ロッテも立派な球団ですからね。入って磨いて」 とOBとして、現在の千葉ロッテマリーンズに入団するよう説得する。さらに張本氏は、 「5年、あるいはあの、ポスティングやFAがありますから。どこでも行けますから。今の選手はね、あそこは嫌だ、ここは嫌だと言うような選手はいませんからね、入って鍛えて良いピッチャーになってもらいたいと思います」 と地元岩手県に近い楽天や、同じ岩手出身の大谷翔平投手が所属していた北海道日本ハムファイターズ入団を望んでいたと噂される佐々木投手に、入団後のあらゆる方向性を提示しながら入団を促した。 この発言に、「さすがロッテOB」「張本は嫌いだけどこの発言は賛成」「ヤクルトを良い球団と言ってくれて嬉しかった」などと、普段張本氏を批判する層を含め、発言を支持する声が殺到する。 一方で、「出ていくことを前提で語らないでほしい」「普段アメリカの野球を嫌っているのになぜポスティングを勧めるのか」「行きたくないなら行かなくてもいいはず」「入団希望球団を持つ選手がいても良いはず」と反論の声もあった。 様々な声があるが、張本氏が佐々木・奥川両投手が日本球界を背負って立つ存在だと認めたことは間違いない。早くプロに入り鍛えてもらいたいという期待の裏返しだったのだろう。
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スポーツ 2019年10月21日 11時35分
「島孝明、見事に潰しましたよね」乙武氏、ドラフト結果巡る発言でロッテファンから批判の声「失礼すぎる」
乙武洋匡氏がロッテファンに向けたあるツイートが物議を醸している。 事の発端となったのは、17日放送のAbema TVの番組『AbemaPrime』でドラフト会議の結果を扱った際、岩手・大船渡高校の佐々木朗希投手がロッテの指名を受けることが確定した際、複雑そうな表情を浮かべていたことを取り上げ、乙武氏が「本人自身がメンタルとか、身体が出来上がってないとか、そういうの自分が一番よく分かってると思うんですよ。だから、『育成能力のある球団が俺を引いてくれ』って思ってたと思うんですよ」「そこで(決まったのが)ロッテってなって、『大丈夫かな〜?』っていう部分があったんじゃないのかな」と分析していた。 しかし、暗に「ロッテには育成力がない」という発言になっていることもあり、一部ロッテファンの間からは反発が噴出する事態に。乙武氏にツイッター上で直接、「ロッテの何を知ってるんですか?いまのロッテは投手の育成が上手い」と指摘するツイッターユーザーも現れた。しかし、乙武氏はこれに対し、20日ツイッターで、「島孝明、見事に潰しましたよね?」と、2017年にロッテに入団し、今年戦力外通告を受けた島孝明投手を引き合いに出し反論していた。 しかし、このツイートに対し、ロッテファンからは「まだ頑張ってる選手に対して『潰れた』って、ロッテにも島にもひどすぎる」「まず島に対して失礼すぎる」「選手へのリスペクトがない人にスポーツのコメンテーターやってほしくない」といった批判の声が殺到。その後、乙武氏はツイートを削除したものの、無言で削除したこともあり、さらに反発の声が強まっている。 「実は島投手、ドラフト3位でロッテに入団したものの、1年目からイップスのような症状に悩まされていたことを明かしており、2軍で奮闘。しかし、今年の春キャンプでは1軍に抜擢されたこともあり、『復活』『やっと復帰した』といった喜びの声を集めていました。今年は戦力外通告を受けたものの、同時にロッテは育成契約を打診しており、『本当に潰したらなら育成選手になんてさせないでしょ』という指摘も聞かれています。ファンも再起を見守ってきた投手だったということもあり、乙武氏に対する憤りも多く聞かれています」(スポーツライター) 批判が相次いでいるものの、乙武氏は謝罪などはせず。ネットからは多くの不信感が寄せられている。記事内の引用について乙武洋匡公式ツイッターより https://twitter.com/h_ototake
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スポーツ 2019年10月21日 11時30分
日本シリーズ、明暗を分ける原・工藤両監督の野球観 伏線は19年前の春季キャンプにあった?
