スポーツ
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スポーツ 2020年12月28日 18時30分
スターダム、DDMの勢いが止まらない!新日本1.5ドームにもフルメンバー出場
女子プロレス団体スターダムは26日、年内最終興行『STARDOM YEAREND CLIMAX』を東京・後楽園ホールで開催した。 セミファイナルでは、ジュリア&朱里&舞華のドンナ・デル・モンド(DDM)と、アーティスト・オブ・スターダムチャンピオンチーム、中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカのコズミックエンジェルスと対戦した。 試合は舞華とウナギの先発でスタート。コズミックの集中攻撃に苦戦する舞華だが、何とか朱里にタッチすると、打撃と関節技でウナギを追い込んだ。DDMはウナギに狙いを定める。タッチを受けたたむは、ライバルのジュリアと激しく打ち合うが、最後は舞華がウナギから炎華落としでフォール勝ちを奪った。 試合後、舞華は「アーティスト王者のコズミックエンジェルスとやら。今必死に頑張ってるみたいだけど、われわれDDMにはまだまだ程遠いね。私たちがそのベルトをいただくまで、せいぜい頑張って鍛えておいてください。私は1月17日、後楽園ホールで林下詩美が持つ赤いベルトに挑戦し、チャンピオンとして日本武道館に臨みたいと思います」とアピール。さらにジュリアが「われわれDDMが女子プロレスをどんどん盛り上げるから、諸君たち、一瞬たりとも目を離すなよ!」と客席に呼びかけると、朱里も「来年はもっと大きな夢をつかんで最高に輝いていきたいと思います!」と力強くコメント。最後は舞華がメンバー全員の名前を叫んで締めている。 またスターダムはこの日、新日本プロレスの『レッスルキングダム15』1.5東京・東京ドーム大会のダークマッチとして16時から行われるスターダム提供マッチ2試合を発表した。岩谷麻優&中野たむの危険なコンビが、ジュリア&朱里のDDM最強タッグと対戦。林下詩美&上谷沙弥&AZMのクイーンズクエストは、舞華&なつぽい&ひめかのDDMと戦う。岩谷とジュリアは2年連続の出場、DDMはフルメンバーで東京ドーム出陣となった。◆スターダム◆『STARDOM YEAREND CLIMAX』2020年12月26日東京・後楽園ホール観衆 712人(チケット完売)▼6人タッグマッチ(20分一本勝負)ジュリア&朱里&○舞華(17分16秒 片エビ固め)中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ●※ 炎華落とし(どら増田)
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スポーツ 2020年12月28日 17時30分
DeNA・三原球団代表「26歳と若く、ストレート、変化球ともにトップレベルの評価」 メジャープロスペクト・ロメロにかかる大きな期待
ベイスターズは24日、フェルナンド・ロメロ投手と来シーズンの契約を締結したと発表した。ドミニカ共和国出身の右腕で、2018年にメジャーに昇格すると、先発として11試合登板し3勝、翌年には中継ぎとして15試合出場と活躍。今年はビザ発行の関係で登板はなかったが、プロスペクトとして注目されていた右腕は、ベイスターズにとって大きな補強となる。 球団編成のトップである三原一晃球団代表は「フェルナンド・ロメロ選手を獲得することができ、非常に嬉しく思います。26歳と若く、ストレート、変化球ともにトップレベルの評価で必ずやチームの力になってくれる」と大きな期待を口にし、「現時点では、先発としてローテーションの一角を担ってもらいたいと考えておりますが、先発、リリーフそれぞれ経験しており、これから春季キャンプ、オープン戦を通して、監督、コーチに適性を判断してもらいたいと思います」とコメント。 動画を見ると、踏み出した足が若干左に出るフォームで、シンカーとされる右バッターに食い込むツーシーム気味のボールは150キロ中盤をマークし、ストレートとほぼ同じ球速。チェンジアップも140キロ後半で落ち、外へ逃げるスライダーの切れも鋭い。イメージとしてはタイガースの西勇輝をグレードアップさせたような印象だ。 FAで抜けた井納翔一の先発、スペンサー・パットンの退団で空いたセットアッパーのポジションのどちらにでも対応できそうなピッチャーの獲得は、優れた編成能力の表れでもある。 昨年は同じくメジャーのプロスペクトだったタイラー・オースティンを獲得し、流石のパワーでNPBを驚かせた。奇しくも発表となった24日に26歳の誕生日を迎えたロメロ。若さ溢れる、脂の乗り切った時期でもあるだけに、日本野球界を席巻するようなメジャー級のインパクトを残してくれそうだ。 文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月28日 17時00分
巨人若手へのスパルタ指導に「まじモチベ下がるわ」 元巨人・笠原氏が杉内コーチに苦言、阿部二軍監督の“罰走予告”にもクレーム?
