スポーツ
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スポーツ 2019年09月17日 19時15分
巨人・宮本コーチの“無責任発言”に批判噴出! 菅野抹消、二転三転する態度に「ズムサタに帰れ」の声
腰痛のため、16日に一軍登録を抹消された巨人・菅野智之。エース右腕は、残りのレギュラーシーズンでは登板せず、ポストシーズンでの復帰を目指すと各メディアが報じている。 今月5日に今回と同じく腰痛で登録を抹消された菅野は、最短となる10日間で一軍に戻り15日阪神戦で先発登板。しかし、「4回4失点・6被安打」と結果を残せず、4回限りで自らマウンドを後にしていた。 一軍復帰もむなしく即抹消となった菅野に対し、ネット上のファンからは「こんなことになるってことはよっぽど腰の状態が悪いのか」、「ポストシーズンで投げたらまた悪化しそう」、「もう今シーズンは投げずに治療に専念してほしい」と心配する声が続出した。 その一方で、「宮本コーチは菅野の状態ちゃんと見てなかったの?」、「腰痛が10日で治るわけないだろ、素人でも分かるぞこんなこと」、「本気で投げられると思ってたならさすがに適性を疑う」、「体調関係なく投手を酷使するなら辞任してズムサタに帰ってほしい」といった、宮本和知投手総合コーチへの批判も噴出している。 批判の矛先が向けられている宮本コーチは、前述した5日の抹消時に「菅野は最短10日で戻ってこられる」と報道陣に対し発言。また、15日の登板にあたっては、「状態は完璧」とまで口にしていたことも伝えられていた。 しかし、今回の一件が起こると、宮本コーチの口調は「10日間じゃ足りなかった」と一転。この点に関しても、ネット上には「じゃあなんで投げさせたんだ」、「登板前に『完璧』って言っておいて、蓋を開けたら『やっぱり足りませんでした』ってどういうことだよ」、「発言が二転三転するコーチは信用できない」といった批判が寄せられている。 そもそも、チームは15日試合前の時点で優勝マジックを「6」まで減らしており、2位DeNAとのゲーム差も「4.5」。優勝争いも圧倒的に有利という状況の中、満身創痍の菅野を最短で復帰させる必要があったか、大いに疑問が残ると言わざるを得ない。 「28登板・15勝8敗・防御率2.14・200奪三振」で2年連続沢村賞に輝いた昨シーズンから一転、今シーズンは「22登板・11勝6敗・防御率3.89・120奪三振」と大きく数字を落としている菅野。宮本コーチをはじめとした首脳陣の判断ミスも、不調が長引く一要因となっているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月17日 17時50分
千葉ロッテが画策する「東の猛虎」掛布&鳥谷の両獲り(1)
千葉ロッテマリーンズが、先日、阪神タイガースから引退勧告された鳥谷敬内野手(38)と掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、64)の“両獲り”に乗り出した。掛布氏をGMに迎え、来オフに井口資仁監督(44)とポストをチェンジ。「ミスタータイガース」鳥谷を旗頭に千葉を“東の猛虎”に大改造するという驚愕のプランの全貌とは――。 9月も中旬を迎えて、両リーグとも熾烈な首位争いが続く一方、下位チームは早くもストーブリーグに突入した。セ・リーグでは9月8日、最下位に沈むヤクルトの小川淳司監督が進退伺いを出したことが明らかになり、事実上の解任が決定。パ・リーグでもオリックスと最下位争いに低迷する日本ハム・栗山英樹監督の続投が微妙になってきた。「そんな中、ロッテは楽天と3位争いを展開中で、クライマックス・シリーズ(CS)の出場の可能性があり、監督交代の動きはない。井口監督は今季が3年契約の2年目。球団幹部、選手の信頼も厚く、続投の方針は揺るがないにもかかわらず、ロッテが“ミスタータイガース”掛布氏の担ぎ出しに本腰を入れたことで、球界に波紋が広がっている。