野球観の違いを見せられた一戦となった。2019年のプロ野球・日本シリーズは巨人と福岡ソフトバンクの対戦となったが、工藤公康監督(56)の連勝で幕を明けた。 「クライマックスシリーズで爆発した打線の勢いをそのまま持ち込んだような感じ。ホークス打線が巨人のリリーフ陣を打ち砕いています。もともと、巨人は救援陣に軸となる投手がいませんでした。ホークス打線と巨人救援陣の力の差が、そのまま勝敗に表れたと思います」(プロ野球解説者) 見方を変えれば、巨人打線がソフトバンクの投手陣に苦しめられているわけだ。 巨人サイドから漏れ伝わってきた話では、ソフトバンク投手陣の中でもっとも警戒していたのは、アンダースローの高橋礼(23)だったという。セ・リーグには「いないタイプ」だからだ。 今さらだが、ソフトバンクは投打ともに選手層が厚い。単にレギュラークラスが多いだけではなく、選手もバラエティに富んでいる。投手陣にしても、第一戦先発の千賀滉大のような速球派もいれば、和田毅のような技巧派がいて、右、左のバランスも良い。巨人打線はアンダースローに“違和感”を抱いていたはずだ。 アンダースローといえば、原辰徳監督(61)と工藤監督の野球観の違いを物語るエピソードがある。 2000年の巨人・春季キャンプでのことだ。この年、ヘッドコーチに昇格したのが、原監督。そして、工藤監督は現役で、「優勝請負人」として、フリーエージェントで巨人に移籍してきたばかりだった。 そんな巨人キャンプに、アマチュアの強化策で参加していたのが、のちに侍ジャパンでも活躍するアンダースローの渡辺俊介だった。アンダースローの物珍しさで巨人投手陣は渡辺の投球練習に見入っていた。 「すげえ」「あんな低いところから、よく…」と巨人投手陣は感心していたが、工藤監督だけはちょっと違った。「バランスが良い。チームに合う」 当時の巨人関係者によれば、工藤監督は「彼は絶対にモノになるから、指名すべき」と裏方スタッフにも話していたそうだ。 移籍一年目の球団に「指名すべき」と進言する工藤監督もどうかと思うが、「巨人は守備の巧いチームだから、打ち損じを誘う技巧派のピッチャーを生かせる」との持論も展開していたそうだ。 それに対し、ヘッドコーチとなった原監督は守備練習のノッカーを買って出て、あとは、主力野手のティー打撃を見守っていた。「選手のレベルを上げていく。それが積み重なってチーム全体の…」と記者団に語っていた。 「原監督は野手陣が練習するメイングラウンドを離れませんでした。キャンプ訪問に来たOBが『ヘッドコーチになったんだから、ブルペンにももっと顔を出しなさい』とアドバイスをしていました」(当時を知る関係者) 原監督は野手出身なので、投手の指導には口出しをしないと決めていたそうだ。 工藤監督はチームに合致する選手かどうかを見て、原監督は個々を引き上げて、その集合体がチームであるという考え方なのかもしれない。チームが先か、個人が先か。正解はない。勝ったほうが正しいということになる。日本シリーズは2試合を終え、速球派とアンダースローの両投手を強力打線にはめ込んだソフトバンクに軍配が上がり、原監督はエース菅野智之の投入で流れを変えようとしている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月20日 11時30分
西武・中村、「復活」でチームの2連覇に貢献 悔しさと円熟味が加わった打棒、来季こそ悲願のCS突破を演出できるか
2019年シーズン、最後の打席は真ん中高めのボールを引っ張り、中村らしい痛烈な打球でレフト前へはじき返したものとなった。クライマックスシリーズ(CS)最終戦、西武ライオンズ4番・中村剛也は8回裏の先頭バッターとしてヒットで出塁するも、チームは6点のビハインドを跳ね返すまでに至らず、3対9でソフトバンクに敗れ、パリーグ王者である西武ライオンズは、今年も日本シリーズへの出場は叶わなかった。 2年連続、王者としてソフトバンクとのCSファイナルステージ、連日のように出塁していたものの、勝利に導く豪快なホームランは最後まで放てずに終わった。ペナントレースからポストシーズンまで、ライオンズを支えた4番は予想通りの徹底マークに合い、中村は初戦からホークス投手陣のストレートに押し込まれる場面が目立ち、最後まで思うようバッティングをさせてもらえなかった。 ペナントレースでの西武打線は今季も猛威を振るった。チーム総得点765は両リーグ通じて最多であり、打線の中心として存在感を放ち続けたのは紛れもなく中村だった。36歳となった今年、123打点で自身4度目となる打点王に輝き、共に3ケタの打点を稼いだ山川穂高、森友哉の「100打点トリオ」の破壊力は相手投手陣を震え上がらせた。また、連覇の原動力となったことはもちろん、歴代3位の6度の本塁打王、平成以降の日本人選手では元ソフトバンクの松中信彦以来2人目となる120打点以上を今シーズン含め計3度記録、通算満塁本塁打20本は史上1位と、もはや日本プロ野球屈指のスラッガーと呼んでも過言ではない。 現在の西武ライオンズというチームは、昭和から平成初期にかけ、黄金期を築き上げた頃のチームに迫らんとする打力を持ち合わせている。豪打の打線の大黒柱とも言える中村剛也の存在は、打席に立ち、バットを構えただけで圧倒的なまでの威圧感を放っている。その雰囲気はかつての黄金期よりさらに遡り、一時代前の「野武士軍団」と呼ばれていたころのライオンズの猛者たちの匂いさえ感じさせる。 圧倒的なチーム力でパリーグを制しながらも、届かなかった日本一のタイトル。それでも悔しさを味わい、円熟味が加わった中村剛也のスケールの大きな豪快なバッティングが来季も見られるとするならば、リーグ3連覇と、そして悲願となったポストシーズン突破は決して夢ではないはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年10月19日 18時00分