元巨人・笠原将生氏が28日に自身の公式ツイッターに投稿。巨人・杉内俊哉一軍投手コーチの指導方針に苦言を呈した。 笠原氏は、巨人が今年の日本シリーズで4連敗を喫したことを踏まえ、杉内コーチが来年からチームの若手投手に走り込みやウェートを厳しく課す意向を口にしたことを伝えた『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版)の記事リンクを投稿。 同時に、「(2軍選手)負けたの1軍やろ?まじ何してんの1軍 あーまじモチベ下がるわー 1軍が走っとけや」、「これがリアルな声」とツイート。一軍の日シリ敗戦を理由に二軍も含めたスパルタ指導を行うようなら、二軍選手のモチベーション低下は避けられないのではと苦言を呈した。 今回の投稿を受け、ネット上には「確かにとばっちりを受けたと感じて士気を下げる選手が出る可能性はゼロではない気がする」、「連帯責任を理不尽と捉える選手もいないとはいえないな」といた賛同の声が寄せられる一方、「去年も含めたら日シリ8連敗中なんだからこれぐらいは当たり前だろ」、「菅野(智之)が抜ける可能性あるし、少々強引にでも投手陣底上げしないとリーグ優勝すら危うくなる」と反発も挙がっている。 一方、「笠原はやらされる指導が嫌いなのか?この間も阿部(慎之助)二軍監督に噛みついてたし」、「杉内や阿部を批判する理由は一体何なんだ?現役時代になにか恨みでもあったのか?」といったコメントも複数見受けられた。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 「今回杉内コーチの指導方針に物申した笠原氏ですが、12日には阿部二軍監督の発言にも自身のツイッターを通じて苦言を呈しています。阿部二軍監督は11日に両国国技館で行われた『読売巨人軍2020シーズン感謝祭』でのトークショーで、来季も不甲斐ない二軍選手には容赦なく罰走させると発言。これに笠原氏は『川相(昌弘)さんが2軍で監督時に 罰走させてた時、あなた「高校野球じゃねぇんだから」って笑いながら言ってましたよ?』、『指導者になると考え方変わるの? 全力で指揮官に向いてないです』と反発しています」(野球ライター) 2009年から2015年まで巨人でプレーし、「80登板・7勝1敗3ホールド1セーブ・防御率4.34」と傑出した数字は残せなかった笠原氏。野球賭博への関与が発覚して2015年11月に球界を去っているが、もしかするとそれまでの現役生活での不満が現首脳陣への反発につながっているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____
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スポーツ 2020年12月28日 11時45分
元ヤクルト・古田氏、楽天監督就任の可能性が急浮上? 臨時コーチ就任で試される手腕とは
1990年代、強いヤクルトの象徴とも言える古田敦也氏が、来年2月の春季キャンプで臨時コーチを務める。2年連続での最下位、12球団ワーストのチーム防御率といった危機的状況を救うには最適なOBだが、その一報と同時に、こんな声も囁かれた。「楽天じゃないの?」――。 石井一久監督が東北楽天ゴールデンイーグルスのゼネラルマネージャーに就任した18年9月から、「そう遠くない将来、古田氏がクリムゾンレッドのユニフォームを着る」と目されてきた。それはヤクルト出身者のコーチとして要所を任されるためだが、今回の氏の古巣帰還に驚きの声も多く聞かれた。 >>楽天・石井監督、1年限りでの辞任を覚悟?異例の新戦力補強は優勝をもたらせるのか<< 「古田氏は06年から2年、監督を任されました。その時、着手したのがフロント改革でした。大手広告代理店、マネジメント業務に長けた者たちが外部スタッフとして招かれました。これまで球団業務に携わってきた人たちにすれば、面白いはずがありません」(ベテラン記者) 90年代、ヤクルトは野村克也監督の掲げる「ID野球」で日本一にも輝いた。