狙いが、“ポスト井口監督”にあるからだ」(スポーツ紙デスク) 各メディアの報道によると、オーナー付SEAとして2017年から試合や他球団のキャンプなどを視察してチームづくりの助言をしてきた掛布氏がタテジマと別れることになったのは、昨オフの契約更新の際、球団幹部が「これが最後になります」とけんもほろろに最後の1年になることを伝えてきたから、とされている。しかし、本誌が入手した情報によれば、阪神の功労者であることを忖度し、タテジマのしがらみから解放したのが真相のようだ。 この時期に「退団」を公表したのは、水面下でロッテ入りの話が進んでいたから。千葉は掛布氏の故郷。「最後のご奉公は生まれ故郷で」というのがかねてからの願いで、その気持ちに報いたのだという。「阪神のオーナー付という肩書きのままでは、非公式であれ、ロッテとの交渉に制限がつきます。そこで『阪神とは今季限りで関係ない』ということを世間に知らしめる必要があったのです。阪神で一軍監督に就任する夢はこの先も難しい。とすれば、可能性のあるところでそれを叶えて欲しい。それが球団の思いやり。ロッテが掛布氏を欲していることを追認したわけです」(阪神OBの野球解説者) とはいえ、ロッテが井口監督の続投を決めながら、掛布氏にちょっかいを出すのもおかしな話。しかし、井口監督の意向に沿ったチーム編成が背景にあるのだ。 井口監督が目指すのは、ベンチワークにとどまらず、もう一つ上のステージだ。福岡ダイエーホークス、シカゴ・ホワイトソックス、千葉ロッテなど日米の野球界の第一線で活躍し、ワールドシリーズにも出場した実績を持つ井口監督が思い描く最終形は「GM(ゼネラルマネジャー)での球界刷新」なのだ。 日本の球界では、トレードが頻繁ではなく、埋もれている選手がゴマンといる。MLBのようにトレードを積極活用したり、現役ドラフトを取り入れるなどして、選手がフルに働ける環境を整えたい。首都圏の地方球団ならそれがやりやすい…。(明日に続く)
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スポーツ 2019年09月17日 17時30分
阪神、矢野監督が元中日・井上氏を抜擢するワケ 「駆け引き」による1・2番コンビの成長も狙いか
地味な人選のように伝えられているが、大きな成果が期待できそうだ。このコーチ人事で、矢野燿大監督(50)の目指す野球スタイルも見えてきた。 矢野阪神から早くも来季の新コーチ人事案が伝えられた。正式発表ではなく、“球団内部から漏れ伝わってきた情報”として扱われていたが、新打撃コーチに元中日二軍監督の井上一樹氏(48)の名前が挙がっているという。 関西方面で活動しているプロ野球解説者がこう言う。 「一軍と二軍の入れ替えを含め、色々と意見交換をしていると(阪神首脳陣が)言っていました。コーチの外部招聘も否定していませんでした」 井上氏の名前を見てピンと来たのが、「矢野監督のルート」。中日でプロ生活をスタートさせ、阪神で引退。阪神フロントの前で、気心の知れた中日時代の同僚の名前を出したのだろう。また、こうも考えられる。阪神には大山、陽川、中谷、江越といった長打力を秘めた右バッターがいる。チーム総本塁打数の少ない阪神にとって(89本リーグ5位/9月16日時点)、まだ覚醒していない彼らを一人前にすることが一番の強化策だ。左打ちだった井上氏よりも、「右打ちのOB」、「長距離砲を育てた実績のある人」を招聘すべきではないかと思った。 しかし、「なぜ、左打ちの井上氏なのか」を考えた場合、今の阪神の弱点がピンポイントで重なってくるのだ。 「チャンスは多くなればなるほど得点できやすいし、それがウチの野球だと思うんでね」 これは、ペナントレースも「残り15試合」となった9月10日に出た矢野監督のセリフ。「1番・木浪、2番・近本」の左打ちの新人2人を、最後までこの打順で使い続けると断言した。 