ラグビーW杯日本戦の高視聴率を受け、高騰しそうなあの五輪競技の放映権料
日本テレビが13日に中継した、ラグビーW杯「日本VSスコットランド」の平均視聴率が39.2%を記録した(関東地区・ビデオリサーチ調べ、以下同)。 各メディアによると、瞬間最高視聴率は午後9時41分、ラックから出たボールを山中亮平選手が蹴り出し、日本代表が史上初の決勝トーナメントを決めた場面で53.7%を記録したという。 「日テレが中継した日本代表の前試合・サモア戦も32.9%の高視聴率。それを上回るだろうとは思っていたが、かなり数字を伸ばした。次戦の南アフリカ戦はNHKが生中継するが、50%超えは確実では」(テレビ局関係者) 4年前のW杯初戦で日本が奇跡的な勝利を収めた南ア戦は日テレがまさかの録画放送。以後の試合は生中継され、今大会は日テレとNHKが放映権を獲得したが、かなりお得なビジネスだったようだ。 「フジテレビのW杯バレー中継で30億円と言われているが、今回、日テレがラグビー中継で支払ったのは10億円。バレーは視聴率が取れていないので、費用対効果で考えると日テレの上層部は笑いが止まらないだろう」(広告代理店関係者) しかし、今回の高視聴率を受けて高騰しそうなのが、来年の東京五輪で実施されるあの競技だという。 「前回のリオ五輪では4位で惜しくもメダルを逃した男子7人制ラグビーです。15人制と同じ大きさのコートでプレーし、時間を短縮しかなり試合展開がスピーディー。おまけに、FWタイプの大きな選手はあまりおらず、走力重視の万能型がそろっています。さらに、日本代表には今回のW杯で活躍し、東京五輪を最後に医師への挑戦を宣言している福岡堅樹選手も選ばれるでしょうから黙っていても注目度はアップする。日本ではラグビーで視聴率を稼げることが今大会で証明されたこともあり、主催者サイドはここぞとばかりに放映権料を釣り上げてくるでしょう」(同) 果たして、どこの局が放映権をゲットするかが注目される。
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スポーツ 2019年10月19日 07時00分
ラグビーW杯「歓喜」の裏で… 一部試合中止が東京五輪に悪影響の懸念
ラグビーW杯で日本は、10月13日に行われたスコットランド戦に勝利し、悲願の決勝トーナメント進出を決めた。列島が歓喜に沸く一方、日本のラグビー界どころかスポーツ界全体に影響を及ぼす事態が進行している。 スポーツ紙記者が語る。「台風19号の日本上陸に伴い、12、13日に予定されていた3試合が荒天のため中止となりました。これに各国のラグビー関係者が激怒しているのです」 特に紛糾したのが、イタリアの代表選手たちだ。「12日に開催予定だったニュージーランド対イタリアの一戦は、イタリアが勝利すれば決勝トーナメント進出という重要な試合でした。中止となれば引き分けで戦わずして敗退確定なのに、日本ラグビー協会を中心とする組織委員会は中止という判断に至った。イタリア側が激怒するのは当然です」(同・記者) 今大会でイタリア代表を引退するパリセ主将は「台風の季節というのは分かっていた。代替案を考えておくべきだった」と、組織委を痛烈に批判した。「台風ルートが外れた西日本で、無観客での試合開催はできたはず。事前にこうした事態を想定していなかったため、後手を踏んで対応できなかったのです」(日本ラグビー協会関係者) 運営の下手打ちと指弾されるのは仕方ない状況だが、今回の試合中止のニュースが世界中で報じられたことによって、スポーツライターは次のように懸念する。「日本は台風が襲来しやすく、その場合は交通インフラが機能しないので、試合が開催できないという地理的ハンデが世界にバレました。ラグビーのみならず、サッカーや五輪などあらゆる国際スポーツの今後の誘致活動に支障を来します。少なくとも、イタリアは今後、日本には絶対に投票しないでしょう」 また、来年の東京五輪では外国人客の来場が見込まれていたが、「日本は台風が来るから試合が中止になる」というイメージが染みつけば、集客がガクンと落ち込むことにもなりかねない。「東京五輪がガラガラとなれば、小中学生の動員が相次ぐでしょう。ただ、やり過ぎると高額のチケットを購入した一般客が『俺より、タダ見のガキの方がいい席で見てるじゃねーか』と揉めだします」(前出のスポーツ紙記者) 台風19号は、将来の日本のスポーツ界にも重大な影響を与えたようだ。
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スポーツ 2019年10月19日 06時30分
巨人、原監督が周囲から「変わった」と言われているワケ “怒っても喜ぶ”若手に感化された?