その申し子であり、攻守においてチームに貢献してきた。07年に現役、監督を退いた後、なんとなく、距離ができてしまったのも、当時のチーム改革が影響しているという。 今回の臨時コーチは高津臣吾監督の要望によるもの。“14年ぶりの復帰”となる。高津監督が頭を下げて回ったのか? 本当にわだかまりがあったとしても、時間の経過とともに関係も修復したのだろう。 こんな声も聞かれた。新旧ID野球の申し子の“答え合わせ”だ。 「楽天時代に野村監督の薫陶を受けた嶋基宏捕手と、配球やデータ解析について確認するはずです。野村監督はヤクルト、阪神、楽天を渡り歩き、教える内容も少しずつ変えてきました。大元となる内容は変わっていないようですが、少しずつ新しいことを肉付けしていたと聞いています」(プロ野球解説者) 自軍の投手事情によって、配球も異なる。90年のヤクルト、阪神は年齢的なピークを過ぎた投手も多かったため、対戦バッターの裏をかくことや苦手コースを突いてきた。楽天時代は田中将大投手のような若いピッチャーを育てるため、映像を使った指導もしていた。 投手陣の再建だけではなく、今一つ伸び悩んでいる若手捕手の育成にも着手するそうだ。 「各球団が新しい監督を探す際、必ずと言っていいほど名前が挙げるのが古田氏です。兼任監督時代は好成績を残せませんでしたが、臨時コーチとして結果を残せば、復帰の話も本格化していきそうですね」(前出・同) 復帰先が古巣・ヤクルトになるとは限らない。楽天の石井監督も気にしているはずだ。今回の臨時コーチとしての手腕に注目しているのは、ヤクルトの関係者だけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月28日 11時25分
ロッテ中村奨吾キャプテン就任に井口監督「存在感を見せて欲しい」
千葉ロッテは26日、中村奨吾内野手のキャプテン就任を発表した。井口資仁監督は「(中村)奨吾にはチームの先頭に立って、存在感を見せて欲しいと思っています。責任感も強いし、いつもチームの事を最優先に考える自覚もあるので、彼ならチームを引っ張ることが出来ると思っています。まだまだ一回りも二回りも大きくなれる選手だし、本人もそうなりたいと常に思っている。彼にキャプテンを任せることで、新たに見えてくることや新たに芽生える気持ちもあると思います。来年、リーグ優勝を掴み取るために、奨吾には彼なりのスタイルでリーダーシップを発揮してもらいたいと思っています」と期待を込めたコメントを寄せている。 また、細谷圭内野手が今シーズン限りで現役を引退し、今後はコーチとして富山GRNサンダーバーズに派遣することが決まった。細谷は「15年間、応援ありがとうございました。あっという間の15年間でした。ファンの皆様が歌う『DREAMIN'』、本当に最高でした。富山でしっかりと勉強をしてきたいと思います。ファンの皆様、本当にありがとうございました。感謝をしています」とコメント。人気が高かった選手なだけに残念だ。 さらに、三家和真外野手、渡邉啓太投手も今シーズン限りで現役を引退することに。三家は今後スカウトに就任。渡邉はチームスタッフとして、一軍打撃投手兼用具補佐を行う。三家は「一軍の打席に立った時のファンの歓声が忘れられません。ZOZOマリンスタジアムのライトスタンドからの迫力ある応援は打席に立っていても凄いなあと思っていました。若くしてカープを自由契約になって独立リーグで3年間やらせていただき、縁あってマリーンズに来ることが出来ました。そしてプロ入り初ヒット、初本塁打を打つ事も出来ました。独立リーグに入る時には野球を辞める選択肢もあった中で、諦めずにやり続けて本当によかったなあと思います。逃げずにチャレンジしたことを自分では誇りにしています。スカウトとしては右も左も分かりませんが、マリーンズで活躍できる選手を見つけられるように、色々なところに足を運んで情報を集めて頑張りたいと思っています。ファンの皆様、本当にありがとうございました。皆様の声援は私の宝物です」と感謝の気持ちを述べると、渡邉は「3年間という短い間ではありましたが、マリーンズファンの皆様にはご声援をいただき、本当にありがとうございました。今後は打撃投手として選手が活躍できるように、しっかりとサポートしていきたいと思っています」と今後は裏方としてチームを支えていくことを誓った。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月27日 11時00分