2人とも、新人として合格点の付けられる活躍だが、1、2番コンビとしては“アマチュア以下”だ。木浪が出塁しても近本で併殺、あるいは、走者を進められないといった雑な攻撃を続けている。 野球には得点差、イニング、相手投手の好不調などによって、攻撃の選択肢が変わってくる。バントなのか、右方向に打って走者を進めるのか、それとも、強攻策に出るべきか。そういった状況に応じた工夫が、この1、2番コンビには見られないのだ。 井上氏は長打が売りだったが、玄人受けする選手でもあった。それは、「たとえ自分がアウトになっても、最低限の仕事として、走者を進めるための打撃技術」を持っていたからだ。 「現役時代の井上氏は、対戦ピッチャーと駆け引きができていました。単に右方向に打って走者を進めるだけではなく、2ストライク以降もファールを意図的に重ね、投球数を多くさせたり」(前出・プロ野球解説者) また、阪神には糸原、高山といった伸びしろを持った左バッターもいる。1、2番コンビが機能し、糸原、高山が成長すれば、得点効率は絶対に上がる。 矢野監督はチャンス・メイクのできる選手をたくさん作り、一発に頼らなくても得点を挙げることのできる打線を理想としているのだろう。井上氏の招聘。実現したら、阪神打線を変貌させる可能性がある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月17日 11時30分
オリックス、黒い猛牛効果的中も5年連続負け越し決定!希望は猛牛三銃士のタイトル争いに
1分けを挟み9連敗中だったオリックスは、14日から京セラドーム大阪で開催した楽天との3連戦を、今年の『Bs夏の陣』で着用して好評だった“ストロングブラック”ユニフォームを再着用して臨み、初戦は“エース”山岡泰輔が、2戦目は“神童”山本由伸が楽天打線をピシャリと抑えて2連勝。連敗を止めるだけでなく、連勝してみせた。しかし、3戦目は“投げる先生”アルバースが4失点。ディクソンも3失点してしまい、連勝がストップ。CS出場圏内である3位のロッテとは、再び6.5ゲーム差に開いてしまった。残り11試合で5年連続の負け越しも決定し、「最後まで諦めない」気持ちに変わりはないが、少しずつ選手起用に変化が出てくるかもしれない。 14日には、ドラフト1位の高卒ルーキー太田椋内野手を一軍に昇格させた。16日現在、ヒットは出てないが、四球を選んだり、軽快な守備でショートを守っている。初安打が出るまでは使い続けて欲しいと思わせる新鋭だ。 また、オフシーズンのプレミア12、そして来年の東京オリンピックを狙っている“猛牛三銃士”こと、“マッチョマン”吉田正尚、山岡泰輔、山本由伸の3選手はタイトル争いに絡んでいる。正尚は打率部門で2位の成績。1位の西武、森友哉との差は8厘差と少し離されたが、まだ可能性はある。山岡は勝率が.733でトップ。今年は規定投球回数に到達している選手がわずか3選手と少ないことから、山岡にチャンスが巡ってきた。残り2試合を勝てば確実に獲得できる。そして注目は、防御率1.72と“隠れ”1位の由伸。2位の日本ハム有原航平が2.52なので、由伸が規定投球回数に達すれば間違いなく受賞する。規定までは残り12.1回と迫っており、残り2試合を“いつものように”登板すれば、問題なく到達するものと思われる。 西村徳文監督もタイトル争いに関しては、「獲らせてあげたい」というスタンスなので、チームのCS出場の可能性は限りなく低くなってしまったが、猛牛三銃士のタイトル獲得には大きな希望を持たせて欲しい。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年09月17日 10時59分
真の“世界一”を目指し那須川天心、ONEと契約中のロッタン戦再戦に意欲!「世界に存在を知らしめたい」