「ねえ、原監督って、どうなの?」 クライマックスシリーズ(CS)を終え、セ・パ両リーグの日本シリーズ進出チームも決定した。そのCSの最中、パ・リーグを取材していたら、複数の球団スタッフに巨人・原辰徳監督(61)について質問を受けた。特定の担当球団を持たず、全球団をフォローするスポーツメディアの遊軍記者も“逆取材”があったそうだ。 対戦する巨人の情報を集めるためかと思ったが、そうではなかった。「原監督が変わった」というのだ。 「原監督は3度目の指揮、過去12年の采配を見ているので、普段、対戦のないパ・リーグでもどんな監督なのかは分かっているつもり。今季の原監督は明らかに今までとは違う」 これは、CSファイナルシリーズで敗れた埼玉西武のスタッフがこぼしていたセリフ。シリーズで対戦する福岡ソフトバンクも同様の感想を抱いているようだ。 「ピリピリしたものがなくなったというか…。我々の知っている原監督は、チームの好不調で雰囲気が明らかに違っていました。負けが込んでいるときはイライラしていて、連勝中はすこぶる上機嫌で。善くも悪くも分かりやすい指揮官でした」(パ・リーグ関係者) 3度目の指揮、2015年の退任から3季が経過しているので、選手も入れ代わっている。昨秋キャンプ、春季キャンプ中の私見を言わせてもらえば、選手に話し掛ける場面が多くなったように映った。前政権にはいなかった新しい選手たち、特に若手を知りたいと思ったのだろう。 「20代の選手たちがそうですが、原監督のご子息よりも年下です。また、原監督は彼らの父親よりも年上なんですね。そういう世代と話をして、今までのやり方、第二期政権と同じことをやっていたら勝てないと悟ったようです」(チーム関係者) どの球団の監督もそうだが、「褒める、叱る、諭す」といった方法で選手を育てていく。怒って伸びる選手もいれば、その反対もいる。それを見極めるのも大切だが、原監督は20代の新しい選手と接し、これまでと違う感想を持ったという。「褒めても、叱っても、同じ反応が返ってくる」と。父親よりも年上、かといって、祖父母よりは若い。そういう年齢の“上司”に叱られても、喜んでいたという。 「原監督の現役を知らない世代です。(第二期までの)12年も監督を務めた人に声を掛けられたので、喜んでいたみたい」(前出・同) こうした反応に原監督も驚いていた。しかし、浮かれてはいなかった。原監督は「一軍戦力にレベルアップさせるには、どう接していくべきか?」と考え、“全て”を教えなかった。たとえば、二塁手が「4−6−3」の併殺プレーを成立させなかったとする。その時は「二塁ベースへの送球が遅い。ショートの坂本が一塁に送球しやすいように投げたのか?」と問う。指摘された若手は遊撃手と二塁手の呼吸の大切を知り、そこから先の再現練習は守備担当コーチに託した。コーチも「練習量を増やせば良いというものではない。どんな練習が必要なのか、自分で考えてみろ」と指導したそうだ。 原監督の第二期政権までを知るセ・リーグの対戦チームは、今季半ばから「巨人が強くなったというよりも、原監督が変わった」と思い始めたそうだ。60歳を過ぎて、考え方を変えるというのは並大抵ではない。しかし、組織を統括するリーダーとして柔軟な発想を持つことは大切だ。 新しい原野球を知らないパ・リーグは警戒心を強めていた。(スポーツライター・飯山満)
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