ソフトB・柳田、年俸6億到達は不吉の前兆? 引退の引き金を引いた選手も、来季も結果を出すためのカギは
今季「119試合・.342・29本・86打点・146安打」といった成績をマークし、チームの3年ぶりリーグ優勝、4年連続日本一に貢献したソフトバンクのプロ10年目・32歳の柳田悠岐。23日、その柳田が契約更改に臨み、4000万円増の年俸6億1000万円(推定)プラス出来高でサインしたことを複数メディアが報じた。 昨オフに年俸5億7000万円(同)プラス出来高で7年契約を結び、今季がその1年目だった柳田。出来高をクリアした分だけ翌年の基本年俸に金額が上乗せされるという契約内容のため、今回の年俸6億円台到達は4000万円分の出来高をクリアしたことにより実現に至ったとみられている。 過去に年俸6億円台に到達した日本人野手は、現役時代に巨人(1993-2002)、ヤンキース(2003-2009)、エンゼルス(2010)、アスレチックス(2011)、レイズ(2012)で活躍した松井秀喜と、巨人(2001-2019)一筋でプレーした阿部慎之助のみ。柳田は球史を代表する打者だった両名に肩を並べることとなったが、この両名は到達翌年のシーズンでは明暗が分かれている。 >>中日・高橋の“恨み節”はまだ甘い?契約更改で生まれた迷言、「食事は松屋か吉野家にする」発言で猛批判された選手も<< 松井が年俸6億円台に到達したのは、「140試合・.333・36本・104打点・160安打」で首位打者を獲得した2001年オフの契約更改。翌2002年シーズン中に取得する海外FA権を行使しメジャー挑戦する意向を公言していた松井に対し、巨人は5年総額50億円という超大型契約を提示。これを松井は断り単年契約を結ぶが、金額はそれまでの5億円(同)から1億1000万円増となる6億1000万円(同)とプロ野球史上最高額(当時)となった。 メジャー移籍をにらみ単年10億円という破格の契約を蹴った松井は、翌2002年に「140試合・.334・50本・107打点・167安打」といった数字をマークし本塁打、打点の2冠を獲得。チームに2年ぶり30回目のリーグ優勝、2年ぶり20回目の日本一をもたらすなどきっちり結果を残したうえで、同年12月19日にヤンキースと契約しメジャーへ活躍の場を移した。なお、同年の松井を最後に球界では50本塁打をクリアした日本人野手は出ていない。 2013年に「135試合・.296・32本・91打点・125安打」といった数字を残した阿部は、同年オフの契約更改で3000万円増となる6億円(同)の単年契約でサイン。だが、翌2014年はシーズン序盤の5月に首を故障したことで打撃不振に。これを受けた首脳陣は守備の負担を軽減するため本職の捕手では無く一塁で起用するなどの策もとったが、結局「131試合・.248・19本・57打点・114安打」と前年から大きく数字を落とし、年俸も9000万円減の5億1000万円とダウンしてしまった。 阿部はその後、2015年にファウルチップを顔面に受けたことで首の故障が悪化し、2016年からは捕手を離れ一塁にコンバートされることに。それでも全盛期の打撃を取り戻すことはできないまま、2019年限りで現役引退を決断している。なお、この間年俸は毎年ダウンし続け、最終的に1億6000万円(同)まで下落している。 松井は活躍、阿部は低迷と到達翌年は明暗が分かれた過去の6億円到達日本人野手だが、阿部が結果を残せなかった最大の原因は首の故障。