RISEクリエーション『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』▽16日 千葉・幕張メッセ イベントホール◎RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント決勝戦(3分3R延長2R)○那須川天心<日本/TARGET/Cygames/初代RISE世界フェザー級王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者>(判定3-0)●志朗<日本/BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者>※判定は30-29、30-28、30-28 3月の東京・大田区総合体育館での1回戦、7月の大阪・エディオンアリーナ大阪での準決勝に続いて、“神童”那須川天心が提唱し、実現した世界トーナメントの決勝戦が16日、千葉・幕張メッセで開催された。会場には約7,000人の超満員のファンが詰めかけ、天心のグッズ売り場と、タピオカドリンクを販売した臨時店舗には長蛇の列ができる盛況ぶりだった。 この試合に関しては、盤石の準備をして来た天心だったが、ひとつだけモヤモヤしていた問題があった。フィジカルトレーナーで、毎試合バンテージを巻いてくれているニック永末氏の存在だ。実は、決勝戦の相手である志朗もニック氏が担当しており、この日は両者のバンテージを巻き、ニック氏は志朗のセコンドに付いた。これは天心にとって計り知れないほど精神的なダメージを背負ったようで、「今回は敵陣営に味方がいる」「思わず泣いてしまった」「もうこういうのはやめてもらいたい」と試合後に本音を漏らしている。 しかし、試合は志朗の奇襲があったが、「あれはパフォーマンスだと思う」と冷静に対応。プレッシャーを掛け続けることで、終始、天心と志朗の距離が開くことはなく、的確にパンチをヒットさせていった。結果は3Rの判定となり、天心も「技術的に高い攻防で、1個、気を抜いたらやられるっていう試合でした。玄人好みの試合になってしまった」と反省しつつ、「世界」の称号を手に入れられたことに関しては素直に喜んでいた。 優勝賞金の1,000万円は、台風15号の被災者や、ピースプロジェクトに寄付する意向を明らかにしている。 「1,000万円入ったからって何だと。もっと上を目指しているので。それより僕の試合を見て、『励まされた』とか『元気になった』とか言ってもらえたり、僕が他人にとって分岐点になれるって凄いことだと思う。僕はもっと助けたいですね」 そう。那須川天心は「もっと上」を目指しているのだ。もともと今回のトーナメントは、昨年6月の幕張大会で大苦戦を強いられたロッタン・ジットムアンノンと、決勝で対戦することを描いて臨んだトーナメントだったが、ONEチャンピオンシップと契約したロッタンは、トーナメント出場を辞退したという経緯がある。天心は今回“世界一”の称号を手に、「日本だけに収まらず、世界に出て自分の存在を知らしめたい」と、真の世界一を目指すため、海外の強豪と対戦していきたい意向も持っており、ロッタンとの再戦については「やりたいですね。やるでしょう」と語り、数少ない“課題”はクリアしておきたいようだ。だが、ロッタンは「ONEでやりたい」と今年3月に話していただけに、武尊戦同様、「契約」がネックになりそう。 「時間がないので」 この日の天心はこの言葉を何度も使った。これは何を意味しているのかは本人のみぞ知ることかもしれないが、次戦はまだ「未定」とも語り、「少し休みたい」としながらも、大晦日前にもう1試合組まれる可能性はある。それはRIZINか?それともONEなのか?もし残された時間が少ないのであれば、キック界が最高に盛り上がるカードを次々と実現させてもらいたい。結果、格闘技界は必ずや世間に向かって盛り上がるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月16日 22時30分
新日本シリーズ最終戦、9.22神戸ワールド記念ホール大会展望!メインは内藤対ジェイ!