2017年に右脇腹、2018年に右太もも裏、そして2019年は左ひざ裏と近年は相次いで故障に見舞われている柳田は、自身のコンディションに細心の注意を払わなければ阿部の二の舞となってしまう危険性は高いだろう。 一方、活躍を収めた松井については、メジャー挑戦という目標が大きな原動力になったという見方ができる。柳田も本塁打王や打点王、さらには三冠王など、自身がまだ獲得したことの無いタイトルを目標に掲げてシーズンに臨むことが成績を左右するカギとなりそうだ。 契約更改に関する報道で「本塁打の最低ラインはキャリアハイ」と、自己最多記録である36本塁打(2018年)を超える目標を掲げたことも伝えられている柳田。リーグMVPにも選出された今季以上の活躍を来季、見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月26日 11時00分
議論飛び交う楽天・ロメロのオリックス復帰、実は正しい判断だった? 近年相次ぐ“出戻り”とは一線を画すワケは
NPBではこれまでオリックス(2017-2019)、楽天(2020)でプレーし、4年間で「406試合・.269・93本・255打点・399安打」といった成績をマークしている助っ人打者のロメロ。20日、そのロメロが来季オリックスに復帰することが決定的と複数メディアが報じた。 昨季限りでオリックスを退団し今年1月に楽天に入団したロメロは、今季「103試合・.272・24本・63打点・97安打」といった数字を残すも12月2日に楽天を自由契約に。報道によるとオリックスは自由契約後、本格的にロメロの獲得調査を進め、20日までに大筋合意に至ったという。 >>楽天・石井監督、1年限りでの辞任を覚悟?異例の新戦力補強は優勝をもたらせるのか<< 2017~19年にかけ69本塁打を記録した助っ人の復帰報道を受け、ネット上には「今季はなかなかいい数字だったし素晴らしい補強になるのでは」、「前回の所属時は故障ばかりしてたから仮に復帰しても信用できない」といった反応が多数寄せられている。一方、一部では「オリックスって今回のロメロみたいな出戻り復帰多くない?」、「ロメロ含めたらここ10年で3、4回目くらいじゃないか?」といったコメントも見られた。 球界では退団後の助っ人が年数を経て、再びその球団に復帰するケースはそれほど多くはない。ただ、オリックスに関しては今回のロメロを除いても、ここ10年で3回元助っ人が出戻り復帰を果たしている。 2010年シーズン途中の7月にBCリーグ・群馬からオリックスに入団したカラバイヨは、同年途中から2011年にかけ「40試合・.242・7本・18打点・30安打」と振るわず同年限りで戦力外に。翌年からは米独立リーグ(2012)、BC・群馬(2013-2014)でプレーを続けていたが、2014年にBCリーグで三冠王に輝いた打棒にオリックスが再注目。翌2015年2月の春季キャンプで入団テストを受けた上で同月16日に3年ぶりの復帰を果たした。 ただ、2015年シーズンのカラバイヨは5月までは11本塁打をマークしたが、6月以降はわずか1本塁打しか打てず最終成績は「64試合・12本・35打点・56安打」と今一つの数字に。結局、同年限りで再びオリックスを退団する結果となっている。 2009年1月に楽天から移籍してきたフェルナンデスは、同年9月の試合中に相手打者の打球を顔面に受け左頬骨を骨折した影響もあり「117試合・.261・15本・47打点」と数字を残せず1年限りで退団。その後はメキシカンリーグ(2010,2013)、西武(2010-2011)、楽天(2012)と国内外の球団を渡り歩き、2013年シーズン途中の7月にオリックスに4年ぶりの復帰を果たした。だが、復帰後は「25試合・.188・1本・4打点・15安打」とほとんど数字を残せず同年限りで自由契約となっている。 チームが前身のブルーウェーブ時代だった2002年に初来日し入団したセギノールは、「89試合・.204・23本・47打点・57安打」と打撃の確実性を欠いたため1年で退団。その後ヤンキース(2003)、日本ハム(2004-2007)、楽天(2008-2009)、米独立リーグ(2010)でプレーを続けた後、2010年シーズン途中の6月に実に8年ぶりに古巣へ復帰した。 44本塁打をマークし本塁打王に輝いた2004年から2009年まで、6年連続で2ケタ本塁打をクリアしていた。しかし、オリックスでは「11試合・.189・0本・3打点・7安打」と1本も本塁打を打てず、またしても1年限りでチームを去る結果となっている。 直近の3名はいずれも失敗に終わっているオリックス助っ人の出戻り復帰だが、この3名はいずれも復帰直前はNPB以外の球団でプレーしていたため復帰後、適応に苦しんだという見方ができる。だが、ロメロはNPB他球団からの移籍で今季もある程度数字は残しているため、3名のような末路をたどるリスクは低いだろう。 また、直近の3名が全員3シーズン以上のブランクを経て復帰しているのに対し、ロメロは1シーズンでのスピード復帰となる。最後にオリックスでプレーした2019年当時の同僚もまだ多くチームに在籍しているため、プレー面以外での適応にも障壁はなさそうだ。 今季のオリックスはチーム打率(.247)、本塁打数(90本)がリーグ4位、得点数(442得点)がリーグ最下位と攻撃力に大きな課題があることが浮き彫りとなっている。出戻り復帰を果たし来季に臨むロメロは果たしてチームの救世主になることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月25日 17時00分
DeNA・梶谷、巨人入りは金目当てでは無かった? FA移籍の意外な真相を明かす、あの選手も決断の決め手に
元横浜で野球解説者の高木豊氏が24日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、巨人のプロ14年目・32歳の梶谷隆幸がゲスト出演。今オフのFA移籍の真相を語った。 2007~20年にかけ横浜・DeNAでプレーした梶谷は11月27日にFA宣言し、12月14日に4年総額8億円(推定)での巨人入りが決定。高木氏のユーチューブチャンネルに初出演し、FA宣言前に抱えていた悩みや巨人入りの決め手を語った。 2006年の高校生ドラフトで3位指名を受け横浜に入団し、今季まで「895試合・.269・119本・397打点・840安打」といった数字を残した梶谷。14年間過ごしたチームには恩や愛着を強く感じており、宣言前は「最後までいて終わった方がいいのか」と慣れ親しんだチームで現役を全うすべきではないかと悩んでいたという。 その一方で「変な気を遣わない、環境が変わらないことが自分にとっては良くないんじゃないか」と、環境を変えた方が野球選手としてさらに成長できるのではとの思いもあったという梶谷。安定か、それとも挑戦かと悩んだ結果、「1回きりの野球人生なので、環境を変えて飛び込んでみたい」という結論に至ったという。 今季年俸7400万円(同)から大幅アップとなる単年2億円での4年契約という好条件で巨人に移籍したこともあり、金銭面が最大の理由なのではとの見方も根強い梶谷。しかし、本人は家族のことがあるため金銭面ももちろん大事としつつも、それ以上に成長するため環境を変えたいと強く思ったことが最大の理由だったと説明。また、巨人入りを決めたのは、原辰徳監督から直接「欲しい」、「1番(打者のスタメン)で出てほしい」と熱意を伝えられたことが大きかったという。 ただ、梶谷にとっては原監督の言葉と同じくらい、1988年生まれの同級生である坂本勇人の存在も移籍を決断した大きな理由だったとのこと。動画内で詳しい理由は明かさなかったが「勇人と野球をやりたいなっていうのは昔から思っていた」と、以前から坂本と同じチームでプレーしたい気持ちがあったことを明かしていた。 