現在シリーズ真っ最中の新日本プロレスは22日、兵庫・神戸ワールド記念ホール大会でシリーズ最終戦『DESTRUCTION in KOBE』を開催する。 昨年の同時期に開催された『DESTRUCTION in KOBE』のメインイベントでは『G1クライマックス28』覇者で、1.4東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証を保持していた棚橋弘至が、オカダ・カズチカを挑戦者に逆指名して対戦。熱戦の末、棚橋が久々にオカダを破る好勝負だった。試合後はジェイ・ホワイトがオカダ、棚橋を急襲。オカダの救出に現れたと思われた外道がイスを振り上げるとジェイではなくオカダを殴打し、ジェイとともに滅多打ちにする事件が発生した。これが後のバレットクラブへの合流と、棚橋とオカダの電撃合体に至るという、現在の新日本マットの流れを左右する大会だった。 今年は、内藤哲也が持つIWGPインターコンチネンタル王座に、昨年バッドエンドを演出したジェイがメインイベントで挑戦する。内藤、ジェイともに、IWGPヘビー級王座と史上初の2冠を目指す。同じく来年1月の東京ドーム2連戦でのIWGP2大王座挑戦を狙う『G1クライマックス29』覇者、飯伏幸太を意識した試合をしなければならない。今年のG1公式戦最終戦で内藤の決勝進出を阻み、飯伏の待つ決勝の舞台に立ったジェイは惜しくも敗れ準優勝に終わったものの、内藤から奪った白星が今回のチャンスにつながったのだからまだツキは残っている。インターコンチ王座を巡る闘いは、ドーム前は11.3エディオンアリーナ大阪大会が最後となるだろう。内藤とジェイの勝者が大きな鍵を握るのは間違いない。 セミファイナルでは、G1にジュニアヘビー級戦士として出場し、今シリーズからヘビー級に転向した鷹木信悟が、G1決勝進出を阻んだ後藤洋央紀との再戦に挑む。鷹木にとって神戸ワールド記念ホールはドラゴンゲート時代、ビッグマッチを開催してきた思い入れのある会場。“凱旋マッチ”で後藤に連勝というベストな結果を神戸のファンに見せつけたいところ。また今シリーズ開催されてきた『第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦』も公式戦の最終戦が行われる。今回、決勝戦はなく、最高得点の選手が優勝する。新日本対LA道場、ファレ道場という図式が出来上がっているヤングライオン戦線で、日本人選手が優勝するのか?それとも外国人選手が初めて優勝するのか?こちらも見逃せない闘いになるだろう。 今大会は年内最後の首都圏ビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』10.14東京・両国国技館大会へと続いていく。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月16日 17時30分
DeNA・柴田竜拓、今季は守備だけじゃなく打撃も好調! ブレイクを果たしチームの未来を照らせるか
ベイスターズのユーティリティープレーヤー・柴田竜拓。守りのスペシャリストは、ショート、セカンド、サードと内野の3ポジションを高いレベルでこなし、度々チームのピンチを救う。 スタメンではショート・大和の休養時や、ネフタリ・ソトが外野に回る際に、チャンスが訪れる。前半戦は度々チャンスをもらいながらも、「打てなかった」ことで結果を残すことができず、守備固めでチームを支えることが多くなった。 しかし、フォームなど「いろいろと微調整」を重ねたことが実を結び始め、8月は打率.395と打ちまくり、ファンの間でも「打撃開眼か!?」と話題になっているほどだ。9月10日のジャイアンツ戦では、デラロサの158キロの剛球に力負けせずにライトスタンドへ豪快に運んだ。11日もマシソンの難しいひざ元のスプリットを右中間へ2ベースをかっ飛ばすなど、打撃好調を維持している。 今季のホームランは、6月14日のホークス戦で、エース千賀滉大の150キロのツーシームを広いヤフオク!ドームのライトスタンドへ放り込み、8月17日はカープのレグナルトの144キロのストレートを同じくハマスタのライトスタンドへ打ち込んだ。小兵ながら小力のある打撃で、3ホーマーとも剛球投手から放っていることも興味深い。 プロ入り2年目の2017年の終盤は、セカンドのレギュラーポジションを掴み、ポストシーズンは全てのゲームでスタメンを張った。その時は打撃も好調で、CSファーストステージでは打率.462、セカンドステージでも.357とハイアベレージを残した実績もある。 現在、ショートのポジションは大和が手にしているが、31歳の年齢面を鑑みても世代交代を考慮する時期に来ている。対左ピッチャーの対戦成績が1割台と課題はまだあるが、対右ピッチャーだけでも結果を出し続ければ、大和との併用プランでのスタメン起用も増えることは十分考えられる。プロ4年目の25歳の柴田がブレイクを果たせば、ベイスターズのセンターラインを担う大切な存在として、明るく未来を照らす星となる。取材/文/写真 萩原孝弘
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スポーツ 2019年09月16日 12時10分
「時代遅れ」か否か? 張本勲氏の野球理論はなぜ物議を醸すのか
『サンデーモーニング』(TBS系)での発言が何かと話題になる野球解説者・張本勲氏。先日は大船渡高校の佐々木朗希投手が、岩手県大会の決勝戦に連投回避で登板しなかったことについて、「投げるべき」と発言し、批判を浴びた。 張本氏の野球解説については、しばしば「精神論」「古い」などと揶揄される。一方で、中高年層からは理解の声も聞こえてくる。そこで今回は賛否両論の張本氏が語る「野球理論」を検証する。・「手の怪我なのに走り込みが足らない」 張本氏はプロ野球選手というものは走り込みをしてナンボという考え方を持っており、身体のすべてを鍛えることが出来ると考えている様子。 2018年、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平選手が右肘内側側副靭帯を損傷した際、番組内で「走り込んでないから。ピッチャーは足が始動して、最後は脚」と指摘し、「嫌な練習から逃げるな」と上半身の怪我であるにもかかわらず、走り込み不足が原因であると批判した。 さらに、2019年春にも、楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大投手の右肘痛など、プロ野球選手に怪我人が相次いだことについて、「走らないから」と指摘。こちらも物議を醸すことになった。 プロ野球選手に走り込みは必要な練習とされているが、ただ走ればいいのかと言われれば、そうともいい切れないはず。しかし、この論理を支持する人もかなりいるようだ。・海外自主トレは観光 2019年1月、張本氏はプロ野球選手が温暖なオーストラリアやグアムなどに渡り、自主トレーニングをすることについて、 「海外でやっている人、あれは遊びに行っている。観光に行ってる。午前中練習で、午後は観光と飲めや歌えやの浦島太郎」 とコメントする。これには横にいた福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手が「効果がある」「練習している」と反論したが、張本氏は「そういう考えもある」と一笑に付した。 当然、この論理もネットユーザーから「何がわかるんだ」「決めつけるな」と厳しく批判されることになった。・筋力トレーニングを否定 2018年1月、阪神の糸井嘉男選手が自主トレで筋力トレーニングに打ち込む様子を見た張本氏は、「筋肉はよくない。下半身で打つべき。レスリングの選手じゃないんだから、野球に関係ある練習をしてもらいたい。変なところに筋肉が付くとスイングの邪魔をする」 と激しく批判した。最近はウエイトトレーニングで筋力を付け、球を飛ばすバッティングが主流となりつつあるだけに、若い人からは「時代遅れ」と揶揄されることになった。・故障寸前まで練習しろ 2019年9月6日に福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手がノーヒットノーランを達成。これを見た張本氏が、千賀投手が育成選手から這い上がり、エースとなったことを称賛する。 そして、 「倒れるぐらいまで練習しないと。故障する前ぐらいまで投げないとね、こんな良いピッチャーになれない」「素質があってね、大事にされ、楽にして、素質通りに伸びて大成して、何千万何億の選手になれると思いますか? なれませんよ」 と語気を強めた。この論理に、「怪我する寸前は人によって違う」「苦行を与えるようなやり方では現代の子は付いてこない」「精神論は古い」などと、批判されてしまった。 いずれの理論も、批判の一方で支持する人もいる。すべてが間違いとは言い切れないだろうが、精神論的な考えも多く、多くの人は支持していないようだ。 高齢となっていることから、コーチや監督就任は難しいと見られる張本氏。その理論がどこまで人を育てることが出来るのか、見てみたかったのだが。