この他にも梶谷は今回のFA宣言・移籍を自身も「おめでとう」と思っている理由や、来季から着用する新背番号「13」への思い入れなどについて動画内で語っている。 >>巨人の“ベテラン軽視”に「何たる仕打ちか」ファン激怒亀井・陽は命拾いも…FA補強が仇となった大騒動<< 今回の動画を受け、ネット上には「金額よりも環境を変えたいっていう気持ちが強かったのか」、「宣言から移籍まで2週間ちょっとだから最初から出る気だったんだなって思ったけど、ちゃんと残留も悩んでくれたことが知れて良かった」、「坂本と一緒にプレーしたかったっていうのは初耳」、「坂本は同い年なのにもう2000本安打達成してるから、同リーグで戦ってて相当刺激を受けたのが理由かもしれないな」といった反応が多数寄せられている。 14日に行われた梶谷の入団会見では、原監督が来季の打順として「1番梶谷・2番坂本」という構想を明かしたことが伝えられている。坂本とコンビで上位打線を担うことを原監督からも期待されている梶谷だが、果たして来季どのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年12月25日 11時10分
ヤクルト・小川、FA残留は不幸の予兆か 奥川と明暗が分かれる? 7億円ゲットも本人は不服か
「残留する。間違いない」――。12月24日夜間、フリーエージェント権(以下=FA)を行使した東京ヤクルトの小川泰弘投手が残留するとの情報が駆け巡った。その一報だが、「残留せざるを得ない」というものだった。他球団からのオファーはなかったようだ。また、残留交渉に当たった東京ヤクルト側も「年越し交渉はしない」と伝えていたそうだ。 「今季8月にノーヒットノーランも達成した好投手です。先発投手として確実に計算もできます。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、ほとんどの球団が補強の規模を縮小しています」(球界関係者) チームメイトから「来季も一緒にやろう」の連絡も寄せられていたそうだ。自身を必要としてくれる球団で現役を続けるのは幸せなことであり、小川も東京ヤクルトの誠意を受け止めたのだろう。 >>ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露<< しかし、来季の先発ローテーション争いは波乱含みとなりそうだ。 「来季の目玉はプロ2年目を迎える奥川恭伸投手、今年のドラフト会議でも木澤尚文(慶應大)、山野太一(東北福祉大)と、即戦力投手を指名しました。新外国人投手のサイスニードも先発で使う予定です」(スポーツ紙記者) 来季の先発候補は他にもいる。レジェンド・石川雅規、高梨裕稔、サイスニード、吉田大喜、木澤、山野など。石川の年齢を考えると、シーズンを通して投げることはないだろう。そうなると、左の先発要員が新人の山野だけだ。来季6年目の左腕・高橋奎二も先発で調整させなければならない。「今季、高津臣吾監督は奥川を使いたくて使いたくて、ウズウズしていました。キャンプ、オープン戦で怪我がなければ、先発ローテーション入りさせ、将来のエースとして育てていくはず」(前出・球界関係者) 先発枠の6人は、高橋奎、山野の左投手と奥川優先で決められそうだ。 かといって、実績十分で働き盛りの年齢にある小川が「先発枠から外れる」ことにはならないが、こんな見方もできる。 「小川をエースとして扱っていくのは間違いありません。ということは、来季の開幕投手の最有力候補であるのと同時に、常に3連戦の初戦を託されるわけです。エース対決の投げ合いが続くことになります」(前出・同) ロースコアでの投げ合いが続く。味方打線も「対エース」となれば、得点能力はダウンする。小川は厳しい投手戦を続けていくことになり、勝ち星もなかなか増えないだろう。奥川など新人投手たちは精神的負担の少ない2戦目以降で投げさせていくはずだ。 「勝ち星だけを見たら、『奥川の方が上』なんてことも考えられます」(前出・同) 東京ヤクルトは誠意を示した。その誠意とは、もっとも過酷な登板機会に変わる。小川には4年7億円強が提示されたという。エースに相応しい年俸額である。厳しいエース対決に勝ち続けなければ、奥川との世代交代が加速するだけだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月24日 20時30分
ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露
元ダイエー(現ソフトバンク)で野球解説者の池田親興氏が23日に投稿したユーチューブ動画に、元阪神で野球解説者の若菜嘉晴氏がゲスト出演。元ヤクルト・長嶋一茂氏にまつわる現役時代の裏話を暴露した。 池田氏が10月23日に投稿した動画で初出演し、今回が24本目の登場となる若菜氏。本動画では自身が現役・コーチ時代に見て印象に残っている選手について複数選手の名を挙げながらトークを展開したが、その中の1人として名を挙げた一茂氏にわざと投球コースを教えても打てなかったというエピソードを披露した。 1987年ドラフトで1位指名を受けヤクルトに入団し、翌1988年からプロ野球選手としてのキャリアが始まった一茂氏。若菜氏は当時同じセ・リーグの大洋(現DeNA)で捕手としてプレーしていたが、プロ入り当時の一茂氏についてはかなりの飛距離を出す強打者という印象があったという。 動画内で具体的な時期は明かしていないが、ある日一茂氏が所属するヤクルトとの試合に向け試合前練習を行っていた若菜氏。すると、当時のヤクルト・関根潤三監督、安藤統男一軍作戦コーチがそろって自身のもとを訪れ「坊ちゃんに打たせてくれないか」と、一茂氏が打てるように捕手としてうまく取り計らってくれないかと言ってきたという。 敵軍首脳陣が一茂氏への“忖度”を直々に頼み込むという行動に驚いたという若菜氏。ただ、関根監督とは1983~84年にかけ大洋で共に戦った間柄ということもあり、「分かりました。彼(一茂氏)が俺に(打席で)挨拶したら何とかしましょう」と答えたという。 その後の試合で打席に入った一茂氏が挨拶する様子を観察し、「(首脳陣に)言われた(から挨拶をした)んじゃないだろう。ちゃんとした人間だな」と判断したという若菜氏。ヤクルト首脳陣の頼み通りに打席の一茂氏に投球コースを教えたが、結果は「教えようが教えまいが打てなかった」という。 「足は速い、肩は強い、パワーはある」と一茂氏は身体能力こそすごかったが、「一つ一つのモノは良くても使いこなせてない(印象だった)」という若菜氏。「この3つがハマったら相当なスーパースターになってたと思うよ」と才能をうまく発揮できなかったことを惜しんでいた。 若菜氏はこの他にも高校時代から別格の雰囲気を放っていたという打者や、現ロッテ監督・井口資仁をプロ入り当初から「モノが違う」と感じた理由について動画内で語っている。 >>元横浜・高木氏、長嶋一茂は「親父を超える素質があった」通算18本の“二世選手”が見せた驚きの素質とは<< 今回の動画を受け、ネット上には「首脳陣が一茂を打たせるために相手方に頼みにいくってとんでもない話だな」、「八百長まがいの行動してもらってそれでも打てないって逆にすごいな」、「プロ入り前は日米大学野球で4番も張ってたほどの強打者だったんだけどなあ」、「古田(敦也)とか落合(博満)も一茂の身体能力はすごかったって言ってるから素質自体はあったんだろう」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にヤクルト(1988-1992)、巨人(1993-1996)の2球団でプレーし、「384試合・.210・18本・82打点・161安打」と傑出した数字は残せなかった一茂氏。ただ、素質を考えれば球界トップクラスの選手になっていた可能性もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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