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スポーツ 2019年09月16日 11時30分
日本ハム・栗山監督、来期の続投は決まっていない? 退任なら中田、斎藤佑ら既存戦力への影響も必至か
新旧の主砲は両立するのか? 清宮幸太郎(20)に違和感がなくなり、中田翔(30)の存在感の大きさを再認識させられた。 右手首の故障で二軍調整中だった中田が一軍に再招集されたのは、8月25日。チームは最下位転落もあり得る危機的状況で、「緊急昇格」でもあった。その間、4番抜てきもあり、スタメン一塁手として奮闘していたのが、清宮だ。中田復帰後は「一塁・中田、指名打者・清宮」という打順もあれば、中田が代打待機する試合もあったが、2人が揃うと、打線に破壊力を感じられる。 清宮に「違和感がなくなった」というのは、スタメン一塁手としてアナウンスされても、誰も驚かなくなったことを指している。中田の存在感とは、復帰戦で3安打2打点といきなり爆発したように、チーム全体を活気づけてみせたこと。この2人がシーズンを通して活躍すれば、日本ハムが下位に低迷することはないだろう。 「中田と清宮のどちらかが指名打者に回るという、単純な棲み分けにはならないでしょう。日ハムにはほかにも近藤、横尾など指名打者に回る可能性がある選手がいます」(スポーツ紙記者) しかし、栗山英樹監督(58)は「3人目の一塁手」も選択肢に入れているという。シーズン途中、巨人との交換トレードで獲得した宇佐見真吾(26)である。 「栗山監督は宇佐見を高く評価しています。途中加入でまだ日ハム投手陣の特徴をよく分かっていない。移籍直後から捕手で使ったのは、彼の打撃力を生かしたいと思ったからです」(球界関係者) そもそも、捕手の緊急トレードを決めたのは、昨季、正捕手の座を掴みかけた清水優心(23)が故障したため。捕手の頭数も足らなくなり、日本ハム側から巨人に宇佐見のトレードを申し込んだのだ。移籍後のハツラツぶりは説明するまでもないが、チームとしては「捕手・清水」も育てていきたい。両捕手を育てていくためだろう。来季の「一塁・宇佐見」案が検討されている。 セ・リーグの試合の解説が多いプロ野球解説者がこう続ける。 「巨人時代は阿部、小林、炭谷、大城との競争で捕手だけではなく、代打での出場も叶いませんでした。かといって、宇佐見の打撃力には惜しいものがあります。『試合に出してもらえる』という喜びが彼の打撃力をもっと高めるでしょう」 宇佐見が一塁手としてだけではなく、指名打者枠の争いでも名乗りを挙げてきそうだ。 もっとも、こんな意見も聞かれた。 「栗山監督は昨年オフ、契約任期を1年延長しました。進退について、球団は『シーズン終了後』という曖昧な言い方です(9月6日の発言)。もし下位低迷の責任を負うことになったら、チームは大きく変わるでしょう」(前出・球界関係者) 中田は好不調の波も大きく、清宮は一軍戦力として試合に出続ける体力がまだない。宇佐見に関する起用法も新監督に引き継がれるとは限らない。見方を変えると、日本ハムの主力は、栗山監督だから最大限のチャンスをもらってきた選手ばかりだ。斎藤佑樹も復活を信じてもらえないだろう。 「栗山監督の去就を理由に、中田がFA権を行使しないとも限りません」(前出・同) 指揮官が代わって、チャンスをもらう選手いれば、その反対もある。日本ハムがオフの主役になる可能性も高い。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月16日 06時30分
RIZIN、ライト級GP出場選手が決定!10.12大阪でRENA復活、山本美憂対ハム・ソヒも決定!
総合格闘技イベントRIZINは、RIZIN.19大阪大会(10月12日)の対戦カード発表記者会見を11日、都内で開いた。 RENAの復帰とライト級GPのエントリー選手8名が明かされたほか、追加カードとして山本美憂対ハム・ソヒも発表された。アメリカの総合格闘技(MMA)団体ベラトールからの復帰戦となるRENAは、地元大阪でカナダ出身のショーナ・ラムと対戦。柔術世界王者のマルコス・ヨシオ・ソウザはUFCでも活躍し「裸絞十段」の異名を持つ中村K太郎と、ライトヘビー級王者のイリー・プロハースカは元UFCファイターのファビオ・マルドナドとの対戦がそれぞれ決定した。 RENAはベラトールのニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン大会で敗れた後、SNSで「MMAに向いてない」などと弱気の発言をしていたが、この日の会見では「負けることは恐れずに、自分の強いところで勝負していきたい」と、得意とするストライキングにさらなる磨きをかけると強調、「地元大阪の力を借りてスカ勝ちしたい」と復帰戦をKOで飾ると宣言。いつものRENAスマイルを取り戻していた。RENAと対戦するラムは「RIZIN19でとても強く、経験豊富なRENAと対戦することになりました。私とRENAのファイトスタイルがぶつかれば間違いなく面白い試合になります。憧れだったRIZINの舞台で、そして日本で戦えることを光栄に思います」とコメントを寄せている。 勝った方が年末、RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加に挑戦することが有力視されている美憂対ソヒ。美憂は「ハム・ソヒ選手はこれまでの実績が証明している通り、世界のトップファイターの一人です。この階級で勝ち続ければ、避けては通れない選手だと思っていたので、指名してくれたことには感謝しています。さらに進化した姿をお見せし、しっかり勝ちたいと思います」と、強敵ソヒに勝って5連勝を決め、浜崎戦に駒を進めると誓った。 対するソヒは「10月12日の大阪大会で山本美憂選手と試合をします。山本美憂選手はアマチュアレスリングで実績を残している選手で、個人的にも好きな選手ですが、私はROAD FCのアトム級チャンピオンとして、それにふさわしい戦いを見せたいと思います」とチャンピオンとしてのプライドをのぞかせた。 年末に向けてRIZINの大きな軸になるライト級グランプリは、パトリッキー・“ピットブル”フレイレ(ブラジル)、ジョニー・ケース(アメリカ)、ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)、トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)、川尻達也(日本)、ダミアン・ブラウン(オーストラリア)、ルイス・グスタボ(ブラジル)、上迫博仁(日本)の8選手がエントリー。決勝は大晦日が予定されている。 今大会はフジテレビ系列のゴールデンタイムで全国中継されることが決定しているが、地元の関西テレビが協力することも会見で発表された。一部試合は生中継される。カンテレローカルの番組に、RIZINの選手が出演する可能性もあるだろう。 関西では年内最後の格闘技イベントのビッグマッチになるはずで、盛り上がるのは必至。なお試合開始時間は14時30分から14時に変更された。(どら増田)
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西田隆維のマラソン見聞録 第6話「走る環境とその対策」
2011年07月30日 17時59分
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2011年07月29日 15時30分
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2011年07月29日 15時30分
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“おんな人間狂気”AI、ついに初戴冠! 戦慄の蹴りで地下日本女子王座を強奪!! 7・24 地下プロレス『EXIT-80 CRESCENT』
2011年07月25日 15時30分
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スポーツ
Hカップのグラドルがチャンピオンべルトを奪取
2011年07月25日 11時45分
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スポーツ
斎藤佑樹が『プロの壁』にぶつかって、ドラフト候補生は下方修正
2011年07月25日 08時00分
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スポーツ
「原続投表明」で他球団スカウトにも動揺が…
2011年07月23日 17時59分
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スポーツ
西田隆維のマラソン見聞録 第5話「スポーツ選手活用体力向上事業〜その2」
2011年07月23日 17時59分
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スポーツ
日本プロ野球選手会がWBC出場ボイコットも…
2011年07月23日 14時00分
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スポーツ
真弓監督が決断「支配下登録70人をどう使いきる?」
2011年07月23日 08時00分
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スポーツ
低迷する巨人の原監督 来季も続投で決まり?
2011年07月22日 15時30分
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スポーツ
レジェンドチーム余裕の勝利、泉田ら力及ばず!!
2011年07月22日 15時00分
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スポーツ
2011年甲子園 群雄割拠の夏(2) 「プロ経験者の復帰条件緩和」
2011年07月22日 08時00分
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スポーツ
祝 なでしこJAPANに初スキャンダル ネットは大騒動!?
2011年07月21日 15時30分